2: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:09:59.71 ID:nNEJv2h8
>>1
代行スレ立てありがとうございます!
本作は一応こちらの続きとなっています。読まなくても理解できると思います。
栞子「もっとせつ菜さんと触れ合いたい…どうすればよいのでしょう…。そうだ、ライブ中なら自然に…」
代行スレ立てありがとうございます!
本作は一応こちらの続きとなっています。読まなくても理解できると思います。
栞子「もっとせつ菜さんと触れ合いたい…どうすればよいのでしょう…。そうだ、ライブ中なら自然に…」
【SS】栞子「もっとせつ菜さんと触れ合いたい…どうすればよいのでしょう…。そうだ、ライブ中なら自然に…」【ラブライブ!虹ヶ咲】
○ライブ一日目
せつ菜「ふぅ……なんとか足持ってくれましたね」トテトテ
栞子「せつ菜さん、お疲れ様です。ほら階段は危険ですからつかまってください」腰ダキッ
せつ菜「あっ……。わざわざすみません、栞子さん!」腰抱き返し
栞子「!!……え、ええ。当然のことをしたまでです。さ、もっとしっかりつかまって」ジュク
せつ菜「栞子さん、とっても優しいです! 明日も頑張りましょうねっ!」ペカー
……
栞子「成功、成功です……! せつ菜さんが私の腰をこう、ぎゅっと抱いてくれて……ああっ……」ジュワ
……
栞子「……ふぅ。でももしかしたら……明日はもっと積極的にいけるでしょうか……?」こぶしギュ
4: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:11:07.70 ID:nNEJv2h8
ランジュ「きゃあ、いつの間に! 栞子も隅に置けないわね。おめでとう!」
栞子「ありがとうございます。ついてはランジュに相談がありまして……」
ランジュ「なになに? この鐘嵐珠に任せなさい、なんてね。その前に、どうやって付き合うことになったのか、ワタシに聞かせなさいよ」
栞子「えっと、実はこの前のライブが終わった後に……。その、二人で触れ合うことになりまして。その流れでというか……」
ランジュ「もしかして手を握り合ったりしたのかしら!」
栞子「いえ。最初は足をお揉みして。それからぎゅって抱きしめて頂いて」
ランジュ「きゃあ! 栞子もせつ菜も大胆ね!」
栞子「ありがとうございます。ついてはランジュに相談がありまして……」
ランジュ「なになに? この鐘嵐珠に任せなさい、なんてね。その前に、どうやって付き合うことになったのか、ワタシに聞かせなさいよ」
栞子「えっと、実はこの前のライブが終わった後に……。その、二人で触れ合うことになりまして。その流れでというか……」
ランジュ「もしかして手を握り合ったりしたのかしら!」
栞子「いえ。最初は足をお揉みして。それからぎゅって抱きしめて頂いて」
ランジュ「きゃあ! 栞子もせつ菜も大胆ね!」
7: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:12:10.77 ID:nNEJv2h8
栞子「それから……は、この本を見て頂いた方が早いでしょうか」ゴソゴソ
ランジュ「なになに?」ワクワク
栞子「このせつ菜さんにお借りした漫画のようなことを二人でやってみた感じです」
ランジュ「えーと、『紅蓮の剣姫-翡翠の巫女と秘密の花園-』……なんだか薄い本ね」
栞子「なんでも同人誌といって、漫画やアニメなどのキャラクターに対して二次創作をするみたいなんです」
ランジュ「ふーん、そういうものがあるのね。どれどれ」ヨミヨミ
ランジュ「……な、な、な……。栞子! こ、これ、女の子同士で裸になっているわよ!?」顔マッカ
栞子「……はぃ///」
ランジュ「こ、これ、お互いに胸を揉んで……! あっ!! こっちは胸と胸を擦り合わせたりしているわ!! こっちは……!!」顔を手で隠して指と指の間から見て
ランジュ「……こ、こ、こんなことを、栞子とせつ菜が!? ……うーん……」プシュー パタン
栞子「ランジュ!? ランジュ!! どうしましたか!」アセアセ
……
ランジュ「なになに?」ワクワク
栞子「このせつ菜さんにお借りした漫画のようなことを二人でやってみた感じです」
ランジュ「えーと、『紅蓮の剣姫-翡翠の巫女と秘密の花園-』……なんだか薄い本ね」
栞子「なんでも同人誌といって、漫画やアニメなどのキャラクターに対して二次創作をするみたいなんです」
ランジュ「ふーん、そういうものがあるのね。どれどれ」ヨミヨミ
ランジュ「……な、な、な……。栞子! こ、これ、女の子同士で裸になっているわよ!?」顔マッカ
栞子「……はぃ///」
ランジュ「こ、これ、お互いに胸を揉んで……! あっ!! こっちは胸と胸を擦り合わせたりしているわ!! こっちは……!!」顔を手で隠して指と指の間から見て
ランジュ「……こ、こ、こんなことを、栞子とせつ菜が!? ……うーん……」プシュー パタン
栞子「ランジュ!? ランジュ!! どうしましたか!」アセアセ
……
8: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:13:44.80 ID:nNEJv2h8
ミア「で、ランジュがoverheatして倒れちゃったと」
栞子「はい……。急にお呼び立てして申し訳ありません」
ミア「まあ、構わないけど。ランジュにはちょっと刺激が強すぎたかな」
栞子「もう少し考えて伝えるべきでした」ションボリ
ミア「Statesでは体の関係から始めるのも珍しくはないけど。でも栞子はヤマトナデシコ…だっけ? そういうのだと思ったからちょっと意外かな」
栞子「その……ライブ後の高揚感と言うか、そういう勢いのようなものがあったのは否めないですけれど……」ランジュにかけたタオルを取り替え
栞子「はい……。急にお呼び立てして申し訳ありません」
ミア「まあ、構わないけど。ランジュにはちょっと刺激が強すぎたかな」
栞子「もう少し考えて伝えるべきでした」ションボリ
ミア「Statesでは体の関係から始めるのも珍しくはないけど。でも栞子はヤマトナデシコ…だっけ? そういうのだと思ったからちょっと意外かな」
栞子「その……ライブ後の高揚感と言うか、そういう勢いのようなものがあったのは否めないですけれど……」ランジュにかけたタオルを取り替え
10: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:15:19.99 ID:nNEJv2h8
ミア「まあいいさ。で? 相談っていうのは? ボクも暇じゃないんでね」
栞子「ええ。その……まさにそういうお付き合いの手順をきちんと踏みたいというか。きちんとデートして、きちんとその……キス、をしてみたいと言いますか……」
ミア「Why!? それをボクに聞くの!? キミ適性とか大事にするタイプじゃなかったっけ!?」
栞子「ランジュは……あの通りですし。他のメンバーの方は、せつ菜さんと親しいので、言っていいものか迷いますし。姉……はあまりこういう面では参考にならなそうで」
ミア「で消去法でボクか」
栞子「いえ。……少なくとも、この三人の中では一番適性があると思います」
ミア「うーん……」
栞子「ミアさんはラブソングとかも作られるんですよね。その方面の感覚とか……」
栞子「あっ、ほら、ここに璃奈さんの好きなジョイポリスのアトラクション券があります。よかったら」オズオズ
ミア「それじゃ買収じゃないか。はぁ~……全く、仕方ないなあ。じゃあ、こういうのはどうかな」ポケットに入れて
……
栞子「ええ。その……まさにそういうお付き合いの手順をきちんと踏みたいというか。きちんとデートして、きちんとその……キス、をしてみたいと言いますか……」
ミア「Why!? それをボクに聞くの!? キミ適性とか大事にするタイプじゃなかったっけ!?」
栞子「ランジュは……あの通りですし。他のメンバーの方は、せつ菜さんと親しいので、言っていいものか迷いますし。姉……はあまりこういう面では参考にならなそうで」
ミア「で消去法でボクか」
栞子「いえ。……少なくとも、この三人の中では一番適性があると思います」
ミア「うーん……」
栞子「ミアさんはラブソングとかも作られるんですよね。その方面の感覚とか……」
栞子「あっ、ほら、ここに璃奈さんの好きなジョイポリスのアトラクション券があります。よかったら」オズオズ
ミア「それじゃ買収じゃないか。はぁ~……全く、仕方ないなあ。じゃあ、こういうのはどうかな」ポケットに入れて
……
12: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:17:46.78 ID:nNEJv2h8
○同時刻・練習後の帰り道
歩夢「えーーっ!? 栞子ちゃんとえ ちし……もごもご」
せつ菜「しーっ! しーっ! 大きな声で言わないでくださいっ!! 誰かに聞かれちゃいます!!」手で口塞ぎ
歩夢「(こくこく)」
歩夢「ぷは……ふー吃驚した。ごめんごめん。でも流石に驚いちゃうよ。せつ菜ちゃんてそういうの全然興味無さそうだったから」
せつ菜「ええと、その……一途な眼差しの栞子さんと触れ合っていたら、その、火がついてしまったと言うか……炎が燃え盛ってしまったと言うか……///」
歩夢「まさか無理やり押し倒したりはしてないよね? ダメだよ、いくら仲良くってもお互いの合意が無いと」
せつ菜「む、無理矢理なんてしてないですっ!! 大切なところに触れるとき、いいですか? ってちゃんと確認しましたからっ!!」
歩夢「せ、せつ菜ちゃん声大きい。誰かに聞かれちゃう」
せつ菜「あわわ、そうでした」自分で口塞ぎ
歩夢「えーーっ!? 栞子ちゃんとえ ちし……もごもご」
せつ菜「しーっ! しーっ! 大きな声で言わないでくださいっ!! 誰かに聞かれちゃいます!!」手で口塞ぎ
歩夢「(こくこく)」
歩夢「ぷは……ふー吃驚した。ごめんごめん。でも流石に驚いちゃうよ。せつ菜ちゃんてそういうの全然興味無さそうだったから」
せつ菜「ええと、その……一途な眼差しの栞子さんと触れ合っていたら、その、火がついてしまったと言うか……炎が燃え盛ってしまったと言うか……///」
歩夢「まさか無理やり押し倒したりはしてないよね? ダメだよ、いくら仲良くってもお互いの合意が無いと」
せつ菜「む、無理矢理なんてしてないですっ!! 大切なところに触れるとき、いいですか? ってちゃんと確認しましたからっ!!」
歩夢「せ、せつ菜ちゃん声大きい。誰かに聞かれちゃう」
せつ菜「あわわ、そうでした」自分で口塞ぎ
13: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:19:44.98 ID:nNEJv2h8
歩夢「それで、相談って? 多分その絡みなんだろうけど」
せつ菜「ええ、わざわざ時間取って頂いて申し訳ないです。実はその……お付き合いするにあたって、告白というか、好き、というのをまだ伝えていなくて」
歩夢「ええっ!? 気持ちを伝えるのは一番大切なことだよ! それをしないで押し倒すなんて、すごくいけないことだと思うな」
せつ菜「だから押し倒してませんって! 責任を取ってお付き合いすることにしたんですが、やはりそれとは別に、好き、を伝えたいと……」
歩夢「ならすぐに電話しよう? こういうのは言葉にしないと、どんどん不安になっちゃうはずだから。体だけの関係なのかって思い詰めたりしたら大変だよ?」
せつ菜「電話も考えたんですが、なんというか即物的と言いますか。……折角伝えるなら、ロマンチックな方がいいかな、とも思ってしまって」
歩夢「うーーん……確かに。侑ちゃ…好きな人にならすぐ気持ちを伝えてほしいけど、でもロマンチックに伝えてもらいたいって気持ちもやっぱりある、かな」
せつ菜「そうでしょう? お月様にハートを描いてせつ菜・栞子って刻んだりだとか、一緒に手を握ってハートのラブラブ炎翠拳を放つとか憧れるんですけれど、ちょっと実現は難しそうで」
歩夢「う、うーん、それってロマンチック、かな? ええと、つまり告白するシチュエーションを相談したいってことでいいかな?」
せつ菜「はい! 私だとどうしてもアニメとかの知識に寄ってしまって」
歩夢「そうだね……私は大観覧車がおすすめなんだけど、ちょうど営業終了しちゃったしね。うーん、この辺りだと……ここ、なんてどうかな」スマホで見せて
せつ菜「おおーなるほどっ! ここならとってもロマンチックそうですね! ありがとうございますっ!!」
歩夢「ふふ、どういたしまして。がんばってね、せつ菜ちゃん」
……
せつ菜「ええ、わざわざ時間取って頂いて申し訳ないです。実はその……お付き合いするにあたって、告白というか、好き、というのをまだ伝えていなくて」
歩夢「ええっ!? 気持ちを伝えるのは一番大切なことだよ! それをしないで押し倒すなんて、すごくいけないことだと思うな」
せつ菜「だから押し倒してませんって! 責任を取ってお付き合いすることにしたんですが、やはりそれとは別に、好き、を伝えたいと……」
歩夢「ならすぐに電話しよう? こういうのは言葉にしないと、どんどん不安になっちゃうはずだから。体だけの関係なのかって思い詰めたりしたら大変だよ?」
せつ菜「電話も考えたんですが、なんというか即物的と言いますか。……折角伝えるなら、ロマンチックな方がいいかな、とも思ってしまって」
歩夢「うーーん……確かに。侑ちゃ…好きな人にならすぐ気持ちを伝えてほしいけど、でもロマンチックに伝えてもらいたいって気持ちもやっぱりある、かな」
せつ菜「そうでしょう? お月様にハートを描いてせつ菜・栞子って刻んだりだとか、一緒に手を握ってハートのラブラブ炎翠拳を放つとか憧れるんですけれど、ちょっと実現は難しそうで」
歩夢「う、うーん、それってロマンチック、かな? ええと、つまり告白するシチュエーションを相談したいってことでいいかな?」
せつ菜「はい! 私だとどうしてもアニメとかの知識に寄ってしまって」
歩夢「そうだね……私は大観覧車がおすすめなんだけど、ちょうど営業終了しちゃったしね。うーん、この辺りだと……ここ、なんてどうかな」スマホで見せて
せつ菜「おおーなるほどっ! ここならとってもロマンチックそうですね! ありがとうございますっ!!」
歩夢「ふふ、どういたしまして。がんばってね、せつ菜ちゃん」
……
14: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:25:30.08 ID:nNEJv2h8
○デート当日・待ち合わせ場所
栞子「よし、と。予定より30分早く着きましたし、これで準備万端ですね」
栞子「……あっ、せつ菜さん、先に居ますね」
せつ菜「あっ……! こ、こんにちは、栞子さんっ!」タタタッと寄ってきて
栞子「こんにちは。せつ菜さんの方が早かったんですね」
せつ菜「いえ、ええと……そう! 今来たところ! 私も今来たところなんですっ!」テレテレ
栞子「(わ……顔を赤くして可愛い……)ふふ、では、そういうことにしておきましょうか」
せつ菜「えっと、今日は栞子さんにエスコートして頂けるんでしたね。ふふっ、とっても楽しみです!」
栞子「は、はい。えーと、では」メモチラリ
栞子「よし、と。予定より30分早く着きましたし、これで準備万端ですね」
栞子「……あっ、せつ菜さん、先に居ますね」
せつ菜「あっ……! こ、こんにちは、栞子さんっ!」タタタッと寄ってきて
栞子「こんにちは。せつ菜さんの方が早かったんですね」
せつ菜「いえ、ええと……そう! 今来たところ! 私も今来たところなんですっ!」テレテレ
栞子「(わ……顔を赤くして可愛い……)ふふ、では、そういうことにしておきましょうか」
せつ菜「えっと、今日は栞子さんにエスコートして頂けるんでしたね。ふふっ、とっても楽しみです!」
栞子「は、はい。えーと、では」メモチラリ
17: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:27:12.25 ID:nNEJv2h8
---回想---
ミア「The three desires in life……三大欲求、ってあるだろう? 睡眠欲、食欲、性欲さ」
栞子「はい」コクンと頷いて
ミア「デートの前日しっかりと眠って、デート中に食欲を満たせば、後は性欲が残るってこと」
栞子「なるほど……。いえ、その、破廉恥なことをしたいわけでは……。そ、それで、何を食べれば良いと思いますか?」
ミア「断然hamburgerさ。音楽のinspirationを高めるにも、仲間との絆を固めるのも、当然デートにも、何にでも合うのがhamburgerだよ。」
ミア「ほらお台場でこの前三人で行ったお店があるだろう? あそこなら眺めもいいし、栞子の土地勘もあるだろうし」
栞子「なるほど……ありがとうございます!」メモメモ
---回想---
ミア「The three desires in life……三大欲求、ってあるだろう? 睡眠欲、食欲、性欲さ」
栞子「はい」コクンと頷いて
ミア「デートの前日しっかりと眠って、デート中に食欲を満たせば、後は性欲が残るってこと」
栞子「なるほど……。いえ、その、破廉恥なことをしたいわけでは……。そ、それで、何を食べれば良いと思いますか?」
ミア「断然hamburgerさ。音楽のinspirationを高めるにも、仲間との絆を固めるのも、当然デートにも、何にでも合うのがhamburgerだよ。」
ミア「ほらお台場でこの前三人で行ったお店があるだろう? あそこなら眺めもいいし、栞子の土地勘もあるだろうし」
栞子「なるほど……ありがとうございます!」メモメモ
---回想---
18: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:28:58.30 ID:nNEJv2h8
せつ菜「なるほど、あのハンバーガー屋さんですね。一度行ってみたいと思っていたんです! では、行きましょうか」手を差し出し
栞子「あ……は、はい」オズオズと手を伸ばして繋ぎ
せつ菜「あっ……(栞子さん、繊細な指と、すべすべの肌……ってそうだ、ちゃんと気持ちを伝えていくんでしたね)」
せつ菜「……栞子さんの手、綺麗で、ずっと握っていたくなりますね」イケボで
栞子「あっ、えっ、あ、えっと……///」顔マッカ
せつ菜「……指を絡めて握っても、いいでしょうか……?」
栞子「は、はぃ……(こ、鼓動が大きくなりすぎて、伝わってしまいそうです)」手を絡めるようにして握り返し
せつ菜「……可愛い。とっても可愛いです! 可愛さが溢れています、栞子さんっ!」同じく手を握り返して
栞子「そ、そんな……。あ、いえ、その、わ、私も、嬉しい……です……」プシュー フラフラ
せつ菜「あっ!? し、栞子さん!?」抱き抱え
……
栞子「あ……は、はい」オズオズと手を伸ばして繋ぎ
せつ菜「あっ……(栞子さん、繊細な指と、すべすべの肌……ってそうだ、ちゃんと気持ちを伝えていくんでしたね)」
せつ菜「……栞子さんの手、綺麗で、ずっと握っていたくなりますね」イケボで
栞子「あっ、えっ、あ、えっと……///」顔マッカ
せつ菜「……指を絡めて握っても、いいでしょうか……?」
栞子「は、はぃ……(こ、鼓動が大きくなりすぎて、伝わってしまいそうです)」手を絡めるようにして握り返し
せつ菜「……可愛い。とっても可愛いです! 可愛さが溢れています、栞子さんっ!」同じく手を握り返して
栞子「そ、そんな……。あ、いえ、その、わ、私も、嬉しい……です……」プシュー フラフラ
せつ菜「あっ!? し、栞子さん!?」抱き抱え
……
19: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:31:17.90 ID:nNEJv2h8
栞子「……はっ!?」
せつ菜(菜々モード)「あっ、気が付きましたね。あ、急に起き上ったらダメですよ。そのまま、そのまま」
栞子「はい……」
せつ菜(菜々モード)「突然力が抜けてしまったので吃驚しました。きっと、日頃の生徒会の仕事で疲れが出たんですね」
栞子「(せつ菜さんの顔が近くて……頭の感触がやわらかい……もしかして)」
栞子「あの……今、私。膝枕を、して頂いているのでしょうか……?」
せつ菜(菜々モード)「ええ、正解です。栞子さんの寝顔、ずっと近くで見せて頂きました。ふふ」
栞子「もう……」
栞子「(そうか、お付き合いする、というのは、こういう感じなんですね。互いの距離が近くなって。あたたかさが伝わってきて。すごく、安心します……)」
せつ菜(菜々モード)「ずっと……こうしていても、いいんですよ」優しく撫でて
栞子「はぃ……それでは、もう少しだけ……」目をつむり
ゆっくりと、二人だけの時間が流れて―――
……
せつ菜(菜々モード)「あっ、気が付きましたね。あ、急に起き上ったらダメですよ。そのまま、そのまま」
栞子「はい……」
せつ菜(菜々モード)「突然力が抜けてしまったので吃驚しました。きっと、日頃の生徒会の仕事で疲れが出たんですね」
栞子「(せつ菜さんの顔が近くて……頭の感触がやわらかい……もしかして)」
栞子「あの……今、私。膝枕を、して頂いているのでしょうか……?」
せつ菜(菜々モード)「ええ、正解です。栞子さんの寝顔、ずっと近くで見せて頂きました。ふふ」
栞子「もう……」
栞子「(そうか、お付き合いする、というのは、こういう感じなんですね。互いの距離が近くなって。あたたかさが伝わってきて。すごく、安心します……)」
せつ菜(菜々モード)「ずっと……こうしていても、いいんですよ」優しく撫でて
栞子「はぃ……それでは、もう少しだけ……」目をつむり
ゆっくりと、二人だけの時間が流れて―――
……
20: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:34:12.09 ID:nNEJv2h8
栞子「……申し訳ありません。もう、大丈夫です」ゆっくり起きあがり
せつ菜「ふふ、まだずっと膝枕していてもいいのですけれど。元気になれたなら、それはそれで嬉しいです」優しい声で
栞子「あ……もう、夕方、なんですね。(ミアさんに作って頂いた計画は頓挫ですね……あとでお詫びしませんと)」
栞子「申し訳ありません……折角の、初デートだったのに……」ションボリ
せつ菜「いいえっ。まだ私のターンは終了してないぜ、ですっ。これから、行きたいところがあるんですが、大丈夫でしょうか?」
栞子「……? はい、もちろん大丈夫です」コクンと頷いて
せつ菜「ではゆっくり立ち上がってください」支えて
栞子「……うん、本当に大丈夫のようです」立ち上がって
せつ菜「では、のんびりと参りましょうっ!」手を取ってゆっくり歩きだして
……
せつ菜「ふふ、まだずっと膝枕していてもいいのですけれど。元気になれたなら、それはそれで嬉しいです」優しい声で
栞子「あ……もう、夕方、なんですね。(ミアさんに作って頂いた計画は頓挫ですね……あとでお詫びしませんと)」
栞子「申し訳ありません……折角の、初デートだったのに……」ションボリ
せつ菜「いいえっ。まだ私のターンは終了してないぜ、ですっ。これから、行きたいところがあるんですが、大丈夫でしょうか?」
栞子「……? はい、もちろん大丈夫です」コクンと頷いて
せつ菜「ではゆっくり立ち上がってください」支えて
栞子「……うん、本当に大丈夫のようです」立ち上がって
せつ菜「では、のんびりと参りましょうっ!」手を取ってゆっくり歩きだして
……
22: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:35:38.90 ID:nNEJv2h8
手を繋いで歩いてきて。
せつ菜「……というわけで。お台場海浜公園に到着しましたっ」
―――公園から見える景色は、海も、空も、夕日に染まり。レインボーブリッジに光が灯りはじめる―――
栞子「わ……」景色に見惚れ
せつ菜「わあ……」同じく景色に見惚れて
栞子「夕日が沈んでいく中で、虹の橋が赤く照らされて……とても、素敵です……」
せつ菜「……」景色を見るきらきらの瞳の栞子を盗み見て
せつ菜「その……お恥ずかしい話なんですが、この場所はお友達から教えてもらった場所で、私の発想ではないのですけれど」
栞子「……」フルフル
栞子「それでもきっと、私のために。どこがいいかって、悩んで頂いたんですよね」
せつ菜「……うん。ふふっ、ここにして、大正解みたいですね」
せつ菜「……というわけで。お台場海浜公園に到着しましたっ」
―――公園から見える景色は、海も、空も、夕日に染まり。レインボーブリッジに光が灯りはじめる―――
栞子「わ……」景色に見惚れ
せつ菜「わあ……」同じく景色に見惚れて
栞子「夕日が沈んでいく中で、虹の橋が赤く照らされて……とても、素敵です……」
せつ菜「……」景色を見るきらきらの瞳の栞子を盗み見て
せつ菜「その……お恥ずかしい話なんですが、この場所はお友達から教えてもらった場所で、私の発想ではないのですけれど」
栞子「……」フルフル
栞子「それでもきっと、私のために。どこがいいかって、悩んで頂いたんですよね」
せつ菜「……うん。ふふっ、ここにして、大正解みたいですね」
23: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:39:18.84 ID:nNEJv2h8
―――せつ菜は海の方へ歩いて行き。
夕日と橋を背に振り返って。両手を大きく広げて。
せつ菜「……」スゥー
せつ菜「三船栞子さんっ!!! 貴女のことが、大好きですっ!!! 」
せつ菜「生真面目なところもっ!!! 謙虚なところもっ!!! 一生懸命なところもっ!!!」
せつ菜「私が菜々だって分かっても支えてくれた優しいところもっ!!! 」
せつ菜「歌を披露してくれた時の可憐さもっ!!!」
せつ菜「引き継ぎの中で見せてくれた凛々しい横顔もっ!!!」
せつ菜「声を一緒に揃えた時の、宇宙に引き込まれるような快感もっ!!!」
せつ菜「笑顔もっ!!! 笑顔の時に見える八重歯もっ!!! 吸い込まれるような瞳もっ!!! 華奢な体もっ!!! 柔らかいお尻もっ!!! 」
せつ菜「栞子さんのすべてが可愛くてっ!!! 愛しくてっ!!!だいすきっっっ!!!!!」
せつ菜「わたしとっ!! ずっと、ずっとっ!!! いっしょにいてくださいっっ!!!!!!」
栞子「…………」
栞子「………はぃ……はいっ!!」涙をぽろぽろとこぼして
栞子「……せつ菜さんっ!! 私も、私も、大好きですっ!!」走って、飛び込んで
せつ菜「……嬉しいっ!! うれしいっっ!!!」受け止めて、ぎゅぅっと抱き締めて
栞子「せつ菜さん……」ぎゅぅっと抱き締め返して
せつ菜「栞子さん……」
―――お互いに見つめ合って、そっと唇を重ねる
夕日と橋を背に振り返って。両手を大きく広げて。
せつ菜「……」スゥー
せつ菜「三船栞子さんっ!!! 貴女のことが、大好きですっ!!! 」
せつ菜「生真面目なところもっ!!! 謙虚なところもっ!!! 一生懸命なところもっ!!!」
せつ菜「私が菜々だって分かっても支えてくれた優しいところもっ!!! 」
せつ菜「歌を披露してくれた時の可憐さもっ!!!」
せつ菜「引き継ぎの中で見せてくれた凛々しい横顔もっ!!!」
せつ菜「声を一緒に揃えた時の、宇宙に引き込まれるような快感もっ!!!」
せつ菜「笑顔もっ!!! 笑顔の時に見える八重歯もっ!!! 吸い込まれるような瞳もっ!!! 華奢な体もっ!!! 柔らかいお尻もっ!!! 」
せつ菜「栞子さんのすべてが可愛くてっ!!! 愛しくてっ!!!だいすきっっっ!!!!!」
せつ菜「わたしとっ!! ずっと、ずっとっ!!! いっしょにいてくださいっっ!!!!!!」
栞子「…………」
栞子「………はぃ……はいっ!!」涙をぽろぽろとこぼして
栞子「……せつ菜さんっ!! 私も、私も、大好きですっ!!」走って、飛び込んで
せつ菜「……嬉しいっ!! うれしいっっ!!!」受け止めて、ぎゅぅっと抱き締めて
栞子「せつ菜さん……」ぎゅぅっと抱き締め返して
せつ菜「栞子さん……」
―――お互いに見つめ合って、そっと唇を重ねる
24: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:41:41.65 ID:nNEJv2h8
栞子「………………ふぅ」涙を流したまま、ぽーっとなって、力が抜けて
せつ菜「……わわっ!」ぎゅっと抱きとめて
栞子「ふふ、とっても、せつ菜さんらしい、おっきな声でした。……私の胸の奥にまで、しっかりと届きましたよ」
せつ菜「よかったです……大好きを叫んでこそ、私ですから」指で涙を拭ってあげて
せつ菜「きちんと、伝えたかったんです。なし崩しは、嫌だな、って」
栞子「はい……私も、同じ気持ちでした」
せつ菜「ふふっ、それじゃあ、初デート、大成功ですねっ」
栞子「はいっ」互い微笑み合って
栞子「せつ菜さん……ん……」今度は栞子からキスをして
せつ菜「んっ……」
栞子「ふふ、何度でもしたくなっちゃいます」
せつ菜「もう……ふふ」
せつ菜「……わわっ!」ぎゅっと抱きとめて
栞子「ふふ、とっても、せつ菜さんらしい、おっきな声でした。……私の胸の奥にまで、しっかりと届きましたよ」
せつ菜「よかったです……大好きを叫んでこそ、私ですから」指で涙を拭ってあげて
せつ菜「きちんと、伝えたかったんです。なし崩しは、嫌だな、って」
栞子「はい……私も、同じ気持ちでした」
せつ菜「ふふっ、それじゃあ、初デート、大成功ですねっ」
栞子「はいっ」互い微笑み合って
栞子「せつ菜さん……ん……」今度は栞子からキスをして
せつ菜「んっ……」
栞子「ふふ、何度でもしたくなっちゃいます」
せつ菜「もう……ふふ」
25: (らっかせい) 2022/09/15(木) 19:43:07.45 ID:nNEJv2h8
その時、ぐ~……と、どちらかのお腹の音が聞こえて
せつ菜「……ふふっ、そういえば、ずっとごはん食べていませんでしたね。これから食べにいきましょうか」
栞子「ふふ、ええ、喜んで」
せつ菜「腹が減っては戦はできぬ、って言いますしね」
栞子「いくさ、ですか?」首を傾げて
せつ菜「ええ。い・く・さ・ですっ。だって……」そっと耳打ちして
栞子「ぁ……もう」
栞子「せつ菜さんの、え ち……」顔を真っ赤にして
せつ菜「ふふっ、さ、行きましょう、栞子さんっ!」
栞子「……はいっ、せつ菜さんっ!」
手を取って、体を寄せ合い、二人でひとつの道を進んでいく。
おしまい。
せつ菜「……ふふっ、そういえば、ずっとごはん食べていませんでしたね。これから食べにいきましょうか」
栞子「ふふ、ええ、喜んで」
せつ菜「腹が減っては戦はできぬ、って言いますしね」
栞子「いくさ、ですか?」首を傾げて
せつ菜「ええ。い・く・さ・ですっ。だって……」そっと耳打ちして
栞子「ぁ……もう」
栞子「せつ菜さんの、え ち……」顔を真っ赤にして
せつ菜「ふふっ、さ、行きましょう、栞子さんっ!」
栞子「……はいっ、せつ菜さんっ!」
手を取って、体を寄せ合い、二人でひとつの道を進んでいく。
おしまい。
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1663236510/
【SS】栞子、湯あみ中にせつ菜を想ふ【ラブライブ!虹ヶ咲】
―――ちゃぷん、と音を立て。栞子はしなやかな肢体を湯船に揺蕩わせる。
私、三船栞子は、優木せつ菜さんとお付き合いしている。
彼女に惹かれ。ライブ後の肌の触れ合いからお付き合いが始まり。その後正式に告白された。
告白。
まっすぐな、せつ菜さんの想い。
彼女の全力での『大好き』を一身に受け止めて以来。
文字通り、寝ても覚めても彼女のことを考えてしまう。
―――湯船の中で、胸に手を当てる。
彼女のことを、以前は尊敬や憧れに近い感情で、淡く想っていた。
その中には、彼女に触れたい、触れられたいという欲求と、好奇心も含んでいた。
それは、お付き合いが始まってからもそうで。