1: (しうまい) 2022/02/05(土) 22:57:04.56 ID:RHDvOUei
歩夢(風邪、ひいちゃったみたい)
歩夢(自分では、まだまだやれそうだって思ってたんだけどな)
歩夢(せつ菜ちゃんに言われたとおり、早めに帰ってきたけど)
歩夢(けっこう悪化してきちゃったし、帰ってきて正解だったかも)
歩夢(この時間だと、お母さんたちもいないし、ひとりぼっち)
歩夢(いつもはなんともないはずなんだけど、風邪でつらいからか、ちょっとさみしいかも)
ピンポーン
歩夢(インターホンの音だ)
歩夢(誰だろう……? もしかして、侑ちゃん?)
歩夢(自分では、まだまだやれそうだって思ってたんだけどな)
歩夢(せつ菜ちゃんに言われたとおり、早めに帰ってきたけど)
歩夢(けっこう悪化してきちゃったし、帰ってきて正解だったかも)
歩夢(この時間だと、お母さんたちもいないし、ひとりぼっち)
歩夢(いつもはなんともないはずなんだけど、風邪でつらいからか、ちょっとさみしいかも)
ピンポーン
歩夢(インターホンの音だ)
歩夢(誰だろう……? もしかして、侑ちゃん?)
3: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:01:21.61 ID:RHDvOUei
歩夢(……ううん。それならドアの方を鳴らすはずだし、まだ部活中だし違うよね)
歩夢(あれ? せつ菜ちゃんだ)
せつ菜『歩夢さん、お見舞いにきました』
歩夢(『ありがとう、玄関開けとくから、入ってきて』っと)ポチポチ
歩夢(せつ菜ちゃん、練習中なのに来てくれたんだ)
歩夢(嬉しいな)
歩夢(うう……、動いてちょっときつくなってきたかも。ベッドで寝なきゃ)
歩夢(あれ? せつ菜ちゃんだ)
せつ菜『歩夢さん、お見舞いにきました』
歩夢(『ありがとう、玄関開けとくから、入ってきて』っと)ポチポチ
歩夢(せつ菜ちゃん、練習中なのに来てくれたんだ)
歩夢(嬉しいな)
歩夢(うう……、動いてちょっときつくなってきたかも。ベッドで寝なきゃ)
6: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:05:52.91 ID:RHDvOUei
せつ菜「お邪魔します」ガチャ
せつ菜「歩夢さん、部屋入りますね」
せつ菜「スポーツドリンクと冷却シート、持ってきました」
歩夢「ありがとう。お金、後で払うね」
せつ菜「気にしないでください、私がしたくてしてるんですから」
歩夢「……ありがとう」
歩夢「練習中だったでしょ、抜けてきてよかったの?」
せつ菜「かなり辛そうでしたし、お家の方がいないということで、心配になってしまって」
せつ菜「正直、恥ずかしい話ですが、いてもたってもいられなくて、練習なんてできませんでした」
せつ菜「歩夢さん、部屋入りますね」
せつ菜「スポーツドリンクと冷却シート、持ってきました」
歩夢「ありがとう。お金、後で払うね」
せつ菜「気にしないでください、私がしたくてしてるんですから」
歩夢「……ありがとう」
歩夢「練習中だったでしょ、抜けてきてよかったの?」
せつ菜「かなり辛そうでしたし、お家の方がいないということで、心配になってしまって」
せつ菜「正直、恥ずかしい話ですが、いてもたってもいられなくて、練習なんてできませんでした」
11: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:10:27.82 ID:RHDvOUei
歩夢「せつ菜ちゃんがそんなになっちゃうなんて珍しいね」
せつ菜「え! そ、そうですかね」
歩夢「そうだよ。せつ菜ちゃん、スクールアイドルのことになると、人一倍真剣でしょ」
せつ菜「それを言うなら、歩夢さんだっていつも頑張ってますよ」
せつ菜「だから、今日はしっかり休んでくださいね」
歩夢「はあい」
せつ菜「……本当は、侑さんが来れたらよかったんでしょうけど」
歩夢「そんなこと言わないで。せつ菜ちゃんが来てくれて、私、すごく嬉しいよ」
せつ菜「……! ありがとうございます」
せつ菜「え! そ、そうですかね」
歩夢「そうだよ。せつ菜ちゃん、スクールアイドルのことになると、人一倍真剣でしょ」
せつ菜「それを言うなら、歩夢さんだっていつも頑張ってますよ」
せつ菜「だから、今日はしっかり休んでくださいね」
歩夢「はあい」
せつ菜「……本当は、侑さんが来れたらよかったんでしょうけど」
歩夢「そんなこと言わないで。せつ菜ちゃんが来てくれて、私、すごく嬉しいよ」
せつ菜「……! ありがとうございます」
14: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:15:32.79 ID:RHDvOUei
せつ菜「それにしても、汗がすごいですね」
せつ菜「私のタオル、まだ使ってないので使ってください」
歩夢「ありがとう」
歩夢「……体、拭いてもらってもいい?」
せつ菜「ええ!? 出来ませんよ!」
歩夢「? 体、だるいからお願いしたいんだけど……」
せつ菜「えと、その、恥ずかしいんです!///」
歩夢(ふふっ。せつ菜ちゃん、こういうのダメなんだよね。かわいいなあ)
せつ菜「私のタオル、まだ使ってないので使ってください」
歩夢「ありがとう」
歩夢「……体、拭いてもらってもいい?」
せつ菜「ええ!? 出来ませんよ!」
歩夢「? 体、だるいからお願いしたいんだけど……」
せつ菜「えと、その、恥ずかしいんです!///」
歩夢(ふふっ。せつ菜ちゃん、こういうのダメなんだよね。かわいいなあ)
17: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:20:10.69 ID:RHDvOUei
歩夢「恥ずかしがることないのに。せつ菜ちゃんならいいよ?」
せつ菜「え」
歩夢「ほら、着替えとかでいっつも見えるでしょ」
せつ菜「そんなにまじまじと見てないですよ!」
歩夢「え? まじまじとじゃなかったら見てるんだ」
せつ菜「あ」
歩夢「……え ち」
せつ菜「ご、誤解です! そんなよこしまな目では見てないです!」
歩夢「だったら、拭いてくれる?」
歩夢「え ちじゃないなら普通に拭けるでしょ」
せつ菜「……分かりました。やりますよ」
せつ菜「え」
歩夢「ほら、着替えとかでいっつも見えるでしょ」
せつ菜「そんなにまじまじと見てないですよ!」
歩夢「え? まじまじとじゃなかったら見てるんだ」
せつ菜「あ」
歩夢「……え ち」
せつ菜「ご、誤解です! そんなよこしまな目では見てないです!」
歩夢「だったら、拭いてくれる?」
歩夢「え ちじゃないなら普通に拭けるでしょ」
せつ菜「……分かりました。やりますよ」
20: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:24:59.72 ID:RHDvOUei
歩夢「じゃあ、おねがいね」ヌギヌギ
せつ菜「はい。では、後ろから失礼して……」
ふき……ふき……
せつ菜「その……つけてないんですね」
歩夢「寝るときはね。そっちのほうが楽だから」
歩夢「せつ菜ちゃんは?」
せつ菜「私も、つけないですね」
歩夢「だよね。あ、もっと強く拭いていいよ」
せつ菜「は、はい……」
せつ菜「はい。では、後ろから失礼して……」
ふき……ふき……
せつ菜「その……つけてないんですね」
歩夢「寝るときはね。そっちのほうが楽だから」
歩夢「せつ菜ちゃんは?」
せつ菜「私も、つけないですね」
歩夢「だよね。あ、もっと強く拭いていいよ」
せつ菜「は、はい……」
24: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:29:55.93 ID:RHDvOUei
ごしごし……
せつ菜「……歩夢さんの肌、白くて、とても綺麗です」
歩夢「あ、ありがとう///」
せつ菜「前、拭きますね」
ふきふき……
せつ菜「……///」
歩夢(うわっ、すっごい顔真っ赤だ)
歩夢(本当に苦手なのかも)
むにっ
歩夢「んっ」
せつ菜「あっ! す、すみません」
歩夢「大丈夫だよ。ちょっと声でちゃっただけだから」
せつ菜「……歩夢さんの肌、白くて、とても綺麗です」
歩夢「あ、ありがとう///」
せつ菜「前、拭きますね」
ふきふき……
せつ菜「……///」
歩夢(うわっ、すっごい顔真っ赤だ)
歩夢(本当に苦手なのかも)
むにっ
歩夢「んっ」
せつ菜「あっ! す、すみません」
歩夢「大丈夫だよ。ちょっと声でちゃっただけだから」
28: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:34:40.66 ID:RHDvOUei
歩夢「それよりごめんね、苦手なのに、こんなことやらせちゃって」
せつ菜「いえ、気にしないでください。その、嫌ではないので」
ふきふき
歩夢「……ねえ、どうして私が体調悪いってわかったの?」
歩夢「自分では、けっこう隠せてるつもりだったんだけど」
歩夢「実際、せつ菜ちゃん以外には気づかれなかったし」
せつ菜「分かりますよ」
せつ菜「いつも、見てますから」
歩夢「……そうなんだ」
せつ菜「いえ、気にしないでください。その、嫌ではないので」
ふきふき
歩夢「……ねえ、どうして私が体調悪いってわかったの?」
歩夢「自分では、けっこう隠せてるつもりだったんだけど」
歩夢「実際、せつ菜ちゃん以外には気づかれなかったし」
せつ菜「分かりますよ」
せつ菜「いつも、見てますから」
歩夢「……そうなんだ」
32: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:39:15.14 ID:RHDvOUei
——
せつ菜「……ふう、これでだいたい拭けたんじゃないでしょうか」
歩夢「ありがとね、せつ菜ちゃん」
ぐぅ~
歩夢「あ、これは///」
せつ菜「歩夢さん、お腹空いてますよね」
歩夢「……うん///」
せつ菜「一応、お粥を作ろうと思って、卵とか材料も買ってきてあるんですよ」
せつ菜「では、今から作ってきますね!」
歩夢「ま、まって!」
歩夢(行っちゃった……)
歩夢(せつ菜ちゃんの料理、食べられるかな……)
せつ菜「……ふう、これでだいたい拭けたんじゃないでしょうか」
歩夢「ありがとね、せつ菜ちゃん」
ぐぅ~
歩夢「あ、これは///」
せつ菜「歩夢さん、お腹空いてますよね」
歩夢「……うん///」
せつ菜「一応、お粥を作ろうと思って、卵とか材料も買ってきてあるんですよ」
せつ菜「では、今から作ってきますね!」
歩夢「ま、まって!」
歩夢(行っちゃった……)
歩夢(せつ菜ちゃんの料理、食べられるかな……)
34: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:43:42.28 ID:RHDvOUei
——
せつ菜「できました!」
歩夢(あれ、見た目はすごくおいしそう)
せつ菜「熱いので、気を付けて食べてくださいね」
歩夢「……いただきます」
歩夢「! すっごくおいしいよ!」
せつ菜「本当ですか! ありがとうございます!」
せつ菜「実をいうと、来る前に、彼方さんにレシピを聞いておいたんです」
せつ菜「いろいろ元気が出るようなものも入れたかったんですけど」
せつ菜「彼方さんには、『まごころ込めて、レシピ通り作ってあげてね』って言われたので」
せつ菜「できました!」
歩夢(あれ、見た目はすごくおいしそう)
せつ菜「熱いので、気を付けて食べてくださいね」
歩夢「……いただきます」
歩夢「! すっごくおいしいよ!」
せつ菜「本当ですか! ありがとうございます!」
せつ菜「実をいうと、来る前に、彼方さんにレシピを聞いておいたんです」
せつ菜「いろいろ元気が出るようなものも入れたかったんですけど」
せつ菜「彼方さんには、『まごころ込めて、レシピ通り作ってあげてね』って言われたので」
35: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:48:07.48 ID:RHDvOUei
歩夢(彼方さん……! ナイスです……!)
せつ菜「おいしいって言ってもらえて、よかったです」
歩夢「ふふっ。とってもおいしかったから、またなんか作ってほしいな」
歩夢「そうだなあ、バレンタインとか近いし、どう?」
せつ菜「え!?」
歩夢「友チョコ、作ってきて交換しよ?」
せつ菜「……ああ! そうですよね。そうしましょう」
せつ菜「おいしいって言ってもらえて、よかったです」
歩夢「ふふっ。とってもおいしかったから、またなんか作ってほしいな」
歩夢「そうだなあ、バレンタインとか近いし、どう?」
せつ菜「え!?」
歩夢「友チョコ、作ってきて交換しよ?」
せつ菜「……ああ! そうですよね。そうしましょう」
37: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:52:34.91 ID:RHDvOUei
歩夢「ごちそうさまでした」
歩夢「……今日はありがとね。いろいろしてもらっちゃって」
せつ菜「いいんですよ。気にしないでください」
歩夢「もう遅いかもしれないけど、うつしちゃったらごめんね」
せつ菜「歩夢さんなら、うつされても構いませんよ」
せつ菜「むしろ、うつして治るくらいなら、私にうつしてください」
歩夢「ふふっ、変なの」
せつ菜「まあ、早く治ってほしいってことです」
せつ菜「私、元気な歩夢さんが好きなので」
歩夢「……好き?」
せつ菜「あ、その、今のは言葉の綾っていうか、早く良くなってほしいってことです!」
歩夢「あはは、さっきと同じこと言ってるよ」
せつ菜「お皿! 片付けてきますね!」スタスタ
歩夢「あ」
歩夢(逃げちゃった)
歩夢「……今日はありがとね。いろいろしてもらっちゃって」
せつ菜「いいんですよ。気にしないでください」
歩夢「もう遅いかもしれないけど、うつしちゃったらごめんね」
せつ菜「歩夢さんなら、うつされても構いませんよ」
せつ菜「むしろ、うつして治るくらいなら、私にうつしてください」
歩夢「ふふっ、変なの」
せつ菜「まあ、早く治ってほしいってことです」
せつ菜「私、元気な歩夢さんが好きなので」
歩夢「……好き?」
せつ菜「あ、その、今のは言葉の綾っていうか、早く良くなってほしいってことです!」
歩夢「あはは、さっきと同じこと言ってるよ」
せつ菜「お皿! 片付けてきますね!」スタスタ
歩夢「あ」
歩夢(逃げちゃった)
40: (しうまい) 2022/02/05(土) 23:57:09.99 ID:RHDvOUei
歩夢(好き、か)
歩夢(……これって、そういうことで、いいんだよね)
歩夢(私のこと、いつも見ててくれて、私が風邪ひいたら、練習抜けてまで看病しにきてくれて)
歩夢(料理だって、おいしくなるようにいろいろ頑張ってくれたし)
歩夢(たぶん、私のこと、好きなんだよね)
歩夢(……あれ、私、そのせつ菜ちゃんに、体拭かせてたの?)
歩夢(そう考えると、恥ずかしすぎて、せつ菜ちゃんの顔見れないかも///)ガバッ
せつ菜「歩夢さん? 大丈夫ですか?」
歩夢「あ、うん、大丈夫///」
せつ菜「布団かぶってるから、びっくりしましたよ」
せつ菜「あれ? 顔、さっきより赤いですね」
せつ菜「熱が上がってるのでしょうか……。具合はどうですか?」
歩夢「だ、大丈夫だと思う///」
歩夢(……これって、そういうことで、いいんだよね)
歩夢(私のこと、いつも見ててくれて、私が風邪ひいたら、練習抜けてまで看病しにきてくれて)
歩夢(料理だって、おいしくなるようにいろいろ頑張ってくれたし)
歩夢(たぶん、私のこと、好きなんだよね)
歩夢(……あれ、私、そのせつ菜ちゃんに、体拭かせてたの?)
歩夢(そう考えると、恥ずかしすぎて、せつ菜ちゃんの顔見れないかも///)ガバッ
せつ菜「歩夢さん? 大丈夫ですか?」
歩夢「あ、うん、大丈夫///」
せつ菜「布団かぶってるから、びっくりしましたよ」
せつ菜「あれ? 顔、さっきより赤いですね」
せつ菜「熱が上がってるのでしょうか……。具合はどうですか?」
歩夢「だ、大丈夫だと思う///」
42: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:01:29.45 ID:dmhf42GL
せつ菜「そうですか。ならいいんですけど」
せつ菜「もう少ししたら帰りますけど、何かあったら連絡してください」
歩夢「あ、うん」
歩夢(もうけっこう時間経ってるもんね)
歩夢(また、ひとりぼっちかあ)
歩夢(……私のこと好きなら、こういうお願いも聞いてくれるのかな)
歩夢「ねえ」
せつ菜「なんですか?」
歩夢「せつ菜ちゃんが来るまで一人だったから、ちょっぴり、さみしかったの」
歩夢「だから、眠れるまでそばにいてもらえる?」
せつ菜「もう少ししたら帰りますけど、何かあったら連絡してください」
歩夢「あ、うん」
歩夢(もうけっこう時間経ってるもんね)
歩夢(また、ひとりぼっちかあ)
歩夢(……私のこと好きなら、こういうお願いも聞いてくれるのかな)
歩夢「ねえ」
せつ菜「なんですか?」
歩夢「せつ菜ちゃんが来るまで一人だったから、ちょっぴり、さみしかったの」
歩夢「だから、眠れるまでそばにいてもらえる?」
44: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:05:54.61 ID:dmhf42GL
せつ菜「もちろん、いいですよ」
歩夢「あとね、手も、握っててほしいの」
せつ菜「はい」
ぎゅっ
歩夢「……ごめんね、わがままだったよね?」
せつ菜「こんなの、わがままのうちにも入りませんよ」
せつ菜「もっと私を頼ってくれていいんですからね」
歩夢「……ありがと」
歩夢(私、やっぱり、せつ菜ちゃんのこと……)
歩夢「あとね、手も、握っててほしいの」
せつ菜「はい」
ぎゅっ
歩夢「……ごめんね、わがままだったよね?」
せつ菜「こんなの、わがままのうちにも入りませんよ」
せつ菜「もっと私を頼ってくれていいんですからね」
歩夢「……ありがと」
歩夢(私、やっぱり、せつ菜ちゃんのこと……)
46: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:11:14.52 ID:dmhf42GL
——
せつ菜(歩夢さん……かわいすぎました)
せつ菜(手を握ってなんて、あんなふうにお願いされるとは)
せつ菜(家に帰ってから、お風呂にも入ったのに、歩夢さんの手の感触や温もりがはっきりと思い出せます)
せつ菜(あ、タオル、そのままでした……)
せつ菜(歩夢さんの、は、裸を見ながら、汗を拭いたんでしたね///)
せつ菜「……」ゴクリ
せつ菜(ちょっとぐらいなら、いいですよね……)ドキドキ
せつ菜「すぅー……はぁー……」
せつ菜「……っ! これ……やば……!」スーハー
せつ菜(歩夢さん……! 歩夢さんっ……!)スーハー
せつ菜「はっ……はっ……はっ……」
せつ菜「やってしまいました……。あ、歩夢さんの……タオル……」
せつ菜(歩夢さん……かわいすぎました)
せつ菜(手を握ってなんて、あんなふうにお願いされるとは)
せつ菜(家に帰ってから、お風呂にも入ったのに、歩夢さんの手の感触や温もりがはっきりと思い出せます)
せつ菜(あ、タオル、そのままでした……)
せつ菜(歩夢さんの、は、裸を見ながら、汗を拭いたんでしたね///)
せつ菜「……」ゴクリ
せつ菜(ちょっとぐらいなら、いいですよね……)ドキドキ
せつ菜「すぅー……はぁー……」
せつ菜「……っ! これ……やば……!」スーハー
せつ菜(歩夢さん……! 歩夢さんっ……!)スーハー
せつ菜「はっ……はっ……はっ……」
せつ菜「やってしまいました……。あ、歩夢さんの……タオル……」
49: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:16:17.65 ID:dmhf42GL
——
せつ菜(……風邪、ひいてしまったみたいです)
せつ菜(まさか、看病した私が風邪をひいてしまうとは……)
せつ菜(うう……、昨日眠れなかったのがいけなかったのでしょうか)
せつ菜(お母さんたちも出かけてしまったので、ひとりぼっちですね)
せつ菜(歩夢さんがさみしく思うのも、分かる気がします)
せつ菜「歩夢さん……」
ピンポーン
せつ菜(インターホン?)
せつ菜(お母さん、忘れ物かな)
せつ菜(……風邪、ひいてしまったみたいです)
せつ菜(まさか、看病した私が風邪をひいてしまうとは……)
せつ菜(うう……、昨日眠れなかったのがいけなかったのでしょうか)
せつ菜(お母さんたちも出かけてしまったので、ひとりぼっちですね)
せつ菜(歩夢さんがさみしく思うのも、分かる気がします)
せつ菜「歩夢さん……」
ピンポーン
せつ菜(インターホン?)
せつ菜(お母さん、忘れ物かな)
50: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:20:46.95 ID:dmhf42GL
せつ菜(あ、歩夢さん!?)
歩夢『せつ菜ちゃん、お見舞いにきたよ』
せつ菜(『玄関は開けておきますので、入ってきてください』)ポチポチ
せつ菜(……歩夢さん、学校休んで来たんですか)
せつ菜(なぜ……?)
せつ菜(……たぶん、私がお見舞いに行ったから、それのお返しで来たのでしょう)
せつ菜(そんなこと、しなくてもいいのに……)
歩夢「お邪魔します」
歩夢「せつ菜ちゃん、具合はどう?」
せつ菜「うーん、あんまり良くないです」
歩夢「あはは、そうだよね」
歩夢『せつ菜ちゃん、お見舞いにきたよ』
せつ菜(『玄関は開けておきますので、入ってきてください』)ポチポチ
せつ菜(……歩夢さん、学校休んで来たんですか)
せつ菜(なぜ……?)
せつ菜(……たぶん、私がお見舞いに行ったから、それのお返しで来たのでしょう)
せつ菜(そんなこと、しなくてもいいのに……)
歩夢「お邪魔します」
歩夢「せつ菜ちゃん、具合はどう?」
せつ菜「うーん、あんまり良くないです」
歩夢「あはは、そうだよね」
53: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:26:01.53 ID:dmhf42GL
歩夢「今日は、私が看病してあげるから、安心してね」
せつ菜「ありがとうございます」
せつ菜「でも、私がしたからって、歩夢さんがしなくてもいいんですよ」
せつ菜「今日だって学校があったのに、抜けてきたんですよね」
歩夢「そうだけど……」
歩夢「そんなに悲しいこと言わないで。わたし、せつ菜ちゃんが看病してくれたの、とっても嬉しかったんだよ」
歩夢「だから、今日来たのは、それのお返し……みたいな感じ」
せつ菜「だったらなおさら学校に行くべきです。同好会の活動だってあるんですから」
せつ菜「私の看病のために、歩夢さんの貴重な時間を使ってほしくないです」
歩夢「……せつ菜ちゃん、今日はかなりネガティブだね」
せつ菜「ありがとうございます」
せつ菜「でも、私がしたからって、歩夢さんがしなくてもいいんですよ」
せつ菜「今日だって学校があったのに、抜けてきたんですよね」
歩夢「そうだけど……」
歩夢「そんなに悲しいこと言わないで。わたし、せつ菜ちゃんが看病してくれたの、とっても嬉しかったんだよ」
歩夢「だから、今日来たのは、それのお返し……みたいな感じ」
せつ菜「だったらなおさら学校に行くべきです。同好会の活動だってあるんですから」
せつ菜「私の看病のために、歩夢さんの貴重な時間を使ってほしくないです」
歩夢「……せつ菜ちゃん、今日はかなりネガティブだね」
54: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:30:33.72 ID:dmhf42GL
せつ菜「そうでしょうか」
歩夢「そうだよ」
歩夢「だから、来てよかった。せつ菜ちゃん、私が来て嬉しいでしょ」
せつ菜「え! まあ、そうですけど……」
歩夢「ふふっ、だよね」
歩夢「あとは、ほら、“私がしたくてしてるの”。ねっ?」
歩夢「だから、細かいことは気にしないで、私に看病されててね」
せつ菜「ふふ、歩夢さんにはかないませんね」
せつ菜(今の私、そんなにネガティブに見えてるのでしょうか……)
せつ菜(風邪のせいですかね……。早く元気にならないと)
歩夢「そうだよ」
歩夢「だから、来てよかった。せつ菜ちゃん、私が来て嬉しいでしょ」
せつ菜「え! まあ、そうですけど……」
歩夢「ふふっ、だよね」
歩夢「あとは、ほら、“私がしたくてしてるの”。ねっ?」
歩夢「だから、細かいことは気にしないで、私に看病されててね」
せつ菜「ふふ、歩夢さんにはかないませんね」
せつ菜(今の私、そんなにネガティブに見えてるのでしょうか……)
せつ菜(風邪のせいですかね……。早く元気にならないと)
57: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:34:53.88 ID:dmhf42GL
歩夢「けっこう汗かいてるみたいだけど、大丈夫?」
せつ菜「ああ、そろそろ拭いた方がいいですね」
歩夢「拭いてあげるよ」
せつ菜「大丈夫です。自分で出来ます」
歩夢「自分は拭いておいて、私には拭かせてくれないんだ」
せつ菜「歩夢さんがやらせたんでしょう」
歩夢「せつ菜ちゃんの体、拭かせてほしいな……」
せつ菜「……分かりました。お願いします」ヌギヌギ
歩夢「ふふっ、ありがと」
せつ菜「ああ、そろそろ拭いた方がいいですね」
歩夢「拭いてあげるよ」
せつ菜「大丈夫です。自分で出来ます」
歩夢「自分は拭いておいて、私には拭かせてくれないんだ」
せつ菜「歩夢さんがやらせたんでしょう」
歩夢「せつ菜ちゃんの体、拭かせてほしいな……」
せつ菜「……分かりました。お願いします」ヌギヌギ
歩夢「ふふっ、ありがと」
58: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:39:08.83 ID:dmhf42GL
ふきふき……
歩夢「せつ菜ちゃんも、白くて綺麗な肌してるよね」
せつ菜「……ありがとうございます」
歩夢「それに、ここもおっきいし」
ふにゅん
せつ菜「なっ! ちょっと、やめてください!///」
歩夢「あはは、ごめんね」
せつ菜「……もう///」
せつ菜「歩夢さんだって、充分大きいじゃないですか」
歩夢「そう? じゃあ、好き?」
せつ菜「!? え、えと、まあ、好きです」
歩夢「ふふっ、よかった」
歩夢「せつ菜ちゃんも、白くて綺麗な肌してるよね」
せつ菜「……ありがとうございます」
歩夢「それに、ここもおっきいし」
ふにゅん
せつ菜「なっ! ちょっと、やめてください!///」
歩夢「あはは、ごめんね」
せつ菜「……もう///」
せつ菜「歩夢さんだって、充分大きいじゃないですか」
歩夢「そう? じゃあ、好き?」
せつ菜「!? え、えと、まあ、好きです」
歩夢「ふふっ、よかった」
60: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:43:45.58 ID:dmhf42GL
ふきふき……
歩夢「……ねえ、そのタオル、どうしたの?」
歩夢「昨日のやつだよね、洗ってないみたいだけど」
せつ菜(あああっ!! まずいです!! 枕元に置きっぱなしでした!!)
せつ菜(何とかして、誤魔化さないと!!)
せつ菜「あ、あの、その……、そう! 学校の課題してて、洗濯、し忘れちゃったんですよ!」
せつ菜「枕元にあるのは、歩夢さんが来る前に、汗を拭くのに間違えて使ってしまったからです!」
歩夢「そっか、大変だったね」
せつ菜「そうなんですよ~!」
歩夢「……それで、終わったの? 匂いを嗅ぐって課題は?」
せつ菜(ば、バレてる……。終わった……)
歩夢「……ねえ、そのタオル、どうしたの?」
歩夢「昨日のやつだよね、洗ってないみたいだけど」
せつ菜(あああっ!! まずいです!! 枕元に置きっぱなしでした!!)
せつ菜(何とかして、誤魔化さないと!!)
せつ菜「あ、あの、その……、そう! 学校の課題してて、洗濯、し忘れちゃったんですよ!」
せつ菜「枕元にあるのは、歩夢さんが来る前に、汗を拭くのに間違えて使ってしまったからです!」
歩夢「そっか、大変だったね」
せつ菜「そうなんですよ~!」
歩夢「……それで、終わったの? 匂いを嗅ぐって課題は?」
せつ菜(ば、バレてる……。終わった……)
62: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:48:19.29 ID:dmhf42GL
せつ菜「すみません。さっきのは噓です。匂い、嗅いでました」
歩夢「え、本当に嗅いでたんだ」
せつ菜「カマをかけたんですか!?」
歩夢「怪しいとは思ったけど、本当にしてるとはね」
せつ菜「……すみませんでした」
歩夢「いいよ。許してあげる」
歩夢「それで、匂いはどうだったかな?」
せつ菜「え」
歩夢「感想、聞かせて?」
せつ菜「ええと……///」
歩夢「言ってくれないと、せつ菜ちゃんが私の汗の匂い嗅いでたってこと、バラすから」
歩夢「え、本当に嗅いでたんだ」
せつ菜「カマをかけたんですか!?」
歩夢「怪しいとは思ったけど、本当にしてるとはね」
せつ菜「……すみませんでした」
歩夢「いいよ。許してあげる」
歩夢「それで、匂いはどうだったかな?」
せつ菜「え」
歩夢「感想、聞かせて?」
せつ菜「ええと……///」
歩夢「言ってくれないと、せつ菜ちゃんが私の汗の匂い嗅いでたってこと、バラすから」
64: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:52:41.28 ID:dmhf42GL
せつ菜「そ、その、すごく、いい匂いでした///」
歩夢「好きな匂いだった?」
せつ菜「はい、大好きです///」
歩夢「うふふ、そっか、そうなんだ」
歩夢「今度せつ菜ちゃんのも嗅がせてね」
せつ菜「は、はい」
せつ菜(た、助かりました……)
歩夢「好きな匂いだった?」
せつ菜「はい、大好きです///」
歩夢「うふふ、そっか、そうなんだ」
歩夢「今度せつ菜ちゃんのも嗅がせてね」
せつ菜「は、はい」
せつ菜(た、助かりました……)
66: (しうまい) 2022/02/06(日) 00:57:09.76 ID:dmhf42GL
——
歩夢「もうすぐお昼だね。お腹空いてる?」
せつ菜「少し空いてきましたね」
歩夢「なんか作るよ。食べたいものある?」
せつ菜「そうですね……。卵焼きが食べたいです」
せつ菜「前から歩夢さんのお弁当を見てて、食べてみたいなって思ってたんです」
歩夢「分かったよ、じゃあ作ってくるね」
歩夢「もうすぐお昼だね。お腹空いてる?」
せつ菜「少し空いてきましたね」
歩夢「なんか作るよ。食べたいものある?」
せつ菜「そうですね……。卵焼きが食べたいです」
せつ菜「前から歩夢さんのお弁当を見てて、食べてみたいなって思ってたんです」
歩夢「分かったよ、じゃあ作ってくるね」
67: (しうまい) 2022/02/06(日) 01:01:43.09 ID:dmhf42GL
——
歩夢「出来たよ!」
せつ菜「ありがとうございます。いただきます」
歩夢「あ、まって」
せつ菜「なんですか?」
歩夢「食べさせてあげる」
せつ菜「ええ!? 大丈夫ですよ! 自分で食べれます!」
歩夢「ううん、私がしたいの」
歩夢「それとも、タオルのことバラされたい?」
せつ菜「うう……。分かりました。食べさせてください」
歩夢「うふふ。せつ菜ちゃんはしょうがないなあ」
歩夢「出来たよ!」
せつ菜「ありがとうございます。いただきます」
歩夢「あ、まって」
せつ菜「なんですか?」
歩夢「食べさせてあげる」
せつ菜「ええ!? 大丈夫ですよ! 自分で食べれます!」
歩夢「ううん、私がしたいの」
歩夢「それとも、タオルのことバラされたい?」
せつ菜「うう……。分かりました。食べさせてください」
歩夢「うふふ。せつ菜ちゃんはしょうがないなあ」
68: (しうまい) 2022/02/06(日) 01:06:08.35 ID:dmhf42GL
歩夢「はい、あーん♡」
せつ菜「あーん///」
せつ菜「はむ、もぐもぐ」
せつ菜「とってもおいしいです。……かなり恥ずかしいですけど」
歩夢「そう? でも、私は好きだなあ」
せつ菜「……二人きりのときなら、してもいいですよ」
歩夢「いいの?」
せつ菜「はい」
せつ菜「あーん///」
せつ菜「はむ、もぐもぐ」
せつ菜「とってもおいしいです。……かなり恥ずかしいですけど」
歩夢「そう? でも、私は好きだなあ」
せつ菜「……二人きりのときなら、してもいいですよ」
歩夢「いいの?」
せつ菜「はい」
70: (しうまい) 2022/02/06(日) 01:10:24.85 ID:dmhf42GL
歩夢「もしかして、せつ菜ちゃんもしてほしかったりする?」
せつ菜「あ、歩夢さんがしたがってるから、その、仕方なくです」
歩夢「ふーん。じゃあ、そういうことにしておくね♪」
せつ菜「なんですかそれ。べ、別に私は——」
歩夢「ほらほら、冷めないうちに次のやつ、食べよ?」
せつ菜「……はい」
歩夢「あーん♡」
せつ菜「あ、あーん///」
せつ菜「あ、歩夢さんがしたがってるから、その、仕方なくです」
歩夢「ふーん。じゃあ、そういうことにしておくね♪」
せつ菜「なんですかそれ。べ、別に私は——」
歩夢「ほらほら、冷めないうちに次のやつ、食べよ?」
せつ菜「……はい」
歩夢「あーん♡」
せつ菜「あ、あーん///」
71: (しうまい) 2022/02/06(日) 01:14:46.68 ID:dmhf42GL
——
せつ菜「ごちそうさまでした」
歩夢「食器はあとで片付けとくよ」
せつ菜「ありがとうございます」
歩夢「この後は、眠れるまで一緒にいてあげる」
歩夢「もちろん、手も繋ごうね」
せつ菜「ふふっ。それこそ、歩夢さんがしたいだけですよね」
歩夢「……そうだったら、せつ菜ちゃんはどうするの?」
せつ菜「え?」
せつ菜「ごちそうさまでした」
歩夢「食器はあとで片付けとくよ」
せつ菜「ありがとうございます」
歩夢「この後は、眠れるまで一緒にいてあげる」
歩夢「もちろん、手も繋ごうね」
せつ菜「ふふっ。それこそ、歩夢さんがしたいだけですよね」
歩夢「……そうだったら、せつ菜ちゃんはどうするの?」
せつ菜「え?」
72: (しうまい) 2022/02/06(日) 01:19:40.74 ID:dmhf42GL
歩夢「ねえ、昨日看病してくれたとき、好きって言ってくれたけど、あれって、そういうことでいいんだよね」
歩夢「……私もね、せつ菜ちゃんのこと、好きだよ」
歩夢「だから、手も繋ぎたいし、今だって、眠れるまでじゃなくって、ずっと一緒にいたいって思うの」
せつ菜「わ、私も! 歩夢さんのこと——」
歩夢「まって!」
歩夢「返事は、治ったら聞かせてほしいな」
歩夢「私も、元気なせつ菜ちゃんが好きなの」
歩夢「だから、早く元気になって、そのとき聞かせて」
せつ菜「……はい!」
おわり
歩夢「……私もね、せつ菜ちゃんのこと、好きだよ」
歩夢「だから、手も繋ぎたいし、今だって、眠れるまでじゃなくって、ずっと一緒にいたいって思うの」
せつ菜「わ、私も! 歩夢さんのこと——」
歩夢「まって!」
歩夢「返事は、治ったら聞かせてほしいな」
歩夢「私も、元気なせつ菜ちゃんが好きなの」
歩夢「だから、早く元気になって、そのとき聞かせて」
せつ菜「……はい!」
おわり
76: (しうまい) 2022/02/06(日) 01:27:58.03 ID:dmhf42GL
お読みいただきありがとうございました。タオル窃盗スレは私がSSを初めて投稿したスレなので、いいネタを思いついたらまた書きたいですね。
過去作です。
歩夢「もうすぐクリスマスだね、せつ菜ちゃん」 せつ菜「そうですね」
せつ菜「催眠術、ですか?」
せつ菜「歩夢さんと雪の日」
過去作です。
歩夢「もうすぐクリスマスだね、せつ菜ちゃん」 せつ菜「そうですね」
【SS】歩夢「もうすぐクリスマスだね、せつ菜ちゃん」 せつ菜「そうですね」【ラブライブ!虹ヶ咲】
歩夢「もうすぐクリスマスだね、せつ菜ちゃん」
せつ菜「そうですね」
歩夢「それでさ、クリスマスイブに私の家に来ない?」
せつ菜「い、家ですか!?」
歩夢「お泊まり会だよ? ……え ちなこと考えたでしょ」
せつ菜「考えてないですよ!///」
歩夢「そういうのはまだ早いよ、むっつりせつ菜ちゃん」
せつ菜「あはは……そうですよね」
せつ菜「催眠術、ですか?」
【SS】せつ菜「催眠術、ですか?」【ラブライブ!虹ヶ咲】
せつ菜「催眠術、ですか?」
侑「そうそう、最近ネットで見つけてさ」
せつ菜「催眠術っていうと、あなたはだんだん眠くなる~みたいなやつですか?」
侑「あ~、それとはちょっと違ってね」
侑「これは、かけた相手に自由に言うことを聞かせられる催眠術なの」
せつ菜「……そんなの本当にあるんですか? にわかには信じがたいですけど」
侑「あるんだよこれが、歩夢で試したし」
せつ菜「た、試したんですか!?」
侑「うん。ちなみに、その時の動画もあるけど……見る?」
せつ菜「見たいです!!」
侑「うわ、即答じゃん」
侑「でも、せつ菜ちゃんのそういうところ、嫌いじゃないよ」
せつ菜「歩夢さんと雪の日」
【SS】せつ菜「歩夢さんと雪の日」【ラブライブ!虹ヶ咲】
歩夢「……んしょ、んしょ」ニギニギ
歩夢「……ここを、こうして」ペタペタ
歩夢「見て見て! せつ菜ちゃん!」
歩夢「ちっちゃいけど、雪だるまできたよ!」
せつ菜「わあ、かわいいですね!」
せつ菜「でも、素手で触って大丈夫なんですか?」
歩夢「ちょっとつめたいかも」
歩夢「……えいっ」ピトッ
せつ菜「ひゃっ! めちゃくちゃ冷えてるじゃないですか!」
74: (もんじゃ) 2022/02/06(日) 01:24:35.66 ID:r+hih+Al
いいせつあゆをありがとう
ぜひまた書いて
ぜひまた書いて
79: (もんじゃ) 2022/02/06(日) 01:32:29.39 ID:AAyp53q2
乙
お前はぽむせつの柱になれ
お前はぽむせつの柱になれ
82: (SB-iPhone) 2022/02/06(日) 01:38:43.65 ID:kRFaiLqH
過去作も全部読んでた
雰囲気良くて好き
雰囲気良くて好き
84: (SB-iPhone) 2022/02/06(日) 02:21:34.55 ID:vXhdyqpg
素晴らしいですね!!!!!!!!
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1644069424/