1: (しうまい) 2022/05/14(土) 15:28:31.18 ID:REATDA0A
歩夢「さっきぶりだね、せつ菜ちゃん」
せつ菜「そうですね、歩夢さん」
歩夢「それでさ、せつ菜ちゃん」
歩夢「屋上になんか呼び出して、どうしたの?」
せつ菜「えと……」モジモジ
歩夢「わざわざ私だけにメッセージを送って……もしかして、大事な話?」
せつ菜「……はい」
せつ菜「その……えっとですね……!」アセアセ
歩夢「汗すごいよ? 大丈夫?」
せつ菜「……ちょ、ちょっと気持ちの整理をさせてください!」
歩夢「う、うん」
せつ菜「そうですね、歩夢さん」
歩夢「それでさ、せつ菜ちゃん」
歩夢「屋上になんか呼び出して、どうしたの?」
せつ菜「えと……」モジモジ
歩夢「わざわざ私だけにメッセージを送って……もしかして、大事な話?」
せつ菜「……はい」
せつ菜「その……えっとですね……!」アセアセ
歩夢「汗すごいよ? 大丈夫?」
せつ菜「……ちょ、ちょっと気持ちの整理をさせてください!」
歩夢「う、うん」
2: (しうまい) 2022/05/14(土) 15:34:43.59 ID:REATDA0A
せつ菜「すぅー……はぁー……」
せつ菜「……よし」
歩夢「……落ち着いた?」
せつ菜「ええ、今なら伝えられそうです」
歩夢「そっか」
歩夢「それで……せつ菜ちゃんの伝えたいことって、なあに?」ドキドキ
せつ菜「…………感謝の気持ちです」
歩夢「……感謝?」
せつ菜「はい」
せつ菜「歩夢さんに、感謝の気持ちを伝えたいんです」
せつ菜「……よし」
歩夢「……落ち着いた?」
せつ菜「ええ、今なら伝えられそうです」
歩夢「そっか」
歩夢「それで……せつ菜ちゃんの伝えたいことって、なあに?」ドキドキ
せつ菜「…………感謝の気持ちです」
歩夢「……感謝?」
せつ菜「はい」
せつ菜「歩夢さんに、感謝の気持ちを伝えたいんです」
3: (しうまい) 2022/05/14(土) 15:39:19.55 ID:REATDA0A
せつ菜「今回のスクールアイドルフェスティバルは、私だけだったらこんな風に開催することはできませんでした」
せつ菜「同好会のみなさんは、一人で抱え込んで、諦めようとしていた私を優しく諭してくれました」
せつ菜「まわりの人を頼ることの大切さや、みんなの力を合わせれば、難しいことでも達成できること」
せつ菜「それらを教えてくれたのは、みなさんで……歩夢さんなんです」
せつ菜「だから、ありがとうございました。歩夢さん」
歩夢「……せつ菜ちゃんはそれを伝えたくて、呼び出したんだ」
せつ菜「はい。歩夢さんには特に背中を押してもらったので」
せつ菜「あの時の言葉……覚えていてくれて、思い出させてくれて、ありがとうございます」
せつ菜「同好会のみなさんは、一人で抱え込んで、諦めようとしていた私を優しく諭してくれました」
せつ菜「まわりの人を頼ることの大切さや、みんなの力を合わせれば、難しいことでも達成できること」
せつ菜「それらを教えてくれたのは、みなさんで……歩夢さんなんです」
せつ菜「だから、ありがとうございました。歩夢さん」
歩夢「……せつ菜ちゃんはそれを伝えたくて、呼び出したんだ」
せつ菜「はい。歩夢さんには特に背中を押してもらったので」
せつ菜「あの時の言葉……覚えていてくれて、思い出させてくれて、ありがとうございます」
4: (しうまい) 2022/05/14(土) 15:43:56.16 ID:REATDA0A
歩夢「……」
せつ菜「……歩夢さん?」
歩夢「なあんだ。どきどきして損しちゃった」クスッ
せつ菜「え?」
歩夢「私はたいしたことしてないよ」
歩夢「スクールアイドルフェスティバルも文化祭も、成功したのは、せつ菜ちゃんを含めたみんなが頑張ったからだよ」
せつ菜「歩夢さんがそう思っていなくても、私はあの言葉に助けられたんです」
歩夢「だったら、私もあの言葉に助けられたもん」
歩夢「私がどうしていいか分からなくなった時、すぐに言ってくれたよね」
歩夢「あの言葉は前に進む勇気をくれた、宝物なの」
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「だから……また私が動けなくなりそうになった時は、せつ菜ちゃんが助けてほしいな」
せつ菜「……はい!」
せつ菜「……歩夢さん?」
歩夢「なあんだ。どきどきして損しちゃった」クスッ
せつ菜「え?」
歩夢「私はたいしたことしてないよ」
歩夢「スクールアイドルフェスティバルも文化祭も、成功したのは、せつ菜ちゃんを含めたみんなが頑張ったからだよ」
せつ菜「歩夢さんがそう思っていなくても、私はあの言葉に助けられたんです」
歩夢「だったら、私もあの言葉に助けられたもん」
歩夢「私がどうしていいか分からなくなった時、すぐに言ってくれたよね」
歩夢「あの言葉は前に進む勇気をくれた、宝物なの」
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「だから……また私が動けなくなりそうになった時は、せつ菜ちゃんが助けてほしいな」
せつ菜「……はい!」
8: (しうまい) 2022/05/14(土) 15:48:33.66 ID:REATDA0A
せつ菜「さて、伝えたいこともきちんと言えましたし、帰りましょうか」
歩夢「うーん……」
歩夢「せつ菜ちゃんが良ければ、もう少しだけ、ここに居ない?」
せつ菜「私は大丈夫ですが……」
歩夢「……夕焼けが綺麗だから」
歩夢「もうちょっと、眺めていたいの」
せつ菜「確かに、とっても綺麗ですね」
歩夢「……だよね!」
せつ菜「……夕焼けって、見てるとなんだか切ない気持ちになりますよね」
歩夢「せつ菜だけに?」
せつ菜「ふふっ」
歩夢「……まって今のなし!///」
歩夢「うーん……」
歩夢「せつ菜ちゃんが良ければ、もう少しだけ、ここに居ない?」
せつ菜「私は大丈夫ですが……」
歩夢「……夕焼けが綺麗だから」
歩夢「もうちょっと、眺めていたいの」
せつ菜「確かに、とっても綺麗ですね」
歩夢「……だよね!」
せつ菜「……夕焼けって、見てるとなんだか切ない気持ちになりますよね」
歩夢「せつ菜だけに?」
せつ菜「ふふっ」
歩夢「……まって今のなし!///」
9: (しうまい) 2022/05/14(土) 15:52:59.15 ID:REATDA0A
せつ菜「なんでですか? 面白かったし、かわいかったですよ」
歩夢「人は面白かったらあんな乾いた笑いしないよ!」
せつ菜「あはは、バレちゃいましたか」
歩夢「バレバレだよ。三船さんに見つかった時のせつ菜ちゃんくらいね」
せつ菜「あれは歩夢さんだってごまかすの下手だったじゃないですか!」
歩夢「うーん……あの時のせつ菜ちゃんが面白すぎて覚えてないよ~」
せつ菜「絶対噓です!」
歩夢「あ、どうして夕焼けで切ない気持ちになるの? 私、知りたいな~?」
せつ菜「強引に話をそらしますね……まあ、良いですけど」
歩夢「人は面白かったらあんな乾いた笑いしないよ!」
せつ菜「あはは、バレちゃいましたか」
歩夢「バレバレだよ。三船さんに見つかった時のせつ菜ちゃんくらいね」
せつ菜「あれは歩夢さんだってごまかすの下手だったじゃないですか!」
歩夢「うーん……あの時のせつ菜ちゃんが面白すぎて覚えてないよ~」
せつ菜「絶対噓です!」
歩夢「あ、どうして夕焼けで切ない気持ちになるの? 私、知りたいな~?」
せつ菜「強引に話をそらしますね……まあ、良いですけど」
11: (しうまい) 2022/05/14(土) 15:58:57.45 ID:REATDA0A
せつ菜「切なくなる理由ですよね……」
せつ菜「夕焼けを見るのって、一日の終わりの時間じゃないですか」
歩夢「うん」
せつ菜「だから、楽しい時間が終わってしまうような感覚があるんです」
せつ菜「ほら、子どもの頃だと、夕焼けを見る時ってだいたい帰る時間ですし」
歩夢「なるほどね」
せつ菜「歩夢さんはそう思いませんか?」
歩夢「私は全く逆かも。元気をもらえる感じかな?」
せつ菜「そうなんですか。ちなみに、理由とかは……?」
歩夢「なんか、燃えるような夕焼けって『明日も頑張りましょう!』って言ってくれてるみたいじゃない?」
せつ菜「そう思ったことはないですけど、とっても素敵な捉え方だと思います!」
せつ菜「夕焼けを見るのって、一日の終わりの時間じゃないですか」
歩夢「うん」
せつ菜「だから、楽しい時間が終わってしまうような感覚があるんです」
せつ菜「ほら、子どもの頃だと、夕焼けを見る時ってだいたい帰る時間ですし」
歩夢「なるほどね」
せつ菜「歩夢さんはそう思いませんか?」
歩夢「私は全く逆かも。元気をもらえる感じかな?」
せつ菜「そうなんですか。ちなみに、理由とかは……?」
歩夢「なんか、燃えるような夕焼けって『明日も頑張りましょう!』って言ってくれてるみたいじゃない?」
せつ菜「そう思ったことはないですけど、とっても素敵な捉え方だと思います!」
13: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:03:07.21 ID:REATDA0A
歩夢「うふふ。最近気がついたんだよね」
せつ菜「何かきっかけでもあったんですか?」
歩夢「うん。真っ赤な夕焼けが、せつ菜ちゃんみたいだなって思ったから」
せつ菜「え……?///」
歩夢「せつ菜ちゃんはいつも元気いっぱいだから、見てるだけで元気を分けてもらえるんだよ」
せつ菜「あ、ありがとう……ございます……!///」
歩夢「ふふ、お顔が真っ赤だね」
せつ菜「……夕焼けのせいです!///」
歩夢「ええ~? なにそれ」クスッ
せつ菜「何かきっかけでもあったんですか?」
歩夢「うん。真っ赤な夕焼けが、せつ菜ちゃんみたいだなって思ったから」
せつ菜「え……?///」
歩夢「せつ菜ちゃんはいつも元気いっぱいだから、見てるだけで元気を分けてもらえるんだよ」
せつ菜「あ、ありがとう……ございます……!///」
歩夢「ふふ、お顔が真っ赤だね」
せつ菜「……夕焼けのせいです!///」
歩夢「ええ~? なにそれ」クスッ
14: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:07:22.85 ID:REATDA0A
……
せつ菜「……話は変わるんですけど」
歩夢「うん」
せつ菜「さっき、どきどきしたって言ってましたよね」
せつ菜「どうしてなんですか?」
歩夢「それは……もっと別のことを言われるんじゃないかって思ってたから」
せつ菜「別のこと、ですか……?」
歩夢「うん。例えば……」
歩夢「…………愛の告白とか」
せつ菜「えっ!/// こ、こくはく!?///」ボンッ
せつ菜「……話は変わるんですけど」
歩夢「うん」
せつ菜「さっき、どきどきしたって言ってましたよね」
せつ菜「どうしてなんですか?」
歩夢「それは……もっと別のことを言われるんじゃないかって思ってたから」
せつ菜「別のこと、ですか……?」
歩夢「うん。例えば……」
歩夢「…………愛の告白とか」
せつ菜「えっ!/// こ、こくはく!?///」ボンッ
15: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:12:53.03 ID:REATDA0A
せつ菜「な、なんでですか!?///」
歩夢「そんなに驚く?」
せつ菜「驚きますよ!///」
歩夢「そっかあ……」
歩夢「でも、夕方の屋上に呼び出して、大事な話があるって言われたら、誰でもそう思っちゃうよ」
せつ菜「……そ、そうですか///」
歩夢「うんうん」
せつ菜「ぇぇ……!///」
歩夢「そんなに驚く?」
せつ菜「驚きますよ!///」
歩夢「そっかあ……」
歩夢「でも、夕方の屋上に呼び出して、大事な話があるって言われたら、誰でもそう思っちゃうよ」
せつ菜「……そ、そうですか///」
歩夢「うんうん」
せつ菜「ぇぇ……!///」
18: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:19:08.04 ID:REATDA0A
せつ菜「…………ぅぅ///」モンモン
歩夢「しないの? 告白」
せつ菜「……ええ!?/// どうしてそうなるんですか!?///」
歩夢「言ってみただけ、なんだけど……」
せつ菜「え!///」
歩夢「したいんだ」
せつ菜「……!///」
歩夢「今、夕焼けのおかげでいい雰囲気……みたいだし、告白したら、付き合えちゃうかもね」
歩夢「それに……大好きな気持ちは、止めちゃいけないんだよね?」
せつ菜「うう……!/// ちょっと考えさせてください……!///」
歩夢(……考えるんだ///)
歩夢「しないの? 告白」
せつ菜「……ええ!?/// どうしてそうなるんですか!?///」
歩夢「言ってみただけ、なんだけど……」
せつ菜「え!///」
歩夢「したいんだ」
せつ菜「……!///」
歩夢「今、夕焼けのおかげでいい雰囲気……みたいだし、告白したら、付き合えちゃうかもね」
歩夢「それに……大好きな気持ちは、止めちゃいけないんだよね?」
せつ菜「うう……!/// ちょっと考えさせてください……!///」
歩夢(……考えるんだ///)
21: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:24:29.57 ID:REATDA0A
せつ菜「すぅー……ふぅー……」
せつ菜「…………」
せつ菜「はぁー……」
せつ菜「……いきます。覚悟を決めました」
歩夢「……///」コクリ
せつ菜「…………大好きです。歩夢さん」
せつ菜「どんな人にも優しくて、私にも手を差し伸べてくれる歩夢さんは、物語のヒロインみたいで、とても素敵だと思っています」
せつ菜「スクールアイドルとしても著しい成長を遂げていて、今では私の一番のライバルと言っても過言ではないでしょう」
せつ菜「それにすっごくかわいいので、もう歩夢さんのことしか考えられないんです!」
せつ菜「私と付き合ってください!!」
せつ菜「…………」
せつ菜「はぁー……」
せつ菜「……いきます。覚悟を決めました」
歩夢「……///」コクリ
せつ菜「…………大好きです。歩夢さん」
せつ菜「どんな人にも優しくて、私にも手を差し伸べてくれる歩夢さんは、物語のヒロインみたいで、とても素敵だと思っています」
せつ菜「スクールアイドルとしても著しい成長を遂げていて、今では私の一番のライバルと言っても過言ではないでしょう」
せつ菜「それにすっごくかわいいので、もう歩夢さんのことしか考えられないんです!」
せつ菜「私と付き合ってください!!」
23: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:28:53.86 ID:REATDA0A
歩夢「……私も好きだよ」
歩夢「せつ菜ちゃんは、大好きに正直で、まっすぐにその想いを伝えてくれるよね」
歩夢「そういうせつ菜ちゃんの言葉は、いっつも私の心を掴んで離さないの」
歩夢「だから…………大好き」
せつ菜「……嬉しいです!」
歩夢「でも付き合えないかな」
せつ菜「えっ」
せつ菜「い、今、何と……?」
歩夢「せつ菜ちゃんとは付き合えないかなって」
歩夢「せつ菜ちゃんは、大好きに正直で、まっすぐにその想いを伝えてくれるよね」
歩夢「そういうせつ菜ちゃんの言葉は、いっつも私の心を掴んで離さないの」
歩夢「だから…………大好き」
せつ菜「……嬉しいです!」
歩夢「でも付き合えないかな」
せつ菜「えっ」
せつ菜「い、今、何と……?」
歩夢「せつ菜ちゃんとは付き合えないかなって」
26: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:33:19.80 ID:REATDA0A
せつ菜「な、なんで……」ガーン
歩夢「そんなに落ち込む?」
せつ菜「え、あ……はい」
せつ菜「ど、どうして付き合えないんですか?」
歩夢「だって……せつ菜ちゃんは菜々ちゃんだもん」
歩夢「せつ菜ちゃんからの大好きは受け取ったけど、菜々ちゃんからはもらってないからなあ」
歩夢「だったら菜々ちゃんからももらわないと、ね?」
せつ菜「うう……」モゾモゾ
ななな「……」アミアミ
菜々「…………歩夢さんは欲張りなんですから」スチャッ
歩夢「ふふっ、すぐに変身しちゃって、そんなに付き合いたいの?」
菜々「もう!」
歩夢「えへへ」
歩夢「そんなに落ち込む?」
せつ菜「え、あ……はい」
せつ菜「ど、どうして付き合えないんですか?」
歩夢「だって……せつ菜ちゃんは菜々ちゃんだもん」
歩夢「せつ菜ちゃんからの大好きは受け取ったけど、菜々ちゃんからはもらってないからなあ」
歩夢「だったら菜々ちゃんからももらわないと、ね?」
せつ菜「うう……」モゾモゾ
ななな「……」アミアミ
菜々「…………歩夢さんは欲張りなんですから」スチャッ
歩夢「ふふっ、すぐに変身しちゃって、そんなに付き合いたいの?」
菜々「もう!」
歩夢「えへへ」
28: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:37:39.56 ID:REATDA0A
菜々「……でも、歩夢さんのそういういたずらっぽいところも好きです」
菜々「純粋無垢で可憐なのに、こういうギャップまで兼ね備えていて……私をどれだけ虜にすれば気が済むんですか?」
菜々「あと、大好きに欲張りなところもかわいらしくて大好きです」
菜々「……あはは。私、歩夢さんの全部が大好きみたいですね」
歩夢「……///」
菜々「……なにか言ってください///」
菜々「純粋無垢で可憐なのに、こういうギャップまで兼ね備えていて……私をどれだけ虜にすれば気が済むんですか?」
菜々「あと、大好きに欲張りなところもかわいらしくて大好きです」
菜々「……あはは。私、歩夢さんの全部が大好きみたいですね」
歩夢「……///」
菜々「……なにか言ってください///」
31: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:42:54.83 ID:REATDA0A
歩夢「…………顔、真っ赤だね///」
菜々「歩夢さんだって真っ赤じゃないですか!///」
歩夢「それは……夕焼けのせいだから///」
菜々「じゃあ私も夕焼けのせいです!///」
歩夢・菜々「……あはは!」
菜々「歩夢さんだって真っ赤じゃないですか!///」
歩夢「それは……夕焼けのせいだから///」
菜々「じゃあ私も夕焼けのせいです!///」
歩夢・菜々「……あはは!」
33: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:48:37.50 ID:REATDA0A
……
歩夢「菜々ちゃん」
菜々「なんでしょう」
歩夢「たくさん大好きって言ってね」
歩夢「私、さびしいと泣いちゃうから」
菜々「……もちろんです」
歩夢「ありがと、大好きだよ。菜々ちゃん」
菜々「……」ギュッ
歩夢「わっ」
菜々「下校時刻まで、まだちょっと時間がありますから……」
菜々「もう少しだけ、こうしててもいいですか?」ギュウウ
歩夢「もちろん」
菜々「ありがとうございます」
歩夢「菜々ちゃん」
菜々「なんでしょう」
歩夢「たくさん大好きって言ってね」
歩夢「私、さびしいと泣いちゃうから」
菜々「……もちろんです」
歩夢「ありがと、大好きだよ。菜々ちゃん」
菜々「……」ギュッ
歩夢「わっ」
菜々「下校時刻まで、まだちょっと時間がありますから……」
菜々「もう少しだけ、こうしててもいいですか?」ギュウウ
歩夢「もちろん」
菜々「ありがとうございます」
38: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:54:21.84 ID:REATDA0A
歩夢「うふふ。菜々ちゃんがこんなにあまえんぼだったなんて知らなかったよ」ナデナデ
菜々「いやですか?」
歩夢「ぜんぜん。むしろいっぱい甘えてほしいな」
菜々「じゃあ、そうさせてもらいますね」ギュウ
歩夢「……」ナデナデ
菜々「…………」ニヘ
歩夢「気持ちいい?」
菜々「ええ。とっても」スリスリ
歩夢「そっか」ナデナデ
菜々「いやですか?」
歩夢「ぜんぜん。むしろいっぱい甘えてほしいな」
菜々「じゃあ、そうさせてもらいますね」ギュウ
歩夢「……」ナデナデ
菜々「…………」ニヘ
歩夢「気持ちいい?」
菜々「ええ。とっても」スリスリ
歩夢「そっか」ナデナデ
41: (しうまい) 2022/05/14(土) 16:59:49.56 ID:REATDA0A
菜々「……ずっとこうしてたいです」
歩夢「あらら。わがまま菜々ちゃんだ」
菜々「はい。わがまま菜々ちゃんです」
菜々「私の方が歩夢さんのこと大好きなので、さびしいと泣いちゃうどころではすまないかもしれません」
歩夢「それは大変だね」
歩夢「どうすればいいかな?」
菜々「週に2回くらいは、こうしてたいです」
歩夢「週に2回で足りる?」
菜々「…………4回で」
歩夢「いいよ。いっぱいしようね♡」
歩夢「あらら。わがまま菜々ちゃんだ」
菜々「はい。わがまま菜々ちゃんです」
菜々「私の方が歩夢さんのこと大好きなので、さびしいと泣いちゃうどころではすまないかもしれません」
歩夢「それは大変だね」
歩夢「どうすればいいかな?」
菜々「週に2回くらいは、こうしてたいです」
歩夢「週に2回で足りる?」
菜々「…………4回で」
歩夢「いいよ。いっぱいしようね♡」
44: (しうまい) 2022/05/14(土) 17:04:15.43 ID:REATDA0A
歩夢「他には?」
菜々「え?」
歩夢「わがまま菜々ちゃんはこのくらいじゃあ満足できないかなって」
歩夢「私もそうだから」
菜々「……いいんですか?」
歩夢「恋人同士なんだし、したいことはすべきだよ」
菜々「……じゃあ、手も繋ぎたいです」
歩夢「うんうん」
菜々「普段繋ぐだけじゃなくって、学校が終わった後、手を繋いで一緒に帰りたいです」
歩夢「いいね。ついでにお泊まり会もしちゃおっか」
菜々「! しましょう!」
菜々「え?」
歩夢「わがまま菜々ちゃんはこのくらいじゃあ満足できないかなって」
歩夢「私もそうだから」
菜々「……いいんですか?」
歩夢「恋人同士なんだし、したいことはすべきだよ」
菜々「……じゃあ、手も繋ぎたいです」
歩夢「うんうん」
菜々「普段繋ぐだけじゃなくって、学校が終わった後、手を繋いで一緒に帰りたいです」
歩夢「いいね。ついでにお泊まり会もしちゃおっか」
菜々「! しましょう!」
47: (しうまい) 2022/05/14(土) 17:08:33.62 ID:REATDA0A
菜々「あと、あと……!」
歩夢「うふふ。あんまりくっつき過ぎちゃうと、同好会のみんなとかにバレちゃうかもね」
菜々「それは悩ましいですが……歩夢さんとはたくさんくっついてたいです」
歩夢「私も同じ気持ちだよ」
歩夢「あ、アレはしなくていいの?」
菜々「なんですか?」
歩夢「キス」
菜々「なっ、え!?///」
歩夢「恋人だったら普通はするよね」
菜々「さっき付き合ったばっかりじゃないですか!/// まだ早いですよ!///」
歩夢「そんなことないよ。私たち、もう充分仲良しだし」
菜々「ええ~!///」
歩夢「うふふ。あんまりくっつき過ぎちゃうと、同好会のみんなとかにバレちゃうかもね」
菜々「それは悩ましいですが……歩夢さんとはたくさんくっついてたいです」
歩夢「私も同じ気持ちだよ」
歩夢「あ、アレはしなくていいの?」
菜々「なんですか?」
歩夢「キス」
菜々「なっ、え!?///」
歩夢「恋人だったら普通はするよね」
菜々「さっき付き合ったばっかりじゃないですか!/// まだ早いですよ!///」
歩夢「そんなことないよ。私たち、もう充分仲良しだし」
菜々「ええ~!///」
48: (しうまい) 2022/05/14(土) 17:13:08.07 ID:REATDA0A
歩夢「せつ菜ちゃんはしたくないの?」
菜々「それはもちろんしたい……ですけど……!///」
歩夢「そっか。じゃあ、恥ずかしいから目は閉じててね」
菜々「えっ!///」
歩夢「はやくして」
菜々「は、はい!///」メツブリ
歩夢「ふふっ。菜々ちゃんは素直だから好きだよ」
ちゅっ
菜々「……!///」
菜々「それはもちろんしたい……ですけど……!///」
歩夢「そっか。じゃあ、恥ずかしいから目は閉じててね」
菜々「えっ!///」
歩夢「はやくして」
菜々「は、はい!///」メツブリ
歩夢「ふふっ。菜々ちゃんは素直だから好きだよ」
ちゅっ
菜々「……!///」
50: (しうまい) 2022/05/14(土) 17:17:39.61 ID:REATDA0A
ちゅうう……
歩夢「んふふ……!」クスクス
菜々(あ、あれ? なんで歩夢さんの声が)パチリ
歩夢「あ」
菜々「ゆ、ゆび!?」
歩夢「やっと気づいたね」
歩夢「私の指とキスしてる菜々ちゃん、かわいかったよ」ニコニコ
歩夢「んふふ……!」クスクス
菜々(あ、あれ? なんで歩夢さんの声が)パチリ
歩夢「あ」
菜々「ゆ、ゆび!?」
歩夢「やっと気づいたね」
歩夢「私の指とキスしてる菜々ちゃん、かわいかったよ」ニコニコ
53: (しうまい) 2022/05/14(土) 17:22:02.08 ID:REATDA0A
菜々「騙したんですか!」
歩夢「ちょっとからかっただけだよ」
菜々「ひどいです! 私をその気にさせておいて騙すなんて!」プンプン
歩夢「菜々ちゃん」
菜々「噓つきの歩夢さんなんて知りません!」プイッ
歩夢「ちょーっとだけ、こっち向いてほしいな?」
菜々「いやです!」
歩夢「ちょっとからかっただけだよ」
菜々「ひどいです! 私をその気にさせておいて騙すなんて!」プンプン
歩夢「菜々ちゃん」
菜々「噓つきの歩夢さんなんて知りません!」プイッ
歩夢「ちょーっとだけ、こっち向いてほしいな?」
菜々「いやです!」
55: (しうまい) 2022/05/14(土) 17:26:14.38 ID:REATDA0A
歩夢「……私、泣いちゃうかも」
菜々「…………」チラッ
ちゅっ
菜々「!?///」
歩夢「んちゅ……♡ちゅっ……♡ちゅうう~……♡」
菜々「んんっ……♡ちゅ……♡ちゅう……♡」
歩夢「……ぷは♡」
歩夢「ふふっ、また引っかかったね♡」
歩夢「どうだった? ファーストキスのお味は?」
菜々「…………最高です///」
おわり
菜々「…………」チラッ
ちゅっ
菜々「!?///」
歩夢「んちゅ……♡ちゅっ……♡ちゅうう~……♡」
菜々「んんっ……♡ちゅ……♡ちゅう……♡」
歩夢「……ぷは♡」
歩夢「ふふっ、また引っかかったね♡」
歩夢「どうだった? ファーストキスのお味は?」
菜々「…………最高です///」
おわり
59: (しうまい) 2022/05/14(土) 17:32:23.02 ID:REATDA0A
お読みいただきありがとうございました。5話と6話、めっちゃぽむせつの供給が来てびっくりしましたね。嬉しい限りです。
過去作です。
せつ菜(歩夢さんと恋人繋ぎをしてしまいました……!)
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1649083141/
せつ菜「歩夢さんとのゆめうつつ」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1650720991/l50
しずく「恋のキューピッド、桜坂しずくです!!!」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1651316326/l50
過去作です。
せつ菜(歩夢さんと恋人繋ぎをしてしまいました……!)
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1649083141/
せつ菜「歩夢さんとのゆめうつつ」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1650720991/l50
しずく「恋のキューピッド、桜坂しずくです!!!」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1651316326/l50
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1652509711/