【SS】歩夢「侑ちゃんがなかなか起きてくれない…」 侑「すやすや…」【ラブライブ！虹ヶ咲】

～ある日の朝～

歩夢「侑ちゃん、そろそろ起きた方がいいんじゃない？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

侑「んー…あと5分…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

歩夢「侑ちゃん、それもう今日だけで7回目だよ…」

侑「んー…」

歩夢「もう、侑ちゃんってば…」ﾊｧ

歩夢「侑ちゃん、侑ちゃーん？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

侑「んー…」

歩夢「はぁ…しょうがないなぁ…」

歩夢「こうなったら…」

歩夢「ねぇ、侑ちゃん」

侑「んん…歩夢？…どうしたの？」ｳﾄｳﾄ

歩夢「今すぐ起きたら、キスしてあげてもいいけど…」ﾎﾞｿｯ

侑「…！」ﾊﾟﾁ

ｶﾞﾊﾞｯ

歩夢「あ、やっと起きてくれた」

侑「ん」

歩夢「おはよう、侑ちゃん」ﾆｺｯ

侑「ん」ｸｲ

歩夢「侑ちゃん？」

侑「ん！」ｸｲ!

歩夢「どうしたの？侑ちゃん。まだ眠いの？」

侑「はやくちゅーしてよ」

歩夢「え？」

侑「さっきちゅーしてくれるって言ったじゃん」

歩夢「え、あぁ…確かに言ったけど…恥ずかしいよ…」

侑「…じゃあ何であんな事言ったの？」ﾑｩ

歩夢「それは…侑ちゃんが起きてくれないから、ちょっとした冗談のつもりというか…」

侑「ふーん…」ﾑｶ

歩夢「もしかしたら侑ちゃんが起きてくれるかも、って思っただけで本当に起きるとは思わなかったってだけで」

侑「歩夢は冗談でそういう事いう子なんだ」

歩夢「え？侑ちゃん？」

侑「……」ｸﾞｲｯ

歩夢「きゃっ、侑ちゃ」

ﾁｭｳ

歩夢「ん、ん！？」

ﾁｭｳ♡ ﾁｭｯ ♡

侑「んー、んっ、んむ…ぷはっ」

侑「…おはよっ、歩夢♡」

歩夢「っ…はぁ…はぁ…」

歩夢「っっっ～～～///」

歩夢「もうっ！もうっ///」

～別の日の朝～

歩夢「侑ちゃん、起きてー？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

侑「んー…まだ眠い…」

歩夢「そろそろお昼になっちゃうよ？ほら、起きて、侑ちゃん」

侑「や…だって眠いし…」

侑「まだ寒いんだもん…」

歩夢「はぁ…侑ちゃん？いくら寒いからって、いつまでも布団にくるまって寝てちゃ駄目だよ」

侑「んー…」

歩夢「もう…侑ちゃん、早く起きないとお布団取っちゃうよ？」

侑「んー…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

歩夢「侑ちゃんったら…」

歩夢「…ちゃんと言ったからね？後で寒がっても知らないからね？」

歩夢「…えいっ」ﾊﾞｯ

侑「ん…んんー！」

侑「さむい！さむいよ、あゆむぅ」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

歩夢「じゃあ早く起きないとね。ほら、温かい飲み物淹れてあげるから」

侑「んぅ…」

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

歩夢「…？どうしたの？侑ちゃ」ｷﾞｭｯ「きゃ！？」

ﾎﾟﾌｯ

歩夢（侑ちゃんに抱きつかれて…そのままベッドに引き摺り込まれちゃった！？）

侑「ふぅ…暖まる…」ｷﾞｭ–

歩夢「ゆ、ゆうちゃんっ、はなしてっ」（顔、近い///）

侑「んー…んふっ」

ｷﾞｭｳｳｳ

歩夢「あ…///」

歩夢（だ、駄目…脚が絡み付いてきて、身動きが取れない///）

侑「んふぅ…あゆむっ、あゆむぅ～♡」ｽﾘｽﾘ

歩夢「ひぅっ！？」

歩夢「お、おねがいっ、ゆうちゃんっ、離して」

歩夢（ゆうちゃんがちかくて、やわらかくて、あつくて、おかしくなっちゃう♡）ﾎﾟｰ

侑「んー…？」

歩夢「ゆ、ゆうちゃん」

侑「…だーめ♡」ｸｽ

ｷﾞｭｳｳｳ♡♡♡

歩夢「あ───♡♡♡」

～また別の日の朝～

侑「すぅ…すぅ…」

歩夢「侑ちゃん、侑ちゃーん？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

侑「んぅ…あゆむぅ」

歩夢「もう、侑ちゃんってば…」

歩夢（こうやって寝てると、小さな子どもみたい）ｸｽ

ﾂﾝﾂﾝ

侑「んむ…」

歩夢（わ…侑ちゃんのほっぺ、柔らかい…）ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

歩夢（いつもの侑ちゃんも可愛いけど、こうやって気持ちよさそうに寝てる侑ちゃんも）ｽﾘｽﾘ

歩夢「可愛いなぁ…」ﾎﾞｿ

侑「ん…」ｺﾞﾛﾝ

歩夢「侑ちゃん…」

歩夢（ねぇ、覚えてる？侑ちゃんって、昔からこの時期は中々起きれないんだよね）

歩夢（そんな侑ちゃんに、侑ちゃんのお母さんも手を焼いてて…）

歩夢（でも、私が起こしに来ると、侑ちゃんはすぐに起きるんだって、侑ちゃんのお母さんは言ってたの）

歩夢（何だかそれが嬉しくって、いつもこの時期は侑ちゃんを起こしに行ってたんだよね）

侑「あゆむ…？」ｳﾄｳﾄ

歩夢「…ごめんね侑ちゃん、起こしちゃった？」

侑「…あゆむ……」ｽｩ

歩夢「…本当に、お寝坊さんだなぁ」ｸｽ

侑「……」

歩夢「侑ちゃん…」

歩夢「…好きだよ、侑ちゃん」

歩夢「───大好き」

歩夢「世界で一番、あなたの事が好きなの」

侑「……」

歩夢「…なんて、侑ちゃんが聞いてない時なら簡単に言えるのにね？」

歩夢「普段は恥ずかしくて言えないけれど」

歩夢「侑ちゃんの事が好きな気持ちなら誰にも負けないから」

歩夢「───いつか、あなたの目を見て言えるようになりたいな」

歩夢「…また後で起こしにくるね？侑ちゃん」

ｽﾀｽﾀ

侑「……」

侑「……」

侑「……」ｺﾞﾛﾝ

侑「……っ///」ｶｱｧｧ




終わり