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1: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:10:47 ID:phv2GvCc00
──部室
すみれ「かのん、段ボール箱持ってきてたわね」
恋「ふふふ。『これいっぱいになるかな!?』なんて言ってましたね」
すみれ「実際七割くらい埋まってたわよね。びっくりしたわ」
恋「そうですか? 私はあの箱が満杯になってもおかしくないな、と思っていました」
すみれ「……あなたこの二年くらいかのんのどこを見てきたの……?」
恋「え……お顔……? でしょうか……?」
すみれ「顔か……」
すみれ「かのん、段ボール箱持ってきてたわね」
恋「ふふふ。『これいっぱいになるかな!?』なんて言ってましたね」
すみれ「実際七割くらい埋まってたわよね。びっくりしたわ」
恋「そうですか? 私はあの箱が満杯になってもおかしくないな、と思っていました」
すみれ「……あなたこの二年くらいかのんのどこを見てきたの……?」
恋「え……お顔……? でしょうか……?」
すみれ「顔か……」
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4: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:17:22 ID:phv2GvCc00
すみれ「恋も去年に続いて結構もらってたわね」
恋「はい。チョコレートもそうですが、去年よりもお手紙を沢山渡されまして」
すみれ「あー。ファンレターね。どんなこと書いてあった? 頑張ってください、とか?」
恋「応援のメッセージが多かったです。印象に残ったのは……使っているシャンプーの種類を教えてください、ですかね」
すみれ「その手紙は破っていいわよ」
恋「え! でもその手紙はメイさんからいただいたものなので……」
すみれ「……」
恋「すみれさん……まるで苦虫を噛み潰したような……」
すみれ「……個人的にメイと少し話しておくわ。絶対教えちゃだめよ?」
恋「もう教えたのですが……?」
恋「はい。チョコレートもそうですが、去年よりもお手紙を沢山渡されまして」
すみれ「あー。ファンレターね。どんなこと書いてあった? 頑張ってください、とか?」
恋「応援のメッセージが多かったです。印象に残ったのは……使っているシャンプーの種類を教えてください、ですかね」
すみれ「その手紙は破っていいわよ」
恋「え! でもその手紙はメイさんからいただいたものなので……」
すみれ「……」
恋「すみれさん……まるで苦虫を噛み潰したような……」
すみれ「……個人的にメイと少し話しておくわ。絶対教えちゃだめよ?」
恋「もう教えたのですが……?」
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8: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:23:55 ID:phv2GvCc00
恋「あと皆さんからチョコレート以外にもイチゴを使ったお菓子も頂いて……嬉しい限りです」
すみれ「イチゴ大好きだもんね」
恋「はい。昨日もサヤさんと二人で分けて食べました。とってもおいしかったです!」ニッコリ
すみれ「小学生かな?」
恋「え?」
すみれ「あ、ごめん。忘れて」
恋「? そういえばすみれさんはどうでしたか? かのんさんとツートップで沢山貰っていたように見えましたが」
すみれ「あー……そうね。結構沢山貰っちゃったわね」
すみれ「イチゴ大好きだもんね」
恋「はい。昨日もサヤさんと二人で分けて食べました。とってもおいしかったです!」ニッコリ
すみれ「小学生かな?」
恋「え?」
すみれ「あ、ごめん。忘れて」
恋「? そういえばすみれさんはどうでしたか? かのんさんとツートップで沢山貰っていたように見えましたが」
すみれ「あー……そうね。結構沢山貰っちゃったわね」
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9: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:30:33 ID:phv2GvCc00
恋「あまり嬉しくなさそうですね……?」
すみれ「んー……。嬉しいのよ? チョコ。沢山貰えるってことはそれだけ私に好意的な人が多いわけだし、ファンの人も多いってわけだし」
恋「ではあまり浮かない表情なのは……?」
すみれ「食べたら肌がね……荒れるのよね……」
恋「チョコレートは甘い牛脂と言われているくらいですから」
すみれ「ぷっ。なにそれ、そんな風に言われてるの?」
恋「えっと……冗談、です」
すみれ「ふふ、恋がそういうこと言うなんて珍しいわね」
すみれ「んー……。嬉しいのよ? チョコ。沢山貰えるってことはそれだけ私に好意的な人が多いわけだし、ファンの人も多いってわけだし」
恋「ではあまり浮かない表情なのは……?」
すみれ「食べたら肌がね……荒れるのよね……」
恋「チョコレートは甘い牛脂と言われているくらいですから」
すみれ「ぷっ。なにそれ、そんな風に言われてるの?」
恋「えっと……冗談、です」
すみれ「ふふ、恋がそういうこと言うなんて珍しいわね」
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10: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:36:05 ID:phv2GvCc00
恋「でも糖質や脂質の塊と言っても過言ではないでしょうから、食べ過ぎには注意ですね」
すみれ「そうなのよ。でも貰っちゃった以上は食べないと。妹にも食べさせようかしら?」
恋「でしたら……イチゴ系のチョコがありましたら是非私に声をかけてください」
すみれ「食い意地……」
恋「違います、SDGsです! 貰う責任、食べる責任です!」
すみれ「そんな食欲まみれのSDGs聞いたことないけど……」
恋「イ、イチゴ味以外でもお手伝いしますよ!」
すみれ「論点はそこじゃない」
すみれ「そうなのよ。でも貰っちゃった以上は食べないと。妹にも食べさせようかしら?」
恋「でしたら……イチゴ系のチョコがありましたら是非私に声をかけてください」
すみれ「食い意地……」
恋「違います、SDGsです! 貰う責任、食べる責任です!」
すみれ「そんな食欲まみれのSDGs聞いたことないけど……」
恋「イ、イチゴ味以外でもお手伝いしますよ!」
すみれ「論点はそこじゃない」
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11: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:41:21 ID:phv2GvCc00
すみれ「やれやれ。結女の生徒会長もイチゴの前には形無しね」
恋「……お恥ずかしい限りです……」
すみれ「そういえば四季、今年もメイに本命チョコを渡すって息巻いてたわね」
恋「本命、というとつまるところ、その……そういうことですよね?」
すみれ「『あなたが好きです。ラブ的な意味で』っていう気持ちを込めたチョコレートよね」
恋「まあ……! 四季さん、メイさんの事がお好きなのですね」
すみれ「……この一年四季とメイの何を見てきたの?」
恋「……お顔でしょうか、やっぱり」
すみれ「やっぱり顔か……」
恋「はい……」
恋「……お恥ずかしい限りです……」
すみれ「そういえば四季、今年もメイに本命チョコを渡すって息巻いてたわね」
恋「本命、というとつまるところ、その……そういうことですよね?」
すみれ「『あなたが好きです。ラブ的な意味で』っていう気持ちを込めたチョコレートよね」
恋「まあ……! 四季さん、メイさんの事がお好きなのですね」
すみれ「……この一年四季とメイの何を見てきたの?」
恋「……お顔でしょうか、やっぱり」
すみれ「やっぱり顔か……」
恋「はい……」
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12: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:46:08 ID:phv2GvCc00
すみれ「どうなるのかしらね、あの二人」
恋「四季さんの想いが届くとよいですね」
すみれ「そうね。メイ、アレっちゃアレだけど良い奴だし」
恋「アレ?」
すみれ「メイからの手紙読んでその反応なの!?」
恋「……ええと?」
すみれ「……ま、いっか。それより恋、ちょっといい?」
恋「四季さんの想いが届くとよいですね」
すみれ「そうね。メイ、アレっちゃアレだけど良い奴だし」
恋「アレ?」
すみれ「メイからの手紙読んでその反応なの!?」
恋「……ええと?」
すみれ「……ま、いっか。それより恋、ちょっといい?」
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13: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:50:36 ID:phv2GvCc00
恋「?」
すみれ「私、実はバレンタインの日に忘れ物しちゃったのよ」
恋「まあ。部室にですか?」
すみれ「そうね。ここでみんなでチョコ交換したじゃない。その時に、一つ忘れ物しちゃったの」
恋「あの時にですか? 確かにあの時はみんな一斉に動き回って騒いでいましたから……何を忘れ物されたのですか?」
すみれ「結構大きなものなのよね。しかも大事なものでね」
恋「! 大変じゃないですか! どうして昨日言ってくださらなかったのですか!?」
すみれ「昨日は忘れ物したっていうタイミングじゃなかったのよね。まだみんなチョコの話してたし」
恋「……? チョコ……? どうしてチョコレートの話と忘れ物が……?」
すみれ「私、実はバレンタインの日に忘れ物しちゃったのよ」
恋「まあ。部室にですか?」
すみれ「そうね。ここでみんなでチョコ交換したじゃない。その時に、一つ忘れ物しちゃったの」
恋「あの時にですか? 確かにあの時はみんな一斉に動き回って騒いでいましたから……何を忘れ物されたのですか?」
すみれ「結構大きなものなのよね。しかも大事なものでね」
恋「! 大変じゃないですか! どうして昨日言ってくださらなかったのですか!?」
すみれ「昨日は忘れ物したっていうタイミングじゃなかったのよね。まだみんなチョコの話してたし」
恋「……? チョコ……? どうしてチョコレートの話と忘れ物が……?」
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15: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:54:22 ID:phv2GvCc00
すみれ「ふふ、みんながチョコレートの話をしなくなったタイミングでしか見つからないの」
恋「え? えっと……話がよく呑み込めないのですが……?」
すみれ「話が呑み込めなくても、チョコは食べてもらうわよ。はい、これ」
恋「……え? チョコレート……? えっと……?」
すみれ「二日遅れだけど、私から──ハッピー、バレンタイン」
恋「え、あ、えっと、ありがとうございます……?」
すみれ「あはは、なによ、なんでそんな変な顔してるのよ?」
恋「いえ、だって……私、二日前に……貰いましたよ、チョコレート」
すみれ「そうね。友チョコ、あげたわね」
恋「え? えっと……話がよく呑み込めないのですが……?」
すみれ「話が呑み込めなくても、チョコは食べてもらうわよ。はい、これ」
恋「……え? チョコレート……? えっと……?」
すみれ「二日遅れだけど、私から──ハッピー、バレンタイン」
恋「え、あ、えっと、ありがとうございます……?」
すみれ「あはは、なによ、なんでそんな変な顔してるのよ?」
恋「いえ、だって……私、二日前に……貰いましたよ、チョコレート」
すみれ「そうね。友チョコ、あげたわね」
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17: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 22:58:58 ID:phv2GvCc00
恋「そうです、確かにあの日私はすみれさんから頂きましたし……私もトモチョコをお渡ししました。私からのトモチョコのお返しがこちらだとすると、私は……」
すみれ「これは友チョコじゃないのよね」
恋「……では何チョコになるのですか?」
すみれ「いいからいいから。恋、さっき自分が言ったこと、覚えてる? ヘンなSDGs」
恋「貰う責任、食べる責任……」
すみれ「そ。だから、今ここで食べて」
恋「え、今、ですか? ええと……すみれさんの前で、ですか……?」
すみれ「そう。今ここで、私の前で。友チョコじゃない、私からのチョコレートを食べなさい?」
すみれ「これは友チョコじゃないのよね」
恋「……では何チョコになるのですか?」
すみれ「いいからいいから。恋、さっき自分が言ったこと、覚えてる? ヘンなSDGs」
恋「貰う責任、食べる責任……」
すみれ「そ。だから、今ここで食べて」
恋「え、今、ですか? ええと……すみれさんの前で、ですか……?」
すみれ「そう。今ここで、私の前で。友チョコじゃない、私からのチョコレートを食べなさい?」
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18: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 23:04:59 ID:phv2GvCc00
恋「ええと、えっと……では。開けますね……」
しゅるしゅる ぱかっ
恋「! これ、友チョコのものと全然違います!」
すみれ「言ったじゃない。これは友チョコじゃないって」
恋「わぁ……綺麗です……お店で売ってるような……これ、本当に頂いてもいいんですか?」
すみれ「そうよ。恋のために作ったんだから。そして、今ここで恋に食べてもらうために」
恋「わ……美味しそうです……じゃあいただきま──」
すみれ「待った。そのチョコレート、まだ完成してないの」
しゅるしゅる ぱかっ
恋「! これ、友チョコのものと全然違います!」
すみれ「言ったじゃない。これは友チョコじゃないって」
恋「わぁ……綺麗です……お店で売ってるような……これ、本当に頂いてもいいんですか?」
すみれ「そうよ。恋のために作ったんだから。そして、今ここで恋に食べてもらうために」
恋「わ……美味しそうです……じゃあいただきま──」
すみれ「待った。そのチョコレート、まだ完成してないの」
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19: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 23:09:59 ID:phv2GvCc00
恋「え!? こんなにきれいで美味しそうなのに……? 完成していないっというのは……どういう意味なのでしょう?」
すみれ「このチョコレートには、まだ足りてないものが一つあるの。なんだと思う?」
恋「足りないもの……? このチョコレートはどうみても完成しているようにしか見えないのですが……ううん……?」
すみれ「わかんない?」
恋「……はい、わかりません……」
すみれ「……」
恋「……えっと……」
すみれ「……」
恋「す、すみません……これは、気付けないといけないことなのでしょうか……?」
すみれあははは! 恋ってばほんと面白いわね!」
恋「!? 面白いって……いったいどういうことなんですかすみれさん!? さっきから私のことをなんだか揶揄っているみたいに……!」
すみれ「ごめんごめん。でも、本当にまだ完成してないんだって。少なくとも、私にとっては」
すみれ「このチョコレートには、まだ足りてないものが一つあるの。なんだと思う?」
恋「足りないもの……? このチョコレートはどうみても完成しているようにしか見えないのですが……ううん……?」
すみれ「わかんない?」
恋「……はい、わかりません……」
すみれ「……」
恋「……えっと……」
すみれ「……」
恋「す、すみません……これは、気付けないといけないことなのでしょうか……?」
すみれあははは! 恋ってばほんと面白いわね!」
恋「!? 面白いって……いったいどういうことなんですかすみれさん!? さっきから私のことをなんだか揶揄っているみたいに……!」
すみれ「ごめんごめん。でも、本当にまだ完成してないんだって。少なくとも、私にとっては」
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20: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 23:13:40 ID:phv2GvCc00
恋「すみれさんにとって……?」
すみれ「恋、こっち向いて?」
恋「え、あ、はいっ」
すみれ「……」
恋「……」
すみれ「すー……ふー……」
恋「すみれ、さん?」
すみれ「仕上げ、いくわよ」
恋「……ええと、お願いします……?」
すみれ「恋、こっち向いて?」
恋「え、あ、はいっ」
すみれ「……」
恋「……」
すみれ「すー……ふー……」
恋「すみれ、さん?」
すみれ「仕上げ、いくわよ」
恋「……ええと、お願いします……?」
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21: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 23:17:28 ID:phv2GvCc00
すみれ「恋。好きよ。貴女の事が好き」
恋「……へっ?」
すみれ「はい、チョコレート完成。さ、どうぞ」
恋「えっ!?」
すみれ「ん?」
恋「ええ!?」
すみれ「ん?」
恋「えええええええええええ!?」
恋「……へっ?」
すみれ「はい、チョコレート完成。さ、どうぞ」
恋「えっ!?」
すみれ「ん?」
恋「ええ!?」
すみれ「ん?」
恋「えええええええええええ!?」
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22: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 23:23:35 ID:phv2GvCc00
恋「わた、すみ、すっ!?」
すみれ「何言ってるかわからないけど、そういうことよ」
恋「えっ!? わたっ!? すきっ!?」
すみれ「やっぱり恋、面白い。好きになっちゃうわよ」
恋「ええええええ!?」
すみれ「あ、そうそう。そのチョコレート、食べるってことはつまり、私の想いを貰うってことだからね?」
恋「貰う責任ってそういうことなのですか!?」
すみれ「そうに決まってるじゃない。まさか私のチョコレート……想いを貰うだけ貰って、何もしないわけじゃないわよね?」
恋「えっ、えっ、え! え、じゃあ、このチョコ、え!」
すみれ「恋? どうする? これ、食べる? 食べない?」
恋「え、え、えええと!? わたくし、ええと、その!?」
すみれ「下校時間までまだ時間あるし、ゆっくり考えて?」
すみれ「何言ってるかわからないけど、そういうことよ」
恋「えっ!? わたっ!? すきっ!?」
すみれ「やっぱり恋、面白い。好きになっちゃうわよ」
恋「ええええええ!?」
すみれ「あ、そうそう。そのチョコレート、食べるってことはつまり、私の想いを貰うってことだからね?」
恋「貰う責任ってそういうことなのですか!?」
すみれ「そうに決まってるじゃない。まさか私のチョコレート……想いを貰うだけ貰って、何もしないわけじゃないわよね?」
恋「えっ、えっ、え! え、じゃあ、このチョコ、え!」
すみれ「恋? どうする? これ、食べる? 食べない?」
恋「え、え、えええと!? わたくし、ええと、その!?」
すみれ「下校時間までまだ時間あるし、ゆっくり考えて?」
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24: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 23:27:45 ID:phv2GvCc00
──廊下
──ええと! わたくしも! その、すみれさんのことは! そのっ!
──んー? チョコ、食べるの?
四季「すみれ先輩、圧と湿度がすごい」
メイ「両片思いだな……とは思ってたけど……すげえな、実質いいえとは言わせない告白のやり方だ……」
四季「私もあんな風に本命チョコ、渡せばよかった」
メイ「……勘弁してくれ。昨日ちゃんと答えたじゃねーか」
四季「確かに、満足いく答えは聞かせてもらった」
──えっと、えっと! わたくしも! その! すみれさんのことは!
──んー?
──ええと! わたくしも! その、すみれさんのことは! そのっ!
──んー? チョコ、食べるの?
四季「すみれ先輩、圧と湿度がすごい」
メイ「両片思いだな……とは思ってたけど……すげえな、実質いいえとは言わせない告白のやり方だ……」
四季「私もあんな風に本命チョコ、渡せばよかった」
メイ「……勘弁してくれ。昨日ちゃんと答えたじゃねーか」
四季「確かに、満足いく答えは聞かせてもらった」
──えっと、えっと! わたくしも! その! すみれさんのことは!
──んー?
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25: (ワッチョイ 279a-7512) 2024/02/16(金) 23:31:37 ID:phv2GvCc00
メイ「じゃあもういいじゃ──」
四季「恋先輩への手紙の内容については、何も聞いてない」
メイ「え。いや、違うぞ?! 他意はないからな!? 良い匂いがするだろ!? 恋先輩って!」
四季「言い訳は、今夜ベッドの上で聞かせてもらうから」
メイ「おい勘弁してくれ!」ダッ
四季「逃がさない」ダッ
──すみれさんっ! わっ、わたくしもお慕いしておりますっ!!
──ふふっ、はい、じゃあチョコレート、どうぞったら、どーぞ♡
すみれ「バレンタインも落ち着いたわね」恋「はい」 了
四季「恋先輩への手紙の内容については、何も聞いてない」
メイ「え。いや、違うぞ?! 他意はないからな!? 良い匂いがするだろ!? 恋先輩って!」
四季「言い訳は、今夜ベッドの上で聞かせてもらうから」
メイ「おい勘弁してくれ!」ダッ
四季「逃がさない」ダッ
──すみれさんっ! わっ、わたくしもお慕いしておりますっ!!
──ふふっ、はい、じゃあチョコレート、どうぞったら、どーぞ♡
すみれ「バレンタインも落ち着いたわね」恋「はい」 了
0
26: (ワッチョイ f77e-06ff) 2024/02/16(金) 23:37:00 ID:WlMljdHQ00
慌てふためき恋ちゃん可愛すぎる
0
27: (ワッチョイ e723-d3ef) 2024/02/16(金) 23:38:01 ID:fc/6xWsM00
良質なすみれんをありがとう
0
30: (ワッチョイ ac5e-0e76) 2024/02/17(土) 00:07:21 ID:4btV/ZQM00
すばらしいデスね
0
31: (ワッチョイ 00c9-f3c8) 2024/02/17(土) 00:35:52 ID:pzQP/xKs00
これは良いすみれんと四季メイだった
おつおつ
おつおつ
0
32: (ワッチョイ 5e2b-dbe8) 2024/02/17(土) 00:58:28 ID:6JQu1v8c00
古来からのカプすみれんは相性抜群だと思う
乙
乙
0
33: (スプー 109c-d430) 2024/02/17(土) 01:09:29 ID:WNEJDTLgSd
たすかる
すみれんの流れが来てるな
すみれんの流れが来てるな
0
34: (アウアウ 227c-84d5) 2024/02/17(土) 01:15:56 ID:DKPUOkq2Sa
素晴らしいすみれんをありがとう
乙です
乙です
引用元: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/11177/1708089047/