1: (SB-iPhone) 2023/01/23(月) 16:50:46.13 ID:l2v87PQ8
歩夢と侑とミアの物語です。
2: (大酒) 2023/01/23(月) 16:51:33.54 ID:h9KgREwt
ー病院にてー
侑「歩夢!大丈夫?!」
歩夢「侑ちゃん…私はもう治らないかもしれない…」
侑「先生!歩夢の病は絶対に治らないんですか!」
医者「そりゃこの病は私でも温泉でも、恋患いは治せないよ」
侑「恋患い…?どういう事歩夢?」
歩夢「それはね…」
侑「歩夢!大丈夫?!」
歩夢「侑ちゃん…私はもう治らないかもしれない…」
侑「先生!歩夢の病は絶対に治らないんですか!」
医者「そりゃこの病は私でも温泉でも、恋患いは治せないよ」
侑「恋患い…?どういう事歩夢?」
歩夢「それはね…」
4: (大酒) 2023/01/23(月) 16:53:37.94 ID:h9KgREwt
歩夢が言うには、先日、和菓子屋に買い物に行った際、顔が怖い店員に粗悪な客扱いをされた。そこへ店の娘が現れ、店員を叱りつけ歩夢に謝って、欲しかった和菓子の他にほむまんを一緒に待ってきてくれるという。
歩夢「そしてその夜、玄関のドアを叩く音が聞こえたから開けると、和菓子屋の女の子がいたんだよ」
侑「え、怖くない?」
歩夢「そしてその夜、玄関のドアを叩く音が聞こえたから開けると、和菓子屋の女の子がいたんだよ」
侑「え、怖くない?」
5: (大酒) 2023/01/23(月) 16:54:56.21 ID:h9KgREwt
歩夢「だから理由を聞いたんだなんでこんな夜にって。そしたら、『来週から期末テストなので私の家で勉強合宿です!』と友人に言われて探し回っているんだって。」
侑「テストから逃げたい気持ちはちょっと分かるかも。逃げてきた女の子の親はどんな対応なの?」
歩夢「父親は無口で何も言わないし、母親は娘の成績が上がるならいくらでもお貸ししますって差し出したって」
侑「えぇ…」
侑「テストから逃げたい気持ちはちょっと分かるかも。逃げてきた女の子の親はどんな対応なの?」
歩夢「父親は無口で何も言わないし、母親は娘の成績が上がるならいくらでもお貸ししますって差し出したって」
侑「えぇ…」
6: (大酒) 2023/01/23(月) 16:55:52.68 ID:h9KgREwt
歩夢「それで当分匿って欲しいって言われたからOKしたんだ。」
侑「そんな簡単に…」
歩夢「だけど直ぐに女の子の友人が部活のメンバーを連れて私の家に来て、嫌がる女の子を引っ張って行ってしまったんだ。」
侑「なんで歩夢の家にいるってバレてたんだろう……」
侑「そんな簡単に…」
歩夢「だけど直ぐに女の子の友人が部活のメンバーを連れて私の家に来て、嫌がる女の子を引っ張って行ってしまったんだ。」
侑「なんで歩夢の家にいるってバレてたんだろう……」
7: (大酒) 2023/01/23(月) 16:56:53.02 ID:h9KgREwt
歩夢「私、何の手助けもできず涙がポロポロ出てしまって…」
侑「歩夢…そんな事で思いつめなくても…」
侑「歩夢…そんな事で思いつめなくても…」
9: (大酒) 2023/01/23(月) 16:58:38.10 ID:h9KgREwt
歩夢「ポーンポーンという音で、目が覚めたら午前2時だったんだ。」
侑「…………………は?」
歩夢「今までの話は全て夢の中の話だよ。」
侑は只々唖然とした。
侑「…………………は?」
歩夢「今までの話は全て夢の中の話だよ。」
侑は只々唖然とした。
11: (大酒) 2023/01/23(月) 16:59:49.09 ID:h9KgREwt
医者「それで私のところにこの話をしてきたから夢では薬の盛り用が無いって匙を投げてたんだ」
侑「歩夢はもうどうしょうもないんですか?」
医者「一応、中国の古い医学の本に『夢の中の女性に惚れて、命が危うくなったときに、年月揃った女の生き肝を煎じて飲ませたら、すっとおこりが落ちて、何もかも忘れて元気になった』と書いてあるんだ」
侑「流石に人〇しはちょっと……」
侑「またお見舞いに来るから、とにかく気をしっかり持ってね!」
侑「歩夢はもうどうしょうもないんですか?」
医者「一応、中国の古い医学の本に『夢の中の女性に惚れて、命が危うくなったときに、年月揃った女の生き肝を煎じて飲ませたら、すっとおこりが落ちて、何もかも忘れて元気になった』と書いてあるんだ」
侑「流石に人〇しはちょっと……」
侑「またお見舞いに来るから、とにかく気をしっかり持ってね!」
12: (大酒) 2023/01/23(月) 17:00:51.17 ID:h9KgREwt
侑は歩夢と小さいときから幼馴染で、どんな事にも受け入れてくれて応援してくれた。その恩を深く感じていて、なんとか歩夢を助けたい。そんな帰り道、半同棲生活を送っているミアの言葉を思い出す。
ミア「ベイビーちゃんにだけ秘密を話すけど、僕、年月が揃ってるんだって。何故か親には誰にも言うなって言われてたから今迄誰にも言わなかったけど特別だよ。」
これだ、歩夢から生き肝の話など聞かなければよかったとくやむ。
ミア「ベイビーちゃんにだけ秘密を話すけど、僕、年月が揃ってるんだって。何故か親には誰にも言うなって言われてたから今迄誰にも言わなかったけど特別だよ。」
これだ、歩夢から生き肝の話など聞かなければよかったとくやむ。
13: (大酒) 2023/01/23(月) 17:02:13.35 ID:h9KgREwt
侑はミアの部屋に戻ってご飯を食べる気にもなれずコーラを飲みだした。
ミア「当たり前のように私のコーラ飲むの辞めてくれないかなぁ😡」
侑「まぁまぁ、ミアちゃんも1杯どう?」
ミア「私のだからね。勿論貰うよ。」
侑「ささっぐいっと行っちゃって!」
ミア「プハーッ!やっぱりコーラは最高だね!これがあるから生き…あれ?…なんか急に眠くなってきた…」
侑「大丈夫?疲れてるんじゃない?ゆっくり休みなよ?」
侑「眠ったか…」
ミア「当たり前のように私のコーラ飲むの辞めてくれないかなぁ😡」
侑「まぁまぁ、ミアちゃんも1杯どう?」
ミア「私のだからね。勿論貰うよ。」
侑「ささっぐいっと行っちゃって!」
ミア「プハーッ!やっぱりコーラは最高だね!これがあるから生き…あれ?…なんか急に眠くなってきた…」
侑「大丈夫?疲れてるんじゃない?ゆっくり休みなよ?」
侑「眠ったか…」
14: (大酒) 2023/01/23(月) 17:03:12.79 ID:h9KgREwt
侑は台所へ行き包丁を研いで、ミアの寝間に忍び込む。
侑「歩夢から受けた恩は何とかして返したいんだ…歩夢の身体が大丈夫と見極めたら、私も後を追うから、損な年月に生まれた、身の因果だと諦めて…」
侑「歩夢から受けた恩は何とかして返したいんだ…歩夢の身体が大丈夫と見極めたら、私も後を追うから、損な年月に生まれた、身の因果だと諦めて…」
17: (大酒) 2023/01/23(月) 17:04:33.91 ID:h9KgREwt
そこにはぐっすり眠って気が抜けた顔のミアがいた。それを見て侑は一滴の涙をミアの顔へ。
ミア「ベイビーちゃん!私を刺す気かい!?」
ミア「ベイビーちゃん!私を刺す気かい!?」
18: (大酒) 2023/01/23(月) 17:05:47.01 ID:h9KgREwt
侑「違うよミアちゃん。聞いてほしいんだけど、実はしずくちゃんが今度演劇部で寝てる女性を包丁で滅多刺しする役を演じて欲しいって言われたんだ。」
侑「それで、ミアちゃんが寝てたからちょっと芝居の練習しよ~っと思ってこんなことになったんだ。」
侑「それで、ミアちゃんが寝てたからちょっと芝居の練習しよ~っと思ってこんなことになったんだ。」
19: (大酒) 2023/01/23(月) 17:06:39.13 ID:h9KgREwt
ミア「まぁ………詳しい事やクレームはしずくにするからいいや。」
侑「ごめんごめん」
侑「ごめんごめん」
20: (大酒) 2023/01/23(月) 17:07:26.30 ID:h9KgREwt
ミア「しかし、ふと目を覚したらベイビーちゃんが顔の上に包丁を振り上げてたから、ホント肝が潰れたと思ったよ」
侑「肝が潰れた?あぁ~、薬にならないじゃん!」
侑「肝が潰れた?あぁ~、薬にならないじゃん!」
23: (大酒) 2023/01/23(月) 17:10:59.86 ID:h9KgREwt
一応、20までがお話の内容です。落語を元に書いてみようと思ってやってみましたが中々現代風に変換するのは難しいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
28: (大酒) 2023/01/23(月) 17:15:14.93 ID:h9KgREwt
落語を現代風に変換しようとしたら私の実力不足で変になってしまいました。申し訳ございません。
16: (もも) 2023/01/23(月) 17:04:20.20 ID:vosdGvCv
落語のSSとは珍しい
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1674460246/