1: (茸) 2022/03/12(土) 08:29:58.39 ID:ss0jVXEZ
ディテクティブ オブ ニジガク
ぽむせつです。
細かいところは気にしちゃヤダ!
ぽむせつです。
細かいところは気にしちゃヤダ!
4: (茸) 2022/03/12(土) 08:36:00.74 ID:ss0jVXEZ
???『そういうことなら、任せてほしい』
???『本当にいいの?』
???『うん、大丈夫。私天才肌だから』
???『それは関係あるのかな……?』
???『本当にいいの?』
???『うん、大丈夫。私天才肌だから』
???『それは関係あるのかな……?』
6: (茸) 2022/03/12(土) 08:41:34.09 ID:ss0jVXEZ
菜々「私は高校生生徒会長、中川菜々」
菜々「"幼馴染で"同級生の上原歩夢と遊園地に遊びに行ってレズずくめのメノ^ノ。^リの怪しげな取引現場を目撃しました!」
菜々「取引を見るのに夢中になっていた私は背後から近づいてくるもう一人のメノ^ノ。^リに気づきませんでした……」
菜々「私はそのメノ^ノ。^リに毒薬を飲まされ……目が覚めたら!」
菜々「"幼馴染で"同級生の上原歩夢と遊園地に遊びに行ってレズずくめのメノ^ノ。^リの怪しげな取引現場を目撃しました!」
菜々「取引を見るのに夢中になっていた私は背後から近づいてくるもう一人のメノ^ノ。^リに気づきませんでした……」
菜々「私はそのメノ^ノ。^リに毒薬を飲まされ……目が覚めたら!」
7: (茸) 2022/03/12(土) 08:47:45.55 ID:ss0jVXEZ
せつ菜「スクールアイドルになってしまっていました!!」
せつ菜「中川菜々が生きているとメノ^ノ。^リにバレたら、また命を狙われ周りの人間にも危害が及びます」
せつ菜「りなりー博士の助言で正体を隠すことにした私は、歩夢さんに名前を聞かれて咄嗟に優木せつ菜と名乗り」
せつ菜「メノ^ノ。^リの情報を掴むためにスクールアイドルをやっている歩夢さんの家に転がり込みました!」
せつ菜「中川菜々が生きているとメノ^ノ。^リにバレたら、また命を狙われ周りの人間にも危害が及びます」
せつ菜「りなりー博士の助言で正体を隠すことにした私は、歩夢さんに名前を聞かれて咄嗟に優木せつ菜と名乗り」
せつ菜「メノ^ノ。^リの情報を掴むためにスクールアイドルをやっている歩夢さんの家に転がり込みました!」
9: (茸) 2022/03/12(土) 08:52:51.53 ID:ss0jVXEZ
***
歩夢「それじゃあ、帰ろうか」
せつ菜「は、はい!」
せつ菜(うぅ……これから私の正体がバレないか心配です)
歩夢「ねぇ、せつ菜ちゃん」
せつ菜「あぁ! はい、なんでしょうか?」
せつ菜(この名前慣れませんね……)
歩夢「好き子、いる?」
せつ菜「へぇ?」
歩夢「それじゃあ、帰ろうか」
せつ菜「は、はい!」
せつ菜(うぅ……これから私の正体がバレないか心配です)
歩夢「ねぇ、せつ菜ちゃん」
せつ菜「あぁ! はい、なんでしょうか?」
せつ菜(この名前慣れませんね……)
歩夢「好き子、いる?」
せつ菜「へぇ?」
11: (茸) 2022/03/12(土) 08:57:53.47 ID:ss0jVXEZ
歩夢「ほら、気になる子とかいるでしょ? 恋バナだよ」
せつ菜「い、いませんよ/// 好きな子なんて……」
歩夢「私はいるんだ。すっごく気になる子」
せつ菜「そうなんですね……も、もしかして先ほど探していた菜々ちゃんって子ですか?」
せつ菜(なんて、そんなわけ……)
歩夢「そう!」
せつ菜「え?」
せつ菜「い、いませんよ/// 好きな子なんて……」
歩夢「私はいるんだ。すっごく気になる子」
せつ菜「そうなんですね……も、もしかして先ほど探していた菜々ちゃんって子ですか?」
せつ菜(なんて、そんなわけ……)
歩夢「そう!」
せつ菜「え?」
16: (茸) 2022/03/12(土) 09:06:24.12 ID:ss0jVXEZ
歩夢「ちっちゃい頃から優しくて、一生懸命で」
歩夢「たまに少し夢中になりすぎちゃうところもあるけど」
歩夢「いざという時頼りになって勇気があってかっこよくて」
歩夢「わたし、菜々ちゃんがだーいすき!」
せつ菜「っ///」ボンッ! プシュー
歩夢「たまに少し夢中になりすぎちゃうところもあるけど」
歩夢「いざという時頼りになって勇気があってかっこよくて」
歩夢「わたし、菜々ちゃんがだーいすき!」
せつ菜「っ///」ボンッ! プシュー
18: (茸) 2022/03/12(土) 09:12:44.11 ID:ss0jVXEZ
歩夢「でもこれ、菜々ちゃんには内緒だよ」
せつ菜「は、はい///」
歩夢「ふふっ、なんだか姉妹ができたみたい。せつ菜ちゃんにはなんでも話せちゃいそう♪」
歩夢「着いた、ここが私の家だよ。これからよろしくね!」
せつ菜「はい!」
***
せつ菜「は、はい///」
歩夢「ふふっ、なんだか姉妹ができたみたい。せつ菜ちゃんにはなんでも話せちゃいそう♪」
歩夢「着いた、ここが私の家だよ。これからよろしくね!」
せつ菜「はい!」
***
19: (茸) 2022/03/12(土) 09:17:45.63 ID:ss0jVXEZ
〜二週間後〜
せつ菜「りなりー博士! まだ私の姿を戻す装置は完成しないんですか? もう夏休みが終わっちゃいます!」
璃奈「パーツがないことにはどうしようもない。でもそう遠くないうちに完成する」
せつ菜「ほんとうですか……?」
璃奈「問題ない。私は天才肌だから」
せつ菜「なんだか信用できませんね……」
ガチャ
愛「よーす、りなりー! 遊びにきたよー!!」
璃奈「愛さん、こんにちは」
愛「あ、お客さん?」
せつ菜「おじゃましてます」ペコリ
せつ菜「りなりー博士! まだ私の姿を戻す装置は完成しないんですか? もう夏休みが終わっちゃいます!」
璃奈「パーツがないことにはどうしようもない。でもそう遠くないうちに完成する」
せつ菜「ほんとうですか……?」
璃奈「問題ない。私は天才肌だから」
せつ菜「なんだか信用できませんね……」
ガチャ
愛「よーす、りなりー! 遊びにきたよー!!」
璃奈「愛さん、こんにちは」
愛「あ、お客さん?」
せつ菜「おじゃましてます」ペコリ
21: (茸) 2022/03/12(土) 09:22:43.79 ID:ss0jVXEZ
愛「はじめましてだよね! アタシ、宮下愛!」
せつ菜「なかg……じゃなくて、優木せつ菜です」
愛「よろしくねー!」
璃奈「そんなことより、愛さん。急にどうしたの?」
愛「そうそう! 頼まれてたこれ、手に入ったから持ってきたよ」
璃奈「これは! ありがとう愛さん。これで完成する」
せつ菜「完成って、もしかして!」
璃奈「うん、菜々さんの姿を元に戻す装置。どうしてもこれが必要だった」
せつ菜「なかg……じゃなくて、優木せつ菜です」
愛「よろしくねー!」
璃奈「そんなことより、愛さん。急にどうしたの?」
愛「そうそう! 頼まれてたこれ、手に入ったから持ってきたよ」
璃奈「これは! ありがとう愛さん。これで完成する」
せつ菜「完成って、もしかして!」
璃奈「うん、菜々さんの姿を元に戻す装置。どうしてもこれが必要だった」
23: (茸) 2022/03/12(土) 09:28:04.93 ID:ss0jVXEZ
愛「姿を戻す? それに菜々って、うーん……」ジーッ
愛「あぁ! もしかして生徒会長!!」
せつ菜「はい……」
愛「えー、なんでスクールアイドルの姿に?」
せつ菜「実はぽむぽむせつせつで──」
愛「なるほど、メノ^ノ。^リが……大変だね」
せつ菜「はい……」
愛「あぁ! もしかして生徒会長!!」
せつ菜「はい……」
愛「えー、なんでスクールアイドルの姿に?」
せつ菜「実はぽむぽむせつせつで──」
愛「なるほど、メノ^ノ。^リが……大変だね」
せつ菜「はい……」
25: (茸) 2022/03/12(土) 09:33:14.66 ID:ss0jVXEZ
璃奈「でもなんだかんだ言って、菜々さん楽しそう」
璃奈「この間なんて歩夢さんと一緒にお風呂入ってイチャイチャしてた」
せつ菜「な、なんでそれを!」
璃奈「ほら、私天才肌だから」
せつ菜「それ関係ありますか!?」
璃奈「見てるこっちが恥ずかしくなっちゃった。璃奈ちゃんボード『ポッ///』」
せつ菜「だからどうやって見てたんですか! というか見ないでください!!」
璃奈「この間なんて歩夢さんと一緒にお風呂入ってイチャイチャしてた」
せつ菜「な、なんでそれを!」
璃奈「ほら、私天才肌だから」
せつ菜「それ関係ありますか!?」
璃奈「見てるこっちが恥ずかしくなっちゃった。璃奈ちゃんボード『ポッ///』」
せつ菜「だからどうやって見てたんですか! というか見ないでください!!」
26: (茸) 2022/03/12(土) 09:38:21.73 ID:ss0jVXEZ
愛「歩夢さんって?」
璃奈「歩夢さんは菜々さんの幼馴染。菜々さんはいま歩夢さんの家で生活してる」
愛「へーなんでまた」
璃奈「そんなの決まってる。菜々さんが歩夢さんのことだいs」
せつ菜「あーとっ!! それでりなりー博士! 私はいつ元に戻れるんでしょうか!!」
璃奈「うーん、あとは組み立てるだけだから一週間ぐらい。それまでは今まで通り歩夢さんの家で生活を続けて」
せつ菜「一週間……わかりました!」
せつ菜(せつ菜として歩夢さんと過ごせるのもあと一週間……)
璃奈「歩夢さんは菜々さんの幼馴染。菜々さんはいま歩夢さんの家で生活してる」
愛「へーなんでまた」
璃奈「そんなの決まってる。菜々さんが歩夢さんのことだいs」
せつ菜「あーとっ!! それでりなりー博士! 私はいつ元に戻れるんでしょうか!!」
璃奈「うーん、あとは組み立てるだけだから一週間ぐらい。それまでは今まで通り歩夢さんの家で生活を続けて」
せつ菜「一週間……わかりました!」
せつ菜(せつ菜として歩夢さんと過ごせるのもあと一週間……)
27: (茸) 2022/03/12(土) 09:43:16.52 ID:ss0jVXEZ
璃奈「そんなことより愛さんが今日来てくれてよかった」
愛「ん? りなりーもなんか私に用事あったの?」
璃奈「菜々さんと愛さんの激甘イチャイチャ生活の全容を一人で抱え込むには限界。璃奈ちゃんボード『ゲロ甘オエー』」
愛「あはは! なにそれ」
璃奈「だから今日は砂糖吐き切るまで愛さんに付き合ってもらいたい」
愛「ちょー楽しそうじゃん! 付き合う付き合う!!」
せつ菜「ちょ、ちょっと璃奈さん!」
愛「ん? りなりーもなんか私に用事あったの?」
璃奈「菜々さんと愛さんの激甘イチャイチャ生活の全容を一人で抱え込むには限界。璃奈ちゃんボード『ゲロ甘オエー』」
愛「あはは! なにそれ」
璃奈「だから今日は砂糖吐き切るまで愛さんに付き合ってもらいたい」
愛「ちょー楽しそうじゃん! 付き合う付き合う!!」
せつ菜「ちょ、ちょっと璃奈さん!」
35: (茸) 2022/03/12(土) 10:11:21.39 ID:VGzMlzlg
>>27
あいななとな!?
あいななとな!?
36: (茸) 2022/03/12(土) 10:13:41.83 ID:ss0jVXEZ
>>27
またミスです。ごめん…
璃奈「菜々さんと歩夢さんの激甘イチャイチャ生活の全容を一人で抱え込むには限界。璃奈ちゃんボード『ゲロ甘オエー』」
正しくはこちらです
またミスです。ごめん…
璃奈「菜々さんと歩夢さんの激甘イチャイチャ生活の全容を一人で抱え込むには限界。璃奈ちゃんボード『ゲロ甘オエー』」
正しくはこちらです
29: (茸) 2022/03/12(土) 09:48:21.94 ID:ss0jVXEZ
璃奈「まずは昨日の話……」
愛「うんうん』
璃奈「二人でショートケーキを食べてる時にあーんさせ合ってた」
愛「まぁそれぐらい仲良しならするんじゃない?」
せつ菜「ちょ、やめてください!///」
璃奈「それだけじゃない、食べさせてもらった歩夢さんが……」
歩夢『せつ菜ちゃんにあーんしてもらったからかな? いつもより美味しいかも♪』
愛「うんうん』
璃奈「二人でショートケーキを食べてる時にあーんさせ合ってた」
愛「まぁそれぐらい仲良しならするんじゃない?」
せつ菜「ちょ、やめてください!///」
璃奈「それだけじゃない、食べさせてもらった歩夢さんが……」
歩夢『せつ菜ちゃんにあーんしてもらったからかな? いつもより美味しいかも♪』
30: (茸) 2022/03/12(土) 09:53:28.09 ID:ss0jVXEZ
璃奈「って」
愛「ほーそれはなかなか甘々だね!」
璃奈「ゲロあま。それでせつ菜さん顔まっかっかにしてた。こんなのを毎日見せられてる」
せつ菜「いや、だから! どうやって見てるんですか!!///」
愛「ほら、りなりー天才肌だから!」
せつ菜「いったい天才肌ってなんなんですかぁー!!」
***
愛「ほーそれはなかなか甘々だね!」
璃奈「ゲロあま。それでせつ菜さん顔まっかっかにしてた。こんなのを毎日見せられてる」
せつ菜「いや、だから! どうやって見てるんですか!!///」
愛「ほら、りなりー天才肌だから!」
せつ菜「いったい天才肌ってなんなんですかぁー!!」
***
31: (茸) 2022/03/12(土) 09:58:29.30 ID:ss0jVXEZ
愛「じゃりなりー、また学校で!」
璃奈「うん、またね」
せつ菜「りなりー博士、よろしくお願いしますね!」
璃奈「まかせて。それより調子にのってあんまり不埒なことしちゃだめだよ。璃奈ちゃんボード『ニヤニヤ』」
せつ菜「し、しませんよ!/// もう行きましょう愛さん!」
愛「あ! ちょい待ってよ〜。りなりーがんばってね!」
璃奈「うん、がんばる」
璃奈「うん、またね」
せつ菜「りなりー博士、よろしくお願いしますね!」
璃奈「まかせて。それより調子にのってあんまり不埒なことしちゃだめだよ。璃奈ちゃんボード『ニヤニヤ』」
せつ菜「し、しませんよ!/// もう行きましょう愛さん!」
愛「あ! ちょい待ってよ〜。りなりーがんばってね!」
璃奈「うん、がんばる」
32: (茸) 2022/03/12(土) 10:03:31.40 ID:ss0jVXEZ
愛「いや〜、それにしても生徒会長がスクールアイドルの姿になってたなんてビックリだよ!」
せつ菜「あはは、驚かせてしまい申し訳ありません……他の方には内緒でお願いします」
愛「わかってるって!」
愛「それにしても、せっつーも隅におけないね〜」
せつ菜「せっつー? それに隅におけないって……」
愛「あだ名だよ! だってそうじゃん、恋人の家に泊めてもらってるなんて!」
せつ菜「恋人!? あ、歩夢さんとはまだそんなんじゃないですよ! ただの幼馴染です……」
愛「まだってことはやっぱり好きなんじゃん」
せつ菜「なっ! カマかけましたね……」ジトーッ
せつ菜「あはは、驚かせてしまい申し訳ありません……他の方には内緒でお願いします」
愛「わかってるって!」
愛「それにしても、せっつーも隅におけないね〜」
せつ菜「せっつー? それに隅におけないって……」
愛「あだ名だよ! だってそうじゃん、恋人の家に泊めてもらってるなんて!」
せつ菜「恋人!? あ、歩夢さんとはまだそんなんじゃないですよ! ただの幼馴染です……」
愛「まだってことはやっぱり好きなんじゃん」
せつ菜「なっ! カマかけましたね……」ジトーッ
33: (茸) 2022/03/12(土) 10:08:17.39 ID:ss0jVXEZ
愛「その必要もなかったけどね〜。せっつー、歩夢のこと話してる時に表情に出まくりだし」
せつ菜「そ、そんなに出てましたか?」
愛「うん、そりゃもう!」
せつ菜「……恥ずかしいです///」
愛「いいじゃんいいじゃん! 誰かを好きになるのってすっごく素敵なことだよ!」
せつ菜「うぅ/// このことも内緒でお願いしますね」
愛「もちろん!」
せつ菜(ほ、他の人にもバレたりしませんよね……)
せつ菜「そ、そんなに出てましたか?」
愛「うん、そりゃもう!」
せつ菜「……恥ずかしいです///」
愛「いいじゃんいいじゃん! 誰かを好きになるのってすっごく素敵なことだよ!」
せつ菜「うぅ/// このことも内緒でお願いしますね」
愛「もちろん!」
せつ菜(ほ、他の人にもバレたりしませんよね……)
37: (茸) 2022/03/12(土) 10:16:22.64 ID:ss0jVXEZ
せつ菜「……」
せつ菜「あっ、満月ですね」
愛「ん? そうだね。それがどったの?」
せつ菜「いえ、前に歩夢さんと待ち合わせしたときのことを思い出しました」
愛「待ち合わせ?」
せつ菜「はい。その日私はすっかり約束のことを失念していて……」
せつ菜「待ち合わせを思い出した時には二時間も遅刻していたんです。」
愛「ありゃ、それはきついね」
せつ菜「私も流石にもう待ってないだろうと思ったんですけど、一応待ち合わせ場所に行ってみたら──」
せつ菜「あっ、満月ですね」
愛「ん? そうだね。それがどったの?」
せつ菜「いえ、前に歩夢さんと待ち合わせしたときのことを思い出しました」
愛「待ち合わせ?」
せつ菜「はい。その日私はすっかり約束のことを失念していて……」
せつ菜「待ち合わせを思い出した時には二時間も遅刻していたんです。」
愛「ありゃ、それはきついね」
せつ菜「私も流石にもう待ってないだろうと思ったんですけど、一応待ち合わせ場所に行ってみたら──」
38: (茸) 2022/03/12(土) 10:21:28.50 ID:ss0jVXEZ
〜回想〜
せつ菜(うぅ……歩夢さんとの約束を忘れるなんて!)ダダッ
せつ菜(とにかく急がないと!!)ハァハァ!
歩夢「……だれ?」
せつ菜「あ、歩夢さん!」
歩夢「せつ菜ちゃん!」
せつ菜「ご、ごめんなさい! 私、すっかり……」
歩夢「よかったぁ。せつ菜ちゃんの身に何か起こったんじゃって心配してたんだぁ」
せつ菜「歩夢さん……」
〜回想おわり〜
せつ菜(うぅ……歩夢さんとの約束を忘れるなんて!)ダダッ
せつ菜(とにかく急がないと!!)ハァハァ!
歩夢「……だれ?」
せつ菜「あ、歩夢さん!」
歩夢「せつ菜ちゃん!」
せつ菜「ご、ごめんなさい! 私、すっかり……」
歩夢「よかったぁ。せつ菜ちゃんの身に何か起こったんじゃって心配してたんだぁ」
せつ菜「歩夢さん……」
〜回想おわり〜
66: (しうまい) 2022/03/12(土) 22:27:43.63 ID:CtnkxLE1
>>38
こうだね……ごめん
〜回想〜
菜々(うぅ……歩夢さんとの約束を忘れるなんて!)ダダッ
菜々(とにかく急がないと!!)ハァハァ!
歩夢「……だれ?」
菜々「あ、歩夢さん!」
歩夢「菜々ちゃん!」
菜々「ご、ごめんなさい! 私、すっかり……」
歩夢「よかったぁ。菜々ちゃんの身に何か起こったんじゃって心配してたんだぁ」
菜々「歩夢さん……」
〜回想おわり〜
こうだね……ごめん
〜回想〜
菜々(うぅ……歩夢さんとの約束を忘れるなんて!)ダダッ
菜々(とにかく急がないと!!)ハァハァ!
歩夢「……だれ?」
菜々「あ、歩夢さん!」
歩夢「菜々ちゃん!」
菜々「ご、ごめんなさい! 私、すっかり……」
歩夢「よかったぁ。菜々ちゃんの身に何か起こったんじゃって心配してたんだぁ」
菜々「歩夢さん……」
〜回想おわり〜
39: (茸) 2022/03/12(土) 10:26:37.38 ID:ss0jVXEZ
せつ菜「という事がありまして」
愛「はは〜ん。そん時からだ! せっつーが歩夢のこと好きになったのは!」
せつ菜「ち、違いますよ!」
愛「いまさら誤魔化すのナシだよ〜!」アハハ
せつ菜「歩夢さんのことは……」
せつ菜(歩夢さんのことはもっとずっと前から──)
***
愛「はは〜ん。そん時からだ! せっつーが歩夢のこと好きになったのは!」
せつ菜「ち、違いますよ!」
愛「いまさら誤魔化すのナシだよ〜!」アハハ
せつ菜「歩夢さんのことは……」
せつ菜(歩夢さんのことはもっとずっと前から──)
***
59: (しうまい) 2022/03/12(土) 22:00:54.89 ID:CtnkxLE1
ガチャッ
歩夢「あっ、せつ菜ちゃんおかえり!」ジューッ
せつ菜「ただいまです。今日は揚げ物ですか?」
歩夢「うん! せつ菜ちゃんの好きな唐揚げだよ」
せつ菜「ほんとうですか! 俄然お腹がすいてきました!」
歩夢「すぐにできるからまっててね」
せつ菜「はい!からあげ〜ふふふ〜ん♪」
歩夢「ふふっ」
せつ菜「あれ?」
せつ菜( 歩夢さんとせつ菜の好物の話なんてしましたっけ……?)
歩夢「せつ菜ちゃーん、お箸とか運んでおいてくれる?」
せつ菜「わかりましたー!」
歩夢「あっ、せつ菜ちゃんおかえり!」ジューッ
せつ菜「ただいまです。今日は揚げ物ですか?」
歩夢「うん! せつ菜ちゃんの好きな唐揚げだよ」
せつ菜「ほんとうですか! 俄然お腹がすいてきました!」
歩夢「すぐにできるからまっててね」
せつ菜「はい!からあげ〜ふふふ〜ん♪」
歩夢「ふふっ」
せつ菜「あれ?」
せつ菜( 歩夢さんとせつ菜の好物の話なんてしましたっけ……?)
歩夢「せつ菜ちゃーん、お箸とか運んでおいてくれる?」
せつ菜「わかりましたー!」
62: (しうまい) 2022/03/12(土) 22:06:54.71 ID:CtnkxLE1
歩夢「じゃーん! 唐揚げです」
せつ菜「私、歩夢さんの唐揚げ大好きです!」
歩夢「えー? せつ菜ちゃん、私の唐揚げ食べるの初めてでしょ」
せつ菜「い、いえ! 歩夢さんの料理は全部美味しいのできっと唐揚げも絶品に違いないと……そう思って」
歩夢「そっか、じゃあたくさん食べてね♪」
せつ菜「はい、いただきます!」ハムッ
せつ菜「歩夢さん! とっても美味しいですよ!!」ハムッハムッ
歩夢「よかった。でもそんなに慌てて食べなくても唐揚げは逃げたりしないよ」
せつ菜「そ、そうですね。せっかくなので味わって食べましょう!」
歩夢「ふふっ、そうだね」
せつ菜「私、歩夢さんの唐揚げ大好きです!」
歩夢「えー? せつ菜ちゃん、私の唐揚げ食べるの初めてでしょ」
せつ菜「い、いえ! 歩夢さんの料理は全部美味しいのできっと唐揚げも絶品に違いないと……そう思って」
歩夢「そっか、じゃあたくさん食べてね♪」
せつ菜「はい、いただきます!」ハムッ
せつ菜「歩夢さん! とっても美味しいですよ!!」ハムッハムッ
歩夢「よかった。でもそんなに慌てて食べなくても唐揚げは逃げたりしないよ」
せつ菜「そ、そうですね。せっかくなので味わって食べましょう!」
歩夢「ふふっ、そうだね」
64: (しうまい) 2022/03/12(土) 22:21:31.92 ID:CtnkxLE1
せつ菜「ごちそうさまでした! ふぅ〜たくさん食べました。お腹いっぱいです!」
歩夢「はい、お粗末さまでした」
せつ菜「……もうすぐ夏休みもおわりですね」
歩夢「そうだね、なんだかあっという間だったなぁ」
せつ菜「あの……歩夢さん」
歩夢「なに? せつ菜ちゃん」
せつ菜「実は歩夢さんの家にお世話になるのがあと一週間だけになりました」
歩夢「そっか」
歩夢「はい、お粗末さまでした」
せつ菜「……もうすぐ夏休みもおわりですね」
歩夢「そうだね、なんだかあっという間だったなぁ」
せつ菜「あの……歩夢さん」
歩夢「なに? せつ菜ちゃん」
せつ菜「実は歩夢さんの家にお世話になるのがあと一週間だけになりました」
歩夢「そっか」
67: (しうまい) 2022/03/12(土) 22:39:57.05 ID:CtnkxLE1
せつ菜「急に押しかけて、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」
歩夢「そんな全然迷惑なんかじゃないよ」
せつ菜「毎日とても楽しかったです。といってもまだ一週間はお世話になるのですが……」アハハ
歩夢「うん、私も楽しかった。だから残りの時間も今まで通り……今まで以上に楽しく過ごしたいな」
せつ菜「私もです!」
歩夢「ふふっ、私たち一緒だね。じゃあ、残り一週間よろしく」
せつ菜「はい! よろしくおねがいします!」
せつ菜(なんだかんだせつ菜として毎日楽しく過ごせました。この生活が終わってしまうのが少し寂しいですね)
歩夢「そんな全然迷惑なんかじゃないよ」
せつ菜「毎日とても楽しかったです。といってもまだ一週間はお世話になるのですが……」アハハ
歩夢「うん、私も楽しかった。だから残りの時間も今まで通り……今まで以上に楽しく過ごしたいな」
せつ菜「私もです!」
歩夢「ふふっ、私たち一緒だね。じゃあ、残り一週間よろしく」
せつ菜「はい! よろしくおねがいします!」
せつ菜(なんだかんだせつ菜として毎日楽しく過ごせました。この生活が終わってしまうのが少し寂しいですね)
69: (しうまい) 2022/03/12(土) 22:52:11.43 ID:CtnkxLE1
歩夢「ねぇ、せつ菜ちゃん」
せつ菜「なんですか?」
歩夢「この夏休み……やり残したことってある?」
せつ菜「やり残したことですか? いえ、特には……」
歩夢「私は……あるんだ。やり残したこと」ポツリ
せつ菜「え? それは何かきいても……」
歩夢「……やっぱりなんでもない! せつ菜ちゃんはお風呂入ってきて。私は先に洗い物片付けちゃうから」ヨイショッ
せつ菜「あっ、ちょっ!」
歩夢「ふんふふ〜ん♪」ジャーッ
せつ菜(歩夢さん、どうしたんでしょうか……?)
***
せつ菜「なんですか?」
歩夢「この夏休み……やり残したことってある?」
せつ菜「やり残したことですか? いえ、特には……」
歩夢「私は……あるんだ。やり残したこと」ポツリ
せつ菜「え? それは何かきいても……」
歩夢「……やっぱりなんでもない! せつ菜ちゃんはお風呂入ってきて。私は先に洗い物片付けちゃうから」ヨイショッ
せつ菜「あっ、ちょっ!」
歩夢「ふんふふ〜ん♪」ジャーッ
せつ菜(歩夢さん、どうしたんでしょうか……?)
***
70: (しうまい) 2022/03/12(土) 23:03:44.67 ID:CtnkxLE1
せつ菜(そしてあっという間に一週間が過ぎ、せつ菜として過ごす最後の日になりました)
歩夢「今日は目一杯楽しもうね!」
せつ菜「はい!」
せつ菜(せつ菜最後の日は二人でお出かけをすることにしました)
せつ菜「さて、どこに行きましょう?」
歩夢「実はもう考えてあるんだ。行こう」ギュッ
せつ菜「あ、歩夢さん!」
歩夢「今日は手を繋いでたいの……だめかな?」
せつ菜「い、いえ。だめじゃないです///」
歩夢「ふふっ。ありがとう、せつ菜ちゃん」
***
歩夢「今日は目一杯楽しもうね!」
せつ菜「はい!」
せつ菜(せつ菜最後の日は二人でお出かけをすることにしました)
せつ菜「さて、どこに行きましょう?」
歩夢「実はもう考えてあるんだ。行こう」ギュッ
せつ菜「あ、歩夢さん!」
歩夢「今日は手を繋いでたいの……だめかな?」
せつ菜「い、いえ。だめじゃないです///」
歩夢「ふふっ。ありがとう、せつ菜ちゃん」
***
71: (しうまい) 2022/03/12(土) 23:14:54.61 ID:CtnkxLE1
せつ菜「ここは……遊園地」
歩夢「そう。夏休みの初めに菜々ちゃんと来たんだけど、また来たいなって」
せつ菜「なるほど、私も遊園地大好きです!」
歩夢「じゃあチケット買おうか。えーっと」
スタッフ「いらっしゃいませ〜」
歩夢「……カップルチケット一枚お願いします」
せつ菜「ちょっ! 歩夢さん!?」
スタッフ「はーい、こちらです。どうぞ」
歩夢「ありがとうございます」
歩夢「そう。夏休みの初めに菜々ちゃんと来たんだけど、また来たいなって」
せつ菜「なるほど、私も遊園地大好きです!」
歩夢「じゃあチケット買おうか。えーっと」
スタッフ「いらっしゃいませ〜」
歩夢「……カップルチケット一枚お願いします」
せつ菜「ちょっ! 歩夢さん!?」
スタッフ「はーい、こちらです。どうぞ」
歩夢「ありがとうございます」
73: (しうまい) 2022/03/12(土) 23:34:22.69 ID:CtnkxLE1
歩夢「いこ、せつ菜ちゃん」
せつ菜「カ、カップルチケットって///」
歩夢「気にしないで、私がそうしたいの。それに少しお得になるみたいだし」
せつ菜「そ、そうですか?/// 私たちはカップルに見えるんでしょうか?」
歩夢「きっと見えるよ。それに今日はやりたいこと全部やるって決めてるんだ。だからせつ菜ちゃんにも協力してほしいの」
せつ菜「なるほど……わかりました! どこまでもお供しますよ。今日の私たちはカップルです!」
歩夢「カップルかぁ……それにしても」
歩夢「ふふっ、なに? お供しますって」
せつ菜「カ、カップルチケットって///」
歩夢「気にしないで、私がそうしたいの。それに少しお得になるみたいだし」
せつ菜「そ、そうですか?/// 私たちはカップルに見えるんでしょうか?」
歩夢「きっと見えるよ。それに今日はやりたいこと全部やるって決めてるんだ。だからせつ菜ちゃんにも協力してほしいの」
せつ菜「なるほど……わかりました! どこまでもお供しますよ。今日の私たちはカップルです!」
歩夢「カップルかぁ……それにしても」
歩夢「ふふっ、なに? お供しますって」
74: (しうまい) 2022/03/12(土) 23:44:03.20 ID:CtnkxLE1
せつ菜「昨日見たアニメのセリフであったんです!」
歩夢「そうなんだ」クスクス
せつ菜「そんなにおかしかったですか?」
歩夢「ううん。ただ、──ちゃんらしいなって」ボソッ
せつ菜「え、なんですか?」
歩夢「ううん。ほらいこう!」
せつ菜「は、はい、行きましょう!」
***
歩夢「そうなんだ」クスクス
せつ菜「そんなにおかしかったですか?」
歩夢「ううん。ただ、──ちゃんらしいなって」ボソッ
せつ菜「え、なんですか?」
歩夢「ううん。ほらいこう!」
せつ菜「は、はい、行きましょう!」
***
75: (しうまい) 2022/03/12(土) 23:54:44.89 ID:CtnkxLE1
せつ菜「け、結構激しめのジェットコースターでしたね……」
歩夢「せつ菜ちゃん大丈夫? ちょっと休憩しようか?」
せつ菜「うぅ、すみません。少しそうさせてください」
歩夢「前乗った時も同じだったもんね」
せつ菜「まえ?」
歩夢「あ! ううん、なんでもないの。じゃあとりあえずあそこのお店入ろうか」
せつ菜「そうしましょう」
店員「いらっしゃいませー、こちらのお席どうぞ」
歩夢「ありがとうございます」
歩夢「せつ菜ちゃん大丈夫? ちょっと休憩しようか?」
せつ菜「うぅ、すみません。少しそうさせてください」
歩夢「前乗った時も同じだったもんね」
せつ菜「まえ?」
歩夢「あ! ううん、なんでもないの。じゃあとりあえずあそこのお店入ろうか」
せつ菜「そうしましょう」
店員「いらっしゃいませー、こちらのお席どうぞ」
歩夢「ありがとうございます」
77: (しうまい) 2022/03/13(日) 00:01:47.17 ID:GyWgRN6F
せつ菜「さて、何を頼みましょうか」
歩夢「うーんと……あっ。せつ菜ちゃん」
せつ菜「決まりましたか? 私はどうしましょう……」ウーン
歩夢「このカップル限定ドリンクにしない?」
せつ菜「へ?! カップル限定……これって二人でストローで飲むやつですよね?」
歩夢「うん、ダメ……かな?」
せつ菜「い、いえ! 今日はお供しますと言いましたし、とことんいきましょう!!」
歩夢「ありがとうせつ菜ちゃん」
歩夢「すみませーん、注文お願いします」
歩夢「うーんと……あっ。せつ菜ちゃん」
せつ菜「決まりましたか? 私はどうしましょう……」ウーン
歩夢「このカップル限定ドリンクにしない?」
せつ菜「へ?! カップル限定……これって二人でストローで飲むやつですよね?」
歩夢「うん、ダメ……かな?」
せつ菜「い、いえ! 今日はお供しますと言いましたし、とことんいきましょう!!」
歩夢「ありがとうせつ菜ちゃん」
歩夢「すみませーん、注文お願いします」
79: (しうまい) 2022/03/13(日) 00:11:21.31 ID:GyWgRN6F
店員「お待たせしました、カップル限定特製ジュースです」
せつ菜「ありがとうございます」
店員「ごゆっくりどうぞ〜」
歩夢「さっそくだけど、飲もうか……」
せつ菜「は、はい!」
せつ菜(これ想像していたよりも顔が近いです……///)
歩夢・せつ菜「……」チュー
歩夢「おいしいね」
せつ菜「はい、おいしいです///」
せつ菜「ありがとうございます」
店員「ごゆっくりどうぞ〜」
歩夢「さっそくだけど、飲もうか……」
せつ菜「は、はい!」
せつ菜(これ想像していたよりも顔が近いです……///)
歩夢・せつ菜「……」チュー
歩夢「おいしいね」
せつ菜「はい、おいしいです///」
80: (しうまい) 2022/03/13(日) 00:20:07.40 ID:GyWgRN6F
歩夢「あはは、せつ菜ちゃんお顔まっかっかだよ」
せつ菜「そういう歩夢さんだって、まっかっかです///」
歩夢「えっ!///」ホホオサエー
せつ菜「……」
歩夢「……」
歩夢「と、とりあえず早く飲んじゃおうか」
せつ菜「そ、そうですね」
歩夢・せつ菜「……///」チュー
***
せつ菜「そういう歩夢さんだって、まっかっかです///」
歩夢「えっ!///」ホホオサエー
せつ菜「……」
歩夢「……」
歩夢「と、とりあえず早く飲んじゃおうか」
せつ菜「そ、そうですね」
歩夢・せつ菜「……///」チュー
***
81: (しうまい) 2022/03/13(日) 00:29:52.39 ID:GyWgRN6F
せつ菜「ふぅ〜! 結構遊び尽くしましたね。アトランクションは大体制覇できたんじゃないですか?」
歩夢「だね。一日で結構回れるんだね」
せつ菜「ですね、楽しかったです!」
歩夢「うん……あのね、せつ菜ちゃん。最後にあれ乗らない?」
せつ菜「観覧車ですか? いいですね、行きましょう!」
歩夢「だね。一日で結構回れるんだね」
せつ菜「ですね、楽しかったです!」
歩夢「うん……あのね、せつ菜ちゃん。最後にあれ乗らない?」
せつ菜「観覧車ですか? いいですね、行きましょう!」
82: (しうまい) 2022/03/13(日) 00:44:37.80 ID:GyWgRN6F
せつ菜「歩夢さん! 見てください夕焼け空が綺麗ですよ!!」
歩夢「うん、そうだね……」
せつ菜「歩夢さん?」
歩夢「せつ菜ちゃん、前に話したやり残したことの話覚えてる?」
せつ菜「夏休みのやり残したことの話ですか? 確か歩夢さんは何かあると言っていたような」
歩夢「うん。あるんだ、やり残したこと」
歩夢「少しだけ私のお話聞いてくれる?」
せつ菜「もちろんです」
歩夢「ありがとう……あのね、実は──」
歩夢「うん、そうだね……」
せつ菜「歩夢さん?」
歩夢「せつ菜ちゃん、前に話したやり残したことの話覚えてる?」
せつ菜「夏休みのやり残したことの話ですか? 確か歩夢さんは何かあると言っていたような」
歩夢「うん。あるんだ、やり残したこと」
歩夢「少しだけ私のお話聞いてくれる?」
せつ菜「もちろんです」
歩夢「ありがとう……あのね、実は──」
83: (しうまい) 2022/03/13(日) 00:50:29.13 ID:GyWgRN6F
璃奈「なるほど、高校に進学して生徒会長をやるようになってから菜々さんのファンが増えて焦っていると……」
歩夢「あ、焦ってるというか……なんというか」
璃奈「歩夢さんが菜々さんを大好きなのは知ってる。だから今さら誤魔化さなくてもいい」
歩夢「だ、大好きって! そんなことも、あるかもだけど……」
璃奈「そういうことなら、任せてほしい」
歩夢「本当にいいの?」
璃奈「うん、大丈夫。私天才肌だから」
歩夢「それは関係あるのかな……?」
璃奈「じゃあ、作戦を立てよう」
歩夢「う、うん」
歩夢「あ、焦ってるというか……なんというか」
璃奈「歩夢さんが菜々さんを大好きなのは知ってる。だから今さら誤魔化さなくてもいい」
歩夢「だ、大好きって! そんなことも、あるかもだけど……」
璃奈「そういうことなら、任せてほしい」
歩夢「本当にいいの?」
璃奈「うん、大丈夫。私天才肌だから」
歩夢「それは関係あるのかな……?」
璃奈「じゃあ、作戦を立てよう」
歩夢「う、うん」
84: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:01:05.12 ID:GyWgRN6F
璃奈「まず、夏休みになったら菜々さんと遊園地に行って」
歩夢「遊園地?」
璃奈「そう。そこでは歩夢さんは普通に遊んでてくれればいい」
歩夢「それでどうするの?」
璃奈「そしたらこのメノ^ノ。^リを完璧に模したメノノリロボで菜々さんをおびきだす」
歩夢「おびきだす?」
璃奈「それから菜々さんにはスクールアイドルの姿になってもらう」
歩夢「ス、スクールアイドル!?」
歩夢「遊園地?」
璃奈「そう。そこでは歩夢さんは普通に遊んでてくれればいい」
歩夢「それでどうするの?」
璃奈「そしたらこのメノ^ノ。^リを完璧に模したメノノリロボで菜々さんをおびきだす」
歩夢「おびきだす?」
璃奈「それから菜々さんにはスクールアイドルの姿になってもらう」
歩夢「ス、スクールアイドル!?」
85: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:05:05.50 ID:GyWgRN6F
璃奈「あとは私がいいように言いくるめて夏休みの間、歩夢さんの家で一緒に過ごすように仕向ける」
歩夢「一緒に……」
璃奈「そうすれば夏休み中に好きなだけアピールできる。二人の距離が急接近。璃奈ちゃんボード『キュンキュン』」
歩夢「なるほど。アピール……」
璃奈「でも、私ができるのはここまで。後は歩夢さん次第だよ、がんばって」
歩夢「わかったよ。私がんばってみる!」
歩夢「一緒に……」
璃奈「そうすれば夏休み中に好きなだけアピールできる。二人の距離が急接近。璃奈ちゃんボード『キュンキュン』」
歩夢「なるほど。アピール……」
璃奈「でも、私ができるのはここまで。後は歩夢さん次第だよ、がんばって」
歩夢「わかったよ。私がんばってみる!」
86: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:16:03.61 ID:GyWgRN6F
歩夢「それで菜々ちゃんはせつ菜ちゃんとして私の家に来ることになったんだよ」
せつ菜「そんな、じゃあ歩夢さんは最初から私の正体を知っていたんですか!?」
歩夢「知ってたよ。だから菜々ちゃんが私のことを幼馴染として以上に意識してくれるように色々してみたんだ」
歩夢「だけど菜々ちゃんは結局いつも通りで。やっぱり私じゃ意識してくれないんだなって気づいた」
せつ菜「っ! そんなこと……」
せつ菜(私が変わらなかったのは、ずっと歩夢さんを好きだった。ずっと意識しっぱなしだったからで……)
歩夢「いいの菜々ちゃん、気を使わないで……。本当はね、夏休みが終わってせつ菜ちゃんから菜々ちゃんに戻ったら、この事は秘密にしたまま告白するつもりだった」
せつ菜「そんな、じゃあ歩夢さんは最初から私の正体を知っていたんですか!?」
歩夢「知ってたよ。だから菜々ちゃんが私のことを幼馴染として以上に意識してくれるように色々してみたんだ」
歩夢「だけど菜々ちゃんは結局いつも通りで。やっぱり私じゃ意識してくれないんだなって気づいた」
せつ菜「っ! そんなこと……」
せつ菜(私が変わらなかったのは、ずっと歩夢さんを好きだった。ずっと意識しっぱなしだったからで……)
歩夢「いいの菜々ちゃん、気を使わないで……。本当はね、夏休みが終わってせつ菜ちゃんから菜々ちゃんに戻ったら、この事は秘密にしたまま告白するつもりだった」
87: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:21:30.46 ID:GyWgRN6F
歩夢「でも少しずつなんだかそれってズルしてるみたいで嫌だなって思ったんだ」
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「だから、今日一日恋人みたいなことをして思い出にしたかったの」
歩夢「それで明日からは今まで通りの幼馴染」
歩夢「きっとそれが一番いいんだって思ったんだ」
せつ菜「あ、歩夢さん! 私の話も聞いてください!!」
ガチャ
スタッフ「ありがとうございましたー、足元気をつけてお降りくださーい」
せつ菜「歩夢さん……」
歩夢「だから、今日一日恋人みたいなことをして思い出にしたかったの」
歩夢「それで明日からは今まで通りの幼馴染」
歩夢「きっとそれが一番いいんだって思ったんだ」
せつ菜「あ、歩夢さん! 私の話も聞いてください!!」
ガチャ
スタッフ「ありがとうございましたー、足元気をつけてお降りくださーい」
88: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:29:34.50 ID:GyWgRN6F
歩夢「ありがとうございました」スタッ
せつ菜「歩夢さん、もう少し話を!」
歩夢「ううん、今日はもう帰ろ。明日から学校だし、遅くなっちゃうとダメだよ」
せつ菜「……」
歩夢「じゃあね……せつ菜ちゃん」スタスタ
せつ菜「あっ……歩夢さん……」
せつ菜(歩夢さんがそんな風に考えていたなんて……)
せつ菜(私がもっと早く自分の気持ちを伝えてられていれば)
せつ菜(……もう好きを誤魔化すのはやめにしないといけませんね)
せつ菜(明日、必ず……歩夢さん待っていてください!)
***
せつ菜「歩夢さん、もう少し話を!」
歩夢「ううん、今日はもう帰ろ。明日から学校だし、遅くなっちゃうとダメだよ」
せつ菜「……」
歩夢「じゃあね……せつ菜ちゃん」スタスタ
せつ菜「あっ……歩夢さん……」
せつ菜(歩夢さんがそんな風に考えていたなんて……)
せつ菜(私がもっと早く自分の気持ちを伝えてられていれば)
せつ菜(……もう好きを誤魔化すのはやめにしないといけませんね)
せつ菜(明日、必ず……歩夢さん待っていてください!)
***
89: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:36:50.90 ID:GyWgRN6F
璃奈「それじゃあ元に戻すね」
せつ菜「お願いします」
ポチッ
せつ菜「あっ、意識が……」フラッ
──
璃奈「菜々さん起きて」ユサユサ
菜々「う、うーん」
せつ菜「お願いします」
ポチッ
せつ菜「あっ、意識が……」フラッ
──
璃奈「菜々さん起きて」ユサユサ
菜々「う、うーん」
90: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:46:44.93 ID:GyWgRN6F
璃奈「身体の調子はどう?」
菜々「……どこも問題なさそうです」
璃奈「よかった。学校遅刻しないようにね」
菜々「一体どういう仕組みなんですかこれ……」
璃奈「まぁそこは色々と。私天才肌だから」
菜々「なんだかもう慣れました……」
***
菜々「……どこも問題なさそうです」
璃奈「よかった。学校遅刻しないようにね」
菜々「一体どういう仕組みなんですかこれ……」
璃奈「まぁそこは色々と。私天才肌だから」
菜々「なんだかもう慣れました……」
***
91: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:51:20.01 ID:GyWgRN6F
菜々(歩夢さん……今日はなんとかして話をしなければ)
歩夢「……」スタスタ
菜々(あれは、歩夢さん!)
菜々「あゆむさーん!」
歩夢「な、菜々ちゃん。ごめんね今日は急ぐから」ダッ
菜々「待ってください!」ギュッ
歩夢「……」
菜々「歩夢さん、昨日のお話正直とても驚きました」
歩夢「ごめん」
菜々「謝らないで下さい。歩夢さんは悪くない、全部私がいけないんです」
歩夢「なんで……菜々ちゃんはなにも……」
歩夢「……」スタスタ
菜々(あれは、歩夢さん!)
菜々「あゆむさーん!」
歩夢「な、菜々ちゃん。ごめんね今日は急ぐから」ダッ
菜々「待ってください!」ギュッ
歩夢「……」
菜々「歩夢さん、昨日のお話正直とても驚きました」
歩夢「ごめん」
菜々「謝らないで下さい。歩夢さんは悪くない、全部私がいけないんです」
歩夢「なんで……菜々ちゃんはなにも……」
92: (しうまい) 2022/03/13(日) 01:57:08.69 ID:GyWgRN6F
菜々「いえ、私が自分の気持ちに正直にならなかったから。だから歩夢さんを傷つけてしましました」
歩夢「そんなこと……」
菜々「歩夢さん、昨日言いそびれたことを今、聞いてくれませんか?」
歩夢「……うん」
菜々「ふぅ……いきます!」
菜々「歩夢さん!」
菜々「私は歩夢さんのことが大好きです! この地球上の誰よりも!!」
歩夢「──!」
歩夢「そんなこと……」
菜々「歩夢さん、昨日言いそびれたことを今、聞いてくれませんか?」
歩夢「……うん」
菜々「ふぅ……いきます!」
菜々「歩夢さん!」
菜々「私は歩夢さんのことが大好きです! この地球上の誰よりも!!」
歩夢「──!」
93: (しうまい) 2022/03/13(日) 02:05:01.62 ID:GyWgRN6F
菜々「これが私のずっと昔から変わらない気持ちです!」
歩夢「そんな、うそ……」ポロポロ
菜々「うそじゃないです。知らないんですか歩夢さん」
菜々「真実はいつも一つ!」
菜々「なんですよ。私の気持ちは揺るぎない真実です!」
歩夢「ふふっ、それもアニメのセリフ?」
菜々「そうです! でもかっこつかないのでそこはスルーしてください///」
歩夢「ごめんね」クスクス
菜々「やっと笑ってくれました。歩夢さんには笑顔が一番です!」
歩夢「うん、ありがとう菜々ちゃん──」ニコッ
おしまい
歩夢「そんな、うそ……」ポロポロ
菜々「うそじゃないです。知らないんですか歩夢さん」
菜々「真実はいつも一つ!」
菜々「なんですよ。私の気持ちは揺るぎない真実です!」
歩夢「ふふっ、それもアニメのセリフ?」
菜々「そうです! でもかっこつかないのでそこはスルーしてください///」
歩夢「ごめんね」クスクス
菜々「やっと笑ってくれました。歩夢さんには笑顔が一番です!」
歩夢「うん、ありがとう菜々ちゃん──」ニコッ
おしまい
95: (しうまい) 2022/03/13(日) 02:18:39.33 ID:GyWgRN6F
97: (茸) 2022/03/13(日) 07:29:17.60 ID:JIbIJ+Qo
かわいくて面白かったよ
101: (もんじゃ) 2022/03/13(日) 14:39:32.97 ID:dUYOcA5F
ぽむせつはこういう乙女チックなのが似合うね
またお願いします
またお願いします
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1647041398/