【SS】鞠莉「おぼろげなキスをして」【ラブライブ!サンシャイン!!】

SS


1: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:02:56.53 ID:5ireJ7Yb
千歌「むむ....この方程式はっと」

鞠莉「チャオ~!一人で勉強だなんて珍しいわね」ぎゅーっ

千歌「鞠莉ちゃん♪あのね、今日宿題が出たんだよ。しかもチカだけいつもの宿題の二倍出されちゃってさー...」

鞠莉「二倍って...はは~ん、さては授業中に居眠りしちゃったんでしょー♪」

千歌「だ、だって昨日のYouTubeで見たお笑い芸人がすっごく面白かったんだもん!」

鞠莉「だからといって夜ふかしはダメよ♪」

千歌「だよねー...」

2: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:03:37.42 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「宿題はいつも家でやってるの?」

千歌「まあね、でも家でやるとスマホいじってなかなか宿題が捗らないから今日は学校でやることにしたんだ」

鞠莉「ほうほう...で、学校でやる宿題の進み具合はどう?」

千歌「ダメかも...今日の宿題よく見たら習ってない問題ばっかりで白旗状態だよ」

鞠莉「ならマリーが宿題を一緒に見ててあげるわ!」

千歌「ホント!?」

鞠莉「うん!こうみえてマリーは勉強が得意なんだから!!」

千歌「わーい!!」

4: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:05:42.55 ID:5ireJ7Yb
千歌「で、早速ここなんだけどねー」

鞠莉「まずは数学ね♪」

千歌「....」

千歌「....」

千歌「うぅ...分かんない」

鞠莉「もう?んー、これは数字が違うだけでさっきと問題はおんなじよ?チカっちなら出来るわ」

千歌「そんなこと言われてもやり方忘れちゃったよぉ....」

5: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:06:35.81 ID:5ireJ7Yb
千歌「もう休憩しよ?ね?ね?頭が働かないよぉ...」

鞠莉「...困ったわね、んーじゃあこれが出来たらチカっちにご褒美あげちゃうわ♪」

千歌「ご褒美!?」

鞠莉「うん、だから頑張ってね♪」

千歌「よーしっ!気合入れていっちょがんばりますかー!!」

鞠莉(単純ね)

6: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:07:12.71 ID:5ireJ7Yb
千歌「できたー♪」

鞠莉「よく頑張ったねチカっち」ナデナデ

千歌「えへへ」

鞠莉「それじゃあご褒美あげるから目を瞑っててね」

千歌「はーい♪」

鞠莉「薄目で見ちゃダメだからねー」

千歌「見てないってばー」

7: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:08:02.14 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「それじゃあお口を開けてー♪」

千歌「あーん」

パクッ

千歌「んっ、チョコレート!!」

鞠莉「ふふっ、次から問題を答えるごとにチョコを一粒チカっちにあげるからその代わり頑張ってね♪」

千歌「うん!!チカ頑張る!うおぉぉぉ!!!」

鞠莉「うんうんその調子よ♪それじゃあマリーはそこで本読んでるから分からなかったら声掛けてね。チョコはそこに置いとくから」

千歌「オッケー!!」カリカリ

8: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:08:52.65 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「...ふぅ、花丸が薦めてくれた本すっごく面白かったわ!明日は別の本を借りてこよっと」

鞠莉「チカっち、宿題の進み具合はどう?」

千歌「....」

鞠莉「チカっち?」

千歌「...zzz」クークー

鞠莉「あら、寝ちゃったのね。...宿題はちゃんと終わらせたんだ。偉いわチカっち」ナデナデ

千歌「...えへへ」

9: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:09:56.18 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「寝てるのに笑ってる...ふふっ、チカっちは今どんな夢を見てるのかな」

千歌「...まり...ちゃん」

鞠莉「えっ///」ドキッ

千歌「...zzz」

鞠莉「なんで今...私の名前を呼んだの?」

鞠莉「そんなこと言われたら...私、チカっちを好きな気持ちが胸から溢れてきちゃうでしょう///」

10: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:11:26.45 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「ダメよマリー。私はチカっちへの想いを断ち切らなくちゃいけないの」

鞠莉「...だってチカっちが私を好きになるはずがないもん」

鞠莉「それにあの子は人気者だから...色んな人に好かれるから当然ライバルもたくさん居るでしよ?」

鞠莉「新参者の私がチカっちの一番になるなんてとてもじゃないけど無理だよ....」

11: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:11:59.74 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「でも.....」

鞠莉「誰も居ない教室...ふたりっきりのこの空間でなら」

鞠莉「私はあなたの一番になれるの」

鞠莉「すっごく勝手だけど...今だけはあなたの一番で居させてね?」

鞠莉「好きよ、チカっち」

チュッ♡

12: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:12:52.13 ID:5ireJ7Yb
千歌「ふわぁっ...あれ、寝ちゃってたんだ」

鞠莉「おはようチカっち」

千歌「うん...」

鞠莉「どうかした?」

千歌「う、うん...いや...その...さっき不思議な夢を見ちゃって」

鞠莉「どんな夢なの?マリーに教えてくれるかしら」

千歌「そ、それは....その////」

鞠莉「もしかして...マリーとちゅーする夢でも見た?」

千歌「えぇっ!?////」

13: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:13:48.70 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「なーんてね、冗談に決まってるでしょ♪だってマリーがチカっちにチューするはずないじゃない。チューは好きな人に対してするものなんだから、それは世界共通よ♪」

千歌「だ、だよね...あはは」

鞠莉「....」

14: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:14:40.61 ID:5ireJ7Yb
鞠莉「ねぇ、宿題はもう終わったんでしょ?なら今からスタバに行かない?最近新作が出てそれがとーっても美味しいの!!」

千歌「ホント!?絶対行くーーっ!!」

千歌「....」

千歌(やっぱり...あれは夢だったんだ。鞠莉ちゃん平然としてるし...それによく考えたら突然鞠莉ちゃんがチカにチューするなんておかしいもん)

千歌(それに鞠莉ちゃんがチカの事を好きになるはずがない。こんな普通な女の子を....好きになるなんて)

15: (地図に無い場所) 2018/11/27(火) 21:15:13.71 ID:5ireJ7Yb
千歌(....でも少しだけ...ちょっとは期待しちゃったんだ。あのチューがユメじゃなかったら良かったのに...なんて♡)

千歌「鞠莉ちゃん!早く行こっ!!」

ぎゅっ!

鞠莉(絶対に...この好きっていう気持ちだけは...私の中だけに留めて置かなくちゃ)

鞠莉「もうっ♪チカっちは強引なんだから♡」


おわり

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1543320176/

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