1: (魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:21:08.81 ID:/Byve6/I.net
【中庭】
チ チ チ チィーーーーー
穂乃果「いやぁ、今日もパンがうまいっ♪」パク
凛「…せんぱーい!」タタタ
ことり「あ、凛ちゃん…」
海未「どうしたんです?」
凛「にこ先輩が、今日は用事があるから放課後の練習は休むって…あと、かよちんも」
穂乃果「にこ先輩と花陽ちゃん?…二人一緒に休むの?」
ことり「凛ちゃんは?」
凛「凛は、特に用事はないからどっちでもいいです」
海未「私も今日は弓道部がありますし…四人になってしまいますね」
穂乃果「あ…そういえば私も店番があるんだった」
ことり「実は私も、今日はちょっと用事が…」
凛「って、それじゃ真姫ちゃんと凛だけになっちゃうにゃ!><」
穂乃果「ごめんね凛ちゃん。じゃあ今日の練習はお休みにしよっか」
海未「そうですね…かりに二人だけで練習しようとしても、真姫が…」
凛「誰もいないじゃない!…私、帰るわ」カミノケクルクル
ことり「アハハ…言いそうかも…」
穂乃果「それにしても暑いね…梅雨はどこ行っちゃったのかなぁ?」
海未「まだ明けてはいないはずですが…もうセミも鳴いていますね」
凛「えっ。…セミ?」
ことり「近くにいるみたい。…ほら、聞こえない?」
穂乃果「確かに何かの鳴き声みたいだけど…」
凛「アブラゼミって、もっとジリジリジリ…って感じじゃないんですかー?」
海未「あれはニイニイゼミですね。アブラゼミとは違う種類です」
穂乃果「にいにい?」
凛「聞いたことないにゃ」
海未「鳴き声は聞いたことがあるはずですよ。現に今も鳴いていますし…」
穂乃果「へえ…あれもセミの声だったんだね」
チ チ チ チィーーーーー
穂乃果「いやぁ、今日もパンがうまいっ♪」パク
凛「…せんぱーい!」タタタ
ことり「あ、凛ちゃん…」
海未「どうしたんです?」
凛「にこ先輩が、今日は用事があるから放課後の練習は休むって…あと、かよちんも」
穂乃果「にこ先輩と花陽ちゃん?…二人一緒に休むの?」
ことり「凛ちゃんは?」
凛「凛は、特に用事はないからどっちでもいいです」
海未「私も今日は弓道部がありますし…四人になってしまいますね」
穂乃果「あ…そういえば私も店番があるんだった」
ことり「実は私も、今日はちょっと用事が…」
凛「って、それじゃ真姫ちゃんと凛だけになっちゃうにゃ!><」
穂乃果「ごめんね凛ちゃん。じゃあ今日の練習はお休みにしよっか」
海未「そうですね…かりに二人だけで練習しようとしても、真姫が…」
凛「誰もいないじゃない!…私、帰るわ」カミノケクルクル
ことり「アハハ…言いそうかも…」
穂乃果「それにしても暑いね…梅雨はどこ行っちゃったのかなぁ?」
海未「まだ明けてはいないはずですが…もうセミも鳴いていますね」
凛「えっ。…セミ?」
ことり「近くにいるみたい。…ほら、聞こえない?」
穂乃果「確かに何かの鳴き声みたいだけど…」
凛「アブラゼミって、もっとジリジリジリ…って感じじゃないんですかー?」
海未「あれはニイニイゼミですね。アブラゼミとは違う種類です」
穂乃果「にいにい?」
凛「聞いたことないにゃ」
海未「鳴き声は聞いたことがあるはずですよ。現に今も鳴いていますし…」
穂乃果「へえ…あれもセミの声だったんだね」
4: (魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:25:59.64 ID:/Byve6/I.net
凛「ニイニイゼミってどんなセミなんですかー?」
海未「アブラゼミに比べて小型のセミです。鳴き始める時期は関東にいるセミの中でも早く、アブラゼミ同様日本全国どこにでもいます」
ことほのりん「へー」
海未「幼虫はアブラゼミなどと違い湿った土の中にいるので、脱け殻に泥がついているのが特徴ですね」
凛「見てみたいにゃ!」
海未「近くで鳴いているのですから、探せば脱け殻も見つかると思いますよ」
ことり「東京って都会のイメージがあるけど、意外と自然も残ってるんだね」
穂乃果「アブラゼミは電柱や家の壁なんかにとまったりするし、セミのほうが町に馴染んでる感じもするけど…」
【放課後】
絵里(新曲も公開されて、μ'sは着々と人気を集めてる…それに比べて私たちは何も…)
凛「も、もう少し…」
絵里「!?(…あれは)」
絵里(な、何を考えてるの…やめさせないと!)ダッ
絵里「あなた!」
凛「わぁ!?」ズル
絵里「危ない!!」
ガシッ ドサ
絵里「っ…大丈夫!?」
凛「うーん…あ、あれっ?…生徒会長!?」
絵里「ケガはない?」
凛「は、はい。凛は大丈夫だけど…生徒会長さんは…」
絵里「よかった…私は平気よ。それより…」
凛「あ、ありがとうございました。じゃあ凛は失礼s」
絵里「待ちなさい。どうして木に登ったりしたの。…スクールアイドルの練習と何か関係あるの?」
凛「ないですよ。凛が一人でやったことだし…」
絵里「じゃあ、ふざけて遊んでいただけなのね?」
凛「別に、ふざけてるわけじゃ…ただ、セミの脱け殻が…」
絵里「ぬけがら?」
凛「ほら。あの木の、こっち側に引っかかってるんです。もう少しで取れたのに…」
絵里「なに言ってるのよ。セミの脱け殻を取るために木に登るなんてありえないわ。しかも制服のままで…小学生じゃあるまいし」
凛(うぅ…何も言い返せないにゃ)
海未「アブラゼミに比べて小型のセミです。鳴き始める時期は関東にいるセミの中でも早く、アブラゼミ同様日本全国どこにでもいます」
ことほのりん「へー」
海未「幼虫はアブラゼミなどと違い湿った土の中にいるので、脱け殻に泥がついているのが特徴ですね」
凛「見てみたいにゃ!」
海未「近くで鳴いているのですから、探せば脱け殻も見つかると思いますよ」
ことり「東京って都会のイメージがあるけど、意外と自然も残ってるんだね」
穂乃果「アブラゼミは電柱や家の壁なんかにとまったりするし、セミのほうが町に馴染んでる感じもするけど…」
【放課後】
絵里(新曲も公開されて、μ'sは着々と人気を集めてる…それに比べて私たちは何も…)
凛「も、もう少し…」
絵里「!?(…あれは)」
絵里(な、何を考えてるの…やめさせないと!)ダッ
絵里「あなた!」
凛「わぁ!?」ズル
絵里「危ない!!」
ガシッ ドサ
絵里「っ…大丈夫!?」
凛「うーん…あ、あれっ?…生徒会長!?」
絵里「ケガはない?」
凛「は、はい。凛は大丈夫だけど…生徒会長さんは…」
絵里「よかった…私は平気よ。それより…」
凛「あ、ありがとうございました。じゃあ凛は失礼s」
絵里「待ちなさい。どうして木に登ったりしたの。…スクールアイドルの練習と何か関係あるの?」
凛「ないですよ。凛が一人でやったことだし…」
絵里「じゃあ、ふざけて遊んでいただけなのね?」
凛「別に、ふざけてるわけじゃ…ただ、セミの脱け殻が…」
絵里「ぬけがら?」
凛「ほら。あの木の、こっち側に引っかかってるんです。もう少しで取れたのに…」
絵里「なに言ってるのよ。セミの脱け殻を取るために木に登るなんてありえないわ。しかも制服のままで…小学生じゃあるまいし」
凛(うぅ…何も言い返せないにゃ)
5: (魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:30:18.06 ID:/Byve6/I.net
絵里「バカなことやってないで、もう帰りなさい。二度とこんな──」
凛「生徒会長さんは、廃校になっても平気なんですか?」
絵里「今その話は関係ないでしょう。…そもそも、あなたが気にすることじゃないわ」
凛「ふーん。生徒会長さんなのに、何もしようと思わないんだ」
絵里「そんなことない!…いい方法を思いつくならやってるわよ。ただそれが…」
凛「セミが来るような木がある、緑いっぱいの中庭!これって、音ノ木坂のいいところだと思いませんか?」
絵里「それはそうだけど…でもそんなことで…」
凛「そんなことじゃないにゃ。都会の中でも自然が残ってるって大事なことですよ」
絵里「それで廃校を止められるっていうの?」
凛「たとえば、あの脱け殻と、木と、中庭の写真を撮って…あと、セミが鳴いてる中庭の動画を撮るでしょ」
凛「そしたら、ちょっとしたアピールになりませんかー?」
絵里「うーん…悪くはないと思うけど…」
凛「じゃあ、μ'sのほうがいい?」
絵里「そんな手には乗らないわよ。スクールアイドルなんて認める気はないから」
凛「うぅ…頑固だにゃ」
絵里「音ノ木坂の自然をアピールするっていう話でしょう?」
凛「生徒会長さんは、廃校になっても平気なんですか?」
絵里「今その話は関係ないでしょう。…そもそも、あなたが気にすることじゃないわ」
凛「ふーん。生徒会長さんなのに、何もしようと思わないんだ」
絵里「そんなことない!…いい方法を思いつくならやってるわよ。ただそれが…」
凛「セミが来るような木がある、緑いっぱいの中庭!これって、音ノ木坂のいいところだと思いませんか?」
絵里「それはそうだけど…でもそんなことで…」
凛「そんなことじゃないにゃ。都会の中でも自然が残ってるって大事なことですよ」
絵里「それで廃校を止められるっていうの?」
凛「たとえば、あの脱け殻と、木と、中庭の写真を撮って…あと、セミが鳴いてる中庭の動画を撮るでしょ」
凛「そしたら、ちょっとしたアピールになりませんかー?」
絵里「うーん…悪くはないと思うけど…」
凛「じゃあ、μ'sのほうがいい?」
絵里「そんな手には乗らないわよ。スクールアイドルなんて認める気はないから」
凛「うぅ…頑固だにゃ」
絵里「音ノ木坂の自然をアピールするっていう話でしょう?」
6: (魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:33:37.06 ID:/Byve6/I.net
凛「ダメです!」
絵里「あら、どうして?…木に登るよりずっといいと思うけど」
凛「そんなことしたら、脱け殻が壊れちゃうにゃ」
絵里「少しくらい平気でしょ?」
凛「道具なんか使わないで、手で取ったほうがいいですよ」
絵里「木に登るのはダメよ。危ないし…」
凛「心配してくれるんですかー?」
絵里「別にあなたの心配ってわけじゃ…木を傷つけたりしたくないの」
凛「でも、さっきは凛のこと助けてくれましたよね?」
絵里「あ、あれは…しょうがないでしょ。あんな状況で…相手が誰でもそうしたわよ」
凛「ありがとうございました。助けてくれて…生徒会長さんて優しいですねー♪」
絵里「///…と、とにかく今は脱け殻を取る方法でしょ」
凛「あ、じゃあ脚立か何か持って来る…とか?」
絵里「そうね…それで届くかしら?」
凛「生徒会長さんが凛を肩車してくれてもいいですよー?」
絵里「…脚立を探してくるわ」
凛「えー?><」
【少し前】
「ダメです!」
真姫(ん?…今の声って)
真姫(あっ…あの金髪…生徒会長)
真姫(凛と何か言い争ってる?…また性懲りもなく因縁つけてきたのね!)ダッ
凛「先に写真撮っておきませんか?」
絵里「そうね…でもスマホよりちゃんとしたカメラのほうが──」
真姫「凛!」タタタ
凛「あっ、真姫ちゃん!」
真姫「…凛に何か用ですか?」キッ
絵里「え?…いえ、別に星空さんに用ってわけじゃ…」
凛「カメラ!」
真姫「えっ。…ああ、これ?」
絵里「あら、どうして?…木に登るよりずっといいと思うけど」
凛「そんなことしたら、脱け殻が壊れちゃうにゃ」
絵里「少しくらい平気でしょ?」
凛「道具なんか使わないで、手で取ったほうがいいですよ」
絵里「木に登るのはダメよ。危ないし…」
凛「心配してくれるんですかー?」
絵里「別にあなたの心配ってわけじゃ…木を傷つけたりしたくないの」
凛「でも、さっきは凛のこと助けてくれましたよね?」
絵里「あ、あれは…しょうがないでしょ。あんな状況で…相手が誰でもそうしたわよ」
凛「ありがとうございました。助けてくれて…生徒会長さんて優しいですねー♪」
絵里「///…と、とにかく今は脱け殻を取る方法でしょ」
凛「あ、じゃあ脚立か何か持って来る…とか?」
絵里「そうね…それで届くかしら?」
凛「生徒会長さんが凛を肩車してくれてもいいですよー?」
絵里「…脚立を探してくるわ」
凛「えー?><」
【少し前】
「ダメです!」
真姫(ん?…今の声って)
真姫(あっ…あの金髪…生徒会長)
真姫(凛と何か言い争ってる?…また性懲りもなく因縁つけてきたのね!)ダッ
凛「先に写真撮っておきませんか?」
絵里「そうね…でもスマホよりちゃんとしたカメラのほうが──」
真姫「凛!」タタタ
凛「あっ、真姫ちゃん!」
真姫「…凛に何か用ですか?」キッ
絵里「え?…いえ、別に星空さんに用ってわけじゃ…」
凛「カメラ!」
真姫「えっ。…ああ、これ?」
7: (魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:37:53.94 ID:/Byve6/I.net
絵里「じゃあ、そっちは任せるわ。私は脚立を借りてくるから」スタスタ
真姫「え?…あ、ちょっと!…何なのよ」
凛「真姫ちゃん、そのカメラどうしたのー?」
真姫「趣味で写真撮ってるのよ。…それより凛、生徒会長に何か言われなかった?」
凛「うん…あのね、木に登ってたら怒られちゃった」
真姫「は?…イミワカンナイ」
凛「…というわけなんだけど」
真姫「ふーん。…あの生徒会長が、凛をねぇ…」
凛「そうなの。ちょっとカッコよかったんだー♪」
真姫「…あっそ」カミノケクルクル
凛「あ、そうだ!真姫ちゃん、凛を肩車してくれないかにゃー?」
真姫「ヴェぇ?…なんでよ。脚立取りに行ったんでしょ?」
凛「そうだけど…いつもの真姫ちゃんなら、生徒会長さんを待ってたりしないよねー?」
真姫「いや、私を何だと思ってるのよ…私はそれでも構わないけど、凛が困るでしょ」
凛「凛が?…なんで?」
真姫「生徒会長に嫌われたくないんじゃない?」
凛「え?…凛が?」
真姫「そうよ。…気になるんでしょ。生徒会長のこと」
凛「気になるって…どういうことー?」
真姫「だから…もう。凛は…す、好きなんでしょ。生徒会長が」
凛「え」
真姫「カッコよかったって言ってたじゃない。仲良さそうにしてたみたいだし…」
凛「ええぇぇ!?…す…っ///…そ、そんなことないにゃ><」
真姫「なに照れてるのよ。別に私たちに気をつかうことないじゃない」
凛「でも…だって、生徒会長はμ'sを認めないって言ってるし、凛たちのことだって嫌いだよ…」
真姫「バカね。μ'sの件とは別でしょ?…凛のこと嫌いだったら、たかがセミの脱け殻ひとつのために手伝ったりしないわよ」
凛「そ、そうかなぁ…?」
真姫「そうよ」
凛「でも…真姫ちゃんは、凛が生徒会長と…その、そういう…///」
真姫「?」
真姫「え?…あ、ちょっと!…何なのよ」
凛「真姫ちゃん、そのカメラどうしたのー?」
真姫「趣味で写真撮ってるのよ。…それより凛、生徒会長に何か言われなかった?」
凛「うん…あのね、木に登ってたら怒られちゃった」
真姫「は?…イミワカンナイ」
凛「…というわけなんだけど」
真姫「ふーん。…あの生徒会長が、凛をねぇ…」
凛「そうなの。ちょっとカッコよかったんだー♪」
真姫「…あっそ」カミノケクルクル
凛「あ、そうだ!真姫ちゃん、凛を肩車してくれないかにゃー?」
真姫「ヴェぇ?…なんでよ。脚立取りに行ったんでしょ?」
凛「そうだけど…いつもの真姫ちゃんなら、生徒会長さんを待ってたりしないよねー?」
真姫「いや、私を何だと思ってるのよ…私はそれでも構わないけど、凛が困るでしょ」
凛「凛が?…なんで?」
真姫「生徒会長に嫌われたくないんじゃない?」
凛「え?…凛が?」
真姫「そうよ。…気になるんでしょ。生徒会長のこと」
凛「気になるって…どういうことー?」
真姫「だから…もう。凛は…す、好きなんでしょ。生徒会長が」
凛「え」
真姫「カッコよかったって言ってたじゃない。仲良さそうにしてたみたいだし…」
凛「ええぇぇ!?…す…っ///…そ、そんなことないにゃ><」
真姫「なに照れてるのよ。別に私たちに気をつかうことないじゃない」
凛「でも…だって、生徒会長はμ'sを認めないって言ってるし、凛たちのことだって嫌いだよ…」
真姫「バカね。μ'sの件とは別でしょ?…凛のこと嫌いだったら、たかがセミの脱け殻ひとつのために手伝ったりしないわよ」
凛「そ、そうかなぁ…?」
真姫「そうよ」
凛「でも…真姫ちゃんは、凛が生徒会長と…その、そういう…///」
真姫「?」
11: (魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:46:09.69 ID:/Byve6/I.net
凛「もしそうなったら…応援してくれるのー?」
真姫「当たり前でしょ。…と、友達…なんだから///」
凛「真姫ちゃん…えへへ。ありがと…でも無理だよ。凛なんかじゃ…」
絵里「なにが無理なの?」
凛「わぁ!?」
真姫「ヴェぇ!?」
絵里「?…脚立、持ってきたけど」
凛「真姫ちゃん。写真!」
真姫「あ、そうね。撮るわ」
絵里「まだ撮ってなかったの?」
真姫「…今から撮ろうとしてたんです。…えーと」ウィーン
凛「脚立、使わないのー?」
真姫「写真撮るだけならね。このカメラなら、そんなに近づかなくたって充分きれいに撮れるわ」
絵里「そんなに凄いカメラなの?」
真姫「別に普通のカメラですけど…」パシャ
凛「木と、中庭も」
真姫「はいはい」
パシャ
真姫「…で、誰が取りに行くの?」
凛「まかせて!」
絵里「写真撮ったなら、もう必要ないんじゃ…」
真姫「もう一枚撮りたいから。…上向いちゃダメですよ」
絵里「え…?」
凛「にゃ!?…だ、ダメって言ったのに><」
絵里「いや、別に見てないわよ…」
凛「わあ、ホントに泥まみれなんだぁ…すごいにゃ♪」
絵里「ずいぶん小さいのね」
真姫「じゃあ撮るわよ。二人もっとくっついて」
絵里「え?…いや、私は写る必要ないわよね?」
真姫「なに言ってるんですか。生徒会長は学校の看板みたいなものでしょ」
凛「凛が持ってればいいのー?」
真姫「当たり前でしょ。…と、友達…なんだから///」
凛「真姫ちゃん…えへへ。ありがと…でも無理だよ。凛なんかじゃ…」
絵里「なにが無理なの?」
凛「わぁ!?」
真姫「ヴェぇ!?」
絵里「?…脚立、持ってきたけど」
凛「真姫ちゃん。写真!」
真姫「あ、そうね。撮るわ」
絵里「まだ撮ってなかったの?」
真姫「…今から撮ろうとしてたんです。…えーと」ウィーン
凛「脚立、使わないのー?」
真姫「写真撮るだけならね。このカメラなら、そんなに近づかなくたって充分きれいに撮れるわ」
絵里「そんなに凄いカメラなの?」
真姫「別に普通のカメラですけど…」パシャ
凛「木と、中庭も」
真姫「はいはい」
パシャ
真姫「…で、誰が取りに行くの?」
凛「まかせて!」
絵里「写真撮ったなら、もう必要ないんじゃ…」
真姫「もう一枚撮りたいから。…上向いちゃダメですよ」
絵里「え…?」
凛「にゃ!?…だ、ダメって言ったのに><」
絵里「いや、別に見てないわよ…」
凛「わあ、ホントに泥まみれなんだぁ…すごいにゃ♪」
絵里「ずいぶん小さいのね」
真姫「じゃあ撮るわよ。二人もっとくっついて」
絵里「え?…いや、私は写る必要ないわよね?」
真姫「なに言ってるんですか。生徒会長は学校の看板みたいなものでしょ」
凛「凛が持ってればいいのー?」
12: (魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:49:24.98 ID:/Byve6/I.net
真姫「そうね。こうやって…生徒会長が凛のてのひらをのぞき込む感じで」
絵里「え、ええ…」
真姫「はい、笑顔。にっこにっこにー」
パシャ
【後日】
希「都会の片隅に…緑豊かな古き良き学舎」
絵里「悪くないでしょう?」
希「…音ノ木坂学院アイドル研究部。スクールアイドルμ's…」
絵里「それは…少しは人気があるみたいだし。あの子たちにも手伝ってもらったから」
希「ふーん…いつの間に仲良くなったん?」
絵里「そんなんじゃないわよ。…ほら、みんなの意見も採り入れてみたし」
希「ふわふわモコモコのアルパカが…夏はこんな姿に。必見です!」
絵里「なるべくアピールポイントになりそうな物を集めてみたわ。これならUTXのパンフレットにも見劣りしないと思わない?」
希「そやね…最新の設備とか芸能コースとかは正直かなわないけど」
絵里「でも、あちらには無い物が音ノ木坂にはある。そうでしょう?」
希(ウチが知らない間に…エリちも少しずつ、変わってきてるんかな)
穂乃果「すごいよ真姫ちゃん!プロのカメラマンみたい!」
真姫「大袈裟よ。…これくらい大したことないし」カミノケクルクル
にこ「どうやったら、あの生徒会長がこんな…」
花陽「凛ちゃんと、すっごく仲良しに見える…」
凛「そ、そうかにゃ?…えへへへ♪」
凛(…今は、これだけでもいいや。…でも、いつか…μ'sのことも認めてもらえたら──)
『星空さん…』ギュ
凛「…///」プシュー
真姫「なに赤くなってるのよ。これくらいで照れてたら、付き合」
凛「あーっ!月が出る前に練習しなきゃ!」
ことり「つき…?」
海未「まだそんな時間ではありませんが…」
凛「と、とにかく練習するにゃ!」
おわり
絵里「え、ええ…」
真姫「はい、笑顔。にっこにっこにー」
パシャ
【後日】
希「都会の片隅に…緑豊かな古き良き学舎」
絵里「悪くないでしょう?」
希「…音ノ木坂学院アイドル研究部。スクールアイドルμ's…」
絵里「それは…少しは人気があるみたいだし。あの子たちにも手伝ってもらったから」
希「ふーん…いつの間に仲良くなったん?」
絵里「そんなんじゃないわよ。…ほら、みんなの意見も採り入れてみたし」
希「ふわふわモコモコのアルパカが…夏はこんな姿に。必見です!」
絵里「なるべくアピールポイントになりそうな物を集めてみたわ。これならUTXのパンフレットにも見劣りしないと思わない?」
希「そやね…最新の設備とか芸能コースとかは正直かなわないけど」
絵里「でも、あちらには無い物が音ノ木坂にはある。そうでしょう?」
希(ウチが知らない間に…エリちも少しずつ、変わってきてるんかな)
穂乃果「すごいよ真姫ちゃん!プロのカメラマンみたい!」
真姫「大袈裟よ。…これくらい大したことないし」カミノケクルクル
にこ「どうやったら、あの生徒会長がこんな…」
花陽「凛ちゃんと、すっごく仲良しに見える…」
凛「そ、そうかにゃ?…えへへへ♪」
凛(…今は、これだけでもいいや。…でも、いつか…μ'sのことも認めてもらえたら──)
『星空さん…』ギュ
凛「…///」プシュー
真姫「なに赤くなってるのよ。これくらいで照れてたら、付き合」
凛「あーっ!月が出る前に練習しなきゃ!」
ことり「つき…?」
海未「まだそんな時間ではありませんが…」
凛「と、とにかく練習するにゃ!」
おわり
13: (空中都市アレイネ)@\(^o^)/ 2016/07/12(火) 22:52:16.97 ID:byd2/73f.net
えりりんもっと流行れ
引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1468329668/