【SS】夏美「レズデ〇〇ルで働いていたらお客様が知り合いでしたの……」【ラブライブ！スーパースター!!】

澁谷かのんの場合

かのん「はーい」

夏美「フユミですのー、ご指名あり──」

かのん「あっ」

夏美「がとうございますの」

かのん「続けるの？」

夏美「き、綺麗な人でびっくりしただけですのー」

かのん「えっと、夏美ちゃんだよね？」

夏美「ふ、フユミですの」

かのん「……あがって」

夏美「お邪魔しますの」

夏美「え、えっと、お店に電話しちゃいますの」

かのん「うん」
　

夏美「あ、え、えーっと……。さ、先にお金を」

かのん「はい、お金」

夏美「……ちょうどいただきますの」

かのん「夏美ちゃん」

夏美「ふ、フユミですのー」ｳﾗｺﾞｴ

かのん「いや、声変えてもわかるから。さっきまでそんな声じゃなかったし」

夏美「……かのん先輩、このことはどうか内密に」

かのん「言えないから。言ったら私がレズデリヘル呼んでるのバレちゃうし」

夏美「で、でも結女の歩くスピーカーことかのん先輩──」

かのん「え？」

夏美「な、なんでもありませんの！」ｱｾｱｾ

夏美「そ、それで、えっと、どうしますの？」

かのん「どうって？」

夏美「知り合いだとやっぱりその、お互いやりづらいというか」

かのん「うーん、それもそうだね」
　

かのん「でももうお金も払っちゃったしなー」

夏美「……確かにそうですの」

夏美「でも、ヘルスコースなので、そのそういうことするけどいいんですの？」

かのん「夏美ちゃんはいつもしてるんでしょ？」

夏美「……今はフユミですの」

かのん「ごめん、フユミちゃんね」

夏美「仕事でしてはいますの……」

かのん「なら問題ないよ、しよ？ これもお仕事だよ？」

夏美「……はいですの」

かのん「あ、オプションとかつけてもいい？ もしかしたら延長とかするかもだけどこの後予約とか入ってないよね？」

夏美「やる気満々ですの！」

かのん「あー、なんかいつもより興奮しちゃうなー！」ﾜｸﾜｸ

夏美「あの、お手柔らかに……」
　

嵐千砂都の場合

千砂都「はーい」

夏美「フユミですのー、よろ──」

千砂都「あっ……」

夏美「……」

千砂都「……えっと、チェンジとかできる？」

夏美「か、可能ですの。では、チェンジで」

千砂都「あー、でもなあ……。ちょっと待って」

夏美「えっ？」

千砂都「…………」

千砂都「えっと、フユミちゃんだっけ？」

夏美「えっ」

千砂都「あがって」

夏美「えぇっ！？」
　

千砂都「これ、お金」

夏美「ちょ、ちょっと千砂都先輩！？」

千砂都「……なんでフユミちゃんが私の名前知ってるの？ 私たち初対面だよね？」

夏美「あ、あの、えっと……」

千砂都「うーん、そうだなあ……。呼び方に困るならちぃちゃんって呼んで」

夏美「ち、ちぃちゃん……？」

千砂都「うん、それでおっけー」ﾏﾙ

夏美「え、えっと、チェンジは──」

千砂都「しない。正直フユミちゃん顔はすごく好みだし」

千砂都「高校の頃の後輩に似てるんだよね」ﾆｺｯ

夏美「ひぇっ……」

夏美「お、おお、お店に到着の電話しますの……」

千砂都「うん」
　

夏美「で、では、シャワーを──」

千砂都「あ、お風呂沸かしてあるんだ」

千砂都「一緒に入ろ？」

夏美「は、はい……」

千砂都「緊張しないで。私もそんなに経験ないんだから」

千砂都「フユミちゃんの方が経験豊富なんじゃないの？」

夏美「そ、そうかもしれませんの……」

千砂都「それじゃあ、今日はリードよろしくね、フユミちゃん❤」

夏美「はいですの……」
　

唐可可の場合

可可「はーい」

夏美「フユミですの──」

可可「ｱﾘｪ？」

可可「ナッツ？ どうしてここに？」ｷｮﾄﾝ

夏美「あ、え、えーっと……」

可可「遊びに来てくれたのは嬉しいデスが、実はククこれから用事があって」

可可「2時間後くらいにまた来てくれれば──」

夏美「あ、あのー遊びにきたというか、仕事にきたというか……」

可可「？」

夏美「その、90分ほどお邪魔する予定で……」

可可「えっ、もしかしてデリバリーデスか！？」

夏美「ですの……」

可可「！」ｷｮﾛｷｮﾛ

可可「入って！」

夏美「は、はいですの！」ｱｾｱｾ
　

可可「……」

夏美「……」

可可「ということは、今日はナッツを好きにしていいんデスか？」

夏美「一応今日はフユミですの」

可可「そうデシタ」

可可「フユミ、好きにしていい？」

夏美「そ、その前にお金を」

可可「どうぞデス」

夏美「……確かに」

夏美「お店に到着の電話をするので少々お待ちを」ﾋﾟｯ

可可「……」ｿﾜｿﾜ
　

夏美「あっ、フユミですのー」

可可「……」ｷﾞｭｯ

夏美「ちょっ！ い、いえ、なんでもないですの！」

可可「……」ﾓﾐﾓﾐ

夏美「んっ、は、はい、到着しましたの」

夏美「はい……失礼しますの」ﾋﾟｯ

可可「……」ﾓﾐﾓﾐ

夏美「もう！ お店への電話中にイタズラしてくるなんて可可先輩じゃなかったらブラックリスト入れてますの！」

可可「フユミ、早くシャワー浴びるデス！」

夏美「ど、どれだけ楽しみなんですの……」
　

葉月恋の場合

恋「はい、ただいまー」

夏美「フユミですのー、ご指名ありがとうございますのー」

恋「……」

夏美「……」

恋「あれ、えっと、なつ──」

夏美「フユミですの！ ハヅキ様にご指名いただいた！」

恋「あっ……」

恋「え、えっと、痴女ヶ丘女子高等学校のフユミさん……？」

夏美「そう、ですの」

夏美「お、オプションも準備してきましたの」

恋「っ！ 入ってください！」

夏美「は、はいですの！」
　

恋「お、オプションということは、そのコートの下は……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

夏美「全裸ですの……」ﾊﾟｻｧ

恋「なつ、フユミさん！！！」

夏美「な、なんですの！？」

恋「確かにコートの下が全裸でコートを脱いだらフユミさんのたわわなお　　いが顕になるのは素晴らしいです！」

恋「ええ、最高以外の何物でもありません！」

恋「しかし、そうではないのです！」

夏美「えぇ……？」

恋「こう、コートを着たまま前だけバッと開けるというか」

恋「そしてそのまま痴女プレイというのが鉄板じゃないですか！」

夏美「いや、そんなの知りませんの……」
　

夏美「こ、こうですの？」ﾊﾞｯ

恋「っ！ 痴女っぽいです！」

夏美「それはよかったですの……」

恋「あの……」

夏美「わ、わかってますの！」

夏美「……」ﾇｶﾞｾｯ

夏美「ちゅっ、れろっ、ちゅぷっ」

恋「きゃー！ 痴女です！ 大変です！」ｷｬｯｷｬｯ

夏美「もう、こんなに濡れてきてますの。嫌がってるふりして、本当はされたかったんじゃないですの？」

恋「そ、そんなことありません……！」

恋「痴女には絶対屈しません……！」

夏美（恋先輩、めちゃくちゃ楽しんでますの……）
　

平安名すみれの場合

すみれ「はーい」

夏美「フユミですのー、ご指名あり──」

すみれ「……」

夏美「がとうございますの……」

すみれ「フユミさん、でいいの？ とりあえず入ってくれる？」

夏美「は、はいですの……」

すみれ「……」

すみれ「で、あんた夏美でしょ？」

夏美「ち、違いますの、フユミですの」

すみれ「……事情があるのよね」

夏美「……」

すみれ「まあ、私もあんたを指名してまで呼んだんだし、あんたのこととやかく言える立場じゃないんだけど」

すみれ「身体は大事にしなさいよ？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

夏美「……はい、ですの」
　

すみれ「これ、今日の分のお金。とりあえず渡しておくけど、別に何もしなくていいから」

夏美「えっ？」

すみれ「疲れてるでしょ？ ゆっくりしてなさい」

夏美「そ、そんな！ いただけませんの！」

すみれ「いいの。その仕事をやめろとは言わないし、あんたが続けるならそれでいいと思うわ」

すみれ「でも、私はあんたを抱けない。だから90分の休憩だと思って」

すみれ「ま、自分のことを抱こうとして指名した客のところでゆっくりできるかは別だけどね」ｸｽｸｽ

夏美「そんな……」ｳﾙｳﾙ

すみれ「何もしないのもあれだしよかったらゲームでもしましょうか、あんたゲーム得意だったわよね」

すみれ「最近ちょっとゲームハマっててね」

夏美「……」
　

夏美「……すみれ先輩」

すみれ「なに？ 他にやりたいことある？」

夏美「……」ﾄﾞｻｯ

すみれ「……なんのつもり？」

夏美「……私もプロですの。お金をもらった以上はお仕事をしますの」

すみれ「……だから、私はあんたを抱けないって」

夏美「それは、私が魅力的じゃないから？」

夏美「それとも、私がすみれ先輩の後輩だから？」

夏美「もし後者だったら、すみれ先輩が私を抱けなくても、私がすみれ先輩を抱きますの」

すみれ「前──」

夏美「……」ｼﾞｯ

すみれ「……後者ったら、後者よ。あんたが魅力的じゃないわけないでしょ？」

夏美「すみれ先輩……」ﾁｭｯ

夏美「私のこと心配してくれて、とても嬉しかったですの」

夏美「だから、私はすみれ先輩を抱きますの」

夏美「これは、私がやりたいからやってますの、だからすみれ先輩は罪悪感を覚えないでほしいですの」

すみれ「……好きにしなさいったら、しなさい」
　

若菜四季の場合

四季「はい」

夏美「ご指名ありがとうですの。フユミで──」

四季「……」

夏美「すの」

四季「とりあえず入って」

夏美「は、はいですの」

四季「はい、お金」

夏美「た、確かにいただきましたの」

四季「じゃあ、シャワー、狭いから一緒に浴びれないと思うから先に浴びてきて」

夏美「えっ、ちょっ」

四季「なにか問題が？」

夏美「い、いえ、お店に電話してしまいますの……」ﾋﾟｯ
　

四季「タオルここに置いておくから」

夏美「あ、ありがとうですの」

夏美「えっ、もしかして四季さんじゃない……？」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

夏美「あそこまでなにもないかのように淡々とできるものですの……？」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ｶﾞﾗｯ

夏美「！？」ﾋﾞｸｯ

四季「……やっぱりきちゃった」ﾎﾟｯ

夏美「えっ、ちょっ」

四季「狭いけど、なつmフユミちゃんと密着できる」ﾋﾟﾄｯ

夏美「やっぱり四季さんですの！」
　

四季「不思議な気分」

四季「お風呂なんて何回も一緒に入ったことあるのに、一緒にシャワーを浴びてるだけでドキドキする」

四季「あっ、フユミちゃんとは初めてだけど」

夏美「……もう、夏美でいいですの」

四季「そう。夏美ちゃん、洗ってあげる」

夏美「……もしかしてデリ慣れしてますの？」

四季「ううん、初めて」

夏美「えっ」

四季「夏美ちゃんが初めて」

夏美「……デリヘルは、ってことですの？」

四季「メイともしたことないから、正真正銘virgin」

夏美「えっ！？」

四季「緊張してたけど、夏美ちゃんが相手でよかった」

四季「手ほどきよろしく、夏美ちゃん」

夏美「えっ！？！？」
　

米女メイの場合

メイ「はーい」

夏美「フユミですのー、よろしくおね──」

メイ「げっ」

夏美「げっ、とはなんですの」ﾑｽｯ

メイ「いや、えっと、SCアイドルコレクションのフユミちゃん……？」

夏美「そうですの。ちゃんとオプションのコスプレライブ衣装もこの下に着てますの」

メイ「人気SCアイドルOGが電撃入店なんていうから頼んだけど、お前かー……」

夏美「不満ですの？」

メイ「あー、いや、不満ってわけではないんだけど──」

メイ「とりあえず入ってくれ」

夏美「お邪魔しますの」
　

夏美「このお店はよく使いますの？」

メイ「あー、まあ。結構OGとかもいてさ」

夏美「あなた、スクールアイドルをそんな目で見てましたの？」ﾋｷｯ

メイ「ちがっ！ スクールアイドルは偶像だから絶対手が触れられないものなんだよ！」

メイ「でも、OGとなれば話は別で、元スクールアイドルの肩書きを持った普通の女性──」

メイ「それならギリギリ触れられるというか！」

夏美「めちゃくちゃ早口ですの……」

夏美「まあ、いいですの」

夏美「で、しますの？ さっきは大分嫌そうな顔をしていましたが」

メイ「だって、夏美だろ……？」ｼﾞﾛｯ

夏美「その目はなんですの……」ﾑｽｯ
　

夏美「わかりましたの、一度部屋に入ってしまったけどチェンジということで」

メイ「あっ、いや、その。待ってくれ」

夏美「なんですの？」

メイ「まあ、その。今日は妥協して夏美でいいかなーって」

夏美「……チェンジ了解ですの」ｽﾀｽﾀ

メイ「ちょ、待ってくれ！ 夏美がいいんだよ！」ｶﾞｼｯ

メイ「じ、実はずっと前から夏美のことはそういう目で見てて」

メイ「さっきは照れ隠しで嫌な態度取っちゃったけど！」

メイ「部活の着替えの時とか、正直ドキドキしてたし──」

夏美「嫌なカミングアウトですの……」

メイ「頼む！ この通りだ、ヤらせてくれ！」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

メイ「私は夏美とヤリたいんだよ！」

夏美「デリヘル嬢に土下座って……」

夏美「はあ……」

夏美「意地悪してごめんなさい」

夏美「ほら、顔上げて、一緒にシャワー浴びますの」

メイ「っ！」ﾊﾟｱｱｱｱｱｱ

夏美「過去一の笑顔を見た気がしますの……」
　

桜小路きな子の場合

きな子「今開けるっすー」

夏美「フユミですのー、ご指名ありが──」

きな子「！ どうぞ、入ってくださいっす！」

夏美「いや、あの……」

きな子「本当に夏美ちゃん──あっ、高校の頃好きだった子にそっくりっすー！」

きな子「写真より実物の方がそっくりでかわいいっす！」

夏美「えっ？」

きな子「急にこんなこと言われても、って感じっすよね。申し訳ないっす」ﾆｺﾆｺ

きな子「あ、きな子のことは今日はきな子って呼んで欲しいっす！」

夏美「き、きな子」

きな子「はいっす♪」
　

きな子「……」ｿﾜｿﾜ

夏美「……」

きな子「あ、あの。ぎゅって抱きしめてもいいっすか！？」

夏美「あ、ど、どうぞ」

きな子「わぁ、ほんとに夏美ちゃんみたいっすー」

きな子「ちっちゃくて抱き心地が良くていい匂い……」ｸﾝｸﾝ

夏美「////」

きな子「あ、あの！ 失礼は承知なんすけど、夏美ちゃんって呼んでいいっすか！？」

夏美「あっ、は、はいですの」

きな子「やった♪」

夏美「あ、あの、そろそろシャワーを」

きな子「あっ、そうっすよね！ も、もしかして一緒に浴びてもいいっすか！？」

夏美「……はいですの」

きな子「夏美ちゃんと一緒にシャワー……！」
　

──

きな子「はぁ、まるで夏美ちゃんとしてたみたいで幸せっす」

きな子「フユミさん、今日はありがとうっす」ﾍﾟｺｯ

夏美「……あの、きな子」

きな子「？ はいっす」

夏美「……私、鬼塚夏美ですの」

きな子「えっ、でもフユミって、えぇっ！？」

夏美「それは偽名ですの……」

きな子「えっ、じゃ、じゃあきな子は夏美ちゃんのこと好きだったっていうの夏美ちゃんに言っちゃったっすか！？」

きな子「恥ずかしいっすー……！」

夏美「いや、それよりもすごいことしてますの……」

おわり
　

すみれは説教おじさん的なキャラにしようと思ったんだ、不快になった人すまん
　

面白かった
　

きなC、すき
　

さすがに草
　

乙
きな子は気づいた上でからかってるかと思ったら純真な子だった
　

全員既に何度かこういうサービスを利用した事のある自然な流れで笑う