愛「最近りなりーがそっけない……」【SS】

あなた「……なに？惚気？あ、みんなお疲れ様、体冷えないように汗はしっかり拭いてね」

愛「違うよー、愛さん本気で悩んでるんだって！」

あなた「とは言っても」

しずく「いつも通りだと思いますけど」

歩夢「そっけないといえば、あなた幼稚園のとき」

かすみ「その話は後で聞きますから！」

エマ「今は璃奈ちゃんのことだね～」

果林「けどしずくの言うとおり、私もいつも通りだと思うわよ」

愛「そう！みんなでいるときはいつも通りなんだよ！でも2人になると反応がよそよそしいというか、ダジャレ言っても笑ってくれない！いや顔はいつも通り真顔なんだけど、こう仕草が」

せつ菜「それは……確かに少し変かもしれませんね、璃奈さんは愛さんのダジャレ、大好きなはずなのに」

彼方「あ、そういえば、前回彼方ちゃんがはんぺんの世話担当だったときに～」

立てれたので回線変えます

～～～

彼方「じゃあ璃奈ちゃん、あとは任せた～……」

璃奈「うん、お待たせ、ご飯だよはんぺん」

彼方「……zzz」

璃奈「…………愛さんの、バカ」

～～～

彼方「って璃奈ちゃんが言ってたよ～」

みんな「…………」

エマ「さ、さすがに聞き間違いじゃないのかな～？」

彼方「彼方ちゃんの耳は確かだよ～」

あなた「璃奈ちゃんがバカ、って言うなんてよっぽどじゃ……愛ちゃん、一体何したの……」

愛「」

歩夢「愛ちゃんが放心しちゃってる！」

せつ菜「愛さんしっかりしてください！！」

愛「…………！えーっと、なんだっけ、りなりーが」

果林「愛のことをバカ、って」

あなた「前回彼方さんがはんぺん当番だったときって、確か愛ちゃんが用事で早く帰った日だよね」

愛「うん、あの時はルビィがこっちまで来るって言ってたからねー、案内するよ！ってね」

あなた「……うーむ」

しずく「そういえば先日、外で花陽さんと歩いてる愛さんを見かけました、声はかけなかったのですが」

あなた「……んー？」

果林「絵里の妹の亜里沙ちゃん……だったかしら、あの子と愛が一緒にいるのを見かけたわね」

あなた「……」

彼方「そういえば前に遙ちゃんが～」

あなた「すとーっぷ！」

かすみ「かすみんもわかっちゃいましたよぉ」

しずく「かすみさん本当にわかったの？」

かすみ「なんでそこで疑うの！さすがにここまで聞けばわかるよ！」

せつ菜「愛さんは年下の子が大好きなんですね！！！」

愛「ええええ～！？ち、違うよ！そんなんじゃなくてさ～！」

あなた「愛ちゃん……」

愛「たまたまだって！」

かすみ「でもでも、りな子が愛先輩が誰と遊んでたかなんて普通分からないと思うんですけど！？」

あなた「……もしかして、誰かと遊びに行ったりするときに璃奈ちゃんに報告してた？」

愛「え？うん、りなりーには今から遊ぶけど来るー？って」

あなた「よーし、解散しようかー！みんなお疲れ様ー」

果林「そうね」

せつ菜「今日はずーーーっと楽しみにしていた新刊の発売日なんですっ！！お先に失礼します！！」

しずく「お疲れ様でした」

かすみ「お疲れ様です、先輩っ」

エマ「ええええええ～」

歩夢「いいのかなぁ……」

彼方「知らぬは本人ばかりってね～」

愛「あれぇー？？？みんなで遊んだ方がオトクっしよ？」

～～～

あなた「あ、いたいた。璃奈ちゃん、ちょっといい？」

璃奈「どうしたの？璃奈ちゃんボード『はてな』」

あなた「愛ちゃんのことなんだけど」

璃奈「……！」

あなた「最近避けてない？」

璃奈「避けてない……よ、いつも通り」

あなた「璃奈ちゃん？」

璃奈「うぅ……」

あなた「正直になろう」

璃奈「あの、ちょっとだけ避けてた……かも」

あなた「どうして？あんなに仲良しだったのに」

璃奈「最近忙しそうだったから、邪魔しないように」

あなた「………じー」

璃奈「……あの、わ、笑わないで聞いてほしいの。愛さんいつも優しいけど、最近私とお話する時間が少なくて」

璃奈「でも愛さんは色んな人とお話ししたり遊びに行ったり、凄く楽しそうで。璃奈ちゃんボード『むぅ』」

あなた「愛さんからは一緒にどう？って連絡はしてたみたいだけど」

璃奈「ついでみたいな扱いに感じちゃって。そんなことないってわかってるけど、怖かったの」

あなた「璃奈ちゃんは愛ちゃんが大好きだけど、愛ちゃんにとって璃奈ちゃんはたくさんいる友達のうちの1人だと」

璃奈「思っちゃった」

あなた「思っちゃったか～。な、なるほどなぁ～、難しいね」

璃奈「うん、難しい。璃奈ちゃんボード『ムムム』」

あなた「愛ちゃんとは仲良くしたいんだよね？」

璃奈「うん」

あなた「愛ちゃんの前でも素直になれる？」

璃奈「頑張る。璃奈ちゃんボード『むんっ』」

あなた「よーし、じゃあ話は簡単だよ、その気持ちを愛さんに伝えればおーけー！」

璃奈「うぅ、頑張る」

あなた「愛ちゃんにはそれとなーく伝えておくから」

璃奈「うん。あと、このことは愛さん以外には誰にも言わないで」

あなた「もちろん、任せて！」

～～～

～～～

あなた「愛ちゃん、お話があります」

愛「お？真剣そうな表情だね～、どしたの？」

あなた「璃奈ちゃんとお話してきたよ」

愛「おぉ、どうだった？りなりーなんか言ってた？！」

あなた「愛ちゃんは、璃奈ちゃんのこと好き？」

愛「もち！大好きに決まってんじゃん！」

あなた「じゃ、ルビィちゃんは？」

愛「大好き～！」

あなた「どっちか選ぶとしたら？」

愛「えぇ！？そんなの決めらんないよ～、どっちも大事なお友達！」

あなた「まぁそうだよねー」

あなた「単刀直入に言います！」

愛「どんとこい！」

あなた「璃奈ちゃんとの時間をもっと作ってあげて！」

愛「んー？りなりー寂しかったの？」

あなた「そうだね、璃奈ちゃん寂しがりやなのは知ってるでしょ？」

愛「そりゃ知ってるよ！だから毎回りなりーにも声かけてたわけだし！」

あなた「でもそれって誰かと遊ぶときについでに遊ばない？っていう意味合いに」

愛「えぇ！？愛さんそんなつもりじゃなかったよ？」

あなた「でも璃奈ちゃんはそう捉えちゃったみたい」

愛「あちゃ～……それはダメだ。アタシのやらかしじゃん！」

あなた「だから、ちゃんとたくさん一緒の時間作ってあげてほしい！」

愛「もち！って言いたいけど今愛さん避けられてるからなー……」

あなた「そこはちゃんと言っておいたから大丈夫」

愛「マジ？さすがぶちょー！今ならりなりー部室にいるよね、ちょっと行ってくる！！」

あなた「あっ、愛ちゃん！……行っちゃった」

あなた「……ちょっと様子を見に行ってみよう」

～～～

愛「うおおおぉぉぉりなりーーーー！！！」

璃奈「！？」

愛「捕まえた！もう離さんぞー！話すことがなくなっても離さんぞー！話さんだけに！」

璃奈「ちょ、ちょっと愛さん、そんなに抱きしめられたら苦しい」

愛「ぶちょーから聞いたよ！それならちゃんと言ってくれれば良かったのに！」

璃奈「し、親しき中にも礼儀あり。璃奈ちゃんボード『キリッ』」

愛「うるせー！！りなりーは愛さんにとって特別なんだから気にしない！！」

璃奈「と……特別」

愛「そ、特別！りなりーならなんだって許せちゃう！というかもうほんとゴメンね！」

璃奈「あの、私も、そっけなくしてごめんなさい。璃奈ちゃんボード『ペコリ』」

愛「気にしない気にしない！これからどんどん埋め合わせしていくよ～！」

～～～

あなた「こっそり……」

あなた「うわぁ……、愛ちゃん押せ押せだなぁ」

～～～

愛「よーし、今からデート行くよりなりー！」

璃奈「い、今から！？もう日が暮れちゃう」

愛「ちょっとだけでも一緒にいたい気分なんだよ今の愛さんは！」

璃奈「じゃ、愛さんのおうちいこ。晩ご飯作ってくれると嬉しい」

愛「お安い御用だよ～、それじゃいこいこ」

～～～

あなた「いいなぁ、私も着いていこうかな……」

歩夢「さすがにそれはダメだと思うな」

あなた「！？歩夢ちゃん？い、いつからそこに」

歩夢「せっかく仲直り……ケンカだったのかな？とにかく仲直りできたんだから」

あなた「それもそうだね、2人の邪魔はしないでおこう……ところで歩夢ちゃんはいつから……」

歩夢「ふふっ、それにしても璃奈ちゃん、嬉しそう」

あなた「うん、後ろ姿だけでもわかっちゃうくらい、璃奈ちゃん可愛いなぁ」

歩夢「それじゃ、あなたの家にいこっか。今日は私が晩ご飯作ってあげるね」

あなた「わぁい……歩夢ちゃんほんとにいつから見てたの……」


おわり

～～～

璃奈「でも」

愛「ん？」

璃奈「愛さんは最近特に年下の子ばっかり連れ回してる。璃奈ちゃんボード『ジトー』」

愛「」

璃奈「これからは私のことも、もっともっとまっすぐ見てほしい」

おつ
歩夢ちゃん...

愛さんが可愛い

更新したら終わってた
いやー最近は素直に幸せなSSが多くて良い
乙

おつ
たこやきのおかげで今日はいい夢が見れそう。

おつおつ

可愛いなぁ

あいりな好きだからとてもとても良かった

あいりなはあればあるほどいい

2人とも素直でいい子だからすぐ解決したな
よかった

こういうのでいいんだよ