【SS】すみれ「恋！ご飯食べに行こ！」恋「いいですねぇ」【ラブライブ！スーパースター!!】

すみれ「何か食べたいものある？」

恋「はい！実は前から行ってみたい所があって──」

すみ恋「けど一人で行くのはとても勇気が必要で、結局行けずじまいだった所がありまして...そこへ今日は行きたいです」

すみれ「じゃあ今日は恋の行きたいお店に決定！どこに行きたいの？」

恋「回転寿司屋さんです！」

すみれ「え、行ったことないの？」

恋「恥ずかしながら...」

すみれ「もしかしえお寿司自体食べたことない...とか？」

恋「いえいえ！もちろん食べた事はありますよ！カウンター席しかないお寿司屋で何度か」

すみれ「あー、流石だわ」

恋「あ、...後小さい頃、家で家族と一緒に手巻き寿司を作って食べました」

すみれ「素敵な話じゃない」

恋「今度皆さんと一緒に手巻き寿司作りたいですね」

すみれ「うん。後でそれかのん達にも提案しましょうか」

恋「すみれさん、スマホのマ地図アプリってどう使うのですか？周辺にある回転寿司屋さんを検索したいのですが」

すみれ「いいわよ。私が探してあげるわ」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

恋「ありがとうございます」ﾜｸﾜｸ

ﾋﾟﾄｯ

すみれ「っ///」

恋「早く検索してください！」

恋「あの、回転寿司屋さんはどの辺に──」

すみれ「ちょっと待って、まだ調べてる最中だから...」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

恋「....」ｼﾞｰｯ

すみれ「...」

すみれ「あの...恋？」

恋「なんですか？」


すみれ「ちょっと距離近い...から///」


恋「？」

恋「でも近づかないと私が画面見えませんよね」ﾋﾟﾄｯ

すみれ「そうなんだけど...」

ｷﾞｭｰｷﾞｭｰ

すみれ(肩寄せるほどくっつくことないじゃない！)


可可「...」ｽﾀｽﾀ

すみれ(げ、あんなところに可可が...こんなところみられたらからかわれるに決まってる！)

恋「どこを見てるのですか？早く調べてくれないと私のお腹が...」

すみれ「...恋ちょっとこっちきなさい」ｷﾞｭｯ

恋「え、どこへ行くんですか！」

すみれ「少し走るからしっかり手を握ってて！」

恋「え、えーっ！？」

───
──
─

すみれ「はぁ...はぁ...まったく、世間って狭いわね」

恋「もうっ、すみれさんってば強引過ぎます。手を繋いだと思えば走り出すなんて」

すみれ「いいじゃない、おかげでお腹がいい具合に空いてきたでしょ？ 」

恋「確かにいい運動にはなりましたけど...あ、あそこにあるの回転寿司屋さんじゃないですか？」

すみれ「あぁホントだ、ラッキーね」

恋「早速中へ入りましょう！」

すみれ「あれ、この店は確か──」

恋「どうかしましたか？」

すみれ「あのお寿司屋さん、回らないかも」

恋「へ？回転寿司屋さんですよね？」

すみれ「うん。そうなんだけどね、、、昔はどのお店もレーンに皿が流れてくるタイプだったんだけど、だんだんそれがなくなってきて今は注文したら直接自分の元に運ばれてくるのが主流になってるのよ」

恋「それじゃあ回転寿司という文化はなくなってしまったのですか？」ｼｭﾝ

すみれ「あ、がっかりしないで！主流になってるだけで今も昔のように流れてくるお寿司屋さんもちゃんとあるから！」

恋「そうなんですね。よかった...」

すみれ「ここから少し遠いけど歩いていける距離だから、付いてきてね」ｷﾞｭｯ

恋「は、はい！」

───
──
─

そして、、、

すみれ「あー食べた食べた！どうだった？回るお寿司の感想は？」

恋「お寿司が回るのかと思ったらただお寿司の乗ったお皿が流れてくるだけでした...少しガッカリです」

すみれ「なんちゅーベタな勘違い」

恋「じ、冗談ですから！ちゃんと分かってましたよ！！」ｱｾｱｾ

すみれ「えぇ～本当？恋はちょっとだけ抜けてるポンコツお嬢さまだから信用ならないわね」

恋「すみれさんっ！(怒)」

すみれ「あはは！」

恋「すみれさん、今日私はすみれさんと一緒にお食事が出来てとても楽しかったです！また今度二人で回転寿司屋さんに行きましょうね！」

すみれ「うん！絶対よ約束だからね！」

恋「はい、忘れないようゆびきりげんまんでもしましょうか」

すみれ「恋は子供っぽいわね～」ｷｭｯ

すみれん「ゆーびきーりげーんまん」

───
──
─

次の日

ｶﾞﾗｯ

すみれ「おはよー」

可可「あ！早速現れましたネ！」

すみれ「なに？」

千砂都「聞いたよー？昨日恋ちゃんとお忍びデートしたんだって？」ﾆﾔﾆﾔ

すみれ「別に隠してたわけじゃないけど」

すみれ(...あの時可可にバレないよう逃げてたのに結局バレバレってこと！？走った意味！！)

すみれ「言っておくけどデートじゃなくてご飯食べに行っただけだからね」

可可「レンレンと手を繋いでおいてそれはないんじゃないデスカ？それではレンレンがあんまりデス」

すみれ「まぁ手は繋いでたけど...恋があんまりってどういう意味？」

かのん「恋ちゃんは昨日すみれちゃんとデートしたって言ってたよ。そもそもこの話をしたのは恋ちゃんだし」

すみれ「は？」ﾁﾗｯ

恋「...」

すみれ「れ～ん～！！貴女って人は！！」

恋「...ふふふ」

おわり