【SS】海未「太ってませんが？」花陽「太ったの！！！」

うみぱな
　

放課後　部室


花陽「海未ちゃん」ｸﾞｲｸﾞｲ


海未「花陽？」


花陽「見てください」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ


海未「なんですかそれは？タヌキの真似でも？」


花陽「ぶーっ、違うよぉ、ほらほら」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ


海未「？」


花陽「にぶちんだなぁ海未ちゃん」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
　

海未「いや、ほんとわかりませんが...」


花陽「もぉ手貸して！！」ｸﾞｲｯ


海未「ぬぉっ！？」


ﾑﾆｯ


花陽「ほら、はなよのお腹ちゃんと触って！」


海未「！！？」


花陽「むにむにして確認して！！」


海未「む、むにむになんてしてませんがっ！？」
　

花陽「ふふっ、今のでわかりましたね海未ちゃん」


海未「え」


花陽「ふふっ、今のでわかりましたね海未ちゃん」


海未「いやすいません、２回同じ問いをされましても...」


花陽「もぉもぉ！！はなよのお腹確認したでしょ！！」


花陽「はなよは太ったの！！そーゆうこと！！」 ?
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
　

海未「？...そうですか？花陽は最近はしっかり運動もしていますし食生活も悪くないです」


海未「その成果がちゃんと出てます、グッドスタイルなうですよ花陽は」


花陽「海未ちゃんのおばか！」ｸﾜｯ


海未「！？」


花陽「違うでしょ！なんでそうやってはなよのこと甘やかすの！」


海未「甘やかしてませんが...え？今は私甘やかしました？？」ｵﾛｵﾛ
　

花陽「太ったの！見てよほら！！」ﾋｮｲｯ


海未「んなっ、お腹を出すんじゃありません！！おへそもちゃんとしまいなさい！！破廉恥ですよ花陽！！」


花陽「海未ちゃんがわからず屋だからでしょーが！！」


海未「え、私が悪いですか？私が悪かったですかね？？？」


花陽「まったくもう、はなよはぷんすこなうです！！」ﾌﾟﾝｽｺﾌﾟﾝｽｺ


海未「えぇ...」
　

海未「花陽は太ってませんよ、今のままで良いんですよ」


花陽「良くない」


海未「え」


花陽「はなよ、そういうの良くないと思う」


海未「え、どういうのが？？」


花陽「ちゃんとダメなのはダメって言わないとダメだと思います、はなよがもっとダメダメになってダメになっちゃいます」


海未「ダメダメうるさいですね...」ﾎﾞｿｯ
　

花陽「はなよは真剣なんですけど！」ﾊﾞﾝｯ


海未「ちょ、落ち着いてください」


花陽「海未ちゃんのばか...」


海未「あの...花陽」ｵﾛｵﾛ


花陽「はぁ...はなよ、もうだめかもしれないです...これ以上太ったら、ハナヨデラックスとして芸能界の道に進むしかなくなっちゃいます」ﾖﾖﾖ


海未「す、すいません...花陽がそこまで自分を高めようとしていたことに気づけず...？」
　

花陽「はなよ...太りましたよね」


海未「えっ...いえ、そんなことは...」


花陽「太りましたよね！！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ


海未「はっ...いえ...その...はい...」


花陽「ふふっ、そうでしょうそうでしょう」ﾆｺﾆｺ


海未「な、なぜ嬉しそうなのか...」
　

花陽「てことは、また痩せるためのメニューをこなすことになるよね...ね？」


海未「まぁ、そうですね...でも今まで通りみんなと同じメニューでも...」


花陽「それとプラスで海未ちゃん特別メニューもやる必要あるよねぇ、はなよもそう思ってたとこ」ﾆｺﾆｺ


海未「は、花陽...少し怖いです」ｿｿｿ


花陽「ねぇ海未ちゃん」ﾋﾟﾄｯ


海未「ひっ！？」ﾋﾞｸｯ
　

花陽「はなよね、海未ちゃんにもっと鍛えてもらいたいの...厳しくしてほしいの」ｸﾞｲｸﾞｲ


海未「さ、左様で...」ﾒｿﾗｼ


花陽「この前の特訓は穂乃果ちゃんも一緒だったけどさ」


花陽「今度は海未ちゃんと二人きりで」ﾎﾞｿｯ


海未「っっっ！」ﾋﾞｸｯ


花陽「うんっ、やっぱり楽しみだなぁ」ﾆｺﾆｺ


海未「...」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
　

海未「あーもうこんな時間なんですね、そろそろ帰らねば...サラバッ」ｻﾞｯ


ｸﾞｲｯ


海未「うごご！？」


花陽「ほんとだーもう真っ暗だねお外」


花陽「それじゃ海未ちゃん」


ﾆｷﾞｯ


海未「は、花陽...何故手を...」


花陽「一緒に帰ろっか？」ﾆｺｯ
　

海未「あはは、いつも通り凛と帰ればいいじゃないですか」


花陽「海未ちゃんと帰りたいの...だめ？」


海未「うっ...」


花陽「ね？」ﾆｺｯ


海未「わ、わかりました...」


花陽「やったぁ！」ﾀﾞｷｯ
　

海未「ちょ、少し離れてください、歩きにくいです」


花陽「いやでーす」ｴﾍﾍｰ


ｶﾞﾁｬ　ﾊﾞﾀﾝｯ


ｼｰﾝ


にこ「...」


にこ「...なにあれ」


おわり
　

これは良い先輩に躾けられてますねぇ

うみぱな繁栄しろ！！！！！！
　

これほんと尊いわ
書いてくれた絵師に全財産送りたい