1: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 13:32:25.81 ID:PGiJKVHk
絵里「そうなの?」
海未「違いますよ」
絵里「私、嫌われてたのね……」
海未「そういう意味じゃありません。話をややこしくしないでください」
海未「ほら……よく噂されてるじゃないですか。わたしと絵里が仲がいいと」
絵里「そう言われてるのは知ってるわ」
海未「それは別にいいんです」
絵里「いいのね」
海未「だって仲がいいのは本当のことですから。いちいち否定する必要がありません」
海未「違いますよ」
絵里「私、嫌われてたのね……」
海未「そういう意味じゃありません。話をややこしくしないでください」
海未「ほら……よく噂されてるじゃないですか。わたしと絵里が仲がいいと」
絵里「そう言われてるのは知ってるわ」
海未「それは別にいいんです」
絵里「いいのね」
海未「だって仲がいいのは本当のことですから。いちいち否定する必要がありません」
2: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 13:33:52.31 ID:PGiJKVHk
海未「問題なのは、わたしの絵里に対する好意が強いというような噂の伝わり方をしていることです」
絵里「合ってるじゃない。絵里すきすき~っていつもしてくるでしょ」
海未「してないです!勝手に捏造しないでください!」
海未「むしろ絵里の方から積極的に私に接触してくるじゃないですか」
絵里「みんなが見てないところでしてるもの」
絵里「合ってるじゃない。絵里すきすき~っていつもしてくるでしょ」
海未「してないです!勝手に捏造しないでください!」
海未「むしろ絵里の方から積極的に私に接触してくるじゃないですか」
絵里「みんなが見てないところでしてるもの」
3: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 13:35:11.41 ID:PGiJKVHk
海未「とにかく、わたしはその、絵里が大好きみたいな風に思われてるのを払拭したいんですよ」
絵里「本当かもしれないでしょう」
海未「今まで友人関係の狭かったわたしが、あなたのようなチャラそうで女遊びに慣れてそうなひとに靡くと思っているのですか!?」
絵里「そんな風に思われてたの……」
絵里「そういうこと言われるとちょっと頭にくるわね。じゃあ試してみましょう」
絵里「いい?これから私に必要以上に好意を見せるような動きしちゃだめよ」
海未「望むところです!」
絵里「本当かもしれないでしょう」
海未「今まで友人関係の狭かったわたしが、あなたのようなチャラそうで女遊びに慣れてそうなひとに靡くと思っているのですか!?」
絵里「そんな風に思われてたの……」
絵里「そういうこと言われるとちょっと頭にくるわね。じゃあ試してみましょう」
絵里「いい?これから私に必要以上に好意を見せるような動きしちゃだめよ」
海未「望むところです!」
4: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 13:41:45.58 ID:PGiJKVHk
海未「この日に練習を挟むのは本番に支障が出るでしょうか……」
海未「絵里ー!相談があるのですが……」ハッ
絵里「……」ニヤニヤ
海未「な、なんでもありません」
絵里「今日の昼、自分からは近づかないって決めたばかりなのに……」
海未「今のはナシです!」
絵里「いいわよ、困ってるんでしょ?協力してあげる」
海未「……」
海未「絵里ー!相談があるのですが……」ハッ
絵里「……」ニヤニヤ
海未「な、なんでもありません」
絵里「今日の昼、自分からは近づかないって決めたばかりなのに……」
海未「今のはナシです!」
絵里「いいわよ、困ってるんでしょ?協力してあげる」
海未「……」
8: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 13:55:56.69 ID:PGiJKVHk
絵里「ふぅ……」
コンコン
絵里「どうぞ」
海未「失礼します」
絵里「海未~……自分から来ちゃってどうするのよ」
海未「あ……体が勝手に……」
絵里「私のこと好きすぎじゃない?」
海未「そんなことないです!」
コンコン
絵里「どうぞ」
海未「失礼します」
絵里「海未~……自分から来ちゃってどうするのよ」
海未「あ……体が勝手に……」
絵里「私のこと好きすぎじゃない?」
海未「そんなことないです!」
9: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 14:01:13.81 ID:PGiJKVHk
海未「ただ、毎日練習が終わった後も一人で生徒会にいるものですから、あまり無理して欲しくなくて……」
絵里「やりたいからやってるのよ。疲れた時はそのまま家に帰るし体調管理は自分でできるわ」
海未「それでも見てる方からすると心配なんです。差し入れくらいさせてください」
絵里「私のために買ってきてくれたの?ありがとう、助かるわ」
海未「……///」
絵里「やりたいからやってるのよ。疲れた時はそのまま家に帰るし体調管理は自分でできるわ」
海未「それでも見てる方からすると心配なんです。差し入れくらいさせてください」
絵里「私のために買ってきてくれたの?ありがとう、助かるわ」
海未「……///」
11: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 14:08:02.85 ID:PGiJKVHk
海未「終わるまで一緒にいてもいいですか?」
絵里「……やっぱりあなた、私のこと好きすぎでしょ」
海未「違うと言っています」
絵里「どっちでもいいけど、あなたと一緒に帰りたかった人たちもいるんじゃない?」
海未「穂乃果とことりにはあらかじめ断っています」
海未「二人とも笑顔で送り出してくれましたよ」
絵里「それは多分応援されてるんじゃ……」
海未「なんの応援ですか?」
絵里「ふふ……」
絵里「……やっぱりあなた、私のこと好きすぎでしょ」
海未「違うと言っています」
絵里「どっちでもいいけど、あなたと一緒に帰りたかった人たちもいるんじゃない?」
海未「穂乃果とことりにはあらかじめ断っています」
海未「二人とも笑顔で送り出してくれましたよ」
絵里「それは多分応援されてるんじゃ……」
海未「なんの応援ですか?」
絵里「ふふ……」
13: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 14:17:46.41 ID:PGiJKVHk
絵里「ねえ」
絵里「もし、私のほうが海未に対する好意が強かったらどうする?」
海未「え……」
海未「う、嬉しい、です。とても」
絵里「じゃあ認めてあげる。だからあなたも無理せずに私に好きって気持ちを向けてきなさい」
海未「えっ!?えぇ……///そんな、いきなり言われても……」
絵里「もし、私のほうが海未に対する好意が強かったらどうする?」
海未「え……」
海未「う、嬉しい、です。とても」
絵里「じゃあ認めてあげる。だからあなたも無理せずに私に好きって気持ちを向けてきなさい」
海未「えっ!?えぇ……///そんな、いきなり言われても……」
15: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 14:25:51.89 ID:PGiJKVHk
絵里「抱きしめたりとかしてみる?ほら……」
海未「で、ですから、そんな突然……///」
絵里「大丈夫、誰も見てないわ。それとも私から抱きしめましょうか」スッ
海未「まだ心の準備が──」
ギュッ
海未「!!!」ドキ
絵里「私の鼓動のほうが大きいでしょう?あなたのこと、大好きなの」
絵里「だから海未は変に意地を張らなくていいのよ」
海未「……///」ギューー
絵里「!!」
絵里「……」ナデナデ
海未「で、ですから、そんな突然……///」
絵里「大丈夫、誰も見てないわ。それとも私から抱きしめましょうか」スッ
海未「まだ心の準備が──」
ギュッ
海未「!!!」ドキ
絵里「私の鼓動のほうが大きいでしょう?あなたのこと、大好きなの」
絵里「だから海未は変に意地を張らなくていいのよ」
海未「……///」ギューー
絵里「!!」
絵里「……」ナデナデ
16: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 14:32:30.79 ID:PGiJKVHk
海未「あの、これじゃあ本当に付き合ってるみたいですよ」
絵里「いいじゃない別に。みんなからはそう思われてるのでしょう」
絵里「それに海未はみんなから自分の方が私に対して好意が強いって思われてることが不本意だったのよね。私がみんなの前で今みたいにすればそんな噂は一瞬で消えるわ」
海未「公衆の面前でこんなことされたら死んでしまいます……///」
海未「皆さんからそう思われていても、絵里が私のことを好きなことは私自身が知っていますから。それで満足です」
絵里「それならよかった」
絵里「いいじゃない別に。みんなからはそう思われてるのでしょう」
絵里「それに海未はみんなから自分の方が私に対して好意が強いって思われてることが不本意だったのよね。私がみんなの前で今みたいにすればそんな噂は一瞬で消えるわ」
海未「公衆の面前でこんなことされたら死んでしまいます……///」
海未「皆さんからそう思われていても、絵里が私のことを好きなことは私自身が知っていますから。それで満足です」
絵里「それならよかった」
17: (やわらか銀行) 2019/03/08(金) 14:42:22.84 ID:PGiJKVHk
とある昼休み
海未「あ、絵里!」
「今日も園田さん来たわよ」
「最近すごいわね」
海未「今からお昼ですよね?お弁当ですか?」
絵里「ううん。今日は朝時間なかったから購買で何か買うわ」
海未「それなら私のお弁当を食べてください。二つ作ってきたんです」
絵里「え?ホントに?ありがとう」
ヒソヒソ
絵里「……海未、ちょっと堂々としすぎじゃない?」
海未「え?何か悪いことでしょうか」
絵里「ううん。海未はそれでいいわ」
海未「ふふ、今度から作ってきてほしいおかずを教えてくださいね」
海未ちゃんが絵里ちゃんのことを好きすぎるという噂はさらに加速したのであった
おわり
海未「あ、絵里!」
「今日も園田さん来たわよ」
「最近すごいわね」
海未「今からお昼ですよね?お弁当ですか?」
絵里「ううん。今日は朝時間なかったから購買で何か買うわ」
海未「それなら私のお弁当を食べてください。二つ作ってきたんです」
絵里「え?ホントに?ありがとう」
ヒソヒソ
絵里「……海未、ちょっと堂々としすぎじゃない?」
海未「え?何か悪いことでしょうか」
絵里「ううん。海未はそれでいいわ」
海未「ふふ、今度から作ってきてほしいおかずを教えてくださいね」
海未ちゃんが絵里ちゃんのことを好きすぎるという噂はさらに加速したのであった
おわり
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1552019545/