【SS】歩夢・せつ菜「あの子が貰うチョコレート」【ラブライブ！虹ヶ咲】

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ぽむせつ
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よろしくお願いします
　

☆☆☆バレンタインの朝☆☆☆

侑「歩夢、今日はいよいよバレンタインだね！」

歩夢「ふふっ。侑ちゃんずっと楽しみにしてたもんね」

侑「当然だよ！同好会のみんなチョコ持ってくるって張り切ってたし、放課後にチョコパーティーもするって言ってたから待ちきれないよ！」

侑「さあ！早く学校行くよ！」
　

☆☆☆学校☆☆☆

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

侑「なんだか騒がしいね」

歩夢「バレンタインだからね。朝からみんなチョコを渡したりしてるんだと思うよ」

侑「それもそうだね。それにしてもあんなに人だかりができるなんてすごいな～。誰なんだろ？」

歩夢「あれ、愛ちゃんじゃない？」

侑「あ！ほんとだ！さすが部室棟のヒーローだね。歩夢も今年はファンの子から貰えるんじゃない？」

歩夢「そうかな～？そうだったら嬉しいな…」
　

今日子「歩夢ちゃん！」

歩夢「今日子ちゃん！」

今日子「早速ですがバレンタインのプレゼントです！受け取ってください！」

歩夢「わぁ！ありがとう！こうしてファンの子から貰えるの初めてだから本当に嬉しい！」

今日子「歩夢ちゃんが喜んでくれて私も嬉しいです！受け取ってくれてありがとうございます！」

侑「歩夢よかったね。早速ファンの子から貰えて」

歩夢「うん、こうして貰えるとスクールアイドルやってて良かったって思うな」

侑「うんうん。私も同好会のマネージャーとして誇らしいよ！」
　

「歩夢ちゃん！私のも受け取ってください！」

「歩夢先輩！私も！！」

歩夢「あわわ……うん、ありがとう。ちゃんと受け取るから順番にね……」

侑「こっちにも人、集まってきたね……」

菜々「失礼します。今の時間は人が集まるのは遠慮してもらってよろしいですか？」

歩夢「…！生徒会長……！」
　

菜々「すいません。スクールアイドル同好会のみなさんが揃って朝から大変な目にあっているので…」

侑「みなさんってことは他のみんなも？」

菜々「ええ、登校されたそばからすごい人になります」

菜々「なので、放課後にまずはファンの方から受け取る機会を作りましょう」

侑「それがいいね。ありがとう生徒会長。歩夢もそれでいい？」

歩夢「そうだね…。……渡しに来てくれた人はごめんなさい。また放課後によろしくね」
　

☆☆☆

侑「みんな素直に聞いてくれて良かったね」

菜々「割り込んでしまってすいませんでした。ただ、その、放っておけなかったので…」

歩夢「ううん。菜々ちゃんが来てくれて助かったよ。あのままだったら私もパンクしちゃってたかも」

侑「歩夢は明日には早速ファンサービスの練習だね！」

侑「っと、音楽科の教室向こうだから、二人とも、また放課後！」

歩夢「うん！」菜々「はい！」
　

菜々「……」

菜々「歩夢さん、すでにプレゼントを貰っていましたね……」

歩夢「あぁ、うん。今日子ちゃん。いつも応援してくれてるけど、こうして貰えるのも嬉しいね」

菜々「そうですね…いつも応援してくれるファンのみなさんには感謝しきりですね！」

菜々「…その……少し見てしまったのですが、歩夢さんが頂いていたものがなかなか凝った梱包だったように思いまして……
　

歩夢「そう…なのかな？今までのバレンタインって友チョコくらいしか受け取ったりしなかったから、よく分からないかな…」

歩夢「せつ菜ちゃん…菜々ちゃん…(？)は、バレンタインの経験ってどうなの？」

菜々「いえ、むしろ私の方が……その、こういったイベントにも疎かったですし、去年はせつ菜でバレンタインは過ごしませんでしたから…」

歩夢「そうなんだ……。じゃあ、今日一緒に、これまでの分のバレンタイン楽しもうね！」

菜々「！！……はい！！」
　

☆☆☆放課後☆☆☆

せつ菜「優木せつ菜参上！さあ、ファンの皆さんが待ってますよ！」

歩夢「そうだね！みんなの気持ちをしっかり受け取らないと！」

歩夢（放課後、せつ菜ちゃんの提案通り、改めてスクールアイドル同好会みんなでプレゼントを受け取る）

歩夢（こうして機会を設けて正解だったと思えるほど多くの人が私たち同好会にプレゼントを渡しに来てくれている）

歩夢「ファンのみんなと直接顔を見てやり取りできて…本当に嬉しい…！」
　

侑「歩夢！どう？チョコ貰えてる？」

歩夢「うん。それに、みんなの言葉が直接聞けて、それに私もすぐに返事ができてとっても嬉しい！」

歩夢「私のところはそこまで人も多くないし、侑ちゃんは果林さんやせつ菜ちゃんのもっと人が多いところ見てあげて」

侑「歩夢がそういうなら大丈夫だね。行ってくる！」
　

侑「せつ菜ちゃん、すごいファンの人数だけど大丈夫？」

せつ菜「ええ！ファンの皆さんからの大好きを受け取っているのです！心配なんていりません！」

せつ菜「他のみなさんのところはどんな様子ですか？」

侑「みんな思い思いにファンと交流してるよ。せつ菜ちゃんの提案のおかげでこういうことが出来て本当に良かった！」

侑「歩夢からせつ菜ちゃんが一番大変そうだって言われて見に来たけど、大丈夫みたいだね！」

せつ菜「歩夢さんが……。はい！ご心配ありがとうございます！」
　

☆☆☆同好会 部室☆☆☆

「「「「「「「「「「ハッピーバレンタイン！」」」」」」」」」」

侑「みんな無事プレゼント受け取れたみたいで良かったー！」

歩夢「せつ菜ちゃんのおかげだね。プレゼントも一番多く貰ってたみたいで流石だね」

せつ菜「そんな褒めていただくことでもないですよ。それにみなさんにも多くのファンがいて素晴らしいです！」

侑「うんうん！この一年のみんなの頑張りがよく分かったし、ファンと交流してるみんなを見て私もときめいた！」

侑「そしてここからは同好会だけのチョコレートパーティーだよ！」
　

ﾜｲﾜｲﾓｸﾞﾓｸﾞ


ﾁｮﾝﾁｮﾝ　
せつ菜「歩夢さん、ちょっといいですか」

歩夢「いいよ、なに？」

せつ菜「大したことではないのですが…その、歩夢さんはファンへの対応が丁寧なので、その分ファンの方も熱心すぎる方がいるのではないかと不安でして…」

歩夢「そうなのかな？ファンのみんな優しくてお喋りもとっても楽しかったよ」

せつ菜「そうですか……杞憂なら良かったです」
　

歩夢「せつ菜ちゃんこそ、一番すごい人だったように見えたけど平気だったの？」

せつ菜「はい！私はむしろファンの方からの大好きをたくさん受け取って、むしろ元気になりました！！」

歩夢「そっか…なら良かった…。今までの分以上にプレゼントも貰えたってことだよね」

せつ菜「そうですね！ファンの方からも、同好会ではパーティーもやって、たくさんのチョコレートをいただいて本当に嬉しいです！」
　

歩夢「うん…私も、ファンのみんなや同好会のみんなとバレンタインが過ごせて本当に嬉しい」

歩夢「…………」

歩夢「ねえ、せつ菜ちゃん。こんなにも素敵なバレンタイン、せつ菜ちゃんのおかげなんだよ」

歩夢「そんなせつ菜ちゃんに……。同好会のみんなに用意したのと同じだけど、せつ菜が貰うチョコレートの中の一つかもしれないけど…………気持ちは……気持ちだけは特別なバレンタインプレゼント…受け取ってくれますか？」

せつ菜「……！！」

せつ菜「私も、特別な用意なんて…それこそ本命の用意なんてありません……」

せつ菜「でも！今日もずっと歩夢さんのことを気にして、朝に歩夢さんのところへ行ったりして……！」

せつ菜「そして朝の歩夢さんの言葉のおかげで、歩夢さんの気づかいのおかげで、今までで一番幸せなバレンタインになりました」

せつ菜「だから、私からも特別な想いを込めたバレンタインのプレゼント……。交換です」

歩夢「……うん！！せつ菜ちゃん、ありがとう！」

せつ菜「私からも。歩夢さん！ありがとうございます！」
　

侑「………………」ｼﾞｰｰｰｰｰｰｰｰ

歩夢「侑ちゃん！？！？」

せつ菜「あっ、みなさんも……、いえ、あの、これはですね……」

侑「来月のホワイトデーも楽しみだね！」

歩夢・せつ菜「！」

歩夢「そうだね！」
せつ菜「そうですね！」


おしまい
　

かわいいラストだｗ
乙
　

初々しくてかわいかった
また何か書いてくれたら嬉しい
　

朝からいいぽむせつを見た