1: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 21:54:50.17 ID:vbxQpT7w
彼方「お菓子作り?」
璃奈「…!」
璃奈「か、彼方さん!?」
彼方「あれー…驚かせちゃったかな?」
彼方「璃奈ちゃんがお買い物してるの見えたから声かけたんだけど」
彼方「いきなり後ろから話かけられたらびっくりしちゃうよね」
彼方「ごめんごめん」
璃奈「…ううん、大丈夫」
璃奈「…!」
璃奈「か、彼方さん!?」
彼方「あれー…驚かせちゃったかな?」
彼方「璃奈ちゃんがお買い物してるの見えたから声かけたんだけど」
彼方「いきなり後ろから話かけられたらびっくりしちゃうよね」
彼方「ごめんごめん」
璃奈「…ううん、大丈夫」
2: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 21:55:41.55 ID:vbxQpT7w
彼方「あ、スマホ落としたよ」
彼方「レシピ…チョコクッキー?」
璃奈「あ…」
彼方「うん、明日はバレンタインデーだもんね」
彼方「璃奈ちゃんもチョコあげるんだね」
彼方「同好会のみんな?それとも…」
彼方「レシピ…チョコクッキー?」
璃奈「あ…」
彼方「うん、明日はバレンタインデーだもんね」
彼方「璃奈ちゃんもチョコあげるんだね」
彼方「同好会のみんな?それとも…」
3: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 21:56:18.86 ID:vbxQpT7w
璃奈「同好会のみんなと…」
璃奈「それと…」
璃奈「…」
彼方「あ、言いたくないなら別に言わなくていいよ?」
彼方「なるほどね~…ふむふむ」
璃奈「それと…」
璃奈「…」
彼方「あ、言いたくないなら別に言わなくていいよ?」
彼方「なるほどね~…ふむふむ」
4: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 21:57:08.35 ID:vbxQpT7w
彼方「璃奈ちゃんってお料理のイメージあんまりなかったけど、お菓子作ったりするの?」
璃奈「…初めて」
彼方「あ…そうなんだ」
彼方「んー…よかったら作るの手伝おうか?」
璃奈「え?」
璃奈「…初めて」
彼方「あ…そうなんだ」
彼方「んー…よかったら作るの手伝おうか?」
璃奈「え?」
6: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 21:57:44.48 ID:vbxQpT7w
璃奈「彼方さん、はちょっと…」
彼方「え…」
彼方「もしかして彼方ちゃん嫌われてる!?」
璃奈「あ、ちが…」
璃奈「そうじゃなくて…」
彼方「うそうそ、自分の手で作りたいってことだよね?」
璃奈「それもある…けど」
彼方「え…」
彼方「もしかして彼方ちゃん嫌われてる!?」
璃奈「あ、ちが…」
璃奈「そうじゃなくて…」
彼方「うそうそ、自分の手で作りたいってことだよね?」
璃奈「それもある…けど」
7: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 21:58:32.80 ID:vbxQpT7w
彼方「じゃあ一言だけ」
彼方「レシピ通りに作るんだよ」
璃奈「それはわかってるけど…」
彼方「お菓子ってちょっと量が違ったり、温度や時間がずれるだけでかなり影響しちゃうこともあるんだから」
璃奈「そうなの?」
彼方「そうそう。彼方ちゃんも昔は失敗しちゃったりしたからねー」
璃奈「どうしよう…うまくできなかったら…」
彼方「まあ璃奈ちゃんならそのあたりは大丈夫だと思うけど」
彼方「レシピ通りに作るんだよ」
璃奈「それはわかってるけど…」
彼方「お菓子ってちょっと量が違ったり、温度や時間がずれるだけでかなり影響しちゃうこともあるんだから」
璃奈「そうなの?」
彼方「そうそう。彼方ちゃんも昔は失敗しちゃったりしたからねー」
璃奈「どうしよう…うまくできなかったら…」
彼方「まあ璃奈ちゃんならそのあたりは大丈夫だと思うけど」
10: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 21:59:36.32 ID:vbxQpT7w
璃奈「彼方さんは…出来損ないのお菓子貰ったらどう思う?」
彼方「彼方ちゃん?」
璃奈「がっかりする?」
彼方「んー…がっかりとかはしないかな」
彼方「そりゃあおいしいにこしたことはないけど、やっぱり大事なのは気持ちだよ」
璃奈「気持ち…」
彼方「彼方ちゃん?」
璃奈「がっかりする?」
彼方「んー…がっかりとかはしないかな」
彼方「そりゃあおいしいにこしたことはないけど、やっぱり大事なのは気持ちだよ」
璃奈「気持ち…」
11: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:01:04.97 ID:vbxQpT7w
彼方「その人が自分のために作ってきてくれたのが分かればそれだけで嬉しいし」
彼方「璃奈ちゃんが相手のことを思って作ればきっと伝わるよ」
璃奈「そう、かな…?」
彼方「うん、絶対大丈夫!」
彼方「そのうえでおいしくなるためのお手伝いはいくらでもするけど、今は必要ないみたいだね」
璃奈「…」
彼方「璃奈ちゃんが相手のことを思って作ればきっと伝わるよ」
璃奈「そう、かな…?」
彼方「うん、絶対大丈夫!」
彼方「そのうえでおいしくなるためのお手伝いはいくらでもするけど、今は必要ないみたいだね」
璃奈「…」
12: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:02:06.60 ID:vbxQpT7w
彼方「じゃ、頑張ってねー」
璃奈「あの…!」
彼方「どうしたの?」
璃奈「彼方さん…これから時間ある?」
彼方「うん、そんなに遅くならなければ大丈夫だけど」
璃奈「あの…!」
彼方「どうしたの?」
璃奈「彼方さん…これから時間ある?」
彼方「うん、そんなに遅くならなければ大丈夫だけど」
13: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:03:24.06 ID:vbxQpT7w
璃奈「やっぱり、作るの見ててほしい」
彼方「いいの?」
璃奈「少しでも、おいしいものをあげたいから」
璃奈「私が間違ったことしてたら教えてほしい」
彼方「うん、わかった。任せたまえ!」
彼方「いいの?」
璃奈「少しでも、おいしいものをあげたいから」
璃奈「私が間違ったことしてたら教えてほしい」
彼方「うん、わかった。任せたまえ!」
14: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:04:06.95 ID:vbxQpT7w
───
璃奈「…できた」
彼方「うん、いい感じに焼けてるね~」
璃奈「彼方さんのおかげ。ありがとう」
彼方「彼方ちゃんはただ見てただけだよー」
彼方「これは全部璃奈ちゃんが作ったんだから」
璃奈「でも居てくれたから安心できた」
璃奈「…できた」
彼方「うん、いい感じに焼けてるね~」
璃奈「彼方さんのおかげ。ありがとう」
彼方「彼方ちゃんはただ見てただけだよー」
彼方「これは全部璃奈ちゃんが作ったんだから」
璃奈「でも居てくれたから安心できた」
15: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:04:56.91 ID:vbxQpT7w
彼方「さ、後はラッピングだね」
璃奈「ラッピング…」
璃奈「忘れてた…」
彼方「ありゃ、何も用意してないの?」
璃奈「うん…」
璃奈「どうしよう…」
璃奈「ラッピング…」
璃奈「忘れてた…」
彼方「ありゃ、何も用意してないの?」
璃奈「うん…」
璃奈「どうしよう…」
17: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:06:06.15 ID:vbxQpT7w
彼方「…じゃあ、はい」
彼方「ちょうど私もラッピング用に買ってきたものがあるから」
璃奈「でも、そうしたら彼方さんのが…」
彼方「たくさん入ってるから大丈夫だよ」
彼方「使って使ってー」
璃奈「ありがとう…」
彼方「ちょうど私もラッピング用に買ってきたものがあるから」
璃奈「でも、そうしたら彼方さんのが…」
彼方「たくさん入ってるから大丈夫だよ」
彼方「使って使ってー」
璃奈「ありがとう…」
18: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:07:07.34 ID:vbxQpT7w
彼方「うんうん、ラッピングも完璧!」
彼方「みんなきっと喜んでくれるだろうね」
彼方「この大きくてハート形のが特別なやつか~」
彼方「璃奈ちゃんからもらえる人は幸せ者だろうねぇ」
璃奈「…」
彼方「みんなきっと喜んでくれるだろうね」
彼方「この大きくてハート形のが特別なやつか~」
彼方「璃奈ちゃんからもらえる人は幸せ者だろうねぇ」
璃奈「…」
19: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:07:37.53 ID:vbxQpT7w
彼方「じゃあ、彼方ちゃんはこれで」
彼方「帰ってみんなにあげる分作らないと」
璃奈「待って」
璃奈「これ…」
彼方「あ、彼方ちゃんの分今くれるの?ありがとー」
彼方「帰ってみんなにあげる分作らないと」
璃奈「待って」
璃奈「これ…」
彼方「あ、彼方ちゃんの分今くれるの?ありがとー」
20: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:08:31.23 ID:vbxQpT7w
彼方「あれ、これって」
彼方「あのハート形のじゃん」
彼方「もう、大事なもの間違えちゃだめだよ?」
璃奈「ううん、あってる」
彼方「え?」
彼方「あのハート形のじゃん」
彼方「もう、大事なもの間違えちゃだめだよ?」
璃奈「ううん、あってる」
彼方「え?」
21: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:09:08.31 ID:vbxQpT7w
璃奈「これは彼方さんにあげるために作った」
彼方「それって…」
璃奈「彼方さんが特別だから」
璃奈「ちょっと早いけど私の気持ち、受け取ってほしい」
彼方「璃奈ちゃん…」
彼方「それって…」
璃奈「彼方さんが特別だから」
璃奈「ちょっと早いけど私の気持ち、受け取ってほしい」
彼方「璃奈ちゃん…」
24: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:09:56.35 ID:vbxQpT7w
璃奈「私は…!」
璃奈「違う…」
璃奈「ボードつけたままじゃだめ」
璃奈「私は…彼方さんが好き」
璃奈「私と付き合ってください!」
璃奈「違う…」
璃奈「ボードつけたままじゃだめ」
璃奈「私は…彼方さんが好き」
璃奈「私と付き合ってください!」
25: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:10:37.04 ID:vbxQpT7w
彼方「ありがとう…」
彼方「璃奈ちゃんに告白されてすっごく嬉しい」
彼方「でも…ごめん」
彼方「ちょっと考えさせてほしいかな」
璃奈「彼方さんには他に好きな人が…?」
彼方「ううん、そうじゃないよ」
彼方「璃奈ちゃんに告白されてすっごく嬉しい」
彼方「でも…ごめん」
彼方「ちょっと考えさせてほしいかな」
璃奈「彼方さんには他に好きな人が…?」
彼方「ううん、そうじゃないよ」
26: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:11:09.76 ID:vbxQpT7w
彼方「私は恋愛とかそういうのはちょっと疎くて…」
彼方「璃奈ちゃんのこともそんな風に考えたことなかったから…」
彼方「だから…お返事は待ってほしい」
彼方「これから璃奈ちゃんのことよく見てくから」
璃奈「彼方さん…」
彼方「璃奈ちゃんのこともそんな風に考えたことなかったから…」
彼方「だから…お返事は待ってほしい」
彼方「これから璃奈ちゃんのことよく見てくから」
璃奈「彼方さん…」
28: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:11:56.86 ID:vbxQpT7w
彼方「これまでも璃奈ちゃんのことは妹みたいに可愛いとは思ってたけどね」
璃奈「それでもいい」
彼方「え?」
璃奈「彼女じゃなければ妹にしてほしい」
彼方「はい?」
璃奈「お願い、彼方お姉ちゃん!」
彼方「えぇ~!」
璃奈「それでもいい」
彼方「え?」
璃奈「彼女じゃなければ妹にしてほしい」
彼方「はい?」
璃奈「お願い、彼方お姉ちゃん!」
彼方「えぇ~!」
29: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:12:28.45 ID:vbxQpT7w
おしまい
32: (もんじゃ) 2023/02/16(木) 22:17:12.70 ID:FmhRkglP
勝手に終わるな
31: (あら) 2023/02/16(木) 22:13:53.98 ID:qhOMLWbe
ここからが本番だろ?
36: (えびふりゃー) 2023/02/17(金) 00:46:51.24 ID:TrXppKV3
ぜひ妹になったりなりーを遥ちゃんに紹介してほしい
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1676552090/