【SS】せつ菜「催眠術、ですか?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

せつな SS


5: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:06:31.32 ID:nwY0l5a6
せつ菜「催眠術、ですか?」

侑「そうそう、最近ネットで見つけてさ」

せつ菜「催眠術っていうと、あなたはだんだん眠くなる~みたいなやつですか?」

侑「あ~、それとはちょっと違ってね」

侑「これは、かけた相手に自由に言うことを聞かせられる催眠術なの」

せつ菜「……そんなの本当にあるんですか? にわかには信じがたいですけど」

侑「あるんだよこれが、歩夢で試したし」

せつ菜「た、試したんですか!?」

侑「うん。ちなみに、その時の動画もあるけど……見る?」

せつ菜「見たいです!!」

侑「うわ、即答じゃん」

侑「でも、せつ菜ちゃんのそういうところ、嫌いじゃないよ」
 
8: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:10:52.05 ID:nwY0l5a6
——

侑「歩夢、あゆぴょんやってみてよ」

歩夢「いいよ♪ あゆぴょんだぴょん♪」

侑「う~ん、可愛くってときめいちゃうね!」

侑「じゃあ、次は果林さんの真似やって」

歩夢「分かったよ」

歩夢「はあい♡ 朝香果林よ♡ 情熱的なパフォーマンスで、あなたのこと魅了してあ・げ・る♡」

侑「かっこいい果林先輩だけど、歩夢がやると可愛さがにじみ出てるね」

侑「かっこいい繋がりで、次はせつ菜ちゃんの真似して」

歩夢「はーい」

歩夢「いきます! 本気系スクールアイドル、優木せつ菜です!」

歩夢「せつ菜スカーレットストーム!!」

歩夢「どうなっても知りませんよ!!」

侑「やっぱり、可愛いが先にきちゃうね」

侑「じゃあ、次は——」
 
11: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:15:31.73 ID:nwY0l5a6
——

侑「どうだった?」

せつ菜「めちゃくちゃ可愛かったです」

侑「可愛いのはそうなんだけど、聞きたいのは催眠術の方かな」

せつ菜「あ、そうですね///」

せつ菜「たしかに、本当にかかっているみたいでした」

せつ菜「普段の歩夢さんなら、ああいったことは恥ずかしがってできないでしょうし」

侑「でしょ! これは本物なんだよ!」

せつ菜「催眠術の効力はよく分かりました」

せつ菜「……それで、侑さんはそれを伝えてどうしたいんですか」

侑「せつ菜ちゃんは鈍いなあ」

侑「歩夢にかけちゃえばいいんだよ、催眠術」

せつ菜「え、ええ!?」
 
12: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:20:29.09 ID:nwY0l5a6
侑「ほら、歩夢に聞きたいこととか、したいこととかあるでしょ」

せつ菜「それは……」

侑「これを使えば、そういうこと全部し放題ってわけ」

侑「あ、でもえ ちなことはしちゃダメだよ、歩夢がかわいそうだし」

せつ菜「なっ、しませんよ///」

侑「冗談だよ。第一、せつ菜ちゃんはそういうことしないってわかってるから」

侑「せつ菜ちゃんは歩夢のこと大好きだもんね」

せつ菜「まあ……否定はしませんが///」

侑「あはは、やっぱり大好きには嘘がつけないんだ」

せつ菜「もうっ! からかい過ぎですよ!」
 
15: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:25:31.88 ID:nwY0l5a6
せつ菜「……それで、具体的にはどういった風に催眠をかけるんですか?」

侑「えっとね、まずは——」

せつ菜「……なるほど、要はリラックスした状態にして、自分の指示に従うように暗示をかけるんですね」

侑「理解が早くて助かるよ」

せつ菜「かける前や催眠中の記憶がなくなるっていうのは、ちょっと危ない感じもしますけど」

侑「まあ、あくまで暗示程度だから、催眠よりもずっと前の記憶とかには影響しないと思うよ」

せつ菜「そうですか」

せつ菜「じゃあ、とりあえず侑さんで試してみますか」

侑「ちょ、ちょっと! なんで私にかけようとしてるの!?」
 
18: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:30:31.75 ID:nwY0l5a6
せつ菜「だって……」

せつ菜「催眠術でしようとしたことが、歩夢さんにバレたらやばいじゃないですか!!」

侑「せつ菜ちゃんは歩夢に何するつもりなの!?」

せつ菜「いえ、変なことをするつもりはないんですが……」

せつ菜「たぶん、それがバレると、私が歩夢さんを好きなことも伝わってしまうと思うんです」

せつ菜「そうなったら一巻の終わりですから」

侑(欲望に正直なのに、意外と用心深いね)

侑「うーん、その時はそのまま伝えちゃえばいいんじゃない? 案外うまく行くんじゃないかな」

せつ菜「ダメです。こういうのは、なし崩しじゃなく、ちゃんとしたシチュエーションで伝えるべきです」

せつ菜「絶対そっちの方がときめくと思います」

侑「……せつ菜ちゃんって、けっこうロマンチストなんだね」
 
20: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:35:09.16 ID:nwY0l5a6
せつ菜「そうかもしれません」

せつ菜「ですので、私の実験台になってください。侑さん」

侑「いやいや、だからなんで私にかけるのさ!?」

せつ菜「能力の効果や条件の確認は大切なんですよ!」

侑「なんか楽しくなってきてない?」

せつ菜「そうですね、マンガやアニメの能力みたいで、正直かなりわくわくしてます」

侑「残念だけど、これはたくさんの人にかけれるような代物じゃないよ」

侑「歩夢にも試してもらったんだけど、私には全くかからなかったの」

せつ菜「そうなんですか」

せつ菜「……ということは、歩夢さんには」

侑「めっちゃ効くね」

侑「だから、失敗とかしないと思うし、気楽にかけてくればいいと思うよ」

侑「催眠術かける場もセッティングするからさ」

せつ菜「分かりました。やってみましょう」
 
23: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:40:11.42 ID:nwY0l5a6


歩夢「それで、今日はせつ菜ちゃんがかけてくれるんだ。催眠術」

せつ菜「はい」

歩夢「部室に二人なんて、なかなかないから緊張しちゃうね」

せつ菜「ダメですよ。これはどんな状況でもリラックスするための訓練なんですから」

歩夢「あはは、そうだよね」

せつ菜(侑さんのセッティングは完璧ですね。リラックスのためという理由を用意することで、もう一度催眠術をかける状況を作り出してます)

せつ菜(さらに、どんな状況でも、というのも、別の人が催眠術を行う理由付けになってます)

せつ菜「じゃあ、始めましょうか」

歩夢「うん、よろしくね」
 
24: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:45:12.99 ID:nwY0l5a6
せつ菜「まずは、肩の力を抜いていきましょうか」

歩夢「はい」ダラン

せつ菜「そのまま、ゆっくりと深呼吸しましょう」

せつ菜「吸ってー」

歩夢「」スゥー

せつ菜「吐いてー」

歩夢「」ハー

せつ菜「そのまま、ゆっくりと続けましょう」
 
27: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:50:20.51 ID:nwY0l5a6
せつ菜「だいぶほぐれてきましたね」

せつ菜「では、目蓋をとじてください……」

せつ菜「今、私は、歩夢さんの精神、その奥深くに語りかけています」

せつ菜「あなたは、とても心地よい感覚に包まれています」

せつ菜「なので、私の声も心地よく感じているはずです」

せつ菜「この声で言われたことなら、なんでも聞いてしまいそう」

せつ菜「そんな気分のはずです」

せつ菜「目を開けた時、あなたは私の言うことを聞くようになります」

せつ菜「では、ゆっくりと、目を開けてください」

歩夢「」パチリ
 
28: (しうまい) 2022/01/06(木) 23:55:40.00 ID:nwY0l5a6
せつ菜「歩夢さん、気分はいかがですか?」

歩夢「ぽかぽかして、良い気分かな」

せつ菜「そうですか、では」

せつ菜「あゆぴょん、やってください」

歩夢「はあい♪ あゆぴょんだぴょん♪」ピョン

せつ菜「ぐはっ!!」

歩夢「せつ菜ちゃん!? どうしたの!?」

せつ菜「い、いえ、すごく可愛かったので」

せつ菜(生あゆぴょん……凄まじい破壊力です///)

せつ菜「では、私が手を叩いたら、歩夢さんは催眠が解けます」

せつ菜「はい」パチン
 
30: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:00:30.90 ID:yqwdzIKM
歩夢「……あれ、私何してたんだっけ」

歩夢「せつ菜ちゃんに催眠をかけてもらうはずだったんだけど」

せつ菜「もうかけましたよ」

歩夢「え、そうなの?」

せつ菜「はい。自分が何をしたのか覚えてないんですか?」

歩夢「全く覚えてないよ。教えてくれる?」

せつ菜「あゆぴょんをしてましたね」

歩夢「ええ!? そんなことしてたの!?」

せつ菜「とても可愛かったですよ」

歩夢「うう……普通だったら絶対しないのに///」

せつ菜「それだけ催眠がしっかりかかってるってことですよ」

せつ菜「それでは、もう一回しましょうか」

歩夢「……あんまり変なことはしないでね?」
 
33: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:05:35.33 ID:yqwdzIKM
せつ菜「では、ゆっくりと、目を開けてください」

せつ菜(さっきの反応からして、やはりあの催眠術は本物のようです)

せつ菜(これなら、あれをしても大丈夫かもしれません)

せつ菜「歩夢さん」

歩夢「なあに?」

せつ菜「て、手をつないでもらってもいいですか?///」
 
35: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:11:13.50 ID:yqwdzIKM
歩夢「いいよ」

 ぎゅっ

せつ菜「えへへ、て、つないじゃいましたね///」

歩夢「ふふっ、そうだね」

 にぎにぎ、にぎにぎ

せつ菜「えへへ……歩夢さん~」ニコニコ

 すりすり

歩夢「せつ菜ちゃん、ちょっとくすぐったいかも」

せつ菜「あ、すみません。嬉しくて、つい……」

歩夢「そんなに嬉しかったの?」

せつ菜「はい! 大好きな歩夢さんの手ですから!」

歩夢「そうなんだ」

歩夢「……私も、嬉しい、かも」ボソッ
 
36: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:16:31.49 ID:yqwdzIKM
——

せつ菜(ふう……すごい満足感です。一生分手をつないだんじゃないでしょうか)

せつ菜(そろそろ、次のお願いをしましょう)

せつ菜「歩夢さん、膝枕してもらってもいいですか?」

歩夢「いいよ。ちょっと待ってね」

歩夢「はい、どうぞ」ポンポン

せつ菜「それでは、失礼します」

歩夢「どうかな?」

せつ菜「……すごいですねこれ」

せつ菜「下から見る歩夢さんも素敵です」

歩夢「あはは、ありがと」

歩夢「でも、そっちじゃなくって、膝枕のことを聞いてるんだけど」

せつ菜「そ、そうですよね!///」
 
38: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:21:40.80 ID:yqwdzIKM
せつ菜「……柔らかくって、あったかくって、とても癒されます」

せつ菜「彼方さんがしてもらいたがるのも、分かる気がします」

歩夢「見てたんだ」

せつ菜「ええ」

せつ菜「それで、いいなあって思ってたんです」

歩夢「嫉妬しちゃった?」

せつ菜「ほんのちょっぴりだけ、ですけど」

歩夢「頼んでくれたら、またしてあげるよ」

せつ菜「いいんですか?」

歩夢「うん。せつ菜ちゃん、スクールアイドルだけじゃなくって、生徒会も頑張ってるから」ナデナデ

せつ菜「……ありがとうございます」

せつ菜(……次に頼むときは、この想いを伝えてからにしましょう)
 
39: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:27:13.20 ID:yqwdzIKM
——

せつ菜(……でも、今はもうちょっとだけ、わがままを言っても、いいですよね?)

せつ菜「歩夢さん、ぎゅっとしてください」

歩夢「いいよ」

歩夢「じゃあ、おいで?」

 ぎゅっ

せつ菜「……頭も、撫でてください」

 なでなで

歩夢「これでいい?」

せつ菜「はい」
 
41: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:32:27.97 ID:yqwdzIKM
せつ菜「名前も、呼んでください」

歩夢「いいよ」

歩夢「せつ菜ちゃん」

せつ菜「もっと、お願いします」

歩夢「せつ菜ちゃん、せつ菜ちゃん」ナデナデ

歩夢「……ふふっ、なんだか今日のせつ菜ちゃんは、甘えん坊さんだね」

せつ菜「……今だけ、ですから」

歩夢「今だけ、なんて言わずにいつでも甘えていいんだよ」

せつ菜「それはちょっと……イヤです」
 
44: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:37:25.47 ID:yqwdzIKM
歩夢「どうして?」

せつ菜「だって、かっこ悪いじゃないですか」

歩夢「いいと思うけどなあ、かっこ悪くて」

せつ菜「ええ?」

歩夢「私、かっこ悪いせつ菜ちゃんなんて見たことないし」

歩夢「私だけに見せる顔って感じで、けっこう好きかも」

せつ菜「……」

せつ菜「……普段はかっこつけさせてください」
 
45: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:42:45.11 ID:yqwdzIKM
——

せつ菜(そろそろ時間的にも最後のお願いでしょうか)

せつ菜(ちょうど、やっておきたいことが一つだけ残ってます)

せつ菜「歩夢さん」

歩夢「なあに?」

せつ菜「今から言うことを、聞いていてくれませんか」

歩夢「いいよ」

せつ菜「私、歩夢さんのことが好きです」

せつ菜「可愛くって優しい歩夢さんが大好きです!」

せつ菜「だから、私と付き合ってください!!」
 
47: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:47:04.57 ID:yqwdzIKM
歩夢「……」

せつ菜「……今のは、告白の練習です」

せつ菜「本当のは、近いうちに伝えますから、待っててください」

せつ菜「あ、今待っててって言っても、意味ないんでしたね」

せつ菜「それでは、催眠を解きましょうか」

せつ菜「私が手を叩いたら、歩夢さんは催眠が解けます」

 ぱちん
 
48: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:52:09.94 ID:yqwdzIKM
——

せつ菜「歩夢さん、大丈夫ですか?」

歩夢「……うん、けっこう時間経ってるみたいだけど」

せつ菜「ああ、もうちょっと早めに解除すればよかったですね。すみません」

歩夢「ううん、その分リラックスできてたってことでしょ」

歩夢「付き合ってくれてありがとう」

せつ菜「いえいえ、全然大丈夫ですよ」

歩夢「……」

歩夢「せつ菜ちゃん」

せつ菜「なんですか?」

歩夢「……私、待ってるから///」
 
50: (しうまい) 2022/01/07(金) 00:57:14.84 ID:yqwdzIKM
せつ菜「え」

歩夢「じゃあね!///」ダッ

せつ菜「あ、歩夢さん!?」

せつ菜(待ってるって、さっきの会話の記憶が残っているってことですよね)

せつ菜(催眠が途中で解けた? ……それとも、最初からかかってなかった?)

せつ菜(いや、そんなことより、とにかく、今は歩夢さんを追いかけないと!)
 
52: (しうまい) 2022/01/07(金) 01:02:26.85 ID:yqwdzIKM
——

歩夢「催眠術?」

侑「そう! 歩夢、せつ菜ちゃんともっと仲良くなりたいって言ってたよね」

歩夢「それはそうだけど、私、催眠術なんて知らないよ」

侑「大丈夫、私も知らないから」

歩夢「ええ? じゃあどうするの?」

侑「せつ菜ちゃんに偽の催眠術を教えて、歩夢はそれにかかったふりをするの」

侑「せつ菜ちゃんの言うことを聞きながら、くっついちゃえばいいんじゃない?」

侑「催眠術にかかっているって設定だから、大胆なこともできちゃうかもよ」

歩夢「……大胆なことはともかく、せつ菜ちゃんとくっつけるなら、いいかも」

侑「じゃあ、決まりだね」

歩夢「でも、催眠術にかかったふりなんてできるかな」

侑「それも大丈夫。特別講師を呼んでるからね」

歩夢「特別講師?」

しずく「特別講師です♡」
 
55: (しうまい) 2022/01/07(金) 01:08:07.19 ID:yqwdzIKM
——

歩夢「あ、あゆぴょんだ、ぴょん///」

しずく「歩夢さん! 恥ずかしがりすぎですよ!」

歩夢「ねえ、これ本当にやらなきゃダメ?」

侑「もちろん。せつ菜ちゃんは賢いからね、催眠術の存在自体疑ってかかるかもしれないし」

歩夢「そんなこと言って、本当は侑ちゃんが見たいだけなんじゃないの?」

侑「違うよ」(即答)

侑「ほら、せつ菜ちゃんに何されても、催眠にかかったふりをし続ける練習にもなるしさ」

しずく「そうですよ! もう一回いきましょう!」

侑「証拠としての動画も撮らないといけないから、頑張ってよ」

歩夢「ええ~!?」
 
58: (しうまい) 2022/01/07(金) 01:13:11.68 ID:yqwdzIKM
——

せつ菜「はぁ……はぁ……」

せつ菜「やっと見つけましたよ。歩夢さん」

せつ菜「で、何してるんですか」

歩夢「かべ、壁になってるの」ピーン

せつ菜「壁になるように催眠した覚えはないんですけど」

せつ菜「……はあ、もう観念してください」

歩夢「……はあい」
 
60: (しうまい) 2022/01/07(金) 01:19:35.84 ID:yqwdzIKM
——

せつ菜「……なるほど、催眠術は嘘で、最初からかかっていたふりをしていたんですか」

歩夢「ごめんね、だましちゃって」

せつ菜「いえ、私も、催眠術で歩夢さんを操ろうとしましたし」

せつ菜「……一つ、聞いてもいいですか」

歩夢「うん」

せつ菜「どうして、待ってるなんて言ったんですか?」

歩夢「それ、聞いちゃう?」

せつ菜「聞いちゃいます」

せつ菜「あの言葉までは、催眠術、完全に信じきってましたから」

歩夢「そっか、そう、だよね……」

歩夢「……」
 
61: (しうまい) 2022/01/07(金) 01:24:43.79 ID:yqwdzIKM
歩夢「……私ね、大好きって言われて、すごく、嬉しくなっちゃったの///」
 
64: (しうまい) 2022/01/07(金) 01:30:11.51 ID:yqwdzIKM
せつ菜「……」

せつ菜「……歩夢さん、来週の日曜日、空いてますか?」

歩夢「? 空いてるけど?」

せつ菜「その日、一緒に、お出かけしませんか?」

歩夢「それって……!」

せつ菜「はい、デートです」

せつ菜「私と、デートしてください」

せつ菜「もう一度、私に大好きって言わせてください」

歩夢「……うん!」

 おわり
 
70: (しうまい) 2022/01/07(金) 01:43:13.88 ID:yqwdzIKM
お読みいただきありがとうございました。催眠はいいぞ。

過去作です。

歩夢「わ、私がせつ菜ちゃんにご奉仕!?」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1638091714/

歩夢「最近寒くなってきたね」 せつ菜「そうですね」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1638274490/l50

歩夢「もうすぐクリスマスだね、せつ菜ちゃん」 せつ菜「そうですね」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1640355600
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1641477664/

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