1: (もも) 2022/11/25(金) 20:56:48.42 ID:AoQjJA4z
侑「えっ……」
しずく「昨日も食べました」
かすみ「ちょちょちょ!! しず子!? 何言ってんの!?」
しずく「毎日食べても飽きませんし、今日も食べる予定です」
しずく「昨日も食べました」
かすみ「ちょちょちょ!! しず子!? 何言ってんの!?」
しずく「毎日食べても飽きませんし、今日も食べる予定です」
4: (もも) 2022/11/25(金) 20:59:15.00 ID:AoQjJA4z
璃奈「それは……璃奈ちゃんボード『てれてれ』」
愛「はははっ……。愛されてていいね! かすかす!! 愛だけに!!」
かすみ「かすみんですっ!! じゃなくて!! しず子!!」
しずく「なぁに? かすみさん」ウワメヅカイ
かすみ「あっ、その……///」
歩夢「……(居心地悪いし、侑ちゃんでも吸って気分転換しようかな)」チューチュー
侑「は、はゆっ!! んぅうルルルル!!」ヂュルルルル
愛「はははっ……。愛されてていいね! かすかす!! 愛だけに!!」
かすみ「かすみんですっ!! じゃなくて!! しず子!!」
しずく「なぁに? かすみさん」ウワメヅカイ
かすみ「あっ、その……///」
歩夢「……(居心地悪いし、侑ちゃんでも吸って気分転換しようかな)」チューチュー
侑「は、はゆっ!! んぅうルルルル!!」ヂュルルルル
5: (もも) 2022/11/25(金) 21:02:17.09 ID:AoQjJA4z
しずく「ふふっ。どうしたのかすみさん。今日のお泊り会でも期待してるよ?かすみさん特製のコッペパン」
かすみ「……あぇ?」
愛「な、な~んだ。愛さんてっきりかすかすを性的に食べてるのかと思っちゃったよぉ~」
璃奈「勘違いしちゃった」
しずく「言葉足らずでしたね公衆の面前で言う訳ないじゃないですか」
歩夢「……(どうだか……)」チュポン
侑「」ビクビクビク
かすみ「……あぇ?」
愛「な、な~んだ。愛さんてっきりかすかすを性的に食べてるのかと思っちゃったよぉ~」
璃奈「勘違いしちゃった」
しずく「言葉足らずでしたね公衆の面前で言う訳ないじゃないですか」
歩夢「……(どうだか……)」チュポン
侑「」ビクビクビク
8: (もも) 2022/11/25(金) 21:05:19.43 ID:AoQjJA4z
しずく「それじゃあ皆さん帰りましょうか。電車の時間も迫ってますし」
愛「あ、そうだね。よーしっ!! 放課後も楽しむぞー!!」ダダダダ
かすみ「……」
歩夢「じゃあねみんな。侑ちゃんはいつも通り私が運搬していくから安心してね」
璃奈「ばいばい」
かすみ「……私たちも帰ろっか。最後の最後に一番疲れちゃったよ」ハァ……
しずく「かすみさん」
かすみ「……なに? しず子」
しずく「食後のデザートのかすみさん、楽しみにしてるね」
かすみ「──」
しずく「ね?」
かすみ「……うん///」
しずく「じゃあ行こっか」ギュッ
かすみ「うん///」ギュッ
おわり
愛「あ、そうだね。よーしっ!! 放課後も楽しむぞー!!」ダダダダ
かすみ「……」
歩夢「じゃあねみんな。侑ちゃんはいつも通り私が運搬していくから安心してね」
璃奈「ばいばい」
かすみ「……私たちも帰ろっか。最後の最後に一番疲れちゃったよ」ハァ……
しずく「かすみさん」
かすみ「……なに? しず子」
しずく「食後のデザートのかすみさん、楽しみにしてるね」
かすみ「──」
しずく「ね?」
かすみ「……うん///」
しずく「じゃあ行こっか」ギュッ
かすみ「うん///」ギュッ
おわり
10: (もも) 2022/11/25(金) 21:17:42.80 ID:AoQjJA4z
匂わせしずくを見て思いついた一発ネタです。
初SSなので搾りカスみたいな妄想力が続けば続き書きます。
初SSなので搾りカスみたいな妄想力が続けば続き書きます。
11: (もも) 2022/11/25(金) 21:23:11.71 ID:AoQjJA4z
~帰り道~
かすみ「でね。昼休みにはんぺんがたまねぎ食べてたからさぁ──」
しずく「かすみさん」
かすみ「なにしず子。ここからが面白いのに」
しずく「今日も侑先輩と歩夢さん、ラブラブだったよね」
かすみ「う、うぅん……。ラブラブというか、一方的に吸われているというか……。まぁでも、侑せんぱいも幸せそうだしいいの、かなぁ?」
しずく「私たちもあの二人みたいに、同好会公認のカップルになりたいと思う?」
かすみ「えっ……」
かすみ「でね。昼休みにはんぺんがたまねぎ食べてたからさぁ──」
しずく「かすみさん」
かすみ「なにしず子。ここからが面白いのに」
しずく「今日も侑先輩と歩夢さん、ラブラブだったよね」
かすみ「う、うぅん……。ラブラブというか、一方的に吸われているというか……。まぁでも、侑せんぱいも幸せそうだしいいの、かなぁ?」
しずく「私たちもあの二人みたいに、同好会公認のカップルになりたいと思う?」
かすみ「えっ……」
12: (もも) 2022/11/25(金) 21:29:42.64 ID:AoQjJA4z
しずく「私は……なりたいと思うよ」
かすみ「……でも、かすみん達はアイドルだし、大々的に恋愛関係をみんなに公開すると……」
しずく「分かってる。よく思わないファンの人たちも出てくるよね。でも、同好会の人たちだけなら、どうかな?」
かすみ「同好会のみんなは口が堅いと思う、たぶん。でも、なし崩し的に恋愛関係を公表しちゃったら、スクールアイドルの活動にも……ゆるみ?みたいなのが生まれると思う」
かすみ「だから。スクールアイドルを本気でやるなら。同好会の人たちにも言っちゃダメだと思う」
かすみ「……でも、かすみん達はアイドルだし、大々的に恋愛関係をみんなに公開すると……」
しずく「分かってる。よく思わないファンの人たちも出てくるよね。でも、同好会の人たちだけなら、どうかな?」
かすみ「同好会のみんなは口が堅いと思う、たぶん。でも、なし崩し的に恋愛関係を公表しちゃったら、スクールアイドルの活動にも……ゆるみ?みたいなのが生まれると思う」
かすみ「だから。スクールアイドルを本気でやるなら。同好会の人たちにも言っちゃダメだと思う」
13: (もも) 2022/11/25(金) 21:34:33.23 ID:AoQjJA4z
しずく「蟻の一穴ってことだね」
かすみ「??? なにそれ?」
しずく「いやなんでもない。でもかすみさん。そう思ってるなら、なんで私の告白を断らなかったの?」
かすみ「っ!!」
しずく「スクールアイドルと言っても、まだ学生の延長線上の活動だよね。かすみさんのスクールアイドルへの本気の気持ちは尊敬してる。でも、それならなんで、私の告白を断らなかったの?」
しずく「ちょっと抜けてる所もあって、そこがかすみさんの美徳だと私は思うし、愛らしいとさえ思う。でもスクールアイドルにだけは本気のかすみさんが気づかないはずがないよね」
しずく「スクールアイドルに本気で向き合うなら、誰だろうと恋愛しちゃいけないって」
かすみ「??? なにそれ?」
しずく「いやなんでもない。でもかすみさん。そう思ってるなら、なんで私の告白を断らなかったの?」
かすみ「っ!!」
しずく「スクールアイドルと言っても、まだ学生の延長線上の活動だよね。かすみさんのスクールアイドルへの本気の気持ちは尊敬してる。でも、それならなんで、私の告白を断らなかったの?」
しずく「ちょっと抜けてる所もあって、そこがかすみさんの美徳だと私は思うし、愛らしいとさえ思う。でもスクールアイドルにだけは本気のかすみさんが気づかないはずがないよね」
しずく「スクールアイドルに本気で向き合うなら、誰だろうと恋愛しちゃいけないって」
15: (もも) 2022/11/25(金) 21:41:11.51 ID:AoQjJA4z
かすみ「そ、そんなの……!!」
しずく「……かすみさん家、着いたね」
かすみ「い、今はそんなの──」
しずく「──ごめんね。かすみさん。私から振っておいてなんだけど、聞かなかったことにしてくれない?」
かすみ「しず……っ!! ……分かった。分かったっ!! ちょっと玄関前で待ってて!! 部屋の中片づけるから!!」
しずく「うん。ごめんね」
かすみ「もう!!」ドタドタ
しずく「……というか。昨日も泊まったのに何を片付けるんだろう……」
しずく「……かすみさん家、着いたね」
かすみ「い、今はそんなの──」
しずく「──ごめんね。かすみさん。私から振っておいてなんだけど、聞かなかったことにしてくれない?」
かすみ「しず……っ!! ……分かった。分かったっ!! ちょっと玄関前で待ってて!! 部屋の中片づけるから!!」
しずく「うん。ごめんね」
かすみ「もう!!」ドタドタ
しずく「……というか。昨日も泊まったのに何を片付けるんだろう……」
16: (もも) 2022/11/25(金) 21:46:10.37 ID:AoQjJA4z
~夕飯~
かすみ「はーいっ!! 今日はかすみん特製、キムチチゲコッペパンですよ~!!」
しずく「わ~~」パチパチ
しずく(よかった。すっかりいつものかすみさんだ……)
かすみ「ほらほら。食べて食べてっ!!」ニコニコ
しずく「うん!!」
しずく「もぐもぐ……。うわぁ!! これすごく美味しいね!! キムチとコッペパンなんて組み合わせどうかと思ったけど、思った以上に絶妙!!」
かすみ「ふっふ~ん。かすみんにかかれば、どんなに食べ合わせの悪い食べ物でも、一瞬でマリアージュにできるんだよ!!」
しずく「ふふっ。次は蛇とマングースコッペパンでも作ってもらおうかな♪」
かすみ「それは……食べ合わせの問題じゃないと思う……」
しずく「そうかな?」モグモグ
かすみ「はーいっ!! 今日はかすみん特製、キムチチゲコッペパンですよ~!!」
しずく「わ~~」パチパチ
しずく(よかった。すっかりいつものかすみさんだ……)
かすみ「ほらほら。食べて食べてっ!!」ニコニコ
しずく「うん!!」
しずく「もぐもぐ……。うわぁ!! これすごく美味しいね!! キムチとコッペパンなんて組み合わせどうかと思ったけど、思った以上に絶妙!!」
かすみ「ふっふ~ん。かすみんにかかれば、どんなに食べ合わせの悪い食べ物でも、一瞬でマリアージュにできるんだよ!!」
しずく「ふふっ。次は蛇とマングースコッペパンでも作ってもらおうかな♪」
かすみ「それは……食べ合わせの問題じゃないと思う……」
しずく「そうかな?」モグモグ
18: (もも) 2022/11/25(金) 21:55:24.77 ID:AoQjJA4z
かすみ「……」ジーッ
しずく「もぐもぐ」
かすみ「……」ジーッ
しずく「ね、ねぇかすみさん。毎回思うんだけど、私の食べている様子を見るのってそんなに面白いかな?」
かすみ「う~ん。なんだろう。自分が作ったコッペパンを美味しく食べてくれる姿を見るのが好きってのもあるんだけど……」
かすみ「例えばりな子なら小動物みたいなちっちゃい口で食べてるのが可愛いとか、侑せんぱいなら素直で大きなリアクションしてくれて見応えがあるとか、色々あるんだけど……」
しずく「じゃあ私は?」
かすみ「しず子は……なんだろう。こう……食べる動作の一つ一つに気品があるっていうか、すごくしず子はしず子らしい食べ方をしてるというか……」
しずく「えぇ? ちょっと恥ずかしいよ……」
かすみ「後は……私の作ったコッペパンが唇に触れて、それが体内でしず子になるって考えると……」
しずく「えぇ!? ちょっと倒錯的じゃない?」
かすみ「えへへ。そうかな?」
しずく「もうっ……」
かすみ「でも。一番はやっぱり、食事をしてるしず子が好きってことかな?」
しずく「──も、もう!! もう、もう!!」ポコポコ
かすみ「いつものお返しだよっ!!」
かすみ「ほら、食事する時は食事にしゅーちゅー!! お残しはダメだよ!!」
しずく「む、むむ……」モグモグ
かすみ「ほっぺ膨らませて食べるなんて、しず子も器用だねぇ~」ニヤニヤ
しずく「かすみさん!!」
しずく「もぐもぐ」
かすみ「……」ジーッ
しずく「ね、ねぇかすみさん。毎回思うんだけど、私の食べている様子を見るのってそんなに面白いかな?」
かすみ「う~ん。なんだろう。自分が作ったコッペパンを美味しく食べてくれる姿を見るのが好きってのもあるんだけど……」
かすみ「例えばりな子なら小動物みたいなちっちゃい口で食べてるのが可愛いとか、侑せんぱいなら素直で大きなリアクションしてくれて見応えがあるとか、色々あるんだけど……」
しずく「じゃあ私は?」
かすみ「しず子は……なんだろう。こう……食べる動作の一つ一つに気品があるっていうか、すごくしず子はしず子らしい食べ方をしてるというか……」
しずく「えぇ? ちょっと恥ずかしいよ……」
かすみ「後は……私の作ったコッペパンが唇に触れて、それが体内でしず子になるって考えると……」
しずく「えぇ!? ちょっと倒錯的じゃない?」
かすみ「えへへ。そうかな?」
しずく「もうっ……」
かすみ「でも。一番はやっぱり、食事をしてるしず子が好きってことかな?」
しずく「──も、もう!! もう、もう!!」ポコポコ
かすみ「いつものお返しだよっ!!」
かすみ「ほら、食事する時は食事にしゅーちゅー!! お残しはダメだよ!!」
しずく「む、むむ……」モグモグ
かすみ「ほっぺ膨らませて食べるなんて、しず子も器用だねぇ~」ニヤニヤ
しずく「かすみさん!!」
19: (もも) 2022/11/25(金) 21:59:14.81 ID:AoQjJA4z
~かすみの部屋~
しずく「ふぅ……。まさかかすみさんにあそこまで遊ばれるとは……」
しずく「かすみさんは今お風呂だし、何しようかな?」
しずく「……裸で突撃する? それとも、かすみさんの下着を拝借する?」
しずく「そして明日、更衣室でみんなに言われるんだ。『あれ?なんでかすみちゃんの下着をしずくちゃんが着てるの?』って」
しずく「ふふっ。かすみさんの狼狽する顔が目に浮かぶ♪」
しずく「まぁ、流石にライン越え、かな?」
しずく「ふぅ……。まさかかすみさんにあそこまで遊ばれるとは……」
しずく「かすみさんは今お風呂だし、何しようかな?」
しずく「……裸で突撃する? それとも、かすみさんの下着を拝借する?」
しずく「そして明日、更衣室でみんなに言われるんだ。『あれ?なんでかすみちゃんの下着をしずくちゃんが着てるの?』って」
しずく「ふふっ。かすみさんの狼狽する顔が目に浮かぶ♪」
しずく「まぁ、流石にライン越え、かな?」
20: (もも) 2022/11/25(金) 22:03:47.66 ID:AoQjJA4z
しずく「……」
しずく「一体いつまで、いつまで、こんな匂わせだけなんだろう」
しずく「ファンのみんなはまだしも、同好会の人たちにはくらいは言ってもいいと思う。そりゃあ侑先輩と歩夢さんもカップルだって公表はしていないけど、吸い合いしてるんだし暗黙の了解みたいなもんだよ」
しずく「他の人に『二人って付き合ってるの?』って言われたら、たぶん侑先輩も歩夢さんも肯定すると思う。でも、私とかすみさんは……」
しずく「かすみさんのプロ意識は分かる。でも、分かっていて私は告白した。そして、断られるだろうとも思ってた」
しずく「一体いつまで、いつまで、こんな匂わせだけなんだろう」
しずく「ファンのみんなはまだしも、同好会の人たちにはくらいは言ってもいいと思う。そりゃあ侑先輩と歩夢さんもカップルだって公表はしていないけど、吸い合いしてるんだし暗黙の了解みたいなもんだよ」
しずく「他の人に『二人って付き合ってるの?』って言われたら、たぶん侑先輩も歩夢さんも肯定すると思う。でも、私とかすみさんは……」
しずく「かすみさんのプロ意識は分かる。でも、分かっていて私は告白した。そして、断られるだろうとも思ってた」
21: (もも) 2022/11/25(金) 22:09:39.20 ID:AoQjJA4z
しずく「でも、かすみさんに告白すれば、【桜坂しずくは中須かすみに好意を持っている】ことがかすみさんに伝わり」
しずく「かすみさんが誰かに告白されても、『桜坂しずくに悪い』って罪悪感を覚えて独り身でいてくれると考えた」
しずく「そして、スクールアイドルでは無くなったら。普通の女の子に戻った時、もう一度私が告白して、結ばれる予定だった。その間にかすみさんを虜にさせる自信だってあった」
しずく「でも……。かすみさんは私の告白を受けた。どうして? どうしてなの、かすみさん……」
しずく「気になってはいても、それを口に出しても、結局私はヘタレちゃって真相を聞き出せない」
しずく「かすみさんが誰かに告白されても、『桜坂しずくに悪い』って罪悪感を覚えて独り身でいてくれると考えた」
しずく「そして、スクールアイドルでは無くなったら。普通の女の子に戻った時、もう一度私が告白して、結ばれる予定だった。その間にかすみさんを虜にさせる自信だってあった」
しずく「でも……。かすみさんは私の告白を受けた。どうして? どうしてなの、かすみさん……」
しずく「気になってはいても、それを口に出しても、結局私はヘタレちゃって真相を聞き出せない」
22: (もも) 2022/11/25(金) 22:15:35.25 ID:AoQjJA4z
しずく「真相なんて、無いのかもしれない。でも、私は真相を求める。だって舞台には、脚本には、動機には、必ず因果関係が存在しているはずだから」
しずく「……もし。もしも……。かすみさんが私の告白を受けた理由が、それこそ『桜坂しずくには悪い』だったらどうしようと思ってしまう」
しずく「かすみさんは優しい人。優しい人だから私の告白を受け入れられる。その関係を続けられる」
しずく「それに、スクールアイドルに一途なかすみさんだからこその理由がある。『ここで桜坂しずくの告白を断ってしまったら、同好会の雰囲気が悪くなる』と……」
しずく「もし、そうだとしたら──」
かすみ「しず子~~っ!! お風呂あがったよ!!」
しずく「っ!! はい!! うん!! 分かった!!」
かすみ「??? やけにオーバーリアクションだね。まさか……かすみんの部屋物色してたんじゃないの!?」
しずく「……もし。もしも……。かすみさんが私の告白を受けた理由が、それこそ『桜坂しずくには悪い』だったらどうしようと思ってしまう」
しずく「かすみさんは優しい人。優しい人だから私の告白を受け入れられる。その関係を続けられる」
しずく「それに、スクールアイドルに一途なかすみさんだからこその理由がある。『ここで桜坂しずくの告白を断ってしまったら、同好会の雰囲気が悪くなる』と……」
しずく「もし、そうだとしたら──」
かすみ「しず子~~っ!! お風呂あがったよ!!」
しずく「っ!! はい!! うん!! 分かった!!」
かすみ「??? やけにオーバーリアクションだね。まさか……かすみんの部屋物色してたんじゃないの!?」
24: (もも) 2022/11/25(金) 22:19:36.09 ID:AoQjJA4z
しずく「そんなことしてないよっ!!」
かすみ「ほんとぉ~?」スタスタ
かすみ「どれどれ……」ガタガタ
しずく「……?」
かすみ「うん。大丈夫みたいだね」
しずく「えっえぇ? その机を確認しただけで安心しちゃうの?」
かすみ「えっ、うん。そ、そうだよ?」アセアセ
かすみ「ほ、ほらほら!! 早くしず子もお風呂に入る!! 夜はこれからが長いんだから!!」
しずく「うん……分かった……」ガチャ
かすみ「……」
かすみ「……匂わせって、これでいいのかな?」
かすみ「ほんとぉ~?」スタスタ
かすみ「どれどれ……」ガタガタ
しずく「……?」
かすみ「うん。大丈夫みたいだね」
しずく「えっえぇ? その机を確認しただけで安心しちゃうの?」
かすみ「えっ、うん。そ、そうだよ?」アセアセ
かすみ「ほ、ほらほら!! 早くしず子もお風呂に入る!! 夜はこれからが長いんだから!!」
しずく「うん……分かった……」ガチャ
かすみ「……」
かすみ「……匂わせって、これでいいのかな?」
26: (もも) 2022/11/25(金) 22:26:14.92 ID:AoQjJA4z
~お風呂~
しずく「ふぅ……」チャプン
しずく「……」
しずく「かすみさんって一緒にお風呂入りたがらないんだよね。『体を洗っている時のかすみんは可愛くないかすみんだから!!』って言うけど……」
しずく「何度もかすみさんを(性的に)食べてるのに、裸だって見慣れてるのに。『しず子の前ではいつだって一番可愛いかすみんでいたいんだもん!!』とは言ってたけど」
しずく「……泡が目に入ってあたふたしてるかすみさん、見たいなぁ……」ブクブク
しずく「それにしても。さっきのかすみさん。明らかにおかしかったよね?」
しずく「あの机の中に、見られたら困るようなモノが入ってたのかな? なんだろう……。あ、昔のかすみさんの写真? あの写真可愛いのに……」
しずく「ふぅ……」チャプン
しずく「……」
しずく「かすみさんって一緒にお風呂入りたがらないんだよね。『体を洗っている時のかすみんは可愛くないかすみんだから!!』って言うけど……」
しずく「何度もかすみさんを(性的に)食べてるのに、裸だって見慣れてるのに。『しず子の前ではいつだって一番可愛いかすみんでいたいんだもん!!』とは言ってたけど」
しずく「……泡が目に入ってあたふたしてるかすみさん、見たいなぁ……」ブクブク
しずく「それにしても。さっきのかすみさん。明らかにおかしかったよね?」
しずく「あの机の中に、見られたら困るようなモノが入ってたのかな? なんだろう……。あ、昔のかすみさんの写真? あの写真可愛いのに……」
27: (もも) 2022/11/25(金) 22:30:05.67 ID:AoQjJA4z
しずく「でも、あんまり詮索するのも良くないよね。よしっ。このことは忘れるっと!!」
しずく「明日は休日だし、かすみさんとの長く〇靡な夜が幕を開けるんだ。変なこと考えてたら雑念が混じって行為に集中できないっ!!」パンパン
しずく「……まぁ。既にかすみさんの膜は私が開けてるんだけど……」
しずく「……流石に下品すぎる発想だね……」ザバーン
しずく「明日は休日だし、かすみさんとの長く〇靡な夜が幕を開けるんだ。変なこと考えてたら雑念が混じって行為に集中できないっ!!」パンパン
しずく「……まぁ。既にかすみさんの膜は私が開けてるんだけど……」
しずく「……流石に下品すぎる発想だね……」ザバーン
28: (もも) 2022/11/25(金) 22:36:40.06 ID:AoQjJA4z
~かすみの部屋~
しずく「かすみさーん。お風呂上がったよ~」ガチャ
かすみ「……」
しずく「かすみさん?」
かすみ「……」Zzz
しずく「えっ。かすみさん寝てるの? まだ20時だよ? そんなに今日の練習ハードだったかなぁ?」
かすみ「……」スヤピィ……
しずく「眼球は……。ピクピクしてる。狸寝入りって訳じゃ無さそう」
しずく「かすみさん……」サワサワ
かすみ「う……」
しずく「可愛い……。天使みたい。でも、この顔を悩ませるようなことを、私はしちゃってるんだ」
しずく「……ねぇかすみさん。教えて。私と付き合ったのはどうして? スクールアイドルにあれだけ真摯なかすみさんが私の告白を受け入れた意味は何?」
しずく「なんて、ね……」
かすみ「んぅぅうん……」ピクピク
しずく「ん……?」
しずく「かすみさーん。お風呂上がったよ~」ガチャ
かすみ「……」
しずく「かすみさん?」
かすみ「……」Zzz
しずく「えっ。かすみさん寝てるの? まだ20時だよ? そんなに今日の練習ハードだったかなぁ?」
かすみ「……」スヤピィ……
しずく「眼球は……。ピクピクしてる。狸寝入りって訳じゃ無さそう」
しずく「かすみさん……」サワサワ
かすみ「う……」
しずく「可愛い……。天使みたい。でも、この顔を悩ませるようなことを、私はしちゃってるんだ」
しずく「……ねぇかすみさん。教えて。私と付き合ったのはどうして? スクールアイドルにあれだけ真摯なかすみさんが私の告白を受け入れた意味は何?」
しずく「なんて、ね……」
かすみ「んぅぅうん……」ピクピク
しずく「ん……?」
29: (もも) 2022/11/25(金) 22:41:16.78 ID:AoQjJA4z
かすみ「んにににニニニニ……」ユビサシ
しずく「え、え、え? かすみさん起きてるの?」
かすみ「……すやぴ……」ユビブンブン
しずく「えぇ? あっちに何かあるの? というかっ!! さっきの私の話聞いてたの!?」
かすみ「すやぁ(全ギレ)!!!!!!!」
しずく「う、うん。分かったよ……。えぇと、あっちは……。あれ、さっきの机?」テクテク
しずく「でも、鍵掛かってる……。これは……」
かすみ「んっんっんっ!!」ユビブンブン
しずく「……?」
かすみ「ンンンンンン!!」ウデブンブン
しずく「え、なに……?」
しずく「え、え、え? かすみさん起きてるの?」
かすみ「……すやぴ……」ユビブンブン
しずく「えぇ? あっちに何かあるの? というかっ!! さっきの私の話聞いてたの!?」
かすみ「すやぁ(全ギレ)!!!!!!!」
しずく「う、うん。分かったよ……。えぇと、あっちは……。あれ、さっきの机?」テクテク
しずく「でも、鍵掛かってる……。これは……」
かすみ「んっんっんっ!!」ユビブンブン
しずく「……?」
かすみ「ンンンンンン!!」ウデブンブン
しずく「え、なに……?」
32: (もも) 2022/11/25(金) 22:45:13.11 ID:AoQjJA4z
かすみ「……タンジョビ」Zzz
しずく「え?」
かすみ「ワタシノタンジョビ……ッッッ!!」Zzz
しずく「かすみさんの誕生日をダイヤルに入れればいいんだね?」ギリギリ
かすみ「ソウ」スヤピッピ
しずく「中には……」ガチャ
しずく「日記帳……?」
かすみ「ミテイイヨ」スヤピ
しずく「……え、えぇ? もう話そうよ。ここまできたら」
かすみ「……」スヤカス
しずく「分かったよ。じゃあ読むね。読んじゃうよ。読んじゃうからねっ!!」ネンオシ
かすみ「……」
しずく「え?」
かすみ「ワタシノタンジョビ……ッッッ!!」Zzz
しずく「かすみさんの誕生日をダイヤルに入れればいいんだね?」ギリギリ
かすみ「ソウ」スヤピッピ
しずく「中には……」ガチャ
しずく「日記帳……?」
かすみ「ミテイイヨ」スヤピ
しずく「……え、えぇ? もう話そうよ。ここまできたら」
かすみ「……」スヤカス
しずく「分かったよ。じゃあ読むね。読んじゃうよ。読んじゃうからねっ!!」ネンオシ
かすみ「……」
33: (もも) 2022/11/25(金) 22:53:06.93 ID:AoQjJA4z
しずく「この付箋のあるところだけ見ればいいのかな?」ペラ
『〇月×日
今日も疲れた!!でもすごい充実感!!疲れてるけど、もっと練習したい!!なんかおかしいかな?
いや、おかしくないよね!!好きなことならどれだけ疲れてたって元気が出るもん!!それに、しず子みたいな凄い子と一緒にできるんだもん!!負けてられないよね!!』
しずく「え……」
『〇月×日
今日は軽く練習した後、他のスクールアイドルの研究をした。人数とかジャンルとか方向性とか、色々違っても学べることはたくさんある。
がむしゃらに走るだけじゃダメなんだって思った。
そういえば。やっぱりしず子はすごいって思った。しず子はスクールアイドルの知識は私より無いけど、演劇の視点から鋭い意見をバンバン言ってる。
私は……。コッペパンを作ったり、笑顔を振りまくだけ。しず子ほどみんなに貢献できてるのかな?』
しずく「そんな……そんなことないよっ!!」
『〇月×日
今日も疲れた!!でもすごい充実感!!疲れてるけど、もっと練習したい!!なんかおかしいかな?
いや、おかしくないよね!!好きなことならどれだけ疲れてたって元気が出るもん!!それに、しず子みたいな凄い子と一緒にできるんだもん!!負けてられないよね!!』
しずく「え……」
『〇月×日
今日は軽く練習した後、他のスクールアイドルの研究をした。人数とかジャンルとか方向性とか、色々違っても学べることはたくさんある。
がむしゃらに走るだけじゃダメなんだって思った。
そういえば。やっぱりしず子はすごいって思った。しず子はスクールアイドルの知識は私より無いけど、演劇の視点から鋭い意見をバンバン言ってる。
私は……。コッペパンを作ったり、笑顔を振りまくだけ。しず子ほどみんなに貢献できてるのかな?』
しずく「そんな……そんなことないよっ!!」
34: (もも) 2022/11/25(金) 23:03:24.72 ID:AoQjJA4z
『〇月×日
しず子が同好会の椅子を壊した。
「お尻が……っ!?」って驚いてたけど、別に大きいからとかそういう訳ではないと思う。
単に老朽化してただけだと思う。でも、なんだか愕然としてるしず子が可愛いかったから、コッペパンで更に増量させようと思う』
しずく「やけに肉が付きそうなコッペパンを薦めてると思ったら……」
かすみ「……そこは見ちゃダメ!!」
しずく「かすみさん?」
かすみ「あ……」ス、スヤピッピ
しずく「んもぅ……」ペラペラ
『〇月×日
しず子の演劇を見に行った。凄かった。圧倒された。
私が浴びたこともないほどの拍手を貰ってた。私も、自然と拍手が激しくなってた。
しず子は……すごい人だった。しず子にちゃんとお疲れって言えただろうか。しず子にちゃんと笑えていただろうか。
分からない。分からない、けど。しず子に負けたくない。絶対に負けたくない。
いや……。しず子の隣にいても違和感が無いくらいの自分でいたい。しず子の隣にいたい。
……?なんかちょっと変かな?変じゃない、はず……』
しずく「そんなこと思ってたの? 全然分からなかった……」
しず子が同好会の椅子を壊した。
「お尻が……っ!?」って驚いてたけど、別に大きいからとかそういう訳ではないと思う。
単に老朽化してただけだと思う。でも、なんだか愕然としてるしず子が可愛いかったから、コッペパンで更に増量させようと思う』
しずく「やけに肉が付きそうなコッペパンを薦めてると思ったら……」
かすみ「……そこは見ちゃダメ!!」
しずく「かすみさん?」
かすみ「あ……」ス、スヤピッピ
しずく「んもぅ……」ペラペラ
『〇月×日
しず子の演劇を見に行った。凄かった。圧倒された。
私が浴びたこともないほどの拍手を貰ってた。私も、自然と拍手が激しくなってた。
しず子は……すごい人だった。しず子にちゃんとお疲れって言えただろうか。しず子にちゃんと笑えていただろうか。
分からない。分からない、けど。しず子に負けたくない。絶対に負けたくない。
いや……。しず子の隣にいても違和感が無いくらいの自分でいたい。しず子の隣にいたい。
……?なんかちょっと変かな?変じゃない、はず……』
しずく「そんなこと思ってたの? 全然分からなかった……」
36: (もも) 2022/11/25(金) 23:13:30.45 ID:AoQjJA4z
『〇月×日
なんだか最近しず子とよく目が合う。しず子を観察して、良いところを盗もうとしているからかな?
それにしても。しず子と仲良くなってから分かったことがある。しず子には色々な顔がある。
演劇のしず子。スクールアイドルのしず子。そして、私と話すときのしず子。
そういう……なんていうんだろう。多面性?っていうのがしず子の魅力なのかな?』
しずく「……。目が合うのは……私が、見てたから……」
『〇月×日
いつまで一緒にいられるんだろう。何となく演劇部で練習してるしず子を見に行った時、そんなことを思った。
しず子はすごい。素人目線でも分かるくらい、演劇ではみんなに認められてる。前は本当の自分が分からないって悩んでた時期もあったけど、
その悩みを超えてからはさらに磨きがかかった。
しず子は……高校卒業したらどうするんだろう。スクールアイドルの繋がりが消えても、私と仲良くしてくれるんだろうか。
演劇では引く手あまただろうし、きっとそっちの道に進む。そうしたら……。……。
しず子は凄い。すごい人。そんなしず子とこうして一緒にスクールアイドルができること。
今を、大事にしよう』
しずく「……そんな。私よりかすみさんの方が、すごいよ……」
しずく「あ、次は私が告白した日……」
なんだか最近しず子とよく目が合う。しず子を観察して、良いところを盗もうとしているからかな?
それにしても。しず子と仲良くなってから分かったことがある。しず子には色々な顔がある。
演劇のしず子。スクールアイドルのしず子。そして、私と話すときのしず子。
そういう……なんていうんだろう。多面性?っていうのがしず子の魅力なのかな?』
しずく「……。目が合うのは……私が、見てたから……」
『〇月×日
いつまで一緒にいられるんだろう。何となく演劇部で練習してるしず子を見に行った時、そんなことを思った。
しず子はすごい。素人目線でも分かるくらい、演劇ではみんなに認められてる。前は本当の自分が分からないって悩んでた時期もあったけど、
その悩みを超えてからはさらに磨きがかかった。
しず子は……高校卒業したらどうするんだろう。スクールアイドルの繋がりが消えても、私と仲良くしてくれるんだろうか。
演劇では引く手あまただろうし、きっとそっちの道に進む。そうしたら……。……。
しず子は凄い。すごい人。そんなしず子とこうして一緒にスクールアイドルができること。
今を、大事にしよう』
しずく「……そんな。私よりかすみさんの方が、すごいよ……」
しずく「あ、次は私が告白した日……」
37: (もも) 2022/11/25(金) 23:22:19.67 ID:AoQjJA4z
『〇月×日
しず子から、告白された。
ちょっと落ち着こう。ほっぺを引っ張ろう。痛い。とても痛い。明日になったら口内炎ができているかもしれない。
……。
せっかく。せっかくさ……。しず子との思い出は同好会だけで完結しよう、って思ってたのに。
これからスクールアイドルや演劇だけじゃない、もっと大成するしず子とは、きっと住む世界が違くなる。
だから、この三年間だけはいっぱい仲良くなって、いっぱい思い出を作って、そうして、終わらせようとしてたのに──』
しずく「う、嘘……。そんな、そんな凄い人じゃないよ私っ!! かすみさんと同じ、スクールアイドルが好きな一人の女の子だよっ!!」
『──そんなことが、頭の中を一瞬で通り過ぎた。
そして、しず子から告白された。その事実が合わさって。私は、しず子に甘えてしまった。
告白を受け入れて、ずっと、ずっとしず子と一緒にいたいって。たとえ高校を卒業した後でも、彼女なら一緒にいられる。
異なる道を進んで、互いが互いの荷物になるとしても。それでも私は繋がりを求めてしまった。
ごめんね。しず子……』
しず子から、告白された。
ちょっと落ち着こう。ほっぺを引っ張ろう。痛い。とても痛い。明日になったら口内炎ができているかもしれない。
……。
せっかく。せっかくさ……。しず子との思い出は同好会だけで完結しよう、って思ってたのに。
これからスクールアイドルや演劇だけじゃない、もっと大成するしず子とは、きっと住む世界が違くなる。
だから、この三年間だけはいっぱい仲良くなって、いっぱい思い出を作って、そうして、終わらせようとしてたのに──』
しずく「う、嘘……。そんな、そんな凄い人じゃないよ私っ!! かすみさんと同じ、スクールアイドルが好きな一人の女の子だよっ!!」
『──そんなことが、頭の中を一瞬で通り過ぎた。
そして、しず子から告白された。その事実が合わさって。私は、しず子に甘えてしまった。
告白を受け入れて、ずっと、ずっとしず子と一緒にいたいって。たとえ高校を卒業した後でも、彼女なら一緒にいられる。
異なる道を進んで、互いが互いの荷物になるとしても。それでも私は繋がりを求めてしまった。
ごめんね。しず子……』
38: (もも) 2022/11/25(金) 23:39:13.62 ID:AoQjJA4z
しずく「こんな……こんな……」ポロポロ
しずく「私、かすみさんの気も知らないで……。一方的に、独善的に……。私、私のことしか考えてなかった……」
しずく「ごめん……。ごめんね……かすみさん」
しずく「……せめて、せめて。この日記帳だけは、読み切るよ」グスッ
『〇月×日
しず子と付き合うようになった。前と同じように行っていたボディタッチが、何やらぎこちなくなってしまう。
その変な雰囲気を感じ取ったのか。他の同好会の皆から変な視線を向けられた。たぶん、すぐ慣れるはず……。はず。』
『〇月×日
私としず子は付き合ってる。でもそれは同好会の人たちには言っていない。そしてそれは、同好会の人たちにもバレていない、はず。
歩夢先輩からは時折意味ありげな視線を向けられるけど大丈夫なはず……。
それにしても、侑せんぱいと歩夢先輩はもう暗黙の了解って感じでカップルだよね。
言わないけど、みんなが知ってる。歩夢先輩の一方的な愛に見えて、侑せんぱいも照れながらそれを受け入れてる。
私としず子はどこか遠慮してる気がする。いや、まぁ。体を重ねてなんだけど。
体の距離じゃなくて、心の距離が遠いような。そんな、気がする』
しずく「心の距離……」
しずく(私もかすみさんに隠していることがあるし、そういう本音の部分で無意識的に壁を作っちゃってたのかな……?)
『〇月×日
今更ながら気づいたことがある。
スクールアイドルはアイドルであり、一般的に考えればアイドルが恋愛をするのはあまりいい顔をされない。
アイドルは、ファンに対して仕事もプライベートもひっくるめて全て、アイドルに捧げなければならない。
でも、私はこうしてしず子と恋仲になってしまっている。そうなると、私は一つ気づいたことがある。
私にとってしず子は、スクールアイドルよりも上になってしまったんだと』
しずく「かすみさん……」
『〇月×日
私はスクールアイドルが好きだ。大好きだ。あのキラキラした可愛い存在に、自分も憧れた。夢を与えられるような存在になりたいと思った。
でも、今の私はスクールアイドルに真摯に向き合えているだろうか。向き合えていない。そう私の本能が叫んでいる。
そして、しず子に対してはどうだろうか。
しず子に対してもどこかで心の壁を作ってしまっている気がする。それは……私がしず子に対して本気で向き合っていないからだ。
私は今。スクールアイドルにも、しず子にも。そのどっちにも中途半端に接してしまっている。
大好きなはずの二つに、私は嘘をついてしまった。
……最近お腹の深い部分が気持ち悪い。悪いものがずっと溜まっている感じがする』
しずく「私、かすみさんの気も知らないで……。一方的に、独善的に……。私、私のことしか考えてなかった……」
しずく「ごめん……。ごめんね……かすみさん」
しずく「……せめて、せめて。この日記帳だけは、読み切るよ」グスッ
『〇月×日
しず子と付き合うようになった。前と同じように行っていたボディタッチが、何やらぎこちなくなってしまう。
その変な雰囲気を感じ取ったのか。他の同好会の皆から変な視線を向けられた。たぶん、すぐ慣れるはず……。はず。』
『〇月×日
私としず子は付き合ってる。でもそれは同好会の人たちには言っていない。そしてそれは、同好会の人たちにもバレていない、はず。
歩夢先輩からは時折意味ありげな視線を向けられるけど大丈夫なはず……。
それにしても、侑せんぱいと歩夢先輩はもう暗黙の了解って感じでカップルだよね。
言わないけど、みんなが知ってる。歩夢先輩の一方的な愛に見えて、侑せんぱいも照れながらそれを受け入れてる。
私としず子はどこか遠慮してる気がする。いや、まぁ。体を重ねてなんだけど。
体の距離じゃなくて、心の距離が遠いような。そんな、気がする』
しずく「心の距離……」
しずく(私もかすみさんに隠していることがあるし、そういう本音の部分で無意識的に壁を作っちゃってたのかな……?)
『〇月×日
今更ながら気づいたことがある。
スクールアイドルはアイドルであり、一般的に考えればアイドルが恋愛をするのはあまりいい顔をされない。
アイドルは、ファンに対して仕事もプライベートもひっくるめて全て、アイドルに捧げなければならない。
でも、私はこうしてしず子と恋仲になってしまっている。そうなると、私は一つ気づいたことがある。
私にとってしず子は、スクールアイドルよりも上になってしまったんだと』
しずく「かすみさん……」
『〇月×日
私はスクールアイドルが好きだ。大好きだ。あのキラキラした可愛い存在に、自分も憧れた。夢を与えられるような存在になりたいと思った。
でも、今の私はスクールアイドルに真摯に向き合えているだろうか。向き合えていない。そう私の本能が叫んでいる。
そして、しず子に対してはどうだろうか。
しず子に対してもどこかで心の壁を作ってしまっている気がする。それは……私がしず子に対して本気で向き合っていないからだ。
私は今。スクールアイドルにも、しず子にも。そのどっちにも中途半端に接してしまっている。
大好きなはずの二つに、私は嘘をついてしまった。
……最近お腹の深い部分が気持ち悪い。悪いものがずっと溜まっている感じがする』
39: (もも) 2022/11/25(金) 23:42:53.25 ID:AoQjJA4z
しずく「次で、最後……」
『〇月×日
こんなハッキリしないの、私らしくない!!
こんなうじうじしてたら、しず子に愛想尽かされちゃう!!
私は中須かすみ。スクールアイドルのかすみん。
好きなことには常に全力!!可愛い可愛い超可愛いを伝えるプリティキュートな存在!!
明日もしず子が泊りに来る。だから、ハッキリさせようと思う。
全部。うん。全部っ!!』
『〇月×日
こんなハッキリしないの、私らしくない!!
こんなうじうじしてたら、しず子に愛想尽かされちゃう!!
私は中須かすみ。スクールアイドルのかすみん。
好きなことには常に全力!!可愛い可愛い超可愛いを伝えるプリティキュートな存在!!
明日もしず子が泊りに来る。だから、ハッキリさせようと思う。
全部。うん。全部っ!!』
40: (もも) 2022/11/25(金) 23:49:32.40 ID:AoQjJA4z
しずく「……かすみさん、読み終わったよ」
かすみ「……そっか。これが、私の気持ち」
しずく「うん……」
かすみ「それで、しず子はどう思った?」
かすみ「しず子と付き合ったのが恋人として一緒にいたいって気持ちじゃなくって、高校を卒業したら離れちゃう。だから離れられないような繋がりを持ちたかった」
かすみ「だからしず子と付き合った。幻滅したよね? ごめんね、しず子……」
しずく「……」
かすみ「しず子?」
しずく「……い」
かすみ「……?」
しずく「そんなことはないッ!!」バン
かすみ「……そっか。これが、私の気持ち」
しずく「うん……」
かすみ「それで、しず子はどう思った?」
かすみ「しず子と付き合ったのが恋人として一緒にいたいって気持ちじゃなくって、高校を卒業したら離れちゃう。だから離れられないような繋がりを持ちたかった」
かすみ「だからしず子と付き合った。幻滅したよね? ごめんね、しず子……」
しずく「……」
かすみ「しず子?」
しずく「……い」
かすみ「……?」
しずく「そんなことはないッ!!」バン
41: (もも) 2022/11/25(金) 23:58:34.02 ID:AoQjJA4z
↑訂正
しずく「そんなことないッ!!」バン
かすみ「っ」
しずく「一つ言っておくけど、かすみさんが心の奥底で思っているようなすごい人じゃないよ私は!!」
しずく「物語の中の世界と人が好きで、現実の世界の人の気持ちを分かったような気になって、でも人と深く関わるのが怖くて……!!」
しずく「そして、本当の自分が分からなくなって……」
しずく「でも。でも!! そんな私を受け入れてくれた!! 私のことが大好きだって言ってくれた!!」
しずく「あなたに大好きでいて貰えるだけで、私は、私は……救われた……」
しずく「だから!! 私にとってあなたは!! 中須かすみは大切な人なんだよ!! 私と比較して、落ち込むことなんてしなくていい!!」
しずく「だって、あなたが救ってくれたんだから……」ポロポロ
しずく「そんなことないッ!!」バン
かすみ「っ」
しずく「一つ言っておくけど、かすみさんが心の奥底で思っているようなすごい人じゃないよ私は!!」
しずく「物語の中の世界と人が好きで、現実の世界の人の気持ちを分かったような気になって、でも人と深く関わるのが怖くて……!!」
しずく「そして、本当の自分が分からなくなって……」
しずく「でも。でも!! そんな私を受け入れてくれた!! 私のことが大好きだって言ってくれた!!」
しずく「あなたに大好きでいて貰えるだけで、私は、私は……救われた……」
しずく「だから!! 私にとってあなたは!! 中須かすみは大切な人なんだよ!! 私と比較して、落ち込むことなんてしなくていい!!」
しずく「だって、あなたが救ってくれたんだから……」ポロポロ
43: (もも) 2022/11/26(土) 00:07:25.53 ID:qbv7SXzl
しずく「……私だって、私だって離れたくないよ。かすみさん」
しずく「私、高校卒業したら離れ離れになるって、かすみさんがそう思ってたことが一番幻滅したよ!!」
かすみ「だ、だって……。あの日からしず子どんどん先に行っちゃうし……。スクールアイドルとしてだけじゃない、演劇の方でもすごくなってるし……」
しずく「……日記帳の」
かすみ「?」
しずく「日記帳の、私に絶対負けたくないって言ってたかすみさんはどこへ行ったの? 私の隣にずっと立っていたいんでしょう!?」
かすみ「そ、そうだよ。でも……しず子も、スクールアイドルも、どっちも好きで……。そのどっちにも本気になれない私が勝てるわけもなくて……」
しずく「じゃあ諦めるの? 私かスクールアイドルか。どっちか諦めるの?」
かすみ「い、嫌……。どっちも諦めたくない」
しずく「じゃあどっちも掴んでよ!! どっちも、私もスクールアイドルも!! どっちも手に入れるくらい、強欲になってよ!!」
しずく「やるってなったらどこまでも真っ直ぐで、愚直で、それで、絶対に諦めない!! 同好会が一人になった時でも決して諦めようとしなかった!!」
しずく「それがっ!! 中須かすみでしょ!? スクールアイドルの頂点を目指してよ!! 私を……私をもっと惚れさせてよ!!」
しずく「私、高校卒業したら離れ離れになるって、かすみさんがそう思ってたことが一番幻滅したよ!!」
かすみ「だ、だって……。あの日からしず子どんどん先に行っちゃうし……。スクールアイドルとしてだけじゃない、演劇の方でもすごくなってるし……」
しずく「……日記帳の」
かすみ「?」
しずく「日記帳の、私に絶対負けたくないって言ってたかすみさんはどこへ行ったの? 私の隣にずっと立っていたいんでしょう!?」
かすみ「そ、そうだよ。でも……しず子も、スクールアイドルも、どっちも好きで……。そのどっちにも本気になれない私が勝てるわけもなくて……」
しずく「じゃあ諦めるの? 私かスクールアイドルか。どっちか諦めるの?」
かすみ「い、嫌……。どっちも諦めたくない」
しずく「じゃあどっちも掴んでよ!! どっちも、私もスクールアイドルも!! どっちも手に入れるくらい、強欲になってよ!!」
しずく「やるってなったらどこまでも真っ直ぐで、愚直で、それで、絶対に諦めない!! 同好会が一人になった時でも決して諦めようとしなかった!!」
しずく「それがっ!! 中須かすみでしょ!? スクールアイドルの頂点を目指してよ!! 私を……私をもっと惚れさせてよ!!」
44: (もも) 2022/11/26(土) 00:14:45.20 ID:qbv7SXzl
かすみ「──」
しずく「はぁ、はぁ……」
かすみ「……ふふ」
しずく「……かすみさん?」
かすみ「ふふ。はは、あはははははは!!」
しずく「え、えぇ? かすみさん……?」
かすみ「しず子」
しずく「え、あ、はい」
かすみ「ありがとね。私迷ってた」
しずく「……うん」
かすみ「しず子は……すごい人だって思った。でも、本当は自信がそんなに無くて、人に嫌われるのが嫌な人間で」
かすみ「そんな普通の女の子で。私はそんなしず子の弱さも知って。しず子も自分の弱さを知って、受け入れて。そうしたら……」
かすみ「私が目で追えなくなるくらい、しず子は先に走って行っちゃって。弱さを自覚して、それでも前に進める強い人。凄い人って分かって……」
かすみ「適わないなぁ……って思っちゃった」
かすみ「でも単純だった。敵わないなら、敵うまで挑み続ければいい」
かすみ「遠くまで行って見えないなら、近くまで走り寄ればいい」
かすみ「しず子に挑み続ける。それだけが、かすみんがしず子と一緒にいられる方法だったんだ」
しずく「はぁ、はぁ……」
かすみ「……ふふ」
しずく「……かすみさん?」
かすみ「ふふ。はは、あはははははは!!」
しずく「え、えぇ? かすみさん……?」
かすみ「しず子」
しずく「え、あ、はい」
かすみ「ありがとね。私迷ってた」
しずく「……うん」
かすみ「しず子は……すごい人だって思った。でも、本当は自信がそんなに無くて、人に嫌われるのが嫌な人間で」
かすみ「そんな普通の女の子で。私はそんなしず子の弱さも知って。しず子も自分の弱さを知って、受け入れて。そうしたら……」
かすみ「私が目で追えなくなるくらい、しず子は先に走って行っちゃって。弱さを自覚して、それでも前に進める強い人。凄い人って分かって……」
かすみ「適わないなぁ……って思っちゃった」
かすみ「でも単純だった。敵わないなら、敵うまで挑み続ければいい」
かすみ「遠くまで行って見えないなら、近くまで走り寄ればいい」
かすみ「しず子に挑み続ける。それだけが、かすみんがしず子と一緒にいられる方法だったんだ」
45: (もも) 2022/11/26(土) 00:18:20.20 ID:qbv7SXzl
かすみ「だからもう。離れたくない、なんて言わない。しず子がいくら嫌でも、私がしず子の目に付くところでアピールするんだから」
かすみ「しず子? どうしたの? かすみんが来たよ? って」
かすみ「だからしず子。……かすみんとずっと、戦ってくれる?」
しずく「……うん。うんっ!!」
かすみ「ありがとう、しず子」ギュッ
しずく「かすみ、さん……。かすみさん、かすみさん、かすみさんっっ!!」ギュゥゥ……
かすみ「しず子? どうしたの? かすみんが来たよ? って」
かすみ「だからしず子。……かすみんとずっと、戦ってくれる?」
しずく「……うん。うんっ!!」
かすみ「ありがとう、しず子」ギュッ
しずく「かすみ、さん……。かすみさん、かすみさん、かすみさんっっ!!」ギュゥゥ……
46: (もも) 2022/11/26(土) 00:22:48.45 ID:qbv7SXzl
かすみ「──ねぇ、しず子。一つだけ聞いてもらっても、いい?」
しずく「ぐすっ。なに? かすみさん」
かすみ「スーハー……」
しずく「?」
かすみ「私、演劇で役を演じるしず子が好き。スクールアイドルとして輝くしず子が好き」
かすみ「一番は、私の隣で笑うしず子が大好き」
しずく「……っ」
かすみ「だからね。かすみんと、永遠に隣で走り続けるかすみんと、付き合ってくださいっ!!」
しずく「かすみさん……っ!!」
しずく「ぐすっ。なに? かすみさん」
かすみ「スーハー……」
しずく「?」
かすみ「私、演劇で役を演じるしず子が好き。スクールアイドルとして輝くしず子が好き」
かすみ「一番は、私の隣で笑うしず子が大好き」
しずく「……っ」
かすみ「だからね。かすみんと、永遠に隣で走り続けるかすみんと、付き合ってくださいっ!!」
しずく「かすみさん……っ!!」
47: (もも) 2022/11/26(土) 00:26:07.40 ID:qbv7SXzl
しずく「う、うああああああ!! うんっ!! うんうんっ!! 付き合う、付き合うに決まってるよぉ……」ギュゥゥゥ……
かすみ「いたたた……。ちょ、ちょっと痛いよしず子……」
しずく「ダメ!! 離さない!! 離さないんだから!!」
かすみ「……」ナデナデ
──
────
かすみ「いたたた……。ちょ、ちょっと痛いよしず子……」
しずく「ダメ!! 離さない!! 離さないんだから!!」
かすみ「……」ナデナデ
──
────
48: (もも) 2022/11/26(土) 00:37:09.17 ID:qbv7SXzl
しずく「だから、私はかすみさんに罪悪感を与えて、私以外と付き合わないようと画策して……はい。告白を申し込みました……」
かすみ「えぇ? しず子、ってさぁ。アレだよね。なんていうの? 狡猾? って時がたまにあるよね」
しずく「えーっ!! ……と思われても仕方がない、です。はい……」
かすみ「これじゃあしず子じゃなくてずる子だよ」
しずく「ず、ずる子……。そんなあからさまな名前、演劇でも見たことないよ」
かすみ「まぁ……でも」
しずく「なに?」
かすみ「そんなしず子だからこそ、ずる子だからこそ、先へ進むこともあるんだろうなぁ……」トオイメ
しずく「……私の美徳の一つ、って言いたいの?」
かすみ「ふふん。そんなとこも好き、って言いたいのっ!!」
しずく「むぅ……かすみさん。なんだか強くなったね」
かすみ「へっへーんっ!! 今のかすみんに怖いものなどなにもないのです!!」
しずく「むむむ……」
かすみ「ふふふ~ん」
しずく「でも。今のかすみさんに私は勝てるよ」
かすみ「えぇ~? 無理無理っ!! ずる子になんか負けないもんねっ!!」フフフン
しずく「ずる子はね。ずる子なりにね……やぁっ!!」ガバッ
かすみ「ひゃぁあっ!!」
しずく「勝てるところを探して、ずるくても追い込むものなんだよ」
かすみ「え、あ、あの……」
しずく「なに? かすみさん」
かすみ「ちょ、調子に乗りましたっ!! だ、だから!!」
しずく「だから?」
かすみ「優しくしてくれニャン?」ニャー
しずく「うふふ」
かすみ「……」ドキドキ
しずく「だーめ♡」
かすみ「あああああああああああああああっっっ!!!!!!」
かすみ「えぇ? しず子、ってさぁ。アレだよね。なんていうの? 狡猾? って時がたまにあるよね」
しずく「えーっ!! ……と思われても仕方がない、です。はい……」
かすみ「これじゃあしず子じゃなくてずる子だよ」
しずく「ず、ずる子……。そんなあからさまな名前、演劇でも見たことないよ」
かすみ「まぁ……でも」
しずく「なに?」
かすみ「そんなしず子だからこそ、ずる子だからこそ、先へ進むこともあるんだろうなぁ……」トオイメ
しずく「……私の美徳の一つ、って言いたいの?」
かすみ「ふふん。そんなとこも好き、って言いたいのっ!!」
しずく「むぅ……かすみさん。なんだか強くなったね」
かすみ「へっへーんっ!! 今のかすみんに怖いものなどなにもないのです!!」
しずく「むむむ……」
かすみ「ふふふ~ん」
しずく「でも。今のかすみさんに私は勝てるよ」
かすみ「えぇ~? 無理無理っ!! ずる子になんか負けないもんねっ!!」フフフン
しずく「ずる子はね。ずる子なりにね……やぁっ!!」ガバッ
かすみ「ひゃぁあっ!!」
しずく「勝てるところを探して、ずるくても追い込むものなんだよ」
かすみ「え、あ、あの……」
しずく「なに? かすみさん」
かすみ「ちょ、調子に乗りましたっ!! だ、だから!!」
しずく「だから?」
かすみ「優しくしてくれニャン?」ニャー
しずく「うふふ」
かすみ「……」ドキドキ
しずく「だーめ♡」
かすみ「あああああああああああああああっっっ!!!!!!」
49: (もも) 2022/11/26(土) 00:42:34.07 ID:qbv7SXzl
エピローグ
侑「なんか最近調子良さそうだねしずくちゃん」
しずく「はいっ!! 体も心も全部が満たされてます!!」テカテカ
侑「へぇ。何か心境の変化でもあったの?」
しずく「ふふっ。まぁ……そうですか、ね?」
侑「えぇー。教えてよしずくちゃん!!」
かすみ「かすみんがーっ!! 超弩級キュートかすみんが来ましたよー!!」ガララ
しずく「あっ♡」
かすみ「しーず子っ!! 待ってた? 待ってたよね!? しず子愛しのかすみんが来ましたよー!!」ギュウウウ……
しずく「あんっ♡かすみさん。みんなが見てますよ♡」
歩夢「……」
璃奈「なんだか最近二人の距離が大接近? 璃奈ちゃんボード『ドキドキ』」
侑「心境の変化って……う~ん。まいったねこりゃ」
侑「なんか最近調子良さそうだねしずくちゃん」
しずく「はいっ!! 体も心も全部が満たされてます!!」テカテカ
侑「へぇ。何か心境の変化でもあったの?」
しずく「ふふっ。まぁ……そうですか、ね?」
侑「えぇー。教えてよしずくちゃん!!」
かすみ「かすみんがーっ!! 超弩級キュートかすみんが来ましたよー!!」ガララ
しずく「あっ♡」
かすみ「しーず子っ!! 待ってた? 待ってたよね!? しず子愛しのかすみんが来ましたよー!!」ギュウウウ……
しずく「あんっ♡かすみさん。みんなが見てますよ♡」
歩夢「……」
璃奈「なんだか最近二人の距離が大接近? 璃奈ちゃんボード『ドキドキ』」
侑「心境の変化って……う~ん。まいったねこりゃ」
50: (もも) 2022/11/26(土) 00:47:31.23 ID:qbv7SXzl
愛「甘々過ぎる……しずかす成分はとうぶん摂らなくても良さそうだね……糖分だけに!!」
侑「ぷひょひょwww」
歩夢「ねぇ。かすみちゃん」
かすみ「なんですかぁ? 歩夢先輩っ」
歩夢「スクールアイドルって恋人がいてもいいの? ダメなの?」
かすみ「スクールアイドルに恋人?」
歩夢「うん。やっぱりアイドルに恋人がいると、ファンの人たちの中には失望する人もいるでしょ? その辺、かすみちゃんはどう思ってるのかな?って」
かすみ「なるほど。かすみんはですね~」
璃奈「ドキドキ」
かすみ「かすみんは~~」
愛「……っ!!」
かすみ「かすみんンンンンわぁ~~~~~???」
歩夢「(……長い)」チュルルルル
侑「はゆっ」ルルルルルル
侑「ぷひょひょwww」
歩夢「ねぇ。かすみちゃん」
かすみ「なんですかぁ? 歩夢先輩っ」
歩夢「スクールアイドルって恋人がいてもいいの? ダメなの?」
かすみ「スクールアイドルに恋人?」
歩夢「うん。やっぱりアイドルに恋人がいると、ファンの人たちの中には失望する人もいるでしょ? その辺、かすみちゃんはどう思ってるのかな?って」
かすみ「なるほど。かすみんはですね~」
璃奈「ドキドキ」
かすみ「かすみんは~~」
愛「……っ!!」
かすみ「かすみんンンンンわぁ~~~~~???」
歩夢「(……長い)」チュルルルル
侑「はゆっ」ルルルルルル
51: (もも) 2022/11/26(土) 00:51:24.64 ID:qbv7SXzl
かすみ「かすみんはですね!! ファンの方も失望させませんし!! しず子のことも絶対、ぜ~~ったい幸せにしますよ!!」
しずく「かすみさん……///」
愛「……あい? 愛だけに」
侑「……プヒョwww(断末魔)」
璃奈「なんだこれ」
歩夢「そっか」チュポン
かすみ「私が幸せになって、ファンのみんなにも夢を与えて幸せになって、しず子のことも幸せにするっ!!」
かすみ「ぜんぶぜんぶぜ~~んぶ!! ぜんぶが幸せになる!!」
かすみ「それが!! 私の目指すワンダーランドです!!」ビシッ!!
しずく「かすみさん……///」
愛「……あい? 愛だけに」
侑「……プヒョwww(断末魔)」
璃奈「なんだこれ」
歩夢「そっか」チュポン
かすみ「私が幸せになって、ファンのみんなにも夢を与えて幸せになって、しず子のことも幸せにするっ!!」
かすみ「ぜんぶぜんぶぜ~~んぶ!! ぜんぶが幸せになる!!」
かすみ「それが!! 私の目指すワンダーランドです!!」ビシッ!!
52: (もも) 2022/11/26(土) 00:52:09.58 ID:qbv7SXzl
本当のおわりです。
53: (もも) 2022/11/26(土) 00:57:48.40 ID:qbv7SXzl
初SSで推敲もしてないので文章がめちゃくちゃになってる個所もあると思います。ご了承ください。
しずかすは永遠です。ありがとうございました。
それと猫にたまねぎはヤバいですね。ありがとうございました。
しずかすは永遠です。ありがとうございました。
それと猫にたまねぎはヤバいですね。ありがとうございました。
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1669377408/