【SS】ことり「青と琥珀」【ラブライブ!】
SS
ことうみーSS
ラブライブ!ーSS
南ことりーSS
園田海未ーSS
ことうみーSS
ラブライブ!ーSS
南ことりーSS
園田海未ーSS
付き合ってることうみことりは青が好き。
空みたいな淡い色は、大好きな幼馴染の瞳の色に似ている。
海のように深い色はもうひとりの大好きな幼馴染のイメージカラー。
だからことりは青が好き。
海未「ことり、寒いですよ」
二月の始め、教室の窓を全開にしてぼーっとしていたら海未ちゃんに注意されちゃいました。
誰もいない休日の学校はなんだか変な感じで、溌剌とした運動部の声も今日は聞こえない。さっきから手にしている生徒会の書類は全然進んでいないけど、海未ちゃんは咎める様子もありません。
9: 2022/02/02(水) 22:12:26.86 ID:7bHq06sL
ことり「あっ、ごめんね。はい、これ」
もこもこのブラウンケットを差し出すと、複雑そうな表情の海未ちゃん。
海未「あの、これは」
ことり「ブランケットだよ♪これをね…」モゾモゾ
海未「?」
ことり「えいっ!」ガバッ
海未「!?!こ、ことりっ、なにするんですか!」
ことり「ふふふ、海未ちゃんつ〜かまえた♪」
海未「ちょっ、離しなさいことり…!」
ブランケットをマントみたいにして、海未ちゃんを確保する。こんな風に集中できない時は海未ちゃん分を充電するに限ります♪
じたばたしていた海未ちゃんだけど、しばらくして諦めたようにため息を吐きました。
海未「全くことりは…」ハァ
ことり「えへへ〜」
11: 2022/02/02(水) 22:14:06.83 ID:7bHq06sL
二人で一枚のブランケットに包まるのは少し窮屈だけど、海未ちゃんの体温がブレザー越しに伝わって、じんわりあたたかい。
海未「私は窓を閉めてほしかったのですが」
ことり「う〜ん、それはだめ」
海未ちゃんが面食らったようにこちらを見つめてきます。うん、その表情も素敵。
海未「…なぜです?ことりも冷え性でしょう?」
海未「今だってほら」
ことり「ひゃっ」
海未「こんなに指先が冷えているではありませんか」
ことり「う、うみちゃん〜」
突然手を取られて、指先をすりすりされると驚いちゃう。でも海未ちゃんの言う通り、ことりの指先はとっても冷たいんです。昔から冷え性で、寒いのは苦手だったなぁ。