4: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:08:56.38 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 「なんでやねーーーん!」
にこ 「ぎゃぁぁぁぁーーーー!!!」
ゴテンッ
ツッコミにビビって派手に転んで頭をぶつけた。
いつものギャグ描写かと思ったけど……。
にこ (これ、にこもしかして)
にこ 「……」 フワフワ
にこ (幽霊になっている!?)
にこ 「いやいやいやいや」
にこ 「ありえないでしょ、幽霊なんて! そもそもにこが死ぬなんて……まだスクールアイドルとしての夢も途中だっていうのに……」
穂乃果 「……にこちゃん?」
にこ 「!」
にこ 「ぎゃぁぁぁぁーーーー!!!」
ゴテンッ
ツッコミにビビって派手に転んで頭をぶつけた。
いつものギャグ描写かと思ったけど……。
にこ (これ、にこもしかして)
にこ 「……」 フワフワ
にこ (幽霊になっている!?)
にこ 「いやいやいやいや」
にこ 「ありえないでしょ、幽霊なんて! そもそもにこが死ぬなんて……まだスクールアイドルとしての夢も途中だっていうのに……」
穂乃果 「……にこちゃん?」
にこ 「!」
5: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:10:01.93 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 「えっ? だ、大丈夫……にこちゃん? 大丈夫だよね!? にこちゃん!!」 ユサユサ
にこの体 「」 チーン
穂乃果 「そ、そんな……! ほ、穂乃果のせいでにこちゃんが……」 ポロポロ
にこ 「穂乃果!! 泣かないで!! あんたは悪くな……いや十中八九あんたのせいではあるんだけど、それでも泣かれるのは困るのよ……」
穂乃果 「うぅ……穂乃果はバカだ……キレのあるツッコミなんかに穂乃果が憧れなきゃ……うわぁぁぁぁーーーーん!!! 穂乃果のバカ! 穂乃果のバカ!」 ドンッ ドンッ
にこ 「ほ、穂乃果!? 木に自分の頭を叩きつけてる!? そんな!! やめてっ!! 自分の体を自ら傷つけるなんて……穂乃果はスクールアイドルなのよ!!」
穂乃果 「うわぁぁぁぁぁーーーーー」 ドンッ ドンッ
にこの体 「」 チーン
穂乃果 「そ、そんな……! ほ、穂乃果のせいでにこちゃんが……」 ポロポロ
にこ 「穂乃果!! 泣かないで!! あんたは悪くな……いや十中八九あんたのせいではあるんだけど、それでも泣かれるのは困るのよ……」
穂乃果 「うぅ……穂乃果はバカだ……キレのあるツッコミなんかに穂乃果が憧れなきゃ……うわぁぁぁぁーーーーん!!! 穂乃果のバカ! 穂乃果のバカ!」 ドンッ ドンッ
にこ 「ほ、穂乃果!? 木に自分の頭を叩きつけてる!? そんな!! やめてっ!! 自分の体を自ら傷つけるなんて……穂乃果はスクールアイドルなのよ!!」
穂乃果 「うわぁぁぁぁぁーーーーー」 ドンッ ドンッ
7: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:10:59.50 ID:T+ykOJ5c
ゴテンッ
穂乃果 「」 パタッ
にこ 「穂乃果ァ!?」
穂乃果の体 「」 チーン
穂乃果 「……」 フワフワ
穂乃果 「……再会できたね、にこちゃん」
にこ 「……幽霊としてね」
…
…
…
穂乃果 「」 パタッ
にこ 「穂乃果ァ!?」
穂乃果の体 「」 チーン
穂乃果 「……」 フワフワ
穂乃果 「……再会できたね、にこちゃん」
にこ 「……幽霊としてね」
…
…
…
8: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:12:30.05 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 「アイドル」
にこ 「瑠璃」
穂乃果 「リール」
にこ 「……もうしりとりやめない?」
穂乃果 「……でも幽霊ってやることないし」
にこ 「……にしても『る』攻めはやめない?」
穂乃果 「……やめない」
にこ 「ていうかさ」
穂乃果 「うん」
にこ 「瑠璃」
穂乃果 「リール」
にこ 「……もうしりとりやめない?」
穂乃果 「……でも幽霊ってやることないし」
にこ 「……にしても『る』攻めはやめない?」
穂乃果 「……やめない」
にこ 「ていうかさ」
穂乃果 「うん」
9: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:13:28.68 ID:T+ykOJ5c
にこ 「なんであんたまで幽霊になってるのよ!?」
穂乃果 「……」
にこ 「あんたがいなくてμ'sはどうするの!?」
穂乃果 「……誰がとかじゃないもん」 グスッ
にこ 「へっ?」
穂乃果 「にこちゃんがいなかったら穂乃果悲しいもん……μ'sはみんないなくちゃ、九人いなくちゃダメだもん……なのにぃ……うぅ……」 ポロポロ
にこ 「え、え、あ、あっ、ごめんね! 穂乃果がとかじゃないわよね! 私も死んじゃ悲しいわよね!!」
穂乃果 「うぅ……」 ポロポロ
にこ 「……」
穂乃果 「……」
にこ 「あんたがいなくてμ'sはどうするの!?」
穂乃果 「……誰がとかじゃないもん」 グスッ
にこ 「へっ?」
穂乃果 「にこちゃんがいなかったら穂乃果悲しいもん……μ'sはみんないなくちゃ、九人いなくちゃダメだもん……なのにぃ……うぅ……」 ポロポロ
にこ 「え、え、あ、あっ、ごめんね! 穂乃果がとかじゃないわよね! 私も死んじゃ悲しいわよね!!」
穂乃果 「うぅ……」 ポロポロ
にこ 「……」
10: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:14:38.48 ID:T+ykOJ5c
にこ (こう、穂乃果が泣いてるのを見ると、改めて実感してしまう……)
にこ (にこは死んじゃったことを)
にこ (しかも……)
にこ (穂乃果まで巻き込んじゃうなんて、ほんと先輩失格ね……私……)
にこ 「ルビー」
穂乃果 「……?」 ポロポロ
にこ 「ほら、穂乃果。しりとりの続き? するの? しないの?」
穂乃果 「……する」
にこ 「じゃあかかってきなさい!! 私は負けないわよ!!」
にこ (にこは死んじゃったことを)
にこ (しかも……)
にこ (穂乃果まで巻き込んじゃうなんて、ほんと先輩失格ね……私……)
にこ 「ルビー」
穂乃果 「……?」 ポロポロ
にこ 「ほら、穂乃果。しりとりの続き? するの? しないの?」
穂乃果 「……する」
にこ 「じゃあかかってきなさい!! 私は負けないわよ!!」
11: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:15:45.28 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 「ビール」
にこ 「ってまた『る』攻めだし!!!!」
穂乃果 「……ふ」
にこ 「……っ」
穂乃果・にこ 「「あはははははっ」」
穂乃果 「穂乃果はこれから何度も『る』攻めするよ? 勝てるかな、にこちゃん」 フフフ
にこ 「くぅぅぅ! なんてタチの悪い後輩なのかしら!! でも負けないわよ!! じゃあ留守!」
穂乃果 「スルー」
にこ 「ってまたかーーーい!!」
穂乃果 「あははっ」
にこ 「ってまた『る』攻めだし!!!!」
穂乃果 「……ふ」
にこ 「……っ」
穂乃果・にこ 「「あはははははっ」」
穂乃果 「穂乃果はこれから何度も『る』攻めするよ? 勝てるかな、にこちゃん」 フフフ
にこ 「くぅぅぅ! なんてタチの悪い後輩なのかしら!! でも負けないわよ!! じゃあ留守!」
穂乃果 「スルー」
にこ 「ってまたかーーーい!!」
穂乃果 「あははっ」
12: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:19:14.43 ID:T+ykOJ5c
にこ (良かった……どうにかいつも通りになってくれて)
にこ (やっぱ穂乃果、あんたは)
にこ 「笑顔が似合ってるわよ」 フフ
穂乃果 「……へ?」
にこ 「ってまさか声に出てた!?」
穂乃果 「に、にこちゃん……///」 カァァ
にこ 「///」 カァァ
穂乃果 「……」
にこ 「……」
穂乃果 「……しりとり再開しようか」
にこ 「……ええ」
…
…
…
にこ (やっぱ穂乃果、あんたは)
にこ 「笑顔が似合ってるわよ」 フフ
穂乃果 「……へ?」
にこ 「ってまさか声に出てた!?」
穂乃果 「に、にこちゃん……///」 カァァ
にこ 「///」 カァァ
穂乃果 「……」
にこ 「……」
穂乃果 「……しりとり再開しようか」
にこ 「……ええ」
…
…
…
13: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:22:10.52 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 『にこちゃん!』 ニコッ
穂乃果 『お菓子返してよ!? にこちゃん!?』
穂乃果 『一緒に帰りポテト食べる? にこちゃん?』
にこ (……今思うと)
にこ (こうして二人の機会ってあんまりなかったような)
にこ (基本的にはμ'sの練習の時に会うし、お菓子で喧嘩した時も、ポテト食べに行った時も、凛だったり希だったり、いつも三人以上だったし……)
にこ (死んでしまったことは悲しいけれど、無理やりポジティブに考えるなら……)
にこ (穂乃果と二人っきりの時間も……悪くないわね……)
穂乃果 「……どうしたの? にこちゃん? 『る』だよ?」
にこ (だけどやっぱり、穂乃果まで死なせるべきじゃなかった。いくら寂しくても、にこ一人の方が良かったんだ。私は、私は……)
穂乃果 『お菓子返してよ!? にこちゃん!?』
穂乃果 『一緒に帰りポテト食べる? にこちゃん?』
にこ (……今思うと)
にこ (こうして二人の機会ってあんまりなかったような)
にこ (基本的にはμ'sの練習の時に会うし、お菓子で喧嘩した時も、ポテト食べに行った時も、凛だったり希だったり、いつも三人以上だったし……)
にこ (死んでしまったことは悲しいけれど、無理やりポジティブに考えるなら……)
にこ (穂乃果と二人っきりの時間も……悪くないわね……)
穂乃果 「……どうしたの? にこちゃん? 『る』だよ?」
にこ (だけどやっぱり、穂乃果まで死なせるべきじゃなかった。いくら寂しくても、にこ一人の方が良かったんだ。私は、私は……)
15: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:28:32.50 ID:T+ykOJ5c
にこ 「最低だ……」 ポロポロ
穂乃果 「ええっ!?」
にこ (さっきは穂乃果を励まそうとしたのに、今度は自分が泣いてる。カッコ悪い先輩ね……)
にこ 「……ごめんね、ごめんね、穂乃果」 ポロポロ
穂乃果 「に、にこちゃん……」
にこ (戻りたい。戻って、せめて穂乃果だけでも助けたい)
にこ (たしかに私だってアイドルの夢がある。絶対叶えたかったけど……正直、一時期は絶望が上回って諦めかけていた時があった。それを救ってくれたのが穂乃果だから)
にこ (そして何より)
穂乃果 「ええっ!?」
にこ (さっきは穂乃果を励まそうとしたのに、今度は自分が泣いてる。カッコ悪い先輩ね……)
にこ 「……ごめんね、ごめんね、穂乃果」 ポロポロ
穂乃果 「に、にこちゃん……」
にこ (戻りたい。戻って、せめて穂乃果だけでも助けたい)
にこ (たしかに私だってアイドルの夢がある。絶対叶えたかったけど……正直、一時期は絶望が上回って諦めかけていた時があった。それを救ってくれたのが穂乃果だから)
にこ (そして何より)
16: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:33:36.48 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 『さぁーー夢をぉーーー♪』
にこ (アイドルの穂乃果の姿が何より好きだったから。せめて穂乃果だけは救いたい)
にこ 「お願いっ!! 戻ってよ!! 戻って!!」
ピッ
チチチチチチチチチ
穂乃果 「スルー」
にこ 「……えっ?」
穂乃果 「あははっ。にこちゃん。次はスルーだって」
にこ 「え、え、え? スルーってしりとり?」
穂乃果 「うん」
にこ 「さっきスルーって言ってなかった?」
穂乃果 「このしりとりでは初めてだと思うけど?」
にこ 「えっ?」
にこ (アイドルの穂乃果の姿が何より好きだったから。せめて穂乃果だけは救いたい)
にこ 「お願いっ!! 戻ってよ!! 戻って!!」
ピッ
チチチチチチチチチ
穂乃果 「スルー」
にこ 「……えっ?」
穂乃果 「あははっ。にこちゃん。次はスルーだって」
にこ 「え、え、え? スルーってしりとり?」
穂乃果 「うん」
にこ 「さっきスルーって言ってなかった?」
穂乃果 「このしりとりでは初めてだと思うけど?」
にこ 「えっ?」
17: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:40:15.80 ID:T+ykOJ5c
にこ (これって、もしかして……あ、いや、流石にそんなわけ)
にこ 「ぐぬぬっ!」 ゴゴゴ
穂乃果 「急に念じ始めてどうしたの?」
にこ (もし、時間を巻き戻せるなら。あの瞬間まで巻き戻せたら……穂乃果はもちろんのこと、にこもまた、スクールアイドルの夢を……!)
にこ 「戻れーーーーー!! 戻れっ!!」
ピッ
チチチチチチチチチ
穂乃果 「ビール」
にこ (よし! また少し巻き戻った!!)
にこ 「ってまた『る』攻めだし!!!!」
穂乃果 「……ふ」
にこ 「……っ」
穂乃果・にこ 「「あはははははっ」」
にこ 「ぐぬぬっ!」 ゴゴゴ
穂乃果 「急に念じ始めてどうしたの?」
にこ (もし、時間を巻き戻せるなら。あの瞬間まで巻き戻せたら……穂乃果はもちろんのこと、にこもまた、スクールアイドルの夢を……!)
にこ 「戻れーーーーー!! 戻れっ!!」
ピッ
チチチチチチチチチ
穂乃果 「ビール」
にこ (よし! また少し巻き戻った!!)
にこ 「ってまた『る』攻めだし!!!!」
穂乃果 「……ふ」
にこ 「……っ」
穂乃果・にこ 「「あはははははっ」」
18: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:42:17.47 ID:T+ykOJ5c
にこ (どうやらにこはタイムリープの力を手に入れたみたい……希も驚くスピリチュアルパワーね……)
にこ (ここからさらに巻き戻すわよっ!!)
にこ 「ねぇ、穂乃果」
穂乃果 「? なに、にこちゃん?」
にこ 「私は巻き戻す。だからこの会話もなかったことになってしまうけど」
穂乃果 「……え?」
にこ 「それでもあんたにツッコミをしたのは、あんたが笑って欲しいからなの。悲しそうな顔した穂乃果を置いたまま逆行できないからね」
穂乃果 「にこちゃん、何言って」
にこ 「絶対あんたを助けるからね!! 戻れ!! 時間よーー!! 戻れ!!」
ピッ
チチチチチチチチチ
穂乃果 「アイドル」
にこ (ついにここまで来た……! あとはもう一回巻き戻せば……! まずは穂乃果を助けられるわ……!)
にこ (ここからさらに巻き戻すわよっ!!)
にこ 「ねぇ、穂乃果」
穂乃果 「? なに、にこちゃん?」
にこ 「私は巻き戻す。だからこの会話もなかったことになってしまうけど」
穂乃果 「……え?」
にこ 「それでもあんたにツッコミをしたのは、あんたが笑って欲しいからなの。悲しそうな顔した穂乃果を置いたまま逆行できないからね」
穂乃果 「にこちゃん、何言って」
にこ 「絶対あんたを助けるからね!! 戻れ!! 時間よーー!! 戻れ!!」
ピッ
チチチチチチチチチ
穂乃果 「アイドル」
にこ (ついにここまで来た……! あとはもう一回巻き戻せば……! まずは穂乃果を助けられるわ……!)
19: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:46:34.52 ID:T+ykOJ5c
にこ 「戻れっ!! 戻れーーーーーーー!!!」
穂乃果 「……?」
にこ 「……」
穂乃果 「やっぱり頭打って死んじゃったからにこちゃんおかしく……」 グスッ
にこ 「ち、違うわよ!?」
にこ (な、な、なんで!? なんで時間を巻き戻せないの!?)
穂乃果 「……『る』だよ? にこちゃん!」
にこ (偶然よね……そう、偶然よ……! ここにきて巻き戻せないなんて! 穂乃果もにこもまだ死んだままなのに!!)
穂乃果 「……?」
にこ 「……」
穂乃果 「やっぱり頭打って死んじゃったからにこちゃんおかしく……」 グスッ
にこ 「ち、違うわよ!?」
にこ (な、な、なんで!? なんで時間を巻き戻せないの!?)
穂乃果 「……『る』だよ? にこちゃん!」
にこ (偶然よね……そう、偶然よ……! ここにきて巻き戻せないなんて! 穂乃果もにこもまだ死んだままなのに!!)
20: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:49:03.27 ID:T+ykOJ5c
にこ 「時よーーーーー! 戻れ!! スーパー戻れっーーーーー!!」
穂乃果 「……」
にこ 「うりゃぁぁぁぁぁーーーーー! カムバック!! バックトゥザフーチャー!!」
穂乃果 「……」
にこ 「……」
穂乃果 「……やっぱりにこちゃん、おかしくなっちゃったんだ」 グスッ
にこ 「ち、違うってば!!」
にこ (こんなの、こんなの嘘よ……! 今までできてたじゃない!! タイムリープはできるはずだわ!)
にこ (そうよ、たまたまよ……たまたま……)
…
…
…
穂乃果 「……」
にこ 「うりゃぁぁぁぁぁーーーーー! カムバック!! バックトゥザフーチャー!!」
穂乃果 「……」
にこ 「……」
穂乃果 「……やっぱりにこちゃん、おかしくなっちゃったんだ」 グスッ
にこ 「ち、違うってば!!」
にこ (こんなの、こんなの嘘よ……! 今までできてたじゃない!! タイムリープはできるはずだわ!)
にこ (そうよ、たまたまよ……たまたま……)
…
…
…
21: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:51:07.17 ID:T+ykOJ5c
にこ 「やればできる!」
穂乃果 「アイドル」
にこ 「神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと……」
穂乃果 「アイドル」
にこ 「うぎゃぁぁぁぁぁぉーーーー! あばおぉぉぉーーーー! かばおぉぉお!」
穂乃果 「アイドル」
にこ (……そんな)
にこ (しばらくしたら巻き戻せるようになったけど、結局いくら巻き戻しても、穂乃果が死んだ直後にしか戻れない……それ以上は戻れない……)
にこ 「そんなことって……」
穂乃果 「アイドル」
にこ 「神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと……」
穂乃果 「アイドル」
にこ 「うぎゃぁぁぁぁぁぉーーーー! あばおぉぉぉーーーー! かばおぉぉお!」
穂乃果 「アイドル」
にこ (……そんな)
にこ (しばらくしたら巻き戻せるようになったけど、結局いくら巻き戻しても、穂乃果が死んだ直後にしか戻れない……それ以上は戻れない……)
にこ 「そんなことって……」
22: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:54:10.57 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 「にこちゃん! 『る』だよ!」
にこ 「……もうしりとりやめない?」
穂乃果 「……でも幽霊ってやることないし」
にこ 「……にしても『る』攻めはやめない?」
穂乃果 「……やめない」
にこ 「ていうかさ」
穂乃果 「うん」
にこ 「……やっぱりなんでもない」
穂乃果 「……うん」
にこ (もう何回……? 軽く数百回くらい……?)
にこ (やっぱり巻き戻し能力でも、命のあるなしは覆せないの……?)
にこ (そんなことって……)
にこ (ならなんで巻き戻し能力なんて得たの……? ただの神のいたずら? 嫌がらせ? こんなのって……)
にこ 「……もうしりとりやめない?」
穂乃果 「……でも幽霊ってやることないし」
にこ 「……にしても『る』攻めはやめない?」
穂乃果 「……やめない」
にこ 「ていうかさ」
穂乃果 「うん」
にこ 「……やっぱりなんでもない」
穂乃果 「……うん」
にこ (もう何回……? 軽く数百回くらい……?)
にこ (やっぱり巻き戻し能力でも、命のあるなしは覆せないの……?)
にこ (そんなことって……)
にこ (ならなんで巻き戻し能力なんて得たの……? ただの神のいたずら? 嫌がらせ? こんなのって……)
23: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 22:58:59.34 ID:T+ykOJ5c
にこ 「ひどい……ひどいわよ……」 ポロポロ
穂乃果 「にこちゃん!?」
にこ 「うぅ……」 ポロポロ
穂乃果 「あわわっ! にこちゃん! にこちゃん泣かないで!!」
にこ 「うわぁぁぁぁーーーーん……!」 ポロポロ
ダキッ
にこ 「……ほ、穂乃果?」
穂乃果 「にこちゃん。にこちゃんは一人じゃないよ」 ギュッ
にこ 「!」
穂乃果 「どんなに寂しくたって、つらくたって、穂乃果がそばにいてあげるから」
にこ 「……」
穂乃果 「だから元気出して、にこちゃん!」 ニコッ
にこ (……あぁ、やっぱり私は)
にこ (……穂乃果が、穂乃果の笑顔が、大好きなんだ)
…
…
…
穂乃果 「にこちゃん!?」
にこ 「うぅ……」 ポロポロ
穂乃果 「あわわっ! にこちゃん! にこちゃん泣かないで!!」
にこ 「うわぁぁぁぁーーーーん……!」 ポロポロ
ダキッ
にこ 「……ほ、穂乃果?」
穂乃果 「にこちゃん。にこちゃんは一人じゃないよ」 ギュッ
にこ 「!」
穂乃果 「どんなに寂しくたって、つらくたって、穂乃果がそばにいてあげるから」
にこ 「……」
穂乃果 「だから元気出して、にこちゃん!」 ニコッ
にこ (……あぁ、やっぱり私は)
にこ (……穂乃果が、穂乃果の笑顔が、大好きなんだ)
…
…
…
24: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:02:08.00 ID:T+ykOJ5c
海未 「いきましょう、ことり……」
ことり 「うぅ……穂乃果ちゃ……にこちゃん……」 ポロポロ
穂乃果 「……」
にこ 「……」
穂乃果 「みんな、悲しそうだったね」
にこ 「……そうね。私たち、死んじゃったのよね」
穂乃果 「……でも、穂乃果がにこちゃんを笑顔にさせるから。寂しい思いをさせないからね」
にこ 「……こっちこそ」
ことり 「うぅ……穂乃果ちゃ……にこちゃん……」 ポロポロ
穂乃果 「……」
にこ 「……」
穂乃果 「みんな、悲しそうだったね」
にこ 「……そうね。私たち、死んじゃったのよね」
穂乃果 「……でも、穂乃果がにこちゃんを笑顔にさせるから。寂しい思いをさせないからね」
にこ 「……こっちこそ」
25: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:06:23.74 ID:T+ykOJ5c
にこ (にこはタイムリープを諦めた)
にこ (穂乃果まで巻き込んでしまったこと、ずっと後悔してる。でも、穂乃果が一緒にいてくれることに安心している自分もいる)
にこ 「……」
穂乃果 「……」
にこ 「どれくらい一緒にいれるかしら」
穂乃果 「分からない」
にこ 「……」
穂乃果 「でもずっとにいるから。よろしくね、にこちゃん」
にこ 「……ありがとう、穂乃果」
にこ (穂乃果まで巻き込んでしまったこと、ずっと後悔してる。でも、穂乃果が一緒にいてくれることに安心している自分もいる)
にこ 「……」
穂乃果 「……」
にこ 「どれくらい一緒にいれるかしら」
穂乃果 「分からない」
にこ 「……」
穂乃果 「でもずっとにいるから。よろしくね、にこちゃん」
にこ 「……ありがとう、穂乃果」
26: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:12:00.71 ID:T+ykOJ5c
それからはあまり覚えてない。
何百年も一緒にいたと思う。
μ'sのメンバーの行く末まで見守ったが、みんなが幽霊として出てくることはなかった。
やっぱり、にこたちだけが特別だったのかもしれない。未練がありすぎたのかしら……?
でも、μ'sのみんなも後悔があったように思えた、ごめんね……みんな……。
何百年も一緒にいたと思う。
μ'sのメンバーの行く末まで見守ったが、みんなが幽霊として出てくることはなかった。
やっぱり、にこたちだけが特別だったのかもしれない。未練がありすぎたのかしら……?
でも、μ'sのみんなも後悔があったように思えた、ごめんね……みんな……。
27: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:16:15.91 ID:T+ykOJ5c
最初はただの後輩と先輩。いつしか同じμ'sのメンバーとなり、親友となった。
幽霊となってからはより距離を深め、おそらく恋人の真似事も何回もしたと思う。
「アイドルは恋愛禁止なのよ」
「でも幽霊にそんなことは関係ないよ、にこちゃん」
穂乃果の体温は温かくて、昔大泣きした私を抱きしめた時とは、また違う穂乃果の頼もしい抱擁に心は安らいだ。それでずっと良かった。でも。
にこ 「穂乃果……? 穂乃果、どこにいるの?」
穂乃果は消えた。
成仏……? なにも分からなかった。
幽霊となってからはより距離を深め、おそらく恋人の真似事も何回もしたと思う。
「アイドルは恋愛禁止なのよ」
「でも幽霊にそんなことは関係ないよ、にこちゃん」
穂乃果の体温は温かくて、昔大泣きした私を抱きしめた時とは、また違う穂乃果の頼もしい抱擁に心は安らいだ。それでずっと良かった。でも。
にこ 「穂乃果……? 穂乃果、どこにいるの?」
穂乃果は消えた。
成仏……? なにも分からなかった。
28: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:22:05.09 ID:T+ykOJ5c
にこ 「……あはは、また一人か」
にこ 「……」
にこ 「ずっとそばにいてくれるって言ったじゃない……穂乃果の嘘つき」 ボソッ
にこ 「……」
にこ 「……ルールって、『る』攻め返しができるわよね、穂乃果」
にこ 「……」
にこ 「……ねぇ、またしりとりしないの? 穂乃果?」
にこ 「……」
にこ 「穂乃果、穂乃果……穂乃果ぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!」 ポロポロ
にこ 「うわぁぁぁぁぁーーーーーーーーん!!」 ポロポロ
にこ (戻れっ!!)
にこ (お願い! 時よ戻って!!)
にこ (私は穂乃果が死ぬ直後には戻れたはず……お願い……また穂乃果に会わせて……!)
にこ 「戻れっーーーーーーーーーーー!」
ピッ
チチチチチチチチチ
…
…
…
にこ 「……」
にこ 「ずっとそばにいてくれるって言ったじゃない……穂乃果の嘘つき」 ボソッ
にこ 「……」
にこ 「……ルールって、『る』攻め返しができるわよね、穂乃果」
にこ 「……」
にこ 「……ねぇ、またしりとりしないの? 穂乃果?」
にこ 「……」
にこ 「穂乃果、穂乃果……穂乃果ぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!」 ポロポロ
にこ 「うわぁぁぁぁぁーーーーーーーーん!!」 ポロポロ
にこ (戻れっ!!)
にこ (お願い! 時よ戻って!!)
にこ (私は穂乃果が死ぬ直後には戻れたはず……お願い……また穂乃果に会わせて……!)
にこ 「戻れっーーーーーーーーーーー!」
ピッ
チチチチチチチチチ
…
…
…
30: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:36:18.32 ID:T+ykOJ5c
グスグス
グスグス
にこ 「……ここは?」
グスグス
グスグス
にこ 「真っ暗だし、さっきからすすり声みたいの聞こえるし……お化け屋敷?」
グスグス
グスグス
にこ 「……あっちの方かしら」
グスグス
グスグス
なぜか、懐かしいような、愛しい声のような、そんな気がした。この泣き声は。
にこ 「……穂乃果なの?」
穂乃果 「……にこちゃん?」 グスッ
グスグス
にこ 「……ここは?」
グスグス
グスグス
にこ 「真っ暗だし、さっきからすすり声みたいの聞こえるし……お化け屋敷?」
グスグス
グスグス
にこ 「……あっちの方かしら」
グスグス
グスグス
なぜか、懐かしいような、愛しい声のような、そんな気がした。この泣き声は。
にこ 「……穂乃果なの?」
穂乃果 「……にこちゃん?」 グスッ
31: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:45:20.15 ID:T+ykOJ5c
にこ 「穂乃果……穂乃果なのよね!! 穂乃果! 穂乃果! 会いたかった!」
穂乃果 「……また幻覚かな」
にこ 「えっ……わ、私は幻覚なんかじゃないわよ!!」
穂乃果 「うるさいのは私の記憶の中のにこちゃんと一緒だなぁ」
にこ 「だから本物だってば!!!!」
穂乃果 「……え?」
にこ 「ここにたしかに私はいるでしょ!?」
穂乃果 「リアリー?」
にこ 「だ、か、ら!!」
穂乃果 「……」
穂乃果 「ええっーーーーーーーー!?」
…
…
…
穂乃果 「……また幻覚かな」
にこ 「えっ……わ、私は幻覚なんかじゃないわよ!!」
穂乃果 「うるさいのは私の記憶の中のにこちゃんと一緒だなぁ」
にこ 「だから本物だってば!!!!」
穂乃果 「……え?」
にこ 「ここにたしかに私はいるでしょ!?」
穂乃果 「リアリー?」
にこ 「だ、か、ら!!」
穂乃果 「……」
穂乃果 「ええっーーーーーーーー!?」
…
…
…
32: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:51:33.01 ID:T+ykOJ5c
にこ 「ここはどこなのよ。ていうか穂乃果はこんなところで何を」
穂乃果 「……穂乃果はね、にこちゃん」
にこ 「う、うん」
穂乃果 「タイムリープが使えるんだ」
にこ 「タイムリープ……タイムリープってあのタイムリープ!?」
穂乃果 「うん、あのタイムリープ」
にこ 「そ、そんな……! 穂乃果もにこと同じ能力を……!?」
穂乃果 「にこちゃんもタイムリープを……?」
にこ 「そうだけど……」
穂乃果 「……穂乃果はね、にこちゃん」
にこ 「う、うん」
穂乃果 「タイムリープが使えるんだ」
にこ 「タイムリープ……タイムリープってあのタイムリープ!?」
穂乃果 「うん、あのタイムリープ」
にこ 「そ、そんな……! 穂乃果もにこと同じ能力を……!?」
穂乃果 「にこちゃんもタイムリープを……?」
にこ 「そうだけど……」
33: (やわらか銀行) 2021/07/28(水) 23:54:39.00 ID:T+ykOJ5c
穂乃果 「……」
にこ 「穂乃果……?」
穂乃果 「私はね、にこちゃん」
にこ 「う、うん」
穂乃果 「もうこの真っ暗な世界に何千年もいるんだ」
にこ 「な、何千年……!?」
穂乃果 「幽霊だから歳も取らず、死ぬこともできず、ずっーと、ずっーと、一人でここにいたの」
にこ 「なっ……!? そ、そもそも、さっきから聞いてるでしょ!? ここはどこなの!?」
穂乃果 「ここは遥か、遥か、昔」
穂乃果 「数百億年前だと思う……宇宙が生まれる前の世界だよ……」
にこ 「数百億……!? 宇宙が生まれる前……!!?」
穂乃果 「きっと、穂乃果のタイムリープに付き合っちゃったから、にこちゃんまでタイムリープの力を手にしちゃったんだね」
にこ 「ど、どういうこと……!?」
にこ 「穂乃果……?」
穂乃果 「私はね、にこちゃん」
にこ 「う、うん」
穂乃果 「もうこの真っ暗な世界に何千年もいるんだ」
にこ 「な、何千年……!?」
穂乃果 「幽霊だから歳も取らず、死ぬこともできず、ずっーと、ずっーと、一人でここにいたの」
にこ 「なっ……!? そ、そもそも、さっきから聞いてるでしょ!? ここはどこなの!?」
穂乃果 「ここは遥か、遥か、昔」
穂乃果 「数百億年前だと思う……宇宙が生まれる前の世界だよ……」
にこ 「数百億……!? 宇宙が生まれる前……!!?」
穂乃果 「きっと、穂乃果のタイムリープに付き合っちゃったから、にこちゃんまでタイムリープの力を手にしちゃったんだね」
にこ 「ど、どういうこと……!?」
34: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 00:24:57.31 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「時間は無限にあるから、少しゆっくり話すよ」
穂乃果 「きっかけはにこちゃんが転んで死んじゃったこと」
穂乃果 「……最初の世界線では、穂乃果は死ななかった。あの後慌てて救急車を呼んだの」
穂乃果 「でも、にこちゃんは死んじゃった」
穂乃果 「みんな悲しんでた。でも、穂乃果はそれだけじゃなかった。胸の奥が……うまく説明できない……何か叶わなくなってしまった気がした……もちろんラブライブの夢もそうなんだけど、なんだかもっと私的な気持ちだったと思う……それが叶わなくなってしまった」
穂乃果 「それに私のせいで死なせちゃった負い目もあったから……悔やんだ。毎日、毎日、泣いちゃって、どんどん生きる気力も無くしちゃった……」
にこ 「穂乃果……」
穂乃果 「でもある日気付いたの。穂乃果が少し時間を巻き戻せるようになったことに。これは神様からの贈り物だと思った。そう、まるで雨が晴れたあの日みたいに、強く願ったから」
穂乃果 「だけど何度戻しても、何度戻しても、にこちゃんが死んだ直後までにしか戻らなかった。結局救えなかったんだ」
にこ 「……」
にこ (これって、私がタイムリープで穂乃果を救おうとしたのと同じ気持ち……。でも、きっと回数が違う、私よりももっと、もっと、絶望して悔やんで、それでも穂乃果は……)
穂乃果 「きっかけはにこちゃんが転んで死んじゃったこと」
穂乃果 「……最初の世界線では、穂乃果は死ななかった。あの後慌てて救急車を呼んだの」
穂乃果 「でも、にこちゃんは死んじゃった」
穂乃果 「みんな悲しんでた。でも、穂乃果はそれだけじゃなかった。胸の奥が……うまく説明できない……何か叶わなくなってしまった気がした……もちろんラブライブの夢もそうなんだけど、なんだかもっと私的な気持ちだったと思う……それが叶わなくなってしまった」
穂乃果 「それに私のせいで死なせちゃった負い目もあったから……悔やんだ。毎日、毎日、泣いちゃって、どんどん生きる気力も無くしちゃった……」
にこ 「穂乃果……」
穂乃果 「でもある日気付いたの。穂乃果が少し時間を巻き戻せるようになったことに。これは神様からの贈り物だと思った。そう、まるで雨が晴れたあの日みたいに、強く願ったから」
穂乃果 「だけど何度戻しても、何度戻しても、にこちゃんが死んだ直後までにしか戻らなかった。結局救えなかったんだ」
にこ 「……」
にこ (これって、私がタイムリープで穂乃果を救おうとしたのと同じ気持ち……。でも、きっと回数が違う、私よりももっと、もっと、絶望して悔やんで、それでも穂乃果は……)
35: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 00:26:22.50 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「だから穂乃果はにこちゃんを救うことを諦めた。でも、それでもにこちゃんと離れる未来は考えられなかった……」
にこ 「! あんた、もしかして!?」
穂乃果 「……うん。木に頭を打ちつけたのはわざと。にこちゃんに幽霊になって会えたら良いな、なんて思ってね」
にこ 「あ、あのときから穂乃果はタイムリープしてたってわけ!?」
穂乃果 「正確には『穂乃果はバカだ……』あたりかな。原理は分からないけど、タイムリープって魂がそのときの体に入る感じかな? その言葉以降の穂乃果は全部、タイムリープを何回も経験してる穂乃果だよ」
にこ 「そんな……」
にこ (そんなそぶり見せなかったじゃない……穂乃果がタイムリープしてるなんて……)
にこ 「……!」
にこ 『さっきスルーって言ってなかった?』
穂乃果 『このしりとりでは初めてだと思うけど?』
にこ 「……この、しりとりね。しりとりの下りも何回も経験してるわけ?」
にこ 「! あんた、もしかして!?」
穂乃果 「……うん。木に頭を打ちつけたのはわざと。にこちゃんに幽霊になって会えたら良いな、なんて思ってね」
にこ 「あ、あのときから穂乃果はタイムリープしてたってわけ!?」
穂乃果 「正確には『穂乃果はバカだ……』あたりかな。原理は分からないけど、タイムリープって魂がそのときの体に入る感じかな? その言葉以降の穂乃果は全部、タイムリープを何回も経験してる穂乃果だよ」
にこ 「そんな……」
にこ (そんなそぶり見せなかったじゃない……穂乃果がタイムリープしてるなんて……)
にこ 「……!」
にこ 『さっきスルーって言ってなかった?』
穂乃果 『このしりとりでは初めてだと思うけど?』
にこ 「……この、しりとりね。しりとりの下りも何回も経験してるわけ?」
36: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 00:27:53.67 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「……まぁね。幽霊になった後も、この能力が使えるか、もしかしたら幽霊になったことで強化されてにこちゃんが死ぬ前に戻れるんじゃないか、とか頑張ってみたよ。だからあのしりとりもいっぱい繰り返してる」
にこ 「……ただでさえ『る』攻めだったのに、そもそも負け戦だったのね」
穂乃果 「ふふ、ごめんね、にこちゃん」
にこ 「いくら可愛く言っても許さないからね……穂乃果」
穂乃果 「そしてきっと、何回ものタイムリープを一番近くで体験して、影響を受けたにこちゃんが、今度はタイムリープの力を手に入れちゃったんだと思う」
にこ 「にこが得たタイムリープは穂乃果のタイムリープの影響だったってこと……」
穂乃果 「うん。そして、お互いのタイムリープは気付けない。にこちゃんの知らない間に私はタイムリープしてたのと同様に、私が知らない間ににこちゃんもタイムリープしてたんだね」
にこ 「……」
穂乃果 「……」
にこ 「……ただでさえ『る』攻めだったのに、そもそも負け戦だったのね」
穂乃果 「ふふ、ごめんね、にこちゃん」
にこ 「いくら可愛く言っても許さないからね……穂乃果」
穂乃果 「そしてきっと、何回ものタイムリープを一番近くで体験して、影響を受けたにこちゃんが、今度はタイムリープの力を手に入れちゃったんだと思う」
にこ 「にこが得たタイムリープは穂乃果のタイムリープの影響だったってこと……」
穂乃果 「うん。そして、お互いのタイムリープは気付けない。にこちゃんの知らない間に私はタイムリープしてたのと同様に、私が知らない間ににこちゃんもタイムリープしてたんだね」
にこ 「……」
穂乃果 「……」
37: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 00:30:10.09 ID:ysKuPb6d
にこ 「じゃ、じゃあ穂乃果が急にいなくなったのは何だったのよ……なんでこんな昔にいるわけ!?」
穂乃果 「……能力の暴走。過去に戻りたいと願った私は、皮肉にも誰もいない時代まで遡ってしまった。あと何年待てば、にこちゃんに出会えるかな」
にこ 「だ、だけどそれだったら、もしにこが生まれた時代になったときに、ここにいるにこはどうなるわけ!? もちろん穂乃果もよ! 同じ時間軸に二人同じ人が存在しちゃうことになるわよ!?」
穂乃果 「それは大丈夫だよ。さっき言ったでしょ? タイムリープは魂が入る感じなんだ。器が生まれたら、自然にそこに入るよ。というかきっともうなってるんだよ。穂乃果たちが過去にいる時点で」
にこ 「……ってことは、結果的に二人が死ぬ前に戻れたってわけ?」
穂乃果 「そうかも」
にこ 「……きっとにこも能力が暴走して過去に戻ったのね。でも、穂乃果ほどの暴走じゃなかったから、誤差が何千年もあったみたいだけど」
穂乃果 「……能力の暴走。過去に戻りたいと願った私は、皮肉にも誰もいない時代まで遡ってしまった。あと何年待てば、にこちゃんに出会えるかな」
にこ 「だ、だけどそれだったら、もしにこが生まれた時代になったときに、ここにいるにこはどうなるわけ!? もちろん穂乃果もよ! 同じ時間軸に二人同じ人が存在しちゃうことになるわよ!?」
穂乃果 「それは大丈夫だよ。さっき言ったでしょ? タイムリープは魂が入る感じなんだ。器が生まれたら、自然にそこに入るよ。というかきっともうなってるんだよ。穂乃果たちが過去にいる時点で」
にこ 「……ってことは、結果的に二人が死ぬ前に戻れたってわけ?」
穂乃果 「そうかも」
にこ 「……きっとにこも能力が暴走して過去に戻ったのね。でも、穂乃果ほどの暴走じゃなかったから、誤差が何千年もあったみたいだけど」
38: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 00:55:48.72 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「……」
にこ 「……」
穂乃果 「また、会えて嬉しい。にこちゃん」
にこ 「……こっちこそ」
穂乃果 「だけどダメだよ、にこちゃん」
にこ 「!」
穂乃果 「たとえ二人一緒でも、何百億年も待つなんて正気の沙汰じゃない。なんとかしてあの未来に戻らなくちゃいけないんだ」
にこ 「……たしかに何百億年は考えたくもないわね。なら二人で戻れる方法を考えるわよ! 過去に戻れるんだからきっと未来に戻れる方法だってあるはず」
穂乃果 「方法はもう分かってるよ。一人の力じゃ無理だろうけど、二人ともタイムリープの力を持ってることが分かったんだから、二人の力を合わせて使えばいいんだよ」
にこ 「二人の力を……!?」
にこ 「……」
穂乃果 「また、会えて嬉しい。にこちゃん」
にこ 「……こっちこそ」
穂乃果 「だけどダメだよ、にこちゃん」
にこ 「!」
穂乃果 「たとえ二人一緒でも、何百億年も待つなんて正気の沙汰じゃない。なんとかしてあの未来に戻らなくちゃいけないんだ」
にこ 「……たしかに何百億年は考えたくもないわね。なら二人で戻れる方法を考えるわよ! 過去に戻れるんだからきっと未来に戻れる方法だってあるはず」
穂乃果 「方法はもう分かってるよ。一人の力じゃ無理だろうけど、二人ともタイムリープの力を持ってることが分かったんだから、二人の力を合わせて使えばいいんだよ」
にこ 「二人の力を……!?」
39: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:08:05.06 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「うん。それでね、未来のあの場所に戻ったら、そこでまた二人力合わせるの。そしたら今度こそ、二人が死ぬ前の、あの時間に戻れるよ!!」
にこ 「穂乃果」
にこ 「……信じるわよ」
穂乃果 「私もにこちゃんを信じてるよ」
にこ 「未来に帰るなんて、まさにバックトゥザフーチャーね。じゃあ、いっせいのせーで、でね?」
穂乃果 「うん」
にこ 「いっせいのせーで!」
にこ・穂乃果 「「時よ! ススメ!!」」
にこ 「穂乃果」
にこ 「……信じるわよ」
穂乃果 「私もにこちゃんを信じてるよ」
にこ 「未来に帰るなんて、まさにバックトゥザフーチャーね。じゃあ、いっせいのせーで、でね?」
穂乃果 「うん」
にこ 「いっせいのせーで!」
にこ・穂乃果 「「時よ! ススメ!!」」
40: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:08:58.53 ID:ysKuPb6d
キラキラ
にこ 「……体が光り始めた! これでにこたちはあの時代に帰ることが!」
穂乃果 「良かったね、にこちゃん」 ニコッ
にこ 「ええ、本当に良かっ……って、穂乃果……? あんたは光ってない……?」
穂乃果 「何百億年越えるのは、流石に二人の力を合わせても一人しか限界みたい」
にこ 「なっ!? そ、そしたらあんたは一人で何百億年を」
穂乃果 「うん。でも穂乃果、にこちゃんがきっと私たちを生き返らせてくれる、μ'sを今度こそ走り切らせてくれる、って信じてるから!」 ニコッ
にこ 「ま、待って! 穂乃果!」
穂乃果 「にこちゃん……またね!」
キラキラ
…
…
…
にこ 「……体が光り始めた! これでにこたちはあの時代に帰ることが!」
穂乃果 「良かったね、にこちゃん」 ニコッ
にこ 「ええ、本当に良かっ……って、穂乃果……? あんたは光ってない……?」
穂乃果 「何百億年越えるのは、流石に二人の力を合わせても一人しか限界みたい」
にこ 「なっ!? そ、そしたらあんたは一人で何百億年を」
穂乃果 「うん。でも穂乃果、にこちゃんがきっと私たちを生き返らせてくれる、μ'sを今度こそ走り切らせてくれる、って信じてるから!」 ニコッ
にこ 「ま、待って! 穂乃果!」
穂乃果 「にこちゃん……またね!」
キラキラ
…
…
…
41: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:10:14.66 ID:ysKuPb6d
まるで世界が廻ってる。
もしくは自分が廻ってるような錯覚を受けた、これが遥か悠遠の時を越える感覚なんだろう。
穂乃果は言ってた、きっともうなってる。穂乃果たちが過去にいる時点で、って。
ならば私たち二人にこの記憶がないのは、きっと、何百億年を生きたり、時を越えたり、したことがあまりにも脳に負担を与えたから。忘れる定めなんだ。
でも、にこは忘れない。
忘れてたまるか。この大事な使命を。
穂乃果が自分の全てを投げ打っても私に賭けてくれたことを。
そしてあの二人っきりの、少し甘い日々のことを……。
…
…
…
もしくは自分が廻ってるような錯覚を受けた、これが遥か悠遠の時を越える感覚なんだろう。
穂乃果は言ってた、きっともうなってる。穂乃果たちが過去にいる時点で、って。
ならば私たち二人にこの記憶がないのは、きっと、何百億年を生きたり、時を越えたり、したことがあまりにも脳に負担を与えたから。忘れる定めなんだ。
でも、にこは忘れない。
忘れてたまるか。この大事な使命を。
穂乃果が自分の全てを投げ打っても私に賭けてくれたことを。
そしてあの二人っきりの、少し甘い日々のことを……。
…
…
…
42: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:12:09.54 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「アイドル」
にこ 「瑠璃」
穂乃果 「リール」
にこ 「……もうしりとりやめない?」
穂乃果 「……でも幽霊ってやることないし」
にこ 「……にしても『る』攻めはやめない?」
穂乃果 「……やめない」
にこ 「ていうかさ」
穂乃果 「うん」
にこ 「……穂乃果って、タイムリープの力があるんでしょ?」
穂乃果 「! にこちゃん、なんでそれを!?」
にこ (やっぱり覚えてないか……何百億年前の話だものね……)
にこ 「偶然だけどにこもタイムリープの力を持ってるのよ。この二人の力を合わせれば、私たちが死ぬという巨大な壁を、乗り越えて時を戻れるかもしれないわ」
にこ 「……穂乃果、力を貸してくれないかしら」
にこ 「瑠璃」
穂乃果 「リール」
にこ 「……もうしりとりやめない?」
穂乃果 「……でも幽霊ってやることないし」
にこ 「……にしても『る』攻めはやめない?」
穂乃果 「……やめない」
にこ 「ていうかさ」
穂乃果 「うん」
にこ 「……穂乃果って、タイムリープの力があるんでしょ?」
穂乃果 「! にこちゃん、なんでそれを!?」
にこ (やっぱり覚えてないか……何百億年前の話だものね……)
にこ 「偶然だけどにこもタイムリープの力を持ってるのよ。この二人の力を合わせれば、私たちが死ぬという巨大な壁を、乗り越えて時を戻れるかもしれないわ」
にこ 「……穂乃果、力を貸してくれないかしら」
43: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:13:11.99 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「にこちゃん……」
にこ 「……」
穂乃果 「もちろんだよ。一緒に力を込めればいいの?」
にこ 「ええ。いっせいのせーで、でいいわよね?」
穂乃果 「うん!!」
にこ 「いっせいのせーで!」
にこ・穂乃果 「「時よ! モドレ!!」」
にこ (きっと記憶は失う。直感で分かる。この出来事も、にこが穂乃果と過ごした二人っきりの日々も。でも)
にこ (この心は絶対忘れない。絶対忘れないから……!)
にこ 「またね、穂乃果っ!!!」
穂乃果 「にこちゃんもね……くれぐれも転ばないように!!!」
にこ 「心に刻んでおくわ。じゃあ達者でね」
にこ (穂乃果……私はあんたのことをやっぱり……)
…
…
…
にこ 「……」
穂乃果 「もちろんだよ。一緒に力を込めればいいの?」
にこ 「ええ。いっせいのせーで、でいいわよね?」
穂乃果 「うん!!」
にこ 「いっせいのせーで!」
にこ・穂乃果 「「時よ! モドレ!!」」
にこ (きっと記憶は失う。直感で分かる。この出来事も、にこが穂乃果と過ごした二人っきりの日々も。でも)
にこ (この心は絶対忘れない。絶対忘れないから……!)
にこ 「またね、穂乃果っ!!!」
穂乃果 「にこちゃんもね……くれぐれも転ばないように!!!」
にこ 「心に刻んでおくわ。じゃあ達者でね」
にこ (穂乃果……私はあんたのことをやっぱり……)
…
…
…
44: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:26:07.76 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「なんでやねーーーん!」
にこ 「ぎゃぁぁぁぁーーーー!!!」
にこ 「って転ぶところだったじゃない!! 危ないわよ、穂乃果ーー!!」
穂乃果 「あはは、ごめーん!」 テヘヘ
にこ 「ってそういえば私たち、海未に頼まれて買い物してた途中だったじゃない!? 早く帰らないと怒られるわよ!?」
穂乃果 「ほんとだ! すっかり忘れてた!」
にこ 「ちょっと歩くスピードあげましょう」
穂乃果 「ならただ歩くだけじゃつまんないからしりとりしない?」
にこ 「急いでるって言ってるでしょ!?」
にこ 「ぎゃぁぁぁぁーーーー!!!」
にこ 「って転ぶところだったじゃない!! 危ないわよ、穂乃果ーー!!」
穂乃果 「あはは、ごめーん!」 テヘヘ
にこ 「ってそういえば私たち、海未に頼まれて買い物してた途中だったじゃない!? 早く帰らないと怒られるわよ!?」
穂乃果 「ほんとだ! すっかり忘れてた!」
にこ 「ちょっと歩くスピードあげましょう」
穂乃果 「ならただ歩くだけじゃつまんないからしりとりしない?」
にこ 「急いでるって言ってるでしょ!?」
45: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:29:53.66 ID:ysKuPb6d
穂乃果 「アイドル」
にこ 「えっと、瑠璃?」
穂乃果 「リール」
にこ 「って『る』攻め!? ならこっちは奥の手だ! ルール!」
穂乃果 「な!? 『る』攻め返し!?」
にこ 「どうだーーー! くらったか!」
穂乃果 「むむむ。浮かばない! 負けた!」
にこ 「ふふ、じゃあにこの勝ちだから、今度ポテト奢ってね」
穂乃果 「ええっ!? そんな話してなかったじゃん!」
にこ 「えっと、瑠璃?」
穂乃果 「リール」
にこ 「って『る』攻め!? ならこっちは奥の手だ! ルール!」
穂乃果 「な!? 『る』攻め返し!?」
にこ 「どうだーーー! くらったか!」
穂乃果 「むむむ。浮かばない! 負けた!」
にこ 「ふふ、じゃあにこの勝ちだから、今度ポテト奢ってね」
穂乃果 「ええっ!? そんな話してなかったじゃん!」
46: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:30:37.90 ID:ysKuPb6d
にこ 「しりとりを提案した上に『る』攻めしようとした穂乃果が悪い」
穂乃果 「ぐぬぬ。じゃあハンバーガー屋さん行くなら、凛ちゃんや希ちゃんも誘っておくね!」
にこ 「……いや、今度は二人っきりで行きたい」
穂乃果 「ええっ!?///」
にこ 「べ、別に! 特に理由はないわよ!! なんとなくよ……///」
穂乃果 「なんとなくってどういうこと!?」
穂乃果 「ぐぬぬ。じゃあハンバーガー屋さん行くなら、凛ちゃんや希ちゃんも誘っておくね!」
にこ 「……いや、今度は二人っきりで行きたい」
穂乃果 「ええっ!?///」
にこ 「べ、別に! 特に理由はないわよ!! なんとなくよ……///」
穂乃果 「なんとなくってどういうこと!?」
47: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:31:21.47 ID:ysKuPb6d
ワイワイ
ワイワイ
海未 「……ふたり遅いと思ったらあんなおしゃべりしながら帰ってくるとは」
ことり 「楽しそうな穂乃果ちゃん可愛い♪」
海未 「でもいくら誰にもフレンドリーな穂乃果でもあんなに、にこと特別仲良しでしたっけ? ふたり仲良しに見えます。ことりは理由知ってますか?」
ことり 「……うーん、分からないなぁ。でもふたり仲良しに越したことはないよ!」
海未 「……ふふ、それはそうですね」
穂乃果 「ねぇ! 今のってどういうことさ!」 グイグイ
にこ 「知らないって言ってるでしょ!? こら、くっつくな!」
おわり
ワイワイ
海未 「……ふたり遅いと思ったらあんなおしゃべりしながら帰ってくるとは」
ことり 「楽しそうな穂乃果ちゃん可愛い♪」
海未 「でもいくら誰にもフレンドリーな穂乃果でもあんなに、にこと特別仲良しでしたっけ? ふたり仲良しに見えます。ことりは理由知ってますか?」
ことり 「……うーん、分からないなぁ。でもふたり仲良しに越したことはないよ!」
海未 「……ふふ、それはそうですね」
穂乃果 「ねぇ! 今のってどういうことさ!」 グイグイ
にこ 「知らないって言ってるでしょ!? こら、くっつくな!」
おわり
48: (やわらか銀行) 2021/07/29(木) 01:37:14.97 ID:ysKuPb6d
ありがとうございました。
7月28日はにこちゃんと穂乃果ちゃんの真ん中バースデーということで、ほのにこssを書きました。結構ややこしい時間軸になってしまいましたが、ハッピーエンドで書けて良かったです。
前作
かすみ 「あゆ子……」 歩夢 「!?」
前々作
かすみ 「部費が足りない……!?」
7月28日はにこちゃんと穂乃果ちゃんの真ん中バースデーということで、ほのにこssを書きました。結構ややこしい時間軸になってしまいましたが、ハッピーエンドで書けて良かったです。
前作
かすみ 「あゆ子……」 歩夢 「!?」
【SS】かすみ 「あゆ子……」 歩夢 「!?」【ラブライブ!虹ヶ咲】
■約10000文字■かすみ 「!?」
歩夢 「いや、なんでかすみちゃんも驚いてるの」
かすみ 「えっ、な、なんで」
歩夢 「?」
歩夢 (冗談じゃなくて本当に驚いてる……?)
かすみ 「あ、あゆ、ぅっ、あゆ子!」
歩夢 「えっと……?」
かすみ 「違うんです!! えっと、あ、あゆ、あゆ子……」
前々作
かすみ 「部費が足りない……!?」
【SS】かすみ 「部費が足りない……!?」【ラブライブ!虹ヶ咲】
侑 「そうなんだ……実は現時点でもせつ菜ちゃんに協力してもらって何とか活動できてる状態で」
せつ菜 「ですがやはりスクールアイドル同好会だけ贔屓するのは、さすがに生徒会としてもメンツが立たなくてそろそろ限界に……」
かすみ 「そんなにスクールアイドルの活動ってお金がかかるんですか……?」
侑 「ほら作曲しても、編曲はプロにやってもらうからさ。依頼代がかかるし」
せつ菜 「ついこないだなんて、スクフェスの主催もしていますから、多くの人の協力のもとできているとはいえ、少しぐらいは自分たちの出費もあるわけです」
かすみ 「そんな……」
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1627477510/