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1: (もんじゃ)@\(^o^)/ 2017/04/05(水) 01:49:08.61 ID:VO5fxuFP.net
千歌「なになに、どうしたの」
曜「いや、どうもしてないよ」
曜「ただね、人生って理不尽だなって」
千歌「どうもしてなかったらそんなこと言わないでしょ」
曜「どうしてそんなことが言えるの」
千歌「えっ」
曜「千歌ちゃんが知っている私はほんの一部でしょ」
曜「それなのにどうして、そんなことを、躊躇いもなく言えるの?私には疑問だよ」
曜「それにその意見は論点のズレだよ、私に何があったとか関係ない」
曜「人生は理不尽なんだよ、そのことに揺るぎはない」
曜「いや、どうもしてないよ」
曜「ただね、人生って理不尽だなって」
千歌「どうもしてなかったらそんなこと言わないでしょ」
曜「どうしてそんなことが言えるの」
千歌「えっ」
曜「千歌ちゃんが知っている私はほんの一部でしょ」
曜「それなのにどうして、そんなことを、躊躇いもなく言えるの?私には疑問だよ」
曜「それにその意見は論点のズレだよ、私に何があったとか関係ない」
曜「人生は理不尽なんだよ、そのことに揺るぎはない」
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2: (もんじゃ)@\(^o^)/ 2017/04/05(水) 01:49:52.76 ID:VO5fxuFP.net
千歌「なんでそんなこというの」
曜「だってどちらも本当のことでしょ」
千歌「もういい、曜ちゃんなんて知らない」
曜「行っちゃった」
曜「でもね千歌ちゃん、今の私の言葉だって理不尽だったでしょ」
曜「そういうことだよ、人生は理不尽ってわかったでしょ」
曜「いや、きっともっとずっと前からわかっていたはずだよ」
曜「でも誰しも、そんな些末なことは考えもしないんだ、生産性がないからね」
曜「だってどちらも本当のことでしょ」
千歌「もういい、曜ちゃんなんて知らない」
曜「行っちゃった」
曜「でもね千歌ちゃん、今の私の言葉だって理不尽だったでしょ」
曜「そういうことだよ、人生は理不尽ってわかったでしょ」
曜「いや、きっともっとずっと前からわかっていたはずだよ」
曜「でも誰しも、そんな些末なことは考えもしないんだ、生産性がないからね」
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3: (もんじゃ)@\(^o^)/ 2017/04/05(水) 01:50:41.73 ID:VO5fxuFP.net
曜「でも、こうして抗い難く、それでいて耐え難い理不尽にぶつかったとき、人は考えるんだよ」
曜「好きな人に、お前なんて知らない、と言われた私の様に」
曜「大切な友達に、お前は私の何を知っているんだ、と言われた千歌ちゃんの様に」
千歌「人生は理不尽だ、って?」
曜「そうだよ…ってええっ!?千歌ちゃん!?帰ったはずじゃ!?」
千歌「帰ってないよ。ドアを挟んで背中合わせだよ」
曜「今でもしっかり私を笑わせるつもりかな、千歌ちゃん」
千歌「それだけが生き甲斐なんだ、笑わせないと帰れないよ、曜ちゃん」
曜「千歌ちゃんには助けられてばっかりだよ。なんていうか、死にたいくらいにね」
千歌「そんなこと言わないで。曜ちゃんは大切な友達だから死んでほしくない」
曜「好きな人に、お前なんて知らない、と言われた私の様に」
曜「大切な友達に、お前は私の何を知っているんだ、と言われた千歌ちゃんの様に」
千歌「人生は理不尽だ、って?」
曜「そうだよ…ってええっ!?千歌ちゃん!?帰ったはずじゃ!?」
千歌「帰ってないよ。ドアを挟んで背中合わせだよ」
曜「今でもしっかり私を笑わせるつもりかな、千歌ちゃん」
千歌「それだけが生き甲斐なんだ、笑わせないと帰れないよ、曜ちゃん」
曜「千歌ちゃんには助けられてばっかりだよ。なんていうか、死にたいくらいにね」
千歌「そんなこと言わないで。曜ちゃんは大切な友達だから死んでほしくない」
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4: (もんじゃ)@\(^o^)/ 2017/04/05(水) 01:51:21.21 ID:VO5fxuFP.net
曜「私の独白聞いてたんだよね?そのセリフをこの状況で言える千歌ちゃんは凄いよ。まるで天使の姿をした死神のよう」
千歌「褒められると困るなぁ。でもこういうのはハッキリ言っておくべきだと思って」
曜「まあそうかもしれないね。期待を抱くことすら許されないほうが、私だって諦めがつくかもしれないし。人生のね」
千歌「そんなこと言わないで、曜ちゃん。私は曜ちゃんに死んでほしくてこんな返事をしたんじゃないよ。あとツッコんでほしいなぁ」
曜「申し訳ないけどとてもツッコむ気にはなれないよ。じゃあどう受け取ってほしかったの?まあ納得する答えなんて出せないだろうけど」
千歌「随分発言に棘があるね。帰ってくれって言ってるようだけど、そんなにボロボロ泣きながら言われたら余計に帰る気なくすよ」
曜「…ぇって」
千歌「ごめん、もう一度言ってもらえるかな」
曜「帰ってよ!!!」
千歌「褒められると困るなぁ。でもこういうのはハッキリ言っておくべきだと思って」
曜「まあそうかもしれないね。期待を抱くことすら許されないほうが、私だって諦めがつくかもしれないし。人生のね」
千歌「そんなこと言わないで、曜ちゃん。私は曜ちゃんに死んでほしくてこんな返事をしたんじゃないよ。あとツッコんでほしいなぁ」
曜「申し訳ないけどとてもツッコむ気にはなれないよ。じゃあどう受け取ってほしかったの?まあ納得する答えなんて出せないだろうけど」
千歌「随分発言に棘があるね。帰ってくれって言ってるようだけど、そんなにボロボロ泣きながら言われたら余計に帰る気なくすよ」
曜「…ぇって」
千歌「ごめん、もう一度言ってもらえるかな」
曜「帰ってよ!!!」
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5: (もんじゃ)@\(^o^)/ 2017/04/05(水) 01:52:03.15 ID:VO5fxuFP.net
千歌「曜ちゃん、私が曜ちゃんを恋愛的に好きじゃなかったからといって、今までの関係が壊れるなんてことはないよ」
曜「それがどんなに辛いことかなんでわからないの!?無理に決まってるじゃん!!!絶交か付き合うかしかありえないよ!!!」
千歌「0か100かだね、曜ちゃんはいつも。その上大概100だし、すごく尊敬できる友達だよ、曜ちゃんは」
曜「…」
千歌「そんな目をしないでよ。ごめんね、これ以上長引かせると曜ちゃんほんとに自〇しかねなさそうだから言うけど、実のところ、からかってただけなんだ」
千歌「私も好きだよ、曜ちゃん」
曜「ごめん千歌ちゃん、今日何日?」
千歌「ん?4/1だね。エイプリルフール」
曜「そうなの。つまり?」
曜「それがどんなに辛いことかなんでわからないの!?無理に決まってるじゃん!!!絶交か付き合うかしかありえないよ!!!」
千歌「0か100かだね、曜ちゃんはいつも。その上大概100だし、すごく尊敬できる友達だよ、曜ちゃんは」
曜「…」
千歌「そんな目をしないでよ。ごめんね、これ以上長引かせると曜ちゃんほんとに自〇しかねなさそうだから言うけど、実のところ、からかってただけなんだ」
千歌「私も好きだよ、曜ちゃん」
曜「ごめん千歌ちゃん、今日何日?」
千歌「ん?4/1だね。エイプリルフール」
曜「そうなの。つまり?」
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6: (もんじゃ)@\(^o^)/ 2017/04/05(水) 01:52:43.79 ID:VO5fxuFP.net
千歌「全部嘘?やられたなぁ。私の気持ちは本当なのに」
曜「え///」
千歌「なんてね。私もさっきのは嘘だよ。でも曜ちゃんのより優しい嘘でしょ?」
曜「そうだね。私の発言が嘘ならそうかもね。でも、私は千歌ちゃんへの好きが嘘だなんて一言も言ってないよ」
千歌「そっか。でもそれを言うなら私もだよ。なんたって私の付いた嘘は」
曜「今日の日付、でしょ?」
千歌「うん。何やってるんだろうね、私達。付き合って10年目なのに」
曜「ね。でも楽しかったよ、これからもよろしくね、千歌ちゃん」
千歌「こちらこそ。大好きだよ曜ちゃん」
曜「私も。千歌ちゃん」
おわり
曜「え///」
千歌「なんてね。私もさっきのは嘘だよ。でも曜ちゃんのより優しい嘘でしょ?」
曜「そうだね。私の発言が嘘ならそうかもね。でも、私は千歌ちゃんへの好きが嘘だなんて一言も言ってないよ」
千歌「そっか。でもそれを言うなら私もだよ。なんたって私の付いた嘘は」
曜「今日の日付、でしょ?」
千歌「うん。何やってるんだろうね、私達。付き合って10年目なのに」
曜「ね。でも楽しかったよ、これからもよろしくね、千歌ちゃん」
千歌「こちらこそ。大好きだよ曜ちゃん」
曜「私も。千歌ちゃん」
おわり
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1491324548/