1: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 21:50:25.47 ID:8nmi4Pa4
2: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 21:51:10.42 ID:8nmi4Pa4
~渋谷~
かのん「恋ちゃん、他何か買うものあったっけ?」
恋「あとは生地のお店ですね。スパンコールとボタンも探しましょう」
千砂都「その前にお昼にしようか。もう12時だよ」
かのん「この辺りだと混んでそうだなぁ」
恋「行きたいところがないのでしたら、あのお店なんてどうでしょうか?」
かのん「え、どれ?」
恋「あのお店です。ロングヘアの方とボブヘアの方がいるのが見え……」
千砂都「あれすみれちゃんと可可ちゃんじゃない?」
恋「ええっ!?」
―――――――――――――――――――――
可可「―――! ―――」
すみれ「―――」
―――――――――――――――――――――
かのん「恋ちゃん、他何か買うものあったっけ?」
恋「あとは生地のお店ですね。スパンコールとボタンも探しましょう」
千砂都「その前にお昼にしようか。もう12時だよ」
かのん「この辺りだと混んでそうだなぁ」
恋「行きたいところがないのでしたら、あのお店なんてどうでしょうか?」
かのん「え、どれ?」
恋「あのお店です。ロングヘアの方とボブヘアの方がいるのが見え……」
千砂都「あれすみれちゃんと可可ちゃんじゃない?」
恋「ええっ!?」
―――――――――――――――――――――
可可「―――! ―――」
すみれ「―――」
―――――――――――――――――――――
3: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 21:54:11.43 ID:8nmi4Pa4
かのん「ほんとだ」
恋「気づきませんでした。まさかこんなところにいるとは」
千砂都「二人とも来れなかったのは偶然じゃなかったんだ」
恋「お二人は何故わざわざ今日一緒に出掛けてるのでしょうか?」
かのん「確かに、二人とも用事で買い出し来れないって言ってけど……可可ちゃんとすみれちゃん、あんなに仲良かったっけ?」
千砂都「……付き合ってるんじゃない?」
恋「ええっ!? すす、すみれさんとく、可可さんが……!?」
千砂都「私たちと一緒じゃいけない理由もないと思うけど」
恋「気づきませんでした。まさかこんなところにいるとは」
千砂都「二人とも来れなかったのは偶然じゃなかったんだ」
恋「お二人は何故わざわざ今日一緒に出掛けてるのでしょうか?」
かのん「確かに、二人とも用事で買い出し来れないって言ってけど……可可ちゃんとすみれちゃん、あんなに仲良かったっけ?」
千砂都「……付き合ってるんじゃない?」
恋「ええっ!? すす、すみれさんとく、可可さんが……!?」
千砂都「私たちと一緒じゃいけない理由もないと思うけど」
4: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 21:57:20.53 ID:8nmi4Pa4
恋「そうですよ! 例えばあまり私たちに知られたくない共通のご趣味があるとか」
かのん「あの二人全然趣味合いそうにないよね」
千砂都「隠してる趣味ならわからないけど」
恋「ですからどのみち詮索するようなことは……」ソワソワ
かのん「恋ちゃんが一番興味津々みたいだけど」
恋「はっ!」
―――――――――――――――――――――
すみれ「―――」ニコニコ
可可「―――」キャッキャ
―――――――――――――――――――――
恋「すみれさんのあんな優しい顔見たことないです」
かのん「可可ちゃんすっごく楽しそう」
千砂都「じゃああのお店行ってみよっか」
かのん「……マジ?」
かのん「あの二人全然趣味合いそうにないよね」
千砂都「隠してる趣味ならわからないけど」
恋「ですからどのみち詮索するようなことは……」ソワソワ
かのん「恋ちゃんが一番興味津々みたいだけど」
恋「はっ!」
―――――――――――――――――――――
すみれ「―――」ニコニコ
可可「―――」キャッキャ
―――――――――――――――――――――
恋「すみれさんのあんな優しい顔見たことないです」
かのん「可可ちゃんすっごく楽しそう」
千砂都「じゃああのお店行ってみよっか」
かのん「……マジ?」
6: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:00:39.56 ID:8nmi4Pa4
~カフェ~
恋「結構遠い席になってしまいました」
かのん「近くは怖いよ!」
千砂都「声は全然聞こえないけど、こっちの声も聞こえないよね」
―――――――――――――――――――――
店員「―――」
可可「―――」
すみれ「―――」
―――――――――――――――――――――
恋「全然聞き取れません……」
千砂都「四季ちゃんが居たら集音マイクで聞けたのに」
かのん「持ってくるかな……あ、あっちは料理来たみたい」
千砂都「私たちも注文しよう」
恋「3人なのに5人いるような、不思議な感じです……」
恋「結構遠い席になってしまいました」
かのん「近くは怖いよ!」
千砂都「声は全然聞こえないけど、こっちの声も聞こえないよね」
―――――――――――――――――――――
店員「―――」
可可「―――」
すみれ「―――」
―――――――――――――――――――――
恋「全然聞き取れません……」
千砂都「四季ちゃんが居たら集音マイクで聞けたのに」
かのん「持ってくるかな……あ、あっちは料理来たみたい」
千砂都「私たちも注文しよう」
恋「3人なのに5人いるような、不思議な感じです……」
7: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:04:08.48 ID:8nmi4Pa4
千砂都「あ、見てこれ! 丸いよ! デザートかな?」
恋「今日の千砂都さんは自由ですね……」
かのん「でもワクワクするのはわかるかも。あの二人がねぇ」
千砂都「仲は良いけど喧嘩ばっかりだし、二人でお出かけってイメージはなかったよね」
恋「そうですね、この前なんか……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すみれ「ちょっと! 私のお弁当取らないでよ!」
可可「んー! この玉子焼き美味しいデス」
すみれ「とーぜんでしょ! ……って誤魔化すな!」
可可「こっちは何デスカ?」
すみれ「ただの煮物よ……って盗るな!」
可可「おっと失礼しマシタ。頂きマス!」
すみれ「あげないったらあげないわよ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恋「今日の千砂都さんは自由ですね……」
かのん「でもワクワクするのはわかるかも。あの二人がねぇ」
千砂都「仲は良いけど喧嘩ばっかりだし、二人でお出かけってイメージはなかったよね」
恋「そうですね、この前なんか……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すみれ「ちょっと! 私のお弁当取らないでよ!」
可可「んー! この玉子焼き美味しいデス」
すみれ「とーぜんでしょ! ……って誤魔化すな!」
可可「こっちは何デスカ?」
すみれ「ただの煮物よ……って盗るな!」
可可「おっと失礼しマシタ。頂きマス!」
すみれ「あげないったらあげないわよ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:08:07.27 ID:8nmi4Pa4
かのん「いつもすみれちゃんのお弁当食べようとするんだよね」
千砂都「そういえばすみれちゃんのたこ焼き狙おうとしてたっけ」
恋「学校でのお二人と今目の前のお二人、どちらが本当の姿なのでしょうか」
千砂都「あ、見て見て!」
―――――――――――――――――――――
可可「―――」ソーッ
すみれ「―――! ―――!」パシッ
―――――――――――――――――――――
かのん「あ、いつものだ」
恋「いつものお二人ですね」
千砂都「そういえばすみれちゃんのたこ焼き狙おうとしてたっけ」
恋「学校でのお二人と今目の前のお二人、どちらが本当の姿なのでしょうか」
千砂都「あ、見て見て!」
―――――――――――――――――――――
可可「―――」ソーッ
すみれ「―――! ―――!」パシッ
―――――――――――――――――――――
かのん「あ、いつものだ」
恋「いつものお二人ですね」
10: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:12:16.42 ID:8nmi4Pa4
千砂都「いつも通りだけどなんでこっそり二人きりで出かけてるのかな」
恋「なおさら謎が深まりました」
かのん「メッセ送ってみる? 何してるのって」
恋「それは不自然ではありませんか? 用事があると言われているのに」
かのん「じゃあお昼ここで食べたんだーって写真を」
千砂都「あの二人もここで食べてるのに?」
かのん「あ、バレるじゃん!」
恋「今まで買ったものの報告でいいのでは?」
かのん「それでいいかなぁ」
千砂都「あ! じゃあこんなのはどう?」
恋「なおさら謎が深まりました」
かのん「メッセ送ってみる? 何してるのって」
恋「それは不自然ではありませんか? 用事があると言われているのに」
かのん「じゃあお昼ここで食べたんだーって写真を」
千砂都「あの二人もここで食べてるのに?」
かのん「あ、バレるじゃん!」
恋「今まで買ったものの報告でいいのでは?」
かのん「それでいいかなぁ」
千砂都「あ! じゃあこんなのはどう?」
12: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:15:24.32 ID:8nmi4Pa4
千砂都「二人に同時にメッセ送るでしょ」
かのん「うん」
恋「なるほど。わざわざ二人に送ることで一緒にいるの知らないことをアピールするのですね」
千砂都「どっち買えばいいか迷ってるって。で、二人は同じ方を選ぶ」
恋「何故ですか?」
千砂都「二人は今一緒にいるでしょ? だからわざわざ違う方がいいって言って私を困らせないようにするんだよ」
かのん「確かにそうするかも」
千砂都「そこから何か揺さぶれないかな?」
恋「やってみるだけ損はなさそうですね」
千砂都「よし、送ったよ!」
かのん「うん」
恋「なるほど。わざわざ二人に送ることで一緒にいるの知らないことをアピールするのですね」
千砂都「どっち買えばいいか迷ってるって。で、二人は同じ方を選ぶ」
恋「何故ですか?」
千砂都「二人は今一緒にいるでしょ? だからわざわざ違う方がいいって言って私を困らせないようにするんだよ」
かのん「確かにそうするかも」
千砂都「そこから何か揺さぶれないかな?」
恋「やってみるだけ損はなさそうですね」
千砂都「よし、送ったよ!」
13: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:18:36.78 ID:8nmi4Pa4
―――――――――――――――――――――
可可「! ―――」
すみれ「―――」
―――――――――――――――――――――
かのん「気づいたっぽいね」
恋「おそらく二人で送った写真を見てますね」
千砂都「あ、すみれちゃんスマホ置いちゃった」
ちぃフォン【新着メッセージ:唐可可】
かのん「ねえこれって」
可可「! ―――」
すみれ「―――」
―――――――――――――――――――――
かのん「気づいたっぽいね」
恋「おそらく二人で送った写真を見てますね」
千砂都「あ、すみれちゃんスマホ置いちゃった」
ちぃフォン【新着メッセージ:唐可可】
かのん「ねえこれって」
14: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:21:21.66 ID:8nmi4Pa4
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唐可可
【 写 真 】>
【 写 真 】>
可可ちゃん的にはどっちがいいと
思う? >
迷ってるんだよね>
<1枚目の方がいいです
<2枚目は多分小さすぎます
<ステージ上からでも見えるくらい
大きいのでお願いします
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唐可可
【 写 真 】>
【 写 真 】>
可可ちゃん的にはどっちがいいと
思う? >
迷ってるんだよね>
<1枚目の方がいいです
<2枚目は多分小さすぎます
<ステージ上からでも見えるくらい
大きいのでお願いします
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
15: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:24:05.98 ID:8nmi4Pa4
千砂都「あー代表して可可ちゃんだけ送ってきたかぁ」
かのん「意味なかったかもね」
恋「……いえ待ってください。これはチャンスです!」
千砂都「どういうこと?」
恋「私たちは二人が一緒にいるとは知らないことになっています。ですのですみれさんに返事の催促をしましょう」
かのん「そっか! これじゃ二人一緒にいるって言ってるようなものだよ」
千砂都「すみれちゃん、覚悟!」
かのん「意味なかったかもね」
恋「……いえ待ってください。これはチャンスです!」
千砂都「どういうこと?」
恋「私たちは二人が一緒にいるとは知らないことになっています。ですのですみれさんに返事の催促をしましょう」
かのん「そっか! これじゃ二人一緒にいるって言ってるようなものだよ」
千砂都「すみれちゃん、覚悟!」
17: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:27:08.07 ID:8nmi4Pa4
千砂都「送ったよ!」
かのん「気づくかな」
恋「あ、すみれさんスマホを取りました!」
―――――――――――――――――――――
可可「―――」カシャ
すみれ「!―――」
―――――――――――――――――――――
かのん「写真撮ったね」
千砂都「いつものやつだね」
恋「そういえば可可さん、急にすみれさんの写真を撮ることがありますね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すみれ「ふぁ~……ねむ」
カシャ
すみれ「! ちょっと可可! 写真撮った!?」
可可「すみれがマヌケ面してたからデス」
すみれ「消しなさい!」
カシャ
すみれ「ちょっと!」
可可「このままアップしてもいいんデスヨ?」
すみれ「ぜっったいにやめて!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
かのん「気づくかな」
恋「あ、すみれさんスマホを取りました!」
―――――――――――――――――――――
可可「―――」カシャ
すみれ「!―――」
―――――――――――――――――――――
かのん「写真撮ったね」
千砂都「いつものやつだね」
恋「そういえば可可さん、急にすみれさんの写真を撮ることがありますね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すみれ「ふぁ~……ねむ」
カシャ
すみれ「! ちょっと可可! 写真撮った!?」
可可「すみれがマヌケ面してたからデス」
すみれ「消しなさい!」
カシャ
すみれ「ちょっと!」
可可「このままアップしてもいいんデスヨ?」
すみれ「ぜっったいにやめて!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
18: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:30:15.06 ID:8nmi4Pa4
千砂都「なぜか写真撮るよね」
恋「でも今日はすみれさんあまり怒ってないですね」
かのん「すみれちゃん的に変な顔じゃなかったからじゃ……あれ、二人いなくない?」
恋「あ、店を出ようとしています!」
千砂都「ええ!?」
かのん「私たちも出ないと!」
千砂都「まとめて払うから先行ってて!」
かのん「わかった!」
恋「あの、すみません!」
千砂都「何!?」
恋「私……お金が」
かのん「お金ないのになんでここ来たいなんて言ったの!?」
千砂都「もう私のおごりでいいから!」
恋「そうではなくて! 1万円札しかないので私に払わせてください」
千砂都「えぇ……じゃあお願いね」
かのん「先行ってるから!」
恋「でも今日はすみれさんあまり怒ってないですね」
かのん「すみれちゃん的に変な顔じゃなかったからじゃ……あれ、二人いなくない?」
恋「あ、店を出ようとしています!」
千砂都「ええ!?」
かのん「私たちも出ないと!」
千砂都「まとめて払うから先行ってて!」
かのん「わかった!」
恋「あの、すみません!」
千砂都「何!?」
恋「私……お金が」
かのん「お金ないのになんでここ来たいなんて言ったの!?」
千砂都「もう私のおごりでいいから!」
恋「そうではなくて! 1万円札しかないので私に払わせてください」
千砂都「えぇ……じゃあお願いね」
かのん「先行ってるから!」
19: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:33:20.51 ID:8nmi4Pa4
~店の外~
かのん「……」
千砂都「あれ、何してるのかな?」
恋「かのんs……」
かのん「しーっ! 聞こえちゃうって!」
―――――――――――――――――――――
可可「―――」キョロキョロ
すみれ「―――?」
―――――――――――――――――――――
千砂都「まだ遠くには行ってなかったんだね」
恋「次の目的地がどこにあるかわからないのでしょうか?」
かのん「多分そうだと思う。さっきこっちに一旦戻ろうとしてびっくりしたよ」
かのん「……」
千砂都「あれ、何してるのかな?」
恋「かのんs……」
かのん「しーっ! 聞こえちゃうって!」
―――――――――――――――――――――
可可「―――」キョロキョロ
すみれ「―――?」
―――――――――――――――――――――
千砂都「まだ遠くには行ってなかったんだね」
恋「次の目的地がどこにあるかわからないのでしょうか?」
かのん「多分そうだと思う。さっきこっちに一旦戻ろうとしてびっくりしたよ」
20: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:36:24.41 ID:8nmi4Pa4
―――――――――――――――――――――
可可「―――♪」テクテク
すみれ「―――♪」テクテク
―――――――――――――――――――――
かのん「二人ともあんなに楽しそうにして……」
???「どうしたのよ?」
かのん「静かに! 可可ちゃんとすみれちゃんに気付かれちゃうよ!」
すみれ「私と可可がどうかしたの?」
かのん「え? えぇ!?」
千砂都「え、すみれちゃん!? 何でここにいるの!?」
すみれ「なんでって今から行くって言ったでしょ! 見てないの?」
千砂都「あっ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
平安名すみれ
どっちがいいかな?>
お願い助けて!>
すみれちゃーん>
おーい>
<悪かったわね
<下のでいいんじゃない?
<今からいけそうだから場所
教えて
<返事しなさいよ
<【不在着信】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
可可「―――♪」テクテク
すみれ「―――♪」テクテク
―――――――――――――――――――――
かのん「二人ともあんなに楽しそうにして……」
???「どうしたのよ?」
かのん「静かに! 可可ちゃんとすみれちゃんに気付かれちゃうよ!」
すみれ「私と可可がどうかしたの?」
かのん「え? えぇ!?」
千砂都「え、すみれちゃん!? 何でここにいるの!?」
すみれ「なんでって今から行くって言ったでしょ! 見てないの?」
千砂都「あっ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
平安名すみれ
どっちがいいかな?>
お願い助けて!>
すみれちゃーん>
おーい>
<悪かったわね
<下のでいいんじゃない?
<今からいけそうだから場所
教えて
<返事しなさいよ
<【不在着信】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
22: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:39:44.50 ID:8nmi4Pa4
千砂都「ごめんごめん。スマホカバンに入れてて」
すみれ「用事が早く終わったから来たの」
恋「そういうことではなく……じゃああのお二人は一体」
―――――――――――――――――――――
可可「―――♪」テクテク
すみれ?「―――♪」テクテク
―――――――――――――――――――――
すみれ「何ったら何よ。……可可じゃない。なんでコソコソしてるのよ」
千砂都「私たちは可可ちゃんと一緒にいるあの人がすみれちゃんだと思ってたんだけど」
すみれ「はあ? まあ後姿は似てるかもしれないけど、ショウビジネスの世界で生きてきたオーラが……」
恋「後ろからだけでなく顔も見てすみれさんだと思ってたのですが」
すみれ「ふーん。あんたたちからしたら、私と可可が用事で買い出しサボって出かけてたって思ったわけね」
千砂都「もしかして付き合ってるのかなーって」
すみれ「付きあっ!? まあこの状況ならそう思うわね」
すみれ「用事が早く終わったから来たの」
恋「そういうことではなく……じゃああのお二人は一体」
―――――――――――――――――――――
可可「―――♪」テクテク
すみれ?「―――♪」テクテク
―――――――――――――――――――――
すみれ「何ったら何よ。……可可じゃない。なんでコソコソしてるのよ」
千砂都「私たちは可可ちゃんと一緒にいるあの人がすみれちゃんだと思ってたんだけど」
すみれ「はあ? まあ後姿は似てるかもしれないけど、ショウビジネスの世界で生きてきたオーラが……」
恋「後ろからだけでなく顔も見てすみれさんだと思ってたのですが」
すみれ「ふーん。あんたたちからしたら、私と可可が用事で買い出しサボって出かけてたって思ったわけね」
千砂都「もしかして付き合ってるのかなーって」
すみれ「付きあっ!? まあこの状況ならそう思うわね」
23: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:42:47.35 ID:8nmi4Pa4
恋「ではお二人はお付き合いされていないんですね……」
すみれ「何ガッカリしてるのよ。それよりあんたたち、この私を見間違えるなんてLiellaのメンバーとしての自覚が足りないんじゃないの?」
千砂都「ごめんごめん。でも本当にすみれちゃんにしか見えなくて」
かのん「ねえ……ドッペルゲンガーってやつじゃない!?」
すみれ「はぁ? まあいいわ。気になるし話しかけちゃいましょ」
かのん「た゛め゛た゛よ゛!!!!」
すみれ「何ビビってんのよ。それにあんたのドッペルゲンガーじゃないならいいじゃない」
かのん「こ゛わ゛い゛の゛!!!!」
すみれ「知らないわよ。それに私は神社生まれだからそんなの破ァ! ったら破ァ! よ」
かのん「い゛み゛わ゛か゛ん゛な゛い゛!!!!」
恋「大丈夫でしょうか?」
千砂都「多分人間だと思うけど」
すみれ「何ガッカリしてるのよ。それよりあんたたち、この私を見間違えるなんてLiellaのメンバーとしての自覚が足りないんじゃないの?」
千砂都「ごめんごめん。でも本当にすみれちゃんにしか見えなくて」
かのん「ねえ……ドッペルゲンガーってやつじゃない!?」
すみれ「はぁ? まあいいわ。気になるし話しかけちゃいましょ」
かのん「た゛め゛た゛よ゛!!!!」
すみれ「何ビビってんのよ。それにあんたのドッペルゲンガーじゃないならいいじゃない」
かのん「こ゛わ゛い゛の゛!!!!」
すみれ「知らないわよ。それに私は神社生まれだからそんなの破ァ! ったら破ァ! よ」
かのん「い゛み゛わ゛か゛ん゛な゛い゛!!!!」
恋「大丈夫でしょうか?」
千砂都「多分人間だと思うけど」
25: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:46:01.11 ID:8nmi4Pa4
すみれ「可可」
可可「……!? すみれ!? 何故ここに!?」
千砂都「私たちもいるよ」
すみれ?「?」
すみれ「ふーん、まあ確かにこの私に似てなくもないわね。一体どこの誰よ?」
可可「す、すみれに似てるデスカ? 言われてみればそんな気もしないでもないような……」
恋「そっくりです」
千砂都「あれでも別の誰かにも似てるような……」
すみれ?「可可、他们是你的朋友吗?」
可可「あー……嗯。他们是Liella的成员」
すみれ「中国語!?」
恋「ということはまさか……」
可可「姐姐……可可の姉デス」
チレカス「「「「ええええ!!!!????」」」」」
可可「……!? すみれ!? 何故ここに!?」
千砂都「私たちもいるよ」
すみれ?「?」
すみれ「ふーん、まあ確かにこの私に似てなくもないわね。一体どこの誰よ?」
可可「す、すみれに似てるデスカ? 言われてみればそんな気もしないでもないような……」
恋「そっくりです」
千砂都「あれでも別の誰かにも似てるような……」
すみれ?「可可、他们是你的朋友吗?」
可可「あー……嗯。他们是Liella的成员」
すみれ「中国語!?」
恋「ということはまさか……」
可可「姐姐……可可の姉デス」
チレカス「「「「ええええ!!!!????」」」」」
26: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:49:04.20 ID:8nmi4Pa4
姐姐「こんにちは。可可の姉です」
かのん「日本語!?」
姐姐「私も日本で勉強してたから。それにお母さんが日本人だしね」
恋「初めましてお姉さん」
姐姐「あなたが恋ちゃんね、あなたが千砂都ちゃんかしら?」
千砂都「は、初めまして」
かのん「初めまして。澁谷かのんです」
姐姐「あなたがかのんちゃんね! じゃあすみれちゃんは……!?」
すみれ「どうも……?」
姐姐「就像我!!」
可可「……私とそっくりだ、と言ってマス」
すみれ「まあ似てるわね。改めて見ると」
恋「話していると印象が違うのが不思議ですが」
千砂都「あ、でも可可ちゃんの面影もあるよ」
かのん「逆じゃない?」
可可「そんなに似てマスカ?」
かのん「そっくりだよ! なんで今まで黙ってたの?」
可可「クゥクゥはそうは思いませんデシタ」
千砂都「いや似てるって!」
可可「そんな似てマセン」
かのん「日本語!?」
姐姐「私も日本で勉強してたから。それにお母さんが日本人だしね」
恋「初めましてお姉さん」
姐姐「あなたが恋ちゃんね、あなたが千砂都ちゃんかしら?」
千砂都「は、初めまして」
かのん「初めまして。澁谷かのんです」
姐姐「あなたがかのんちゃんね! じゃあすみれちゃんは……!?」
すみれ「どうも……?」
姐姐「就像我!!」
可可「……私とそっくりだ、と言ってマス」
すみれ「まあ似てるわね。改めて見ると」
恋「話していると印象が違うのが不思議ですが」
千砂都「あ、でも可可ちゃんの面影もあるよ」
かのん「逆じゃない?」
可可「そんなに似てマスカ?」
かのん「そっくりだよ! なんで今まで黙ってたの?」
可可「クゥクゥはそうは思いませんデシタ」
千砂都「いや似てるって!」
可可「そんな似てマセン」
27: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:52:16.42 ID:8nmi4Pa4
恋「それにしても可可さんがあんなにすみれさんに甘える光景には驚きました」
可可「なっ……!? ってそれはすみれじゃないデス!」
すみれ「何? あんたお姉ちゃんにベッタリなの?」
可可「それの何が悪いデスカ!? 姐姐はグソクムシと違って優しくて大人なのデス!」
すみれ「グソクムシ言うな!」
姐姐「グソクムシ?」
かのん「えっと、可可ちゃん喧嘩になるとすみれちゃんの事グソクムシって呼ぶことがあって……」
姐姐「ふふっ……あはははは!」
すみれ「ちょ、お姉さんまで!」
姐姐「ごめんなさい。あだ名がおかしくて笑ったわけじゃないの。可可」
可可「はい?」
姐姐「すみれちゃんの事大好きなのね」
可可「!?!?!?!?!?」
すみれ「は?」
恋「ま、まさかグソクムシは中国では最愛の人への呼び名なのでは!?」
千砂都「違うと思うよ……?」
姐姐「でも安心した。日本には私がいなくてもすみれちゃんがいるのね」
可可「何言ってるんデスカ! グ……すみれの事は、その、嫌いじゃないデスガ!」
恋「可可さんはお姉さんにも敬語なのですね」
かのん「可可ちゃんにとっては外国語だから、私たちの感覚とは違うんじゃないかな」
可可「なっ……!? ってそれはすみれじゃないデス!」
すみれ「何? あんたお姉ちゃんにベッタリなの?」
可可「それの何が悪いデスカ!? 姐姐はグソクムシと違って優しくて大人なのデス!」
すみれ「グソクムシ言うな!」
姐姐「グソクムシ?」
かのん「えっと、可可ちゃん喧嘩になるとすみれちゃんの事グソクムシって呼ぶことがあって……」
姐姐「ふふっ……あはははは!」
すみれ「ちょ、お姉さんまで!」
姐姐「ごめんなさい。あだ名がおかしくて笑ったわけじゃないの。可可」
可可「はい?」
姐姐「すみれちゃんの事大好きなのね」
可可「!?!?!?!?!?」
すみれ「は?」
恋「ま、まさかグソクムシは中国では最愛の人への呼び名なのでは!?」
千砂都「違うと思うよ……?」
姐姐「でも安心した。日本には私がいなくてもすみれちゃんがいるのね」
可可「何言ってるんデスカ! グ……すみれの事は、その、嫌いじゃないデスガ!」
恋「可可さんはお姉さんにも敬語なのですね」
かのん「可可ちゃんにとっては外国語だから、私たちの感覚とは違うんじゃないかな」
28: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:55:25.27 ID:8nmi4Pa4
姐姐「可可ったら私に甘えてばっかりだったからずっと心配だったの。だから早く帰ってこない? って言ってたんだけど」
すみれ「そうだったの?」
可可「私もそういう意味だとは知りませんでした」
姐姐「可可はすみれちゃんの写真よく撮るでしょ」
可可「え?」
恋「はい、先ほども写真を撮っていましたね」
すみれ「さっきってなによ」
千砂都「それすみれちゃんじゃなくてお姉さんだよ」
姐姐「この子は好きな人に変なあだ名付けたり急に写真を撮ったりするの」
可可「!?!?!?!?」←自覚がなかった
姐姐「それにいつも私が食べてるもの盗ろうとしたり」
かのん「よくやってるね」
すみれ「あー」
可可「」
恋「く、可可さん?」
すみれ「そうだったの?」
可可「私もそういう意味だとは知りませんでした」
姐姐「可可はすみれちゃんの写真よく撮るでしょ」
可可「え?」
恋「はい、先ほども写真を撮っていましたね」
すみれ「さっきってなによ」
千砂都「それすみれちゃんじゃなくてお姉さんだよ」
姐姐「この子は好きな人に変なあだ名付けたり急に写真を撮ったりするの」
可可「!?!?!?!?」←自覚がなかった
姐姐「それにいつも私が食べてるもの盗ろうとしたり」
かのん「よくやってるね」
すみれ「あー」
可可「」
恋「く、可可さん?」
30: (もんじゃ) 2023/06/11(日) 22:58:53.06 ID:8nmi4Pa4
千砂都「可可ちゃん、すみれちゃんのことお姉さんだと思ってたんだね」
可可「ア―――」
かのん「可可ちゃんは受け入れられてないみたいだけどね」
すみれ「へぇ、可可は私に甘えて……ふふっ」
可可「ククハ スミレニ アマエテタ……?」
恋「大丈夫でしょうか……?」
可可「あの、お願いです」
すみれ「何よ、お姉ちゃんに何でも言いなさい」
可可「ケッ」
すみれ「コイツ……!」
かのん「まあまあ」
可可「このことは秘密でお願いしマス! 姐姐のことみんなにバレたらすみれと一緒に居るだけでなんて言われるか」
すみれ「しょうがないわね~! 今回だけはアンタのワガママ聞いてあげるわ」
可可「あ、ありがとうございマス!」
姐姐「すみれちゃん、可可をお願いね」
すみれ「ま、まあ姉代わりになるかはともかく面倒は見ます」
翌日、なぜか学校中で可可姉とすみれがそっくりだという噂が広まったらしい
おわり
可可「ア―――」
かのん「可可ちゃんは受け入れられてないみたいだけどね」
すみれ「へぇ、可可は私に甘えて……ふふっ」
可可「ククハ スミレニ アマエテタ……?」
恋「大丈夫でしょうか……?」
可可「あの、お願いです」
すみれ「何よ、お姉ちゃんに何でも言いなさい」
可可「ケッ」
すみれ「コイツ……!」
かのん「まあまあ」
可可「このことは秘密でお願いしマス! 姐姐のことみんなにバレたらすみれと一緒に居るだけでなんて言われるか」
すみれ「しょうがないわね~! 今回だけはアンタのワガママ聞いてあげるわ」
可可「あ、ありがとうございマス!」
姐姐「すみれちゃん、可可をお願いね」
すみれ「ま、まあ姉代わりになるかはともかく面倒は見ます」
翌日、なぜか学校中で可可姉とすみれがそっくりだという噂が広まったらしい
おわり
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1686487825/