【SS】きな子「夏美ちゃん、アキネーターゲームやるっす」【ラブライブ！スーパースター!!】

夏美「アキネーターゲーム？」

きな子「はいっす。夏美ちゃん知ってるっすか？」

夏美「出題者が思い浮かべるものを回答者が質問しながら推理していくというゲームであってますの？」

きな子「そうっす。」

夏美「でもなんでまた突然やろうと思ったんですの？」

きな子「特に理由はないっす。」

夏美「…」ｼﾞｰｯ

きな子「その目はなんすか？」ｱｾｱｾ

夏美「ほんとですの？」

きな子「ほんとっすよ。ただ強いて言えば、夏美ちゃんが普段何を考えているか知りたいと思っただけっす」

夏美「まあいいですの。私もきな子の頭の中を見てみたいと思ってましたの」

きな子「ほんとっすか～」

夏美「ほんとですの。」

きな子「でもただやるだけじゃつまらないっすから一つルールを決めるっす」

夏美「ルール？」

きな子「はい。回答者の質問は10回まで、10回以内に当てられたら回答者の勝ち。10回以内に分からなかったら出題者の勝ちっす。回答は3回までっす。」

きな子「その後出題者と回答者を交代してもう1戦やるっす。2戦トータルで負けた方は罰ゲームをするっす。」

夏美「罰ゲームは何をするの？」

きな子「それは勝った方がその場で決めるっす」

夏美「引き分けの場合は？」

きな子「引き分けの場合はどうするっすかね～」

夏美「決めてなかったの？」

きな子「…」

夏美「仕方ないですの。引き分けの場合は2人とも罰ゲームですの」

きな子「2人ともっすか？」

夏美「そうですの、罰ゲームなしじゃつまらないでしょ？」

きな子「分かったっす。絶対勝って夏美ちゃんだけ罰ゲームを受けてもらうっす！」

夏美「それはこっちのセリフですの、きな子」ﾆﾔﾘ


ﾜｲﾜｲｷｬｯｷｬｯ

きな子「1回戦始めるっす。」

夏美「最初の出題者は私ですの！」

きな子「夏美ちゃん、決まったっすか？」

夏美「決まりましたの！どんと来いですの！」

きな子「じゃあ質問始めるっすね。それは、物を買ったりできるっすか？」

夏美「いいえですの。というかいきなりなんて質問するんですの！？」

きな子「いや～夏美ちゃんと言ったらこれかなと思ったっすけどねえ」ﾆﾔﾘ

夏美「きな子は私を何だと思ってるんですの！いいから次の質問するんですの」

きな子「それは、人っすか？」

夏美「はいですの」

きな子「結ヶ丘の生徒っすか？」

夏美「はいですの」

きな子「Liella!のメンバーっすか？」

夏美「……」

きな子「夏美ちゃん？ちゃんと質問に答えるっす」

夏美「はいですの……」

きな子「夏美ちゃんが好きな人っすか？」

夏美「……////」

きな子「沈黙は肯定と判断するっすよ。好きな人ってことでいいんすね？」

夏美「はいですの//」

きな子「きな子、分かったっす。」

夏美「にゃはあ！？//」

きな子「答えは、ずばり……」

きな子「冬毬ちゃんっすね？」

夏美「違いますの」

きな子「ええ！？違うんすか」

夏美「早く次の質問をするんですの…」

きな子「あ、じゃあ1期生の先輩っすか？」

夏美「その質問はずるいですの。」

きな子「ということは1期生の先輩ってことっすかね？」

夏美「違いますの」

きな子「2期生っすか？」

夏美「きな子流石にそれは質問を変えてほしいですの//」

きな子「仕方ないっすね。質問を変えてあげるっす。夏美ちゃんと同じユニットっすか？」

夏美「はいですの」

きな子（きな子、考えるっす。5yncri5e!のメンバーで1期生以外っすよね。冬毬ちゃんも違うと言ってたし…はっ////）

きな子「答えはずばり、四季ちゃんっすか？」

夏美「……////」

きな子「夏美ちゃん？」

夏美「…がい…すの…////」ﾎﾞｿｯ

きな子「////」

夏美「なんできな子が照れてるんですの//」ﾊﾞｼｯ

きな子「夏美ちゃん痛いっす」

夏美「つまりそういうことですの！この勝負はきな子の勝ちですの！//」

きな子「きな子まだ正解してないっすよ////」

夏美「もうほぼほぼ正解ですの！」

きな子・夏美「//////」

夏美「ほら早く2回戦やりますの！」

きな子「はいっす」

―――――――――――――――
夏美「準備はできましたの？」

きな子「はいっす。どんと来いっすよ！」

夏美「……」

夏美「では。それは人ですの？」

きな子「はいっす。」

夏美「きな子は、その人のことが好きですの？」

きな子「えっと、いいえっす」

夏美「嫌いなの？」

きな子「違うっす。大好きっす！////」

夏美「だ、大好き…」

きな子「次の質問早くするっすよ…//」

夏美「その人は、今きな子の目の前にいるんですの？//」

きな子「夏美ちゃん！？」

夏美「いいから早く答えるんですの」

きな子「違う、と答えたらどうするんすか？//」

夏美「その言い方的に違くはないですの//」

きな子・夏美「……」

きな子・夏美「…………」

きな子・夏美「/////////////」

夏美「ちょっときな子//何か言ったらどうですの//」

きな子「夏美ちゃんこそ何か言ってほしいっすよ//」

夏美「で、罰ゲームはどうするんですの？私たち引き分けでしょ？//」

きな子「そうっすねえ……//」

きな子「この状況がすでにもう罰ゲームみたいなものっすけどね//」

夏美「……//」

きな子「あ、罰ゲームの内容思いついたっす！」

夏美「なんですの」

きな子「こうなってしまったらお互いの好きなところを10個ずつ告白していくっす」

夏美「！？！？//」

きな子「もう今更照れることないっすよ」

夏美「今、ここでですの？」

きな子「はいっす」

夏美「ここ、部室ですの。誰か来たらどうするつもりですの？//」

きな子「罰ゲームだから仕方ないっすよ。始めるっすよ、さあ！」

夏美「ちょっと待って…心の準備がまだですの//」

きな子「早く始めないとみんな来ちゃうっすよ～」


ﾜｲﾜｲｷｬｯｷｬｯ


～部室の扉の外～

メイ「あの2人は一体なにしてんだ？」

四季「なんだかよく分からないけど、仲がいいことはよき。」

メイ「あんなにイチャイチャされたら部室入りにくいじゃねえか//こっちまで照れてくるぜ//」

四季「メイ。羨ましいの？」

メイ「んなわけね～って//」

ﾜｲﾜｲｷｬｯｷｬｯ

ｶﾞﾁｬ

メイ「あ、ドアが…///」

きな子「メイちゃんに四季ちゃん、いつからいたっすか？」

四季「きな子ちゃんが夏美ちゃんに『アキネーターゲームやるっす』って言ったところかな？」

きな子・夏美・メイ「っ～～～～～～～～～～～～～～～～～～////////////」


おしまい

お読みいただきましてありがとうございました。
先日のWith×MEETS見てLiella!メンバーでもやらせたくなったので書きました。
特にオチはないですけど…
直近の過去作
SS さやか「花帆さんと、夏の秘密」
SS 姫芽「吟子ちゃんに『わからせ』をしてみる」
SS　かのん「ねーちゅーしょ？」
SS 姫芽が小鈴をひたすら可愛がる話