1: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 18:33:46.58 ID:QV6qzPIC.net
海未「――えっとその、あとはここを結べば、」んしょっ んしょっ
ことり「あー・・・海未ちゃん、背中の、わたしがとめるよ?」
海未「大丈夫です、・・・ほら、できました」キュッ
ことり「わぁっ、かわいいっ♪ ねぇねえっくるんって回ってみてっ!」ぱあぁ
海未「こ、こうですか・・・?」くるりん プチッ ばさっ
ことり「あ」
海未「え」 ←ほぼ全裸
海未「・・・っぁあ~~~////」
ことり「ちっちがうのぉっ///」
ことり「あー・・・海未ちゃん、背中の、わたしがとめるよ?」
海未「大丈夫です、・・・ほら、できました」キュッ
ことり「わぁっ、かわいいっ♪ ねぇねえっくるんって回ってみてっ!」ぱあぁ
海未「こ、こうですか・・・?」くるりん プチッ ばさっ
ことり「あ」
海未「え」 ←ほぼ全裸
海未「・・・っぁあ~~~////」
ことり「ちっちがうのぉっ///」
2: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 18:37:52.10 ID:QV6qzPIC.net
海未「みっみないでくださいぃ///」
ことり「ちがうのぉっ、うみちゃっ///、 せっ制服もってきますからっ///」
海未「じっじぶんで行きますぅっ///」モジモジ
ことり「海未ちゃんが動くといろいろみえちゃうよぉっ///」
海未「ことりが見るからいけないんですっっ///」
ことり「待ってうみちゃんっ、とりあえずことりの上着をっ、」
ガチャッ
穂乃果「でねー絵里ちゃん聞いて? ほんっとあり得なかったから海未ちゃんにガツンと――」
絵里「・・・・・えっ」
ことうみ「「」」
ことり「ちがうのぉっ、うみちゃっ///、 せっ制服もってきますからっ///」
海未「じっじぶんで行きますぅっ///」モジモジ
ことり「海未ちゃんが動くといろいろみえちゃうよぉっ///」
海未「ことりが見るからいけないんですっっ///」
ことり「待ってうみちゃんっ、とりあえずことりの上着をっ、」
ガチャッ
穂乃果「でねー絵里ちゃん聞いて? ほんっとあり得なかったから海未ちゃんにガツンと――」
絵里「・・・・・えっ」
ことうみ「「」」
6: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 18:42:17.25 ID:QV6qzPIC.net
絵里「・・・」
穂乃果「・・・」
海未「・・・っ///」
絵里「・・・その、ええと、・・・学校でするのはよくないわよ?」ドキドキ
ことり「違いますっ! そのねっ、これはあの、事故だからっっ」
穂乃果「うっわ・・・海未ちゃん、昨日あんなこと言ってたくせに・・・」ドンビキ
海未「ほのかぁっ?! その、これは本当にちがうんですっ、」
絵里「えっ、・・・まさか、メンバー内で三角関係!?」わーお
海未「どうしてそうなるんですかっ!?」
穂乃果「・・・」
海未「・・・っ///」
絵里「・・・その、ええと、・・・学校でするのはよくないわよ?」ドキドキ
ことり「違いますっ! そのねっ、これはあの、事故だからっっ」
穂乃果「うっわ・・・海未ちゃん、昨日あんなこと言ってたくせに・・・」ドンビキ
海未「ほのかぁっ?! その、これは本当にちがうんですっ、」
絵里「えっ、・・・まさか、メンバー内で三角関係!?」わーお
海未「どうしてそうなるんですかっ!?」
9: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 18:51:40.73 ID:QV6qzPIC.net
穂乃果「いやあの、絵里ちゃん。それだけはないから、本当に」うへぇ
絵里「ええ・・・おもしろくないわね」
海未「何が面白いのですか! それと穂乃果、その言いぐさは失礼なのでは!?」ガバッ
ことり「だから海未ちゃん先に服きてえぇっ///」ぐいーっ
海未「はっ!? そ、そうですねっっ///」
絵里「ええ・・・おもしろくないわね」
海未「何が面白いのですか! それと穂乃果、その言いぐさは失礼なのでは!?」ガバッ
ことり「だから海未ちゃん先に服きてえぇっ///」ぐいーっ
海未「はっ!? そ、そうですねっっ///」
10: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 18:52:28.39 ID:QV6qzPIC.net
しばらくして
絵里「・・・ええと、その、・・・着替えは終わったかしら?」
穂乃果「・・・」じとー
海未「・・・っ」ビクッ
ことり「・・・」あはは・・・
絵里(何よ、この空気・・・・!)オドオド
絵里「・・・ええと、その、・・・着替えは終わったかしら?」
穂乃果「・・・」じとー
海未「・・・っ」ビクッ
ことり「・・・」あはは・・・
絵里(何よ、この空気・・・・!)オドオド
12: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 19:01:30.43 ID:QV6qzPIC.net
絵里「・・・あー、ええと、その・・・えっと・・・」
海未「・・・!」キラキラ
絵里「・・・イギリスがEUを離脱したらしいけど、」
ことり(古っ!? いまその話なのぉっ!?)
海未「はいっ!! グローバリズムの時代ではなくなってきたということですねっ!!」
絵里(ちょっ、私だってそんなに知らないのに・・・!)あわわ
海未「すみませんことり! ちょっと世界情勢について語らいたいので絵里をお借りしますっ!」グイッ
穂乃果「はあぁっ!? 言い訳ヘタすぎない!?」
絵里「工 ょっうみっ、」
<ガチャッ バタンッ
海未「・・・!」キラキラ
絵里「・・・イギリスがEUを離脱したらしいけど、」
ことり(古っ!? いまその話なのぉっ!?)
海未「はいっ!! グローバリズムの時代ではなくなってきたということですねっ!!」
絵里(ちょっ、私だってそんなに知らないのに・・・!)あわわ
海未「すみませんことり! ちょっと世界情勢について語らいたいので絵里をお借りしますっ!」グイッ
穂乃果「はあぁっ!? 言い訳ヘタすぎない!?」
絵里「工 ょっうみっ、」
<ガチャッ バタンッ
13: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 19:04:47.79 ID:QV6qzPIC.net
穂乃果「・・・・はぁーあ。なに、あれ」あーやだ
ことり「・・・その、えっと、ごめんなさい・・・」
穂乃果「ことりちゃんは謝らなくてもいいじゃんっ」
ことり「そ、そうだね・・・」あはは
穂乃果「で、ことりちゃん?」
ことり「ひゃいっ」ビクッ
穂乃果「・・・ヤったの?」ニヤッ
ことり「してませんっ!!/// もうっ穂乃果ちゃんのばかぁっ///」
ことり「・・・その、えっと、ごめんなさい・・・」
穂乃果「ことりちゃんは謝らなくてもいいじゃんっ」
ことり「そ、そうだね・・・」あはは
穂乃果「で、ことりちゃん?」
ことり「ひゃいっ」ビクッ
穂乃果「・・・ヤったの?」ニヤッ
ことり「してませんっ!!/// もうっ穂乃果ちゃんのばかぁっ///」
14: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 19:19:58.38 ID:QV6qzPIC.net
穂乃果「だよねぇ~、むしろそこまで行ってたら逆に海未ちゃん尊敬しちゃうよ」クスクス
ことり「海未ちゃんはそんな人じゃありませんっ///」
穂乃果「だいたいさー、海未ちゃんはことりちゃんにやさしすぎるんだよ」
ことり「・・・うん。海未ちゃんは、あの人はそういう人だから」
穂乃果「小5だっけ、ドッジ大会あったじゃん? あの時だって、ことりちゃんが敵で」
ことり「あー・・・あったねえ、準優勝だった」ふふっ
穂乃果「そうなんだよ! 海未ちゃんがことりちゃんに当てれなくて穂乃果たち負けたのっ!!」
ことり「あはは・・・ことりは、負けでもよかったのになぁ」
穂乃果「そういうとこが海未ちゃんの・・・はあ~もうっ」
穂乃果「昨日だってね、海未ちゃん家で言ったんだけどね、」ぷんすか
ことり「きのう何があったの・・・」
ことり「海未ちゃんはそんな人じゃありませんっ///」
穂乃果「だいたいさー、海未ちゃんはことりちゃんにやさしすぎるんだよ」
ことり「・・・うん。海未ちゃんは、あの人はそういう人だから」
穂乃果「小5だっけ、ドッジ大会あったじゃん? あの時だって、ことりちゃんが敵で」
ことり「あー・・・あったねえ、準優勝だった」ふふっ
穂乃果「そうなんだよ! 海未ちゃんがことりちゃんに当てれなくて穂乃果たち負けたのっ!!」
ことり「あはは・・・ことりは、負けでもよかったのになぁ」
穂乃果「そういうとこが海未ちゃんの・・・はあ~もうっ」
穂乃果「昨日だってね、海未ちゃん家で言ったんだけどね、」ぷんすか
ことり「きのう何があったの・・・」
15: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 19:39:30.48 ID:QV6qzPIC.net
穂乃果「ほら、古文のワーク出てたでしょ。ことりちゃん捕まんなくって」
ことり「あぁー、昨日はユザワヤさんに行ってて・・・」
穂乃果「それでさぁ、穂乃果だってユニット練習も入ってて大変だって言ったの」
穂乃果「そしたら海未ちゃんが、まぁ海未ちゃんが忙しいのも知ってるけどさっ、」
ことり「うん・・・」
穂乃果「『あなたももう少し、来年以降のことをかんがえたらどうなのですかぁ』とか」モノマネ
ことり「あははっ、穂乃果ちゃん、無駄にうまい・・・」
穂乃果「そのくせことりちゃんには何も言ってこないんでしょ? どうせ」
ことり「・・・うん」
ことり「あぁー、昨日はユザワヤさんに行ってて・・・」
穂乃果「それでさぁ、穂乃果だってユニット練習も入ってて大変だって言ったの」
穂乃果「そしたら海未ちゃんが、まぁ海未ちゃんが忙しいのも知ってるけどさっ、」
ことり「うん・・・」
穂乃果「『あなたももう少し、来年以降のことをかんがえたらどうなのですかぁ』とか」モノマネ
ことり「あははっ、穂乃果ちゃん、無駄にうまい・・・」
穂乃果「そのくせことりちゃんには何も言ってこないんでしょ? どうせ」
ことり「・・・うん」
16: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 19:41:44.48 ID:QV6qzPIC.net
穂乃果「だからさぁいつも言ってるじゃん、ことりちゃんからコクっちゃうしかないって」
ことり「・・・わかってるけどぉっ///」モジモジ
穂乃果「あいつぜっったい自分から言えないよっ。いっつもそう、勝手に人の幸せ決めつけてんの」
ことり(えっ、なんで穂乃果ちゃんが怒ってるんだろ)
穂乃果「あーもう、このポッキー食べていい?」モグモグ
ことり「あはは・・・」
穂乃果「てかさぁっ、来年から京都で日舞の修行とか、お見合いの話とか、
なんでそーいう大事なこと穂乃果にばっか言うわけ!?」
穂乃果「ことりちゃんが悲しむとかっ、そういうの勝手に一人で考えてるとこがムカつくの!!」
ことり「・・・えっ、えっ??」
穂乃果「あ、やばっ」
ことり「・・・わかってるけどぉっ///」モジモジ
穂乃果「あいつぜっったい自分から言えないよっ。いっつもそう、勝手に人の幸せ決めつけてんの」
ことり(えっ、なんで穂乃果ちゃんが怒ってるんだろ)
穂乃果「あーもう、このポッキー食べていい?」モグモグ
ことり「あはは・・・」
穂乃果「てかさぁっ、来年から京都で日舞の修行とか、お見合いの話とか、
なんでそーいう大事なこと穂乃果にばっか言うわけ!?」
穂乃果「ことりちゃんが悲しむとかっ、そういうの勝手に一人で考えてるとこがムカつくの!!」
ことり「・・・えっ、えっ??」
穂乃果「あ、やばっ」
19: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 20:01:47.80 ID:QV6qzPIC.net
ことり「穂乃果ちゃん今のなに、ことり聞いてない」ガシッ
穂乃果「・・・あー、えっと、そういえばAUからアメリカが脱退したって、」アセアセ
ことり「ふざけないで」
穂乃果「っ、・・・・・」
穂乃果「・・・ごめん。でも、ことりちゃんが聞かなきゃダメだと思う」
ことり「っ、だって、穂乃果ちゃんには――」
穂乃果「海未ちゃんがなんか言ってきたら、穂乃果のせいにしていいから」
ことり「・・・海未ちゃん」
穂乃果「・・・あー、でもできれば、やっぱお母さんとかから聞いたことの方が穂乃果的には、」
ガチャッ
絵里「穂乃果ー? 海未が、ちょっと来てほしいって」
穂乃果「っ!? ご、ごめんなさいっ!!」ビクッ
絵里「何その反応!?」
穂乃果「・・・あー、えっと、そういえばAUからアメリカが脱退したって、」アセアセ
ことり「ふざけないで」
穂乃果「っ、・・・・・」
穂乃果「・・・ごめん。でも、ことりちゃんが聞かなきゃダメだと思う」
ことり「っ、だって、穂乃果ちゃんには――」
穂乃果「海未ちゃんがなんか言ってきたら、穂乃果のせいにしていいから」
ことり「・・・海未ちゃん」
穂乃果「・・・あー、でもできれば、やっぱお母さんとかから聞いたことの方が穂乃果的には、」
ガチャッ
絵里「穂乃果ー? 海未が、ちょっと来てほしいって」
穂乃果「っ!? ご、ごめんなさいっ!!」ビクッ
絵里「何その反応!?」
20: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 20:04:47.37 ID:QV6qzPIC.net
ことり「あっ、ほのかちゃ――」
ガチャッ バタンッ
ことり(・・・いっちゃった)
ことり(・・・っ)
絵里「なんだかよく分からないけど、大変みたいね・・・」
ことり「うん・・・ありがとう」シュン
絵里「・・・ところで、結局海未とはシちゃったの?」クスッ
ことり「だからしてませんっ!!/// なんでみんなそういうこと言うのぉっ///」
ガチャッ バタンッ
ことり(・・・いっちゃった)
ことり(・・・っ)
絵里「なんだかよく分からないけど、大変みたいね・・・」
ことり「うん・・・ありがとう」シュン
絵里「・・・ところで、結局海未とはシちゃったの?」クスッ
ことり「だからしてませんっ!!/// なんでみんなそういうこと言うのぉっ///」
21: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 20:13:36.29 ID:QV6qzPIC.net
絵里「そうよね、海未はないわよね」
ことり(みんなの中で海未ちゃんってなんなんだろう・・・)
絵里「まぁ、あの子もいろいろ苦労してるみたいだから、私たちが、」
絵里「・・・っていうより、ことりよね。あなたが一番励みになると思うわ」
ことり「・・・ねぇ、絵里ちゃん。いろいろって、知ってるの?」
絵里「いろいろって、それはもう――えっ、まさか」
ことり「・・・っ」
絵里「・・・その、海未のこと、責めないであげてほしいわね、私としては、うん」
ことり(みんなの中で海未ちゃんってなんなんだろう・・・)
絵里「まぁ、あの子もいろいろ苦労してるみたいだから、私たちが、」
絵里「・・・っていうより、ことりよね。あなたが一番励みになると思うわ」
ことり「・・・ねぇ、絵里ちゃん。いろいろって、知ってるの?」
絵里「いろいろって、それはもう――えっ、まさか」
ことり「・・・っ」
絵里「・・・その、海未のこと、責めないであげてほしいわね、私としては、うん」
22: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/03(土) 20:27:05.40 ID:QV6qzPIC.net
絵里「あの子はほら、周りのみんなのことを一番に思っているのよ」
絵里「だから自分がそのとき悪く思われてもその人のためになればいいって所があって」
絵里「なんだろう、下手すると自分の幸せ?を満たすのは、迷惑がかかるって思ってそうな、」
絵里「・・・ってこれ、ことりにこんな話、釈迦に説法よね?」
ことり「ふふっ、それ、絵里ちゃんのこと?」
絵里「えっ・・・違うけど。えっうそ、私、そうなのかしら」
ことり「・・・そっかぁ、うん、そしたら仕方ないよね、うんっ」
絵里「・・・お見合いの話は、今はお断りしたみたいよ?」
ことり「・・・うん」
絵里「そのかわり、その、京都の能楽堂に――あの、お姉さんが行ってたって」
ことり「それは知ってます」
絵里「・・・ごめんなさい、正直にいうと、あなたの背中を押していいのかどうか、分からない」
絵里「それが海未と――あなたの幸せになるかどうか、分からないから」
ことり「あは・・・海未ちゃんみたい」
絵里「だから自分がそのとき悪く思われてもその人のためになればいいって所があって」
絵里「なんだろう、下手すると自分の幸せ?を満たすのは、迷惑がかかるって思ってそうな、」
絵里「・・・ってこれ、ことりにこんな話、釈迦に説法よね?」
ことり「ふふっ、それ、絵里ちゃんのこと?」
絵里「えっ・・・違うけど。えっうそ、私、そうなのかしら」
ことり「・・・そっかぁ、うん、そしたら仕方ないよね、うんっ」
絵里「・・・お見合いの話は、今はお断りしたみたいよ?」
ことり「・・・うん」
絵里「そのかわり、その、京都の能楽堂に――あの、お姉さんが行ってたって」
ことり「それは知ってます」
絵里「・・・ごめんなさい、正直にいうと、あなたの背中を押していいのかどうか、分からない」
絵里「それが海未と――あなたの幸せになるかどうか、分からないから」
ことり「あは・・・海未ちゃんみたい」
41: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:25:44.85 ID:mixhMDjE.net
絵里「そう? 海未にはさっき『ことりみたいなこと言わないでください』って怒られたんだけど」
ことり「ええっ、絵里ちゃん何言ったんですか・・・」
絵里「う・・・・・世界情勢について、少しばかり?」
ことり「・・・」じとー
絵里「そ、そのことはいいじゃないっ」
絵里「本当こんなこと、今さらわざわざ言うことじゃないとは思うけどね」
絵里「だってあなたならもう、いろいろ考えたんでしょう?」
ことり「ううん、信用できる人が改めて言ってくれると、やっぱりって思えるから」
絵里「ふふ、嬉しいわね。・・・海未は本心から、家業を継ぐことを望んでいる」
ことり「っ・・・」
絵里「でも、あなたへの気持ちも認めずにはいられないみたい」
絵里「本人は必死で押し込めようと、気の迷いだと思いたがってるけれど」
絵里「大切な人だからこそ、自分の人生に巻き込むわけにはいかない、って」
ことり「・・・そういう人なんだよね。自分勝手で」
ことり「ええっ、絵里ちゃん何言ったんですか・・・」
絵里「う・・・・・世界情勢について、少しばかり?」
ことり「・・・」じとー
絵里「そ、そのことはいいじゃないっ」
絵里「本当こんなこと、今さらわざわざ言うことじゃないとは思うけどね」
絵里「だってあなたならもう、いろいろ考えたんでしょう?」
ことり「ううん、信用できる人が改めて言ってくれると、やっぱりって思えるから」
絵里「ふふ、嬉しいわね。・・・海未は本心から、家業を継ぐことを望んでいる」
ことり「っ・・・」
絵里「でも、あなたへの気持ちも認めずにはいられないみたい」
絵里「本人は必死で押し込めようと、気の迷いだと思いたがってるけれど」
絵里「大切な人だからこそ、自分の人生に巻き込むわけにはいかない、って」
ことり「・・・そういう人なんだよね。自分勝手で」
42: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:26:35.27 ID:mixhMDjE.net
絵里「まぁ、聞けた訳じゃないけどね。言ってはくれないでしょう?」
ことり「・・・そういう人だから。ことりにだって」
絵里「極端なたとえ話だけど、駆け落ちとかしてどうこうなる問題じゃないわよね」
絵里「だって海未本人が日舞を続けたいんですもの。
駆け落ち先でも、きっと後悔はし続ける」
ことり「・・・っ」ビクッ
絵里「それでもあの子の隣に居たいなら、たぶん、必要なのは――」
~♪
絵里「あ、ちょっとごめんなさい、・・・もしもし?」ピッ
ことり「・・・そういう人だから。ことりにだって」
絵里「極端なたとえ話だけど、駆け落ちとかしてどうこうなる問題じゃないわよね」
絵里「だって海未本人が日舞を続けたいんですもの。
駆け落ち先でも、きっと後悔はし続ける」
ことり「・・・っ」ビクッ
絵里「それでもあの子の隣に居たいなら、たぶん、必要なのは――」
~♪
絵里「あ、ちょっとごめんなさい、・・・もしもし?」ピッ
43: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:27:25.28 ID:mixhMDjE.net
絵里「っえ、焦がしちゃったの? やけどとかしてないわよね?」
絵里「ごめんなさい! ちょっと行ってくるから!」
ことり「あ、ううん、ありがと――」
ガチャッ バタン
ことり「・・・」
ことり「・・・・・はぁ・・・」
絵里「ごめんなさい! ちょっと行ってくるから!」
ことり「あ、ううん、ありがと――」
ガチャッ バタン
ことり「・・・」
ことり「・・・・・はぁ・・・」
44: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:28:19.67 ID:mixhMDjE.net
ことり「・・・」
穂乃果『でも、ことりちゃんが聞かなきゃダメだと思う』
ことり(・・・わかってるの)
ことり(ことりも穂乃果ちゃんみたいに、あの人の隣にいければいいのに)
ことり(穂乃果ちゃんと違って、なんでもは言ってくれないから)
ことり(なんでもは言えないから)
絵里『あなたの幸せになるかどうか、分からないから』
ことり(それも、わかってた)
ことり(今日のことだってそう、海未ちゃんはいっつもそう)
ことり(・・・やっぱり、だめなんだ。まだ、だめ)
ことり(ことりはきっと、海未ちゃんの、足かせにもなれないから)
穂乃果『でも、ことりちゃんが聞かなきゃダメだと思う』
ことり(・・・わかってるの)
ことり(ことりも穂乃果ちゃんみたいに、あの人の隣にいければいいのに)
ことり(穂乃果ちゃんと違って、なんでもは言ってくれないから)
ことり(なんでもは言えないから)
絵里『あなたの幸せになるかどうか、分からないから』
ことり(それも、わかってた)
ことり(今日のことだってそう、海未ちゃんはいっつもそう)
ことり(・・・やっぱり、だめなんだ。まだ、だめ)
ことり(ことりはきっと、海未ちゃんの、足かせにもなれないから)
45: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:30:29.46 ID:mixhMDjE.net
ガチャッ
ことり「・・・ぁ」
海未「戻りました。・・・なんだか妙にせわしない日ですね」
海未「聞いてください、穂乃果ったら、古典どころか数Iも手つかずだったんですよ?」
海未「かねがね思っていたのですが、絵里もことりも穂乃果には甘過ぎます」
海未「最近は絵里も穂乃果の変な影響を受けてか、先ほどなんてあんな破廉恥な・・・いえ、それは別にいいのですが――」
海未「――あの、ことり?」
海未「何かあったのですか?」
ことり「ふぇ・・・?」グス
ことり「・・・ぁ」
海未「戻りました。・・・なんだか妙にせわしない日ですね」
海未「聞いてください、穂乃果ったら、古典どころか数Iも手つかずだったんですよ?」
海未「かねがね思っていたのですが、絵里もことりも穂乃果には甘過ぎます」
海未「最近は絵里も穂乃果の変な影響を受けてか、先ほどなんてあんな破廉恥な・・・いえ、それは別にいいのですが――」
海未「――あの、ことり?」
海未「何かあったのですか?」
ことり「ふぇ・・・?」グス
46: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:31:28.00 ID:mixhMDjE.net
海未「ええとその・・・あの、ハンカチ、使いますか?」あはは
ことり「あは、やだなあ、別になんでもないよ海未ちゃんっ、」グシグシ
海未「本当ですか・・・?」
ことり「うんっ。・・・ちょっと、こわい夢みちゃっただけ」
海未「疲れてませんか? 先ほどのあの衣装も急な話でしたので、」ゴソゴソ
ことり「大丈夫だから。急な話はいつものことだもん」クスッ
海未「そうですね・・・穂乃果といると、急なことだらけです」
ことり「・・・そうだね」
海未「・・・あの、私は待っていますから」
ことり「え・・・?」
ことり「あは、やだなあ、別になんでもないよ海未ちゃんっ、」グシグシ
海未「本当ですか・・・?」
ことり「うんっ。・・・ちょっと、こわい夢みちゃっただけ」
海未「疲れてませんか? 先ほどのあの衣装も急な話でしたので、」ゴソゴソ
ことり「大丈夫だから。急な話はいつものことだもん」クスッ
海未「そうですね・・・穂乃果といると、急なことだらけです」
ことり「・・・そうだね」
海未「・・・あの、私は待っていますから」
ことり「え・・・?」
47: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:32:22.60 ID:mixhMDjE.net
海未「ですから、なんでしょう、・・・私はその、私の知ってる人全員に幸せでいてほしいんです」
ことり「そう、だね・・・?」
海未「今は幸運にもそういう状態だと思うので、このままずっとそうであるように、日々精進を続けます」
ことり「・・・??」
海未「あの、ですから・・・うまく言えませんが、」
海未「私にも、ことりのことを助けさせてください」
ことり「・・・海未ちゃんかっこいいね。ちょうちょ結びもできないのに」クスクス
海未「なっ・・・ああっ思い出させないでください!」///
ことり「ねぇ、ひとつ聞いていいかな」
海未「はい?」
ことり「『私の知ってる人』って、ちゃんと海未ちゃんもいるんだよね?」
ことり「そう、だね・・・?」
海未「今は幸運にもそういう状態だと思うので、このままずっとそうであるように、日々精進を続けます」
ことり「・・・??」
海未「あの、ですから・・・うまく言えませんが、」
海未「私にも、ことりのことを助けさせてください」
ことり「・・・海未ちゃんかっこいいね。ちょうちょ結びもできないのに」クスクス
海未「なっ・・・ああっ思い出させないでください!」///
ことり「ねぇ、ひとつ聞いていいかな」
海未「はい?」
ことり「『私の知ってる人』って、ちゃんと海未ちゃんもいるんだよね?」
48: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:36:06.00 ID:mixhMDjE.net
海未「ふふっ、当然のことじゃないですか」
海未「私が幸せじゃなければ、みなさんも幸せだと思えないでしょう?」
海未「たとえばその、桃源郷にいける箱船があるとして、私は最後にドアを閉める係りに憧れているのです」
ことり「あはっ、でも箱船ってドアついてるのかなぁ?」
海未「もののたとえです! それはどうでもいいでしょう!」
ことり「そっか、でもうん、よかった。・・・うんっ」
ことり「じゃああのねっ・・・わたし、結んであげます」
海未「え・・・あ、はい。お願いします。・・・着替えるので、みないでくださいよ?」
ことり「一緒にお風呂にも入ってるのに、変なとこ照れ屋さんだよね」クスクス
海未「それとこれとは違うんですっ! それに、ことりだと・・・ああもう着替えてきますっ」
海未「私が幸せじゃなければ、みなさんも幸せだと思えないでしょう?」
海未「たとえばその、桃源郷にいける箱船があるとして、私は最後にドアを閉める係りに憧れているのです」
ことり「あはっ、でも箱船ってドアついてるのかなぁ?」
海未「もののたとえです! それはどうでもいいでしょう!」
ことり「そっか、でもうん、よかった。・・・うんっ」
ことり「じゃああのねっ・・・わたし、結んであげます」
海未「え・・・あ、はい。お願いします。・・・着替えるので、みないでくださいよ?」
ことり「一緒にお風呂にも入ってるのに、変なとこ照れ屋さんだよね」クスクス
海未「それとこれとは違うんですっ! それに、ことりだと・・・ああもう着替えてきますっ」
49: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:37:55.12 ID:mixhMDjE.net
海未「・・・では、ことり、お願いします」
ことり「うんっ、まかせて。・・・ねぇ、海未ちゃん、五年生の時、ドッジボール大会あったでしょう?」シュルシュル
海未「懐かしいですね・・・よく覚えてますね」
ことり「あの時も、ことりが最後だったでしょ」
海未「はい。力及ばず、でした」
ことり「だからさ、海未ちゃんは最後から二番目がいいと思うなっ」キュッ
海未「・・・あの、これ、何の話ですか?」
ことり「できましたっ。・・・あのね、わたし。来年、留学します」
海未「ありがとうございます・・・・・っはい!?」ビクッ
ことり「うんっ、まかせて。・・・ねぇ、海未ちゃん、五年生の時、ドッジボール大会あったでしょう?」シュルシュル
海未「懐かしいですね・・・よく覚えてますね」
ことり「あの時も、ことりが最後だったでしょ」
海未「はい。力及ばず、でした」
ことり「だからさ、海未ちゃんは最後から二番目がいいと思うなっ」キュッ
海未「・・・あの、これ、何の話ですか?」
ことり「できましたっ。・・・あのね、わたし。来年、留学します」
海未「ありがとうございます・・・・・っはい!?」ビクッ
50: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:39:26.27 ID:mixhMDjE.net
ことり「くふふ、なぁに海未ちゃんそのリアクション」クスクス
海未「え、でも・・・急ですね、相変わらず・・・穂乃果には?」
ことり「今この瞬間に決めたから。帰りにね。今度はすぐちゃんと言います」
海未「そうですか・・・本当、ことりに置いていかれないよう、精進しなければ」クスッ
ことり「海未ちゃんがそれ言うんだ・・・」
海未「なんですか・・・私はことりを尊敬しているのですよ!」
ことり「尊敬かぁ・・・尊敬とは違うんだけどなぁ、ほしいのは」
海未「そう、ですか? では、私は代わりに何を・・・」
ことり「うーん・・・とりあえず、帰ってくるとき、迎えに来てくれたらいいかな」
海未「え、でも・・・急ですね、相変わらず・・・穂乃果には?」
ことり「今この瞬間に決めたから。帰りにね。今度はすぐちゃんと言います」
海未「そうですか・・・本当、ことりに置いていかれないよう、精進しなければ」クスッ
ことり「海未ちゃんがそれ言うんだ・・・」
海未「なんですか・・・私はことりを尊敬しているのですよ!」
ことり「尊敬かぁ・・・尊敬とは違うんだけどなぁ、ほしいのは」
海未「そう、ですか? では、私は代わりに何を・・・」
ことり「うーん・・・とりあえず、帰ってくるとき、迎えに来てくれたらいいかな」
51: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:40:50.29 ID:mixhMDjE.net
海未「そんなの、行きますよ! なんですかそれ」クスッ
ことり「ていうか、ことりが迎えにいくね。海未ちゃんとこに」
海未「えっ、それってどういう――」
ことり「さっ、立ってみて! ほら、一周まわってっ!」
海未「えっ、えっ」クルンッ
ことり「やぁ~んかわいいっ♡」
ことり「ていうか、ことりが迎えにいくね。海未ちゃんとこに」
海未「えっ、それってどういう――」
ことり「さっ、立ってみて! ほら、一周まわってっ!」
海未「えっ、えっ」クルンッ
ことり「やぁ~んかわいいっ♡」
52: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:55:40.78 ID:mixhMDjE.net
ことり(海未ちゃんはまたもじもじしてて、新しい衣装の時はいつもそうなんだけど)
ことり(はずかしがるとこ、あの目、ちっちゃいころと変わんなくって)
ことり(こういうのがずっとずっと続けばいいなぁって思いました)
ことり(・・・そんなわけはないんだけど)
海未「ちょっ、今度こそほどけませんよね・・・?」モジモジ
ことり「も~っ、わたしのこと信じてないんですかっ」
海未「そういうわけでは・・・あっ、大丈夫みたいです!」パアァ
ことり(でも、もしかしたら、わたしがあの人と並び立てるようになれば)
ことり(今とは違うかたちになっても、続けられるかもしれないから)
穂乃果「すごぉい! ことりちゃん天才っ!」
絵里「スカート丈も絶妙ね・・・海未が着れるラインのギリギリを攻めてくるわね」
海未「そんなところみないでくださいっ!!///」ばっ
ことり「~♪」クスクス
ことり(はずかしがるとこ、あの目、ちっちゃいころと変わんなくって)
ことり(こういうのがずっとずっと続けばいいなぁって思いました)
ことり(・・・そんなわけはないんだけど)
海未「ちょっ、今度こそほどけませんよね・・・?」モジモジ
ことり「も~っ、わたしのこと信じてないんですかっ」
海未「そういうわけでは・・・あっ、大丈夫みたいです!」パアァ
ことり(でも、もしかしたら、わたしがあの人と並び立てるようになれば)
ことり(今とは違うかたちになっても、続けられるかもしれないから)
穂乃果「すごぉい! ことりちゃん天才っ!」
絵里「スカート丈も絶妙ね・・・海未が着れるラインのギリギリを攻めてくるわね」
海未「そんなところみないでくださいっ!!///」ばっ
ことり「~♪」クスクス
53: (SB-iPhone)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 08:58:50.74 ID:mixhMDjE.net
ことり「ねぇ、穂乃果ちゃん、あとでお話があります」
穂乃果「なにー? ・・・えっまさか、ことりちゃんついに――」
ことり「来年、留学することにしました!」
穂乃果「そっちかぁー!!」
海未「他になんだと思ったんですか・・・」
ことり(神様、おねがいです)
ことり(わたしが迎えにいける時までは、海未ちゃんのへたっぴな蝶々結びが)
ことり(あんな子どもみたいな願いごとも、どうか――)
ことり(帰り道、心の中でそんなことを祈っていました)
ことり(おねがいです、わたしたちが、どうかほどけてしまいませんようにって)
おしまい
穂乃果「なにー? ・・・えっまさか、ことりちゃんついに――」
ことり「来年、留学することにしました!」
穂乃果「そっちかぁー!!」
海未「他になんだと思ったんですか・・・」
ことり(神様、おねがいです)
ことり(わたしが迎えにいける時までは、海未ちゃんのへたっぴな蝶々結びが)
ことり(あんな子どもみたいな願いごとも、どうか――)
ことり(帰り道、心の中でそんなことを祈っていました)
ことり(おねがいです、わたしたちが、どうかほどけてしまいませんようにって)
おしまい
56: (中部地方)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 19:15:44.76 ID:1GEKsMbi.net
ありがとう
よかったよ
よかったよ
59: (やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 16:35:01.44 ID:YuKD5IJp.net
乙、切ないのもいいねぇ
57: (たこやき)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 20:37:00.26 ID:yzp6mnwO.net
乙
せつない
せつない
58: (庭)@\(^o^)/ 2016/12/06(火) 21:07:18.98 ID:sQWVLb4j.net
こういうことうみもいいッスね
引用元: undefined