【SS】ランジュ「誰も来てくれないのね…」【ラブライブ！虹ヶ咲】

ランジュ「出発時間までまだまだあるわ」ﾁﾗｯ

ランジュ「誰かに引き留められるのに憧れててたけど、待つのにも飽きたわね…」

栞子「はぁはぁ…ランジュ！！」

ランジュ「栞子…ｯ！」

ランジュ「信じていたわ！幼馴染みなら来てくれるって！」

栞子「私の愛おしいランジュ！帰国なんて止めて日本で私と幸せな家庭を築きましょう！」

ランジュ「ラぁっ！？いきなり何言って//」

栞子「ランジュ！！」ﾊｸﾞｯ

ランジュ「…ｯｯ♡」ｷﾞｭｯ

ランジュ「…ん？」ｻﾜｻﾜ

栞子「どこ触って//」

ランジュ「首もとに何か裂け目が…あなた栞子じゃないわね！？」

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ!!!!

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 バレましたか

ランジュ「きゃあっ！ᶘｲ^⇁^ﾅ川じゃない！！」
　

ランジュ「おかしいと思ったのよ！」

ランジュ「栞子が私にハグなんてするはず無いじゃない！」

ランジュ「もう少し考えて行動することね」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 照れてるランジュも可愛かったですよ

ランジュ「ラっ//」
　

ランジュ「どうして栞子なんかに変装したのよ？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 はたして本当に私はᶘｲ^⇁^ﾅ川でしょうか？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ? ｻｯ

ランジュ「赤いクソデカリボン！？」

ランジュ「まさか…」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川? ｷﾞｭｯ

ランジュ「クソデカリボンを付けたわ！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川? ｷﾞｭｯｷﾞｭｯｷﾞｭｯ～

ランジュ「強く結び直したわ！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川? 私の親友のランジュさん?

ランジュ「?まで使ってくるなんて…あなた…しず」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 三? ぶちｯｯ！！

ランジュ「栞子に変装しようとしたᶘｲ^⇁^ﾅ川かと思ったら、しずくに変装しようとしたᶘｲ^⇁^ﾅ川じゃない！！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 そうですよランジュ
　

ランジュ「変装タイプのᶘｲ^⇁^ﾅ川だなんてなかなかやるじゃない！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 お褒めにあずかり光栄です

ランジュ「何のために来たのよ？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 飛行機タイプを忘れたんですか？ランジュ

ランジュ「飛行タイプなら知ってるけど、飛行機タイプは初耳ね」
　

ランジュ「飛行機タイプのᶘｲ^⇁^ﾅ川乗せてくれるって言うの？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 違いますよ

ランジュ「じゃあ何のために来たのよ？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 今飛び立った飛行機を見てください

ランジュ「えっ？」ﾁﾗｯ

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 あれを見に来ました

ランジュ「飛行機が好きなのね」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 違いますよ
　

ランジュ「何が言いたいの？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 さっきのが飛行機タイプのᶘｲ^⇁^ﾅ川です

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 仲間の旅立ちを見届けに来ました

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 最近ᶘｲ^⇁^ﾅ川業界も不安定で色々とやっているんですよ

ランジュ「凄いわね！ᶘｲ^⇁^ﾅ川も大変なのね」

ランジュ「いつかランジュも乗ってみたいわ！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 嘘ですよ。ランジュ
　

ランジュ「らぁっ！？すっかり騙されたわよ」

ランジュ「嘘タイプのᶘｲ^⇁^ﾅ川でもあるのね！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 こうやってランジュと談笑出来るのも僅かですね…寂しくなります

ランジュ「それも嘘なのね！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ふふっ、どうでしょうか

ランジュ「否定しなさいよぉ…」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 私自身が顕現出来る時間も僅かなんですよ

ランジュ「消えるのね…ᶘｲ^⇁^ﾅ川」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 いえ、消えませんよ

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 だってずっとランジュのここにいますから

ﾌﾞｽｯ

ランジュ「痛っ！？いきなりおっ〇〇刺さないでよ！」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 オマージュが好きなんです

ｽﾞｽﾞｽﾞｩ…

ランジュ「アイヤー！？ᶘｲ^⇁^ﾅ川がランジュのおっ〇〇に吸い込まれいくわ！？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ああああランジュ何するんですか？？

ランジュ「ᶘｲ^⇁^ﾅ川の仕業じゃないの！？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 吸収されるぅううう！！！
　

ランジュ「入ってくるわ！ᶘｲ^⇁^ﾅ川がランジュの中に…！！！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 さよ…なら…

ランジュ「はぁはぁ…ᶘｲ^⇁^ﾅ川が…」

ランジュ「うぅ…」ﾎﾟﾛｯ

ランジュ「ᶘｲ^⇁^ﾅ川とのかけがえの無い時間楽しかったわね…」

ランジュ「ショボくれても仕方ないわ！ᶘｲ^⇁^ﾅ川と共に強く生きていくわよ！」
　

ｷｭﾎﾟﾝｯ

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 なーんちゃって！背中からᶘｲ^⇁^ﾅ川登場です！

ランジュ「うぐっ…」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 …ランジュ！？

ランジュ「背中がぁ…」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 穴が空いてる！？どうして！？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ランジュしっかりして下さい！！！
　

ランジュ「はぁはぁ…あ゛あ゛…」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 おやっ、よく見るとおっ〇〇の方まで貫通してますね

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 これは興味深いです ｼﾞｰｯ

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 無駄に洒落た白いスーツも赤く染まって来てなかなかそそりますね

ランジュ「助けて゛っ゛…」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ランジュが誰かに助けを求める？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 あなたは本当にランジュですか？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 私の知っているランジュは孤高で誰にも頼らず自分自身で何もかも解決するんですよ？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 わかりますか？

ランジュ「ぁ…」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 なんですかぁ？聞こえませーん？
　

ランジュ「…」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ランジュ！？！？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 らぁああああああああんじゅーーーーっっ！！！！！

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 さてと私は回復タイプでもあるんですよ

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 安心して下さい全快出来ますよ
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 癒しのレズキッス！ﾁｭｯ

ｷｭﾋﾟﾋﾟﾋﾟｰﾝｯ

ランジュ「…」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ランジュ？もう傷は治りましたよ？

ランジュ「…」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 寝てるふりは止めて下さいよ？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 嘘つきは帰国の始まりですよランジュ

ランジュ「…」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 はっ！しまった！絶命したら回復しても意味ないのではないのでしょうか？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 うっかりᶘｲ^⇁^ﾅ川♡

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 うーんどうしたものでしょうか

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 …旅に出ますか
　

───────

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 長い長い時間旅をしました

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 川を泳ぎ、山を登り、海を越え、パフェを食べ(いぇーい！)

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 時間の概念が無くなろうとした時、ついにたどり着きました

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 ここがᶘｲ^⇁^ﾅ川の終着点…

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 アカシックレコードを見通し、何もかも超越した全知全能のタイプᶘｲ^⇁^ﾅ川がいると言われている場所
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 お願いがあります！全知全能タイプのᶘｲ^⇁^ﾅ川さん

ᶘｲ^⇁^ﾅ全知全能川 述べよ

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 私をランジュが帰国しようとしたあの日に戻して下さい！！

ᶘｲ^⇁^ﾅ全知全能川 良いだろう

ᶘｲ^⇁^ ﾅ全知全能川 ただし…

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 いぇーい！じゃあ後よろしく頼むわー！

ｼｭｲｰｰﾝﾝｯｯ!!!!

ᶘｲ^⇁^ﾅ全知全能川 待てやこら！！…行ってしまったか…
　

────────

栞子「ランジュ！！待ってください！！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 私もいますよ！！

ランジュ「栞子！！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 無視ですか？

ランジュ「ランジュが間違っていたわ！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 無視すんな！こらっ！ ｽｶｯ

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 あれ？

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 もしかして、見えていないのですか？
　

ランジュ「──────」

栞子「─────」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 言葉も

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 視界も

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 消えていく…

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 これが等価交換ですか

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 まぁ仕方ないですね

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 幸せになってくださいランジュ

おわり
　

─ᶘｲ^⇁^ﾅ川は何度でも帰ってくる！！─
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川 宣伝ですよランジュ

ランジュ「ᶘｲ^⇁^ﾅ川の群生地を発見したわ！！」
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