1: (もんじゃ) 2021/09/12(日) 22:22:00.59 ID:Vkv8CsuJ
なんで開いたの?
2: (もんじゃ) 2021/09/12(日) 22:22:40.46 ID:cwP2Joxx
御託はいいから続きをはよ書け
44: (奈良漬け) 2021/09/14(火) 19:23:43.02 ID:1cf5/6w0
誰でもいいから書いてください
どんな内容でも構いません
どんな内容でも構いません
46: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:32:30.24 ID:L0NmtcgI
>>44
俺で良ければ…
俺で良ければ…
47: (奈良漬け) 2021/09/14(火) 19:36:51.64 ID:1cf5/6w0
>>46
うおおおお!!!
ありがとうございます!!!!
うおおおお!!!
ありがとうございます!!!!
48: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:54:37.33 ID:bfCYhp4j
>>47
アニガサキ準拠かつ書き終わるまで時間かかるからちょっと待っててくださいね
スレ違いになっちゃうけど、以前別のところに投げた副会長×せっつーのやつ投げておくんで、よければ暇つぶしにどうぞ
(これから書く分はちゃんとラ板の作法に合わせて書きますんで!)
--------------
恒星…つまり夜空に浮かぶ星というものは、どうして人を惹きつけて止まないのでしょうか?
漆黒の闇の中でキラキラと輝いているから?
周期的に運行して人々に暦を与えてくれたから?
いずれも正しいとは思いますが…私は、決して手が届かないところにあるからこそ人々は星に恋焦がれるのだと、思うのです。
では、もしも人類が、星々に触れる事ができる"かもしれない"技術を手に入れたらどうなるでしょう?
宇宙に進出した人類がものすごいスピードでテクノロジーを進化させ、かつて憧れた月面を懸命に目指したのと同じように、きっと星に対しても必死になるんじゃないかと思います。
アニガサキ準拠かつ書き終わるまで時間かかるからちょっと待っててくださいね
スレ違いになっちゃうけど、以前別のところに投げた副会長×せっつーのやつ投げておくんで、よければ暇つぶしにどうぞ
(これから書く分はちゃんとラ板の作法に合わせて書きますんで!)
--------------
恒星…つまり夜空に浮かぶ星というものは、どうして人を惹きつけて止まないのでしょうか?
漆黒の闇の中でキラキラと輝いているから?
周期的に運行して人々に暦を与えてくれたから?
いずれも正しいとは思いますが…私は、決して手が届かないところにあるからこそ人々は星に恋焦がれるのだと、思うのです。
では、もしも人類が、星々に触れる事ができる"かもしれない"技術を手に入れたらどうなるでしょう?
宇宙に進出した人類がものすごいスピードでテクノロジーを進化させ、かつて憧れた月面を懸命に目指したのと同じように、きっと星に対しても必死になるんじゃないかと思います。
49: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:55:10.25 ID:bfCYhp4j
私にとって優木せつ菜ちゃんは、まさに星のような存在でした。
星に憧れ、星に恋焦がれた私は、ある時、星に手を触れる術を偶然手に入れてしまったのです。
その日、生徒会長は早々に仕事を切り上げて1人帰路につきました。
副会長の私も含め、他の生徒会役員は仕事を終えたらお茶とお喋りを楽しんでから帰るのですが、会長はお忙しいのかーーあまり生徒会室に長居はしません。
普段は特に気にも留めないのですが、その日は会長が部屋を出てすぐに、一ヶ所ハンコを貰い忘れている書類を発見してしまい、私は急いで会長の後を追いかけました。
実の所、その書類を処理するのは別に明後日でも良かったのですが…私は仕事をなるべく翌日に持ち込みたくない性分なものでして。
星に憧れ、星に恋焦がれた私は、ある時、星に手を触れる術を偶然手に入れてしまったのです。
その日、生徒会長は早々に仕事を切り上げて1人帰路につきました。
副会長の私も含め、他の生徒会役員は仕事を終えたらお茶とお喋りを楽しんでから帰るのですが、会長はお忙しいのかーーあまり生徒会室に長居はしません。
普段は特に気にも留めないのですが、その日は会長が部屋を出てすぐに、一ヶ所ハンコを貰い忘れている書類を発見してしまい、私は急いで会長の後を追いかけました。
実の所、その書類を処理するのは別に明後日でも良かったのですが…私は仕事をなるべく翌日に持ち込みたくない性分なものでして。
50: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:56:05.41 ID:bfCYhp4j
私が会長を追いかけたのは会長が部屋を出てすぐですから、会長はまだ校内にいらっしゃるはず…。
そう考えたのですが廊下には既に会長の姿はなく、仕方なく生徒会室から校門まで最短ルートを辿ったものの何故か会長には追い付けません。
そればかりか、校門近くでお喋りしていた生徒に尋ねても中川会長なんて通っていないと証言する始末。
不思議に思いつつ生徒会室へ戻った私は、生徒会長の椅子の下にスタッズのついた黒い指抜きグローブが落ちている事に気づいてしまったのでした。
そう考えたのですが廊下には既に会長の姿はなく、仕方なく生徒会室から校門まで最短ルートを辿ったものの何故か会長には追い付けません。
そればかりか、校門近くでお喋りしていた生徒に尋ねても中川会長なんて通っていないと証言する始末。
不思議に思いつつ生徒会室へ戻った私は、生徒会長の椅子の下にスタッズのついた黒い指抜きグローブが落ちている事に気づいてしまったのでした。
51: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:56:48.48 ID:bfCYhp4j
ーーそう、高く!果てなく!明日へと導くよ…
何度も何度も繰り返し見たせつ菜ちゃんのMV。
突き上げた拳が印象的だったからよく覚えている…これは間違いなく、優木せつ菜ちゃんの指抜きグローブです!
本来はせつ菜ちゃんが持っているはずのこれが今、生徒会室にある…もっと言えば中川会長が持っていた。
私は他の役員に気づかれないようそっとグローブを手に取ると、さりげなくブレザーのポケットにねじ込みました。
何度も何度も繰り返し見たせつ菜ちゃんのMV。
突き上げた拳が印象的だったからよく覚えている…これは間違いなく、優木せつ菜ちゃんの指抜きグローブです!
本来はせつ菜ちゃんが持っているはずのこれが今、生徒会室にある…もっと言えば中川会長が持っていた。
私は他の役員に気づかれないようそっとグローブを手に取ると、さりげなくブレザーのポケットにねじ込みました。
52: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:57:25.33 ID:bfCYhp4j
翌日の放課後、私は中川会長と2人で生徒会室にいました。
本来今日は生徒会の仕事がない日なのですが、2人きりで話したい事があると連絡して会長に足を運んで貰ったのです。
「…それで、話というのは一体どのような事ですか?」
生徒会長の椅子に腰掛けた中川会長が、すこし掠れた声で私に問いかけます。
生徒会室に差し込む午後の柔らかな陽光とは裏腹に、部屋の中にはピリリとした緊張が漂っているように私には思えました。
「単刀直入に申し上げますが…会長…」
会長がぴくりと反応するのを見ながら、私は言葉を続けます。
本来今日は生徒会の仕事がない日なのですが、2人きりで話したい事があると連絡して会長に足を運んで貰ったのです。
「…それで、話というのは一体どのような事ですか?」
生徒会長の椅子に腰掛けた中川会長が、すこし掠れた声で私に問いかけます。
生徒会室に差し込む午後の柔らかな陽光とは裏腹に、部屋の中にはピリリとした緊張が漂っているように私には思えました。
「単刀直入に申し上げますが…会長…」
会長がぴくりと反応するのを見ながら、私は言葉を続けます。
53: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:58:28.76 ID:bfCYhp4j
「会長も相当のスクールアイドル好き…しかもせつ菜ちゃん推し、だったんですね」
時計の針だけが音を立て煌めく日差しが室内を照らし続けるこの沈黙を、最初に破ったのは中川会長でした。
「……は、はぁ…?私はそんな…スクールアイドルというものにはあまり詳しく…」
視線を泳がせながら否定する中川会長。
私はソファから立ち上がり会長の横まで歩いて近づくと、ポケットから指抜きグローブを取り出し、会長の目の前にそっと差し出しました。
「これは私の失くした… !いや、じゃなくて、なぜ貴女が…?」
狼狽える会長に微笑みながら私は口を開きました。
時計の針だけが音を立て煌めく日差しが室内を照らし続けるこの沈黙を、最初に破ったのは中川会長でした。
「……は、はぁ…?私はそんな…スクールアイドルというものにはあまり詳しく…」
視線を泳がせながら否定する中川会長。
私はソファから立ち上がり会長の横まで歩いて近づくと、ポケットから指抜きグローブを取り出し、会長の目の前にそっと差し出しました。
「これは私の失くした… !いや、じゃなくて、なぜ貴女が…?」
狼狽える会長に微笑みながら私は口を開きました。
54: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 19:59:40.57 ID:bfCYhp4j
「これは昨日、会長の椅子の下に落ちていたものです…。
会長はせつ菜ちゃん推しであることをあまり知られたくないご様子でしたので…失礼ながら私が拾って持っておきました。」
呆然とする中川会長を少し不憫に思いながらも私は続けます。
「実は昨日この書類に会長の印を頂き忘れてしまった事に気づいて、会長が生徒会室を出られた後すぐに私は会長を追いかけたのです。
…ですが、会長はどこにもいらっしゃらなかった…それどころか、校門を出た形跡すらありませんでした。
理由はその後すぐにわかりましたよ…せつ菜ちゃんのゲリラライブ、ですよね?
私は当日、ライブが始まってから知り急いで現場へ向かったのですが…。
会長はあの時、既にスクールアイドルのライブがあることをご存知だったのですね…。」
私の完璧な推理に然しもの会長もたじろいだご様子で何かーー恐らくスクドルオタク特有の言い訳をーー懸命に考えているようでした。
会長はせつ菜ちゃん推しであることをあまり知られたくないご様子でしたので…失礼ながら私が拾って持っておきました。」
呆然とする中川会長を少し不憫に思いながらも私は続けます。
「実は昨日この書類に会長の印を頂き忘れてしまった事に気づいて、会長が生徒会室を出られた後すぐに私は会長を追いかけたのです。
…ですが、会長はどこにもいらっしゃらなかった…それどころか、校門を出た形跡すらありませんでした。
理由はその後すぐにわかりましたよ…せつ菜ちゃんのゲリラライブ、ですよね?
私は当日、ライブが始まってから知り急いで現場へ向かったのですが…。
会長はあの時、既にスクールアイドルのライブがあることをご存知だったのですね…。」
私の完璧な推理に然しもの会長もたじろいだご様子で何かーー恐らくスクドルオタク特有の言い訳をーー懸命に考えているようでした。
55: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 20:01:16.39 ID:bfCYhp4j
もちろんせっかくの同担をみすみす逃すわけにはいきません。
何か言いたげな会長に割り込んで、私は話を続けました。
「えぇ、えぇ…校内施設の利用許可を全て把握している会長ならば、昨日、スクールアイドル同好会が秘密裏に計画していたライブをご存知だったとしても何も不思議ではありません。
会長は恐らく…中庭の利用許可と一緒に申告された搬入予定機材から、誰かのライブが開催されると予想されたのではありませんか?
ただ、誰がステージに立つのかまではわからなかった…だからこそ会長は急いで仕事を切り上げ、焦って現場へ向かわれた…。
そう、焦っていたからこそ、せつ菜ちゃんとお揃いの大切なグローブを落としてしまった事に気がつかなかったんですよ…!」
決定的な証拠であるグローブを右手ビシッと指差し、キラリと光らせた自身のメガネを左手で押さえながら、私は高らかにQ.E.Dを宣言しました。
私の完璧な推理に会長は言葉も出ないようです。
何か言いたげな会長に割り込んで、私は話を続けました。
「えぇ、えぇ…校内施設の利用許可を全て把握している会長ならば、昨日、スクールアイドル同好会が秘密裏に計画していたライブをご存知だったとしても何も不思議ではありません。
会長は恐らく…中庭の利用許可と一緒に申告された搬入予定機材から、誰かのライブが開催されると予想されたのではありませんか?
ただ、誰がステージに立つのかまではわからなかった…だからこそ会長は急いで仕事を切り上げ、焦って現場へ向かわれた…。
そう、焦っていたからこそ、せつ菜ちゃんとお揃いの大切なグローブを落としてしまった事に気がつかなかったんですよ…!」
決定的な証拠であるグローブを右手ビシッと指差し、キラリと光らせた自身のメガネを左手で押さえながら、私は高らかにQ.E.Dを宣言しました。
私の完璧な推理に会長は言葉も出ないようです。
56: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 20:02:43.74 ID:bfCYhp4j
「まさか会長がスクールアイドル好き…しかも推しの衣装と同じ手袋を探して購入する程のマニアだとは気づきませんでした…。
昨日のライブ、本当に良かったですよね!
開幕からそうたーかくー!のDIVE!で客席を最っ高に盛り上げた直後、畳み掛けるようにCHASE!が始まった時はお恥ずかしながら興奮のあまり思わず叫んでしまいまして…」
思わず熱っぽく語ってしまった私は、口元に手を当てクスクスとおかしそうに笑う会長を見てハッと我に帰りました。
「あっ…すみません会長…つい…」
「いえ、いいんです…ただ、貴女もスクールアイドルが大好きなんだなって思ったら私も嬉しくなってしまって…
ライブを見てそんなにたくさん感想を持ってくれたなんて、きっと優木せつ菜…ちゃん、も喜んでいるはずですよ」
昨日のライブ、本当に良かったですよね!
開幕からそうたーかくー!のDIVE!で客席を最っ高に盛り上げた直後、畳み掛けるようにCHASE!が始まった時はお恥ずかしながら興奮のあまり思わず叫んでしまいまして…」
思わず熱っぽく語ってしまった私は、口元に手を当てクスクスとおかしそうに笑う会長を見てハッと我に帰りました。
「あっ…すみません会長…つい…」
「いえ、いいんです…ただ、貴女もスクールアイドルが大好きなんだなって思ったら私も嬉しくなってしまって…
ライブを見てそんなにたくさん感想を持ってくれたなんて、きっと優木せつ菜…ちゃん、も喜んでいるはずですよ」
57: (もんじゃ) 2021/09/14(火) 20:04:59.49 ID:bfCYhp4j
恥ずかしさから思わず俯いた私が会長の言葉に顔を上げると、会長は胸元に引っ込めてしまった私の手をぎゅっと握り締め、にこやかに微笑みかけてくれたのです。
「そうだ!明日、生徒会の仕事が終わったら一緒に寄り道しませんか?
スクールアイドルグッズの品揃えが良いお気に入りのショップがあるんですよ。せつ菜以外にも注目度抜群のスクールアイドルはたくさんいるんです!例えば沼津にある静真高校の…」
キラキラと目を輝かせながらスクールアイドルについて語る会長は、大好きを目一杯表現している時のせつ菜ちゃんになんだか似ているような気がして…私は少し、ドキッとしてしまったのでした。
END
本当は副会長が秘密をネタにせっつーを強請ってえ ちなことする話の予定だったのを変更したやつです
あゆせつ頑張ります
「そうだ!明日、生徒会の仕事が終わったら一緒に寄り道しませんか?
スクールアイドルグッズの品揃えが良いお気に入りのショップがあるんですよ。せつ菜以外にも注目度抜群のスクールアイドルはたくさんいるんです!例えば沼津にある静真高校の…」
キラキラと目を輝かせながらスクールアイドルについて語る会長は、大好きを目一杯表現している時のせつ菜ちゃんになんだか似ているような気がして…私は少し、ドキッとしてしまったのでした。
END
本当は副会長が秘密をネタにせっつーを強請ってえ ちなことする話の予定だったのを変更したやつです
あゆせつ頑張ります
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1631452920/