1: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:33:57.58 ID:II/+f9TT
二本立てです
2: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:35:13.57 ID:II/+f9TT
【1】
~部室~
花丸「ルビィちゃんルビィちゃん、みてみて」チョンチョン
ルビィ「なになに?」
花丸「ほら、雑誌のこのページ。今ね、カップルにお化け屋敷が人気なんだって」
ルビィ「カップル、お化け屋敷……なんで?」
花丸「二人の仲がより深まる、って書いてあるずら」
善子「あぁ、それね。『吊り橋効果』ってやつなんじゃない?」
ルビィ「割り箸……?」
善子「吊り橋よ。谷にかかってる揺れるやつ」
ルビィ「あぁ~!」
花丸「でもなんで吊り橋ずら?」
善子「吊り橋にデートで行くと、そこでの恐怖のドキドキ感を、一緒にいる人へのドキドキ感だと脳が勘違いするんだって」
花丸「なるほど~、だからお化け屋敷なんだね。二人で行くとドキドキ出来るから」
善子「そうね。怖いところに一分くらい滞在してれば恋でも芽生えるんじゃない?ほんとかどうかは知らないけど」
曜「……」
曜(ふ、ふ~ん……)チラチラ
~部室~
花丸「ルビィちゃんルビィちゃん、みてみて」チョンチョン
ルビィ「なになに?」
花丸「ほら、雑誌のこのページ。今ね、カップルにお化け屋敷が人気なんだって」
ルビィ「カップル、お化け屋敷……なんで?」
花丸「二人の仲がより深まる、って書いてあるずら」
善子「あぁ、それね。『吊り橋効果』ってやつなんじゃない?」
ルビィ「割り箸……?」
善子「吊り橋よ。谷にかかってる揺れるやつ」
ルビィ「あぁ~!」
花丸「でもなんで吊り橋ずら?」
善子「吊り橋にデートで行くと、そこでの恐怖のドキドキ感を、一緒にいる人へのドキドキ感だと脳が勘違いするんだって」
花丸「なるほど~、だからお化け屋敷なんだね。二人で行くとドキドキ出来るから」
善子「そうね。怖いところに一分くらい滞在してれば恋でも芽生えるんじゃない?ほんとかどうかは知らないけど」
曜「……」
曜(ふ、ふ~ん……)チラチラ
3: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:35:59.29 ID:II/+f9TT
曜(……)
曜(なるほど~。怖いところに二人でいれば、両想いどうしになれるのかぁ……)
曜(ふ、ふ~ん……)
曜「……」
曜(怖いところ、ねぇ……)
曜「むむむ……」
曜(……)
曜「……あっ!」
曜(いいこと思いついちゃった!)
曜(なるほど~。怖いところに二人でいれば、両想いどうしになれるのかぁ……)
曜(ふ、ふ~ん……)
曜「……」
曜(怖いところ、ねぇ……)
曜「むむむ……」
曜(……)
曜「……あっ!」
曜(いいこと思いついちゃった!)
4: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:36:43.92 ID:II/+f9TT
~曜の部屋~
梨子「お、おじゃましまーす……///」
曜「いらっしゃーい!」
梨子「うん……」
梨子(曜ちゃんの、お部屋……///)ドキドキ
梨子「……///」
曜「……むふっ♪」
曜(むふふ~、今から梨子ちゃんを思いっきりドキドキさせちゃうよ!)
梨子「お、おじゃましまーす……///」
曜「いらっしゃーい!」
梨子「うん……」
梨子(曜ちゃんの、お部屋……///)ドキドキ
梨子「……///」
曜「……むふっ♪」
曜(むふふ~、今から梨子ちゃんを思いっきりドキドキさせちゃうよ!)
6: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:37:56.03 ID:II/+f9TT
梨子「それで、曜ちゃん。内緒のお話って言ってたけど……」
曜「あっ、そのことなんだけどね~」
曜(まずは……それっ!)ポチッ!
ブォン!!
梨子「きゃっ!な、何!?停電!?」
曜「みたいだねー」
曜(お化け屋敷の定番!真っ暗装置!)
曜(しかも遠隔操作でブレーカーの電源をオフにしているから、絶対に私の仕業だとばれることはないのであります!)
曜「あっ、そのことなんだけどね~」
曜(まずは……それっ!)ポチッ!
ブォン!!
梨子「きゃっ!な、何!?停電!?」
曜「みたいだねー」
曜(お化け屋敷の定番!真っ暗装置!)
曜(しかも遠隔操作でブレーカーの電源をオフにしているから、絶対に私の仕業だとばれることはないのであります!)
7: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:39:19.98 ID:II/+f9TT
梨子「うぅぅ、まっくら……」
曜「ねー」
曜(そりゃそうだよ。だって完全な闇を創るのって、意外と苦労したんだもん)
曜(カーテン閉めただけじゃ月の明かりとかが漏れてくるから、窓はきっちり段ボールとガムテープで目張りをしてある。もちろん全ての電子機器の電源は一切オフ)
曜(むふふ、完璧っ!完璧すぎるよ、私!もう絶対『失敗DTヨーソロー』とは呼ばせないんだからね!)
梨子「ぅ、ぅぅぅ……」
曜「……」
梨子「な、なんにも見えないし……ねえ、曜ちゃん?」
曜「んー?」
梨子「私の近くにいる……?」ガサガサ
曜「いるよー」
梨子「ほ、ほんとに!?どこ!?」
曜「ここ」
梨子「ここじゃわかんないっ!!ねえお願いっ!!曜ちゃんっ!!」
曜「……」
曜「ねー」
曜(そりゃそうだよ。だって完全な闇を創るのって、意外と苦労したんだもん)
曜(カーテン閉めただけじゃ月の明かりとかが漏れてくるから、窓はきっちり段ボールとガムテープで目張りをしてある。もちろん全ての電子機器の電源は一切オフ)
曜(むふふ、完璧っ!完璧すぎるよ、私!もう絶対『失敗DTヨーソロー』とは呼ばせないんだからね!)
梨子「ぅ、ぅぅぅ……」
曜「……」
梨子「な、なんにも見えないし……ねえ、曜ちゃん?」
曜「んー?」
梨子「私の近くにいる……?」ガサガサ
曜「いるよー」
梨子「ほ、ほんとに!?どこ!?」
曜「ここ」
梨子「ここじゃわかんないっ!!ねえお願いっ!!曜ちゃんっ!!」
曜「……」
10: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:41:04.45 ID:II/+f9TT
梨子「うぅぅ、曜ちゃん……」
曜「……」
梨子「……そ、そうよ!!スマホ!!」フルフル
シーン…
梨子「うそ!?こんな時に電池切れぇ!?もーっ!!」
曜(もちろん事前にハッキングして対策済みであります。今日の私は一味も二味も違うよ!)
曜(だって今日の私は恋愛の達人!完璧モテモテヨーソローだもんね~!)
曜「むふふ……♪」
梨子「っ!!?ねっ、ねえ!!曜ちゃんっ!?いるの!?いるのよね!?」
曜「!?」ビクッ!
梨子「ほんとにお願いーっ!!近くにいるならぎゅっ!ってしてぇ!!私のこと抱きしめてっ!!一人じゃほんとに怖いの~っ!!」
曜(っ……ダメダメ。きっちり梨子ちゃんはドキドキさせないと)
梨子「お願いっ!!一生のお願いっ!!もう絶対曜ちゃんにワガママ言ったりしないからぁ~!!」
曜(ガマン、ガマン……)
曜「……」
梨子「……そ、そうよ!!スマホ!!」フルフル
シーン…
梨子「うそ!?こんな時に電池切れぇ!?もーっ!!」
曜(もちろん事前にハッキングして対策済みであります。今日の私は一味も二味も違うよ!)
曜(だって今日の私は恋愛の達人!完璧モテモテヨーソローだもんね~!)
曜「むふふ……♪」
梨子「っ!!?ねっ、ねえ!!曜ちゃんっ!?いるの!?いるのよね!?」
曜「!?」ビクッ!
梨子「ほんとにお願いーっ!!近くにいるならぎゅっ!ってしてぇ!!私のこと抱きしめてっ!!一人じゃほんとに怖いの~っ!!」
曜(っ……ダメダメ。きっちり梨子ちゃんはドキドキさせないと)
梨子「お願いっ!!一生のお願いっ!!もう絶対曜ちゃんにワガママ言ったりしないからぁ~!!」
曜(ガマン、ガマン……)
11: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:42:10.33 ID:II/+f9TT
梨子「っ……」
曜「……」
梨子「……ね、ねえっ!!曜ちゃん!!どこ!?私、一人にしないでーっ!!怖くて死んじゃうかもだからぁ!!」
梨子「ほんとにっ!!ほんとにお願いっ!!」キョロキョロ
曜(よしよし、ちゃんと梨子ちゃん怖がってる。あとは……)
善子『怖いところに一分くらい滞在してれば恋でも芽生えるんじゃない?』
曜(善子ちゃんによると、だいたい一分くらいで恋が芽生える。むふふふふ……♪)
梨子「返事してよ!!一人にしないで!!置いてかないでぇ!!曜ちゃんってばぁ!!」
曜「……」
曜(ごじゅうきゅう、ごじゅうはち、ごじゅうなな……)
梨子「ううっ、やだよぉ。曜ちゃん……お願い。今までのこと、全部謝るからぁ……」
曜(よんじゅうさん、よんじゅうに、よんじゅういち……)
曜「……」
梨子「……ね、ねえっ!!曜ちゃん!!どこ!?私、一人にしないでーっ!!怖くて死んじゃうかもだからぁ!!」
梨子「ほんとにっ!!ほんとにお願いっ!!」キョロキョロ
曜(よしよし、ちゃんと梨子ちゃん怖がってる。あとは……)
善子『怖いところに一分くらい滞在してれば恋でも芽生えるんじゃない?』
曜(善子ちゃんによると、だいたい一分くらいで恋が芽生える。むふふふふ……♪)
梨子「返事してよ!!一人にしないで!!置いてかないでぇ!!曜ちゃんってばぁ!!」
曜「……」
曜(ごじゅうきゅう、ごじゅうはち、ごじゅうなな……)
梨子「ううっ、やだよぉ。曜ちゃん……お願い。今までのこと、全部謝るからぁ……」
曜(よんじゅうさん、よんじゅうに、よんじゅういち……)
12: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:43:17.88 ID:II/+f9TT
梨子「うぅぅ、助けてぇ……曜ちゃん……」
曜(さん、に、いち……ゼロっ!いまだ!)
ポチッ!
曜(電源系統を、遠隔で非常用に切り替えて、っと!)
ブォン!!
梨子「わっ!?ま、まぶし……」
曜「じゃじゃーん!りっこちゃーん!」ハグッ♪
梨子「きゃあっ!?」
曜「えへへ~、びっくりした?ドキドキ……ってあれ?」
梨子「ふぇっ……」ウルウル
曜「えっ?」
梨子「ふぇっ、ぐすっ……」
曜(うそ、マジ泣き?)
梨子「っ……、うえええ~ん!!」
曜「!!?」
曜(さん、に、いち……ゼロっ!いまだ!)
ポチッ!
曜(電源系統を、遠隔で非常用に切り替えて、っと!)
ブォン!!
梨子「わっ!?ま、まぶし……」
曜「じゃじゃーん!りっこちゃーん!」ハグッ♪
梨子「きゃあっ!?」
曜「えへへ~、びっくりした?ドキドキ……ってあれ?」
梨子「ふぇっ……」ウルウル
曜「えっ?」
梨子「ふぇっ、ぐすっ……」
曜(うそ、マジ泣き?)
梨子「っ……、うえええ~ん!!」
曜「!!?」
13: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:44:12.54 ID:II/+f9TT
~間~
梨子「……」
曜「ご、ごめんなさい……」
梨子「……」
曜「本当に、すみませんでした……」ドゲザ
梨子「はぁ……」
曜「ううっ……ごめん、梨子ちゃん……泣いちゃうとは思ってなくて……」
梨子「……」
曜「……」
梨子「……で、なんでこんなことしようと思ったの?」
曜「だって、その……」
梨子「その?」
曜「そ、その…………おもしろいかなーって」
梨子「全然面白くないもん!!私すっごく怖かったんだからね!!怖くて一人で死んじゃうんじゃないかって思ったんだからね!!」
曜「わあああああ!!?そっ、そうだよね!!ごめんね梨子ちゃん!!!」
梨子「……」
曜「ご、ごめんなさい……」
梨子「……」
曜「本当に、すみませんでした……」ドゲザ
梨子「はぁ……」
曜「ううっ……ごめん、梨子ちゃん……泣いちゃうとは思ってなくて……」
梨子「……」
曜「……」
梨子「……で、なんでこんなことしようと思ったの?」
曜「だって、その……」
梨子「その?」
曜「そ、その…………おもしろいかなーって」
梨子「全然面白くないもん!!私すっごく怖かったんだからね!!怖くて一人で死んじゃうんじゃないかって思ったんだからね!!」
曜「わあああああ!!?そっ、そうだよね!!ごめんね梨子ちゃん!!!」
14: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:46:00.47 ID:II/+f9TT
梨子「私、すっごく怖かった!!曜ちゃんに捨てられちゃうんじゃないかって思った!!途中から曜ちゃん返事もしてくれなくなっちゃうし、そばにいて欲しい時にそばにいてくれないし!!」
曜「いやー、そっちの方がドキドキしてくれるかなー、とか
梨子「捨てられたんじゃないかって思ったの!!いっつも言ってるでしょ!!一人にしないでって!!怖くて寂しくって悲しくって死んじゃうかと思ったんだからね!!ばかばかばかばか~っ!!」ポカポカ
曜「わあああああ!!?り、梨子ちゃん落ち着いて!!」
梨子「落ち着けるわけないでしょっ!!ものすーっごく傷ついたんだからね!!曜ちゃんのせいで!!心が!!もうきゅーってして無くなっちゃうんじゃないかって思ったのーっ!!今日という今日はぜぇ~ったいに許してあげないんだからーっ!!」ポカポカ!!
曜「っ!!!?ごっ、ごめん!!梨子ちゃん!!ごめんってばぁ~!!!」
梨子「いやっ!!絶対に許さないもんっ!!」
曜「ふぇぇっ!?そ、そんなぁ……」
梨子「っ……!!」
曜「ぅ、ぅぅぅ……」
梨子「うぅぅ……!!もうっ!!曜ちゃんなんて大っ嫌いっ!!ほんとのほんとに大っ嫌いっ!!」プイッ!
曜「うぇぇぇ!?ちょ、ちょっと梨子ちゃ~ん!!」
曜(とほほ……両想いまでの道のりは、まだまだ遠そうなのであります……)
曜「いやー、そっちの方がドキドキしてくれるかなー、とか
梨子「捨てられたんじゃないかって思ったの!!いっつも言ってるでしょ!!一人にしないでって!!怖くて寂しくって悲しくって死んじゃうかと思ったんだからね!!ばかばかばかばか~っ!!」ポカポカ
曜「わあああああ!!?り、梨子ちゃん落ち着いて!!」
梨子「落ち着けるわけないでしょっ!!ものすーっごく傷ついたんだからね!!曜ちゃんのせいで!!心が!!もうきゅーってして無くなっちゃうんじゃないかって思ったのーっ!!今日という今日はぜぇ~ったいに許してあげないんだからーっ!!」ポカポカ!!
曜「っ!!!?ごっ、ごめん!!梨子ちゃん!!ごめんってばぁ~!!!」
梨子「いやっ!!絶対に許さないもんっ!!」
曜「ふぇぇっ!?そ、そんなぁ……」
梨子「っ……!!」
曜「ぅ、ぅぅぅ……」
梨子「うぅぅ……!!もうっ!!曜ちゃんなんて大っ嫌いっ!!ほんとのほんとに大っ嫌いっ!!」プイッ!
曜「うぇぇぇ!?ちょ、ちょっと梨子ちゃ~ん!!」
曜(とほほ……両想いまでの道のりは、まだまだ遠そうなのであります……)
17: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:48:08.51 ID:II/+f9TT
【2】
~部室~
ルビィ「あれ、善子ちゃん珍しい時計つけてるね」
善子「気づいた?これ、スマートウォッチって言ってね、色んなことができちゃう優れものなのよ。例えば……ほら、心拍数まで測れるの!」
ルビィ「わっ!すご~い!」
花丸「未来ずら~!」
ルビィ「貸して貸して!ルビィもやってみたい!」
善子「ん、いいわよ」
ピコピコ
ルビィ「おぉ~!」
曜「あれ?一年生だけ?何してるの?」ガチャッ
花丸「あっ、曜ちゃん」
ルビィ「今ね今ね、ルビィの心拍数を測ってたの!」
善子「ほら、こういうのでお手軽に測定できるのよ」
曜「へぇ~」
曜(心拍数かぁ~……)
~部室~
ルビィ「あれ、善子ちゃん珍しい時計つけてるね」
善子「気づいた?これ、スマートウォッチって言ってね、色んなことができちゃう優れものなのよ。例えば……ほら、心拍数まで測れるの!」
ルビィ「わっ!すご~い!」
花丸「未来ずら~!」
ルビィ「貸して貸して!ルビィもやってみたい!」
善子「ん、いいわよ」
ピコピコ
ルビィ「おぉ~!」
曜「あれ?一年生だけ?何してるの?」ガチャッ
花丸「あっ、曜ちゃん」
ルビィ「今ね今ね、ルビィの心拍数を測ってたの!」
善子「ほら、こういうのでお手軽に測定できるのよ」
曜「へぇ~」
曜(心拍数かぁ~……)
18: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:49:23.18 ID:II/+f9TT
曜「……あっ!私にも貸して!私も測定してみたい!」
善子「いいけど……そんなに面白い?」
曜「見てて見てて!実はね、私、すっごい特技があるんだよ!」
ルビィ「特技?」
曜「そう!心拍数を自由にコントロールできるの!」
善子「……はぁ?どういう意味よ、それ」
曜「水泳選手ってね、心臓が一回ドクン!ってするだけでたくさんの空気を全身に送れるようにトレーニングされてるんだよ!だから……」
パチッ
曜「すぅ、はぁ……よしっ!ほら見ててね!きっと、ルビィちゃんや善子ちゃんに比べて、心肺機能が……」
梨子「……あれ?まだみんな揃ってないの?」ガチャッ!
曜(わっ!梨子ちゃん!?)
善子「いいけど……そんなに面白い?」
曜「見てて見てて!実はね、私、すっごい特技があるんだよ!」
ルビィ「特技?」
曜「そう!心拍数を自由にコントロールできるの!」
善子「……はぁ?どういう意味よ、それ」
曜「水泳選手ってね、心臓が一回ドクン!ってするだけでたくさんの空気を全身に送れるようにトレーニングされてるんだよ!だから……」
パチッ
曜「すぅ、はぁ……よしっ!ほら見ててね!きっと、ルビィちゃんや善子ちゃんに比べて、心肺機能が……」
梨子「……あれ?まだみんな揃ってないの?」ガチャッ!
曜(わっ!梨子ちゃん!?)
19: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:51:46.32 ID:II/+f9TT
梨子「なになに?何やってるの?」ずいっ!
曜(きゃっ!ちょ、ちょっと梨子ちゃん!!急に近づかないで……///)
ピコピコ
梨子「……時計?にしては、ちょっと不思議な……」
モニッ♪
曜(うっ!?///後ろから覗きこまれると、お、お胸が……!!///)フニフニ
ビーッ!ビーッ!
曜「んなっ!!?///」
梨子「?」
曜(きゃっ!ちょ、ちょっと梨子ちゃん!!急に近づかないで……///)
ピコピコ
梨子「……時計?にしては、ちょっと不思議な……」
モニッ♪
曜(うっ!?///後ろから覗きこまれると、お、お胸が……!!///)フニフニ
ビーッ!ビーッ!
曜「んなっ!!?///」
梨子「?」
20: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:53:46.21 ID:II/+f9TT
梨子「曜ちゃん?」ギュッ
曜「っ!!?////」
ビーッ!ビーッ!
善子「……全然心拍数、減らないけど」
ルビィ「ルビィよりも多いじゃん」
花丸「心臓がドクドク言ってるずら」
曜「ちちちちちち違うのーっ!!これはっ!!そのっ!!///」
よしまるびぃ「……」
曜「っ……!!///とっ、とりあえず!!梨子ちゃんっ!!///」
梨子「なあに?」
曜「一回っ!!一回私と3mの距離とって!!///10秒だけっ!!10秒だけでいいからーっ!!///」グイッ!
梨子「きゃっ!?ちょっと曜ちゃん!?」
曜「っ!!?////」
ビーッ!ビーッ!
善子「……全然心拍数、減らないけど」
ルビィ「ルビィよりも多いじゃん」
花丸「心臓がドクドク言ってるずら」
曜「ちちちちちち違うのーっ!!これはっ!!そのっ!!///」
よしまるびぃ「……」
曜「っ……!!///とっ、とりあえず!!梨子ちゃんっ!!///」
梨子「なあに?」
曜「一回っ!!一回私と3mの距離とって!!///10秒だけっ!!10秒だけでいいからーっ!!///」グイッ!
梨子「きゃっ!?ちょっと曜ちゃん!?」
21: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:55:21.74 ID:II/+f9TT
曜「すぅ~、はぁ~……///ふぅ……よしっ!見ててね三人とも!今からほんとの実力を見せてあげるから!」
よしまるびぃ「はぁ……」
曜「いっくよー!」
ピコピコ…
曜「すぅ、はぁ……」
曜(無心、無心……何も考えるな……)
ピッ!ピッ!
曜「ほら、平常時でもルビィちゃんより心拍数が小さいでしょ?これはね、私の心臓の、一回で送り出せる血液量が多いってことで……」
梨子「心臓?心臓の何を測定してるの?」チョコッ!
曜(わっ!?///って梨子ちゃん!!だから覗き込まないでよーっ!!///)
よしまるびぃ「はぁ……」
曜「いっくよー!」
ピコピコ…
曜「すぅ、はぁ……」
曜(無心、無心……何も考えるな……)
ピッ!ピッ!
曜「ほら、平常時でもルビィちゃんより心拍数が小さいでしょ?これはね、私の心臓の、一回で送り出せる血液量が多いってことで……」
梨子「心臓?心臓の何を測定してるの?」チョコッ!
曜(わっ!?///って梨子ちゃん!!だから覗き込まないでよーっ!!///)
24: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 19:57:20.18 ID:II/+f9TT
梨子「これがその測定器ってこと?へぇ~、面白そうね。見せて見せて」
フワッ♪
曜(っ!!?///か、髪の毛っ!!さらさらだしちょーいい匂いするんだけど~っ!!///)
梨子「ん~」
曜(ぅ、ぅぅぅ……////梨子ちゃんの匂い、すっごく、女の子って感じがして……///)
ブーッ!ブーッ!
曜「んなっ!?///」ドクン!
梨子「どうしたの?」
よしまるびぃ「やっぱり……」
曜「うぇぇぇっ!!?///そっ、そんな目で見ないでよ~っ!!これは、そのっ!!////」ドキドキドキドキ
よしまるびぃ「……」ジトーッ
曜「っ……!!///とりあえず梨子ちゃん!!」
梨子「?」
曜「とりあえず私から離れてっ!!私にしばらく近づかないでーっ!!」
梨子「えっ?」
曜「ほんとにお願い!!ちょっとだけでいいからぁ~!!」
梨子「……」
曜「う、うぅぅ……!!////」
梨子「……」
曜「ぅぅぅ……////」
梨子「……イヤ」
曜「うぇぇっ!?///」
フワッ♪
曜(っ!!?///か、髪の毛っ!!さらさらだしちょーいい匂いするんだけど~っ!!///)
梨子「ん~」
曜(ぅ、ぅぅぅ……////梨子ちゃんの匂い、すっごく、女の子って感じがして……///)
ブーッ!ブーッ!
曜「んなっ!?///」ドクン!
梨子「どうしたの?」
よしまるびぃ「やっぱり……」
曜「うぇぇぇっ!!?///そっ、そんな目で見ないでよ~っ!!これは、そのっ!!////」ドキドキドキドキ
よしまるびぃ「……」ジトーッ
曜「っ……!!///とりあえず梨子ちゃん!!」
梨子「?」
曜「とりあえず私から離れてっ!!私にしばらく近づかないでーっ!!」
梨子「えっ?」
曜「ほんとにお願い!!ちょっとだけでいいからぁ~!!」
梨子「……」
曜「う、うぅぅ……!!////」
梨子「……」
曜「ぅぅぅ……////」
梨子「……イヤ」
曜「うぇぇっ!?///」
25: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 20:01:38.26 ID:II/+f9TT
梨子「イヤっ!!そんなこと言われたらますます絶対離れたくなくなるもんっ!!」ギュッ!!
曜「わああああ!!?///だっ、抱き着いちゃダメーっ!!////ますますドキドキしちゃうからぁ~!!////」
ブーッ!!ブーッ!!
曜「わああああ!!?////」
ドキドキドキドキ!!
よしまるびぃ「……」
曜「りっ、梨子ちゃんっ!!ほんとにっ!!////」
梨子「むぅ……」
曜「ぅぅぅ……!!////」
梨子「むぅぅ~……!!」プクーッ!!
曜「うぅぅ、わぁぁぁぁ……!!?////」
ブーッ!ブーッ!!
梨子「ヤダ。絶対に離れないもん」ギュッ!
曜(うぇぇ!!?///だから腕っ!!おっ〇〇当たってるよぉ~!!///)フニフニ♪
梨子「……」ギュッ!
曜(はわわわわわ……!!!?////)
ビーッ!ビビーッ!ビビビ……パァーン!!
梨子「えっ?」
曜「きゅ、きゅぅぅぅ……////」
≪Error≫
梨子「曜ちゃん?」
善子「あっ、曜が壊れた」
花丸「機械からすっごい音がしたずら」
ルビィ「心臓が爆発しちゃったのかなぁ?」
曜「ぅ、ぅぅぅ……////」ピクピク
曜「わああああ!!?///だっ、抱き着いちゃダメーっ!!////ますますドキドキしちゃうからぁ~!!////」
ブーッ!!ブーッ!!
曜「わああああ!!?////」
ドキドキドキドキ!!
よしまるびぃ「……」
曜「りっ、梨子ちゃんっ!!ほんとにっ!!////」
梨子「むぅ……」
曜「ぅぅぅ……!!////」
梨子「むぅぅ~……!!」プクーッ!!
曜「うぅぅ、わぁぁぁぁ……!!?////」
ブーッ!ブーッ!!
梨子「ヤダ。絶対に離れないもん」ギュッ!
曜(うぇぇ!!?///だから腕っ!!おっ〇〇当たってるよぉ~!!///)フニフニ♪
梨子「……」ギュッ!
曜(はわわわわわ……!!!?////)
ビーッ!ビビーッ!ビビビ……パァーン!!
梨子「えっ?」
曜「きゅ、きゅぅぅぅ……////」
≪Error≫
梨子「曜ちゃん?」
善子「あっ、曜が壊れた」
花丸「機械からすっごい音がしたずら」
ルビィ「心臓が爆発しちゃったのかなぁ?」
曜「ぅ、ぅぅぅ……////」ピクピク
26: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 20:02:11.91 ID:II/+f9TT
~間~
梨子「……それで?曜ちゃんと一年生とで何をしてたの?」
ルビィ「心臓の音を測ってたんだよ」
梨子「心臓の、音?」
善子「心拍数ね」
花丸「善子ちゃんの不思議な機械で遊んでたずら」
ルビィ「こっちの数字が心拍数で、こっちが血圧だよ」
梨子(そっか、なるほどね……)
梨子「……」
梨子(ってことは、さっきまで曜ちゃんが測ってたのは……)
梨子「……曜ちゃんの『ドキドキ』ってこと?」
善子「ま、そういうことになるわね」
梨子「ふーん……」
梨子(……)
梨子「……それで?曜ちゃんと一年生とで何をしてたの?」
ルビィ「心臓の音を測ってたんだよ」
梨子「心臓の、音?」
善子「心拍数ね」
花丸「善子ちゃんの不思議な機械で遊んでたずら」
ルビィ「こっちの数字が心拍数で、こっちが血圧だよ」
梨子(そっか、なるほどね……)
梨子「……」
梨子(ってことは、さっきまで曜ちゃんが測ってたのは……)
梨子「……曜ちゃんの『ドキドキ』ってこと?」
善子「ま、そういうことになるわね」
梨子「ふーん……」
梨子(……)
27: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 20:03:19.28 ID:II/+f9TT
曜「ぅ、ぁぁぁ……はぁぁ。えっと……」
梨子「曜ちゃん?」
曜「わっ!?梨子ちゃん!?///」
ドキッ!!
梨子「……」
曜「っ……///」
梨子「……ふ~ん。曜ちゃん、ドキドキしてるんだ」
曜「うぇっ!?///そ、それは……///」ドキドキ
梨子「……」
曜「っ……///」
ピーッ!ピーッ!
曜「わっ!?///」
梨子「……っ!!もうっ!!曜ちゃん!!」
曜(うぇぇぇ!?///)
梨子「曜ちゃん?」
曜「わっ!?梨子ちゃん!?///」
ドキッ!!
梨子「……」
曜「っ……///」
梨子「……ふ~ん。曜ちゃん、ドキドキしてるんだ」
曜「うぇっ!?///そ、それは……///」ドキドキ
梨子「……」
曜「っ……///」
ピーッ!ピーッ!
曜「わっ!?///」
梨子「……っ!!もうっ!!曜ちゃん!!」
曜(うぇぇぇ!?///)
28: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 20:04:38.52 ID:II/+f9TT
梨子「そうやっていつもいつも女の子にドキドキしてるんでしょ!!もうっ!!あり得ないっ!!すーぐ鼻の下伸ばしきっちゃって!!」
曜「いや、ドキドキなんて……///」ドキドキ
梨子「してるじゃん!!ほら!!」
ピッ!ピッ!
曜「っ!!!?////」
梨子「女の子に優しくされたくらいでドキドキしないで!!曜ちゃんはもーっと落ち着いていなくちゃだめなの~っ!!」ギュッ!
曜(うぇぇぇぇ!!?////)
曜「いや、ドキドキなんて……///」ドキドキ
梨子「してるじゃん!!ほら!!」
ピッ!ピッ!
曜「っ!!!?////」
梨子「女の子に優しくされたくらいでドキドキしないで!!曜ちゃんはもーっと落ち着いていなくちゃだめなの~っ!!」ギュッ!
曜(うぇぇぇぇ!!?////)
29: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 20:06:17.68 ID:II/+f9TT
梨子「だいたい曜ちゃんはいっつもそう!!誰にでもで簡単にしっぽ振ってついて行っちゃうし!!す~ぐ誘惑とかされちゃうし!!もうっ!!ちょっとは頭を使ってよっ!!女の子なんてみーんな悪い事考えてる娘ばっかなんだよ!!?」
曜「い、いや、私そんな簡単に騙されたりとかは……///」ドキドキ
梨子「じゃあなんでこんなに心臓ドキドキさせてるのーっ!!女の子に簡単にドキドキするの禁止って普段から言ってるじゃない!!」
曜「うぇぇぇ!!?///わ、私だって誰にでも簡単にときめいているわけじゃなくてーっ!!///」
梨子「だったら今すぐ心臓のドキドキを止めて見せてよ!!私の誘惑くらい簡単に躱してみせなさいよーっ!!」ポカポカ!!
曜「ちょっ!?梨子ちゃーん!!?///」
梨子「ばかばかばかばかぁ~!!!」ポカポカ
曜(うぅぅぅ、わぁぁぁぁ……!!!?////)ドキドキ
ビーッ!ビーッ!
曜「い、いや、私そんな簡単に騙されたりとかは……///」ドキドキ
梨子「じゃあなんでこんなに心臓ドキドキさせてるのーっ!!女の子に簡単にドキドキするの禁止って普段から言ってるじゃない!!」
曜「うぇぇぇ!!?///わ、私だって誰にでも簡単にときめいているわけじゃなくてーっ!!///」
梨子「だったら今すぐ心臓のドキドキを止めて見せてよ!!私の誘惑くらい簡単に躱してみせなさいよーっ!!」ポカポカ!!
曜「ちょっ!?梨子ちゃーん!!?///」
梨子「ばかばかばかばかぁ~!!!」ポカポカ
曜(うぅぅぅ、わぁぁぁぁ……!!!?////)ドキドキ
ビーッ!ビーッ!
30: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 20:07:44.63 ID:II/+f9TT
梨子「っ……!!ほらっ!!練習!!私で練習してっ!!後ろからのハグくらいには対応してっ!!」ギュッ♪
曜(あわわわっ!!?////それ、練習じゃなくて本番……)
ドキドキドキドキ!!
曜「っ……!!///」
梨子「……」
曜「ぅぅぅ……///」
ビーッ!ビーッ!
梨子「むぅぅ……!!」プクーッ!!
曜「わああああ!!?///」
梨子「もうっ!!曜ちゃんのばかぁ~!!どすけべ天然たらし~!!」ポカポカ
曜「違うのっ!!違うんだってばぁー!!////」
よしまるびぃ「……」
よしまるびぃ(結局、いつもとおんなじパターンじゃん……)
この後めちゃくちゃドキドキした。二人とも
曜(あわわわっ!!?////それ、練習じゃなくて本番……)
ドキドキドキドキ!!
曜「っ……!!///」
梨子「……」
曜「ぅぅぅ……///」
ビーッ!ビーッ!
梨子「むぅぅ……!!」プクーッ!!
曜「わああああ!!?///」
梨子「もうっ!!曜ちゃんのばかぁ~!!どすけべ天然たらし~!!」ポカポカ
曜「違うのっ!!違うんだってばぁー!!////」
よしまるびぃ「……」
よしまるびぃ(結局、いつもとおんなじパターンじゃん……)
この後めちゃくちゃドキドキした。二人とも
31: (もんじゃ) 2022/02/01(火) 20:08:03.66 ID:II/+f9TT
終わりです。お粗末様でした
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1643711637/