2: (あら) 2023/03/16(木) 16:01:32.88 ID:zljBpI9I
前前作:海未「穂乃果のいいところで打線を組みました」
【SS】海未「穂乃果のいいところで打線を組みました」【ラブライブ!】
1中:みんながセンターなところ
2三:とても元気で、そして一所懸命なところ
3遊:かわいいところ
4一:私を愛しているところ
5右:やるときはやるところ
6左:家がおいしいおまんじゅうを作っているところ
7二:いい匂いがするところ
8捕:いつも私を導いてくれること
9投:生まれた時から私と一緒なところ
中継:抱き心地がいいところ
抑え:これからもずっと私と一緒なところ
海未「完璧ですね」ニッコリ
【SS】可可「すみれのいいところで打線を組めませんデシタ」【ラブライブ!スーパースター!!】
すみれ「いや組みなさいよ!」
可可「一つも思いつきませんデシタ」
すみれ「ぐぬぬぬぬ! アンタって子は…」
可可「所詮はグソクムシデス」
??「アカンすよ!」
可可・すみれ「!?」
村上宗隆「(素直にならないと)アカンすよ!」
メイ「2軍ってことは70個くらい挙げたのか!? 多すぎだろ!?」ガーン
四季「私はそのくらいメイが好き。メイはどう?」ズイッ
メイ「そんなにたくさん見つけらんねえよ…」
四季「それじゃ足りない。私のいいところ、もっとあるでしょ?」ムッ
メイ「んなこと言われてもなぁ…」
??「アカンすよ!」
四季・メイ「!?」
村上宗隆「(二人の想いに差があるのは)アカンすよ!」
3: (あら) 2023/03/16(木) 16:04:09.49 ID:zljBpI9I
メイ「あれは…!? 『令和の三冠王』『日本人No.1シーズン本塁打記録保持者』…」
四季「『村神様』こと村上宗隆選手!? Amazing…!」
村上「(二人の心をもっと通わせないと)アカンすよ!」
四季・メイ「!?」
ヌートバー「メイちゃんはもっと素直になって四季ちゃんに想いを伝えてあげるべきですね」
ヌートバー「四季ちゃんは逆に想いが重すぎて引いてしまいます」
四季「えぇ…?」
メイ「日本代表の秘密兵器、日系ハーフのヌートバー選手まで…!」
ヌートバー「野球をしましょう。もっと2人が分かり合えるように」
4: (あら) 2023/03/16(木) 16:07:26.45 ID:zljBpI9I
恋「何故日本代表がこの大事な時期に私たちと試合を…??」????
メイ「つーか勝てるわけないだろ…。ヤクルトにもボロ負けしたってのに」
かのん「そうかな? 今回も『身体能力を飛躍的に向上させるお薬』用意してるんだよね?」ワクワク
四季「改良したものを用意してあります」キラン
きな子「さっすが四季ちゃんっす!」
夏美「四季は天才ですの!」
四季「ふふん」ニヤリ
メイ「いやいやいや、ドーピングだぞ…?」
可可「おお~~! すっごく効いてる気がしマス!!」ゴクゴク FFFFFF⇒FFFFFF
すみれ「相変わらずアンタはパラメータ変わってないわよ…」ゴクゴク CDCCBE⇒BCCCAE
千砂都「………」
千砂都「よし! 決めた! 今回は前回とオーダーを変えていくよ!」
5: (あら) 2023/03/16(木) 16:10:43.58 ID:zljBpI9I
千砂都「今日の試合は四季ちゃんとメイちゃんを軸にしようと思うんだ」
四季・メイ「!!」
千砂都「もう次年度のラブライブ…連覇に向けた戦いは始まってる」
千砂都「今の1年生は2年生になるんだもん。新1年生が入る前にもっと力をつけて欲しいからね!」
四季・メイ「はい!」
四季「メイ…頑張ろう」You found it!:部長からも信頼されているところ
メイ「おう!」
千砂都「というわけで…今日の試合の投手は四季ちゃん!」
四季「私が投手…!?」
千砂都「キャッチャーはメイちゃんでよろしく!」
メイ「キャッチャーか…! よし!」バシィッ
6: (あら) 2023/03/16(木) 16:15:38.23 ID:zljBpI9I
千砂都「でもって…! 三塁手、ウィーン・マルガレーテちゃん!」ジャジャーン
ウィーン「フン…やるからには打つわ」
かのん「よろしく! マルガレーテちゃん♪」
ウィーン「澁谷かのん! 貴女に見せてあげる…。『本当の野球』というものをね!」シュバウィーン!
1三 ウィーン・マルガレーテ
2遊 平安名すみれ
3投 若菜四季
4右 葉月恋
5捕 米女メイ
6一 鬼塚夏美
7中 澁谷かのん
8二 唐可可
9左 桜小路きな子
可可「アリェ? 千砂都は出ないのデスか?」
千砂都「今日の私は監督だYo!」
9: (あら) 2023/03/16(木) 16:20:04.16 ID:zljBpI9I
侑「プレイボール!」
栞子「1回の表、Liella!の攻撃は、1番・三塁手・ウィーン・マルガレーテ」
ランジュ「さぁ始まったわ! 日本代表 VS Liella!の野球対決!」
ランジュ「実況は私、ショウ・ランジュ! 解説はミア・テイラーでお送りするわ!」
ミア「今回は日本代表と試合か…。オーダーは…」
1中 L.ヌートバー
2右 近藤健介
3投 大谷翔平
4三 村上宗隆
5左 吉田正尚
6一 岡本和真
7二 牧秀悟
8遊 源田壮亮
9捕 甲斐拓也
ミア「は? 正気か?」
大谷「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
10: (あら) 2023/03/16(木) 16:23:17.83 ID:zljBpI9I
すみれ「ギャラクシー!? 大谷選手が投げるの!?」!?
夏美「野球に興味ない夏美でも知ってますの! 間近で見るとデカっ!何頭身なんですの!?」
きな子「165km/hの球投げて、HRもバンバン打ってる二刀流っす!」
恋「MLBでMVPを取る、世界でもNo.1のプレーヤーです…!」
可可「こんなの打てるわけありまセン…!」
四季「…」ゴクリ
かのん「そうかな?」
かのん「マルガレーテちゃんの素質だって負けてないと思うんだよね」
ウィーン「……ふっ!」カッキーーン
村上「(立ち上がりは気を付けないと)アカンすよ!」
11:マルガレーテ ミートA パワーB 走力C 肩力D 守備力E エラー回避D(あら) 2023/03/16(木) 16:26:15.68 ID:zljBpI9I
ヌートバー「初球から!? すごいですね」ダダダッ
ランジュ「センターとライトの間に落ちる見事なツーベースヒット! 初球を完璧に捉えたわ!」
ミア「おいおい…大谷選手のストレートだぞ?」
ウィーン「柵越えとは行かなかったわね…」
千砂都「マルガレーテちゃん! ナイスバッティングー!」キャー
かのん「格好いいよー!マルガレーテちゃーん!」キャー
ウィーン「…このくらい当然よ///」ポッ
四季「すごい…」
メイ「あぁ…。私たち2年生になるけど、アイツの先輩として活躍出来るのか…?」
12: (あら) 2023/03/16(木) 16:29:23.75 ID:zljBpI9I
すみれ(大谷選手の球を初球打ちなんて流石。サニパを真っ向から下した実力は本物ね…)
すみれ(正直個人の力じゃ私も勝てない。けど!)グイッ
すみれ「Liella!はチームで戦ってきたのよ! チームプレイじゃ負けないわ!」カコンッ…
大谷「!?」
ランジュ「また打ったーー!? 打球は勢いなくファースト方向!」コロコロ…
ミア「これは面白いところに転がってるぞ…!?」
すみれ「…諦めの悪さでもね!」シュタタタタッ…
侑「セーーーフ!」
ウィーン「やるじゃない。平安名すみれ」グッ
ランジュ「俊足を生かして内野安打ーー! 一回表、まさかのノーアウト一・三塁~~!!」
ミア「内野安打は結果論。右にゴロを打ってランナーを進めようとする姿勢が功を奏したな」
13: (あら) 2023/03/16(木) 16:34:33.45 ID:zljBpI9I
栞子「3番・投手・若菜四季」
四季「チャンスで回ってきちゃった…!」ドキドキ
四季(マルガレーテさんもすみれ先輩もヒット打つの凄い…! 大谷選手の球なのに)
四季「っ…! ギラファノコギリ打法!」ブルンッ
四季「うぅ…!」ットライーッ!バッターアウッ卍
恋「四季さん」チョイチョイ
四季「なんですか恋先輩…」ショボン
恋「四季さんの仇は私が取ります。安心してください」グッ
恋「今日の為にプーさんのホームランダービーをプレイし直し鍛えましたからね…」
archive.org/details/homerun_20201126
四季「ハランデイイです」
14: (あら) 2023/03/16(木) 16:37:53.34 ID:zljBpI9I
恋(ラビットさんの加速する球、オウルさんのワイドホワイトボール…)ギュッ
恋(ティガーさんの消える魔球……そして最終ボスのロビンさん!あの激闘に比べれば!)
恋「今の私【Unconventional-Revolution】葉月恋に、打てない球はありません!」カッキーーン
大谷「っ!?」
村上「(変化球を甘いコースに入れたら)アカンすよ!」
ランジュ「引っ張った~~~! 甘く入ったカーブを見逃さずサードの頭を超すヒットーーー!!」
恋「やりましたっ!」グッ
きな子「おおおおおお~~っ! マジっすか…!?」
夏美「に、日本代表相手ですのよ…!?」
ランジュ「これは大波乱! 1回表、日本代表からLiella!が先制ラ!」1-0
15: (あら) 2023/03/16(木) 16:40:04.10 ID:zljBpI9I
メイ「っ…!」カコン…コロコロコロ
ランジュ「その後もゲッツー崩れで1点追加! 日本代表、初回まさかの2失点!」2-0
千砂都「マルガレーテちゃん1番、すみれちゃん2番起用大成功だね!」
かのん「メジャーでも1・2番に強打者置くチームが多くなってるもんね」ウンウン
ウィーン「当然の結果よ」フフン
すみれ「見た? これがショウビジネスで磨いてきた私のバッティングよ!」フフン
可可「すみれのは運が良かっただけデス」
四季(っ…! 期待されてたのに私は点に絡めなかった…)
四季(けどまだ試合は始まったばかり。私は投手なんだから投げるのが一番の仕事…!)
メイ「いくぞ!四季!」
四季「うん…。一緒に頑張ろう」You found it!:失敗しても諦めないところ
16: (あら) 2023/03/16(木) 16:45:39.71 ID:zljBpI9I
栞子「1回の裏、日本代表の攻撃は、1番・中堅手・ヌートバー」
可可「しゅみれ、しゅみれ~」チョイチョイ
すみれ「何よ、早くポジションつかないと四季が投げちゃうわよ?」
可可(……前の試合では可可は外野ですみれは投手。守備の時はなかなか話しにいけませんデシタ)
可可(けど、今日はポジションが隣同士…///)
可可「って! 別にすみれと話せるのが嬉しいとかではありまセン!」ブンブン
可可「すみれ! しょーもない守備をしてたら可可が助けてやるデスよ!」ビシィッ
すみれ「何ワケ分かんないこと言い出してんのよアンタは…」
四季「肩関節・肘関節神経ブゥロック! 全部シンクロ…システムオールグリーン」クイッ…
四季「GO!!!!!」ズバーーーーーーーーーーーーーーン
ヌートバー「えっ…」シュウウウウウウウウウ
17:若菜 右投オーバー 170km/h チェンジアップ4 コントロールD スタミナC(あら) 2023/03/16(木) 16:49:45.81 ID:zljBpI9I
メイ「うおぉぉ…! すっげ…」シュウウウウウウ
ランジュ「スピードガン計測…出たわ! …170km/hぉ!?」
ヌートバー「球が通り過ぎるまで見えませんでした…」ゴクリ
四季「この『チャップマシン』を使えば私でもこの速さの球を投げられる」ニヤリ
ミア「いやいやいや! 流石にアレはズルいんじゃないのか!?」NO!
すみれ「お薬の上に謎メカまで使ったら流石に『アカンすよ』って言われるんじゃないの!?」
村上「………」
ミア・すみれ「言わんのかい!!」ズコー
栗山監督(世界には翔平より速い球を投げる投手がいる。170km/hの球を受けるのはいい経験になる)
栗山監督(決勝の前にじっくり味わわせてもらおうか…)ペロペロ
18: (あら) 2023/03/16(木) 16:52:03.52 ID:zljBpI9I
夏美「にょほほ~~~! 日本代表打線が手も足も出てないですの!」ww
夏美「四季! 今度そのマシンをオニナッツチャンネルで紹介させて欲しいですの♪」
夏美「野球で世間が盛り上がってる今なら再生数爆増間違いなしですの~~!」ニャッハー
四季「OK。ただし広告収入は折半ね」ニヤリ
きな子「四季ちゃん、きな子にも貸して欲しいっす!」ワクワク
四季「勿論、今日の試合が終わったらきな子ちゃん用に設定し直してあげるね」
きな子「本当っすか!? 魔球とか投げるの憧れてたんすよね~!」
きな子「我が魔球 死死球球feat.三振はデッドボールと3ストライクを同時に奪う!!」ビシッ
メイ「………」
四季「…メイ?」
メイ「…なんでもない。四季は凄いな」プイッ
四季「え? うん…??」You found it!:たくさん私のことを褒めてくれるところ
19: (あら) 2023/03/16(木) 16:55:13.93 ID:zljBpI9I
かのん「」ットライーッ!バッターアウッ!
可可「」ットライーッ!バッターアウッ!
きな子「」ットライーッ!バッターアウッ!
かのん「大谷選手、調子が良くなって来たね…。スライダーが増えてきてる」
恋「初回のような甘い球はもう来ないかもしれませんね」
すみれ「それどころかここからギアを上げていくのよね。手が付けられないわ…!」
四季「…なら、こっちも無失点で切り抜ければいい」
夏美「その通りですの! 四季の剛速球なら余裕でっすの~~!」
ウィーン「………フン。お手並み拝見ね」
ランジュ「3回の裏が終わって変わらず2-0! Liella!のリードが続いているわ!」
ミア「日本代表の打席が2巡目に入るここからが本当の勝負だな」
20: (あら) 2023/03/16(木) 16:58:03.37 ID:zljBpI9I
大谷「!!」ガチィンッ…
可可「ほわっ! こっちに飛んで来たデス!」ポロリ
可可「なああああっ! やっちゃったったらやっちゃったデスよ~~!」ERROR!
すみれ「…ったく! 誰が誰を助けるんだって!?」シュバッポスッ…
すみれ「夏美! ギリギリまで手ぇ伸ばしなさい!」ビシュッ
夏美「んぎぎぎぎ…! オッケイですの!」アウトー!
ランジュ「二塁手がファンブルしたけどすかさず遊撃手がフォロー!見事アウトにしたわね!」
すみれ「これで一つ貸しね」ニヤリ
可可「ぐぬぬぬぬ…! すみれに助けられるなんて……野球で作った借りは絶対野球で返しマス!」
すみれ「アンタ運動苦手なのにそんな機会本当に来るの?」クスリ
可可「うっ……! 確かに可可は運動苦手デスがいつか絶対その時が来マス!」
可可「だから一生待ってやがれ! デス!」ビシィッ
すみれ「いや一生って」
すみれ「……………待ってやるわよ。一生ね」ポッ
21: (あら) 2023/03/16(木) 17:01:55.85 ID:zljBpI9I
村上「(コースが)アカンすよ!」ットライーック!バッターアウッ!卍
村上「!?」ビクッ
侑「入ってるけど?」
ランジュ「村上選手! 2回目の打席も見逃しの三振ーー!」
ミア「今大会あんまりにも合ってないな…」
ランジュ「もう4番からは外した方がいいんじゃないの?」
四季(2巡目に入っても私の球は通用してる…)フゥ…
四季(私はただ、堂々と目の前のメイ目掛けてボールを投げればいい)
四季「………」
四季(マスクで隠れたメイの顔も良い///)You found it!:イケメンなところ
24:このSSを書き始めた頃は怪我してませんでした。早めの回復を心より願っております(あら) 2023/03/16(木) 17:04:32.62 ID:zljBpI9I
かのん「ダルビッシュ選手、佐々木選手、吉田選手~~…」ワクワク
かのん「湯浅選手、中村選手~、あ!城石コーチもいる! 現役時代好きだったんだよね~!」
かのん「原宿JKでも100%知ってる面子ばっかりだよ! 壮観だなぁ~~!」ニンマリ
千砂都「城石の現役を語る原宿JKはかのんちゃんだけだと思うよ?」
千砂都「そもそも野球なんて原宿JKは興味もないでしょ…」
かのん「そうかな? 一目見れば絶対興味持つと思うんだよね」
かのん「特に…あの選手を見たら」
源田「」シュバババッ…ビシュッ
千砂都「確かにあの守備は一目惚れしちゃうね」ドキドキ
かのん・千砂都「「源田たまんねぇ~~~~??」」キャッキャ
25: (あら) 2023/03/16(木) 17:08:11.15 ID:zljBpI9I
ランジュ「5回裏、ツーアウトランナーなし! ここまで快投が続く若菜選手!」
ミア「だけど流石に3巡目。ヌートバー選手にかなり粘られてるな」
ヌートバー「メイちゃん、四季ちゃんに気持ちを伝えてあげましたか?」ファーール!
メイ「あ? んなのアンタに関係ねぇだろ」
メイ「今何かを伝えなくても四季のピッチングは好調だ。むしろ声掛けたら流れを切っちまう」
メイ「……内野のみんなの声掛けだけで十分だよ」ボール
ヌートバー「……本当にそれでいいのですか?」
メイ「は?…」ドキッ…
ヌートバー「内野のみなさん…Liella!の皆さんから必要とされる四季ちゃんは頼もしい存在です」
ヌートバー「ですが四季ちゃんは………分かっているはずですよね?」
メイ「!! 何が言いたいんだよ!」スッ…
ヌートバー「おっと! 甘い球は見逃しません!!」カッキーーン
26: (あら) 2023/03/16(木) 17:12:35.77 ID:zljBpI9I
メイ「………」
四季(なんか今日のメイ、ちょっと変かも…?)
メイ(さっきのヌートバー選手へのリードも少し甘かったし…)
四季「ねぇ、メイ…」
かのん「ほらみんなー! 5回の裏が終わったから『アレ』行くよー!」
恋「またあるのですね。アレ…」ドキドキ
夏美「ほらほら! 四季のダイナマイトバディがないと映えませんの~!」ズイズイ
きな子「四季ちゃん、一緒に踊ろうっす!」ギュッ
四季「分かった、わかったから…」
メイ「………」
メイ(四季は………もう私がいなくても大丈夫だ…)
27: (あら) 2023/03/16(木) 17:14:38.79 ID:zljBpI9I
♪~~~♪~~~
きな子「今回のダンスは去年話題になった『きつねダンス』っす!」ポヨポヨ
すみれ「だからなんで選手が踊るのよーー!」バインバイン
恋「今回も露出の多い服で恥ずかしいです…///」ボッヨンボッヨン
かのん「でもほら! 私たちはこの方が整うでしょ!」
可可「コンコン♪」タユンタユン
牧「コンコン♪」ムキムキッ
ウィーン「なんなのかしら…」プルンプルン
メイ「………」ユラユラ
四季(メイのダンス、可愛い…)You found it!:丁度いいスタイルなところ
四季(…)You found it!:運動得意なところ You found it!:激マブなところ
四季(素晴らしい)You found it!:イヤイヤ言いながらもやるところ
※こちらのダンスはオニナッツチャンネルのプレミア会員のみご視聴頂けますの♪
28: (あら) 2023/03/16(木) 17:18:01.06 ID:zljBpI9I
四季「ふぅ…」
四季(ダンスのお陰か余計な力が抜けてる。これならまたいい投球が出来そう)
四季(私はただ…目の前のメイに向かって投げればいい!)
メイ「………」
メイ(四季は…中学の時と比べて明るくなったし友達と話すことも多くなった)
メイ(昔のアイツじゃないんだ…。今の四季ならなんだって―――)
大谷「」カッキーーーーーーン
四季・メイ「えっ…?」
29: (あら) 2023/03/16(木) 17:20:20.74 ID:zljBpI9I
吉田「」カッキーーーーーーン…
四季「!!」ゾクゥッ…!
メイ「あ…あぁぁ…!」
ランジュ「この回2本目のホーームラン! 日本代表、ここで追いついたわ!」2-2
ミア「パワーの大谷、技術の吉田は圧倒的だな…」
ミア(間に挟まってるアイツが機能してればもっと怖い打線なのにな…)
メイ「…四季」
四季「っ…! ねぇメイ、どうすればいい…?」ブルブル…
四季「私、どうしたら…!」キュッ…
メイ「――!!」
31: (あら) 2023/03/16(木) 17:23:56.79 ID:zljBpI9I
メイ「………」
メイ「っ………!」
メイ「四季の球なら大丈夫だ。心配ない」
メイ「わ…私を信じて、投げ込んでくれば大丈夫だ…」ニッコリ
四季「メイ…!?」
四季(何かメイ、困ってる…??)
ランジュ「6回の裏、日本代表反撃開始!」
ランジュ「得点こそ2本のソロホームランだけだったけど、ヒットが続々出始めているわ!」
ミア「なんとか6回が終わってくれた、って感じだな…」
ミア「投手交代するかどうかして流れを切らないと、7回で逆転されるぞ…?」
千砂都「………」
32: (あら) 2023/03/16(木) 17:27:28.65 ID:zljBpI9I
ウィーン「見苦しい投球ね、若菜四季。それに米女メイ」
四季「マルガレーテちゃん…」
メイ「あ? ここまで2点で抑えてんのに何言ってんだ後輩の癖によ」
ウィーン「私だったら0点で抑えてるわ」フフン
ウィーン「投手交代して欲しいのならいつでも言いなさい…。私が代わってあげる」
四季「……」
きな子「あ、あんなこと言ってるけど本当はマルガレーテちゃんも心配してるんすよ!」
夏美「そ、そうですの! 彼女なりのエールなんですの!」
メイ「エールってタマかよ。アイツが…!」
メイ(クソっ…! こんな時なんて声かけてやればいいんだよ…!)
メイ(私が四季を支えてやらないといけないのに…!)
メイ「あ……」
33: (あら) 2023/03/16(木) 17:30:06.92 ID:zljBpI9I
千砂都「…メイちゃんは不器用だなぁ」スッ
メイ「えっ…?」
千砂都「四季ちゃんになんて言ったらいいか分からない。そうでしょ?」
メイ「千砂都先輩…?」
千砂都「私もさ、今更幼馴染に色々言うのが恥ずかしいのは分かるよ」
千砂都「四季ちゃんとメイちゃんって、きっと何も言わなくても成立してた関係なんだもんね」
四季「!!」
千砂都「けど、やっぱりお互いに意思を伝えないと分からないこともあると思うんだ」
千砂都「…不器用で、言葉に出来ないのなら……それは態度で示さないとね!」
侑「?? 選手交代するの?」
千砂都「はい。9番―――代打、私!」
34: (あら) 2023/03/16(木) 17:33:02.38 ID:zljBpI9I
ランジュ「来た~~~~! 7回表、ラッキーセブンの攻撃は~~!?」
ランジュ「ランナーない状態で…『代打オレ』季節外れの嵐がやってきたわ!!」
ミア「Liella!の核弾頭…。ついに来たか」
村上「ちぃちゃんには油断したらアカンすよ」
大谷「」コクリ
千砂都「……………」キッ
千砂都(不器用で上手く言葉が思いつかなくても、気持ちは伝えられる)
千砂都(それは―――想う相手にこの背中を見せることだ)
かのん「いっけーーーーー! ちぃちゃーーーん!!」
千砂都「――ここで打つ!」ギュッ
35: (あら) 2023/03/16(木) 17:35:26.05 ID:zljBpI9I
ミア「初球スライダー、見逃し…。二球目ストレート、見逃してボール…」
四季「三球目もスライダー、ファウル…。四球目の内角へのストレートは外れてるけどファウル…」
夏美「甘い球が全然来ない…!」
恋「初回のような入れに来る球は来ないでしょう。警戒されてます…!」
すみれ「カウントは投手優位。このままだと――」
千砂都(私はプロ野球選手と比べて背が低い。だからストライクゾーンだって低くて狭い)
千砂都(そんな中で、振り逃げの恐れの大きい落ちる球は投げ辛いよね?)
大谷「っ!!」シュバッ
千砂都(――でも『だからこそ』投げるのが世界の一流選手!)キュッ…
村上「…こんなの、勝負すること自体アカンすよ…」ゾクッ…
千砂都「低めのスプリットを…掬い上げて打つ!!」……ガッシャーーーン!!
36: (あら) 2023/03/16(木) 17:38:36.06 ID:zljBpI9I
ランジュ「ホ…!」ゴクリ
ランジュ「ホーーーームラン! これは『満月まるまる打法』『原宿のJDマルティネス』!!」キャッキャ
ランジュ「部長の一振りで大谷選手の決め球を粉砕! Liella!勝ち越しーーーー!!」3-2
ミア「若干甘かったけど見逃せばボールの球だろ…。低めの変化球をスタンドインは変態すぎる」
可可「ホエエエエ…」ドンビキ
ウィーン「完全にゴリラ∬(_c||^ヮ^||ね…」ガクブル
恋「親友にこんなこと言うのもなんですが完全にゴリラ∬(_c||^ヮ^||です…」
千砂都「見ててくれた? 私の背中♪」
かのん「もちろん! 格好良かったよ…!」キュンキュン
かのん・千砂都「うぃっすーうぃっすー!」
37: (あら) 2023/03/16(木) 17:41:24.21 ID:zljBpI9I
四季「…凄いね、千砂都先輩…」
メイ「ああ…。あれは真似出来ねえや」
メイ(戦う背中を見せて安心させるなんて…そりゃあ千砂都先輩だから出来ることだっての)
メイ(けど…)
メイ「真似出来ないけど、さ…。いつかは私もああなるよ」
四季「え…」
メイ「四季には、私の格好いい姿を見て欲しいもんな…」
メイ(私は四季みたいに凄い人間じゃない。マルガレーテみたいな実力もない)
メイ(千砂都先輩みたいな格好いい背中には程遠い。気の利いた言葉だって思いつかない)
メイ(ならせめて、向き合って私の姿を四季にさらけ出そう…)
メイ(だって私は四季のことが――)
38: (あら) 2023/03/16(木) 17:44:16.39 ID:zljBpI9I
きな子「夏美ちゃーーーん! 盗塁するっすよーー!」フリフリ
かのん「チャンスを広げよう! 夏美ちゃーーん!」ブンブン
夏美「偶然四球で出ただけなのに無茶言いますの…」リーリー
夏美「…」
夏美(けど、確かにこれは活躍のチャーーンス! 打撃や守備で稼げないなら足で活躍しますの!)
夏美(幸い、夏美に警戒してる様子はないですの…)ニヒヒ
夏美「GO!!!!」シュバッ
甲斐「」シュバシィッ!
夏美「え…」アウトー!
かのん・きな子「はぁ~~~! …甲斐キャノンたまんねぇ…」ウットリ
夏美「貴女たちどっちの応援してんですの!?」ガーン
39: (あら) 2023/03/16(木) 18:12:46.94 ID:zljBpI9I
可可「レンレンは、野球のルールや戦術はゲームで勉強したのデスよね?」
恋「はい。オススメのゲームがたくさんありますよ!」シャキーン
恋「まずは王道の野球漫画『メジャー』を原作とする…」
可可「それ、有名なクソゲーではないデスか…?」
恋「だからこそ面白いのではないですか!」
恋「他にも人気漫画『ワンピース』を原作とした『ONE PIECE ゴーイングベースボール 海賊野球』」
恋「『ドラベース ドラマチック・スタジアム』なんかもいいですよ!」
歩夢「恋ちゃんよく分かってるね!」
すみれ「!!?」ビクッ
歩夢「今度一緒に『スーパーリアルベースボール』で遊ぼうよ!」
恋「是非! ゲームなら大歓迎ですっ!」
すみれ(誰よ今の…)
40: (あら) 2023/03/16(木) 18:16:37.46 ID:zljBpI9I
ランジュ「さぁさぁ試合も最終回! Liella!がリードを保ったまま、まさかの3-2!」
ランジュ「だけど9回の裏、日本代表の攻撃はワンナウト1・2塁で…」
大谷「…」ギリッ…
ランジュ「今日ホームランを打ってる大谷翔平選手! まさしくクライマックスだわ!」
夏美「…歩かせていいんじゃないですの?」
四季「夏美ちゃん、そのココロは?」
夏美「大谷選手はメジャーでも活躍する化け物。勝負はするべきじゃないですの」
夏美「それと比べて次の村上選手は全然活躍出来てない。まさしくカモでっすの~!」ニャハッ
すみれ「でも5番の吉田選手と勝負になるのも困るんじゃない?」
ウィーン「フン…どうやって勝負を避けるかの話ばかりしているわね。情けない…」
メイ「いや、勝負だ…」
メイ「見せてやろうぜ、四季…。私たちの球を」
41: (あら) 2023/03/16(木) 18:18:56.50 ID:zljBpI9I
四季「え…? まさか『あの球』を…?」
四季「どうして今? 理由を教えて欲しい」
メイ「必ず止めてやる。だから安心して、私のミット目掛けて投げてこい」
夏美「何々? なんの話ですの?」??
すみれ「………夏美、可可、ポジションに戻るわよ」ポン
可可「…ヘ?」
メイ「悪いな、四季…。数字や確率でどうとかは分からないし気持ちで言ってるだけなんだ」
メイ「あ~~! 気の利いた言葉が思いつかねえよ…。どうしたら四季を安心させられるんだ?」
四季「メイ…?」
メイ「四季のいいところだっていっぱいあるはずなのに全然言葉に出来ないんだもんな…」
メイ「けど――」
43: (あら) 2023/03/16(木) 18:20:54.72 ID:zljBpI9I
メイ「私は四季のいいところは一つだけ知ってる」
四季「え――?」
メイ「きっとたくさんあるいいところのたった一つ。私が四季のことを好きな理由はそれ一つでいい」
四季「メイ!? 今、私のこと好きって…!!」
メイ「ほら、こうして私に好きって言われて…」
メイ「照れ笑いしてる時の顔が、世界で一番可愛いんだよ」
四季「~~~~~~~~~~~っ!?」
44: (あら) 2023/03/16(木) 18:23:04.01 ID:zljBpI9I
メイ「…四季、少し安心できたか?」
メイ「私のこと信じて…投げてくれるか?」
四季「うん…////」カアアアアアア
メイ「日本代表にも、マルガレーテにも、同級生にも、先輩にも…みんなに負けてられない!」
メイ「私たち2人のピッチングを見せてやろうぜ!」
四季「大谷選手を『あの球』で打ち取れるのか分からない…。確率的には88%無理だけど……」
四季「私のことを好きで、信じてくれるメイの期待には応えたい…!」
メイ「ありがとよ! さ、行こうぜ―――」
四季「うん!!」
45: (あら) 2023/03/16(木) 18:26:03.98 ID:zljBpI9I
四季「まずは一球目……インハイ!」ズバーーーーン!
大谷「…!」ットライーック
可可「おほっ!? い、いきなり…!」ビリビリ
かのん「内角高め!? ひぃ~~~!」
千砂都「吹っ切れたみたいだね♪」
メイ(慎重に来ると思ってインハイは予測してなかっただろ? 次は…)スッ
大谷「…」ボール
ランジュ「2球目は外角外れてボール! 大谷選手、よく見えてるわ!」
ミア「若菜選手は変化球にバリエーションがないからな…。直球で来るって分かってれば…」
メイ「ここで行くぞ! 四季!!」
46: (あら) 2023/03/16(木) 18:28:57.57 ID:zljBpI9I
四季「肘関節神経ブロック解除! 一部シンクロ…システムオールグリーン!」ガシャガシャ
四季「肘関節から下は機械の補助はなし…。正真正銘、私の変化球」
四季「クワガタのようにボールを指で挟みこみ…投げる…!」ビシュッ…グワワンッ
大谷「!?」ガキィッ…
侑「ファウル!」
ヌートバー「今の球…落ちましたか!?」
四季「メイのことを想いながら考えた魔球『ロゼルージュ』…」
四季(これを投げられる代わりに170km/hの直球はもう投げられない…!)
メイ(2ストライク! 最後は――)
47: (あら) 2023/03/16(木) 18:31:16.48 ID:zljBpI9I
大谷「っ……!!」ブルンッ…
ランジュ「す…」
ランジュ「ストライーーーーーーーック! 大谷選手を三振に仕留めたラぁぁぁぁぁぁ!!」
ランジュ「決め球はチェンジアップーーーーー!」
ミア「いや、今のはストレートだな。170km/hと比べれば天地ほどの球速差があるってだけで」
ミア「機械の力を捨てて放つ…彼女の想いを乗せた渾身のストレートだった」
メイ「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
四季「よしっ……………!!!」グッ…
四季「メイ…!」
メイ「ああ!」
メイ「あと一人、しまっていくぞーーーーー!!!!」
48: (あら) 2023/03/16(木) 18:35:28.09 ID:zljBpI9I
村上「…」ショボン
侑「ットラーイク」
メイ「…おいおい、村上選手全然覇気ねぇじゃん」
村上「…(大谷選手まで完璧に打ち取るなんて)アカンすよ…」
村上「(今大会4番として仕事出来てないのにここで打つことなんて)アカンすよ…」ションボリ
メイ(完全に自信喪失してんじゃん…)
四季(けど、これは真剣勝負…容赦は――)
すみれ「村上選手ーー! シャキっとしなさいったらしなさいよーーー!」
可可「それでも可可たちのライバルなのデスかーーーー!」
村上「!?」ビクッ
49: (あら) 2023/03/16(木) 18:38:08.00 ID:zljBpI9I
すみれ「村上選手は日本の4番に抜擢された…。そりゃあ重圧だとは思うわよ」
すみれ「短期決戦で結果を出さなきゃいけないって大変よね…」
すみれ「けど、それでもみんな貴方に期待しているの。貴方を信じてる」
すみれ「その期待に応えてこそ、壁を打ち破ってこそのスーパースター…」
すみれ「貴方は、きっとそれになるんでしょ?」
可可「たくさんの人が村上選手を信じて待っていマスよ。ほら、観客席にも――」
??「村上選手~~!」ブンブン
村上「!?」イマダゲンカイトォッパァー
村上「姉さん…!?」サケベヘノヘノカァッパー
50: (あら) 2023/03/16(木) 18:41:13.42 ID:zljBpI9I
可可「アレは…! スクールアイドル…いえ、その前身となるレジェンド学校アイドル…!」ムテキノーオイラガー
かのん「私が歌を好きになったのはあの人の歌を聴いたから…!」ソコデマーッテイルー
千砂都「私が初めて踊った『ズンドコ節』の歌手の…!」ドラ〇ン-ボォールスーパァー
ウィーン「これが…『本当の歌』…!!!!」ゼンノウーサーモオーッタマゲー
??「生き返れ!村上選手!!」グッ
村上「…!!!」
村上「う…おおおおおおおおおおおおおおおお!!」カッキーーーン
四季「しまっ……! 逆転サヨナラ…!?」
メイ「いや、まだだ! 打たれたけど角度は低い…フェン直だ!」ボッコーーーン!
千砂都「恋ちゃん! バウンド処理したらすぐにバックホーム!同点で止めるよ!!」
恋「はい!見せてあげますよ、私のレーザービー……ッ!?」
51: (あら) 2023/03/16(木) 18:44:24.13 ID:zljBpI9I
夏美「ヌートバー選手が…一塁ランナーのヌートバー選手がスタートしてますのおおおおお!」
かのん「えぇっ!?」ビクッ
千砂都(打つ前から走り始めてたんだ…! 村上選手が打つって信じて!?)
ヌートバー(――私も、信じてました)
ヌートバー(大谷選手、ダルビッシュ選手、吉田選手、山本選手…)
ヌートバー(そして村上選手もいずれメジャーリーグで戦う選手になると)
ヌートバー(WBCが終わっても…必ず、また野球をしましょう)
侑「セーーーーーーーーーーーーーーーーーフ!!!!!!」
ランジュ「試合、終了~~~~~~~~~! 村上選手のサヨナラ逆転タイムリーで終幕ーーーー!」
ランジュ「勝ったのは、日本代表~~~~~~~~!」ワアアアアアアアアアアアアアアア
ミア「なんてすごいんだ…(恍惚)」
52: (あら) 2023/03/16(木) 18:47:15.46 ID:zljBpI9I
侑「ゲームセット! 3-4で日本代表の勝利!」アリアシャッシター
ヌートバー「四季ちゃん、最後の変化球はとてもいいものでした」
大谷「スクールアイドルと野球の二刀流、目指してみない?」
四季「いえ…私はスクールアイドルとメイの二刀流を目指すので///」
メイ「お、おいやめろよ恥ずかしい…」
村上「可可ちゃん、すみれちゃん…」
すみれ「何よ。……いい顔になったじゃない」
可可「これで日本代表は安泰デスね」ニコッ
村上「ありがとう…。今日のクゥすみも」
村上「アカンくなかったっすよ!」グッ
可可・すみれ「///」
53: (あら) 2023/03/16(木) 18:49:57.06 ID:zljBpI9I
きな子「いやいやいや! 照れてる場合じゃないっすよ~~!」ムムムー
夏美「相手に塩を送って逆転されるなんてありえないですの!」プンプン
すみれ「えー? 別にいいじゃない」
可可「そうデスよ。可可たちはスクールアイドルなのデスから」
可可「元気のない人を元気づけるのがスクールアイドルデス!」
千砂都「敵味方とか関係なく、かぁ…。そういうの最っ高だね!」
かのん「うん!」
ウィーン「フン…」
ウィーン(とんだ茶番ね…。日本代表相手とはいえ負けは負け)
ウィーン(この試合には意味も、得るものも何もなかった…)
ウィーン(はずなのに…!)
ウィーン(この充足感は何なの? 胸の高鳴りは…! 本当の歌、本当のスクールアイドル………)トクン
ウィーン(この日本でなら分かる気がする…。4月からは、彼女たちとそれを―――)
54: (あら) 2023/03/16(木) 18:52:35.23 ID:zljBpI9I
四季「…メイ」キュッ…
メイ「おいおいなんだよ…。試合が終わったからって近すぎだぞ?」
四季「いいじゃない…///」
四季「試合が終わるまでずっと我慢してたんだよ? メイが格好いいのに…好きって言ってくれたのに…」
四季「ずっと、こうして抱きしめるの我慢してたんだから…!」
メイ「…///!!」
四季「大体メイはいつもいつも言うのが遅い…! スクールアイドル始めるのだってそうだったし…
四季「私は何度も好きって言ってるのに…」
四季「今日、初めて『好き』って返してくれたんだもん…!」
メイ「―――!!!」
55: (あら) 2023/03/16(木) 18:55:00.62 ID:zljBpI9I
四季「いつも私の隣にいてくれる貴女が好き…」
四季「部のみんなから信頼されてる貴女が好き。失敗しても諦めない貴女が好き」
四季「たくさん私のことを褒めてくれるのも好き。そういうとこイケメンだと思う」
四季「丁度いいスタイルで、イヤイヤながらも頑張るところは激マブだと思う」
四季「運動得意だし…勉強も意外と出来てるし、私たちをいつも引っ張ってくれる…」
四季「メイのいいところはたくさんあって、いつも貴女にトキメかされてる」
四季「そんなメイのこと、ずっと好きだったんだから…」
四季「もうこの想いは…止められないよ――!」
56: (あら) 2023/03/16(木) 18:57:04.10 ID:zljBpI9I
メイ「悪かったな、四季…」
メイ「四季はずっと私のこと好きって言ってくれてたのにさ…ずっと返事をしないままでいてた」
メイ「だってよぉ、中学時代だってそこまで話してたワケじゃないしさ…」
メイ「言葉がなくても分かり合えてるんじゃないかって思ってた」
四季「メイ…!」
メイ「でも違った…。今日の試合で打たれて落ち込んでる四季を見てハッとさせられた」
メイ「やっぱりさ、四季だって普通の女の子なんだよな」
メイ「ちゃんと…想いを口にして伝えないとダメなんだよな…」
60: (あら) 2023/03/16(木) 22:39:41.35 ID:zljBpI9I
メイ「いつも私の隣にいてくれる四季が好き…」
メイ「部のみんなから頼りにされる四季が好き。ダンス担当も板についてきたよな」
メイ「たくさん私に好きって言ってくれるのも…恥ずかしいけど本当は好きだぞ?」
メイ「スタイルとか顔とかも……~~~っ…! 四季は滅茶苦茶可愛いっつーの!」
メイ「でもって、もう一つ…」
メイ「やっぱ、その照れた顔が一番可愛くて好きだよ」
四季「メイっ…!!」ギュゥゥゥ~~~
四季「ふふ…///」ギュゥギユゥ
メイ「あんまりたくさんいいとこ言ってやれなくてゴメンな…?」
四季「ううん…」
四季「こうして抱きしめてもらえるだけで、世界一幸せだと思う…」キュッ…
61: (あら) 2023/03/16(木) 22:42:25.03 ID:zljBpI9I
――数年後
夏美「さぁ!今回が初となるWBC女子野球の部! 日本代表は投手を交代するようですの!」
夏美「解説の可可先輩! ここまでの試合、どう思いますの?」
可可「しゅみれの日本代表ユニが工チすぎマス///」
1遊 嵐
2二 平安名
3三 渡辺
4中 宮下
5右 松浦
6一 優木
7左 南
8捕 園田
9投 高坂
夏美「日本代表は全員スクールアイドルの経験があるとのことですが野球の実力も凄かった!」
夏美「オーストリア代表相手に一歩も引かない試合展開になっております!」
穂乃果「はい、ボール。後は任せたよっ♪」
海未「キャッチャーも同時に交代です。日の丸の勝利は貴女たちに預けましたよ」
四季・メイ「「はい…!」」
夏美「さぁ!今回が初となるWBC女子野球の部! 日本代表は投手を交代するようですの!」
夏美「解説の可可先輩! ここまでの試合、どう思いますの?」
可可「しゅみれの日本代表ユニが工チすぎマス///」
1遊 嵐
2二 平安名
3三 渡辺
4中 宮下
5右 松浦
6一 優木
7左 南
8捕 園田
9投 高坂
夏美「日本代表は全員スクールアイドルの経験があるとのことですが野球の実力も凄かった!」
夏美「オーストリア代表相手に一歩も引かない試合展開になっております!」
穂乃果「はい、ボール。後は任せたよっ♪」
海未「キャッチャーも同時に交代です。日の丸の勝利は貴女たちに預けましたよ」
四季・メイ「「はい…!」」
62: (あら) 2023/03/16(木) 22:45:04.28 ID:zljBpI9I
四季(あの日、どうして日本代表と野球をすることになったのは今でも分からない――)
メイ(だけど、今でもこうしてずっと四季と一緒にいられるのはきっとあの日があったから)
メイ(私たちは…あの日本代表のように)
大谷「」ニコニコ
ヌートバー「」ニコニコ
村上「」ニコニコ
メイ(たくさん笑い合って…話して…応援して応援されて…お互い高め合って頑張ってきた)
四季(これからもずっと、一緒だよ――メイ)
夏美「女子日本代表、男子に続きWBC優勝なるか!?」
夏美「若菜選手、投げた―――!」
完
63: (茸) 2023/03/16(木) 23:01:17.80 ID:K019ylV2
野球小ネタが面白かったー
源田たまらん
リエラのダンスに混ざる牧
頭緒方のかのきな
きよ子姉さん→生き返れ福留→鳥谷がスタートしているの流れも熱かった
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頭緒方のかのきな
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64: (あゆ) 2023/03/17(金) 00:09:01.13 ID:Bqr+2HEs
氷川登場限界突破がなんかツボに入って大爆笑したわw
今回も楽しかった乙
今回も楽しかった乙
65: (あら) 2023/03/17(金) 07:07:53.17 ID:rFgL/2qm
乙ったら乙よ!
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1678949841/