2: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:23:45.11 ID:XGuopns6
【ニジガク寮内・共有スペース】
ミア「ふぅっ……いいお湯だった」ホカホカ
ランジュ「あっ、ミア!」パタパタ
ミア「ん、ランジュ。そっちもお風呂上がり?」
ランジュ「ええ。少し前にね……ねえ、少し話さない?」
ミア「なに、珍しい」
ランジュ「そういう気分なの。ほら、座って」ポンポン
ミア「ん」トサッ
ミア「ふぅっ……いいお湯だった」ホカホカ
ランジュ「あっ、ミア!」パタパタ
ミア「ん、ランジュ。そっちもお風呂上がり?」
ランジュ「ええ。少し前にね……ねえ、少し話さない?」
ミア「なに、珍しい」
ランジュ「そういう気分なの。ほら、座って」ポンポン
ミア「ん」トサッ
3: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:28:57.59 ID:XGuopns6
ミア「……なんかいい香りする」
ランジュ「気付いた?流石ね」
ミア「なんか変えたの?シャンプー?」
ランジュ「そ。今日果林にもらったのを早速使ってみたの。どう?」
ミア「道理で妙に大人っぽい香りがするわけだ」
ランジュ「果林らしいでしょう?」
ミア「だね。ランジュにはちょっと大人っぽ過ぎるけど」
ランジュ「あ、言ったわね」
ランジュ「気付いた?流石ね」
ミア「なんか変えたの?シャンプー?」
ランジュ「そ。今日果林にもらったのを早速使ってみたの。どう?」
ミア「道理で妙に大人っぽい香りがするわけだ」
ランジュ「果林らしいでしょう?」
ミア「だね。ランジュにはちょっと大人っぽ過ぎるけど」
ランジュ「あ、言ったわね」
4: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:31:05.09 ID:XGuopns6
ミア「ま、見た目には合ってるんじゃない?」
ランジュ「ありがと」
ミア「この流れで素直にお礼言われると調子狂うな……」
ランジュ「褒め言葉には誠実でありたいの。言う時も言われる時も」
ミア「変なとこで律儀なヤツ」
ランジュ「ありがと」
ミア「この流れで素直にお礼言われると調子狂うな……」
ランジュ「褒め言葉には誠実でありたいの。言う時も言われる時も」
ミア「変なとこで律儀なヤツ」
6: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:33:21.89 ID:XGuopns6
ランジュ「ミアもよく知っているでしょう?」
ミア「Beats me.」
ランジュ「ふふ」
ミア「やめてよその感じ。言っとくけど、全体で見たら律儀でも何でもないんだからな」
ランジュ「……そうね。律儀とは程遠いことを沢山したもの」
ミア「撤回、やっぱ結構律儀だ!そこは”昔のことはいいじゃない”くらい言ってよ」
ランジュ「そうはいかないわよ」
ミア「ならせめてアナタも共犯者でしょとか……まぁ、それはいいや」
ミア「Beats me.」
ランジュ「ふふ」
ミア「やめてよその感じ。言っとくけど、全体で見たら律儀でも何でもないんだからな」
ランジュ「……そうね。律儀とは程遠いことを沢山したもの」
ミア「撤回、やっぱ結構律儀だ!そこは”昔のことはいいじゃない”くらい言ってよ」
ランジュ「そうはいかないわよ」
ミア「ならせめてアナタも共犯者でしょとか……まぁ、それはいいや」
7: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:38:09.25 ID:XGuopns6
ランジュ「……」
ミア「何?」
ランジュ「ううん。共犯者だと思ってくれてるんだって。アナタだって被害者みたいなものなのに」
ミア「……そういうのは考えるだけ無駄だよ」
ミア「今のランジュは同好会のメンバーになって、みんなに誕生日を祝われてる。それが事実なんだから」
ランジュ「……そうね。みんなに感謝しなくちゃ」
ミア「お互いにね」
ミア「何?」
ランジュ「ううん。共犯者だと思ってくれてるんだって。アナタだって被害者みたいなものなのに」
ミア「……そういうのは考えるだけ無駄だよ」
ミア「今のランジュは同好会のメンバーになって、みんなに誕生日を祝われてる。それが事実なんだから」
ランジュ「……そうね。みんなに感謝しなくちゃ」
ミア「お互いにね」
9: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:40:14.48 ID:XGuopns6
ランジュ「あら。ランジュはミアにも感謝してるわよ?」
ミア「ボクに?」
ランジュ「そう。アタシに着いてきてくれて、一緒に部として動いてくれて、沢山の曲を作ってくれて。とっても感謝してるの」
ミア「ほぼ拉致だったけどね」
ランジュ「そこは……ごめんなさい、ね」
ミア「いいさ。結果オーライだよ」
ランジュ「……本当、不思議な気分だわ」
ミア「何が?」
ランジュ「アナタに誕生日を祝われて、こんなに和やかに話せる日が来るなんて、思ってもみなかったから」
ミア「それは同感」
ミア「ボクに?」
ランジュ「そう。アタシに着いてきてくれて、一緒に部として動いてくれて、沢山の曲を作ってくれて。とっても感謝してるの」
ミア「ほぼ拉致だったけどね」
ランジュ「そこは……ごめんなさい、ね」
ミア「いいさ。結果オーライだよ」
ランジュ「……本当、不思議な気分だわ」
ミア「何が?」
ランジュ「アナタに誕生日を祝われて、こんなに和やかに話せる日が来るなんて、思ってもみなかったから」
ミア「それは同感」
11: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:45:48.23 ID:XGuopns6
ランジュ「アタシ、今とっても嬉しいのよ?ミアが思ってるよりずっと」
ミア「いやに健気だね。変な気にでも当てられてる?」
ランジュ「かもね」
ミア「ふうん。できれば普段からそうであってほし……いや、やっぱいいや」
ランジュ「ちょっと、1人で勝手に失礼なこと考えて勝手に撤回しないで」
ミア「健気なランジュって想像しただけで……」
ランジュ「もうっ」
ミア「いやに健気だね。変な気にでも当てられてる?」
ランジュ「かもね」
ミア「ふうん。できれば普段からそうであってほし……いや、やっぱいいや」
ランジュ「ちょっと、1人で勝手に失礼なこと考えて勝手に撤回しないで」
ミア「健気なランジュって想像しただけで……」
ランジュ「もうっ」
12: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:51:34.68 ID:XGuopns6
ランジュ「……ミアは、健気なランジュは嫌い?」
ミア「嫌いって言うか、違和感」
ランジュ「そう」
ランジュ「……じゃあ、いつものランジュは?」
ミア「本当に何?変なランジュ。嫌いならわざわざ着いてきたりしないだろ」
ミア「嫌いって言うか、違和感」
ランジュ「そう」
ランジュ「……じゃあ、いつものランジュは?」
ミア「本当に何?変なランジュ。嫌いならわざわざ着いてきたりしないだろ」
13: (たこやき) 2022/02/15(火) 19:57:24.34 ID:XGuopns6
ランジュ「そう」
ランジュ「……ねえ、ミア。最後にあと1つだけ、ワガママ言っていいかしら?」
ミア「何?改まって。もう慣れてるし、なんでもどうぞ」
ランジュ「アタシ、今日は沢山祝ってもらったけれど……まだ、欲しいものがあるの」
ミア「思ったより直球なワガママだね。ま、聞くだけ聞いてあげる。何が欲しいの?」
ランジュ「……ねえ、ミア。最後にあと1つだけ、ワガママ言っていいかしら?」
ミア「何?改まって。もう慣れてるし、なんでもどうぞ」
ランジュ「アタシ、今日は沢山祝ってもらったけれど……まだ、欲しいものがあるの」
ミア「思ったより直球なワガママだね。ま、聞くだけ聞いてあげる。何が欲しいの?」
14: (たこやき) 2022/02/15(火) 20:09:54.03 ID:XGuopns6
ランジュ「……」
ランジュ「……っ、」
ランジュ「……ミアよ」
ミア「……」
ミア「……?」クビカシゲ
ランジュ「……っ、」
ランジュ「……ミアよ」
ミア「……」
ミア「……?」クビカシゲ
15: (たこやき) 2022/02/15(火) 20:23:44.70 ID:XGuopns6
ランジュ「お年寄りみたいな反応しないでよ。アナタが欲しいの。ミア・テイラーが」
ミア「いや……なにそれ」
ランジュ「あら。作詞もこなすならこれくらい分かってほしいものだけど」
ミア「いや、意味が分からないんじゃなくて……なに、その顔?」
ランジュ「顔?」
ミア「いや……なにそれ」
ランジュ「あら。作詞もこなすならこれくらい分かってほしいものだけど」
ミア「いや、意味が分からないんじゃなくて……なに、その顔?」
ランジュ「顔?」
16: (たこやき) 2022/02/15(火) 20:26:44.74 ID:XGuopns6
ミア「いや、意味が分からないんじゃなくて……なに、その顔?」
ランジュ「顔?」
ミア「真っ赤」
ランジュ「……ぇ、ぁ///」
ランジュ「……ッ」ダッ!
ミア「あ、ちょっとランジュ!?」
ミア「い、っちゃった……」
ランジュ「顔?」
ミア「真っ赤」
ランジュ「……ぇ、ぁ///」
ランジュ「……ッ」ダッ!
ミア「あ、ちょっとランジュ!?」
ミア「い、っちゃった……」
18: (たこやき) 2022/02/15(火) 20:27:54.58 ID:XGuopns6
ミア(……ボクが欲しいって、何を今更って感じだったけど。あの表情、あの態度……)
ミア「そういう、ことなんだよね……」
ミア「えー……///」
ミア「……明日からどんな顔して会えばいいんだ……」
おしまい
ミア「そういう、ことなんだよね……」
ミア「えー……///」
ミア「……明日からどんな顔して会えばいいんだ……」
おしまい
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1644920599/