【SS】ガチャッ ありあ「お姉ちゃん居るー?」 すみれ「お邪魔してまーす」手フリフリ【ラブライブ!スーパースター!!】

SS


1: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:21:41.90 ID:HDvZxrvz
ありあ「あっ、こんにちは!」

ありあ(お姉ちゃんの友達のすみれさん...来てたんだ)

すみれ「かのんなら今お手洗いに行ってるけど。何か用事?」

ありあ「お姉ちゃんからCD借りてたから返しに来たんです。でも居ないしまた後で出直してきます」

すみれ「それ私が代わりに渡しとくわよ」

ありあ「いいんですか?」
 

2: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:23:38.18 ID:HDvZxrvz
ありあ「すみません、よろしくお願いしますねっ」スッ

すみれ「さんきゅ」ニコッ

ありあ「...///」ドキッ

ありあ(すみれさんって美人でカッコいいなぁ...この人、本当にお姉ちゃんの友達?)ジーッ

すみれ「どうしたの?私の顔に何か付いてる?」

ありあ「い、いえ...なんでも」

ありあ(あまりにキレイだったから見とれてしまった)
 
3: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:24:23.87 ID:HDvZxrvz
すみれ「ありあ」

ありあ「は、はいっ!」

ありあ(なんで私の名前を!?...お姉ちゃんが教えたのか)

すみれ「一緒にお話でもしましょうよ、こっちに座って」ポンポンッ

ありあ「はい...し、失礼します」

ありあ(...話ってなんだろう)スッ

ポフッ

すみれ「....ん?どうしてわざわざ私の膝の上に?」

ありあ「へ...?あっ!す、すみません!!すぐ降りますから!」

ありあ(やっちゃった...いくら緊張してるからってお姉ちゃんの友達にこんなこと───)
 
4: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:25:05.64 ID:HDvZxrvz
すみれ「いいわよそのままでも」ムギュッ

ありあ「...え?」

すみれ「ふふ、懐かしいなぁ。幼稚園に通ってた頃の妹をよく膝の上に乗せてたっけ...今は嫌がってさせてくれないけど」

ありあ「...私中学生ですよ?重くないですか?」

すみれ「ううん、平気」

ありあ(あぁぁぁ恥ずかしい...お姉ちゃんの友達にこんなことさせるなんて///恥ずかしくて死んじゃいそう///)
 
8: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:28:31.98 ID:HDvZxrvz
ありあ「じゃあ膝上に人を乗せるの慣れてるんですね...」

すみれ「まあ最近ではかのんにも同じことしてるから」

ありあ「お姉ちゃんにも?...えぇっ!?」

すみれ「うん」

ありあ「ひ、ひょっとして二人は付き合ってるとかじゃないですよね!?」

すみれ「まさか、かのんとはただの友人よ?」

ありあ「で、ですよねー...あんなお姉ちゃん好きじゃないですよね」

すみれ「ん?好きに決まってるじゃない。じゃないとかのんの家に遊びに行ったりしないわよ」

ありあ「そ、そうですか...///」

ありあ(好きって堂々と言えるなんて、すみれさん大物だ...)
 
9: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:29:36.75 ID:HDvZxrvz
ありあ「...それは友人としての好きですか?それとも恋愛対象として──」

ありあ(あぁぁぁぁ!私ったらなんて質問を───)

すみれ「ありあ的にはどっちが嬉しい?」ニコッ

ありあ「あ...あ...えっと、その...」

ありあ(カウンター...)

すみれ「ごめんごめん、ちょっとイジワルだったかも。質問を質問で返されたらイヤよね」

ありあ「はい...ちょっぴりずるかったです」

すみれ「ふふっ」ナデナデ

ありあ(久しぶりに頭撫でられたかも...)
 
13: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:35:32.23 ID:HDvZxrvz
すみれ「ねぇ、ありあは知ってる?」

ありあ「何をですか?」

すみれ「かのんって学校では結構モテモテだってこと」

ありあ「えー、お姉ちゃんが!?そんなのありえない!」

すみれ「ふーん、ありあ的には意外なんだ?かなり美人な部類に入ると思うけど」

ありあ「毎日顔を合わせてるし、お姉ちゃんの性格も知っているから、美人と言われると...反応に困ります」

ありあ「モテモテってことはいつも誰かに言い寄られてるんですか?」

すみれ「そりゃあもちろん。最強のブシドー幼馴染みとかムッツリポニテ生徒会長とか謎の中国人とかに」

ありあ「それ皆お姉ちゃんの友達ですよね!?」

すみれ「あはは、そうかも」
 
14: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:42:48.24 ID:HDvZxrvz
ありあ「にわかに信じがたいけど...迫られてあたふたしちゃうお姉ちゃんの姿は容易に想像出来る...」

すみれ「流石は妹、姉のことよく分かってるわね」

ありあ「てことは、すみれさんも一緒になってお姉ちゃんの取り合いッこしてるんですか!?」

すみれ「まさか...私はそんな子達を遠くで眺めてるだけよ」

ありあ「えーどうしてですか?」

すみれ「んー、個人的には色々とアピールはしてるつもりなんだけど、なんか全部空回りしてるみたいでね」

すみれ「多分、あの子は始めから私の事なんて見てないのよね」


ありあ「...そんなこと、ないと思いますよ」

すみれ「ありあ?」


ありあ「お姉ちゃんは──」
 
15: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:43:44.12 ID:HDvZxrvz

──
───

数週間前

すみれ「お邪魔しましたー」

かのん「また学校でねー!」

ガチャッ

かのん「んんー、今日は楽しかったなぁ」

ありあ「ねぇ、さっき遊びに来てた人本当にお姉ちゃんの友達なの?」
 
16: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:46:03.95 ID:HDvZxrvz
かのん「そうだよ」

かのん「すみれちゃんはね....私の永遠のライバルで、とっても大好きな友達なんだ」ニコッ

ありあ「...」

───
──


ありあ「確信はないですけど、お姉ちゃんは初めからすみれさんの事ずっと見てますよ」

すみれ「...そうかしら」

ありあ「はい...だから見てないなんて言わないで下さい。むしろすみれさんがお姉ちゃんの事を見て知るべきだと思います」
 
17: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:47:00.51 ID:HDvZxrvz
すみれ「...」

ありあ「ご、ごめんなさい!私、説教ぽいこと言って」

すみれ「ううん、ありあの言うとおりかも。それに、もっと自分に自信持たないといけないわね」ポンッ

ありあ「すみれさん...私応援してますから。頑張ってくださいね!」

すみれ「うん。ありがとありあ」ナデナデ
 
19: (SB-Android) 2022/02/15(火) 12:49:42.32 ID:HDvZxrvz
ガチャッ

かのん「おまたせー!ついでにお菓子持ってきたよー...ってなにこの状況!?」

ありあ「あ、お姉ちゃん」

すみれ「遅かったわね」

かのん「なんでありあがすみれちゃんの膝の上に座ってるの?」

すみれ「ありあが私に甘えたかったみたいだから座らせてあげたの」

ありあ「何言ってるんですか!?そんなこと言ってないからねお姉ちゃん!」

かのん(いつの間に仲良くなったんだろう)

おわり
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1644895301/

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