【SS】可可「もうだめデス」すみれ「え」【ラブライブ！スーパースター!!】

クゥすみ

可可「うーん...」


すみれ「？」ﾁﾗｯ


可可「...あー...ムリデス...」ﾎﾞｿﾎﾞｿ


すみれ「どうしたのよ」


可可「すみれデスか...クゥクゥはもうダメかもしれマセン」


すみれ「はぁ？」


可可「2の10乗くらいダメデス」


すみれ「...よくわからないけど、相当駄目なのはわかったわ」

可可「...吐きそう」


すみれ「え、そんなに？大丈夫？保健室行く？」ｻｽｻｽ


可可「そういう問題ではアリマセン」


すみれ「でも顔色悪いわよ？」


可可「...」


すみれ「ねぇ、どうしたのよ」


可可「...体力測定」


すみれ「...は？」


可可「四限...体育...体力測定...が...」


すみれ「...」

可可「ムリデス...」


すみれ「んじゃ、先行くわね」ﾌﾘﾌﾘ


可可「待つデス！」ｸﾞｲｯ


すみれ「うごっ！！」ﾖﾛｯ


可可「この状態のクゥクゥを置いてけぼりにするのデスか！」


すみれ「心配した私がバカみたい」


可可「命懸けなのデスよ！！？」


すみれ「んな大袈裟な」

可可「フワッと浮かんで羽が生えて...」


すみれ「？」


可可「もう何でもアリだと気が付いた...」


すみれ「飛んでいきそうね」


可可「そういう気持ちデス...らっぱっぱデス...」


すみれ「いやわかんない、わかんないわ」


可可「あと10分...」


すみれ「げっ、ほんとだ、早く着替えないと！行くわよくぅくぅ！」

可可「うっ...うっ...ううううう...」ﾉﾛﾉﾛ


すみれ「おっそ！！！動きおっそ！！！！！」


可可「おげぇええええ」


すみれ「吐くな吐くな！！」


可可「...」


すみれ「ちょ、大丈夫？」


可可「...」


すみれ「？」


可可「チサト」


すみれ「はぁ？」


可可「チサトの練習に比べたら、マシなのではと、言い聞かせています、自分に」


すみれ「...うん」


可可「ふー...すぅー...」


すみれ「いやもう時間ないから！！？先行くわよ私は！」


可可「マッテ、マッテェ...」ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ

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更衣室


すみれ「ほら脱ぐ！！」


可可「んー...」ﾁﾝﾀﾗ


すみれ「バンザイして！」


可可「...？なんデスか、バンザイ？？？」


すみれ「めんどくさ！もぉほら！！」ｸﾞｲｯ


可可「あだだだだだ！」


すみれ「ふんっ！」


可可「肩がおかしな方向に」ｲﾃﾃ

すみれ「あんた体育着どうしたのよ、体育袋の中」


可可「...」


すみれ「...」


可可「あ」


すみれ「え、」


可可「お家に忘れましたね、さては」ﾌﾑ


すみれ「いやあんたがね？さては、じゃないわよ」

可可「ああああどうしましょう！！！」


すみれ「代わりにいつもの練習着が入ってるけど」ｺﾚ


可可「それ着て出てけと言うのデスか！！」


すみれ「無理あるわね」


可可「...なら、今日はおしまいデス、体力測定、クゥクゥは棄権シマス」


すみれ「はぁ」


可可「...」


すみれ「あんたがそれでいいならね」


可可「...」

すみれ「マジメなあんたが、そんなことできないでしょ...だからさっきまで悩んでたんだから」


可可「...おげぇええええ！」ﾊﾞﾀﾘ


すみれ「あーもぉいちいち倒れない！！」


可可「どうしましょう...」


すみれ「はぁ...仕方ないわねぇ」ｶﾞｻｺﾞｿ


可可「？」


すみれ「ほら、短パン半袖も長袖長ズボンもあるから、貸してあげるわ」ﾊﾞｻｯ


可可「すみれぇ...」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


すみれ「どっちも短いと風邪引くから、片方ずつにするわよ...あんた短パンと長袖着なさい」ﾊｲ


可可「すみれぇぇえ...」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


すみれ「ちょ、涙で濡らさないで！！！」

...


すみれ「着た？、行くわよ」


可可「...」


すみれ「...なに固まってんの、まだ行くのグズってるの？」


可可「...」ｽﾝｽﾝ


すみれ「？」


可可「すみれの匂いデス」ｸﾝｸﾝ


すみれ「ちょ、やめなさいよ！」


可可「すんすんすんすんすん！」


すみれ「だーやめなさい！脱がすわよ恥ずかしい！！」

可可「なに照れてるデスか」


すみれ「あのねぇ！」


可可「でしたら次回はクゥクゥの体育着貸してあげマスか」


すみれ「いやそう言う話ではなくて」


可可「いらないのデスか？」


すみれ「...」


可可「...」


すみれ「...」


可可「あー、絶対照れてマス、すみれはクゥクゥのこと意識してマス」ﾆｼｼ


すみれ「はぁ？いらないわよ、いらない」

可可「んなっ！！クゥクゥが貸してやると言っているんデス！！素直になれデス！！！」


すみれ「あんたみたいにヤマシイ理由で体育着借りたりしないのよ、変態」


可可「ヤマシクないデス！！今日は不可抗力デス！！」


すみれ「なら匂い嗅ぐのやめなさいよ！！」


可可「それとこれとは話が別デス！！」


すみれ「はぁ！！？」


ｶﾞﾗｶﾞﾗ


千砂都「ちょっとー、お2人さーん」


可可「あ、チサト」


千砂都「なにしてるのー？センセー怒ってるよー」


すみれ「げっ、時間！！」

可可「すみれのせいデス！！」


すみれ「なんでよ！？」


可可「クゥクゥは怒られるのはイヤデス！！、大人しく匂い嗅がせておけばこんなことには...」


すみれ「元凶はグズった上に体育着忘れたあんたでしょーが！！匂いフェチが！！」


可可「匂いフェチじゃないデス！仕方なく嗅いだだけデス！！」


すみれ「仕方なくってなによ！」


ﾎﾟｽｯ


可可「？」
すみれ「？」


千砂都「2人とも、行くよ...？」ﾆｺﾘ


可可「ひっ...」


すみれ「はい。」


おわるよ