【SS】かのん「ありあに恋人がいだああああああ！！」【ラブライブ！スーパースター!!】

かのん「もうおじまいだあぁぁぁ！！！」

すみれ「そんなこの世の終わりみたいな声出さないの…」

かのん「はあ…どうしよう……」

すみれ「どうするって…」

かのん「どうやってブチ○そう」

すみれ「ちょっと」
　

かのん「私はね、ありあのお姉ちゃんなんだよ？」

すみれ「…知ってるけど？」

かのん「今は生意気でどうしようもない時期だけどホンットに可愛いんだよ？」

かのん「一緒にお風呂だって入ったんだよ！？」

すみれ「……そうね」

かのん「それを！？どこかの！？誰かさんが！？私の許可もなく！？」

かのん「毎晩楽しそうに電話して…」

かのん「私が誰と電話してるの〜？とか聞いたら……」


ありあ『え、教えないけど……///』ﾌﾟｲｯ


かのん「くっ、うぅ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

すみれ（ガチ泣き！？）
　

かのん「ｸﾞｽｯ…別に内緒の話くらいいいんだよ！いいんだけど……」

かのん「なに『……///』って！明らかにあれじゃん！！」

かのん「それで気になってありあの部屋に聞き耳立てて見たら……」

すみれ（盗聴…）


ありあ『はい…私も……好きです…///』


かのん「その日私は泣いた、泣いたよすみれちゃん」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

すみれ「今も泣いてるでしょ」

すみれ「大体ありあちゃん中学生でしょ？そういう話くらいあってもいいじゃない。成長よ成長、妹が大きくなったんだから喜びなさいよ」

かのん「すみれちゃん家の神社に五寸釘打ち込んでもいいかな」

すみれ「聞きなさいったら聞きなさい！！」

すみれ「……いや呪うな！」
　

かのん「大体すみれちゃんはなんでそんなに冷静なの！？」

すみれ「他人の家の事情だからよ」

かのん「ワタシタチ、ナカマ、アネドウシ、タスケアイ、ダイジ、オーケー？」

すみれ「急にカタコトにならないで」

かのん「…すみれちゃんはもし妹ちゃんに恋人が出来たらどうするのさ」

すみれ「妹に……」


すみれ妹『お姉ちゃん、私この人と付き合ってます///』


すみれ「………………っふぅ〜」

かのん「あ、今泣きそう、泣きそうでしょ！」ﾆﾔﾆﾔ

すみれ「べ、別に？ただ妹の成長を思い涙ぐんだだけだけど？」

すみれ「そんな事よりもかのん、人が1番苦しむ死は溺死よ」

かのん「やっぱり同じこと考えてるじゃん！！でも参考にする！」

すみれ「ごめん、しないで」
　

かのん「なんとかしてよ！このままだとありあが…」ﾜﾅﾜﾅ

すみれ「なんかキャラ崩壊してない？」

かのん「ありあが………ありあが…？？」

すみれ「…特にデメリットなさそうね、じゃっ帰るわ」

かのん「そうだよ！！！ありあにデメリットなんかないんだよ！！」

かのん「私が嫌なのぉおおおぉぉ！！」

すみれ「うーわ開き直ったわこの人」
　

かのん「妹の為なら鬼にも悪魔にもなれる、これがお姉ちゃんの使命」

すみれ「私は嫌よ、平安名すみれのままがいいわ」

すみれ（でも気持ちはわからんでもない）

かのん「あー想像しちゃう……きっと映画館とかで不意に手が触れ合って余計ドキドキしたり…一緒にゲームしてお家デート満喫したりして……イルミネーションとか見ていい感じになったらその……キ、キスとか…///」

すみれ（ピュアか）
　

すみれ「ねえ、その愚痴まだ続く？私もう聞きたくないんだけど」

かのん「嫌！あと1時間は聞いてもらう！」

すみれ「え〜…」ﾋﾟﾛﾝｯ!

醤油足りないから買ってきてくれる？
アイスかってきて！！！！！！！！

すみれ「あ、超いいタイミング」

すみれ「じゃ、私買い物するから帰るわ」

かのん「え〜！嫌だ〜！」

すみれ「とにかく、ありあちゃんの幸せを祈りなさい！」

すみれ「じゃあまた明日…じゃない、明後日ね」ﾌﾘﾌﾘ

かのん「ん〜」ﾌﾘﾌﾘ
　

かのん「ただいま〜」

澁谷ママ「おかえりかのん。早速だけどあれ、なんとかできない？」

かのん「あれ？」

ドタンっ！ダカッ！！！

かのん「ありあ…？」
　

ありあの部屋


ありあ「これとか…でもどうしよう〜///」

ありあ「似合うかな…嫌われたらどうしよう……///」

ありあ「あ〜！！！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ!

かのん「ありあ〜、入るよ〜」ｶﾞﾁｬ

ありあ「っ！？急に入って来ないでよお姉ちゃん！」

かのん「え、なに、めっちゃ散らかってるし」

ありあ「あ、お姉ちゃん！！服貸して！」ｶﾞﾊﾞｯ!

かのん「だからなに！」

ありあ「あ〜でもお姉ちゃんパーカーしか持ってないしな…あれダサいし…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

かのん「…………」

かのん「お、お母さんがうるさいって言ってたよ、あともうすぐご飯だから……」

かのん「じゃあ…」ｶﾞﾁｬ

かのん「……」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…

すみれ『もしも かのん「す゛み゛れ゛ち゛ゃ゛ん゛！！」

すみれ『……』
　

かのん「ありあ…ふぐっ……うぅ…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

すみれ『……あ〜、なに？なんかデートとかしそう的な？』

かのん「うん…なんか服とか選んでた…」ｳﾙｳﾙ

すみれ『ふ〜ん………』

すみれ『ま、まぁデートなんて恋人同士なら普通じゃない？』

かのん「ぐじゅ…うぅ……うわぁ〜ん…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

すみれ（私もいつかはこうなるのか…）

すみれ『ねぇ、そろそろ切るわよ？ご飯作ってる途中だし』

かのん「……私たち明日休みだよね」

すみれ『嫌よ尾行なんて』
　

かのん「着いてきて！！」

すみれ『あのねかのん、私にも予定あるの！』

かのん「次の曲デスメタルにするけどいいの！？」

すみれ『うーわ、作詞担当こわっ』

かのん「すみれちゃん！！！！！！！」

すみれ『…………………………はぁ』

澁谷ママ「2人ともうるさい！！」
　

朝9時30分

ありあ「…///」ｿﾜｿﾜ


かのすみ「……」ｺｿｺｿ

かのん「ほらあそこ、10時集合なのに30分前に着いてる。家でもソワソワしてたし」ﾋｿﾋｿ

すみれ「なんで集合場所と時間知ってるのよ」ﾋｿﾋｿ

かのん「（盗み）聞いた」ﾋｿﾋｿ

すみれ「……あっそ」ﾋｿﾋｿ
　

かのん「というか着いてきてくれるんだねすみれちゃんw」ﾋｿﾋｿ

すみれ「まぁデスメタルは嫌だし」ﾋｿﾋｿ

かのん「そういう所面倒見良いよね〜」ﾋｿﾋｿ

すみれ「……どうも」ﾃﾚｯ

すみれ「で、これに目的はあるの？」ﾋｿﾋｿ

かのん「私が見定める、ダメだったらありあのことめっちゃ怒る」ﾋｿﾋｿ

すみれ「うわぁ」ﾋｿﾋｿ
　

かのん「あの人か！？いや、あの子かも…」ﾋｿﾋｿ

すみれ「…あなたはどんな人がご所望なの？」ﾋｿﾋｿ

かのん「え、えぇー…それ私の好みのタイプ聞かれてるようなもんじゃ〜ん」ﾋｿﾋｿ

すみれ「……とにかく聞かせて」ﾋｿﾋｿ

かのん「え〜…まぁ優しくてちゃんとエスコート出来てて誠実じゃないとなぁ……」ﾋｿﾋｿ

すみれ「ふ〜ん…」ﾋｿﾋｿ
　

ありあ「…///」ｿﾜｿﾜ

かのん「あと10分…そろそろ来てもいいだよね」ﾋｿﾋｿ

すみれ「……」

すみれ「はぁ…やっぱり恋愛って難しいわね」ﾋｿﾋｿ

かのん「え？」

すみれ「家族の要望とかわかんないっつーの」

かのん「ど、どういうこと？」

すみれ「ま、ちゃんとありあの隣に立てる人になるからね、お義姉ちゃん♡」


すみれ「ごめん、待った？」

ありあ「い、いえ全然！」

すみれ「嘘つけ、30分前から来てたでしょ？」ﾂﾝﾂﾝ

ありあ「な、なんで知って…///」ﾃﾚﾃﾚ

かのん「」
　

すみれ「早速だけど走るわよ！」ﾊﾟｼｯ!

ありあ「ちょっ、すみれさっ…///」

すみれ（ごめんなさいねかのん、じゃっ、そういう訳だから撒くわね♡）ｳｲﾝｸｯ!

ありあ（手、手ぇぇぇ！！！）ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ!

かのん「あっ…」

私は追えなかった…近くにいたのに隠してたことに怒りはしたけどそれ以上に感動を覚えていた
私にバラす覚悟で私の尾行に同伴したこと。そして手を取ってエスコートするイケメン具合。私は感動していた…そして泣いた……

かのん「認めるしか…ないじゃん……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
　

その日、私の喉は何故か調子が良く、舌の回り具合も完璧だった。なのでこの感情を発散するためカラオケに行った。腹いせに恋のメガラバを歌った。100点だった。


その夜ありあは惚気けた。服を褒められてお揃いのキーホルダーを買ったそうだ。カラオケにも行ったらしい。隣の客の恋のメガラバがやけに上手かったとかなんとか…



次の日

きな子「なんか血眼になってるかのん先輩が五寸釘持ってすみれ先輩のこと追いかけてるんすけどなんすか？」

夏美「知らないですの」



すみれ「なによ！ただキスしただけでしょーが！！！」ﾋﾞｭｰﾝ

かのん「キスしたんだぁぁぁぁ！！」（枯れ声）


おわり
　

乙です！
すごく好き！！
　

すみあり成就したss初めて見たわ
ありがとうありがとう
　

おもろかった
　

乙、姉キャラに幸あれ
　

すみありいいぞ
　

かのんちゃんいいこと教えてあげる
（ヒソヒソ）妹取られちゃったなら同じことしてあげればいいんだよ…
　

おもしろかった