【謎解きゲーム風SS】花丸「怪盗マリーからの挑戦状？」【ラブライブ！サンシャイン!!】

花丸ちゃんたちの大切なものが奪われた！？Aqours一年生ズと一緒に、謎を解いて答えに迫ろう！

【注意！】
・ラブライブ！×謎解きゲームです。あまり知識を必要としないで解けるようにはなっているはずですが、ググる必要が少しはあるかもです
・無理やりラブライブ！で問題を作成した分、多少こじつけがましい部分もあるかもしれません
・おまけのSSは問題パート・ヒントパート・答えパートに分かれているので、詰まった時は画面を閉じて少しだけ考えてみて下さい
・問題は全部で七問です


それでは、スタート！
　

花丸（それは、よく晴れた金曜日の出来事でした）

花丸「怪盗マリーからの挑戦状？」

ルビィ「う、うんっ！ルビィが部室に来たら、机の上にこんな手紙が置いてあって……」

善子「いったい誰が、こんな仕業を……」

花丸（どう考えても鞠莉ちゃんの仕業ずら）

ルビィ「ど、どうしよう……ルビィたちが封筒、空けちゃってもいいのかなぁ……？」

花丸「いいんじゃない？ほら、宛先人のところにも『AqoursのFirst Grade Studentsへ♡』って書いてあるし。えいっ！」

ﾋﾞﾘｯ!
　

善子「これは……」


◇———◇

『昨夜、あなたの大切な物を頂きに参りました。返してほしければこの謎を解け、怪盗マリー』

◇———◇


善子「……予告状？」

花丸「というよりは『完了状』だね」

ルビィ「ふぇぇ、ど、どうしよぉ……」

善子「何を奪われたのかはわからないけど、ちょっとだけ気味が悪いわね……」

花丸「う～ん……」

よしまるびぃ「むむむ……」

花丸「……どうする？」

善子「そんなの決まってるでしょ。やられっぱなしで黙っているのはヨハネらしくないもの」

ルビィ「ル、ルビィも！ルビィも花丸ちゃんとだったら出来る気がする！」

花丸「決まりだね。それじゃあ！マルたち三人の力を合わせて、怪盗マリーからお宝を取り返すずら！」

よしまるびぃ「お～！！！」
　

花丸「ところでルビィちゃん、さっき言ってた謎って言うのは？」

ルビィ「ん～、と……あ、見てみてみんな！もう一枚紙が入ってて、『大切なものは、謎を解いた先にある』って書いてあるよ！」

花丸「なるほど～。宝探しみたいだね」

善子「待って！ルビィが今見せてる紙、裏にも文章が刻まれてるような……」

………
……
…
　

◇———◇

【第一問】あるなしクイズ。「ある」に共通している言葉は何？

・「せつ菜」にはあるけど「歩夢」にはない
・「海未のソロ曲」にはあるけど「ことりのソロ曲」にはない
・「あんじゅ」にはあるけど「しゅか」にはない

◇———◇
　

ルビィ「え、えっと？せつ菜さんは持ってるけど、歩夢さんが持っていないもの……？」

善子「ルビィ、あるなしクイズってそういうことじゃないと思うわよ。『ある』に共通して当てはまる性質とか、特徴とかを答えるものだと思うわ」

ルビィ「う、うゅゅ……」

花丸「……」ﾑﾑﾑ

ルビィ「花丸ちゃんはわかる……？」

花丸「待って。いま考え中だから」

花丸（このくらいなら、おらでもわかりそうな気がするずら）
　

【ヒント！】

善子「こういうのは一つ一つ、わかる部分から考えていった方がいいんじゃない？例えば、海未とことりのソロ曲と言えば……」

ルビィ「えっと、海未ちゃんが歌っているのが『私たちは未来の花』と『勇気のReason』で、ことりちゃんが歌っているのが『スピカテリブル』と『ぶる～べりぃ♡とれいん』だけど……？」

ルビィ「……あれ？ルビィ、今なにか思いついたような」

花丸「ああーっ！」

ルビィ「ぴぎっ！花丸ちゃん！？」

花丸「……マル、答えわかっちゃったずら」

ルビィ「ほ、ほんとに！？」

花丸「うん。あのねルビィちゃん、問題文の最後のところなんだけどね」

ルビィ「この『伊波杏樹さんにはあって、斉藤朱夏さんにはない』って部分のこと……？」

花丸「それ、伊波さんのことじゃないよ」

ルビィ「えっ？」
　

【答え！】

ルビィ「伊波さんのことじゃない……？……ああーっ！！」

ルビィ「あんじゅさん！A-RISEの優木あんじゅさんのことだよっ！」

善子「完全にフルハウスね」

花丸「そう。これでもうわかったよね」

花丸「優木せつ菜さんには入っているけど、上原歩夢さんには入っていない言葉で」

ルビィ「優木あんじゅさんにも『ユウキ』ってついてるよ！」

善子「それに海未のソロ曲には『ユウキ』のReasonがある。だから三つに共通している言葉の答えは……」

よしまるびぃ「勇気！！！」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

ルビィ「やったぁ！正解みたいだねっ！」

善子「ま、ヨハネにかかればこのくらいは造作もないことだけど」

花丸「でも、謎の答えはわかったけど、これってマルたちはどうすればいいの？」

ルビィ「あっ！『勇気』で思い出したけど！確かこの前部室の倉庫に……」

………
……
…
　

～部室～

ルビィ「見て！CDが置いてあるところ！」

善子「私たちの曲が保管してあるところね」

ルビィ「ほら！あのねあのね！」

ﾊﾟｶｯ!

ルビィ「この前たまたま見つけたんだけど『勇気はどこに？君の胸に！』のCDケースの中に、不思議な紙が入ってたの！これって、きっと……」

花丸「多分、謎の続きってことじゃない？」

善子「そうね。さっきのとおんなじ様に考えれば、多分ここにも問題が……」
　

◇———◇

【問題２】「？」に入る人物を、選択肢から選べ

・「歩夢」⇔「愛」
・「真姫」⇔「希」
・「鞠莉」⇔「？」

≪選択肢≫
A：あぐり
B：みゆ
C：かおり

◇———◇
　

【ヒント！】

ルビィ「真ん中にある記号は……矢印？」

花丸「この記号の意味が重要な役割を担っている気がするずら」

善子「それとこの問題、雰囲気がさっきのあるなしクイズに少し似ているような……」

ルビィ「この中で、共通しているものは……」

ﾑﾑﾑﾑ…

よしまるびぃ「……！！」ﾋﾟｺﾝ!

ルビィ「ルビィ、答え分かった！」

花丸「マルも閃いたずら！」

善子「じゃあ三人でせーので答えましょっ。せーのっ！」
　

【答え！】

よしまるびぃ「答えはAの大西亜玖璃さん！！！」

ルビィ「最初の矢印は【上】原歩夢さんと、宮【下】愛さんで！」

花丸「次が【西】木野真姫ちゃんと、【東】條希さん……こっちも西と東が真逆の関係になっているずら」

善子「だから【小】原鞠莉の反対になるのは……Aの【大】西亜玖璃さん、になるってこと。Q.E.D.証明終了ね」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

ルビィ「えへへ、ルビィたち三人とも大正解だって！」

花丸「この謎の答えには心当たりがあるよ。えっとね、確か……」

………
……
…
　

～図書室～

花丸「ほら。この前ね、亜玖璃さんの写真集を新しく図書室においてもらう事にしたんだよ」

善子「……なんで学校の図書室で声優の写真集を貸出するのよ。絶対学業に関係ないじゃない」

ルビィ「でもそういうリクエストが図書委員会にも届いてたんだもん！声優さんの本をもーっと図書室に追加して欲しいって！」

善子「ふーん……」

花丸「ま、そのリクエストを送ったのはルビィちゃんなんだけどね～」

ルビィ「えへへ～」

善子（えぇ……そんなんで大丈夫なの、ウチの学校の委員会……）

花丸「よいしょ。さっきのと仕掛けがおんなじなら、きっとこの本の中にも、新しい謎の紙が……」

ルビィ「あ、あった！本の真ん中の方のページのところ！」
　

◇———◇

【第三問】A・B・Cに当てはまるスクールアイドルを、選択肢１～３からそれぞれ選べ

「マリカ＜にこ＜ミア＜しずく＜左月＜【A】＜【B】＜【C】＜聖来＜美渡」

≪選択肢≫
１：鞠莉
２：せつ菜
３：恋

◇———◇
　

【ヒント！】

ルビィ「う～ん……」

善子「不等号で繋がってるってことは、何かの大きさの順番とかかしら？」

花丸「大きさ……にこちゃんが小さな方にいて、聖良さんが大きな方にいるってことは……お胸の大きさ？」

ルビィ「さ、さすがにそんな残酷なクイズは作ってないよー！」

花丸「？」

善子「大きさ、順番、数字…………あっ！」

善子「いやでもそれだと、A・B・Cのところの説明がつかない……」

ルビィ「もしかして善子ちゃん何か閃いたの！？」

善子「にこ・ミア・しずくのところを見てたらなんとなくね。でも、あと一歩のところで答えが……」

花丸（AとBとCに当てはまる人たちにも、問題文に出ている人たちとの共通点がある。ってことだよね……）
　

【答え！】

ルビィ「聖良さん、聖良さん……えっとぉ……」

善子「ねえ、その問題文のところよく見ると『聖良』じゃなくて『聖来』って書いてない？」

ルビィ「えっ？あ、ほんとだ………でも、なんで………」

ルビィ「………ああーっ！！わかったぁ！！これきっと、鹿角聖良さんじゃなくて青藍高校の九条聖来さんのことだよぉ！！」

ルビィ「それにマリカさんも！！おんなじ高校に一之瀬マリカさんって娘がいるもん！！」

花丸「１、９……なるほど、これで全て出そろったずら」
　

善子「何よ。わかったならもったいぶってないで教えなさいよ」

花丸「この不等号で表された大小関係は、数字の１～１０の順番を表していたんだよ」

ルビィ「どういうこと？」

花丸「さっきルビィちゃんが言っていた、【一】之瀬マリカちゃんが数字の１で」

善子「にこの【に】が２、ミアの【ミ】が３、しずくの【し】が４ってことでしょ。それくらいは私にもわかったわよ。でも、その先が……」

花丸「ふふん、国語が苦手な善子ちゃんには難しかったかもね♪」

善子「はぁ？国語？」

花丸「ねえルビィちゃん、和風月名って知ってる？」

ルビィ「わふう、げつめい？」
　

花丸「うん。睦月、如月、弥生……ってものなんだけど」

ルビィ「うん。聞いたことはあるよ」

花丸「旧暦で五月は皐月。つまり……虹ヶ咲学園の生徒会役員を務めている左月ちゃんずら」

善子「だとしたら、その先はどうなるの？」

花丸「選択肢にある鞠莉ちゃん・せつ菜さん・恋ちゃんにも同じように数字を表す要素があるんだよ」

花丸「まずは葉月恋ちゃん。さっきと同じで葉月は……旧暦の８月のことだよね。つまり恋ちゃんは８番目」

花丸「で、せつ菜さんの方は……」

ルビィ「あ、わかった！せつ菜ちゃんの本名は中川【菜々】ちゃん！」

花丸「うん。で、残った鞠莉ちゃんが」

善子「鞠莉のくるんが数字の【６】ってことね。本人も何回か言ってたけど」

花丸「そう。だから答えは、Aが６番目の鞠莉ちゃん・Bが７番目のせつ菜さん・Cが８番目の恋ちゃんになって」

花丸「で、９番目が九条聖来さんで、最後の１０が美渡さん。これで１から１０の完成ずら。どう？マルの推理は？」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

花丸「ふふっ、まるでシャーロックホームズみたいずら♪」

善子「はいはい。ドヤ顔してないでさっさと次の謎に行くわよ」
　

～数学科教室～

花丸「むむむ……」

善子「……ほんとにこんなところに次の問題があるの？」

花丸「むぅ、おらの推理を信じて欲しいずら」

花丸「さっきの問題は数字に関わる謎だから、きっと次は、数学関連のお部屋に……」

ルビィ「あ、あった！黒板に謎が書いてある！」

善子「うそぉ！？ほんとに！？」
　

◇———◇

【第四問】何を表している？

（外）ダイヤ→千歌→凛→すみれ→曜→海未→希（内）

◇———◇
　

【ヒント！】

よしまるびぃ「……」

善子「……ずいぶんシンプルな問題ね」

ルビィ「きっとこの（外）と（内）って言うのがヒントになっているんじゃない？」

花丸「スクールアイドルが全部で７人いて、外側から内側に並んでいる……」

ルビィ「７人で、内側と外側……？」

善子「内と外があるものと言えば、野球の内角・外角とか……」

花丸「山手線の内回りと外回りとか……？」

よしまるびぃ「う～ん……」

ｸﾞｩｰ…
　

善子「ちょっと誰よ。いまお腹の音を鳴らせた人」

ルビィ「えへへ、頭を使ってたらちょこっとお腹が空いてきちゃったなぁ～って思って」ﾃﾚﾃﾚ

花丸「マルも甘いものが食べたくなってきたずら」

ルビィ「それとね。ルビィ、内側と外側があるものを考えてたら、ミルフィーユとかバウムクーヘンとかが浮かんできちゃって……」

善子「呆れた。こんな時でも食い意地が張ってるのね」

ルビィ「えへへ～」

花丸（……あれ？ミルフィーユとバウムクーヘン？）

花丸（バウムクーヘン、バウムクーヘン………）

花丸「……ああーっ！！」

ルビィ「ぴぎっ！？花丸ちゃん！？」

花丸「ルビィちゃん！それだよっ！バウムクーヘンだよ！！」

花丸「バウムクーヘンの形をしていて、７つで構成されているものと言えば……」
　

【答え！】

善子「バウムクーヘンの形をしていて、７つで構成されているもの？」

ルビィ「アーチみたいな形をしているもの、ってことだよね……」

善子「アーチ、７つ、七色……あっ！」

よしルビ「虹っ！！」

花丸「そう。この七人のメンバーカラーで虹を表してたんだよ」

ルビィ「うん！お姉ちゃんが真っ赤な赤で！」

善子「千歌が橙、凛が黄色、すみれが黄緑ね」

花丸「そして曜ちゃん・海未さん・希さんの順番で、青色・藍色・紫色……これでもうわかったよね。虹の七色がアーチの外側から内側へと順番に並んでいたんだよ」

ルビィ「だから答えは～……せーのっ！」

よしまるびぃ「にじっ！！！」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!!

善子「あとは学校内で虹がある場所を探すだけだけど……これはヨハネに心当たりがあるわ」
　

～再び部室～

善子「ここよ、ここ。部室の倉庫」ｶﾞﾗｯ

ルビィ「でもなんで？」

善子「前に学校で『君のこころは輝いてるかい？』を歌ったでしょ？あの時セットに使った虹の一部をここにしまって置いたはずなのよ」

ルビィ「なるほど～」

善子「だから、虹のところに……あった！問題文！」

ﾍﾟﾗｯ

花丸「今度はなんて書いてあるの？」
　

◇———◇

【第五問】「？」に入るのは？

・「サンシャイン!!二期OP」＝「１」
・「サンシャイン!!二期ED」＝「２」
・「にこりんぱな　テーマソングCD」＝「１」
・「Aqours 4th Live テーマ曲」＝「２」
・「デュオトリオ　ようよし」＝「１」
・「Liella! デビュー曲」＝「？」

◇———◇
　

【ヒント！】

ルビィ「ぴぎっ！？また問題だよぉ……うぅぅ、いつまで続くんだろ……」

善子「全部で七問らしいから、あと2、3問ってところじゃない？」

ルビィ「えっ？あ、そ、そうだね。あはは……」

花丸「……」

善子「OPはオープニング、EDはエンディングってことだから……曲に関する言葉が書いてあって、イコールで数字が結ばれてるってことよね」

花丸「曲、数字……１番とか、２番とか？」

よしまるびぃ「う～ん……」
　

ルビィ「と、とりあえず曲名が何かを考えてみたらいいんじゃない？ほら、最初の問題のときみたいに」

花丸「そうだね。えっと、ラブライブ！サンシャイン!!のセカンドシーズンのオープニングは『未来の僕らは知ってるよ』だよね」

善子「そうね。で、エンディングの方がさっきも出て来た『勇気はどこに？君の胸に！』よ」

ルビィ「にこちゃんと凛ちゃんと花陽ちゃんが歌ってるのは、ラジオのテーマソングにもなっていた『Listen to my heart!!』と『after school NAVIGATORS』だよっ！」

花丸「マルたちが4thライブで歌ったのは『Thank you, FRIENDS!!』と『No.10』だよね」

ルビィ「えへへ、懐かしいね！東京ドーム！」

善子「で、私と曜が歌っているのが『地元愛♡満タン☆サマーライフ』ね。あとは、数字の要素と結びつけるだけだけど……」

よしまるびぃ「う～ん……」
　

よしまるびぃ「……」

善子「……でも、こうしてみるとラブライブ！の楽曲って似たような名前が並んでいるのね。言っちゃ悪いけど」

花丸「えっ？」

ルビィ「どういうこと？」

善子「ほら、私たちのアニメのOPとEDが『未来の僕らは知ってるよ』と『勇気はどこに？君の胸に！』でしょ？μ’sのアニメの曲も『僕らは今のなかで』と『それは僕たちの奇跡』だったし、案外似ているなーって」

ルビィ「Liella!のデビュー曲も『始まりは君の空』だし、ルビィたちAqoursのデビュー曲も『君のこころは輝いてるかい？』だったもんね」

花丸（案外、似ている……）

花丸「……」

花丸「……よし。これなら上手く数字の１と２にも繋がる気がするずら」

ルビィ「花丸ちゃん、何かわかったの？」

花丸「あのね、マル、自信はないんだけど……」
　

【答え！】

ルビィ「一人称と、二人称？」

花丸「うん。例えば『Listen to my heart!!』の中の『my』は一人称の英語で、『Thank you, FRIENDS!!』の中の『you』は二人称の英語でしょ？」

花丸「同じようなことを日本語で考えると、『未来の僕らは知ってるよ』の『僕（僕ら）』は一人称を表す日本語で、『勇気はどこに？君の胸に！』の『君』は二人称を表す言葉じゃないかなーって」

善子「『地元愛♡満タン☆サマーライフ』は？」

花丸「愛、アイ……I（アイ）は『私が』って意味の英語ずら」

善子「……」

花丸「だから『始まりは君の空』は『君』……つまり二人称を表す言葉かなーって思ったんだけど、どうかな？」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

花丸「や、やったー！！やったよルビィちゃん！！正解だって！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

ルビィ「うん！！花丸ちゃん、すごいっ！！」

花丸「えへへ、照れるずら～♪」

善子「じゃあ残る謎の数はあと二つね。次の問題は……」

花丸「その『２』って書いてある二枚目の紙の方じゃない？さっきの虹のところに一緒に置いてあったやつずら」

善子「そうね。えっと……」
　

◇———◇

【第六問】次の問題が表す楽曲は？

・【pinkの太陽のマーク】
・ホノカちゃんの【solo】SONG
・【youちゃんのマーク】
・【Rubyちゃんのソロ曲 ―｜＋Ｔ】
・！

◇———◇
　

【ヒント！】

ルビィ「うゅゅ、わけがわからないよぉ……」

花丸「落ち着いてルビィちゃん。これまでみたいに一つ一つ考えて行けば、きっと解けるはずだよ」

ルビィ「う、うん……」

善子「まずは最初の【pinkの太陽のマーク】のところだけど……これはどこかで見たことがある気がするわ」

ルビィ「善子ちゃんも？実はルビィも……」

よしルビ「う～ん……」

ﾑﾑﾑ

善子「それに曜のマークと言えば……『アレ』のことよね、多分」

花丸「うん。『アレ』で間違っていないと思うずら」
　

ルビィ「最後の、ルビィのソロ曲だけど……」

花丸「ルビィちゃんのソロ曲は三つあるんだよね？」

ルビィ「う、うん！えっとね、『RED GEM WINK』と『コットンキャンディえいえいおー！』と『1STAR』だよ。でも、どれが……」

花丸「多分『―｜＋Ｔ』の部分も合わせて考えないといけないんじゃない？だから、答えは……」

………
……
…
　

【答え！】

花丸「答えはAqoursの『smile smile ship Start!』ずら」

善子「えっ？いきなり？」

花丸「まずはピンク色の太陽だけど……さっき善子ちゃんも言ってたけど、これはみーんな一度は見たことがあるはずだよね。しゃんしゃんしゃんってするの」

ルビィ「あっ！スクフェス！」

善子「そうね。スクフェスとスクスタのスマイル属性のアイコンマークがピンク色をした太陽だわ」

花丸「だから最初の答えはスマイル。次に最後の【Rubyちゃんのソロ曲 ―ｌ＋Ｔ】のところは～……」

花丸「これ、『1STAR』から１を引いてTを足すって意味じゃないのかなぁ？」

ルビィ「１を引いて、Tを足す？」

善子「文字に付け加えたり消したりしろってこと？……あっ！STARTになる！」

花丸「うん。だから最後の答えはStartだよ」

善子「それに曜のアイコン！私たちには一人ひとり別々のアイコンが振り分けられているんだけど、曜がそれで言うと船のマークだから！」

花丸「三番目の答えは船、つまりship。ここまで来ればもうわかるよね。順番に並べると、Aqoursの『smile smile ship Start!』が当てはまるずら」
　

ルビィ「でも、二番目の『ホノカちゃんの【solo】SONG』はどういう意味……？」

善子「穂乃果のソロ曲に最初がカタカナ、次がひらがな、最後に大文字のアルファベットがくるやつあるでしょ？」

ルビィ「うん。『シアワセ行きのSMILING！』だよ」

善子「【】が真ん中の方についているってことは、真ん中の文字だけを取り出せってこと。だからそこはSMILEってことになるわよね」

ルビィ「あぁ～！なるほど～！」

花丸「問題文に書かれているアルファベットはそれぞれ、そこの部分を大文字・小文字に治せって意味なんだとしたら……最後の！と合わせて、しっかりsmile smile ship Start!になっているはずずら」

花丸「だから、CDをしまっている場所をもう一回探してみると……あった。次の指令が書いてある紙！」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ!

ルビィ「えへへ、正解だって！花丸ちゃん！」

善子「いよいよ次が最終問題ね」
　

◇———◇

【最終問題】人物名で答えよ

・花丸ち【ゃ】んセンター曲
・【水】の最初の曲☆のカップリング
・ラブライブ本大会決【勝】で披露の挿入歌
・【函】館で１１人みんなで歌ったよ
・μ’Ｓ【の】ラストシングル
・５ＴＨライブ【の】テーマ曲にも!!
・この五人で!!リ【エ】ラのアニメＯＰ曲
・サン-シ【ャ】-イン-シリ-ズで１４１個目!

◇———◇
　

【ヒント？】

ルビィ「あ！ルビィこれだったら解けそうな気がする！」

善子「そうね。今までの集大成って感じだもの」

ルビィ「まずは花丸ちゃんのセンター曲『未体験HORIZON』！」

善子「『未体験HORIZON』と『花丸ちゃんのセンター曲』の説明文の文字数が全く一緒になっているのもポイントね」

ルビィ「だから最初は、四番目の文字のＨを読めばいいってことで～」

善子「次の『Aqours☆HEAROES』、その次の『WATER BLUE NEW WORLD』も同じように考えて行けば……」

花丸「……」

ルビィ「もうわかるよねっ！花丸ちゃん、善子ちゃん！せーので答えよっ！せー

花丸「ちょっと待つずら」

ルビィ「えっ？」

花丸「謎は……謎は全て解けたずら。ずらんっ☆」
　

【答え！】

ﾊﾟｯ!

ルビィ「ぴぎっ！眩しいっ！」

花丸「今宵は名探偵、国木田花丸の書斎にお集まりいただき、誠にありがとうございます。ずら」

善子「……」

花丸「さて、最後に残された『謎』の答え合わせなのですが……」

善子「ストップ。そのステッキと鹿撃ち帽はどこから調達してきたのよ」

花丸「名探偵の秘密道具ずら。ずらんっ☆」ﾌﾞｲｯ!

善子「……」
　

花丸「それで、最初にマルが疑問に思ったことなんだけど……」

花丸「……ルビィちゃん、三つ目の問題を解いてた時にさ」


花丸『大きさ……にこちゃんが小さな方にいて、聖良さんが大きな方にいるってことは……お胸の大きさ？』

ルビィ『さ、さすがにそんな残酷なクイズは作ってないよー！』


花丸「って言ってたよね。つまり、ルビィちゃんはクイズを解きながら、クイズを作って言う立場でもあった……違う？」

ルビィ「……」

花丸「ルビィちゃんだけじゃなくて善子ちゃんもだよ」

善子「えっ？」

花丸「善子ちゃんも五つ目の問題を解いている時に……」


ルビィ『ぴぎっ！？また問題だよぉ……うぅぅ、いつまで続くんだろ……』

善子『全部で七問らしいから、あと2、3問ってところじゃない？』

ルビィ『えっ？あ、そ、そうだね。あはは……』


花丸「……ほら」

善子「これがどうかしたの？」

花丸「じゃあ聞くけど、どうして善子ちゃんは全部で問題が7個しかないことを知ってたの？」

善子「えっ？」

花丸「マルはあの時点では問題の個数なんて全くわかんなかったずら」

善子「……あっ」
　

花丸「極めつけに最後の問題。それ、問題が微妙に間違っているずら」

ルビィ「どういうこと？」

花丸「最初が『未体験HORIZON』のHを表してて、次が『Aqours☆HEAROES』のAを表してて……って進んでいくんだよね？」

善子「そうよ。で、次が『WATER BLUE NEW WORLD』のNで、その次が『Awaken the power』のA。で、『MOMENT RING』のM、『Next SPARKLING!!』のA、『START!! True dreams』のR、……」

花丸「でも最後の『サンシャインシリーズで141個目』の曲のことだけど」

善子「？」

花丸「それ……141番目は『KU-RU-KU-RU Cruller!』じゃなくて『SUKI for you, DREAM for you!』の方だよ。この曲の四番目の文字は『I』だから、答えは花丸じゃなくて『HANAMARI』ずら」

善子「うそぉ！？もしかして数え間違えてる！？」

花丸「うん」
　

ルビィ「あーあ。もーっ、善子ちゃんがおっちょこちょいだからー」

善子「んにゃっ！？ご、ごめっ……///ってゆーかアンタが先に口滑らせてんでしょっ！！///」

ルビィ「えへへ、失敗しちゃった～」

花丸「じゃあやっぱり、善子ちゃんとルビィちゃんは鞠莉ちゃんと組んでマルに謎を出題している側だったんだね」

ルビィ「うん。そうだよ」

花丸「でもなんでそんなことを？」

ルビィ「それはね、花丸ちゃん……」

花丸「？」

善子「はぁ……それとずら丸の推理、一つだけ間違ってるわよ」

花丸「？？」

善子「謎を出していたのは、鞠莉と私とルビィだけじゃなくて……」

ルビィ「せーのっ！！」

ﾊﾟﾝ!ﾊﾟﾊﾟﾊﾟｰﾝ!!

花丸「わっ！！」


千歌曜梨子ルビよしかなダイ鞠莉「「「花丸ちゃん、お誕生日おめでと～っ！！！」」」


花丸「……えっ？」
　

果南「今日は花丸ちゃんの誕生日だから、みんなでサプライズを仕掛けようってことになったんだよ！」

ダイヤ「まあ、私は普通にお祝いした方が良いと思ったのですが……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

鞠莉「だからマリーたちが挑戦状を書いて～、花丸に試練を与えてたってわけ！」

花丸「……この展開は予想していなかったずら」

果南「にしてもすごいね花丸ちゃん！謎を全部解ききっちゃうなんて！」

鞠莉「ご褒美にビッグなケーキも用意してるわよ～！」

花丸「みんな……あ、ありがとずら～！！」

曜「花丸ちゃん、すっごくカッコよかったよ！」

梨子「そうね。本物の探偵さんかと思っちゃったわ」

善子「ま、今日のところはヨハネの負けってことにしといてあげるわ。今日のところは」

花丸「ふふっ。おらが謎を解けたのも、全部本を読んで色んなことを知ってたおかげずら～」

千歌「それよりケーキ！ケーキ食べよっ！」

ルビィ「ルビィも！食べる食べるっ！」

花丸「食べるずら～！」


花丸（えへへ。こうして謎を解ききって、マルはみーんなに素敵なお誕生日をお祝いしてもらったのでした）

花丸（おしまい。めでたしめでたし、ずらっ♪）
　

終わりです。お付き合いいただきありがとうございました
もうすぐ再びのAqours×SCRAPコラボが始まるみたいなので、謎解きゲーム風なのを考えてみました