【超短編SS】恋「鼻にクリーム付いてます」すみれ「取って♪」【ラブライブ！スーパースター!!】

恋「仕方ないですね。今お鼻を拭いてあげますから待って下さい...お手拭きは確か鞄の中に───あ、ありました！」

すみれ「...」

恋「全くどうしてすみれさんはいつも鼻にクリームが付いてしまうのですか？」

すみれ「うーん。どうしてって言われても───」

恋「私とクレープを一緒に食べてるといつも鼻にくっつけてませんか？まるで子供のようです」

すみれ「ふふ、可愛げがあっていいでしょ♪」

恋「普段のすみれさんとはギャップがあってとても可愛いです。さあ すみれさん。こちらに顔を向けて下さい」

すみれ「....ん」

恋「...♪」ﾌｷﾌｷ

すみれ「....」ｼﾞｰｯ

恋「...？どうかしましたか 私の顔をジロジロと見て...」

すみれ(毎回鼻にクリーム付けるのはわざと、貴女に甘えたいから────)

すみれ(なんて言ったら彼女はどんな反応してくれるのかな、、、ま、そんな台詞恥ずかしくて言えないけど)

恋「すみれさん？」

すみれ「こんな状況だからなのかしら、一瞬恋がお母さんっぽくてつい見つめちゃったのよ」


恋「お母さん、ですか？クスクス、おかしなことを言いますね。それではすみれさんが子供になってしまいますよ？」

すみれ(現にこうして恋に甘えてるんだから...子供みたいなものよね)

恋「これを機に私の事をお母さんと呼んでみてはどうですか？」

すみれ「誰がお母さんなんて呼ぶもんですか。それに恋は母親じゃなくて恋人がいい───」

恋「へ？」

すみれ(あ、声に出てた)

すみれ(私の想い、恋に気づかれちゃったかも...)

すみれ「....」

恋「えっと母親じゃなくて───なんですか？すみません、最後がよく聞き取れませんでした」

すみれ(良かった、聞こえなかったみたい)

すみれ「母親じゃなくて【友達】の関係で居たいって言ったの」

恋「あぁ、そうでしたか。それは今のままと変わりませんね」

すみれ「うん」

すみれ(でもいつか...変わりたいな)

すみれ「クリーム取ってくれてありがとね」

恋「どういたしまして。またクリーム付いたら私が拭いてあげますね。私はすみれさんのお母さんなのですから」ﾆｺｰｯ

すみれ「もう、恋ってばすっかり母親気分なんだから」

すみれ「あのさ...この後時間とかあったりする？見たい映画があるの...良かったら一緒にどう？」

恋「いいですねぇ、ぜひ私もお供させてくださいっ♪」

すみれ(今はまだ友達の関係だけど)

すみれ(...いつの日か、恋に好きな気持ちを伝えたいな)

おわり

乙です
すみれんいいぞ

いいっすねぇ

じゃあ続編待ってるからね…