【SS】彼方「熱下がってきた？鍋焼きうどん作ってきたよ〜」【ラブライブ！虹ヶ咲】

おネギが足りない！！！！もっと入れて！！！！！キノコ入れないで！！！
　

うるせえ食え
　

鍋焼きうどんにされちゃう
　

この設定でかなはるのSS書いてもいいか？
　

良いぞ
　

彼方「はぁ...はぁ...」

ガチャリ

彼方「遥ちゃ～ん！」

彼方「大丈夫～？」ドタバタ

遥「もー、お姉ちゃんってば、なんでもないよ」

遥「熱出て早退しただけだって」

遥「私、もうこんなに大っきいんだから、流石に留守番ぐらい一人でできるよ？」

彼方「でも！でも！」

彼方「とりあえず休んで。今日は休んでね？ね？」

遥「はいはい、大袈裟なんだから」
　

彼方「大丈夫？お水飲む？毛布は暑くない？」

遥「ぜーんぶ大丈夫、大丈夫」

彼方「お姉ちゃんは、今日は勉強台所でやるね。眩しくないように」

遥「そんな、気使わなくてもいいのに」

彼方「あっ、ポカリ買ってきたんだよ。飲んで」

彼方「今開けるね」カチョリ

遥「そこまでしなくても...」

遥「ゴクゴク」

遥「美味しいよ。あと熱冷ましの薬飲んだらよくなると思う...」

遥「お姉ちゃんも、今日はゆっくりね」

彼方「ガッテン承知！」
　

彼方「何かあったらすぐに呼んでね！台所でお夕飯作ってるからね！」スタタタ

遥「はーい」

遥「行っちゃった」

遥「お姉ちゃんの過保護」

遥「....ゆっくりね、って言ったのに、台所からすごい音がする」

遥「なんか申し訳ないなぁ」

遥「って思ったら、薬の所為でちょっと眠くなってきちゃった」

遥「少し寝ちゃお」

遥「ZZZ」
　

～夢の中～

彼方羊「めえぇ　めぇえ」

遥「あら、お姉ちゃん。もうすぐ毛刈りの季節だね」

遥「お姉ちゃんの毛で編んだセーターはみんな大好きなんだよ」

遥「私も大好き」

彼方羊「めえ　めえ　」

彼方羊「遥ちゃん、ちょっとこっちへおいでなさい」

彼方羊「少し悪い所があるね。彼方ちゃんが食べて進ぜよう」

彼方羊「するする　モグモグ」

遥「それじゃあそのうちに、私は毛を刈り取って」

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遥「パチリ」

遥「あぁ、変な夢」

遥「ん～」

遥「ちょっと肩が軽くなったかな？熱が下がったのかも」

ガチャリ

彼方「入るよ～」

彼方「遥ちゃん調子どぉ～？」

彼方「熱下がってきた？鍋焼きうどん作ってきたよ～」

遥「うん、熱下がって、だいぶ良くなったみたい」

彼方「それならよかった。今お皿に盛り付けるから、ちょっと待っててね」

彼方「鍋焼きうどんオープン！」
　

鍋焼きうどん「あつあつやで　美味しく食べてや」

遥「あ～！！」

彼方「おやおや？」

遥「おねぎが足りない！もっと入れて！きのこ入れないで！」

彼方「こらこら、我が儘はダメだぞ」

遥「でもぉ、もっと食べたかった！」

彼方「それにきのこは栄養満点で安いんだぞ！...消化にはちょっと微妙だけど」

遥「お姉ちゃん、今、なんか言った？」

彼方「ううん、なんでもない」

彼方「はい、これ、遥ちゃんの分」

遥「ありがとう」
　

遥「ずるずる」

遥「美味しい！」

彼方「よかったぁ」

遥「ちょっとしょっぱいのがいいね。寝て汗かいちゃった後だから、体に塩分が染み入るね」

彼方「ふぅ、ふぅ」

彼方「はい、あーん」

遥「えぇっ？」

遥「そんな、私の分あるし、子供じゃないし」

彼方「はい、あーん！」

彼方「早くしないと温くなっちゃう！」

遥「しょうがないなあ」

遥「あーん　パクっ」
　

遥「おいひい」

彼方「うふふっ」

彼方「あーっ！遥ちゃんきのこ避けてる！」

遥「あっ、バレちゃった？」

彼方「きのこも栄養満点だからちゃんと食べなきゃダメ！」

遥「はいはい、食べますって」

ぱくっ　モグモグ

遥「....美味しくない」

彼方「美味しくないのは生きてる証！」

遥「お母さんみたいな事言わないでよ」

遥「モグモグ　ごっくん」

遥「お姉ちゃん、とってもおいしかったよ。ありがとう！」

彼方「どういたしまして！」
　

遥「(あの後、お姉ちゃんは食器下げて、台所で勉強してる)」

遥「(食器洗いぐらいならって起きたけど、結局連れ戻されちゃった)」

遥「(薬の副作用とご飯のまどろみで眠くなってきちゃった)」

遥「また寝よ」

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ﾉﾚcｲ* ￣ ꒳￣*)
　

～夢の中～

彼方羊1「めえぇ」

彼方羊2「彼方ちゃんが1匹」

彼方羊3「柵を越えてスヤピ」

遥「わぁ、お姉ちゃん羊がいっぱい」

彼方羊4「地平線のはるかかなたからやってくる」

彼方羊5「集団でやってくる」

遥「こんなに数が多いと、ぎゅうぎゅうだぁ。羊なのに、ぎゅうぎゅうだぁ」

彼方羊6「おやおや、ダジャレかい？」

彼方羊7「どんどん数が増えるぞ彼方羊」

遥「お姉ちゃん！もうこんなに詰まってるのに！」

遥「これ以上来たら、もう空間がない！」

彼方羊8「ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう」

遥「あわわ」

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こんな状況なのかな？一匹欲しい


　

遥「うーん、うーん」

遥「はっ！」パチリ

彼方「遥ちゃん、魘されてたけど大丈夫？」

遥「大丈夫、ちょっと変な夢見ただけ」

彼方「そっか。ならよかった」

彼方「熱下がったかな？体温計で測ってみよ」

遥「ありがとう。今測ってみるね」
　

ピピピッ　ピピピッ

遥「36度...だいぶ下がったね。むしろ下がりすぎかも」

彼方「よかったぁ。これでお姉ちゃんも枕を高くして寝れるよ」

彼方「あのね、遥ちゃん」

彼方「これね、近くのコンビニで買ってきたの」ゴソゴソ

彼方「じゃーん！モンブラン！」

遥「わぁ～！！」

彼方「遥ちゃんの分と、お姉ちゃんの分と、お母さんの分」

彼方「2人で先に食べちゃおっか」

遥「ありがとう、お姉ちゃん！」
　

遥「いっただっきまーす！」パクリ

遥「ん～！ん～！んんん～！」

彼方「美味しいかい？」

遥「うんうんうんうん！すっごく美味しい！」

彼方「よかったよぉ。わざわざ買いに行った甲斐があったよぉ」

遥「お姉ちゃん、はい、あーん」

彼方「へっ！？」

遥「さっきのお返し。はい、あーん」

彼方「あーん」モグモグ

彼方「おぉおおお～！！美味しい！ほっぺたとろけちゃう」

彼方「遥ちゃんにあーんして貰えるなんて、お姉ちゃんはなんて幸せ者なんだ....」

彼方「遥ちゃんマジ天使」

遥「あはは、言い過ぎだよ」
　

遥「最後の一口...」パクリ

遥「あぁ...無くなっちゃった」

彼方「また一緒に食べようね。今度は大きいの食べようね」

遥「約束だよ？忘れないでね」

彼方「もちのろん！」

遥「はぁ...熱も下がった事だし、お風呂入って来ようかな？」

彼方「遥ちゃん、お風呂一人で入れる～？」

遥「入れるって！もう！」

彼方「これは流石に冗談だって。ごめんごめん」

彼方「タオル出してくるから行っといで」

遥「はーい」
　

カポン

遥「ババンババンバンバン　アビバノンノン」

遥「いい湯だなぁ　アハハン　いい湯だなぁ　アハハン」

遥「....今日はゆっくり、ゆっくり」

遥「ゆっくり.....出来たかなぁ？」

遥「まぁ、偶にはこういう事もあるよね」

遥「もし、お姉ちゃんが熱出しちゃったら、同じこと、出来るかな？」

遥「お姉ちゃんはやっぱりすごいや」

「遥ちゃ～ん、タオル置いておくよ～」

遥「うん！ありがとうね！もうすぐ出るよー」

「ゆっくりでいいんだよ～」

遥「うん！わかってる！」

遥「ではお言葉に甘えて、あと5分....」
　

遥「お風呂ありがとうね」

近江母「はる、大丈夫？」

遥「あれっ！？お母さん！？帰って来てたの！？」

近江母「うん、はるがお風呂入ってる時にね」

近江母「あのね、はるが熱出たからって聞いてね、これ」

近江母「ケーキ」

遥「嬉しい！....んだけども」

彼方「あのね、さっきケーキ買ってきて食べちゃった」

近江母「あらま」

近江母「でもいいんじゃない？ケーキ二つ食べる日があっても」

近江母「お茶も出すから、一緒に食べましょ？」
　

遥「おいしい！」

遥「あはは、こんなに食べたら太っちゃう」

近江母「太ってるはるも素敵よ」

近江母「むしろ貴方達ガリガリじゃない」

彼方「これでも体重維持頑張ってるんだよ」

近江母「そうなのね、失礼したわ」

遥「はぁ...今日はいい日だ。熱が出たけど、怪我の功名だね」

遥「お姉ちゃん、お母さん、今日はありがとう」

遥「明日からも頑張るね！」

彼方「無理しちゃダメだよ？」

近江母「ほどほどにね」

遥「(ケーキの甘さが、まだほっぺたの中に残ってる)」

遥「(お母さんの淹れてくれたお茶が甘さを洗い流す)」

遥「(はぁ、幸せ)」

遥「うふふ」

彼方・母「？」



おしまい