【SS】しずく「栞子さんなんて大嫌いっ///」【ラブライブ！虹ヶ咲】

しおとしず
　

～廊下～


栞子「……」ﾃｸﾃｸ

しずく(わぁ💙栞子さんみ～つけた💙)

しずく(ふふっ無防備な背中…今日は後ろから💙)

しずく「し～おりっこさんっ💙」ﾄﾝﾄﾝ

栞子「はい、なんで…」ｸﾙｯ

栞子「びょふっ」
　

栞子「………………」

しずく「ぷっ……あはははっ！びょふって！栞子さんったらびょふぅだって！あははっ！」

しずく「えいっ💙えいっ💙」ﾌﾟﾆｯﾌﾟﾆｯ

栞子「……」

栞子「ひずふさん…ひゅびをはゃしてふばはい」

しずく「え～？なんて言ってるかわかんな～い💙」
　

栞子「べふから、ひゅびを……」ｸﾞｲｯ

しずく「あんっ💙」

栞子「……指を離してくださいと言いました」

しずく「も～せっかく可愛かったのにぃ」

栞子「はぁ、可愛いわけがないでしょう」

しずく「そうかな？」

しずく「イタズラを仕掛けられて困っている栞子さんはとっても可愛いと思うんだけどな」

栞子「困っている私……ですか」

しずく「うんっ💙」
　

栞子「そんなもの可愛いとは思いませんが……」

しずく「どんな栞子さんも可愛いけど、むぅってしてたりアワアワしたりする栞子さんは特に可愛いよ」

栞子「はぁ……私に可愛いの適性はありません、しずくさんのその手には乗りませんよ」

しずく「本気なのにぃ～💙」

栞子「それに……」

しずく「ん？」

栞子「"可愛い"というのはかすみさんや璃奈さん、そして何よりしずくさんのような方のことでは？」
　

しずく「わ、わたし？」

栞子「はい」

栞子「かすみさんは可愛さをアピールするだけあって実際とても可愛いですし、璃奈さんも小動物的と言いますか愛おしさを感じます」

しずく「まあ……うん、その2人は……」

栞子「……ですがその璃奈さんたちに負けず劣らず、しずくさんも可愛らしいです」
　

しずく「………た、例えば………？」

栞子「まず見た目ですが、艶やかな栗色の髪に大きなリボンを合わせて正統派ヒロインといった感じですし」

栞子「綺麗なブルーの瞳も宝石のようでいつまでも見ていたくなります」

しずく「うぅ……///」

栞子「それに大人びた雰囲気を纏っているのに身長は157cmと意外と小柄ですし、お顔も綺麗と幼さが同居していてまさに美少女だと思います」

しずく「び、美少女……///」ﾎﾟｯ

栞子「あ、その反応も可愛いです」
　

栞子「そしてイタズラをする時の満面の笑みと時折見せる大人びた笑みとのギャップも魅力的だと思いますし……あと」

しずく「ストーップッ！！！！」

栞子「はい？」

しずく「もういい！」

栞子「でも……可愛いところをまだ」

しずく「なんなの！栞子さんなんなの！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
　

栞子「ど、どうしたんですか？」

しずく「何で突然そんなスケコマシみたいなこと言うの！もう！もう！もう！」

栞子「何でと言われても……」

しずく「言われても！？」ｽﾞｲｯ

栞子「う……先日しずくさんからランジェリーショップでイタズラを仕掛けられた際に……」

しずく(栞子)「女の子を褒めるときは……どんなトコロがイイか💚具体的に褒めないとダ～メ💚ほぉら……ちゃんと見て💚」

栞子「……としずくさんが言ったんじゃないですか」
　

しずく「ねえ、それ私の真似？」

栞子「……私には演技の適性はないようです」

しずく「と、とにかく！確かに私はそう言ったよ？」

しずく「言ったけどさ！何でそんなスラスラ言葉が出てくるの！栞子さんの女たらしー！」ﾌﾟﾝｽｶ

栞子「女たらし……？私は普段から思っていることを言っただけなので誑し込むつもりなんて……」

しずく「はぁ！？じゃあなに！いつもいつも私に対してあんな風に思ってるってこと！？」
　

栞子「はい」

しずく「はい？……はいって……///」

栞子「ですから、私は普段からしずくさんのことは可愛いと思っていますよ？」

栞子「……それでその……言われたとおり具体的に褒めたのですが、しずくさんは嫌でしたか？」

しずく「うぅ……嫌じゃ……ないけどさ……」

栞子「それならよかったです」ﾆｺｯ

しずく「うぅ……うぅ……栞子さんのばーか！」
　

栞子「ば、馬鹿！？私は素直に思ったこと！」

しずく「そういうところなの！ばかばか！」

しずく「もうっ！栞子さんなんて大っ嫌い///」

栞子「だ、大嫌い……」

しずく「そうだよ！嫌いだもん！」ﾌﾟｸｰ

栞子「そう……ですか……」

しずく「栞子さん？」

栞子「…………………………きらっ……」

栞子「…………っ」ﾎﾟﾛｯ
　

しずく「え……あ、し、栞子さんっ！？」

栞子「ごめっ……ごめんなさいっ……ち、違うんです……これはちがっ……ひぐっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

栞子「嫌われるのは慣れてます……昔からこういう性格と物言いですから……でも」

栞子「し、しずくさんから……嫌いと言われるのは……すこし……少しだけ…つらいですっ…」

しずく「ちがっ……私そんなつもりじゃ……」
　

栞子「ぐすっ…いいんです、しずくさんは優しいから今まで言わないでいてくれたんですよね…」ｸﾞｼｸﾞｼ

しずく「ちがうよぉ…」

栞子「だ、大丈夫ですから、お気遣いなく」ｸﾞｼｸﾞｼ

しずく「ちが…ぐすっ……私違うのぉ…！」

しずく「きらっ……嫌いじゃないの……うそだから……ごめんなさいっ…ごめんなさいぃ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
　

しずく「嫌いは本当じゃないからっ……本当は大好きなの……栞子さんが大好きなのっ……！」

栞子「ほ……本当ですか？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

しずく「うん…ごめんね……嘘っ…ついて…ごめんなさいっ……ひぐっ……しおりこさんっ…」

栞子「私も…ごめんなさい……ごめんなさいっ……」
　

しずく「なんで……ひぐっ…なんで栞子さんが謝るの…悪くないのっに………うぅっ」

栞子「しずっ……しずくさんっ…」ｷﾞｭｯ

しずく「ごめんね……好き……だいすきっ…」ｷﾞｭｯ

栞子「わたしも……すきですっ…」


「ごほんっ」
　

栞子「……ええっ？」

しずく「ぐずっ……ずずっ」

かすみ「2人して盛り上がってるとこ悪いけど、そこ部室の前だよ？入っていい？」　

しずく「あ、かすみさん……ぐすっ」

かすみ「はぁ……しず子はさぁ」

かすみ「しお子ってピュアで赤ちゃんなとこあるんだからさ、言い方とか気をつけないとだよ」

かすみ「あとイタズラも程々に」

しずく「う、うん」
　

かすみ「しお子も、あんな詰め方したらしず子はテンパって変なこと言うから、次からあんまりストレートに言っちゃダメ」

かすみ「しず子は受けに回ると途端にクソ雑魚になるからね、その辺ちゃんとコントロールしてあげて」

栞子「はい……」

かすみ「あと2人とも打たれ弱すぎ、そんなすぐ泣いてたらこれから何もできないよ」

かすみ「じゃ、かすみんはこれで」
　

栞子「あ、はい……」

しずく「なんだろ……今のかすみさんって……」

栞子「はい……」

しずく「お姉さんみたいで少しかっこよかったね」

栞子「ですね……ふふっ」






栞子「あ、あの……さっきのことは本心ですから」

しずく「……うん」
　

jΣﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ🫶ᶘｲ^⇁^ﾅ川
　

₍₍⁽⁽ᶘｲ^⇁^ﾅ川₎₎⁾⁾最高ですね
　

おつ
ちょっかい出して自爆するしずくかわいい
　

いいぞ
何度でもしおしずを書け
　

しおしずはなんぼあってもええ
　

もう付き合うしかないな