1: 2020/08/13(木) 22:25:58.35 ID:KpDt8l7M
絵里「・・・じゃあ、お先です」
「お疲れー、ごめんねわざわざ土曜に来て貰っちゃって」
絵里「いえ、仕事ですし」
「ふふ、絵里ちゃんは硬いなぁ。お酒とか飲むの?」
絵里「ええまあ、人並みには」
「そっか、たまにはしっかり羽伸ばしてね」
絵里「有難うございます、また」
「お疲れ様ー」
「お疲れー、ごめんねわざわざ土曜に来て貰っちゃって」
絵里「いえ、仕事ですし」
「ふふ、絵里ちゃんは硬いなぁ。お酒とか飲むの?」
絵里「ええまあ、人並みには」
「そっか、たまにはしっかり羽伸ばしてね」
絵里「有難うございます、また」
「お疲れ様ー」
2: 2020/08/13(木) 22:26:33.45 ID:KpDt8l7M
絵里「19時か・・・」
ちょっとした仕事を終わらせるつもりが、予想より手こずると何故か損をした気分になる
時は夜、街は騒ぎ出す、そう思える人の多さ
絵里「・・・時間も時間だし、ご飯食べに行こう」
ちょっとした仕事を終わらせるつもりが、予想より手こずると何故か損をした気分になる
時は夜、街は騒ぎ出す、そう思える人の多さ
絵里「・・・時間も時間だし、ご飯食べに行こう」
3: 2020/08/13(木) 22:27:00.98 ID:KpDt8l7M
何て事の無い、何の変哲もないただの日常
だから特に気取る気も、そんな必要も無い今の自分にぴったりな食事・・・
絵里「お腹、満たす為だけの、ね」
ガラッ
イラッシャーセー
絵里「1人です・・・ん?」
?「すいません、お代わりお願いします」
アリアトヤース
絵里「・・・花陽?」
花陽「んぐっ!?絵里ちゃん!?」
・・・最近こんなのばかりね?
だから特に気取る気も、そんな必要も無い今の自分にぴったりな食事・・・
絵里「お腹、満たす為だけの、ね」
ガラッ
イラッシャーセー
絵里「1人です・・・ん?」
?「すいません、お代わりお願いします」
アリアトヤース
絵里「・・・花陽?」
花陽「んぐっ!?絵里ちゃん!?」
・・・最近こんなのばかりね?
4: 2020/08/13(木) 22:27:21.96 ID:KpDt8l7M
https://youtu.be/AVn29iINdy4
絵里「・・・じゃあ、サバの味噌煮御膳を」
アリアトヤース
花陽「絵里ちゃん、中々渋いね」
小泉花陽
海未と同じで、私たちは盟友、いや戦友?
この子達のお陰で私はあの1年、とても濃密だった
絵里「・・・じゃあ、サバの味噌煮御膳を」
アリアトヤース
花陽「絵里ちゃん、中々渋いね」
小泉花陽
海未と同じで、私たちは盟友、いや戦友?
この子達のお陰で私はあの1年、とても濃密だった
5: 2020/08/13(木) 22:27:51.37 ID:KpDt8l7M
絵里「まあ、お腹に入れば何でも・・・」
花陽「むっ、白米好きを前にしてそんな事言うんですか」
絵里「・・・あははっ、ごめんごめん」
そう、花陽の前だと私は
あの時の様に、自然に笑える
じりじりと、咲くのを今か今かと待つ、花のように
花陽「むっ、白米好きを前にしてそんな事言うんですか」
絵里「・・・あははっ、ごめんごめん」
そう、花陽の前だと私は
あの時の様に、自然に笑える
じりじりと、咲くのを今か今かと待つ、花のように
6: 2020/08/13(木) 22:28:16.76 ID:KpDt8l7M
花陽「お仕事、大変なの?」
絵里「え?まあ、そうかしら」
花陽「凛ちゃんもそうだったんだ、一時期お仕事が大変過ぎて、何を食べるのにも無感情で・・・」
絵里「似たような物、なのかしらね?」
花陽「きっとそうだよ!だから休める時に、思いっきり休んでね!私も凛ちゃんもそうしてるから」
絵里「・・・ええ、そうするわ」
絵里「え?まあ、そうかしら」
花陽「凛ちゃんもそうだったんだ、一時期お仕事が大変過ぎて、何を食べるのにも無感情で・・・」
絵里「似たような物、なのかしらね?」
花陽「きっとそうだよ!だから休める時に、思いっきり休んでね!私も凛ちゃんもそうしてるから」
絵里「・・・ええ、そうするわ」
7: 2020/08/13(木) 22:28:33.98 ID:KpDt8l7M
「お待たせしましたーサバの味噌煮御膳でーす」
絵里「ありがとうございます」
花陽「・・・!!」キラキラ
絵里「・・・ふふっ、もうそんな目で見て・・・1口食べる?」
花陽「是非ともっ!」
絵里「ふふっ、はいどうぞ」クスクス
久方振りに、思い出した
笑顔とは、特に自然に綻ぶ笑いとは
かくも心が洗われるものだったのかと
絵里「ありがとうございます」
花陽「・・・!!」キラキラ
絵里「・・・ふふっ、もうそんな目で見て・・・1口食べる?」
花陽「是非ともっ!」
絵里「ふふっ、はいどうぞ」クスクス
久方振りに、思い出した
笑顔とは、特に自然に綻ぶ笑いとは
かくも心が洗われるものだったのかと
8: 2020/08/13(木) 22:28:50.38 ID:KpDt8l7M
花陽「いやあ、美味しかったです!」
絵里「もう、ご飯粒付いてるわよ」
花陽「はっ!お恥ずかしい所を・・・」パク
絵里「あはは・・・」
ああ、心地良い
花陽の笑顔に、日々の疲れはどこへやら
今日は良い眠りにつけそう・・・
絵里「もう、ご飯粒付いてるわよ」
花陽「はっ!お恥ずかしい所を・・・」パク
絵里「あはは・・・」
ああ、心地良い
花陽の笑顔に、日々の疲れはどこへやら
今日は良い眠りにつけそう・・・
9: 2020/08/13(木) 22:29:10.00 ID:KpDt8l7M
花陽「・・・」ジーッ
絵里「・・・え?どうしたの?」
・・・もしかして、余計な事に勘づかれた?
花陽「絵里ちゃん、この後どうするの?」
絵里「え?そ、そうね・・・」チラッ
腕時計は、もうすぐ20時を差すところだった
まあ確かに、このまま直帰するのは少しばかり忍びない・・・
絵里「・・・馴染みの店にでも行こうかなって」
花陽「私もついてっていいですか?」
絵里「え?あ、うん、良いわよ?」
花陽「折角会った縁です!今日は絵里ちゃんの日々の疲れを癒します!」
絵里「・・・」
絵里「・・・え?どうしたの?」
・・・もしかして、余計な事に勘づかれた?
花陽「絵里ちゃん、この後どうするの?」
絵里「え?そ、そうね・・・」チラッ
腕時計は、もうすぐ20時を差すところだった
まあ確かに、このまま直帰するのは少しばかり忍びない・・・
絵里「・・・馴染みの店にでも行こうかなって」
花陽「私もついてっていいですか?」
絵里「え?あ、うん、良いわよ?」
花陽「折角会った縁です!今日は絵里ちゃんの日々の疲れを癒します!」
絵里「・・・」
10: 2020/08/13(木) 22:29:29.90 ID:KpDt8l7M
ほら、やっぱり
余計な事に首突っ込まなくてもいいのに
私の疲れなんか、微々たるもの
花陽「・・・鯖の、お礼です」
花陽「ダメ、ですか?」
その目はズルいわ・・・
絵里「・・・そう、じゃあお願いしようかしら?」
花陽「はいっ!」
ごめんね、花陽
私なんかに、付き合わせて・・・
余計な事に首突っ込まなくてもいいのに
私の疲れなんか、微々たるもの
花陽「・・・鯖の、お礼です」
花陽「ダメ、ですか?」
その目はズルいわ・・・
絵里「・・・そう、じゃあお願いしようかしら?」
花陽「はいっ!」
ごめんね、花陽
私なんかに、付き合わせて・・・
11: 2020/08/13(木) 22:30:07.78 ID:KpDt8l7M
~BAR Nine~
カランカラン・・・
ダイヤ「いらっしゃいませ・・・絵里さん」
絵里「今晩は、今日は友達を連れて来たわ」
花陽「ほえー・・・お洒落なお店・・・」
ダイヤ「ふふ、ありがとうございます、当店のマスターです」
花陽「こ、小泉花陽です!お世話になります!」
絵里「そんな固まらないの、ね?ダイヤさん」
ダイヤ「ええ、肩肘張らずに、ゆっくりなさって下さい」
花陽「は、はい!」
絵里「・・・さてと、何を貰おうかしら」
花陽「メニュー、ありますか?」
ダイヤ「勿論ですわ、どうぞ」
花陽「わあ・・・いっぱいあるなぁ・・・」
絵里「花陽はお酒、大丈夫なの?」
花陽「うん、仕事柄よく飲むし」
絵里「そう・・・さしずめ日本酒好きって所でしょ?」
花陽「えへへ、その通りです」
絵里「やっぱりね・・・あ、私はマティーニを」
花陽「私は・・・テキーラサンライズを下さい」
絵里「最初から飛ばすわね?」
花陽「そう?結構飲みやすくて好きなんだ」
ダイヤ「かしこまりましたわ」
12: 2020/08/13(木) 22:30:56.69 ID:KpDt8l7M
絵里「へえ、ダイヤさんの所はシャンパングラスなのね?」
ダイヤ「はい、細長いタンブラーグラスの所もありますが、私のお店ではこれで・・・」シャッ
少しだけ、ほんの少しだけいじわるで、作ってる途中に話しかけてみた
結果はお察し、1ミリも心動かさず、さも当然の様に手際良く、メジャーカップを切っている
ダイヤ「・・・」ピッ
花陽「わあ、かっこいいなぁ」
ダイヤ「はい、細長いタンブラーグラスの所もありますが、私のお店ではこれで・・・」シャッ
少しだけ、ほんの少しだけいじわるで、作ってる途中に話しかけてみた
結果はお察し、1ミリも心動かさず、さも当然の様に手際良く、メジャーカップを切っている
ダイヤ「・・・」ピッ
花陽「わあ、かっこいいなぁ」
13: 2020/08/13(木) 22:31:13.27 ID:KpDt8l7M
ダイヤ「あ、ありがとうございますわ///」コロッ
ダイヤ「あらら」サッ
・・・私の意地悪より、花陽の素直な賞賛に焦ってしまっている・・・
絵里「・・・なんか意外ね」
ダイヤ「・・・///」
花陽「?」
ダイヤ「あらら」サッ
・・・私の意地悪より、花陽の素直な賞賛に焦ってしまっている・・・
絵里「・・・なんか意外ね」
ダイヤ「・・・///」
花陽「?」
14: 2020/08/13(木) 22:32:22.28 ID:KpDt8l7M
絵里「しかし・・・」
何度見ても、テキーラサンライズは良い物ね
オレンジジュースで満たされたシャンパングラスに
寸分狂わずあてがわれたバースプーンに
真っ赤な、グレナデンシロップが伝っていく
外は夜、しかし今この場だけは、"日の出"
花陽「うんうん、いつ見ても綺麗ですよね・・・」
絵里「・・・」
確かに綺麗だ
しかし今、私の目にカクテルは映っていない
花陽の少し上気した、まだほんのり暖かい頬に
ダイヤ「お待たせ致しました、テキーラサンライズです」
私は1人、日の出を感じていた
何度見ても、テキーラサンライズは良い物ね
オレンジジュースで満たされたシャンパングラスに
寸分狂わずあてがわれたバースプーンに
真っ赤な、グレナデンシロップが伝っていく
外は夜、しかし今この場だけは、"日の出"
花陽「うんうん、いつ見ても綺麗ですよね・・・」
絵里「・・・」
確かに綺麗だ
しかし今、私の目にカクテルは映っていない
花陽の少し上気した、まだほんのり暖かい頬に
ダイヤ「お待たせ致しました、テキーラサンライズです」
私は1人、日の出を感じていた
15: 2020/08/13(木) 22:32:36.97 ID:KpDt8l7M
花陽「じゃあ、出揃いましたので・・・」スッ
絵里「ええ」スッ
えりぱな「「乾杯」」
絵里「・・・んっ」ゴクッ
花陽「ごくっ」
絵里「・・・流石ね、マスター」
ダイヤ「恐れ入ります」
花陽「飲みやすい・・・美味しいです!」
ダイヤ「ありがとうございますわ」
花陽「それに、何だかレモンの風味がする様な・・・?」
ダイヤ「アレンジという程では無いですが、これを使いましたわ」
花陽「これは・・・レモンの欠片?」
絵里「レモンピールね、同じ柑橘系だし、合わない訳が無いわね」
ダイヤ「元来テキーラサンライズは甘めですし、香り付けも兼ねて、ですわ」
花陽「素晴らしいお心遣い・・・おいし♡」ゴクッ
絵里「ええ」スッ
えりぱな「「乾杯」」
絵里「・・・んっ」ゴクッ
花陽「ごくっ」
絵里「・・・流石ね、マスター」
ダイヤ「恐れ入ります」
花陽「飲みやすい・・・美味しいです!」
ダイヤ「ありがとうございますわ」
花陽「それに、何だかレモンの風味がする様な・・・?」
ダイヤ「アレンジという程では無いですが、これを使いましたわ」
花陽「これは・・・レモンの欠片?」
絵里「レモンピールね、同じ柑橘系だし、合わない訳が無いわね」
ダイヤ「元来テキーラサンライズは甘めですし、香り付けも兼ねて、ですわ」
花陽「素晴らしいお心遣い・・・おいし♡」ゴクッ
16: 2020/08/13(木) 22:32:53.09 ID:KpDt8l7M
ダイヤ「・・・ここにいらっしゃる時、外は暑かったですか?」
絵里「まあね、湿気が凄いわ」ゴクッ
花陽「ウチはお米がよく育って嬉しいですがね!」
ダイヤ「まあ、農園を持ってらっしゃるんですの?」
花陽「いえいえ、農園何て大それたものじゃありません。趣味でお米を作ってるんです!」
ダイヤ「それだけでも素晴らしい事ですわ!花陽さんに是非飲んで頂きたいカクテルがあるのですが、いかがですか?」
花陽「是非!頂きます!」
絵里「まあね、湿気が凄いわ」ゴクッ
花陽「ウチはお米がよく育って嬉しいですがね!」
ダイヤ「まあ、農園を持ってらっしゃるんですの?」
花陽「いえいえ、農園何て大それたものじゃありません。趣味でお米を作ってるんです!」
ダイヤ「それだけでも素晴らしい事ですわ!花陽さんに是非飲んで頂きたいカクテルがあるのですが、いかがですか?」
花陽「是非!頂きます!」
17: 2020/08/13(木) 22:33:14.80 ID:KpDt8l7M
絵里「あらあら、随分仲良くなっちゃって・・・ふふ」
ダイヤ「絵里さんは次、何になさいますか?」
絵里「そうね・・・今日は休みなのにお仕事して疲れちゃったから、Between The Sheetsを貰おうかな」
ダイヤ「・・・かしこまりましたわ」
花陽「?」
ダイヤ「絵里さんは次、何になさいますか?」
絵里「そうね・・・今日は休みなのにお仕事して疲れちゃったから、Between The Sheetsを貰おうかな」
ダイヤ「・・・かしこまりましたわ」
花陽「?」
18: 2020/08/13(木) 22:33:30.11 ID:KpDt8l7M
・・・白ワイン?
白ワインを使うカクテル?
あまり聞いた事ないわ・・・
・・・この香りは、ミントティー?
「・・・ああ、花陽にぴったりなカクテルね」
「絵里ちゃんこれだけでワカッチャッタノォ!?」
「奥で氷を砕きますので、少しお待ち下さい」
「氷を砕くんですね・・・」
ガシッガシッ・・・
白ワインを使うカクテル?
あまり聞いた事ないわ・・・
・・・この香りは、ミントティー?
「・・・ああ、花陽にぴったりなカクテルね」
「絵里ちゃんこれだけでワカッチャッタノォ!?」
「奥で氷を砕きますので、少しお待ち下さい」
「氷を砕くんですね・・・」
ガシッガシッ・・・
19: 2020/08/13(木) 22:33:59.67 ID:KpDt8l7M
「そしてこのクラッシュドアイスをゴブレットに詰め」
「白ワインを30ml ミントティーを45ml」
「ミントの葉は添えないのね?」
「はい、代わりにローズマリーを添えますの」
「後はソーダで満たせば・・・」
シュワアァァァ・・・
コトッ
「お待たせ致しました」
「"プランタン"です」
「白ワインを30ml ミントティーを45ml」
「ミントの葉は添えないのね?」
「はい、代わりにローズマリーを添えますの」
「後はソーダで満たせば・・・」
シュワアァァァ・・・
コトッ
「お待たせ致しました」
「"プランタン"です」
20: 2020/08/13(木) 22:34:29.01 ID:KpDt8l7M
花陽「ぷぷぷプランタン!?」
ダイヤ「はい、花陽さんのお米が無事に春"プランタン"を迎えられる様にと」
花陽「ぐ、偶然ですよね?」
絵里「・・・偶然でしょう?」
ダイヤ「ええ、春以外に何か意味がありますの?」ニコ
花陽「偶然にしても凄いです!何だか嬉しい・・・」ゴクッ
花陽「・・・美味しい・・・凄く涼し気で、この季節に合いますねぇ」
ダイヤ「恐れ入りますわ」
ダイヤ「はい、花陽さんのお米が無事に春"プランタン"を迎えられる様にと」
花陽「ぐ、偶然ですよね?」
絵里「・・・偶然でしょう?」
ダイヤ「ええ、春以外に何か意味がありますの?」ニコ
花陽「偶然にしても凄いです!何だか嬉しい・・・」ゴクッ
花陽「・・・美味しい・・・凄く涼し気で、この季節に合いますねぇ」
ダイヤ「恐れ入りますわ」
21: 2020/08/13(木) 22:34:54.40 ID:KpDt8l7M
花陽「ねぇ、絵里ちゃんのそのカクテルは、どんなカクテルなの?」
絵里「・・・」ポケー
花陽「・・・絵里ちゃん?」
絵里「・・・んはっ!い、意識が・・・」
花陽「だ、大丈夫なの?絵里ちゃん・・・」
絵里「ええ、ええ、ちょっと疲れが溜まってるのね・・・これを飲んだら帰るわ」
絵里「・・・」ポケー
花陽「・・・絵里ちゃん?」
絵里「・・・んはっ!い、意識が・・・」
花陽「だ、大丈夫なの?絵里ちゃん・・・」
絵里「ええ、ええ、ちょっと疲れが溜まってるのね・・・これを飲んだら帰るわ」
22: 2020/08/13(木) 22:35:38.83 ID:KpDt8l7M
花陽「・・・絵里ちゃん」ギュッ
絵里「ハラッ!?///」
ダイヤ「まあ・・・」
花陽「疲れたら、休んでいいんだよ?悩んでたら、私達に相談していいんだよ?」ナデナデ
絵里「・・・っ」ギュッ
花陽「ね、花陽がお家まで送るから、今はゆっくり飲もう?」
絵里「・・・うん、ありがとう」
ダイヤ「・・・ふふ、ほんとに仲がよろしいんですのね」
花陽「えへへ、私達も長いですから」
絵里「まあね・・・ふふっ」ゴクッ
絵里「ハラッ!?///」
ダイヤ「まあ・・・」
花陽「疲れたら、休んでいいんだよ?悩んでたら、私達に相談していいんだよ?」ナデナデ
絵里「・・・っ」ギュッ
花陽「ね、花陽がお家まで送るから、今はゆっくり飲もう?」
絵里「・・・うん、ありがとう」
ダイヤ「・・・ふふ、ほんとに仲がよろしいんですのね」
花陽「えへへ、私達も長いですから」
絵里「まあね・・・ふふっ」ゴクッ
23: 2020/08/13(木) 22:35:57.13 ID:KpDt8l7M
カランカラン・・・
ダイヤ「今日はありがとうございました、花陽さん、絵里さん」
花陽「こちらこそ、美味しいカクテルをありがとうございます」
ダイヤ「いえ、恐縮ですわ・・・ところで」
花陽「はい?」
ダイヤ「・・・絵里さん、大丈夫ですか?」
絵里「ほへぇ~・・・はなよがふたりぃ・・・」
24: 2020/08/13(木) 22:36:13.68 ID:KpDt8l7M
花陽「大丈夫じゃ無さそうなので私が責任もってお家にお届けします!!!」
ダイヤ「は、はい!宜しくお願いしますわ!」
ハナヨォ~ナンデフタリイルノォ~?
ワタシハヒトリダヨエリチャン!
ダイヤ「は、はい!宜しくお願いしますわ!」
ハナヨォ~ナンデフタリイルノォ~?
ワタシハヒトリダヨエリチャン!
25: 2020/08/13(木) 22:36:25.18 ID:KpDt8l7M
ダイヤ「・・・絵里さん、本当にお疲れなのね」
ダイヤ「私には・・・せめて絵里さんにとって、この店が安らげる場所である様、精進する事しか出来ない」
ダイヤ「・・・また、来て下さいね、絵里さん」
ダイヤ「私には・・・せめて絵里さんにとって、この店が安らげる場所である様、精進する事しか出来ない」
ダイヤ「・・・また、来て下さいね、絵里さん」
26: 2020/08/13(木) 22:36:38.09 ID:KpDt8l7M
久しぶりね、ここまで飲んだのは
懐かしい友に会ったから?
花陽の屈託の無い笑顔に惹かれたから?
存外、頭は回るものだ
足取りは・・・まあ、さもありなん
懐かしい友に会ったから?
花陽の屈託の無い笑顔に惹かれたから?
存外、頭は回るものだ
足取りは・・・まあ、さもありなん
27: 2020/08/13(木) 22:36:54.13 ID:KpDt8l7M
絵里「花陽ぉごめんねぇ・・・」
花陽「もう、謝らないの!」
絵里「あうぅ・・・」
駄目だ、頭もぼんやりしてきた
ごめん花陽、せめて肩は離さないで・・・
花陽「・・・でも、ちょっと嬉しいかも」
絵里「んえぇ・・・?」
花陽「もう、謝らないの!」
絵里「あうぅ・・・」
駄目だ、頭もぼんやりしてきた
ごめん花陽、せめて肩は離さないで・・・
花陽「・・・でも、ちょっと嬉しいかも」
絵里「んえぇ・・・?」
28: 2020/08/13(木) 22:37:10.80 ID:KpDt8l7M
花陽「昔は怖い人だなって思ってたけど、皆と活動し始めてからとっても良い人だって気づけた」
花陽「あの時は、絵里ちゃんの事は知り尽くしたつもりだったの、ちょっとおこがましいけどね」
花陽「でも今、こんなへろへろの絵里ちゃんが見れて嬉しいんだ」
花陽「今日会った時だって、どこか薄い壁を張ってた絵里ちゃんだけど、どうやら壊せたみたいだね?」
花陽「あの時は、絵里ちゃんの事は知り尽くしたつもりだったの、ちょっとおこがましいけどね」
花陽「でも今、こんなへろへろの絵里ちゃんが見れて嬉しいんだ」
花陽「今日会った時だって、どこか薄い壁を張ってた絵里ちゃんだけど、どうやら壊せたみたいだね?」
29: 2020/08/13(木) 22:37:22.71 ID:KpDt8l7M
・・・流石花陽ね
絵里「・・・流石花陽ね」
花陽「え?」
絵里「・・・流石花陽ね」
花陽「え?」
30: 2020/08/13(木) 22:37:39.64 ID:KpDt8l7M
全部気づいてたのね、あなたは
絵里「全部気づいてたのね、あなたは」
今日、あなたは言ってくれたわね、癒してくれるって
絵里「今日、あなたは言ってくれたわね、癒してくれるって」
大成功よ、このKKEの酩酊姿を見られたんだから
絵里「大成功よ、このKKEの酩酊姿を見られたんだから」
絵里「全部気づいてたのね、あなたは」
今日、あなたは言ってくれたわね、癒してくれるって
絵里「今日、あなたは言ってくれたわね、癒してくれるって」
大成功よ、このKKEの酩酊姿を見られたんだから
絵里「大成功よ、このKKEの酩酊姿を見られたんだから」
31: 2020/08/13(木) 22:38:00.09 ID:KpDt8l7M
花陽「・・・ふふっ、絵里ちゃんったら」
花陽「・・・わっ見て絵里ちゃん、もうこんな時間だったから、ほら・・・」
絵里「・・・」
ビルとビルとの間から
眩しい眩しい、陽の光
でも、今の私は頭が回らない
だから・・・
花陽「・・・わっ見て絵里ちゃん、もうこんな時間だったから、ほら・・・」
絵里「・・・」
ビルとビルとの間から
眩しい眩しい、陽の光
でも、今の私は頭が回らない
だから・・・
32: 2020/08/13(木) 22:38:23.17 ID:KpDt8l7M
絵里「・・・綺麗ね、日の出」
花陽「・・・ね」
あのビルの隙間から見える、日の出と
今、私の隣にいる、"日の出"と
どちらが本物の太陽なのか、今の私には分からないのーーーー
花陽「・・・ね」
あのビルの隙間から見える、日の出と
今、私の隣にいる、"日の出"と
どちらが本物の太陽なのか、今の私には分からないのーーーー
33: 2020/08/13(木) 22:39:08.30 ID:KpDt8l7M
暑い中お疲れ様です 過去作もいくつか宜しければ
絵里「雨の日のコーヒー」
穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」
絵里 「ゲームセンターに行きましょう!」 にこ 「拒否」 希 「話を聞こう」
にこ 「絵里って」 希 「映画の影響」 ことり 「受け過ぎだよね」
絵里 「真夜中に」 にこ 「愚痴を肴に」 希「姦しく」
花陽「都市伝説!」 絵里「対決よ!」
穂乃果&ツバサ「聖♡おねえさん」
絵里「ノッキン・オン」 にこ「ヘブンズ・ドア」
絵里「青き」 海未「サムライ」
孤独のエレナ
海未「ふぁ~あ・・・眠いな・・・」 ことほの「「!?」」
絵里「ただ、ありふれた夜」
穂乃果「今日も今日とて」 英玲奈「いつものあの店」 ダイヤ「BAR Aqua Vitaeへ」
聖良「夜も更けて」 ダイヤ「姉会ですわ」
聖良「私達の」 ダイヤ「日常」
絵里「壊れた世界で、ただ1人」
海未「あなたは」 ことり「サマーガール」
希「ライブ?」 真姫「そうよ」
絵里「雨の日のコーヒー」
穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」
絵里 「ゲームセンターに行きましょう!」 にこ 「拒否」 希 「話を聞こう」
にこ 「絵里って」 希 「映画の影響」 ことり 「受け過ぎだよね」
絵里 「真夜中に」 にこ 「愚痴を肴に」 希「姦しく」
花陽「都市伝説!」 絵里「対決よ!」
穂乃果&ツバサ「聖♡おねえさん」
絵里「ノッキン・オン」 にこ「ヘブンズ・ドア」
絵里「青き」 海未「サムライ」
孤独のエレナ
海未「ふぁ~あ・・・眠いな・・・」 ことほの「「!?」」
絵里「ただ、ありふれた夜」
穂乃果「今日も今日とて」 英玲奈「いつものあの店」 ダイヤ「BAR Aqua Vitaeへ」
聖良「夜も更けて」 ダイヤ「姉会ですわ」
聖良「私達の」 ダイヤ「日常」
絵里「壊れた世界で、ただ1人」
海未「あなたは」 ことり「サマーガール」
希「ライブ?」 真姫「そうよ」
34: 2020/08/14(金) 19:53:33.11 ID:n2rtTvm6
いい雰囲気だ えりぱな良き
37: 2020/08/16(日) 23:27:53.74 ID:83GR4Hy/
よかった
このシリーズ好き
このシリーズ好き
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1597325158/