【SS】曜「ねぇ梨子ちゃん、悪い事しようよ」【ラブライブ！サンシャイン!!】

梨子「……それが0時に急に電話してきて言う事？」


『今から迎えに行っていい？』


梨子「迎えって…自転車でしょ？」


『ニケツしよ』


梨子「何言ってんのよ…」


『夏休みなんだし』


『いーじゃん』


梨子「……」


『たまにはさ』


梨子「悪い事なんてたまにだって無い方が良いでしょ」


『へへ』


梨子「……長々外にいるのはダメよ」


『ん！じゃすぐ行く！』


＜ﾌﾟｰ､ﾌﾟｰ…


梨子「…ほんっとに、突然なんだから」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

梨子「…」


＜ﾋﾟﾛﾝｯ


梨子「！」


ーーーーー


you：ついたよう


ーーーーー


梨子「…」


ｶﾞﾗｯ


＜曜「……あ、やっほー」ﾌﾘﾌﾘ


梨子「はぁ…マジで来たのね…」


ｶﾞﾗｯ


梨子「…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


ーーーーー


Riko：今降りるから待ってて


you：りょ


ーーーーー


梨子「全く……あ」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


ーーーーー


ーお母さんー


Riko：曜ちゃんと遊んでます。心配はしないで


ーーーーー


梨子「…怒られそう……」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

曜「ふんふふんふんふーん…」


＜ｶﾞﾁｬ…


曜「お」


梨子「っ…」ｿｰｯ…


ﾊﾟﾀﾝ…


曜「こんばんは、梨子ちゃん」


梨子「はぁ……ほんと、どうしたのよ急に」


曜「んー…なんかさ」


梨子「…」


曜「どうしても梨子ちゃんに会いたくなって」


梨子「え何、死ぬの？」


曜「ふっ、死なない死なない。別に明日死ぬから最後に一目…とかじゃない」


梨子「じゃあ何で」


曜「ほんとにただ梨子ちゃんに会いたくなっただけ」


梨子「…」


曜「…乗ってくれる？」


梨子「…」


ﾃｸﾃｸ


ｽｯ…


梨子「…ん」ｽﾄﾝ


曜「…へへ、じゃあ行こっか」


ｶﾀﾝｯ…


https://youtu.be/4bOxC6-m-kE?si=Kve97AUf79CfgTNS



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
　

ｼｬｰｯ…


曜「揺れる揺れる未来は何処へ～…♪」


梨子「…」


曜「キミは何を見つめているの～……♪」


梨子「…ねぇ」


曜「ん？」


梨子「どこ向かってるの？」


曜「え？適当」


梨子「遠出はしないわよね」


曜「ああ、沼津まで行っちゃう？」


梨子「曜ちゃんの足取れちゃうよ…」


曜「余裕余裕。梨子ちゃんなんて乗っけてない様なもんだし」


梨子「あら、ありがと」


曜「どいたまー」
　

梨子「…ていうかさ」


曜「ん？」


梨子「悪いことって、何？」


曜「してるじゃん、今」


梨子「…ああ、まあ」


曜「高３最後の夏ですよ？この位するでしょ」


梨子「そんな物なの？」


曜「するする、みんなしてる」


梨子「そんな訳……」


曜「ほら」


梨子「？」


ｼｬｰｯ…


曜「雲ひとつ無い夜空に」


曜「月の光が反射した海」


曜「暑いっちゃ暑いけど、自転車の風で丁度いい温度」


梨子「…」


曜「ちょっと良くない？」


梨子「……良いけど」


曜「んね♪」


梨子「…ふふ」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

＜ﾋﾟﾋﾟｯ


＜ｶﾞｺﾝｯ


曜「ほい、梨子ちゃん」


梨子「ありがと」


曜「えーと私は……」


＜ﾋﾟﾋﾟｯ


＜ｶﾞｺﾝｯ


曜「へへ、真夜中のコーヒー」


梨子「寝れなくなっちゃうよ？」


＜ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…


曜「大丈夫、私カフェイン効かないんだ」


梨子「え、そんな人いるんだ」


曜「エナドリ飲みまくって課題やってたけど、終わればぐっすり」


梨子「うへー、信じらんない」


曜「じゃあ、乾杯しますか」


梨子「缶コーヒーとトマトジュースで？変なの」


曜「まあまあそう言いなさんなって」


＜ﾋﾟｰ!


曜「んえ」


梨子「…当たってるわよ曜ちゃん」


曜「は、初めて見た…」


梨子「私も…都市伝説じゃなかったのね」
　

曜「じゃー…私もトマトジュースにしよ」ﾋﾟﾋﾟｯ


ｶﾞｺﾝｯ


梨子「おそろっちね」


曜「なんて？」


梨子「クラスで流行ってるのよ。おそろっち」


曜「なんか可愛い」


梨子「分かる。だから使ってるの」


曜「じゃあ、おそろっちトマトジュースに」


梨子「乾杯っ」


ｶﾝｯ…


梨子「……」ｸﾋﾟｯ


曜「んまー」


ｻｰｯ…


梨子「この位の時間なら、涼しいね」


曜「だね」


梨子「……」


曜「……」ｺﾞｸｯ


梨子「Lovetterで見たの」


曜「何を？」


梨子「本当に仲の良い相手なら、無言も心地いいとか」


曜「……分かる」


梨子「私も」
　

ｻｰｯ…


曜「……ん？」ｸﾝｸﾝ


梨子「どうしたの？」


曜「…ちょっとだけ雨の匂い」


梨子「げ、ほんと？」


曜「多分」


梨子「いやね…」


曜「いやまあ、多分そんな降んないよ」


梨子「ほんと？」


曜「勘だけどね」


梨子「…まあ曜ちゃんの天気予報は当たるし」


曜「ちょっと移動しよっか」


梨子「うん」


ｶﾞﾀﾝｯ


曜「後ろでトマトジュースぶちまけたりしないでよ？」


梨子「善処するわ」


曜「頼みますよう…」


ｼｬｰｯ…


ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

曜「…～♪」


梨子「…」


曜「どう、夜の海」


梨子「やっぱり……良いよね」


曜「ほんとに」


梨子「夜の海って、入らなくたって音が聞こえる気がする」


曜「少し止まってみよっか」


梨子「良いね」


ｷｷｯ


ｶﾞｼｬｺﾝｯ


曜「よっと」


＜ｻﾞｻﾞｰﾝ…


梨子「…」


曜「…すーっ……はぁ」


梨子「深呼吸？」


曜「海の香りをしっかりとね」


曜「暫く吸えなくなるだろうし」
　

梨子「…そうね」


曜「梨子ちゃんもしときなよ」


梨子「…ん」


曜「…」ｺﾞｸｯ


梨子「すー…」


梨子「……はぁ」


曜「どう？」


梨子「……刻み込んだよ」


曜「なら、よしっ」


…ﾎﾟﾂｯ


梨子「…あら」


ﾎﾟﾂ、ﾎﾟﾂ…


曜「案の定だね、まあこの感じなら…」


梨子「大降りにはならないか」


曜「一応、そこのバス停行こっか。屋根あるし」


梨子「さんせい」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

ー屋根のあるバス停、ベンチー


ｼﾄｼﾄ…


梨子「中途半端に降ると、また暑くなるね」


曜「湿気も凄いしね。そんな時は海に…」


梨子「そうやってすぐ飛び込める程、人っていつも準備万端じゃないのよ」


曜「たはは」


梨子「それが出来るのは曜ちゃんと果南ちゃんだけ」


曜「千歌ちゃんもね」


梨子「鞠莉ちゃんもかな？」


曜「確かに。鞠莉ちゃん果南ちゃん千歌ちゃん、意外とダイヤちゃんも跳び込んじゃいそう」


梨子「そうなるとマルちゃんも行くでしょうね。でも、善子ちゃんとルビィちゃんは行かなそう…」


曜「3人はパラソルの下で、ぐでっとしてるのが目に浮かぶであります」


梨子「3人？」
　

曜「キミキミ。りこよしルビィ」


梨子「…」


曜「…？」


梨子「うーん…」


曜「…え、どしたの」


梨子「あのさ」


曜「ほい」


梨子「梨子って呼んでみてよ」


曜「…」


梨子「…」


曜「…………………………………はい！？」


梨子「たっぷり間取ったね」


曜「え、なん、何で？」


梨子「今の《りこよしルビィ》の"りこ"の部分が引っかかって」


曜「それだけ！？」


梨子「良いじゃない、ちょっと呼んでみてよ」


曜「いやあ、流石になんか毛恥ずかしいというか…」


梨子「えー」


曜「他の皆もちゃん付けだしさぁ。急に梨子ちゃんだけ呼び捨てなんて」


梨子「梨子」


曜「…」


梨子「梨子って呼んで」


曜「……」


梨子「…」


曜「…梨子」


梨子「………」
　

ﾌｲｯ


曜「言わせといてそっぽ向くのなしでしょお！？」


梨子「あの、今はこっち見ないで……」


梨子(思いの外ヤバかったし…)


曜「ぷー！」


梨子「…ごめんごめん」


曜「梨子ちゃんそゆとこあるよねー」


梨子「曜」


曜「がっ……！！？」


梨子「そんなお腹殴られたみたいな」


曜「…」


梨子「…なんて」


曜「良いね！！」


梨子「え゛」


曜「なんか、凄い良かった！是非とももっかい呼んでもろて！！」


梨子「い～や～で～す～！！何でそんな乗り気になるかな～！！」


梨子(そこそこ決死の思いで言ったってのに！)


曜「えーいいじゃん！ね、梨子！」


梨子(ﾄﾞｯｷｭｰﾝ)


曜「あ、じゃあ今日だけ！今日だけお互い呼び捨てにしよ？なら良いでしょ？」


梨子「分かった分かった……よ、曜…///」


曜「急に照れんじゃん。ほんとそゆとこあるよ、梨子は」


梨子「んがっ！！」


曜「そんな脛蹴られたみたいな」


梨子「…………～～～っ！！///」ﾎﾟｶﾎﾟｶ


曜「いててててて。風強い時当たってくる葉っぱ位いててててて」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

ｼﾄｼﾄ…


曜「うーん、まあ止まないよなぁそんなすぐには」


梨子「どうする？まだここにいる？」


曜「そうだねぇ……あ」


梨子「？」


曜「～♪」ｺﾞｿｺﾞｿ


梨子「何か持ってきたの？」


曜「ほい、梨子にいちご味プレゼント」


梨子「んぐっ……ごほん。な、何？これ」


曜「なんでしょー？因みに私もあるよ」


梨子「あ、海外ドラマで見た事あるわ。これ牛乳とかに差して飲むと、色んな味になる奴でしょ？」


曜「え、そんなんあるんだ」


梨子「あるある。私はいちご味で、曜は……何だろ、青色だしブルーハワイとか？でもここにそんな牛乳とか無いし…」


曜「んーとね」


梨子「うん」


曜「電子タバコ」


梨子「ッはぁ！？！？！？」


曜「ちょっ声でかい！夜！深夜ですよ！！」


梨子「大きくもなるわよ！何、悪い事ってそう言う事！？ダメよそんなの！！」


曜「ウソウソ、ウソです！」


梨子「ビックリした…何なのよ」


曜「まあ、遠からずなんだけどね。ニコチンもタールも無い、味のする煙を吸う奴です」


梨子「あぁ……何かあるわよね、そういうの」


曜「ドンキで買ったんだ。千歌ちゃんと果南ちゃんと行った時」


梨子「何してんのよ…」
　

曜「因みに千歌ちゃんは今度、梨子にトマト味をプレゼントするそうです」


梨子「………何かイヤね、トマト味の煙は」


曜「そんな気がしたので、一足先にイチゴ味であります」


梨子「…違法じゃないのよね？」


曜「法律上はね。倫理的な問題かな」


梨子「あ、イキリ買いなの？」


曜「果南ちゃんが買ってくれました。発端は千歌ちゃんがヤンキー映画をみたからです。私は付き添いでした」


梨子「………」


曜「…あー、怖い？怖いんだ、梨子」


梨子「いやいや怖くなんか無いわよ、ただ世間的な目が…」


ｶﾍﾞﾄﾞﾝｯ


梨子「へ？は？………はっ！？///」


ｽｰ…


曜「ふー……何ともないよこんなの」


梨子「な、何急に！？ち、近いって…！」


曜「だって別に誰も見てないじゃん。今見てるのは…」


ｽｰ…


梨子「！？///！？！？///」


曜「……私だけ」


ﾌｰ…


ーKNOCK OUT!!!ー
　

ｽﾄﾝｯ


曜「りりり、梨子ちゃあんっ！？」


梨子「…その煙、何かヤバいの入ってるんじゃない……？」


曜「ただの水蒸気だよ？てか、大丈夫！？」


梨子「腰抜けるわよ…こんなの吸ったら」


ｽｰ…


曜「お」


ﾌｰ…


梨子「……いや、何も無いわね」


曜「何か似合ってるよ、梨子」


梨子「あなたこそ、曜」


https://youtu.be/26vqDGtUAcY?si=QYRtYdEyChmm8Spg



ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

ｽﾄﾝｯ


曜「お隣失礼しまーす」


梨子「よーうこそ…」ｽｰ…


曜「ご指名のYOUデース。しくよろーって感じ？」


梨子「ぶはっ、ヤなキャバ嬢が来たわね」


曜「最近どーなんすかー？えーマジちょべりぐなんすけどー」


梨子「この子はすぐ辞めるわね。絶対」


曜「ははっ、ずっとスマホ見ながら話してそうだよね」ｽｰ


梨子「辞めてよ？東京でホントにそうなるの」ｽｰ


曜「ならないならない。コンカフェとかでやるよ」ﾌｰ


梨子「あー…メイドカフェみたいな」ﾌｰ


曜「いや、男装カフェ」


梨子「そんなキッパリ言わないでくれる？」


曜「メイド服も捨て難いけど、執事服も良いじゃん？」


梨子「じゃん？って言われてもね」


曜「向こうならお手軽に着れそう。こっちにはそんな場所無いし」


梨子「あったらバイトするんだ？」


曜「向こう行ったらね。Aqoursがあるからこっちではあったとしてもしないよう」


梨子「激務重ねて体壊しそう。曜は」


曜「ちゃんと一線引くよ」


梨子「意味無いよ。常人と引く線の距離が違うもん」


曜「はい？」


梨子「私が体を壊す線の位置と、曜の体を壊す線は違い過ぎるの。分かる？」


曜「まぁ……分かるけどさ」
　

梨子「どうせ"気付いたら"線超えてて風邪とか引くの、曜は」


曜「でも梨子だって無理ばっかしてプツっと行くタイプでしょ？」


梨子「…否定出来ないのが悲しいわ」


曜「Aqoursの為とか、皆の為に無理するタイプじゃん」


曜「…皆、そうだけどね」


梨子「全員が全員を思い合えるグループだものね。これ、凄い事よ」


ｽｰ…


ﾌｰ…


曜「…」


梨子「…」


曜「てかさ」


梨子「うん」


曜「梨子のピアノ、良いよね」


梨子「…」ｽｰ…


ﾌｰ…


梨子「…曜の歌、良いわよね」


曜「…」


＜ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ…


梨子「…」


ようりこ「「ねぇ」」


曜「…お先どうぞ」


梨子「いえ、どうぞ」


曜「あ、じゃあ」


梨子「…」


曜「…あの」


梨子「ん」


曜「……離れたくないな」
　

梨子「…」


曜「…」


梨子「曜」


曜「ん？」


梨子「全く同じ事言おうとしてた」


曜「…そか」


ｽｯ


ﾋﾟﾄｯ


曜「…寒いの？」


梨子「全然」


曜「だろうね」


梨子「イヤ？」


曜「全然」


梨子「そ」


曜「何ならもっと近くにどうぞ」


梨子「…」ｽｯ


こてん


曜「…」


梨子「1度やってみたかったの。肩に頭乗せるの」


曜「私もされてみたかった」


梨子「え、そうなの？」


曜「…梨子ちゃんに」


梨子「……叶って嬉しい？」


曜「うん、とっても」




梨子「じゃあ」







梨子「何で泣くの？」
　

曜「…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


梨子「会えなくなるわけじゃない」


曜「分かってる」


曜「でも離れる事が分かってるってだけで」


曜「泣けてくるんだ」


梨子「……優しいね、曜ちゃんは」


曜「梨子ちゃんもね」


梨子「そうかしら」


曜「うん」


曜「だから、拭いてよ」


梨子「…」ﾂｰｯ…


曜「…」


梨子「…」


曜「……ほら、見てよ梨子ちゃん」


梨子「…うん？」


曜「三日月が……良く見える」


梨子「…ほんとね」


曜「…綺麗だ」


梨子「…」


曜「…」


梨子「どれだけの深海に落ちても良いかな」


梨子「曜ちゃんとなら」


曜「！」ﾎﾟﾛｯ
　

ｷﾞｭｯ


梨子「曜ちゃん」


曜「ん…？」


梨子「私の事、忘れない？」


曜「当たり前でしょ。夢にも思ってない」


梨子「分からないでしょ？人って何かが変われば、何かを捨てなきゃいけない」


曜「例えそうでも、梨子ちゃんを忘れる事だけは出来ないよ」


梨子「…」


ｸﾞｲｯ


曜「わっ」


ﾁｭｯ


梨子「……」


曜「……梨子、ちゃん…」


梨子「…これで」


梨子「もう忘れられない？」










曜「…お陰様で」


ｸﾞｲｯ


梨子「っ！」
　

ﾁｭｯ…


梨子「ん…」


曜「……」


ｽｯ


梨子「…」


曜「これで梨子ちゃんも、忘れない？」


梨子「…もう、元から刻まれてたよ」


曜「……なら」


曜「もういっかい、刻み込んでいい？」


梨子「…うん」


https://youtu.be/qd7BN5Lmbuk?si=hN7r1CI_nzmtQQ23



ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

ｼｬｰｯ…


「梨子ちゃん、寒くない？」


「全然。ほぼ止んでるしね」


「だね」


「……お」


「どうしたの？」


「あいや、魚が跳ねたのが見えたんだ」


「え、ほんと？どれ？」


「うーん、もう見えないねぇ」


「というか、よく見えるわね」


「目は良いでありますから」


「知ってるー」


「…今何時？」


「え？えーと……うわ」


「…」


「2時よ。夜更かし最高記録更新ね」


「梨子ちゃんはそうなんだ」


「え、曜ちゃんは？」


「オールですね」


「…ちゃんと寝なさい」ﾂﾈｯ


「いてててて！無防備な脇腹をつねらないで！」


「ふふふ…」


「あはは…」
　

ｼｬｰｯ…


「…」


「…」


「…梨子ちゃん」


「うん？」


「……今だけで良いからさ」


「…」


「腕、離さないで」


「…」


ｷﾞｭｯ…


「……うん」


「…ありがと」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
　

ー浦の星、部室ー


＜ｶﾞﾗｯ


梨子「おはよう…」


善子「おはよ、珍しいわね。寝坊したんだって？」


梨子「ちょっと色々あって、登校日なのすっかり忘れててね…ふぁ～あ…」


花丸「体調は大丈夫ずら？」


梨子「うん。ただ寝不足なだけ」


ルビィ「でも、すぐ終わって良かったね！」


梨子「まあ、授業らしい授業も無かったものね」


＜ｶﾞﾗｯ


曜「おっはヨーソロー！」


善子「がっ…！朝っぱらから元気ね…」ｷｰﾝ


曜「まーね！良い天気だし、早く帰って海に行きたいであります！皆も……」


＜ｶﾞﾗｯ


千歌「こんちか！突然だが世界は終わりだ！人が出歩いていい暑さじゃない！！今日は歩いて帰ろう！！」


花丸「凄い喋りながら入ってきたずら…」
　

千歌「おっ、いいね水泳部の朝練終わりでひんやりほっぺの曜ちゃん。チカ温暖化防止にご協力下さい」


曜「ヒェッ、どしたのさ千歌ちゃん」


梨子「この暑さだもの。もっとおかしくなっちゃったのね」


ルビィ「うゆ？今、梨子ちゃんしれっと千歌ちゃんは元からおかしいって言っt」


善子「駄目よそれ以上」


千歌「皆、何の話してたのだ？」


花丸「曜ちゃんが、今日はこの後皆で海行こうかって言ってたんだ」


千歌「おっ、よいぞよいぞ！良きに図らってもろて！」


曜「やたー！」


善子「ん、は？皆？私も？」


ルビィ「ルビィも！？」


曜「勿論でありますよ！」
　

梨子「えぇ～…私寝不足なんだけど…」


善子「リリーとルビィと私は辞退しようかなって…」


ルビィ「うゆ…あんまり焼けたくないかも……」






曜「まあまあ、"梨子"は確かに具合悪くなるかもしれないしね」


ちかルビよしまる「「「！？」」」






梨子「そんな事言って…"曜"だって私に来て欲しいって言いたいんでしょ？ホントは」


ちかルビよしまる「「「！？！？！？」」」






曜「それはホント！でも梨子の体調を心配してるのもホント！」


梨子「うーん…曜がパラソルとか用意してくれるなら」


曜「え、良いの！？勿論持ってくるよ！善子ちゃん達用にも、ね？」


善子「………」ﾎﾟｶｰﾝ


ルビィ「…」ﾊﾟｸﾊﾟｸ


花丸「？」


千歌「」


曜「…え？何この空気」
　

梨子「ど、どうしたの皆？」


善子「…リリーが、曜って」


ルビィ「…曜ちゃんが、梨子って」


花丸「……？あぁ、言ってたずらね」


ようりこ「「…………………………」」」」





梨子「………～～～～～っ！！？///」ﾎﾞﾝｯ


曜「あっ、やっば……！///つい昨日のノリが……！！///」





千歌「ｷﾉｳ?」


曜「あっ」


善子「千歌さんが半角になっちゃった」





千歌「ｷﾉｳ、ﾅﾆｼﾀﾉﾀﾞ?ﾁｶｦｻｼｵｲﾃ、ﾌﾀﾘﾃﾞﾅﾆｦｼﾃﾀﾉﾀﾞ???」


曜「あーーーっと、それは…」


ルビィ「梨子ちゃん！気をしっかりもって！！」


梨子「あぁ……この頭痛は真夏のせいなのね…？」ﾊﾟﾀﾘ


善子「いや自業自得じゃない？知らんけど」


千歌「………」


曜「ち、千歌ちゃん？」




千歌「……梨子ちゃんと曜ちゃんの、シークレット・ランデブうぅぅぅうぅううぅッ！！！！」


＜ｶﾞﾗｯ ﾀﾀﾀﾀｯ…!!
　

ルビィ「あ、待って千歌ちゃあん！！」ﾀﾀｯ


花丸「今のはそこまで悪口になってないずらよおぉっ！！」ﾀﾀｯ


曜「え、ちょっ」


梨子「はわわ…」


善子「……」ﾁﾗｯ


曜「よ、善子ちゃん？」


善子「…時間は稼いであげるわ👍」ﾀﾀｯ


曜「何のォッ！？ちょっ、善子ちゃあぁああぁぁん…！！」


＜ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ…
　

曜「…あーあ、何かやばい事になっちゃったかも」


梨子「…曜ちゃん、起こしてくれる？」


曜「はーい……っと」


ｽｯ


ﾄﾞﾝｯ!


曜「っへ！？」


梨子「……これで皆"も"、忘れられなくなったわね。私達の事」


曜「…こういうのはちゃんと時と場合を考えて言うもんなんじゃないの？」


梨子「かもね…まあ、良いじゃない」ｽｯ


曜「…梨子ちゃんも、昨日からおかしくなっちゃった」ｽｯ


ﾁｭｯ…











ードアの裏ー


善子「……えっろ」
　

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーCASTー



桜内梨子


渡辺曜


高海千歌


津島善子


国木田花丸


黒澤ルビィ


ーMUSICー



https://youtu.be/4bOxC6-m-kE?si=Kve97AUf79CfgTNS

(underslowjams - IN THE RAIN)

https://youtu.be/26vqDGtUAcY?si=QYRtYdEyChmm8Spg

(Suchmos - 雨)

https://youtu.be/qd7BN5Lmbuk?si=hN7r1CI_nzmtQQ23

(Shinichi Osawa - Our Song)


ーBased On A Story Byー



ラブライブ！サンシャイン!!


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終わりです
高校生の夏
Our Song聞きながら
朝方に自転車で帰った経験
大事にしてます


⬇最新5作⬇

恋「ひっぷほっぷで戦います！」すみれ「え、また？」

曜「サイバーパンク:アイアン・ドラゴン」

果南「金色を遊ぶ」

絵里「これを最後の」にこ「夜にする」

孤独のエレナ Season 3
　

雰囲気良かった
乙乙