【SS】せつ菜｢メリークリスマス！！サンタです！！！｣ｶﾞﾗﾗｯ【ラブライブ！虹ヶ咲】

歩夢｢うわあっ！びっくりしたぁ…｣

せつ菜｢こんにちは歩夢さん！｣

歩夢｢こんにちは｣

せつ菜｢歩夢さん1人ですか？｣

歩夢｢う、うん｣

せつ菜｢むっ 皆さんまだ準備中ですかね｣

歩夢｢え？なんの？｣

せつ菜｢クリスマスパーティーです！｣

歩夢｢ええ…｣

せつ菜｢歩夢さんはサンタ帽持ってないんですか？わたしのでよければ貸しますよ！｣

歩夢｢い、いや……あの、どうしてサンタの格好してるの…？｣

せつ菜｢クリスマスだからです！｣

歩夢｢せつ菜ちゃん、クリスマスは来月だよ…？｣

せつ菜｢！？｣

せつ菜｢そ、それは本当ですか？！｣

歩夢｢うん｣

せつ菜｢そんな…｣

歩夢｢そもそもパーティーするなら今日の練習休みにはしないよ？｣

せつ菜｢それは…さ、サプライズ的な…｣

歩夢｢クリスマスでサプライズはないかな…｣ｱﾊﾊ

せつ菜｢うう…確かにクリスマスなのに街が飾り付けされてないとは思ってたんです…｣

歩夢｢うん…クリスマスにはまだ早いもん｣

せつ菜｢…｣ｶﾞｰﾝ

歩夢｢せつ菜ちゃん、大丈夫…？｣

せつ菜｢大丈夫じゃないです…わたし、みなさんとのプレゼント交換を楽しみにしてて…それで…色んなお店で選んだりしたんです…｣

歩夢｢せつ菜ちゃん…｣

せつ菜｢出直してきますね…｣ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

歩夢｢ま、待って！｣

せつ菜｢はい…｣

歩夢｢やろうよ！クリスマスパーティー！｣

せつ菜｢…え？｣

歩夢｢せっかくサンタの格好してプレゼントまで持ってきてくれたんでしょ？なら2人で今やろうよ！｣

せつ菜｢ですが…｣

歩夢｢気にしないでせつ菜ちゃん！わたしも小さい頃ハロウィンの1ヶ月前に仮装しちゃった時あったから｣

せつ菜｢そうなんですか…？｣

歩夢｢うん その時、侑ちゃんはその日をハロウィンにしてくれたんだ！だからわたしも！今日をクリスマスにしちゃおうっ｣

せつ菜｢歩夢さん…｣

歩夢｢だから元気出して？｣

せつ菜｢…はい！パーティーやります！｣

歩夢｢ふふっ♪｣

歩夢｢じゃあわたし部室にストックしてるお菓子出してくるね｣

せつ菜｢わたしは簡単に飾り付けします！｣

歩夢｢うん！｣

………

歩夢｢意外とお菓子あってよかったぁ｣

せつ菜｢食べちゃって大丈夫ですかね｣

歩夢｢うーん…まあクリスマスだからみんな許してくれるよ～…多分｣

せつ菜｢そうですね！今日はクリスマスなんですから！｣

歩夢｢ふふっ そうだね♪｣

歩夢｢飾り付けも綺麗だね～｣

せつ菜｢まだ外が明るいのが残念ですね｣

歩夢｢ならカーテン閉めちゃう？｣

せつ菜｢！ わたしロウソクも持ってきてます！｣

歩夢｢じゃあ閉めちゃおっか♪｣ｼｬｯ

せつ菜｢ロウソクに火をつけますね！…暗くて見えません！｣

歩夢｢あっ、ごめんね！火をつけてからの方がよかったね！｣

せつ菜｢歩夢さんはドジっ子ですね！｣

歩夢｢あれれ～？今日クリスマスだったっけ～｣

せつ菜｢あう…///｣

歩夢｢ふふっ｣

歩夢｢綺麗だね～｣

せつ菜｢そうですねぇ 何だか部室が部室じゃないみたいです｣

歩夢｢2人だけの秘密の旅行気分だね♪｣

せつ菜｢へっ？！///｣

歩夢｢？｣

せつ菜｢い、いえ！なんでもありません！///｣

歩夢｢…？｣

せつ菜(あ、歩夢さん…)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

歩夢｢あ、わたしの分の帽子もあるって言ってたよね｣

せつ菜｢はい！｣

歩夢｢わたしもクリスマス気分味わいたいからかぶろうかな｣

せつ菜｢もちろんです！｣

ｽﾎﾟｯ

歩夢｢うん！しっくりくる！｣

せつ菜｢似合ってますよ♪｣ﾆｺｯ

歩夢｢！？//｣

せつ菜｢そろそろお湯が沸くのでミルクティーいれますね！｣

歩夢｢う、うん｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

せつ菜｢じんぐるべ～じんぐるべ～すっずが～なる～♪｣

歩夢｢♪｣ｼｬﾝｼｬﾝ

せつ菜｢やっぱりクリスマスと言えばジングルベルですね！｣

歩夢｢定番だね～｣

せつ菜｢なんだか完全にクリスマス気分です！｣

歩夢｢わたしも～ せつ菜ちゃんが色々準備してくれたおかげだよ！｣

せつ菜｢クリスマスが今日じゃないってことを除けば、最高のクリスマスですね…｣

歩夢｢あはは…｣

せつ菜｢ですが、歩夢さんのおかげで楽しいです！｣

歩夢｢わたしも楽しいよ♪｣

せつ菜｢ふふ！｣

30分後

せつ菜｢おなかいっぱいです～｣

歩夢｢お菓子全部食べちゃったね…明日の朝に買ってこようかな｣

せつ菜｢わたしもそうします｣

歩夢｢あ、わたしミルクティーいれなおすね｣

せつ菜｢お願いします！｣

……

歩夢｢はい｣ｺﾄｯ

せつ菜｢ありがとうございます！｣ｿﾜｿﾜ

歩夢｢？｣

せつ菜｢…｣ｿﾜｿﾜ

歩夢｢どうしたの？｣

せつ菜｢プレゼント交換しましょう！｣

歩夢｢いいよ～！｣

歩夢｢あ、でもわたしプレゼントないよ｣

せつ菜｢あ…｣

歩夢｢ご、ごめんね？｣

せつ菜｢大丈夫です！わたしが日付を間違えたのがいけないので！｣

歩夢｢うん…ちゃんと来月お返しするね？｣

せつ菜｢楽しみに待ってます！｣

歩夢｢楽しみにしてて！｣

せつ菜｢はい！それでは歩夢さんへのプレゼントを…｣ｺﾞｿｺﾞｿ

歩夢｢ほんとにみんなの分用意してくれてたんだね｣

せつ菜｢同好会のみなさんが大好きですから！｣

歩夢｢ふふっ わたしも♪｣

せつ菜｢えっと…｣ｺﾞｿｺﾞｿ

歩夢｢…｣ﾜｸﾜｸ

せつ菜｢歩夢さんへのプレゼントはこれです！｣ﾄﾞﾝ!

歩夢｢大きい袋だね！｣

せつ菜｢はい！｣

歩夢｢開けてもいい？｣

せつ菜｢もちろんです！｣

歩夢｢ありがと♪｣ｶﾞｻｶﾞｻ

せつ菜｢…｣

歩夢｢これって…｣

せつ菜｢この前侑さんと3人でお出かけした時、店頭に飾られてたこのぬいぐるみを見てましたよね｣

歩夢｢う、うん 可愛いなって｣

せつ菜｢なのでそのぬいぐるみをプレゼントに選びました！｣

歩夢｢ありがとう…！｣ｷﾞｭｯ

せつ菜｢ひょえっ！？///｣

歩夢｢このぬいぐるみね、今家にいるぬいぐるみの色違いみたいな感じで気になってたんだけど…｣

歩夢｢ちょっと女の子が買うには変かなって思って中々買えなかったんだよ…｣

せつ菜｢そんなことありません！可愛らしいですよ！｣

歩夢｢うん！ありがとう♪ 大事にするね♡｣

せつ菜｢喜んでもらえて何よりです！｣

歩夢｢こりゃせつ菜ちゃんへのお返しはいい物にしないとね～｣

せつ菜｢歩夢さんからのプレゼントなら何でも嬉しいです！｣

歩夢｢え？！｣

せつ菜｢みなさんからのプレゼントも同じです！全部嬉しいです！｣

歩夢｢ああ…そういう意味ね｣

せつ菜｢？｣

────────

歩夢｢それでさ～かすみちゃんがね～｣

せつ菜｢かすみさんらしいですね！｣

歩夢｢ね～ でもなんだかんだ憎めないんだよね｣

せつ菜｢可愛いですからね｣

歩夢｢可愛いって罪だよほんと｣

せつ菜｢歩夢さんだって可愛いですよ？｣

歩夢｢！｣

せつ菜｢かすみさんのような小悪魔タイプではないので、罪だな～！と思ったことはないですけど｣

歩夢｢そ、そう？｣

せつ菜｢はい！｣

歩夢｢そっか…｣

歩夢(うーん、さっきから無意識なのかなぁ…無意識も罪だよ、せつ菜ちゃん)

せつ菜｢そういえば、今日はどうして部室にいたのですか？｣

歩夢｢うん？｣

せつ菜｢練習は休みじゃないですか｣

歩夢｢ああ 今ね、かすみちゃんに衣装の相談されてて｣

せつ菜｢衣装？｣

歩夢｢この前わたしとかすみちゃんが考案した衣装のどっちが可愛いかTwitterでアンケートとったでしょ？｣

せつ菜｢歩夢さんの衣装が超僅差で勝った時のですね｣

歩夢｢そうそう それで、かすみちゃんがわたしの考案した衣装を参考に次のライブやりたいからって｣

せつ菜｢なるほど｣

歩夢｢かすみちゃんの参考になるほどすごいわけじゃないんだけどねぇ｣

せつ菜｢そんなことないと思いますけど…でも、それでなんで部室なんですか？｣

歩夢｢ほら、家にいるとどうしても集中出来なくて 部室なら気が引き締まるし集中出来るかなって｣

せつ菜｢なるほど 真面目な歩夢さんらしいですね｣

歩夢｢わたしって真面目？｣

せつ菜｢はい …いえ、真面目というか一生懸命ですね｣

歩夢｢一生懸命…｣

せつ菜｢わたしも見習うべき点がいっぱいあります！｣

歩夢｢そんなことないよ～//｣

せつ菜｢いえ！そんなことあります！｣

歩夢｢でも、わたしもせつ菜ちゃんみたいになりたいな～って思ってるところいっぱいあるんだよ？｣

せつ菜｢そうなんですか！？｣

歩夢｢うん！だって、わたしも侑ちゃんもせつ菜ちゃんのパフォーマンスを見てスクールアイドル始めたんだから♪｣

せつ菜｢て、照れますね///｣

歩夢｢よしよし♪｣

せつ菜｢…///｣

………

せつ菜｢そろそろ片付けしますか｣

歩夢｢そうだねぇ なんだかんだ2人で2時間も楽しめちゃった｣

せつ菜｢あっという間でしたね！｣

歩夢｢そうだね でも楽しかったよ♪｣

せつ菜｢わたしもです！歩夢さんのおかげで、楽しいクリスマスになりました！｣

歩夢｢また来月も楽しもうね｣

せつ菜｢はい！…それでは片付け始めますね！｣

歩夢｢あ、待って！｣

せつ菜｢？｣

歩夢｢少し写真撮っててもいい？｣

せつ菜｢もちろんいいですよ！｣

歩夢｢ありがとう♪｣

ｶｼｬｶｼｬｯ

歩夢｢やっぱり綺麗だねえ｣ｶｼｬｯ

せつ菜｢そう言ってもらえると、準備した甲斐があります！｣

歩夢｢ふふっ｣ｶｼｬｯ

せつ菜(…写真撮るのに夢中な歩夢さん、可愛いです)ｶｼｬｯ

歩夢｢！｣

せつ菜｢あっ｣

歩夢｢もー、今隠し撮りしたな～？｣

せつ菜｢あ、いえ！違うんです！なんだかいい感じの風景だなって思って！｣

歩夢｢もー｣

せつ菜｢ごめんなさい…｣

歩夢｢あ、いや別に怒ってないからね？ていうか、どうせなら2人で一緒に撮ろうよっ｣

せつ菜｢はい！｣

歩夢｢もっと寄って寄って～｣ｸﾞｲｯ

せつ菜｢近すぎません？！｣

歩夢｢2人の顔が入らないでしょ｣

せつ菜｢まあそうですけど…｣

歩夢｢それじゃ撮るよ～ はいチーズ♪｣

せつ菜｢ちーず！｣

ｶｼｬｯ

歩夢｢…うん！よく撮れてる！｣

せつ菜｢そうですね！｣

歩夢｢そうだ！この写真、侑ちゃんに送って自慢しちゃおっと♪｣ﾎﾟﾁﾎﾟﾁｯ

せつ菜｢では、わたしは飾り付けを外していきますね｣

歩夢｢うん！わたしは食器片すね！｣

ﾋﾟﾛﾝｯ

歩夢｢ん、侑ちゃん返信早いな～｣

歩夢｢…｣

歩夢｢せつ菜ちゃん！｣

せつ菜｢はい？｣

歩夢｢飾り付け外しちゃだめ！｣

せつ菜｢え？｣

歩夢｢侑ちゃんがね、今から来たいって｣

せつ菜｢！｣

歩夢｢なんかもうグループにも今からクリスマスパーティーするって送ってるし｣

せつ菜｢侑さんらしいですね！｣

歩夢｢ね～ これでみんなにもプレゼント渡せそうだね！｣

せつ菜｢はい！｣

──────────

ﾜｲﾜｲﾜｲﾜｲ

せつ菜｢…｣

歩夢｢どうしたの？せっかくみんな集まったんだからもっとお話しようよ｣

せつ菜｢…いえ この景色を目に焼き付けたいなって｣

歩夢｢せつ菜ちゃん…｣

せつ菜｢本当は、こんな楽しいパーティーになるはずじゃなかったんですよね｣

歩夢｢…｣

せつ菜｢ですが、部室に歩夢さんがいて、歩夢さんが優しいおかげでこんなに楽しいパーティーが出来ているんです｣

歩夢｢も、も～お礼ならもう十分だよ～｣

せつ菜｢いえ、改めてありがとうございました｣

歩夢｢いいのいいの！わたしもすごく楽しかったから！｣

せつ菜｢歩夢さんの良いとこ、今日いっぱい見つけられました！｣ﾆｺｯ

歩夢｢！｣

歩夢(せつ菜ちゃんの良いとこも、沢山見つけられたよ♪)

─────────

夜

菜々｢…｣ﾎﾞﾌｯ

菜々｢ふう～ 楽しい1日でした｣

菜々｢加えて来月もクリスマスパーティー出来るなんて！｣

菜々｢楽しみですね～｣

菜々｢今日撮った写真でも見返して寝ますかね｣ｽｯｽｯ

菜々｢ふふっ みなさん楽しそうで何よりです♪｣ｽｯｽｯ

菜々｢…あっ｣

菜々｢飾りの写真を撮ってる歩夢さんの写真…｣

菜々｢…｣

菜々｢歩夢さん…｣

菜々｢…今日は歩夢さんの優しさに沢山触れた1日でした｣

菜々｢歩夢さんのおかげで、楽しい1日になりました｣

菜々｢…｣ｼﾞｰ

菜々｢…歩夢さん…可愛いです……｣

菜々｢……！！！！！！！！？？？？？？？？？？｣

菜々｢歩夢さん可愛いですってなんですか！！！！！！｣

菜々｢いや、歩夢さんは可愛いですけど！！！！！｣

菜々｢歩夢さんの写真見ながらそんなこと呟いてたら変人みたいです！！！！！！！｣

菜々｢しかもすごいドキドキしてます！！！！！！！｣

菜々｢なんですかこれは！！！！！！｣

菜々｢わたしおかしくなってしまったのですか！！？？？？｣

｢菜々！うるさい！！｣

菜々｢ひょええっ！ご、ごめんなさいお母さん！！｣

菜々｢はぁ…はぁ…｣

菜々｢もう寝ましょう…きっと疲れてるんです…｣

菜々｢…｣ｶﾁｯ

菜々｢…｣ﾎﾞﾌｯ

菜々｢…ふぅ……明日も楽しく練習出来るように！｣

菜々｢…｣ｽﾔ

菜々｢…｣ﾑﾆｬﾑﾆｬ

菜々｢あゆむしゃん……すきです…………｣ｽﾔｽﾔ

終わり

今日から１ヶ月はクリスマスってことですか？

せつあゆ助かる

ぽむせつもっと増やしてくれ頼む