1: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:52:15.20 ID:z9HZFLa4
にこ「あれ、あんたたち。朝から部室にいるなんて珍しいわね」
穂乃果「おはよー!」
花陽「にこちゃん、おはよう」
にこ「なに?朝からなんかしてんの?」
穂乃果「えっとね、実はね〜」ニヤニヤ
穂乃果「おはよー!」
花陽「にこちゃん、おはよう」
にこ「なに?朝からなんかしてんの?」
穂乃果「えっとね、実はね〜」ニヤニヤ
2: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:52:42.96 ID:z9HZFLa4
穂乃果「どうしようかな、言っちゃおうかな〜……」
にこ「…何よ?」
穂乃果「なんと、今日はね〜…」
花陽「な、なんと……!」ゴクリ
にこ「早く言いなさいよ」
穂乃果「・・・なんと!」
穂乃果「”いいにこの日”なんだよ!!」
にこ「……あっそ」
穂乃果「反応うすっ!!」
にこ「反応に困るわ!」
にこ「…何よ?」
穂乃果「なんと、今日はね〜…」
花陽「な、なんと……!」ゴクリ
にこ「早く言いなさいよ」
穂乃果「・・・なんと!」
穂乃果「”いいにこの日”なんだよ!!」
にこ「……あっそ」
穂乃果「反応うすっ!!」
にこ「反応に困るわ!」
3: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:52:56.41 ID:z9HZFLa4
にこ「え?で、何?にこに会うために朝から部室に集まったってわけ?」
穂乃果「そうだよ!」
にこ「花陽も?」
花陽「えへへ…昨日、穂乃果ちゃんに誘われたんだ」
花陽「明日は”いいにこの日”だから、一日中にこちゃんと一緒にいよう、って」
穂乃果「そうなんだよ!」
穂乃果「そうだよ!」
にこ「花陽も?」
花陽「えへへ…昨日、穂乃果ちゃんに誘われたんだ」
花陽「明日は”いいにこの日”だから、一日中にこちゃんと一緒にいよう、って」
穂乃果「そうなんだよ!」
4: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:53:08.10 ID:z9HZFLa4
にこ「ふ〜ん……」
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんは、色々忙しいみたいで・・・」
花陽「凛ちゃんと真姫ちゃんも、残念ながら・・・」
にこ「いや、別にいいわよ。あんた達が暇すぎるんでしょ」
穂乃果「えへへ、そうかもー」
花陽「えへへ」
にこ「いや、褒めてないから……」
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんは、色々忙しいみたいで・・・」
花陽「凛ちゃんと真姫ちゃんも、残念ながら・・・」
にこ「いや、別にいいわよ。あんた達が暇すぎるんでしょ」
穂乃果「えへへ、そうかもー」
花陽「えへへ」
にこ「いや、褒めてないから……」
5: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:53:19.43 ID:z9HZFLa4
にこ「それで、二人がなんかしてくれるわけ?」
穂乃果「いや、そういうわけじゃないけど」
穂乃果「今日は授業中以外、ずっと一緒にいます!」
花陽「いますっ」
にこ「え〜〜〜……?」
にこ「それってもしかして、家に泊まりに来たりすんの?」
穂乃果「もちろん!!」
穂乃果「いや、そういうわけじゃないけど」
穂乃果「今日は授業中以外、ずっと一緒にいます!」
花陽「いますっ」
にこ「え〜〜〜……?」
にこ「それってもしかして、家に泊まりに来たりすんの?」
穂乃果「もちろん!!」
6: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:53:32.98 ID:z9HZFLa4
花陽「えへへ、いいかなぁ」
にこ「ハァ……まぁいいけどね」
穂乃果「本当!?やったー!」
にこ「その代わり妹たちの遊び相手になってよね」
穂乃果「うん!任せといてよ!」
にこ「はいはい、頼むわね」
にこ(まぁ正直悪い気はしないし、いっか……)
にこ「ハァ……まぁいいけどね」
穂乃果「本当!?やったー!」
にこ「その代わり妹たちの遊び相手になってよね」
穂乃果「うん!任せといてよ!」
にこ「はいはい、頼むわね」
にこ(まぁ正直悪い気はしないし、いっか……)
7: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:53:49.16 ID:z9HZFLa4
にこ「ところで私、これから日課のアイドルブログ巡回するから。悪いけど構わないわよ」
穂乃果「は〜い」
花陽「花陽もしようっと」
にこ「・・・」カタカタ
穂乃果「・・・」ボーッ
花陽「・・・」カタカタ
穂乃果「は〜い」
花陽「花陽もしようっと」
にこ「・・・」カタカタ
穂乃果「・・・」ボーッ
花陽「・・・」カタカタ
8: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:54:02.88 ID:z9HZFLa4
にこ「・・・」
にこ「・・・あっ」
穂乃果「どうしたの、にこちゃん?」
にこ「……花陽、見た?」
花陽「わっ。〇〇ちゃん、引退……」
にこ「マジかー……なんかショックだわ」
穂乃果「そんなすごい人なの?」
にこ「・・・あっ」
穂乃果「どうしたの、にこちゃん?」
にこ「……花陽、見た?」
花陽「わっ。〇〇ちゃん、引退……」
にこ「マジかー……なんかショックだわ」
穂乃果「そんなすごい人なの?」
9: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:54:18.18 ID:z9HZFLa4
にこ「う〜ん。歌も踊りも、パッとするわけじゃないんだけど」
花陽「でもすごい頑張り屋さんで、なんか応援したくなるんだよね」
穂乃果「へぇ〜」
にこ「”一般人として、頑張っていくつもりです”かぁ」
にこ「そっかぁ、残念ねぇ」
花陽「これからもどこかで、頑張っていって欲しいね」
にこ「そうね……」
にこ「・・・」カタカタ
花陽「・・・」カタカタ
花陽「でもすごい頑張り屋さんで、なんか応援したくなるんだよね」
穂乃果「へぇ〜」
にこ「”一般人として、頑張っていくつもりです”かぁ」
にこ「そっかぁ、残念ねぇ」
花陽「これからもどこかで、頑張っていって欲しいね」
にこ「そうね……」
にこ「・・・」カタカタ
花陽「・・・」カタカタ
10: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:54:31.73 ID:z9HZFLa4
穂乃果「・・・」ボーッ
花陽「・・・」カタカタ
にこ「・・・」
にこ「…アンタたち、本当に何もしないのね」
穂乃果「うん。ずっと一緒にいるだけだよ」
にこ「あっ、そう……」
花陽「・・・」カタカタ
にこ「・・・」
にこ「…アンタたち、本当に何もしないのね」
穂乃果「うん。ずっと一緒にいるだけだよ」
にこ「あっ、そう……」
11: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:54:45.51 ID:z9HZFLa4
穂乃果「なになに?なんかしてほしい?」
にこ「いや、別にいいわよ」
穂乃果「ちぇ〜、なんだ」
にこ(なんだはこっちのセリフよ・・・)
〜〜〜
にこ「いや、別にいいわよ」
穂乃果「ちぇ〜、なんだ」
にこ(なんだはこっちのセリフよ・・・)
〜〜〜
12: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:55:09.99 ID:z9HZFLa4
〜〜〜
にこ「そんな感じで一日中、穂乃果と花陽に付き纏われて・・・」
希「うふふ、にこっちモテモテやな」
絵理「ふふ。ホントね」
にこ「そんなんじゃないわよ。あ、ほら話をしてたら・・・」
穂乃果「にこちゃーん。早く部室行こうよ〜」
花陽「えへへ。来ちゃいました」
にこ「まさか教室まで迎えにくるとは・・・」
にこ「そんな感じで一日中、穂乃果と花陽に付き纏われて・・・」
希「うふふ、にこっちモテモテやな」
絵理「ふふ。ホントね」
にこ「そんなんじゃないわよ。あ、ほら話をしてたら・・・」
穂乃果「にこちゃーん。早く部室行こうよ〜」
花陽「えへへ。来ちゃいました」
にこ「まさか教室まで迎えにくるとは・・・」
13: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:55:26.81 ID:z9HZFLa4
穂乃果「にこちゃーん!何してるの〜?」ブンブン
希「手を振って可愛いなぁ」
にこ「二人とも、部室いくわよ」
希「あー、うちらはプリントを先生のとこに持っていかんといけなくてな。穂乃果ちゃんたちと先行ってて」
にこ「えぇ?またあいつらと一緒?」
絵里「そんなこと言わないの。二人がにこと一緒にいたいって言ってるんだから」
にこ「まぁ、それもそうか……」
希「手を振って可愛いなぁ」
にこ「二人とも、部室いくわよ」
希「あー、うちらはプリントを先生のとこに持っていかんといけなくてな。穂乃果ちゃんたちと先行ってて」
にこ「えぇ?またあいつらと一緒?」
絵里「そんなこと言わないの。二人がにこと一緒にいたいって言ってるんだから」
にこ「まぁ、それもそうか……」
14: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:55:50.97 ID:z9HZFLa4
〜〜〜〜〜
にこ「今日お泊まりしていいかって聞いたら、ママも良いって」テクテク
穂乃果「わーい!やったー!」
花陽「えへへ。やったぁ」
にこ「今日はお仕事だから、ママは家にいないんだけどね」
にこ「なんか夜、食べたいものとかある?」
にこ「今日お泊まりしていいかって聞いたら、ママも良いって」テクテク
穂乃果「わーい!やったー!」
花陽「えへへ。やったぁ」
にこ「今日はお仕事だから、ママは家にいないんだけどね」
にこ「なんか夜、食べたいものとかある?」
15: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:56:08.74 ID:z9HZFLa4
穂乃果「えぇ〜、何がいいかな」
花陽「とりあえず、ご飯は食べたいかなぁ」
にこ「まぁご飯は確定ね・・・おかずは?」
穂乃果「う〜ん・・・」
穂乃果「あっ!肉じゃが!にこちゃんの肉じゃが食べてみたい!!」
花陽「とりあえず、ご飯は食べたいかなぁ」
にこ「まぁご飯は確定ね・・・おかずは?」
穂乃果「う〜ん・・・」
穂乃果「あっ!肉じゃが!にこちゃんの肉じゃが食べてみたい!!」
16: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:56:25.19 ID:z9HZFLa4
花陽「花陽も食べたいです…!」
にこ「肉じゃがね、肉じゃが・・・分かったわ」
にこ「材料家にないから、買い出し手伝うのよ」
穂乃果「はーい!」
花陽「は〜い」
〜〜〜〜〜
にこ「肉じゃがね、肉じゃが・・・分かったわ」
にこ「材料家にないから、買い出し手伝うのよ」
穂乃果「はーい!」
花陽「は〜い」
〜〜〜〜〜
17: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:58:01.94 ID:z9HZFLa4
〜〜〜〜〜
にこ「ただいまー」
穂乃果「ただいまー!!!」
花陽「おじゃまします」ペコリ
こころ「おかえりなさい!」
にこ「こころ。急で悪いけど今日穂乃果と花陽が泊まるから、よろしくね」
にこ「ただいまー」
穂乃果「ただいまー!!!」
花陽「おじゃまします」ペコリ
こころ「おかえりなさい!」
にこ「こころ。急で悪いけど今日穂乃果と花陽が泊まるから、よろしくね」
18: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:58:16.56 ID:z9HZFLa4
穂乃果「よろしくね、こころちゃん!」
こころ「はっ、はい!いらっしゃいませ!!」
にこ「さて早速、料理作っちゃおうかしら。二人とも、手伝ってくれる?」
穂乃果「はーい!」
花陽「は〜い」
こころ「はっ、はい!いらっしゃいませ!!」
にこ「さて早速、料理作っちゃおうかしら。二人とも、手伝ってくれる?」
穂乃果「はーい!」
花陽「は〜い」
19: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:58:30.30 ID:z9HZFLa4
にこ「さて、お米は花陽に任せるとして、肉じゃが作りますか・・・」
穂乃果「はい!にこ料理長!」
にこ「とりあえず、にんじんとじゃがいもの皮むきしてもらっていい?」
にこ「にこは先にサラダ作っちゃうから」
穂乃果「かしこまりました!」
花陽(ふふ、息ぴったりだ)
にこ「花陽もお米終わったら、穂乃果の手伝いよろしくね」
花陽「了解、です!」ビシッ
穂乃果「はい!にこ料理長!」
にこ「とりあえず、にんじんとじゃがいもの皮むきしてもらっていい?」
にこ「にこは先にサラダ作っちゃうから」
穂乃果「かしこまりました!」
花陽(ふふ、息ぴったりだ)
にこ「花陽もお米終わったら、穂乃果の手伝いよろしくね」
花陽「了解、です!」ビシッ
20: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:58:44.36 ID:z9HZFLa4
穂乃果「よいしょーっと・・・」
にこ「二人とも、どんな感じ?」
花陽「大体終わったよー」
にこ「あれ・・・けっこう綺麗にできてるじゃない」
にこ「花陽はともかく、穂乃果も意外に器用なのね」
穂乃果「ん〜。器用ってわけじゃないけど、肉じゃがは何回も作ったことあるから」
にこ「二人とも、どんな感じ?」
花陽「大体終わったよー」
にこ「あれ・・・けっこう綺麗にできてるじゃない」
にこ「花陽はともかく、穂乃果も意外に器用なのね」
穂乃果「ん〜。器用ってわけじゃないけど、肉じゃがは何回も作ったことあるから」
21: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:58:58.99 ID:z9HZFLa4
にこ「あ。そう言えばあんたの得意料理、肉じゃがだったっけ」
穂乃果「うん。肉じゃがならそれなりに作れるよ!」
にこ「それなら、今日肉じゃがにしなくて良かったんじゃないの?自分で作りなさいよ」
花陽「たしかに」
穂乃果「えぇ?だって肉じゃがならにこちゃんのこと手伝えるじゃん」
穂乃果「なんてったって今日は”いいにこの日”だからね!にこちゃんのことお手伝いしちゃうよ!」
にこ「あぁ、そう言えばそんな名目で泊まりに来たんだっけ・・・」
穂乃果「うん。肉じゃがならそれなりに作れるよ!」
にこ「それなら、今日肉じゃがにしなくて良かったんじゃないの?自分で作りなさいよ」
花陽「たしかに」
穂乃果「えぇ?だって肉じゃがならにこちゃんのこと手伝えるじゃん」
穂乃果「なんてったって今日は”いいにこの日”だからね!にこちゃんのことお手伝いしちゃうよ!」
にこ「あぁ、そう言えばそんな名目で泊まりに来たんだっけ・・・」
22: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:59:25.71 ID:z9HZFLa4
穂乃果「褒めて!褒めて!」
にこ「はいはい、ありがとね」ナデナデ
穂乃果「えへへ」
にこ「花陽も」ナデナデ
花陽「あっ、ありがと///」
にこ「はいはい、ありがとね」ナデナデ
穂乃果「えへへ」
にこ「花陽も」ナデナデ
花陽「あっ、ありがと///」
23: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:59:41.55 ID:z9HZFLa4
〜〜〜〜〜〜〜
にこ「さて。あとは火をかけて見てるだけだから、二人はリビングで休んでていいわよ」
穂乃果「何言ってるの!今日は”いいにこの日”だよ!?」
にこ「・・・はいはい」
にこ「お鍋に火つけるから、気をつけるのよ」
花陽「あ、いいにおい……」
穂乃果「クンクン。穂乃果の家と、つゆのレシピ違うかも」
花陽「そうなんだ」
にこ「さて。あとは火をかけて見てるだけだから、二人はリビングで休んでていいわよ」
穂乃果「何言ってるの!今日は”いいにこの日”だよ!?」
にこ「・・・はいはい」
にこ「お鍋に火つけるから、気をつけるのよ」
花陽「あ、いいにおい……」
穂乃果「クンクン。穂乃果の家と、つゆのレシピ違うかも」
花陽「そうなんだ」
24: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 22:59:59.99 ID:z9HZFLa4
にこ「うちは妹たちに人参食べさせないといけないから、だいぶ甘い味付けになってるのよ」
穂乃果「へぇ〜」
にこ「穂乃果も食べるし、ちょうどいいかもね」
穂乃果「にこちゃん。それどういう意味!?」
にこ「ピーマンも食べられないお子ちゃまでしょ。うちの妹たちと同じレベルよ?」
にこ「なんでも美味しく食べる花陽を見習いなさい」
花陽「えへへ」
穂乃果「うぅむ……」
穂乃果「へぇ〜」
にこ「穂乃果も食べるし、ちょうどいいかもね」
穂乃果「にこちゃん。それどういう意味!?」
にこ「ピーマンも食べられないお子ちゃまでしょ。うちの妹たちと同じレベルよ?」
にこ「なんでも美味しく食べる花陽を見習いなさい」
花陽「えへへ」
穂乃果「うぅむ……」
25: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:00:18.47 ID:z9HZFLa4
花陽「でも花陽も昔は、食べられないお野菜けっこうあったな」
花陽「お母さんが頑張って色々味付けしてくれて、それでピーマンも食べられるようになったんだ」
穂乃果「へぇ〜。ウチのお母さんは穂乃果が小3のときに諦めちゃったよ、それ」
穂乃果「泣く泣く諦めたことをお父さんに伝えてるときの表情、今でも頭に浮かぶもん」
花陽「あはは……」
にこ「ひと事みたいに言うわね……」
花陽「お母さんが頑張って色々味付けしてくれて、それでピーマンも食べられるようになったんだ」
穂乃果「へぇ〜。ウチのお母さんは穂乃果が小3のときに諦めちゃったよ、それ」
穂乃果「泣く泣く諦めたことをお父さんに伝えてるときの表情、今でも頭に浮かぶもん」
花陽「あはは……」
にこ「ひと事みたいに言うわね……」
26: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:00:35.62 ID:z9HZFLa4
穂乃果「そうだ!にこちゃんが、穂乃果にピーマンを食べられるように料理してくれるってはどう?」
にこ「えぇ?……アンタ意地でも食べないじゃない」
穂乃果「にこちゃんの手料理なら食べられる気がする!お弁当でもいいよ!」
穂乃果「毎日一品、ピーマンのおかず作ってよ!」
花陽「ランチパックに、ピーマン……?」
にこ「えぇ?……アンタ意地でも食べないじゃない」
穂乃果「にこちゃんの手料理なら食べられる気がする!お弁当でもいいよ!」
穂乃果「毎日一品、ピーマンのおかず作ってよ!」
花陽「ランチパックに、ピーマン……?」
27: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:00:52.71 ID:z9HZFLa4
にこ「絶対ことりか海未に押し付ける未来が見える……」
穂乃果「そんなことしないもん!にこちゃんの手料理なら、なんとしてもピーマン食べるもん!」
にこ「本当かしらね……」
花陽「あはは……」
〜〜〜〜〜
穂乃果「そんなことしないもん!にこちゃんの手料理なら、なんとしてもピーマン食べるもん!」
にこ「本当かしらね……」
花陽「あはは……」
〜〜〜〜〜
29: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:01:08.48 ID:z9HZFLa4
〜〜〜〜〜
にこ「やっと洗い物と洗濯終わった〜……」
花陽「あ、にこちゃん。お疲れさま」
穂乃果「」スピー
にこ「って、何。穂乃果もう寝ちゃったの?」
花陽「うん」
にこ「やっと洗い物と洗濯終わった〜……」
花陽「あ、にこちゃん。お疲れさま」
穂乃果「」スピー
にこ「って、何。穂乃果もう寝ちゃったの?」
花陽「うん」
30: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:01:22.95 ID:z9HZFLa4
花陽「こころちゃん達と遊んでたら、疲れちゃったみたいで。仲良く一緒に寝てるよ」
にこ「……やっぱり心が子どものままなのよね、あいつ」
にこ「おかげで妹たちは楽しそうにしてたけど」
花陽「ふふふ。そうかも」
にこ「……やっぱり心が子どものままなのよね、あいつ」
にこ「おかげで妹たちは楽しそうにしてたけど」
花陽「ふふふ。そうかも」
31: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:01:53.92 ID:z9HZFLa4
にこ「花陽は、眠くない?」
花陽「う〜ん。まだあんまり眠くないかも」
にこ「そう。……本当は一緒にアイドルのライブでも観ればいいんだけど、夜中だし、あんまり騒ぐと隣に迷惑だしねぇ」
花陽「うん。花陽はこのまま、にこちゃんとお話ししたいな」
にこ「そうね」
花陽「う〜ん。まだあんまり眠くないかも」
にこ「そう。……本当は一緒にアイドルのライブでも観ればいいんだけど、夜中だし、あんまり騒ぐと隣に迷惑だしねぇ」
花陽「うん。花陽はこのまま、にこちゃんとお話ししたいな」
にこ「そうね」
32: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:02:08.33 ID:z9HZFLa4
にこ「お茶でも淹れてくるわ」
にこ「紅茶と緑茶があるけど、どっちがいい?」
花陽「ありがと。緑茶でお願いします」
にこ「はーい。ちょっと待ってて」
〜〜〜〜〜
にこ「紅茶と緑茶があるけど、どっちがいい?」
花陽「ありがと。緑茶でお願いします」
にこ「はーい。ちょっと待ってて」
〜〜〜〜〜
33: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:02:29.79 ID:z9HZFLa4
〜〜〜〜〜
にこ「お待たせー」
花陽「……あっ。にこちゃん、ありがとう!」
にこ「あれ、花陽何見てるの?」
花陽「今日撮った写真だよ。穂乃果ちゃんがさっき送ってくれたの」
にこ「お待たせー」
花陽「……あっ。にこちゃん、ありがとう!」
にこ「あれ、花陽何見てるの?」
花陽「今日撮った写真だよ。穂乃果ちゃんがさっき送ってくれたの」
34: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:03:00.45 ID:z9HZFLa4
花陽「にこちゃんにも送られてると思うけど」
にこ「ほんとだ……うわっ、50枚もある」
にこ「なんか、しょうもない写真が多いわねぇ」
花陽「ふふ。穂乃果ちゃん今日、ことあるごとに撮ってたから」
にこ「そういや、そうだったわね」
にこ「ほんとだ……うわっ、50枚もある」
にこ「なんか、しょうもない写真が多いわねぇ」
花陽「ふふ。穂乃果ちゃん今日、ことあるごとに撮ってたから」
にこ「そういや、そうだったわね」
35: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:03:16.72 ID:z9HZFLa4
にこ「うわ。盗撮みたいなのまである」
花陽「穂乃果ちゃんね、頑張ってこっそり撮ってたんだよ」
花陽「アイドルにこにーを撮影するパパラッチだって言ってた」
にこ「馬鹿ねぇ、あいつ」
花陽「ふふ」
にこ「・・・」
花陽「穂乃果ちゃんね、頑張ってこっそり撮ってたんだよ」
花陽「アイドルにこにーを撮影するパパラッチだって言ってた」
にこ「馬鹿ねぇ、あいつ」
花陽「ふふ」
にこ「・・・」
36: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:03:30.47 ID:z9HZFLa4
にこ「・・・」
にこ「・・・ふふっ」
花陽「にこちゃん、なにか面白い写真あった?」
にこ「…ん、いや。なんでも」
花陽「そっか」
にこ「・・・ふふっ」
花陽「にこちゃん、なにか面白い写真あった?」
にこ「…ん、いや。なんでも」
花陽「そっか」
37: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:03:48.82 ID:z9HZFLa4
花陽「・・・」
にこ「・・・」
にこ「…なんかね」
花陽「? うん」
にこ「なんか、いい仲間持ったなって」
花陽「え?」
にこ「・・・」
にこ「…なんかね」
花陽「? うん」
にこ「なんか、いい仲間持ったなって」
花陽「え?」
38: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:08:23.48 ID:z9HZFLa4
にこ「こんな楽しい3年生が待ってるなんて、思いもしなかったわ」
花陽「……うん」
にこ「・・・」ズズーッ
にこ「……お茶、熱っ」
花陽「・・・ほんとだ」ズズーッ
花陽「……うん」
にこ「・・・」ズズーッ
にこ「……お茶、熱っ」
花陽「・・・ほんとだ」ズズーッ
39: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:08:54.44 ID:z9HZFLa4
花陽「・・・」
花陽「花陽も、こんなに素敵な高校生活が送れるなんて、夢にも思わなかったよ」
にこ「・・・」ズズズーッ
花陽「・・・」ズズーッ
にこ「・・・」
にこ「……なんかね、最近」
花陽「うん」
花陽「花陽も、こんなに素敵な高校生活が送れるなんて、夢にも思わなかったよ」
にこ「・・・」ズズズーッ
花陽「・・・」ズズーッ
にこ「・・・」
にこ「……なんかね、最近」
花陽「うん」
40: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:09:14.22 ID:z9HZFLa4
にこ「”もう11月かぁ”って、事あるごとに思っちゃうのよ」
花陽「・・・」
にこ「うん。それだけ」
花陽「・・・そっか」
花陽「・・・」
にこ「うん。それだけ」
花陽「・・・そっか」
41: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:09:33.89 ID:z9HZFLa4
にこ「ごめん、変な話して」
花陽「ううん」
花陽「穂乃果ちゃんも、似たようなこと言ってたよ」
にこ「え?」
花陽「きのう花陽がね、11月25日は”いいにこの日”だって気づいた時にね・・・」
花陽「ううん」
花陽「穂乃果ちゃんも、似たようなこと言ってたよ」
にこ「え?」
花陽「きのう花陽がね、11月25日は”いいにこの日”だって気づいた時にね・・・」
42: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:09:54.97 ID:z9HZFLa4
〜〜〜〜〜
穂乃果「じゃあさ、明日はにこちゃんと一日中いっしょにいようよ!」
花陽「い、一日中?」
穂乃果「うん!お泊まりなんかもしちゃったりして!」
花陽「ふふふ。楽しそうかも」
穂乃果「そうでしょそうでしょ?」
穂乃果「もう11月だしさ、変わったことたくさんしたいよね!」
〜〜〜〜〜
穂乃果「じゃあさ、明日はにこちゃんと一日中いっしょにいようよ!」
花陽「い、一日中?」
穂乃果「うん!お泊まりなんかもしちゃったりして!」
花陽「ふふふ。楽しそうかも」
穂乃果「そうでしょそうでしょ?」
穂乃果「もう11月だしさ、変わったことたくさんしたいよね!」
〜〜〜〜〜
43: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:10:10.80 ID:z9HZFLa4
花陽「だって」
にこ「…ふぅん」
花陽「なんか、穂乃果ちゃんらしいなぁって思っちゃった」
にこ「そうね。思いつきだけで動くところとか」
にこ「泊まりたいなら前日までに言うでしょ、ふつー」
花陽「ふふふ」
にこ「ふふっ」
にこ「…ふぅん」
花陽「なんか、穂乃果ちゃんらしいなぁって思っちゃった」
にこ「そうね。思いつきだけで動くところとか」
にこ「泊まりたいなら前日までに言うでしょ、ふつー」
花陽「ふふふ」
にこ「ふふっ」
44: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:10:30.81 ID:z9HZFLa4
にこ「穂乃果のピーマン克服作戦、マジでやってやろうかしら」
花陽「うん。にこちゃんなら上手く行くよ」
にこ「そうだと良いわね……」
にこ「あと、3ヶ月ってところか・・・卒業までに頑固なピーマン嫌い直せるかしら」
花陽「にこちゃんなら、きっと大丈夫だよ」
にこ「そう?……」
花陽「うん」
花陽「うん。にこちゃんなら上手く行くよ」
にこ「そうだと良いわね……」
にこ「あと、3ヶ月ってところか・・・卒業までに頑固なピーマン嫌い直せるかしら」
花陽「にこちゃんなら、きっと大丈夫だよ」
にこ「そう?……」
花陽「うん」
45: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:10:52.46 ID:z9HZFLa4
にこ「あーあ、卒業かぁ……」
花陽「・・・うん」
にこ「・・・」
花陽「・・・」
花陽「・・・うん」
にこ「・・・」
花陽「・・・」
46: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:11:11.28 ID:z9HZFLa4
にこ「……花陽、泣いてる?」
花陽「・・・」
花陽「…ううん。泣いてないよ」
花陽「・・・」
花陽「…ううん。泣いてないよ」
47: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:11:53.25 ID:z9HZFLa4
花陽「だってまだ、11月だもん」
花陽「まだラブライブだって、クリスマスだって、お正月だって、バレンタインだってあるもん」
花陽「泣いてる暇なんて、ないもん」
にこ「・・・そうね。そうよね」
にこ「その通りだったわ」
花陽「まだラブライブだって、クリスマスだって、お正月だって、バレンタインだってあるもん」
花陽「泣いてる暇なんて、ないもん」
にこ「・・・そうね。そうよね」
にこ「その通りだったわ」
48: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:12:22.61 ID:z9HZFLa4
にこ「花陽って、実は誰より芯があって、強いもんね」
花陽「あの…そういうの、ダメだよ。本当に泣いちゃうから」
にこ「あはは」
にこ「花陽、ほんと大好き」ナデナデ
花陽「えへへ……」
花陽「花陽も、にこちゃんのこと誰よりも尊敬してるよ」
にこ(あっ、やば。こっちが泣きそう)
花陽「あの…そういうの、ダメだよ。本当に泣いちゃうから」
にこ「あはは」
にこ「花陽、ほんと大好き」ナデナデ
花陽「えへへ……」
花陽「花陽も、にこちゃんのこと誰よりも尊敬してるよ」
にこ(あっ、やば。こっちが泣きそう)
49: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:12:56.50 ID:z9HZFLa4
にこ「もう、可愛いわね〜!!」ギュッ
花陽「わっ、わっ、苦しいよぉ〜」
にこ「このこのこの〜!」ギュゥゥゥ
花陽「えへへ、それなら花陽だって。ぎゅっ」
にこ(あぁもう、本当かわいいわね)ギュ
花陽「わっ、わっ、苦しいよぉ〜」
にこ「このこのこの〜!」ギュゥゥゥ
花陽「えへへ、それなら花陽だって。ぎゅっ」
にこ(あぁもう、本当かわいいわね)ギュ
50: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:16:06.51 ID:z9HZFLa4
にこ「・・・」
にこ(穂乃果の思いつきが、にこに特別な日をくれた)
花陽「……にこちゃん?」
にこ(ずっとこの子たちと、一緒にいられたら良いのにね)ギュゥ
花陽「・・・」ギュ
〜〜〜〜〜
にこ(穂乃果の思いつきが、にこに特別な日をくれた)
花陽「……にこちゃん?」
にこ(ずっとこの子たちと、一緒にいられたら良いのにね)ギュゥ
花陽「・・・」ギュ
〜〜〜〜〜
51: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:16:55.83 ID:z9HZFLa4
〜〜〜〜〜
花陽「……あっ。もう遅いけど、にこちゃんはまだ寝なくて大丈夫なんだっけ?」
花陽「夜更かしは大敵、って・・・」
にこ「まぁもう、とっくに就寝時間は過ぎてるわよ」
花陽「あっ。花陽のせいで、ごめんね?」
にこ「ん、花陽と話したくて起きることにしたんだから、別に良いの」
花陽「……あっ。もう遅いけど、にこちゃんはまだ寝なくて大丈夫なんだっけ?」
花陽「夜更かしは大敵、って・・・」
にこ「まぁもう、とっくに就寝時間は過ぎてるわよ」
花陽「あっ。花陽のせいで、ごめんね?」
にこ「ん、花陽と話したくて起きることにしたんだから、別に良いの」
52: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:17:11.64 ID:z9HZFLa4
にこ「年に一回の、今日くらいは別に」
花陽「……えへへ。いいにこの日、だもんね」
にこ「そうそう。そういうこと」
花陽「日が変わるまで、お話ししよっか」
にこ「ん。そうしましょ」
花陽「……えへへ。いいにこの日、だもんね」
にこ「そうそう。そういうこと」
花陽「日が変わるまで、お話ししよっか」
にこ「ん。そうしましょ」
53: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:17:59.91 ID:z9HZFLa4
にこ「穂乃果も、叩き起こしてくるわ」
花陽「えっ、気持ちよく寝てるのに、起こしちゃうの?」
にこ「んー・・・」
にこ「一日中いっしょってアイツが言い出したんだから、約束は守ってもらうわ」
花陽「あはは、それもそうだね」
花陽「えっ、気持ちよく寝てるのに、起こしちゃうの?」
にこ「んー・・・」
にこ「一日中いっしょってアイツが言い出したんだから、約束は守ってもらうわ」
花陽「あはは、それもそうだね」
54: (もんじゃ) 2021/11/25(木) 23:19:12.97 ID:z9HZFLa4
にこ「てか、誰より先に寝てんじゃないわよあいつ!」
花陽「ふふ、穂乃果ちゃんらしいね」
にこ「まぁ、そうだけど……」
終わり
花陽「ふふ、穂乃果ちゃんらしいね」
にこ「まぁ、そうだけど……」
終わり
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1637848335/