ダイヤ「果南さんが気づいてくれません」【SS】

ダイヤちゃんーほくろ SS


1: 2021/01/01(金) 13:32:10.19 ID:g4QYbcun
~高校二年 春~

先生「よーしじゃあ来週までに横浜遠足の行動班決めておくようにー。以上、かいさーん」

ガヤガヤ…

ダイヤ「……」

『ねえねえどこ行くどこ行くー?』

『あっ、私中華街で食べ歩きしたーい!!』

ダイヤ「はぁ……」

ダイヤ(……毎年度のことなのですが、遠足、と聞くとどうしても憂鬱な気分になってしまいます)

ダイヤ(だって私、その……人見知り、なんですもの)

2: 2021/01/01(金) 13:33:23.18 ID:g4QYbcun
ダイヤ「はぁ……」

ダイヤ(もちろん黒澤家の長女として様々な人と会う経験もあり、初対面の方とも当たり合障りのない会話は出来るのですが……友達となると少し話が変わってくるというか、変に緊張してしまうというか……)

ダイヤ(はぁ……やっぱりこういうところは私もルビィに似てきてしまっているのですわね……情けないことですが……)

ダイヤ「……」キョロキョロ

ダイヤ(と、とりあえず、こんな繊細な感情とは微塵も関係がなさそうな、あのおバカさんを一匹確保して……)

ダイヤ「あ、果南さ

『ねえねえ果南ちゃん!私、果南ちゃんと一緒の班がいいなっ!』

『ズルいズルい!!私も!私も一緒がいいっ!』

果南「こらこら、ケンカは良くないよ。ほらっ!みんなでハグしよっ♪」

キャーッ!!!!

ダイヤ「……」

3: 2021/01/01(金) 13:35:55.07 ID:g4QYbcun
『ねえねえ果南ちゃん!どこ行きたい?』

果南「うーん、そうだなぁ……」

『あ、私ね!ランドマークタワー昇ってみたい!景色すっごくいいんだって!』

『へぇ~……タワーってびゅうおの展望台とどっちが高いの?』

『そりゃもちろんタワーっしょ!タワーなんだし!!』

果南「あ、いや、私高いところは……それよりも海が見てみたいかなぁ。確か有名な公園があるんでしょ?」

『うん!山下公園って言うらしいんだけど……』

ダイヤ「果南さん?」

果南「ん、ダイヤどうしたの?」

ダイヤ「ちょっと……」チョイチョイ

果南「……?」

ダイヤ「いいからっ!こっちに来てくださいっ!!」ガシッ!

果南「わっ!!ちょっとダイヤ!!?」

ズルズル

4: 2021/01/01(金) 13:37:24.41 ID:g4QYbcun
ドンッ!!!

ダイヤ「どういうつもりですの!!?」

果南「へ?何が?」

ダイヤ「さっきの会話ですわ!!」

果南「あー、会話…………の何が?」

ダイヤ「会話の内容です!!どういうつもりだったのかと聞いているのです!!」

果南「え?なにが?普通に話してただけだけど?」

ダイヤ「それが良くないのですわ!!果南さんが適当なことをおっしゃるたびに、私がどれほど苦労しているか……」

果南「へ?さっきの会話、ダイヤ何か関係あったっけ?」

ダイヤ「……もうっ!!いいですわ!!そんなことより!!遠足の班決めのことですが

果南「あーね。まあ私はもう決まってるようなものだからな~」

ダイヤ「……」

ダイヤ「………はぁ?」

6: 2021/01/01(金) 13:38:48.73 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……」

ダイヤ(……もしかしてこの無自覚天然たらし、さっきの会話で彼女たちと一緒に行動すると決めてしまったと言うのですか?行きたい場所を話してただけで?)

ダイヤ「……」

果南「……もしかして違うの?」

ダイヤ「はぁ!!?私に聞かないで下さいませ!!ほんっとに果南さんときたら!!配慮というものが足りませんわ!!!」

果南「わっ!!」

8: 2021/01/01(金) 13:41:19.11 ID:g4QYbcun
ダイヤ(だいたい果南さんはいつもそう!!!ひそかにクラスの人気を集めていたり!!それでいてバレンタインの日には数えきれないほどのチョコが机の中に入っていたり!!!)

ダイヤ(中学校の時はそれで一時期問題になったことをもうお忘れですか!!?)

ダイヤ(私だって苦労させられているんです!!そんな圧倒的無自覚悪女の果南さんの幼馴染だというだけで!!敵意を丸出しにされたことだって何度あったことか……!!)

ダイヤ「ほんっとに貴女という人は!!いい加減学習して下さいませ!!そんなんだから小学校のときから通信簿に『周りにもっと気を配りましょう』って思いっきり書かれるのですわよ!!」

果南「ダイヤ、声おっきい……あとそれはあんまり関係な

ダイヤ「ありまくりです!!はぁ、もういいですわ!!果南さんなんて知らないっ!!」プイッ!

果南「あっ、ちょっと……」

ダイヤ「ふんっ!」

スタスタ

果南「……」ポカーン

9: 2021/01/01(金) 13:43:12.65 ID:g4QYbcun
ダイヤ「ふんっ……!!」

スタスタ

ダイヤ(ほんっとに!!果南さんときたら!!やっぱりいつまで経ってもバカナンさんですわ!!)

ダイヤ「……」スタスタ

ダイヤ(私はいつもいつも苦労をかけられているというのにっ!!人の気も知らないで!!)

ダイヤ(なによっ!!ああやって多少周りにチヤホヤされただけで!!あーんなに鼻の下伸ばしちゃうなんて!!気色悪いったらありゃしませんわ!!)

ダイヤ「~っ……!!」

ダイヤ(だいたい果南さんもああみえて一応女の子の端くれなのでしょう!!?女子の人間関係がややこしいってことぐらい理解してくださいませ!!まったく!!)

ダイヤ(そんなニブチンだからいつまで経っても!!成績最悪のバカナンさん

果南「待って、ダイヤっ!!」テテテッ!

ダイヤ「……」

11: 2021/01/01(金) 13:45:24.78 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……なんですか。さっきの話なら」

果南「ううん、そうじゃなくて、お昼一緒に食べないの?って」

ダイヤ「……は?」

果南「え?」

ダイヤ「……」ムスーッ!

果南「ダイヤ……?」

ダイヤ「わかりませんの?」

果南「何が?」

ダイヤ「……」ジーッ!

果南「……」

ダイヤ「……」

果南「うーん……あ、もしかして今日忙しい日だった?ごめんね、私は大丈夫だよ。他の娘と食べるから!」

ダイヤ「は?」

果南「私多分教室にいると思うから人手必要だった遠慮なく言ってね~!じゃっ!」

テテテッ!!

ダイヤ「……」

ダイヤ(あーもうほんとにっ!ほんとにあの尻軽女ときたら!!バカっ!!)プンプン!!

12: 2021/01/01(金) 13:46:54.58 ID:g4QYbcun
—————

~旧スクールアイドル部部室~

ダイヤ「……」モグモグ

イライラ

ダイヤ「……」モグモグ

イライラ

ダイヤ「……」

コトッ!

ダイヤ「はぁ……」

ダイヤ「人生って、どうしてこうも上手くいかないのでしょうか……?」

13: 2021/01/01(金) 13:48:06.21 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……」

ダイヤ(それに……実は私は知っています。この感情の正体を)

ダイヤ(誰にでもある些細な感情。汚くて見苦しいけれど、でも大切で有意義で、そんな複雑な自分への感情。そう、その正体は……)

ダイヤ「……嫉妬?」

ダイヤ「……」

ダイヤ「………んなっ!!?」

バンッ!!

ダイヤ「ないないないない!!万に一つもあり得ませんわ!!私が果南さん関係で嫉妬してしまうなんて!!そんなこと絶対に!!」

ダイヤ(だって、これではまるで、私が果南さんのことを……)

ダイヤ「……///」プシュー!!

15: 2021/01/01(金) 13:52:23.72 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……こほん//」

ダイヤ(私が嫉妬してるかどうかなど些細な問題ですわ。要は……この感情を果南さんにも味わってもらえばいいのです)

ダイヤ「そうです!果南さんの交友関係が私に比べて広すぎるのが問題なのですわ!ここはいっそ、私の方も人懐っこく……」

『失礼しまーす……』

ダイヤ(……チャンスですわ)

16: 2021/01/01(金) 13:53:27.35 ID:g4QYbcun
曜「えっと……あれ、誰かいるの?」

ダイヤ「……」ニコニコ

曜「あっ、えっと、その、ここ、体育倉庫だって聞いてて……」

ダイヤ「はい、合ってますわよ。今はほぼ物置状態ですわ、うふふっ♪」ニタニタ

曜「ひぃっ!?あ……す、すみません!!なんか邪魔しちゃって!!あのっ!私たち先生に言われて、次の体育の授業で使う用具を取りに来て……」

千歌「あれ?もしかして倉庫でご飯食べてるんですか?」ヒョコッ!

ダイヤ「……」

ブチッ!!

18: 2021/01/01(金) 13:55:17.82 ID:g4QYbcun
曜「ち、千歌ちゃん!!?」

ダイヤ「……」イライラ

千歌「もしかしてぼっちご飯?あっ!じゃあもしよかったら私と一緒にお昼

ダイヤ「おだまらっしゃーい!!!」クワッ!!

ビシッ!!

曜「わわっ!!?」

ダイヤ「だいたいあなたがたは何者なんですの!!?初対面の人間に向かって!!いきなり!!しかも見たところ一年生でしょう!!?無礼にもほどが!!」

曜「はぅっ!!す、すみませんでした!!出直しますっ!!ほら千歌ちゃん!!」

千歌「へ?……わっ!!」

ピューッ!!

ダイヤ「……」

イライラ

ダイヤ「……はっ!」

ダイヤ(また……またやってしまいましたわ……)

19: 2021/01/01(金) 13:57:30.87 ID:g4QYbcun
—————

先生「この整式がこの整式に因数分解できる、ということは……ほらっ!両辺にx=3を代入したら0になるよね?」

ダイヤ「はぁ………」

ダイヤ(……ええ、一万歩譲って認めて差し上げますわ。この黒澤ダイヤがあのおバカさんの言動を原因として負の感情を背負わされているということを)

ダイヤ(ですが私が一番許せないのは……)

果南「~♪」

ダイヤ「……」イライラ

ダイヤ(あの人が私のことなんて眼中にないかのように、のうのうと能天気に過ごしているということですわ………!!!)

ダンッ!!!

ダイヤ(もうっ!!いったいなんなんですかあの女は!!私がこーんなにも心配してあげているというのに!!私のことなんてガン無視ですか!!?ええそうですか!!)

20: 2021/01/01(金) 13:59:39.32 ID:g4QYbcun
先生「じゃあ次の問題を……黒澤さん!お願いできる?」

ダイヤ「……」イライラ

ダイヤ(どうして果南さんは私のことを見てくれないのです!!?私は果南さんのことを他の誰よりもお慕いしている自信がありますのよ!!?それにっ!!自慢ではありませんがこのクラスの中でもそこそこは美形な方だという自信もありますしっ!!)

ダイヤ「……」イライラ

ダイヤ(なんてったって私はあなたのずーっと昔からの幼馴染なのよ!!もうっ!!それなのに果南さんは高校で知り合った人たちにホイホイといとも簡単に………)

ダイヤ「……」プクーッ!!

先生「黒澤さん……?」

ダイヤ(だと言うのにテスト前に限って私にベタベタくっついてきて!!私はあなたの道具ではありませんのよ?もっと心のケアに気を配って下さいませ!!)

先生「ねえ黒澤さん?聞いてるの?」

ダイヤ「聞いているに決まってますわ!!」

ダンッ!!!

先生「ひっ!」

21: 2021/01/01(金) 14:00:35.23 ID:g4QYbcun
ダイヤ「さっきの問題の答えですわよね?『x-5』」

先生「……」

ダイヤ「どう?合っているのですか?違いますか?」トントン

先生「えっと、正解……」

ダイヤ「ですわよね。問題は以上ですか?」

先生「はい……なんかすみません……」

ダイヤ「……」イライラ

ダイヤ(あーもうっ!あのおバカさんのせいでほんっとに調子狂わされっぱなしですわ!!)

果南「……」

22: 2021/01/01(金) 14:02:19.69 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……」イライラ

ダイヤ(はぁ……ほんっとに果南さんときたら鈍感すぎて話になりませんわね……)

ダイヤ(やはり果南さんの知能に合うような、もーっと簡単で分かりやすいサインを送ってみた方がいいのでしょうか……?)

ダイヤ「サイン……」

ダイヤ(……可愛く頬を膨らませてみるとか?)

ダイヤ「……」

果南「……?」チラッ

ダイヤ(あ、果南さんようやくこちらの方を見て下さいましたわね。確か昨日読んだ漫画によれば、こんなふうに……)

ダイヤ「……」プクー

果南「……?」

ダイヤ「……」プクーッ!

23: 2021/01/01(金) 14:04:06.34 ID:g4QYbcun
果南「……」

パクパク!

ダイヤ(え?口パクですか?)

ダイヤ「……」

果南「……」

果南(か、わ、い、い、よ!)

ダイヤ(んなっ!!?///)

ダイヤ「~~~っ!!!///」

ダイヤ(ほんとにっ!!あの無自覚天然たらしときたら!!///)

ダンッ!!!

先生「へっ?」

ダイヤ「少し体調が優れないので保健室に行ってきますわ!!//」

スタスタ!!

先生「は、はい。いってらっしゃい……」

24: 2021/01/01(金) 14:05:28.87 ID:g4QYbcun
———

~放課後 図書室~

ダイヤ「……」

カリカリ

ダイヤ「……」

コトッ

ダイヤ「はぁ……」

ダイヤ(本当に……果南さんが果南さんだというなら、私も私ですわね。はぁ……)

ダイヤ「それに……ああいうことは直接、ちゃんとした雰囲気の時に言って欲しいですわ//」ブツブツ

25: 2021/01/01(金) 14:07:01.89 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……」カリカリ

ガラッ!

果南「あ、ダイヤ!」

ダイヤ「……」

果南「ねえねえダイヤ、ここの席借りていい?」

ダイヤ「……今はあなたとは話したくありませんわ」

果南「え?」

ダイヤ「……」

果南「……あっそ」

トンッ!

ダイヤ「果南さん、話聞いてましたか?」

果南「ダイヤと話すつもりはないよ。たまたま目の前に座るだけ」

ダイヤ「……」

果南「せっかく勉強しようとしてるんだし大目に見てよ。ね?」

ダイヤ「……」

26: 2021/01/01(金) 14:08:20.00 ID:g4QYbcun
果南「……」カリカリ

ダイヤ「……」ジッ

果南「……」カリカリ

ダイヤ「……」ジーッ

果南「……ねえ、どうかしたの?」

ダイヤ「はい?なにがですか?」

果南「いや、さっきからすごい顔して私のこと睨んできてる気がするし……ひょっとして私、何かした?」

ダイヤ「……」イラッ!

ダイヤ(そんなこともいちいち説明しないとわからないのですか?)

27: 2021/01/01(金) 14:09:34.38 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……」イライラ

果南「それにさっきもダイヤ体調悪いって………あ!!ひょっとしてダイヤ今日あれだよ、女の子の……」

ダイヤ「んなっ!!?///」

果南「へ?」

パシパシパシーン!!!

ダイヤ「次下手な発言したらグーで行かせていただきますわよ」

果南「は、はひ、気を付けまふ……」ヒリヒリ

28: 2021/01/01(金) 14:10:51.83 ID:g4QYbcun
果南「……」

ダイヤ「……」イライラ

果南「……」

ダイヤ「……」イライラ

果南「……あーもうっ!!めんどくさい!!ダイヤ!!」

モニッ!!!

ダイヤ「わっ!?」

果南「やっぱりダイヤ、何か私に隠してるでしょ!!」

ダイヤ「!!?」

果南「私に何か、言ってない大切なことあるんじゃないの?」

ダイヤ「そ、それは……」

モニッ!

果南「ダイヤ!!ちゃんと私の目を見て答えて」

29: 2021/01/01(金) 14:12:32.65 ID:g4QYbcun
果南「……」

ダイヤ「か、果南さん……//」

果南「じーっ……」

ダイヤ「……//」

果南「こらっ!私から目をそらすなっ!!」

ダイヤ「ふぇっ!?えっと、そんな……//」

果南「じーっ……」

ダイヤ「……//」

果南「ねえダイヤ、ひょっとして前髪、ちょっとウェーブかけた?」

ダイヤ「……はい?」

30: 2021/01/01(金) 14:13:53.78 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……どうして?」

果南「なんか雰囲気変わったなぁ~って。ひょっとして間違ってた?」

ダイヤ「いえっ!えっと、この前の週末に少し高めの美容院に挑戦して、それで思い切ってこのスタイルに……」

果南「ふーん……」

ダイヤ「……変じゃなかったですか?」

果南「ううん、そんなことないよ。ちょっと大人っぽくなったと思う」

ダイヤ「そうですか、ありがとうございます……」

果南「……」

ダイヤ「……//」

31: 2021/01/01(金) 14:15:26.28 ID:g4QYbcun
ダイヤ「よ、よく私の些細な変化に気づきましたわね……//」クシクシ

果南「……?」

ダイヤ「果南さんは一生気づかないと思ってました」

果南「そんなに?もうっ、やだなぁ~。私、ダイヤに関してならどんなことも一発で見抜いてみせる自信あるよ?」

果南「どーせ今日だって『私のヘアチェンジに果南さんが気づいてくれませんわ~』って怒ってたんでしょ?」

ダイヤ「いえっ!そういうわけじゃなく、そっちはそれほど期待していなかったので……」

ダイヤ「……私が言いたかったのは、今日の遠足の班決めについてですわ」

果南「班決め?」

ダイヤ「は、はい……果南さん、行動班のメンバー即決していましたよね?私のことなどお構いなしに」

32: 2021/01/01(金) 14:17:33.15 ID:g4QYbcun
果南「即決?いつ?」

ダイヤ「お昼休みにおっしゃってたではありませんか!!行動班はもう決めてるって!!」

果南「あぁー……いや、私行動班はダイヤと二人になるんだろうなーってずっと思ってただけで……違うの?」

ダイヤ「……へ?」

果南「だって小学校のときからずっとそうじゃん。ダイヤと鞠莉と私と三人で。それにダイヤって人見知りするでしょ?他の人と一緒にいるより私と二人っきりの方が気楽なのかなーって」

ダイヤ「……」ポカーン

果南「私、他所行きのダイヤよりいつも通りのダイヤの方が好きだからね」

ダイヤ「……」

33: 2021/01/01(金) 14:19:22.32 ID:g4QYbcun
ダイヤ「……はぁ、そうやって他人をからかうのはやめてくださいませ。中には本気にしてしまう人だっていますのよ?」

果南「ううん、からかってないよ。本気。本気で普段のダイヤが一番好きなんだもん」

ダイヤ「!!?///」

ダイヤ(か、果南さん……?//)

果南「ふぅ~……でもよかった!ダイヤが機嫌直してくれたみたいで。ずっと胃がキリキリしてしんじゃうかと思ってたもん」

ダイヤ「……私がいなくたってあなたにはたくさんの友人がいるではないですか」

果南「ううん、そんなことないよ?今は親友って呼べる人はダイヤだけ。ずっとずっと、ダイヤは一番の友達だよ」

ダイヤ「……」

34: 2021/01/01(金) 14:20:39.55 ID:g4QYbcun
果南「ほら!じゃあ仲直りの印に……ハグ、しよ?」

ダイヤ「……」

ギュッ!

ダイヤ「……」

果南「~♪」ポフポフ♪

ダイヤ「……別に私は果南さんがいなくても一人でやっていけますけれどね」

果南「うん、それでもいいよ。私にはダイヤが必要だから」

ダイヤ「……」

果南「大好きだよ、ダイヤ」

ダイヤ「……//」

果南(あ、昔鞠莉にも似たようなこと言ったことあるんだっけ……?)

果南「……」

果南(……ま、いっか)

35: 2021/01/01(金) 14:21:53.53 ID:g4QYbcun
—————

———



鞠莉「ふーん、マリーがいない間にそんなことになってたのね」

ダイヤ「はい。ほんっと、果南さんが余計なことをするせいでこっちはいつもいつも大変な目に遭わされているのですわ」

善子「え、そんなに!!?ってかそんなんで人間関係って壊れたりするもんなの!!?」

曜「うん。まあ女の子の人間関係はちょっと複雑だからね~。果南ちゃんに関しては中学校でもちょっとしたいざこざがあったみたいだし」

善子「うわっ、女子の嫉妬ってこっわ……」

曜「それで……」

チラッ

果南「あぅ……」

曜「……果南ちゃんはどうしてあんなところで正座させられてるの?」

36: 2021/01/01(金) 14:23:40.75 ID:g4QYbcun
果南「えっと、それは……まあまたまた色々とありまして……」

ダイヤ「とある一年生からのタレコミです。校舎裏で松浦先輩に抱きしめられ、甘い言葉をかけてもらったという情報が入ってきておりますわ」

ルビィ「あ、ルビィもそのお話知ってるよ!クラスの娘たちの間で果南ちゃんの人気、すっごいんだもん!」

善子「確かにこの前体育館の裏の方で果南を見かけたわね。それと……確かリリーもいたような」

梨子「わああああっ!?//それは、えっと、その……」

曜「へぇ~………」

梨子「違うの曜ちゃん!!誤解!!誤解だからっ!!//」

37: 2021/01/01(金) 14:24:56.27 ID:g4QYbcun
ダイヤ「果南さん、犯した罪は以上でよろしいですか?」

果南「はい……」

鞠莉「ほんと~?今のうちにゲロっちゃった方が後々楽になるわよ~」フニフニ

果南「……」

ダイヤ「ではこちらの壁ドンの件は否認なさるということでよろしいのですわね?」

果南「はぅっ!?それは……」

梨子「壁ドン!!?」ガタッ!

曜「梨子ちゃん……」

ダイヤ「果南さん?あなたが毎度毎度周囲の女子に思わせぶりな行動をしてるせいで学校の風紀はどんどん乱れる一方なのですわよ!!?いい加減自覚してくださいませ!!」

果南「えっと、ですからそれは、本当申し訳ないといいますか……」

ダイヤ「そのセリフはこれで42回目ですわ!!ついでに言えばこのような事件は6回目!!ごめんなさいは75回目です!!」

曜(いちいち数えちゃうダイヤさんもダイヤさんだなぁ……)

38: 2021/01/01(金) 14:26:03.99 ID:g4QYbcun
果南「でも……あの娘たちとは遊びだもん。一番大好きなのはダイヤだよ?」

鞠莉「私のことは?」

果南「鞠莉も一番大好きだよ」

ダイヤ「……」

鞠莉「ふーん……」

ダイヤ「……どう思いますか?」

鞠莉「重症ね。一度人間のなんたるかから学び直した方がいいと思うわ」

果南「へ?」

ダイヤ「ですね。一度根底から叩き直す必要がありますわ」

果南「うぐっ!?そんなぁ……」

花丸「ほんっと、世話が焼けるゴリラさんずらねぇ……」モグモグ

善子「……でも本命には強く出れないヘタレだっていることだし、アレはアレでいいんじゃない?」

曜「ねえ善子ちゃん、私で話のオチを作ろうとするの止めてくれないかな?」

39: 2021/01/01(金) 14:26:31.23 ID:g4QYbcun
終わりです。お粗末様でした
ダイヤさん!お誕生日おめでとう!!

40: 2021/01/01(金) 14:27:14.37 ID:w8NoNuAx
ノξソ´・ω・`ハ6


ノξソ>ω<ハ6 ♡

42: 2021/01/01(金) 14:34:12.04 ID:mpQz6t2c
ええぞ!

45: 2021/01/01(金) 15:22:22.78 ID:EbcknPdJ
めんどくさ可愛い

46: 2021/01/01(金) 15:53:01.10 ID:g6nGiK80
おほ~

41: 2021/01/01(金) 14:30:13.71 ID:R2NoZDiF
元旦から良いものを見られました
乙でした

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1609475530/

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