【SS】せつ菜「今日は１人のためのライブです！全力で歌います！！」【ラブライブ！虹ヶ咲】

副会長「会長、頼まれていた資料のまとめ終わりました。」

菜々「ありがとうございます副会長、いつも本当に助かっています。」

副会長「いえいえ、少しでも会長のお役に立てるなら嬉しいですよ。」ﾆｺ

菜々(副会長は生徒会長の私をとても慕ってくれています、そして私のもう一つの顔の優木せつ菜のことも好きと言ってくれています...)

菜々(優木せつ菜は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の正体不明で謎多きスクールアイドル...)

菜々(両親が厳しい家なので私がスクールアイドル活動を行うためにはこうするしかなかったですし...)

菜々(アニメやラノベが大好きな私にはそのミステリアスな設定も結構気に入っているのですが...)

菜々(最近はそのことで少し心を痛めることも起こってきました...)

副会長「会長ご存知ですか！」

菜々「ふえっ！？な、なんでしょうか。」

副会長「来月最初の日曜日に優木せつ菜ちゃんのライブがあるんです！会長もせつ菜ちゃんお気に入りのようですし一緒に行きませんか！」ｷﾗｷﾗ

菜々「も、申し訳ありません、その日は既に大事な予定が入っておりまして...」

副会長「そうですか...ご予定があるなら仕方ありませんね...」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

菜々(うう...)

副会長「では今日この後スクールアイドルショップへご一緒してもらえませんか？」

菜々(ううう...今日はこの後同好会で来月のライブの練習をしなければならないのです...)

菜々「本当に申し訳ありませんがこの後も予定があるのです...」ﾍﾟｺﾘ

副会長「あ、会長頭をあげて下さい！会長は何も悪くないですから！」ｱｾｱｾ

菜々「すみません...いつか予定が合えば是非ご一緒させて下さい。」

副会長「わかりました！楽しみにしてますね。では私はこれで失礼させて頂きます、お疲れ様でした。」ﾍﾟｺﾘ

菜々「お疲れ様でした。」

・・・同好会にて

せつ菜(あ、歌詞を間違えてしまいました...さっきは振りも間違えてしまいましたし...)

侑「せつ菜ちゃんお疲れ様！はいこれタオルね！」

せつ菜「あ、侑さん！ありがとうございます！」

侑「せつ菜ちゃん、もしかして今日調子悪い？体調とか優れないならあまり無理しないでね。」

せつ菜「侑さんには気づかれてしまいますよね...ミス多かったですので...体調は悪くないのですが少し悩み事がありまして...」ｳﾂﾑｷ

せつ菜「侑さん！相談にのってもらえませんか？」

・・・同好会活動後

せつ菜「すみません、お時間取って頂いて。」

侑「大丈夫だよ、歩夢にも理由話したら“侑ちゃん、せつ菜ちゃんの相談しっかりと聞いてあげてね”って言っていたから(笑)」

せつ菜「歩夢さんにも後でお礼を言わないとです。」

侑「それで相談というのは？」

せつ菜「副会長のことです...最近色々お誘いなど頂いているのですがお断りをしないといけないことがほとんどで...」

せつ菜「中川菜々が優木せつ菜だと言えないことでお断りの理由も大体が既に用事があるということになってしまいまして...」

せつ菜「生徒会でも助けて頂いていて、せつ菜のことも好きでいてくれるのに申し訳ない気持ちでいっぱいで...」

侑「なるほどねぇ」

せつ菜「私はいつも大好きをみんなに届けたいと言っているのに、そばにいる副会長の大好きにすら応えられないのが辛くて...」

侑「うーん、せつ菜ちゃんにとってね副会長ってどんな存在なの？」

せつ菜「大切な存在です！同好会の皆さんと同じように！」

侑「んー、ひとつの意見として聞いて欲しいんだけどねせつ菜ちゃん、副会長ちゃんには菜々ちゃんがせつ菜ちゃんだって言っちゃえばどうかな？」

せつ菜「えっ！？」

せつ菜「でもそうしてしまうと副会長がショックを受けてしまうのではないでしょうか...」

侑「そうかなー？SIFの打合せとかで何度かお話しをしたけど副会長ちゃんは菜々ちゃんを尊敬しているしせつ菜ちゃんのことも本気で応援しているし。」

侑「ほら、よくヒーロー物にさ友人で正体を知っているけど事情を理解してくれている協力者とかいるじゃない。」

侑「副会長ちゃんはそんな存在になってくれるんじゃないかなーと思って。」

せつ菜「...侑さんは生徒会長の中川菜々がスクールアイドルの優木せつ菜と知ってガッカリしませんでしたか？」

侑「逆だよー！いつもクールで凛々しい生徒会長が熱くカッコいいせつ菜ちゃんだと知ってめちゃくちゃトキメいちゃった！」ﾄｷﾒｷｯ

せつ菜「侑さん...///」

せつ菜「決めました！」ﾍﾟｶｰ

せつ菜「侑さんもうひとつご相談事ができたのですがよろしいでしょうか？」

侑「なになにー？」

・・・優木せつ菜ライブの数日後

副会長(はぁー、せつ菜ちゃんのライブ最高でした！)

副会長(会長と一緒に見れなかったのは残念でしたが...侑さんが隣で一緒に盛り上がってくれてとても楽しかったです！)

菜々「副会長、すみませんが私は用事がありましてお先に失礼させて頂きますね、副会長も今日はご帰宅されて結構ですよ、あと生徒会室の施錠お願いできますか？」

副会長「あ、会長お疲れ様でした、わかりました施錠しておきますね。」ﾍﾟｺﾘ

菜々「お疲れ様でした。」ｶﾞﾁｬ

副会長「さて、私も帰りましょうか、会長からもしかすると今日は生徒会の仕事で遅くなるかもしれませんと聞いていましたが。」

副会長「何事もなく早く終わりましたので、帰ったらせつ菜ちゃんの動画を見てライブの余韻でも楽しみま...」

ｺﾝｺﾝ

侑「失礼しまーす、副会長ちゃんこんにちは！」

副会長「あ、侑さんこんにちは、この前のせつ菜ちゃんのライブは一緒に見て下さってありがとうございます！」ﾍﾟｺﾘ

侑「いえいえー、私も副会長ちゃんと一緒ですごく楽しかったよー！」ﾆｺｯ

侑「せつ菜ちゃんカッコ良かったねー！」

副会長「最高でした！」b

侑「ところでさー、副会長ちゃんこの後ちょっと時間ある？」

副会長「あ、はい生徒会の仕事が予定より早く終わったので帰ってせつ菜ちゃんの動画でもと思っておりましたので大丈夫です。」

侑「ちょっと一緒に来てもらいたいところがあるんだー！」

侑「講堂なんだけど良いかな？」ﾆｺﾆｺ

副会長「は、はい大丈夫ですよ。」

副会長(そういえば、今日スクールアイドル同好会から生徒会の方に講堂の使用許可の申請が入っていましたね...ライブの練習かと思っていましたが。)

副会長(ろしかしてせつ菜ちゃんの練習もあるかも！と一瞬思ってしまいましたが、公私混同はまずいと思い記憶から消してました。ｱﾊﾊ)

侑「んじゃ、いこー！」ﾃﾂﾅｷﾞｸﾞｲｯ

副会長「ゆ、侑さん！///待って下さいー！」

副会長「侑さん、講堂で何があるんですか？」

侑「着いてからのお楽しみー！ほら早く早くー！」

副会長「廊下を走ってるところを会長に見られると怒られますよ！」

副会長(会長が帰られた後で良かったです。ﾎｯ)

・・・虹ヶ咲学園講堂

副会長(誰もいません、私と侑さんの２人だけです...)

侑「ほら、はじまるよ！」

講堂の中ライトが消えステージにスポットライトが当たる・・・

１人の制服の女性がスポットライトに照らされて・・・

その女性は・・・

副会長「か、会長！？」

副会長(なぜ会長が講堂のステージに！？頭の中が？マークでいっぱいになっていく)

菜々「副会長...突然お呼びだてしてしまい申し訳ありません。」

菜々「副会長にお話ししたいことがあり講堂まで来て頂きました...」

菜々「私は副会長に秘密にしていたことがあります...」

菜々「それは...」

眼鏡を外し、結んでいた髪を解く会長・・・

副会長「え？え？せ、せつ菜ちゃん！？！？」

副会長(頭の中の？マークが更にいっぱいになる、そして多分ポカーンとしている私の顔を見て隣で侑さんがニコニコと笑っている...)

せつ菜「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会　優木せつ菜は中川菜々です！」

せつ菜「私の両親は厳しく、スクールアイドルをやるなどとても許してくれないでしょう...」

せつ菜「しかし私は大好きなスクールアイドルを諦めきれませんでした...そこで生まれたのがここにいる“優木せつ菜”なのです。」

せつ菜「そのような事情もあり、せつ菜が菜々であることは秘密にしており同好会の方しか知らない秘密でした。」

せつ菜「ですが副会長がせつ菜を大好きでいてくれる気持ちを日々知っていくにつれ、副会長の大好きをぶつけてきてくれることにつれ正体を隠していくのがとても辛くなってきました...」ｸﾞｽｯ

せつ菜「事情がありやっていたことですが今まで黙っていてすみませんでした、いつもお誘いを頂いていたのに断ってしまい申し訳ありませんでした...」ｱﾀﾏｦｻｹﾞﾙ

副会長「会長...」

せつ菜「こんな私ですがこれからもせつ菜を応援してくれますか？これからも菜々を助けてもらえますか？」

副会長「...」ｸﾞｽｯ

副会長「当たり前です...」

副会長「当たり前です！これからも優木せつ菜ちゃんを応援し続けます！会長を支え続けますっ！」

副会長「このような話しを勇気をもって話して下さってありがとうございます。」

副会長「せつ菜ちゃんを会長をもっともーっと大好きになりました！」ﾆｺｯ

せつ菜「ありがとうございます...話して本当に良かったです！」ﾆｺ

侑(せつ菜ちゃん良かったね...せつ菜ちゃんの大好きが副会長に伝わったね。)

せつ菜「副会長！今から私の歌を聴いてもらえますか？」

副会長「えっ！？」

せつ菜「今日は副会長１人のためのライブです！全力で歌います！！、制服姿の優木せつ菜ライブとてもレアですよっ！」ﾍﾟｶｰ

せつ菜「走り出した思いは強くするよ・・・」

副会長「うわー！せつ菜ちゃーん！！」

終わり

拙い文章失礼いたしました副菜々(＋侑)大好きです。

おまけ

副会長「このような話しを勇気をもって話して下さってありがとうございます。」

侑(優木...勇気...ぶひょひょひょ)

侑(あ、真面目に聞かないと...)

おまけ

・・・講堂の後ろで見ていた同好会８人

エマ「せつ菜ちゃん輝いてるねー」

彼方「せつ菜ちゃんから炎が見えるよ～」

果林「今日のせつ菜のパフォーマンス気合いが入っているわね、私も負けられないわ。」

歩夢「せつ菜ちゃんってやっぱり凄い・・・憧れるなぁ・・・」

璃奈「せつ菜さんカッコいい...好き」

しずく「せつ菜さん衣装じゃなく制服姿なのに自分のスクールアイドルの世界を作っててすごいです！」

愛(ゆうゆ、優木の勇気のところで笑ってないかなぁ...)

かすみ(か、かわいさではかすみんのほうが勝ってますから！ｸﾞﾇﾇ)

おまけ

侑「副会長ちゃん、ついにせつ菜ちゃんの秘密を知っちゃったねー」

副会長「びっくりしましたけど会長の気持ちがとても嬉しかったです。」

侑「秘密を知ってしまった副会長ちゃんには同好会に入ってもらって私と一緒にスクールアイドルのお手伝いをしてもらおうかなーﾌﾌﾌﾌｯ」

侑「いやいっそのこと副会長ちゃんにもスクールアイドルとして活動を...有りだね！」ﾒｶﾞﾊｰﾄ

副会長「やりません！私は絶対にスクールアイドルなんて向いてませんから！」ｱｾｱｾ

侑「そーかなー副会長ちゃんかわいいから大丈夫だと思うんだけどなー」

副会長「か、///」

副会長「そ、それより侑さんこそ生徒会に入ってもらって、私と一緒に会長のことを支えてもらうというのも結果的にせつ菜ちゃんをお手伝いすることになって良いと思います！」

侑「えー！？無理だよー」

侑・副会長「ﾜｰﾜｰｷﾞｬｰｷﾞｬｰ」

せつ菜「侑さんと副会長、何だか仲良しさんコンビですね」ｸｽｸｽ


本当に終わり

今日もいい副菜だった

バレる展開も副会長が察する展開もいいけど自ら明かすのもいい