【SS】しずく「この扉を開けたら私たちもハンターとして…」かすみ「いよいよだね」【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


4: 2021/04/18(日) 18:58:26.13 ID:SG3/v9PX
代行ありがとうございます

5: 2021/04/18(日) 18:59:19.25 ID:SG3/v9PX
しずく(ついにこの日が来ました…)

しずく(目の前にはハンターズギルドの建物)

しずく(今日から私はここでかすみさんと一緒に…)

しずく「ふぅ…」

かすみ「なに、緊張してるの?」

しずく「あたりまえでしょ?ここからが私たちの新しい一歩なんだから」

しずく「かすみさんこそ緊張しないの?」

かすみ「ようやくハンターになれたんだよ?もうわくわくじゃん」

しずく「かすみさんはすごいね」

かすみ「しず子は考えすぎなんだよ」

しずく「よし。入ろう…」

かすみ「あっ、かすみんが先!」

ガチャ

6: 2021/04/18(日) 19:00:07.42 ID:SG3/v9PX
かすみ「ここがギルド…」

しずく「えっと、まずは…」

歩夢「こんにちは。あなたたちが今日から入る新人ハンターの…」

歩夢「しずくちゃんとかすみちゃんだよね?」

しずく「は、はい!」

かすみ「そうです!」

歩夢「私はここで受付をしている歩夢です」

7: 2021/04/18(日) 19:01:46.45 ID:SG3/v9PX
歩夢「ハンターの仕事の流れは聞いてるよね?」

しずく「はい。クエストを受け、モンスターを倒すことで報酬を手に入れる」

かすみ「そして結果を出してどんどんレベルの高いクエストを受けてレベルアップ」

歩夢「うん、細かく言うとモンスターを倒すだけがクエストじゃないけど、大丈夫そうだね」

歩夢「クエストはあそこのボードに貼ってあるよ」

歩夢「あなたたちのレベルで今受けられるのは、左の端っこの方だね」

歩夢「やりたいクエストがあったら私に言ってね」

しずく「はい、よろしくお願いします」

9: 2021/04/18(日) 19:03:30.30 ID:SG3/v9PX
かすみ「わぁ…たくさんあるね」

しずく「私たちができそうなのは…この辺りって言ってたよね」

しずく「どれにしよう…」

かすみ「どんな敵でもかすみんの躁チュウ棍とかすみん2号で退治しちゃうから!」

しずく「私だってこの弓で射抜いてくもん!」

かすみ「私たちならどんな敵でも倒せるよね。きっと」

しずく「まあ、今はまだ手ごわいのは無理だろうけど…」

かすみ「最初はあんまり強くないのしかないよね」

しずく「あ、このカスカスルとかどうかな」

かすみ「えー…こっちのレドロップの方がよくない?」

10: 2021/04/18(日) 19:05:10.60 ID:SG3/v9PX
璃奈「しずくちゃん、かすみちゃん。久しぶり」

しずく「璃奈さん!」

かすみ「りな子じゃん。元気してた?」

璃奈「うん」

璃奈「2人ともハンター就任おめでとう」

しずく「ありがとう」

しずく「璃奈さんはもうここで働いてるんだよね」

かすみ「りな子は私たちのギルドの先輩だもんね」

かすみ「一緒に養成所に入ったのに先に卒業しちゃうんだもん」

璃奈「私の仕事はハンターの補佐。戦闘訓練が必要ないから早く卒業できただけ」

璃奈「これからは2人のこともサポートしていくつもりだから」

しずく「うん、よろしくね」

13: 2021/04/18(日) 19:09:11.22 ID:SG3/v9PX
璃奈「それで最初のクエストだよね?」

しずく「うん、今のところカスカスルとレドロップが候補なんだけど」

かすみ「どっちがいいと思う?」

璃奈「…正直どっちもおすすめできない」

かすみ「どうして?」

璃奈「最初は採取とかで慣れるのが基本」

かすみ「ちゃんと養成所で鍛えてきたもん!」

璃奈「対小型モンスターだけでしょ?」

かすみ「そうだけど…」

14: 2021/04/18(日) 19:11:47.64 ID:SG3/v9PX
璃奈「小型モンスターと大型モンスターじゃ強さが桁違い」

しずく「そんなに?」

璃奈「いきなり大型モンスターに行くなら、誰か経験者と組んだ方が安全」

しずく「と言われても私たちハンターになったばかりだし…」

しずく「そんな知り合いなんて…」

璃奈「大丈夫。話はつけておいてあるから」

かすみ「え、はやっ」

しずく「さすが璃奈さん」

15: 2021/04/18(日) 19:14:48.47 ID:SG3/v9PX
愛「ちーっす、りなりー」

愛「その子が例の新人ちゃん?」

璃奈「うん。しずくちゃんとかすみちゃん」

かすみ「すごい装備…」

愛「りなりーから話聞いてる?」

しずく「はい、一緒にクエストに行っていただけると」

愛「まあ、アタシたちもそんな熟練ってわけじゃないんだけどね」

愛「アタシは愛!よろしく!」

愛「そんでこっちにいるのがカリン」

果林「よろしくね♪」

しずく「よろしくお願いします」

16: 2021/04/18(日) 19:18:41.28 ID:SG3/v9PX
愛「それでどのクエスト行こうとしてるの?」

しずく「今の候補はこの2つですけど…」

愛「ふーん…カリン」

果林「2-2で分かれる?」

愛「同じ意見だね」

果林「今の段階で4人でまとまってもお互いに邪魔になりかねないしね」

かすみ「あの…?」

愛「あ、ごめんね。勝手に話し進めちゃって」

愛「そんな難しくない奴だし、二手に分かれて行こうかなって」

果林「それともどうしてもあなたたち2人一緒がいいとかある?」

かすみ「あ、いえ。そんなことは」

17: 2021/04/18(日) 19:21:37.31 ID:SG3/v9PX
愛「カリンはどっちがいい?」

果林「そうねぇ…しずくちゃんの方にしようかしら」

愛「んじゃあたしはこっちの…」

愛「かすみ…かす…かすかす?」

かすみ「やめてください。そんなモンスターみたいな呼び方」

かすみ「私にはかすみんってかわいいあだ名があるんですから!」

愛「ごめんごめん。かすみんね」

果林「しずくちゃんもそれでいいかしら?」

しずく「あ、はい…」

18: 2021/04/18(日) 19:25:00.63 ID:SG3/v9PX
果林「あら、私たちだけで話し進めすぎちゃった?」

璃奈「結構強引」

璃奈「かすみちゃんたちも困惑してる」

しずく「いえ、大丈夫です」

愛「ごめんねー」

愛「アタシたちも後輩が出来てちょっとテンションがね」

愛「こう、ハイになっちゃってさぁ」

璃奈「…」

しずく「…」

かすみ「…」

愛「あ、今のは後輩とこう、ハイをかけて…」

果林「説明しなくていいから」

19: 2021/04/18(日) 19:28:24.37 ID:SG3/v9PX
愛「…話を戻して」

愛「かすみんはどっちクエストに行きたいの?」

かすみ「レドロップの方です」

愛「なるほどね」

果林「じゃあ私たちはカスカスル?」

しずく「はい。私はそっちに行きたいです」

璃奈「決まったね」

璃奈「じゃあ歩夢さんに言ってくる」

20: 2021/04/18(日) 19:31:59.79 ID:SG3/v9PX
歩夢「はい、クエスト承認しましたよ」

かすみ「よし、行きましょう愛先輩!」

かすみ「しず子たちより先にクリアしちゃいましょう」

愛「まあ待ちなって」

愛「狩りはスピードを競うものじゃないんだから」

果林「そうね。無事に帰ってくるのが最優先」

しずく「そうだよかすみさん」

かすみ「う…」

愛「というわけでご飯食べよ」

かすみ「ごはん?」

22: 2021/04/18(日) 19:34:47.33 ID:SG3/v9PX
彼方「いらっしゃ~い♪」

彼方「今日は何にする?」

果林「体力がつくようなのをお願いしたいわね」

彼方「はーい、彼方ちゃんにおまかせ~」

かすみ「なんですか、ここ?」

愛「ギルド自慢の食堂だよ」

果林「一度クエストに出れば味気ない携帯食料とかだからね」

果林「クエストに行く前にここで食べていくのが習慣なの」

愛「すっごくおいしいんだよー!」

かすみ「そうなんですか?」

しずく「それは楽しみです♪」

23: 2021/04/18(日) 19:37:21.12 ID:SG3/v9PX
彼方「へい、お待ち~!」

かすみ「おいしい!」

しずく「なにこれ、今まで食べたことない!」

果林「彼方の料理はすごいでしょ?」

愛「狩りに行く前に食べればパワーがつくってもんさ」

彼方「もう、褒めても食事しか出せないよ~」

24: 2021/04/18(日) 19:40:34.18 ID:SG3/v9PX
かすみ「ところでずっと気になってたんですけど…

愛「なに?」

かすみ「2人の装備…そんなおなかとかふとももとか出して大丈夫なんですか?」

愛「んー…まあ攻撃受けなきゃいいだけだしね」

果林「ちゃんと急所は守ってるし。重い物つけて動きを鈍くするより、動きやすい恰好をした方がいいと思ってるのよ、私たちは」

しずく「果林さんの武器はヘビィボウガン…ですよね?」

果林「そうよ」

しずく「それなら回避に特化するのはわかるんですが…」

しずく「ランスの愛さんは防御力が重要なんじゃないでしょうか?」

愛「アタシも最初はそう思ってたんだけどねー」

愛「重装備すると逆に効率悪くてさ」

愛「避けられる攻撃は避けるし、じゃなきゃ盾で受け流す」

愛「そう考えるようになってからアタシのレベルも上がったような気がするんだよ」

しずく「そうなんですか…」

25: 2021/04/18(日) 19:43:15.89 ID:SG3/v9PX
果林「さて、食事も済んだし行きましょうか」

かすみ「いよいよです!」

璃奈「あ、かすみちゃん、しずくちゃん待って」

かすみ「なに?」

璃奈「これ持ってって」

しずく「これは?」

璃奈「通信機」

璃奈「大型モンスターの場所とかこっちである程度把握できるから」

璃奈「何かあったら連絡して」

26: 2021/04/18(日) 19:45:42.18 ID:SG3/v9PX
───

愛「見える?」

かすみ「はい」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ

愛「あの青いのがレドロップ」

かすみ「養成所で習いました」

愛「あんまり大きくないけど、見た目以上にパワーはあるからね」

愛「攻撃食らわないように注意だよ」

かすみ「はい」

愛「まだ気づかれてないようだから不意打ちしよう」

愛「愛さんがつっこむから後に続いてね」

かすみ「は、はい…」

27: 2021/04/18(日) 19:48:26.81 ID:SG3/v9PX
愛「どりゃぁー!」タタタッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ !

愛「はっ」ザッ

jΣミイ˶º ᴗº˶リ ビクッ

かすみ「い、いくよかすみん2号」

かすみ「やぁぁっ!」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ ジロ

かすみ「ひっ」

かすみ(大きい…)

かすみ(立ち上がるとこんなにでかいんだ…)

かすみ(からだが…動かない…!)

かすみ(なんで…!)

28: 2021/04/18(日) 19:50:23.92 ID:SG3/v9PX
jΣミイ˶º ᴗº˶リ ドドド

かすみ(こっちに来る!)

愛「かすみん避けて!」

かすみ「あわわ…避けるってどっちに!?」

かすみ「えーいっ」コロン

かすみ(何とかよけられた…)

かすみ(これが、大型モンスター…)

かすみ「怖い…」

29: 2021/04/18(日) 19:52:52.81 ID:SG3/v9PX
愛「ほらほらこっちだよ、かかってきなー」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ クル

かすみ(レドロップは愛先輩の方に…)

かすみ(愛先輩すごい…)

かすみ(小さいステップで相手の攻撃をかわしながら、しっかり反撃してる…)

かすみ(それなのに私は…)

かすみ(なんで…なんで動かないの…)

かすみ「あ、かすみん2号…」

かすみ「エキス持ってきてくれたんだ」

かすみ「すごいよ。そんな小さな体で立ち向かってるんだもんね」

かすみ(そうだよ…)

かすみ(かすみん2号にできることがかすみんにできないわけないよ)

かすみ「いけるっ」

30: 2021/04/18(日) 19:55:31.86 ID:SG3/v9PX
jΣミイ˶º ᴗº˶リ キッ

かすみ「うっ…」

愛「かすみん、相手の動きをよく見て」

愛「まずは攻撃を交わすことかから」

かすみ「はいっ」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ ブン

かすみ(ひっかき攻撃!)

かすみ(かすみん2号のエキスのおかげで体が軽い)

かすみ(見える。かわせる!)

32: 2021/04/18(日) 19:58:04.17 ID:SG3/v9PX
愛「いいね、ちゃんと動けてるよ」

愛「しっかり見てれば必ずどっかに隙があるから、そこを叩く!」

かすみ(すき…)

jΣミイ˶º ᴗº˶リ スカッ

かすみ(ひっかき攻撃をかわして、横に回り込めた!)

かすみ(ここだっ)

かすみ「はぁっ」ザクッ

33: 2021/04/18(日) 20:02:29.48 ID:SG3/v9PX
jΣミイ˶º ᴗº˶リ ヨロヨロ

かすみ(効いた!)

かすみ(このままもう一撃)ザン

jΣミイ˶º ᴗº˶リ ピョン

かすみ(距離を取られたらまた隙を見つけ…)

jΣミイ˶º ᴗº˶リ ピキー!

かすみ「え、なんですか今の鳴き声!?」

愛「あー…これは…」

かすみ「何ですか?」

jΣミイ˶º ᴗº˶リ ダダダッ

かすみ「あ、逃げたっ」

かすみ「愛先輩、追いますよね?」

愛「うん」

34: 2021/04/18(日) 20:06:39.89 ID:SG3/v9PX
───

しずく「カスカスル見つけました」

从cι˘σ ᴗ σ˘* フリフリ

果林「羽を広げてのんきに踊ってるわね」

从cι˘σ ᴗ σ˘* ルンルン

果林「ここからなら曲射で届くかしらね?」

しずく「曲射…ですか」

果林「そう。私が撃ってもいいんだけど、まあしずくちゃんの練習もあるしね」

しずく「私…苦手なんですよね」

果林「曲射が?」

しずく「はい…なかなかうまく当てられなくて」

果林「まあ、とりあえずやってみなさい」

果林「失敗しても私がカバーするから」

36: 2021/04/18(日) 20:08:58.08 ID:SG3/v9PX
しずく(狙いを定めて…)

しずく「てやっ」シュッ

ストン

从cι˘σ ᴗ σ˘* ?

果林「ちょっと手前に落ちたわね」

しずく「うぅ…すみません…」

从cι˘σ ᴗ σ˘* !

果林「こちらの場所を気づかれたみたいだけど、まあいいわ」

果林「両サイドにから攻めましょう」

しずく「はいっ」

37: 2021/04/18(日) 20:11:19.27 ID:SG3/v9PX
从cι˘σ ᴗ σ˘* ダダダッ

しずく(私の方に向かってきた!)

しずく(落ち着いて、敵の突進をかわして…)ヒラリ

从cι˘σ ᴗ σ˘* ズサァ

しずく(隙だらけのところに)

しずく(しっかり溜めて)

从cι˘σ ᴗ σ˘* クル

しずく(う、撃つ)シュ

38: 2021/04/18(日) 20:14:32.87 ID:SG3/v9PX
しずく(…っ)

从cι˘σ ᴗ σ˘*

しずく(もう一発…!)シュ

从cι˘σ ᴗ σ˘* バサッ

果林「しずくちゃん、もっと溜めて撃たないと!」

しずく「はいっ」

しずく(わかってる…)

しずく(弓はしっかり溜めて撃つことが重要なのは)

しずく(でも敵が近づいてきたら撃って逃げなきゃと思うと…)

从cι˘σ ᴗ σ˘* ピョン

しずく「うっ…」シュ

39: 2021/04/18(日) 20:16:33.35 ID:SG3/v9PX
しずく(私の攻撃があまり効いていない…)

しずく(果林さんはカスカスルの隙を見逃さず、的確に撃ってて…)

しずく(そして接近されたら長い手足を活かして華麗に回避)

しずく(私は手数も火力も足りない…)

しずく(これが経験の差…?)

しずく(…)

しずく(ううん。落ち込んでちゃだめだよね)

しずく(さいしょからできるなんてうぬぼれだ)

しずく(私が果林さんよりダメなのは当然のこと)

しずく(せっかくガンナーのお手本がいるんだから、少しでも参考にしないと)

41: 2021/04/18(日) 20:18:52.56 ID:SG3/v9PX
しずく(そうか)

しずく(果林さんがあれだけ撃ててるのは)

しずく(攻撃を見極めて動きを最小限にしてるんだ)

しずく(そうすると…)

しずく(思い出して…カスカスルはこれまでどんな攻撃をしてきたか)

从cι˘σ ᴗ σ˘* ダッダッ

しずく(この動きは!)

しずく(こう躱してっ)

しずく「はっ」シュパ

从cι˘σ ᴗ σ˘* !

果林「クリーンヒットね」

しずく「はい」

42: 2021/04/18(日) 20:21:51.17 ID:SG3/v9PX
しずく(攻撃が読めればしっかり当てられるようになってきた)

しずく(だいぶダメージを重ねられたはず)

ピキー

从cι˘σ ᴗ σ˘* !

果林「今の声は!」

しずく「え?」

从cι˘σ ᴗ σ˘* バサッ

しずく「飛んだ!?」

果林「これは…とりあえず追いましょう」

43: 2021/04/18(日) 20:24:32.43 ID:SG3/v9PX
───

かすみ「どこまで逃げるんでしょうか」

愛「レドロップは他のモンスターの鳴きまねをして呼び寄せることがあるからね」

愛「多分さっきの声は鳥竜系なんだけど」

かすみ「鳥竜っていうとカスカスルとかですか?」

愛「そうそう」

かすみ「そういえば、しず子たちのクエストの場所って…」

愛「うん。だからまずいかも」

45: 2021/04/18(日) 20:27:22.46 ID:SG3/v9PX
愛「もしもし、りなりー」

愛「カリンたちの方もこの近くだったよね?」

璃奈『うん』

璃奈『愛さんの聞きたいことはわかってる』

璃奈『レドロップと同時にカスカスルも動き出した』

愛「話が早いね。さんきゅ」

愛「これは合流されたら面倒だね…」

かすみ「合流…って2体一緒になるってことですか!?」

愛「そうそう。さすがに2体相手はね…」

愛「だいぶダメージ追わせてるはずだし、その前にカタをつけたいんだけど…」

47: 2021/04/18(日) 20:33:18.45 ID:SG3/v9PX
───

从cι˘σ ᴗ σ˘* ヒュー

しずく「やっと降りてきます」

しずく「!」

しずく「向こうにもう1体モンスター!?」

果林「レドロップ…多分愛たちのターゲットね」

しずく「どうします?」

果林「んー…」

果林「まあ後ろから愛たちも追ってきてるから何とかなりそうね」

48: 2021/04/18(日) 20:38:39.88 ID:SG3/v9PX
果林「それより、着地の時は一番無防備だから」

果林「狙い撃って早く終わらせるわよ」

果林「それが多分最善策だから」

从cι˘σ ᴗ σ˘* ファサッ

果林「行くわよっ」パンパンッ

しずく「はいっ」シュッ

从cι˘σ ᴗ σ˘* !?

从cι˘× ᴗ ע* ドサッ

49: 2021/04/18(日) 20:42:10.53 ID:SG3/v9PX
かすみ「もう1体落ちてきた!?」

愛「おー、カリンとしずくがやってくれたみたいだね」

かすみ「ほんとだ。しず子いる」

かすみ「ぐぬぬ…先越されたか」

愛「んじゃ、アタシたちもあと少しやっちゃいますか」

かすみ「はい!」

50: 2021/04/18(日) 20:45:32.38 ID:SG3/v9PX
───

jΣミイ˶× ᴗ×˶リ

从cι˘× ᴗ ע*

かすみ「たお、した?」

しずく「これで…終わり、ですよね?」

愛「うん、クエスト完了だね」

果林「2人ともお疲れ様」

かすみ「やったぁ!」

しずく「やったぁ♪」

51: 2021/04/18(日) 20:48:53.19 ID:SG3/v9PX
果林「どうだったかしら、最初のクエストは」

かすみ「正直…大型モンスターをなめてました」

かすみ「練習したのと全然違う」

かすみ「しず子と2人だったら勝てなかったかもしれません…」

しずく「私も…実戦でいろいろ分からされました」

しずく「ありがとうございました」

愛「そんなお礼なんていいって」

果林「そうよ。私たちだって自分の仕事のついでになんだから」

52: 2021/04/18(日) 20:52:09.13 ID:SG3/v9PX
果林「で、ちょっと相談なんだけど」

果林「あなたたちがよければ、しばらく一緒に組んでみない?」

かすみ「いいんですか?」

しずく「でも、私たちに合わせてたら物足りないんじゃ…」

果林「自分たちのためにもなるのよ」

愛「そうそう。経験浅い子と組んだ時にどうフォローしてくかも学んでいきたいし」

しずく「ではお言葉に甘えさせていただきます」

しずく「まだまだ未熟ですが」

かすみ「これからもよろしくお願いします!」

53: 2021/04/18(日) 20:56:36.29 ID:SG3/v9PX
レドロップ
jΣミイ˶º ᴗº˶リ
熊のような体をしたモンスター。ピンチになると他のモンスターの鳴き声を真似て呼び寄せる。人目のないところでは一匹芝居をしていたという目撃情報もある。
参考:アオアシラ(+クルペッコ)

カスカスル
从cι˘σ ᴗ σ˘*
カラフルな体毛を持つ鳥竜。自分磨きのため、毛づくろいやダンスの練習をよくしている。水面に映る自分の姿に見とれていることも。
参考:クルペッコ

60: 2021/04/18(日) 22:24:43.87 ID:SG3/v9PX
愛「お、せっつーじゃん」

せつ菜「愛さん…お久しぶりです」

せつ菜「では歩夢さん、このクエストをお願いします」

歩夢「もう行くの?」

せつ菜「準備はできました」

愛「たまにはゆっくりごはんでもどう?」

せつ菜「すみません、急いでいるので」

歩夢「でもそれじゃあいつか…」

せつ菜「大丈夫です」

61: 2021/04/18(日) 22:26:44.83 ID:SG3/v9PX
せつ菜「そちらは?新人の方ですか?」

果林「そうよ。しずくちゃんとかすみちゃん」

かすみ「せっつーってまさか…」

かすみ「あのせつ菜先輩ですか!?」

せつ菜「あの、というのがどのことかはわかりませんが…私がせつ菜です」

しずく「わぁ…最強と噂されるせつ菜さんに会えるなんて…」

せつ菜「いえ…私なんかが最強なんて呼ばれる資格はないです」

かすみ「あ、少し話聞かせてもらっていいですか?」

せつ菜「すみません。クエストに出発するので失礼します」

しずく「行っちゃった…」

62: 2021/04/18(日) 22:28:53.75 ID:SG3/v9PX
かすみ「かっこいいですよね、せつ菜先輩」

しずく「強力なモンスターに1人で立ち向かい、倒していく…」

かすみ「クールな姿に町中にファンがたくさんですよ」

しずく「私も憧れています♪」

歩夢「それは…どうかな」

しずく「どういうことですか?」

果林「今のせつ菜は…効率を求めすぎてるから」

かすみ「たくさんクエストをクリアしてお金を稼ごうとしてるんですか?」

果林「せつ菜はそういうタイプじゃないわ」

63: 2021/04/18(日) 22:31:03.42 ID:SG3/v9PX
璃奈「私のせい…」

歩夢「だから璃奈ちゃんのせいじゃないって」

しずく「璃奈さんが何か関係あるんですか?」

愛「りなりーが表情うまく出せないのは知ってるよね?」

しずく「はい、前にモンスターに襲われたときの恐怖で、と以前璃奈さんから聞きました」

果林「その時護衛してたのがせつ菜なの」

果林「璃奈ちゃんを守れなかったことにせつ菜が責任感じちゃってね」

64: 2021/04/18(日) 22:33:18.41 ID:SG3/v9PX
璃奈「違う…」

璃奈「むしろせつ菜さんが守ってくれたおかげで私は助かった」

璃奈「すごく感謝してる…のに」

璃奈「私がちゃんと表情を出せてれば…」

かすみ「でもそれ、ただ運が悪かっただけの事故でしょ?」

歩夢「私も璃奈ちゃんも何度もそう言ってるんだけど…」

果林「せつ菜的にはそうじゃないみたいで」

愛「誰かを守れるくらいに強くなるまではってガンガン働いてるんだよね」

歩夢「それで難しいクエストをどんどん受注していって…」

歩夢「せつ菜ちゃんの力ならクリアできちゃうから、断るわけにもいかないし」

65: 2021/04/18(日) 22:36:14.26 ID:SG3/v9PX
愛「まあ、というわけでせっつーはひたすら最速でクリアを目指すようになっちゃったんだよ」

果林「素早く終わらせること自体は悪いことじゃないけど」

果林「そのためにリスクも負ってるみたいだしね」

愛「それに話題になってるクールな姿もせっつー本来の性格じゃないし」

かすみ「そうなんですか?」

璃奈「もともとせつ菜さんは割と顔に出る人だった」

愛「結構元気でうるさいよね」

果林「愛は人のこと言えるの?」

愛「ア、アタシはちゃんとTPOはわきまえてるから」

歩夢「元のせつ菜ちゃんの笑顔を取り戻してほしいと思ってるんだけどね」

果林「そのためには私たちもせつ菜みたいに強くならないとね」

しずく「私たちも…強く…」

66: 2021/04/18(日) 22:39:00.98 ID:SG3/v9PX
愛「で、次のクエストだけど」

しずく「はい」

愛「そろそろしずくとかすみん2人でも大丈夫だと思うんだ」

かすみ「え!?」

果林「もともと2人でやってくつもりだったんでしょう?」

果林「私たちと組み合わせを変えながら何回か狩りに行って、対大型モンスターの基本はわかったと思うから」

果林「もう問題なく立ち向かえると思うわ」

67: 2021/04/18(日) 22:42:08.63 ID:SG3/v9PX
かすみ「かすみんたちも初心者卒業ってとこですね?」

愛「そうそう、そんなとこ」

しずく「そう、ですか…」

果林「まだ不安かしら?」

しずく「いえ、そんなことは」

愛「愛さんはちょっとさびしいけどねー」

果林「まあ、これでお別れってわけじゃないわ」

果林「一緒のギルドにいるんだし、しょっちゅう顔合わせるでしょう」

愛「これからはアタシたちの方が協力を頼むこともあるかもしれないしね」

愛「うん。という訳でアタシたちは行ってくるから」

果林「頑張ってね♪」

68: 2021/04/18(日) 22:46:32.60 ID:SG3/v9PX
しずく「もう私たち2人で大丈夫…か」

しずく「スタートに戻ってきた感じだね」

かすみ「ん~!ようやくしず子と狩りに行けるよ!」

しずく「そうだね。最初はその予定でいたんだもん」

かすみ「ふふん、かすみんの強さに驚かないでよね?」

しずく「かすみさんこそ今の私についてこれるかな?」

かすみ「当然だよ!」

69: 2021/04/18(日) 22:48:06.91 ID:SG3/v9PX
璃奈「そんな2人におすすめのクエストがある」

かすみ「なになに?」

璃奈「これ」

しずく「クラガボード?」

かすみ「ってあのハサミ持ってるやつだよね?」

璃奈「そう。」

璃奈「両手のハサミと背中のボードは硬いから、狙うなら足か胴体」

かすみ「りな子のオススメなら問題ないね」

しずく「うん、これにしよう」

70: 2021/04/18(日) 22:50:52.75 ID:SG3/v9PX
───

从[˶˃ᴗ˂˵]从

かすみ「クラガボード発見!」

しずく「ちょうど背中向けてるね」

かすみ「こっち見られてる感じするんだけど」

しずく「ほんと顔みたいだよね、あのボード」

かすみ「知ってる?あれ、たまに表情変わるらしいよ」

しずく「そうなの!?」

かすみ「ま、噂だけどね」

かすみ「とりあえず、気づかれる前に一気に攻めちゃおうよ」

71: 2021/04/18(日) 22:55:25.98 ID:SG3/v9PX
かすみ(躁チュウ棍の特徴。ジャンプによる高さをいかした攻撃)

かすみ(上から、あのボードを、一気に叩く!)

ガキン

かすみ「かった~…」

しずく「正直に後ろから攻撃するからでしょ」

しずく「ハサミとボードは硬いって言ってたじゃん」

かすみ「勢いつけたらいけると思ったのにー…」

从[˶˃ᴗ˂˵]从 クルン

しずく「くるよ!」

72: 2021/04/18(日) 22:59:12.36 ID:SG3/v9PX
───

しずく「ボードとハサミに阻まれてなかなか攻撃が届かない…!」

しずく「どうすれば…」

かすみ「しず子、ちょっとあれ引き付けといて!」

しずく「何するの?」

かすみ(狙いを定めて…)

かすみ「こうする…っの」ピョーン

かすみ(乗れたっ)

从[˶˃ᴗ˂˵]从 ブンブン

かすみ「わわわっ」

しずく「かすみさん!」

かすみ(落ちるもんか)

かすみ(このまま攻撃して…!)

73: 2021/04/18(日) 23:02:25.14 ID:SG3/v9PX
从[˶˃ᴗ˂˵]从 コロン

かすみ「よし、転んだ!」

しずく「チャンスだね」

しずく(体とボードのつなぎ目…今なら狙える)ヒュン

バリン

从[˶˃ᴗ˂˵]从 !?

かすみ「ボードが外れた!?」

しずく「やった、狙い通り!」

从[˶˃ᴗ˂˵]从 ザザザ

かすみ「逃がさない!」

かすみ「しず子、一気に決めるよ!」

しずく「うん!」

74: 2021/04/18(日) 23:05:59.98 ID:SG3/v9PX
───

从[˶×ᴗ×˵]从

かすみ「やったぁ!」

しずく「私たちだけで狩猟成功だね」

かすみ「かすみんがクラガボードを転ばせたおかげだね♪」

しずく「そうだね」

かすみ「えっ?」

しずく「あそこでかすみさんがうまくやってくれなかったらもっと時間がかかってたと思う」

かすみ「やけに素直だね?」

かすみ「私がボードを外して攻撃を通りやすくしたおかげとか言うかと思ったのに」

しずく「私はかすみさんと違って、褒めるところは褒めるよ?」

かすみ「いやいや、かすみんだってちゃんと褒められるから」

かすみ「しず子のおかげでスムーズに討伐ができたし」

しずく「ふふ、ありがとう」

75: 2021/04/18(日) 23:08:25.28 ID:SG3/v9PX
クラガボード
从[˶˃ᴗ˂˵]从
背中に顔のようなボードを背負った蟹のようなモンスター。前後にも歩くことはできる。
ボードは時々表情が変わるという噂。
参考:ダイミョウザザミ

79: 2021/04/19(月) 19:37:18.52 ID:5WG7locW
ノレcイ´=ω=) スヤァ

かすみ「スヤピライみっけ」

しずく「眠ってるところを見つけられてよかったね」

かすみ「いっくよー」

ノレcイ´=ω=) パチッ

ノレcイ´=ω=) プシュー

しずく(ブレス!?)

かすみ「あれ…なんか、ねむく…」

しずく「かすみさん!?」

かすみ「zzz…」

ノレcイ´=ω=) バサッ

しずく「あ…」

80: 2021/04/19(月) 19:39:10.36 ID:5WG7locW
かすみ「あれ、私…」

しずく「まったく…敵の前で寝るなんて」

かすみ「しょ、しょうがないでしょ!」

かすみ「あのブレス食らっちゃったんだから」

かすみ「それよりスヤピライは?」

しずく「逃げちゃったよ」

かすみ「ごめん…かすみんのせいで」

しずく「別にいいよ。また探しに行けば」

81: 2021/04/19(月) 19:40:48.03 ID:5WG7locW
───

ノレcイ´×ω×)

かすみ「よしっ、終わり!」

しずく「今回も無事討伐完了だね」

かすみ「このくらいよゆーよゆー」

しずく「3回も眠らされたくせに…」

かすみ「ぐっ…」

かすみ「ま、まあちゃんと倒せたんだしいいじゃん」

82: 2021/04/19(月) 19:42:48.85 ID:5WG7locW
かすみ「さっさとギルドに帰ろうよ」

しずく「そういえば…行く前に璃奈さんが言ってたよね?」

かすみ「この辺りの様子がおかしいって?」

しずく「うん」

かすみ「うーん…特にになにもなかったよね?」

しずく「そうだよね…ただの杞憂だったならいいんだけど」

かすみ「きゆう?」

しずく「無駄に心配しただけってこと」

83: 2021/04/19(月) 19:44:17.35 ID:5WG7locW
璃奈『大型モンスターの反応在り。そっちに接近中、気を付けて!』

かすみ「りな子!?」

しずく「え?どこから…!」

(ζル ˘ ᴗ ˚ ル ドン

しずく「っ!」

かすみ「いきなり後ろに!」

84: 2021/04/19(月) 19:47:05.65 ID:5WG7locW
璃奈『何が来たの?』

かすみ「わからない…見たことないよ」

璃奈『何か特徴とか…わかることを』

しずく「見た目は体が長い…海竜種?」

かすみ「なんか泡が浮いてるよ!」

璃奈『泡…それなら多分セクシーゼ…』

かすみ「セクシーゼ?」

しずく「名前を聞いたことしかない…」

璃奈「おかしい…この辺りは生息地から離れているはずなのに…」

かすみ「そうなの?」

璃奈『とりあえず、まずい。今のしずくちゃんとかすみちゃんじゃ勝てない可能性が高い』

璃奈『逃げたほうがいい』

85: 2021/04/19(月) 19:49:31.17 ID:5WG7locW
しずく「璃奈さんの言う通り逃げよう!」

かすみ「うんっ」

(ζル ˘ ᴗ ˚ ル シュン

しずく「速いっ!」

しずく(一瞬で回り込まれた!?)

(ζル ˘ ᴗ ˚ ル シュー

しずく「周りが泡だらけに…!?」

かすみ「こっち行くよ!」

しずく「この泡…すべるよっ!」

かすみ「ひゃぁっ」ツルッ

しずく「きゃっ」コケッ

(ζル ˘ ᴗ ˚ ル

しずく(まずいっ)

86: 2021/04/19(月) 19:52:25.27 ID:5WG7locW
せつ菜「はぁぁっ」ズバン

(ζル ˘ ᴗ ˚ ル !?

しずく「せつ菜さん!?」

かすみ「どうしてここに!?」

せつ菜「私が相手をします」

せつ菜「お2人は離れていてください!」

しずく「は、はい」

87: 2021/04/19(月) 19:55:14.92 ID:5WG7locW
しずく(せつ菜さんは圧巻でした)

しずく(持っているチャージアックスを瞬時に変形させて)

しずく(時に剣で突き、時に斧で斬り)

しずく(華麗に相手の攻撃をかわしながらも、モンスターから大きく離れることはなく)

しずく(着実に攻撃を重ねていき…)

せつ菜「終わりです!」ズババンッ

(ζル × ᴗ × ル

かすみ「すごい…」

しずく「これがせつ菜さんの戦い…」

88: 2021/04/19(月) 19:58:10.89 ID:5WG7locW
せつ菜「大丈夫ですか?」

かすみ「はい!ありがとうございます」

しずく「おかげで助かりました」

しずく「せつ菜さんはどうしてここに?」

せつ菜「璃奈さんからの調査依頼を受けてこの辺りを調べていました」

璃奈『間に合ってよかった』

せつ菜「どうやらこのセクシーゼが迷い込んだのが原因だったようですね」

89: 2021/04/19(月) 20:01:14.57 ID:5WG7locW
かすみ「せつ菜先輩!」

かすみ「すっごくかっこよかったです!」

せつ菜「あ、ありがとうございます」

かすみ「こう、バーンって斬りか買ったと思たらズーンっていったり」

しずく「かすみさん、それじゃあ伝わらないよ…」

せつ菜「いえ、ニュアンスはなんとなくわかりますよ」

しずく「私、チャージアックスは試してみて難しそうだから諦めたんですけど」

しずく「うまい人が使いこなすとこんなにかっこいい武器なんですね」

90: 2021/04/19(月) 20:03:17.38 ID:5WG7locW
せつ菜「わかりますか!?」

せつ菜「かっこいいですよね。チャージアックス!」

せつ菜「1つの武器で2つの性能を使える、これこそロマンです!」

せつ菜「最初は剣と斧、片方のモードを使うだけで精一杯だったんですけど」

せつ菜「慣れてくるとスムーズに切り替えられるようになるんですよ」

せつ菜「そうなってからがこの武器の楽しいところです!」

せつ菜「敵の動きに合わせて綺麗に連携を決められたときなんかもう最高で」

しずく「せ、せつ菜さん…?」

せつ菜「はっ…」

92: 2021/04/19(月) 20:08:18.22 ID:5WG7locW
せつ菜「…こほん」

せつ菜「お2人が無事でよかったです」

せつ菜「後始末は任せても大丈夫ですよね?」

せつ菜「私は次があるのでこれで失礼します」

せつ菜「では」

かすみ「あ…」

93: 2021/04/19(月) 20:10:38.14 ID:5WG7locW
かすみ「逃げるように行っちゃった」

しずく「せつ菜さん…武器の話題だしたらすごい食いついて来たね」

かすみ「あんなにガンガンくるとは思わなかったよ…」

しずく「そういえば愛さんが本来はもっと元気な人だって言ってたっけ」

かすみ「あれがせつ菜先輩の本性…?」

しずく「高嶺の花のような人だと思ってたけど、案外接しやすい人なのかな?」

94: 2021/04/19(月) 20:13:09.90 ID:5WG7locW
スヤピライ
ノレcイ´=ω=)
大半の時間眠っている鳥竜。起きているときは意外と俊敏に動き、睡眠ブレスで敵を眠らせる。
参考:ヒプノック

セクシーゼ
(ζル ˘ ᴗ ˚ ル
月夜に映える優美なモンスター。よく滑る泡を作り出し、自身の移動に利用しながら敵を足止めする。たまに本来の生息地ではないところで発見される。
参考:タマミツネ

97: 2021/04/19(月) 22:02:56.64 ID:5WG7locW
かすみ「歩夢先輩。この捜索依頼って何ですか?」

歩夢「行ってくれるの!?」

歩夢「エマさんが行方不明になってるから探してほしいの」

かすみ「エマさん…って誰ですか?」

歩夢「あれ、会ったことないんだっけ?」

しずく「私も知りません」

歩夢「ごめんね。まずはそこからだね」

98: 2021/04/19(月) 22:04:17.63 ID:5WG7locW
歩夢「エマさんっていうのは、行商人のお姉さんでね。このギルドでもよく取引してもらってるんだ」

歩夢「2人が普段使ってる回復薬とかもエマさんが持ってきてくれるんだよ」

歩夢「それでね、この町に来るって連絡があったんだけど…」

歩夢「予定を大きく過ぎてるのに姿が見えなくて」

歩夢「通信もつながらないし、もしかして何かあったんじゃないかってことでこの依頼を作ったの」

しずく「その方はどのルートを通るかわかるんですか?」

歩夢「えっと…多分この辺りのはず」

しずく「かすみさん、いいかな?」

かすみ「もちろん!危ない目に遭ってるかもしれないもん。探しに行かないと」

歩夢「ありがとう!」

99: 2021/04/19(月) 22:07:03.97 ID:5WG7locW
───

かすみ「問題はエマさんがどこにいるかだよね」

しずく「モンスターがいるかもしれないから大声を出して探すわけにもいかないし…」

しずく「この辺りの道を探し回るしかないんじゃないかな?」

かすみ「やっぱりそうなる?」

しずく「最悪の場合はモンスターに襲われてもう…」

かすみ「それは…あんまり考えたくないよね」

100: 2021/04/19(月) 22:09:29.16 ID:5WG7locW
エマ「そこにいるのはもしかしてハンターさん?」

かすみ「誰かいる!?」

しずく「もしかして…エマさんですか?」

エマ「そうだよー」

しずく「よかった…」

しずく「ギルドの依頼であなたを探していました」

エマ「そうなの?ごめんね心配かけちゃって」

しずく「いえ、エマさんが無事ならよかったです」

101: 2021/04/19(月) 22:13:06.48 ID:5WG7locW
かすみ「じゃあ町に戻りましょう!」

エマ「待って」

かすみ「なんですか?」

しずく「何か動けない…理由があるのですか?」

エマ「それは…」キョロキョロ

エマ「ここじゃあれだから、ちょっとこっち来て」

102: 2021/04/19(月) 22:15:10.86 ID:5WG7locW
かすみ「ここは…洞穴?」

かすみ「こんなところで何してるんですか?」

エマ「実は大型モンスターの縄張りに入っちゃったみたいで…」

かすみ「モンスター?」

エマ「ここに来るときに見かけなかった?」

しずく「大型モンスターは特にみていませんが…」

しずく「何がいるんですか?」

エマ「うん、あれは…」

103: 2021/04/19(月) 22:17:04.91 ID:5WG7locW
エマ「しっ!近づいてくる」

エマ「こっち隠れて」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ズリズリ

かすみ「長っ」

しずく「あの細長い体は…ポムサスケでしょうか?」

エマ「そうなんだよ」

エマ「運よく見つからなかったみたいだからここに隠れたんだけど…」

エマ「ずっとこのあたりをうろついてるから…」

エマ「ここから離れられないんだよね」

104: 2021/04/19(月) 22:20:12.81 ID:5WG7locW
しずく「確かにこの洞穴ならモンスターは入ってこれませんね」

かすみ「だけど、よくずっとここに隠れてられましたね」

エマ「食べるものとかはたくさんあるから、しばらくは過ごせるよ」

かすみ「うわっ、すごい荷物!」

しずく「行商の商品…これを1人で運んでたんですか…?」

エマ「うん、慣れればそんなに重くないよ」

しずく「この荷物だと逃げるのも一苦労ですね」

かすみ「あれ、ギルドに連絡は取れなかったんですか?」

エマ「それが…どこかで通信機を落としちゃったみたいで」

エマ「ごめんね。そんなドジしなきゃもっと話が早かったのに」

しずく「大丈夫です。こうやって見つけられたんですから」

105: 2021/04/19(月) 22:23:07.21 ID:5WG7locW
しずく「…というわけで璃奈さん、エマさんは見つけたんだけど」

璃奈『うん、今歩夢さんとも話してきた』

璃奈『ポムサスケの狩猟許可が出たよ』

璃奈『もちろんエマさんの保護が最優先だから、戦闘を避けて帰ってきてもいいけど』

かすみ「よし、じゃあかすみんたちでポムサスケを倒しちゃおう」

しずく「そうだね。ここに居られても通る人が困るだろうし」

エマ「ありがとう!助かるよ」

エマ「あ、必要なものがあったら言ってね。できるだけのことはするから」

エマ「回復薬は大丈夫?罠や爆弾もそろってるよ?」

しずく「それ、売り物じゃないんですか?」

エマ「売り物だけど、私たちが助かるためだもん。欲しかったら遠慮なく言ってね?」

エマ「もちろんお金は取らないから」

かすみ「いいんですか?じゃあ…」

106: 2021/04/19(月) 22:26:17.26 ID:5WG7locW
───

しずく「かすみさん、ほんとに遠慮なかったね…」

かすみ「いろんなアイテムをただでもらえるチャンスだよ?」

かすみ「安全な狩りのためにも使えるものは使わせてもらわないと」

しずく「そういうところちゃっかりしてるというか」

かすみ「しっかりしてると言ってよね」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

かすみ「じゃあさっき話した作戦通りで」

しずく「うん」

107: 2021/04/19(月) 22:29:25.16 ID:5WG7locW
かすみ「はぁぁっ」タタタッ

しずく(かすみさんの突撃に合わせて、まずは閃光玉を…)

しずく「えいっ」ポイ

ピカッ

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ?

かすみ「ちょっとしず子、どこ投げてんの!?」

しずく「ごめんなさーい!」

かすみ(忘れてた…あの子そういうの苦手だったんだっけ)

かすみ(私だけでも攻撃をっ)ザン

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ !

かすみ(そしていったん距離を取る!)

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

108: 2021/04/19(月) 22:33:38.28 ID:5WG7locW
かすみ(あれ…?)

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

かすみ「囲まれたぁ!?」

かすみ(かすみんの周り一周って、どんだけ体長いの!)

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ グルグル

かすみ「ど、どうすれば…」

しずく「かすみさん、上から!」

かすみ(上…?)

かすみ「そっか!」

かすみ「はぁっ」ピョン

かすみ(抜けたっ)

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ドゴン

かすみ「ひっ」

かすみ「あっぶな…」

かすみ(もう少し逃げるのが遅れてたら一気に突き上げられてたところだったよ…)

109: 2021/04/19(月) 22:37:44.30 ID:5WG7locW
しずく「ごめんなさい、もう1回閃光玉を」

かすみ「ううん、今度は私がっ」ポイ

ピカッ

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ クラクラ

かすみ「今だよしず子!」

しずく「うん!」

しずく(敵の目がくらんで狙いが定まってない間に…)

しずく(睡眠ビンを付けた矢をっ)

しずく(連続で当てる!)シュシュシュ

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ パタリ・・・

@cメ*˶- ᴗ -˵リ zzz

しずく「よしっ、効いた」

110: 2021/04/19(月) 22:41:06.16 ID:5WG7locW
しずく「かすみさん、今のうちに」

かすみ「うん」

かすみ「樽爆弾を仕掛けて…」

しずく「爆破!」

ドドドカン

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ !!!

かすみ「そのまま続けて攻撃!」

111: 2021/04/19(月) 22:45:13.41 ID:5WG7locW
───

@cメ*˶× ᴗ ×˵リ

エマ「わぁ~、すごい」

かすみ「かすみんたちにかかればこんなもんです♪」

エマ「2人ともありがとう。さすがハンターさんだね」

しずく「エマさんからいただいたアイテムのおかげです」

エマ「これであの町に行けるよ」

エマ「よいしょ…っと」

エマ「2人とも行先同じだよね?一緒に行ってくれたらうれしいな」

かすみ「それはいいですけど、その荷物…」

しずく「運ぶの手伝いましょうか?」

エマ「大丈夫だよ~」

112: 2021/04/19(月) 22:47:31.58 ID:5WG7locW
ポムサスケ
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
長い体をした蛇のようなモンスター。頭に付いている玉は着脱可能で、飛ばして攻撃してくることもある。

116: 2021/04/20(火) 20:39:19.62 ID:gz9rSnpp
>>112
ポムサスケ
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
長い体をした蛇のようなモンスター。頭に付いている玉は着脱可能で、飛ばして攻撃してくることもある。
参考:ガララアジャラ

117: 2021/04/20(火) 20:40:15.61 ID:gz9rSnpp
果林「あら、それは残念ね」

エマ「ごめんね…」

彼方「エマちゃんのせいじゃないって」

果林「そうよ。ないものはどうしようもないもの」

歩夢「ギルドから依頼は出しておいたので、そのうちまた手に入りますよ」

果林「どうせだし私が行こうかしら…?」

118: 2021/04/20(火) 20:42:22.31 ID:gz9rSnpp
かすみ「どうしたんですか?」

彼方「あ、かすみちゃん、しずくちゃん」

彼方「別に大したことじゃないよ」

彼方「ちょっとね…食材が足りなくて」

しずく「何がないんですか?」

彼方「エモルヴェルデのミルクだよ~」

かすみ「え、じゃあもしかして、今クリームシチューとかできない感じですか?」

エマ「ごめんね。どこも不足してるみたいで、見つけられなかったの」

果林「だからエマのせいじゃないって」

かすみ「そっか…じゃあ今日は他のにしようかな」

しずく「残念です…」

119: 2021/04/20(火) 20:44:09.71 ID:gz9rSnpp
果林「あなたたちちょっとこれから空いてるかしら?」

しずく「特に予定は決まってませんが…」

果林「だったら一緒に行かない?」

しずく「エモルヴェルデですか?」

果林「そう。捕獲クエストになるんだけど」

果林「あれはちょっと、1人じゃ大変で…」

かすみ「どうするしず子?」

かすみ「かすみんは別にいいけど」

しずく「私も問題ないよ」

果林「ほんと?ありがとう」

120: 2021/04/20(火) 20:46:53.04 ID:gz9rSnpp
かすみ「ところで捕獲ってどうやるんですか?」

果林「この捕獲用麻酔弾を撃ち込むのよ」

かすみ「なんだ、簡単じゃないですか」

果林「ただ撃つだけじゃダメなのよ」

果林「元気なモンスターじゃ眠ってくれないから」

果林「だからまずは弱らせる」

果林「ただ…かなりタフなのよね」

しずく「エモルヴェルデと言えば体が大きいですからね」

果林「しずくちゃんは戦ったことあるの?」

しずく「いえ、本で見ただけです」

122: 2021/04/20(火) 20:49:23.75 ID:gz9rSnpp
果林「あなたたちと一緒は久しぶりな気もするけど」

果林「今の腕前を見せてもらおうかしら」

かすみ「ふっふっふ…もう果林先輩にも負けませんよ」

かすみ「しず子の腕は!」

しずく「え、私!?」

しずく「そこはかすみさん自身じゃないの?」

かすみ「だってしず子と果林先輩は同じガンナーだし」

果林「へぇ…なるほどねえ」

しずく「いえいえそんな。私なんてまだまだ」

123: 2021/04/20(火) 20:51:23.92 ID:gz9rSnpp
かすみ「何言ってるの」

かすみ「しず子をずっと見てきたかすみんが言ってるんだから」

かすみ「もっと自信持ってよ!」

しずく「かすみさん…」

果林「何いちゃいちゃしてるのよ…」

かすみ「べ、別にいちゃいちゃなんて…」

果林「まあいいけど」

果林「私だって先輩として威厳を見せてあげるわ♪」

124: 2021/04/20(火) 20:54:16.43 ID:gz9rSnpp
───

しずく「居ませんね」

かすみ「この辺にいるってりな子言ってたのに…」

果林「…」

果林「多分、あれね」パン

かすみ「岩に向けて撃ってどうするつもり…」

,,(d!.•ワ•..) モゾ

かすみ「うわっ動いた!」

しずく「もしかして…エモルヴェルデ!?」

果林「ええ。擬態して寝てたようね」

かすみ「でっか!」

125: 2021/04/20(火) 20:56:58.85 ID:gz9rSnpp
,,(d!.•ワ•..) グルン

かすみ「うぁ!」

果林「尻尾の一撃には気を付けてね」

かすみ「言われなくてもわかりますよ!」

かすみ「こんなの食らったらかすみん吹っ飛んじゃう」

,,(d!.•ワ•..) グルンルグン

しずく「尻尾を回して回転してます」

かすみ「これは近づけないよ…」

果林「今のうちに武器しまっておいた方がいいわよ」

果林「全力で逃げる準備しなさい」

かすみ「どういう…」

,,(d!.•ワ•..) グルンルグン

,,(d!.•ワ•..) ブォォン

しずく「跳んできた!?」

かすみ「ひぇぇっ!」

126: 2021/04/20(火) 20:59:30.11 ID:gz9rSnpp
,,(d!.•ワ•..) ズドォン

かすみ「うわぁ…衝撃で揺れてるよ」

しずく「あの巨体に潰されたらひとたまりもないね…」

果林「見ての通り動きはそんなに早くないわ」

,,(d!.•ワ•..) ノソォ

果林「当たらないように攻めるわよ!」

かすみ「はい!」

127: 2021/04/20(火) 21:02:05.99 ID:gz9rSnpp
───

かすみ「攻撃しても効いてる気がしないんですけど…」

果林「エモルヴェルデは見た目の通りタフだからね」

しずく「外からの攻撃がいまいちでも…」

しずく「中からはどう!」シュ

かすみ「何かやってるの?」

しずく「そろそろ毒ビンの効果が出てくるはず…」

,,(d!.•ワ•..) ドス

かすみ「動きが鈍くなった?さすがしず子!」

128: 2021/04/20(火) 21:05:09.11 ID:gz9rSnpp
果林「かすみちゃん、エモルヴェルデの背中乗れるかしら?」

かすみ「なんでですか?」

果林「背中に2つのこぶがあるでしょ?」

果林「あの先っぽは弱点だから狙えれば狙ってほしいんだけど」

果林「下からじゃうまくねらえなくてね」

かすみ「なるほど…」

かすみ「でもあんな高く飛べないし…」

果林「そうよね…」

かすみ「あっ!」

果林「何か思いついた?」

かすみ「いけるかもです!」

129: 2021/04/20(火) 21:07:13.19 ID:gz9rSnpp
かすみ(尻尾の攻撃をかわして)

,,(d!.•ワ•..) ドン

かすみ(今だっ)

かすみ(尻尾に飛び乗って、そのまま駆け上がる!)

果林「ナイスよ、かすみちゃん!」

かすみ(こぶのさきっぽ…)

かすみ「てやっ」バシュ

,,(d!.•ワ•..) !?!?

しずく「効いてる!」

130: 2021/04/20(火) 21:09:22.69 ID:gz9rSnpp
,,(d!.•ワ•..) ドタドタ

かすみ「んぎゃっ」ドサ

かすみ「ったた…振り落とされちゃった」

しずく「大丈夫?」

かすみ「へいきへいき」

かすみ「あ、逃げますよ。追わないと」

果林「待って」

かすみ「なんですか?急がないと見失っちゃいますよ」

果林「慌てない」

果林「ここらでエモルヴェルデが巣にしそうな場所の見当はついてるから」

しずく「先回りするということですか?」

果林「ううん、距離的に先回りは無理だろうけど」

果林「一旦あれの視界から外れて警戒を解いてもらうのよ」

果林「油断して休んだところを捕獲するわよ」

131: 2021/04/20(火) 21:11:46.18 ID:gz9rSnpp
───

かすみ「…なんか遠回りしてません?」

果林「…気のせいじゃないかしら?」

果林「よし、寝てるわね」

,,(d!.-ワ-..) zzz

果林「麻酔弾を撃ち込んで…」パシュパシュ

,,(d!.×ワ×..) 

果林「うん、捕獲完了よ」

しずく「この距離なのにさすがですね」

果林「まあ、相手が止まっているからね」

かすみ「やったあ、これで彼方先輩特製クリームシチューも食べられる♪」

132: 2021/04/20(火) 21:14:08.65 ID:gz9rSnpp
エモルヴェルデ
,,(d!.•ワ•..)
山と間違えられると言われる大きなモンスター。巨体を生かしたプレスは破壊力抜群。
背中の大きな2つのこぶからはおいしいミルクが採れる。
参考:ドボルベルク

134: 2021/04/21(水) 00:07:56.40 ID:c5t1EYpA
愛「おー、しずくとかすみんじゃん」

かすみ「愛先輩!」

愛「ちょうどよかった。一緒にクエスト行ってくれない?」

かすみ「別にいいですけど…どのクエストですか?」

愛「ギャグジャモン」

かすみ「あれ…ですか」

愛「…の亜種」

しずく「亜種!?」

愛「そう。ちょうどいるみたいでさ」

135: 2021/04/21(水) 00:09:29.56 ID:c5t1EYpA
かすみ「普通のでも苦手なのに、亜種ですか…」

愛「あー…アタシもちょっと苦手なんだけどね」

かすみ「動き回りすぎてなかなかとらえられないですよね」

愛「ねー」

しずく「でしたらなぜ…」

愛「まー、ちょっと欲しいものがあるから」

愛「あ、もちろん報酬は3等分でいいよ」

136: 2021/04/21(水) 00:11:50.26 ID:c5t1EYpA
しずく「かすみさん、行ってみようよ」

かすみ「え、苦手って話聞いてた?」

しずく「苦手なモンスターがいると選択の幅が小さくなりかねないから」

しずく「できるだけ克服したほうがいいんじゃない?」

しずく「それに愛さんもいれば何とかなるでしょう」

かすみ「それはそうだけどさぁ…」

愛「よし、行こう!」

愛「3人で力を合わせればいけるいける!」

137: 2021/04/21(水) 00:16:12.54 ID:c5t1EYpA
彼方「あ、愛ちゃん待って。例のもの、できたよ~」

愛「お、うまくいったの!?」

愛「さすがカナちゃん♪」

かすみ「なんですか、それ?」

愛「カナちゃんと作った秘密道具だよ」

愛「後で説明するけど、とりあえずしずくに持っておいてもらおうかな」

しずく「私ですか?」

彼方「じゃあ3人ともいってらっしゃ~い」

138: 2021/04/21(水) 00:18:15.93 ID:c5t1EYpA
───

ζd∥òヮóリ

かすみ「遠くからでもすごい威圧感」

ζd∥òヮóリ ギャーグ!

かすみ「ひっ」

かすみ「やっぱりぞっとする叫び声だね…」

かすみ「ねぇしず子…」

かすみ「って耳栓つけてる?ずるい!」

しずく「だって咆哮聞きたくないんだもん」

139: 2021/04/21(水) 00:20:52.47 ID:c5t1EYpA
かすみ「で、愛先輩はなんであれ聞いて笑ってるんですか!?」

愛「ぷぷぷ…」

愛「だって、おもしろい声じゃない?くくっ…」

かすみ「えぇ…」

ζd∥òヮóリ ドドド

しずく「来ますよ!」

愛「とりあえず突進をかわして、スタミナ切れたところを狙うよ!」

140: 2021/04/21(水) 00:24:02.70 ID:c5t1EYpA
───

ζd∥òヮóリ ドドドド

かすみ「なんでかすみんばっか狙われるのー!」

愛「頑張れかすみん!」

かすみ「愛先輩、その盾で受け止めたりできません?」

愛「いやいや、無茶言うなって」

愛「あんな攻撃食らったら簡単に吹っ飛ばされるよ!」

かすみ「ですよねー…」

141: 2021/04/21(水) 00:26:50.62 ID:c5t1EYpA
かすみ「はぁ…はぁ…」

かすみ「これ、かすみんたちの方が先にスタミナ切れになるんじゃ…」

かすみ「かすみん2号もなかなか近づけないからあんま力でないし」

しずく「私も減気ビンで撃ってはいるんだけど…」

しずく「あんまり意味ないのかな?」

愛「ちゃんと効いてるよ」

ζd∥òヮóリ ズサァ

愛「少しずつブレーキが効かなくなってるもん」

142: 2021/04/21(水) 00:31:09.96 ID:c5t1EYpA
ζd∥òヮóリ ・・・

かすみ「足が止まった!」

愛「しずく、あれを!」

しずく(疲労がたまったモンスターは戦闘中でも食事をすることがある)

しずく(そこで愛さんが彼方さんと作ったこのシビレぬか漬けを…)

しずく「とってこーい!」ポイッ

愛「いや、取ってきちゃダメでしょ」

ζd∥òヮóリ !

ζd∥òヮóリ モグモグ

愛「お、食いついてくれたよ!」

143: 2021/04/21(水) 00:34:53.70 ID:c5t1EYpA
しずく「もしマヒ効果がいまひとつだったらどうします?」

愛「マヒだけにいまひとつ…くくっ面白いね」

しずく「えっ、そういうつもりじゃ…」

かすみ「ダジャレ言ってる場合じゃないですよ」

愛「まあカナちゃんを信じなって」

ζd∥òヮóリ ビリビリ

しずく「効いた!?」

愛「よっしゃっ」

かすみ「ようやくかすみん2号とのコンビネーションを見せられます!」

愛「愛さんの突進でとっとととっちめるよ!」ズズズン

144: 2021/04/21(水) 00:40:30.74 ID:c5t1EYpA
───

ζd∥×ヮ×リ

愛「いやー、2人とも強くなったね」

愛「レドロップにうろたえてた頃とは大違いだ」

かすみ「どんなもんです」

しずく「私たちも日々成長してるので」

愛「そうかそうか」

愛「こりゃ愛さんもうかうかしてられないなー」

愛「なんちゃって♪」

145: 2021/04/21(水) 00:46:01.56 ID:c5t1EYpA
ギャグジャモン
ζd∥òヮóリ
4本足で突進を繰り返す飛竜。咆哮は聞く者の背筋を凍らせる。中には咆哮を聞いて笑い出す感性を持つ者もいるらしい。
参考:ティガレックス

148: 2021/04/21(水) 20:14:22.28 ID:c5t1EYpA
かすみ「なんかギルドが騒がしいね」

しずく「何かあったのかな?」

かすみ「あ、りな子いた」

かすみ「これ、何があったの?」

璃奈「…せつ菜さんがクエストを失敗して大怪我して戻ってきた」

しずく「えっ!?」

かすみ「あのせつ菜先輩が!?」

しずく「一体どんなモンスターと戦ったら」

璃奈「古龍ナナ・スカーレット」

しずく「古龍…ってあの伝説の?」

璃奈「そう。近くで目撃されたから、せつ菜先輩に撃退をお願いした」

璃奈「だけど…」

かすみ「せつ案先輩が負けた…ってこと?」

璃奈「そう」

149: 2021/04/21(水) 20:16:33.64 ID:c5t1EYpA
璃奈「ナナ・スカーレットは行動ルートからこの町に向かってくる可能性が高い」

璃奈「そこでギルドとして緊急クエストを出したから」

璃奈「手が空いている人を集めてるところ」

璃奈「今のところ愛さんと果林さんしか捕まらなかったけど…」

璃奈「お願い!2人の力を貸して!」

しずく「でも…古龍なんだよね?」

しずく「そんなの私たちじゃ…」

かすみ「…やらないとこの町が危ないんだよね?」

璃奈「多分…」

かすみ「ならやるしかないよ、しず子!」

かすみ「私たちの町を守るために!」

しずく「…うん」

しずく「うん、そうだよね、かすみさん」

しずく「ごめんなさい。弱気になってた」

しずく「私たちはそのためにハンターになったんだもの」

150: 2021/04/21(水) 20:18:44.29 ID:c5t1EYpA
璃奈「これで4人…」

璃奈「まだ戦力が…」

せつ菜「私も、行きます」

彼方「だめだよせつ菜ちゃん。そんな怪我をしてるのに…」

せつ菜「ナナ・スカーレットを追い返せなかったのは私の責任」

せつ菜「失態は取り返さなければいけません」

彼方「でも…その体じゃまともに戦えないでしょ?」

せつ菜「バリスタを撃つぐらいなら、何とかなると思います」

せつ菜「いえ…何とかしてみせます!」

彼方「だけど…」

果林「いいんじゃない」

果林「古龍相手だもの。人手が多いに越したことはないわ」

彼方「でも今のせつ菜ちゃんは!」

果林「せつ菜が言い出したら止まらないことはわかってるでしょ?」

果林「それに、あのせつ菜よ」

果林「最悪自分の身を守るだけならどうにかするわよ」

せつ菜「はい!」

151: 2021/04/21(水) 20:22:25.12 ID:c5t1EYpA
エマ「ねえ、ここに狩猟笛ってあるかな?」

歩夢「倉庫にいくつか使われなくなった武器があるはずですけど…」

歩夢「どうするんですか?」

エマ「わたしも一緒に行くよ」

歩夢「え、でもエマさんはハンターじゃ…」

愛「エマっち戦えるの?」

エマ「わたしだっていろんな町に移動するときに小型モンスターくらいは何度も相手してるんだよ」

エマ「大型モンスターに近づいて戦うのは難しいかもしれないけど、笛でサポートぐらいならできるよ」

152: 2021/04/21(水) 20:25:07.47 ID:c5t1EYpA
───

せつ菜「それでは私は上からバリスタで狙うので」

せつ菜「下はお任せします」

果林「せつ菜…」

果林「今日はいつもの戦い方は…」

せつ菜「…わかってます」

せつ菜「今の私じゃまともに避けることもできない」

せつ菜「ターゲットにならないよう慎重にやりますよ」

153: 2021/04/21(水) 20:28:31.24 ID:c5t1EYpA
せつ菜「来ます!」

せつ菜「みなさん戦闘準備を!」

⁄/*イ`^ᗜ^リ ペカー

かすみ「あっつ!」

果林「ここまで熱気が伝わってくるわね…」

しずく「炎を纏う古龍…」

愛「これじゃあ近づけないよ」

エマ「それなら、まかせて」ピュー

かすみ「おお、あんまり熱くなくなった!」

愛「さんきゅーエマっち」

154: 2021/04/21(水) 20:31:52.59 ID:c5t1EYpA
かすみ(古龍は数が少ないから、情報がほとんどない)

かすみ(実際に戦ったせつ菜先輩の話だと、ナナ・スカーレットの攻撃は炎系ばっかり)

かすみ(特に気を付ける必要があるのは粉をまわりにまき散らせてからの粉塵爆発と)

かすみ(飛び上がって大爆発を起こすスーパーノヴァ)

かすみ(…最後のはせつ菜先輩が名付けたんですけど)

かすみ(エマ先輩のおかげでマシになったとはいえ、近くで戦うとすごく熱いし)

かすみ(近接武器でガードができないかすみんは相性悪いかも?)

⁄/*イ`^ᗜ^リ パラパラ

かすみ「粉…?」

かすみ「これかっ…」

⁄/*イ`^ᗜ^リ カチ

ドカドカン

かすみ「ふぅ…」

156: 2021/04/21(水) 20:34:28.66 ID:c5t1EYpA
愛「かすみん平気?」

かすみ「はい」

かすみ「だけどあの爆発は大変ですね」

かすみ「愛先輩は盾があるから大丈夫でしょうけど」

愛「いやいや、アタシだって全方向カバーできるわけじゃないし」

愛「横から爆発されたらやばいから、突っ込むわけにはいかないよ」

愛「安全な距離をつかめれば攻撃チャンスはできるだろうけど…」

158: 2021/04/21(水) 20:37:57.53 ID:c5t1EYpA
⁄/*イ`^ᗜ^リ フワッ

せつ菜「これは…!」

せつ菜「皆さん離れて下さい!」

かすみ「はいっ」

愛「ほいっ」

⁄/*イ`^ᗜ^リ

チュドーン

愛「うゎっ」

かすみ「ひぃ~…」

しずく「これがスーパーノヴァ…」

果林「食らったら一撃で終わりでしょうね」

159: 2021/04/21(水) 20:40:55.03 ID:c5t1EYpA
───

しずく(かすみさんと愛さんはナナ・スカーレットが纏う炎と、粉塵爆発やスーパーノヴァを警戒してあまり近づけず)

しずく(私と果林さんの攻撃じゃたいしたダメージにはならない)

しずく(せつ菜さんも今の状態ではバリスタを連射して注意を引くわけにはいかないし)

しずく(多少のダメージはエマさんが回復笛を吹いたり、生命の粉塵を使ってくれたりしてるからカバーできているけど)

しずく(このままじゃ…)

しずく(せめてせつ菜さんが万全なら…って思うけど)

しずく(何かいい方法…あったりしないかな)キョロキョロ

しずく(あっ…)

しずく(もしかしてあれが使えれば…!)

160: 2021/04/21(水) 20:45:09.63 ID:c5t1EYpA
しずく「せつ菜さん」

せつ菜「しずくさん?こちらに来てどうしたんですか?」

せつ菜「あ、上から弓で狙うつもりですか?」

しずく「いえ、そうではなく…」

しずく「あの装置って使えますか?」

せつ菜「撃龍槍ですか?」

せつ菜「でもあれは超大型モンスターを想定したものなので、ナナ・スカーレットのサイズに当てるのは難しいと思いますよ?」

しずく「もし当てられれば…威力は大きいですよね?」

せつ菜「それはもちろんですが…」

せつ菜「何か策が?」

しずく「策と言えるか分かりませんが…」

162: 2021/04/21(水) 20:49:15.63 ID:c5t1EYpA
せつ菜「なるほど…」

せつ菜「シンプルな作戦ですね」

せつ菜「しかし言うは易く行うは難し。実行できるかは別ですが」

しずく「やっぱり無理でしょうか…」

せつ菜「いえ、チャレンジする価値はあります」

せつ菜「私たちが誘導するので、しずくさんは目立たないように撃龍槍の起動スイッチの場所まで行ってください」

しずく「はい!」

163: 2021/04/21(水) 20:52:24.66 ID:c5t1EYpA
───

かすみ(どんなモンスターでも大技を使えば隙が生まれる)

かすみ(でもナナ・スカーレットの爆発は攻撃のあとにすぐ近づけるようなものじゃない)

かすみ(だったら…)

かすみ「愛先輩、後ろ借ります」

愛「へ?別にいいけど」

⁄/*イ`^ᗜ^リ カチ

ドカドカン

かすみ(爆発の届く距離をつかんだっぽい愛先輩の後ろ、なるべく近くから)

かすみ(思いっきり飛んでっ)

かすみ(上からの攻撃はどう!?)

かすみ「やぁぁっ」

⁄/*イ`^ᗜ^リ バキン

かすみ「決まっ…」ゴロゴロ

かすみ(ったた…着地のことまで考えてなかった…)

かすみ(でも角は折れた!)

164: 2021/04/21(水) 20:55:24.21 ID:c5t1EYpA
⁄/*イ`^ᗜ^リ キッ

かすみ「やばっ」

愛「おっと、こっちを忘れてもらっちゃ困るぜー」ザク

⁄/*イ`^ᗜ^リ クル

愛「ん?熱気が…」

果林「炎が弱まった…?」

せつ菜「もしかしたら角に炎を制御する何かがあったのかもしれませんね」

愛「かすみんやるー!」

愛「これで少し動きやすくなるよ!」

165: 2021/04/21(水) 20:59:51.66 ID:c5t1EYpA
しずく(ここまで3回、ナナ・スカーレットはスーパーノヴァを放ってきた)

しずく(そのどれも飛びあがる高さはほぼ同じ)

しずく(ちょうどこの撃龍槍と同じくらいだった)

しずく(だったら撃龍槍の真下に誘導できれば、と)

しずく(せつ菜さんから指示はみんなに届いてる)

しずく(提案しておきながら人任せもいいところだけど)

しずく(かすみさんのおかげでこちらの攻撃に勢いは出てる)

しずく(お願いします。皆さん…)

166: 2021/04/21(水) 21:02:50.74 ID:c5t1EYpA
しずく(来た!)

しずく(ちょうどこの場所)

しずく(お願い…そこから動かないで)

しずく(かすみさんと愛さんで攻撃を誘発するよう接近して)

しずく(果林さんとせつ菜さんで退路を塞ぐように撃つ)

しずく(みんなすごい…)

しずく(私の責任は重大だね…)

しずく(ボタンを押すだけ…でもすごい緊張する)

167: 2021/04/21(水) 21:04:56.07 ID:c5t1EYpA
⁄/*イ`^ᗜ^リ フワッ

しずく(飛んだ…)

しずく(ここっ)

しずく(撃龍槍、スイッチオン!)

ズキューン

⁄/*イ`^ᗜ^リ !?

グサ

しずく「当たった!」

⁄/*イ`-ᗜ-リ

ドサッ

⁄/*イ`×ᗜ×リ

168: 2021/04/21(水) 21:08:10.59 ID:c5t1EYpA
せつ菜「倒…した?」

かすみ「しず子すごーい!」

果林「まさかスーパーノヴァに合わせて撃龍槍を当てるなんてね」

しずく「勝手に動いてごめんなさい」

愛「何で?勝負を決めたんだよ」

愛「大活躍じゃん」

かすみ「そうだよ、いいとこ持ってちゃってさ」

しずく「いえ、皆さんがうまく誘導してくれたから」

しずく「皆さんのおかげです」

169: 2021/04/21(水) 21:13:29.83 ID:c5t1EYpA
せつ菜「いやいやその作戦を考えたのはしずくさんですから」

せつ菜「私では思いつきませんでしたよ」

せつ菜「もちろん他の皆さんの活躍も忘れてはいけません」

せつ菜「特に角を壊したかすみさんです!」

せつ菜「あのおかげで炎の威力が弱まり、楽になりました」

せつ菜「果林さんも愛さんも的確な攻撃でしたし」

せつ菜「そしてエマさん。慣れない戦闘でしょうに、見事な演奏です!」

果林「久しぶりにこんなハイテンションなせつ菜見たわね」

愛「やっぱせっつーはこうじゃないとね」

170: 2021/04/21(水) 21:18:49.72 ID:c5t1EYpA
果林「そういえばエマ」

エマ「うん?」

果林「あなたの方あんまり構う余裕もなかったけど、大丈夫だった?」

果林「攻撃は受けてなかったみたいだけど」

エマ「うん、わたしは全然狙われなかったよ」

果林「それは…運がよかったのかしら?」

せつ菜「いえ、エマさんは常にナナ・スカーレットの視界から外れるようなポジショニングをしていました」

愛「マジ!?」

エマ「え~…たまたまだよぉ」

せつ菜「でなければあれだけ旋律を奏でながら狙われないということはありません!」

しずく(実はこの人…すごいのでは?)

171: 2021/04/21(水) 21:22:37.29 ID:c5t1EYpA
かすみ「まさか古龍とまで戦うことになるなんてね」

しずく「うん。こんなこと想像してなかった」

しずく「かすみさんといると退屈しないね」

かすみ「それ、私がトラブルメーカーみたいじゃん」

しずく「別にそんなこと言ってないよ?」

しずく「ただ、ここまでこれたのはかすみさんのおかげ」

しずく「かすみさんが仲間でありライバルでもあったから、私も強くなれた」

しずく「ありがとう」

172: 2021/04/21(水) 21:26:43.80 ID:c5t1EYpA
かすみ「なにしめっぽいこと言ってるの」

かすみ「そりゃあ、かすみんだってしず子に感謝してるけどさ」

かすみ「まだまだかすみんたちのハンター生活は続くんだよ」

しずく「ごめんなさい。なんか一区切りついたような気がしちゃって…」

かすみ「まったく…しず子がそんなんじゃ置いてっちゃうよ?」

しずく「待ってよ。私も止まらないんだから」

しずく「かすみさんと一緒ならどこまでだって行けそうだよ」

かすみ「私も。しず子と組んでて楽しいよ」

かすみ「これからもよろしくね、相棒♪」

しずく「こちらこそ♪」

173: 2021/04/21(水) 21:30:10.01 ID:c5t1EYpA
ナナ・スカーレット
⁄/*イ`^ᗜ^リ
炎をまとう古龍。粉塵を撒き爆発を起こし、すべてを焼き尽くすと言われる。
一際大きな爆発を起こす技は、とあるハンターよりスーパーノヴァと名付けられた。
参考:ナナ・テスカトリ

174: 2021/04/21(水) 21:41:06.51 ID:eeaddQ/O

176: 2021/04/21(水) 21:50:02.45 ID:Qlt9uGNv
モンハンやったことなくて知らないけど面白かったよ。 乙

177: 2021/04/21(水) 21:51:01.20 ID:z1zy4oJY
おつ
顔文字付けられると狩りにくいね

179: 2021/04/22(木) 02:27:07.92 ID:1ZpdW/U8

ナナちゃんまでも討伐されてしまった…

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1618739571/

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