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1: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 22:57:36.00
ある日の学食
花帆「あっ、さやかちゃん!今日は学食のごはんなんだ、珍しいね」
さやか「ええ、今日はお昼に綴理先輩が用事があるとの事ですのでたまには学食にしてみようかと思いまして」
花帆「へぇ~。それで何を注文したの?」
さやか「はい、コロッケそばです」
花帆「コロッケそばァ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
さやか「えぇ!?」
花帆「あっ、さやかちゃん!今日は学食のごはんなんだ、珍しいね」
さやか「ええ、今日はお昼に綴理先輩が用事があるとの事ですのでたまには学食にしてみようかと思いまして」
花帆「へぇ~。それで何を注文したの?」
さやか「はい、コロッケそばです」
花帆「コロッケそばァ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
さやか「えぇ!?」
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2: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 22:58:55.00
さやか「ちょっと花帆さん、声が大きいです!大きいですって!」
花帆「あっ、ごめんごめん。あれ、あたしの聞き間違いかな・・・?」
花帆「さやかちゃん、コロッケそばって言った・・・?」
さやか「は、はい・・・言いましたが・・・?」
さやか「何かおかしいでしょうか?」
花帆「そのコロッケはあたしの知っているコロッケですか?」
さやか「急に口調が・・・恐らくは花帆さんの知っているコロッケだと思いますが・・・」
花帆「あっ、ごめんごめん。あれ、あたしの聞き間違いかな・・・?」
花帆「さやかちゃん、コロッケそばって言った・・・?」
さやか「は、はい・・・言いましたが・・・?」
さやか「何かおかしいでしょうか?」
花帆「そのコロッケはあたしの知っているコロッケですか?」
さやか「急に口調が・・・恐らくは花帆さんの知っているコロッケだと思いますが・・・」
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3: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 23:00:53.00
花帆「コロッケだよね!?あのコロッケだよね!?」
花帆「あの中がほくほくで、外側は衣でサクッと!じゃがいもの甘味と若干のひき肉の香り!」
花帆「ソースをさっとかけて、ちょっぴりからしなんかつけてみちゃったりして!」
花帆「商店街の揚げたてのほっかほかのハフハフ言いながら食べ歩きをするのが楽しいコロッケ!」
花帆「それがおそば上に!?なぜ!?!?」
さやか「えぇ・・・」
花帆「あの中がほくほくで、外側は衣でサクッと!じゃがいもの甘味と若干のひき肉の香り!」
花帆「ソースをさっとかけて、ちょっぴりからしなんかつけてみちゃったりして!」
花帆「商店街の揚げたてのほっかほかのハフハフ言いながら食べ歩きをするのが楽しいコロッケ!」
花帆「それがおそば上に!?なぜ!?!?」
さやか「えぇ・・・」
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4: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 23:03:04.00
さやか「でもおいしいですよ?コロッケそば」
さやか「わたしも最近まで知らなかったのですが、先日フィギュアの大会で東京へ行ったときにお姉ちゃんに教えてもらったんです。」
さやか「わたしも最初はかき揚げか油揚げのどちらかをトッピングにしようかと思ったんですが、お姉ちゃんがおいしいから試してみてって」
さやか「確かに頭の中で違和感はありましたが、実際に食べてみたらおいしかったんです。」
さやか「お盆を持って椅子に座るくらいで衣におつゆが少し染みはじめていて・・・」
さやか「半分にお箸で切って食べてみたらかりっとした衣と昆布と醤油の効いたお出汁がしみたじゃがいもの甘味のバランスがおいしくて・・・」
花帆「うぐっ・・・ちょっとおいしそうかも・・・」
さやか「わたしも最近まで知らなかったのですが、先日フィギュアの大会で東京へ行ったときにお姉ちゃんに教えてもらったんです。」
さやか「わたしも最初はかき揚げか油揚げのどちらかをトッピングにしようかと思ったんですが、お姉ちゃんがおいしいから試してみてって」
さやか「確かに頭の中で違和感はありましたが、実際に食べてみたらおいしかったんです。」
さやか「お盆を持って椅子に座るくらいで衣におつゆが少し染みはじめていて・・・」
さやか「半分にお箸で切って食べてみたらかりっとした衣と昆布と醤油の効いたお出汁がしみたじゃがいもの甘味のバランスがおいしくて・・・」
花帆「うぐっ・・・ちょっとおいしそうかも・・・」
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5: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 23:05:23.00
花帆「で、でもでも!おそばを食べてたらどんどんおつゆを吸ってぐちゃぐちゃになっちゃうんじゃない!?」
さやか「たしかにおそばを食べていたらどんどんスープが染みてぐずぐずになっていきました」
さやか「そうするとコロッケの油がスープに出てきてこれがまた絶妙なんです!」
さやか「あ、ちょうどいい具合にコロッケにおつゆが染みてきたので頂きますね」イタダキマース
~半分ほど食べ終えたところで~
さやか「さて、油が少し浮いてきたおそばですが、ここに一つ加えたいものが・・・」ドッコイショ
花帆「えぇ!?まだ何か入れちゃうの!?」
さやか「たしかにおそばを食べていたらどんどんスープが染みてぐずぐずになっていきました」
さやか「そうするとコロッケの油がスープに出てきてこれがまた絶妙なんです!」
さやか「あ、ちょうどいい具合にコロッケにおつゆが染みてきたので頂きますね」イタダキマース
~半分ほど食べ終えたところで~
さやか「さて、油が少し浮いてきたおそばですが、ここに一つ加えたいものが・・・」ドッコイショ
花帆「えぇ!?まだ何か入れちゃうの!?」
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6: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 23:09:24.00
さやか「はい、ラー油です」
花帆「ラー油!?!?!?!?!?」
さやか「ええ、七味でもいいですが七味のピリッとした辛さよりラー油のじわりと来る辛さの方が相性がよくって。」
さやか「お醤油のキレに対してコロッケの油とじゃがいもの甘み。そのちょうど中間のにラー油の辛さが絶妙にマッチするんです」
さやか「少しジャンキーな味わいにはなりますが・・・これは病みつきになってしまいました」ズルズル
花帆「そんな・・・」
花帆「でもコロッケはやっぱりお惣菜とかコロッケパンとかそういうイメージだもん!おそばでぐずぐずになると思ってコロッケだって生まれてきてないよ!きっと!」
さやか「コロッケにどれだけ思い入れがあるんですか!?」
花帆「ラー油!?!?!?!?!?」
さやか「ええ、七味でもいいですが七味のピリッとした辛さよりラー油のじわりと来る辛さの方が相性がよくって。」
さやか「お醤油のキレに対してコロッケの油とじゃがいもの甘み。そのちょうど中間のにラー油の辛さが絶妙にマッチするんです」
さやか「少しジャンキーな味わいにはなりますが・・・これは病みつきになってしまいました」ズルズル
花帆「そんな・・・」
花帆「でもコロッケはやっぱりお惣菜とかコロッケパンとかそういうイメージだもん!おそばでぐずぐずになると思ってコロッケだって生まれてきてないよ!きっと!」
さやか「コロッケにどれだけ思い入れがあるんですか!?」
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7: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 23:11:56.00
花帆「さやかちゃんだって揚げたてのコロッケの気持ちを考えたらきっとあたしと同じ思いになるよ・・・!」
花帆(コロッケA)「わあ、かりっと揚がったね!」
花帆(コロッケB)「揚がったねぇ~」
花帆(コロッケC)「ぼくたちついに食べられるんだね!」
花帆(コロッケD)「楽しみだねぃ」
花帆(A)「ねえねえ!みんなはどうやって食べてもらいたい?」
花帆(B)「そうだな~やっぱりソースをたっぷりかけて、キャベツと一緒にパンに挟んで、かな」
花帆(A)「いいね!君は?」
花帆(C)「うーん、僕は定食の一員として唐揚げとかエビフライと一緒に食べてもらいたいな!」
花帆(A)「人気者セットだ!君は君は?」
花帆(D)「ちょっと肌寒くなって来た日に。帰り道でなんとなく小腹が空いた時に目に入ってさ、ほくほくのまま、何もつけないではふはふ言いながら食べてほしいなあ」
花帆(A)「あっ・・・なんかいいかも・・・」
花帆(B)「あっ、菜箸だ!君の番だよ!」
花帆(A)「ほんとだ!じゃあお先に!」
花帆(C)「いってらっしゃ~い!」
花帆(D)「おいしく食べてもらうんだよ~」
花帆(コロッケA)「わあ、かりっと揚がったね!」
花帆(コロッケB)「揚がったねぇ~」
花帆(コロッケC)「ぼくたちついに食べられるんだね!」
花帆(コロッケD)「楽しみだねぃ」
花帆(A)「ねえねえ!みんなはどうやって食べてもらいたい?」
花帆(B)「そうだな~やっぱりソースをたっぷりかけて、キャベツと一緒にパンに挟んで、かな」
花帆(A)「いいね!君は?」
花帆(C)「うーん、僕は定食の一員として唐揚げとかエビフライと一緒に食べてもらいたいな!」
花帆(A)「人気者セットだ!君は君は?」
花帆(D)「ちょっと肌寒くなって来た日に。帰り道でなんとなく小腹が空いた時に目に入ってさ、ほくほくのまま、何もつけないではふはふ言いながら食べてほしいなあ」
花帆(A)「あっ・・・なんかいいかも・・・」
花帆(B)「あっ、菜箸だ!君の番だよ!」
花帆(A)「ほんとだ!じゃあお先に!」
花帆(C)「いってらっしゃ~い!」
花帆(D)「おいしく食べてもらうんだよ~」
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8: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 23:12:36.00
花帆(A)「さーてパンかな~ごはんかな~そのままかな?」
花帆(A)「ふんふ~ふh蕎麦ァ!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?」
花帆(A)「あぁぁぁぁせっかくカリっと揚がったのに・・・おつゆが染みていく・・・衣が・・・はがれていく・・・ああ・・・ああ・・・」
花帆「きっとこんな感じだよ!」
さやか「はぁ・・・いったい何が花帆さんをここまで駆り立てるんでしょうか・・・」
さやか「まあ、とりあえず一口食べてみてから判断してはどうですか?少しわけて差し上げますから」
花帆「んぐう・・・それはたしかにそう・・・」
花帆「じゃあ一口・・・いただきます」ズズズ
花帆「あっ、おいしい」
おしまい
花帆(A)「ふんふ~ふh蕎麦ァ!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?」
花帆(A)「あぁぁぁぁせっかくカリっと揚がったのに・・・おつゆが染みていく・・・衣が・・・はがれていく・・・ああ・・・ああ・・・」
花帆「きっとこんな感じだよ!」
さやか「はぁ・・・いったい何が花帆さんをここまで駆り立てるんでしょうか・・・」
さやか「まあ、とりあえず一口食べてみてから判断してはどうですか?少しわけて差し上げますから」
花帆「んぐう・・・それはたしかにそう・・・」
花帆「じゃあ一口・・・いただきます」ズズズ
花帆「あっ、おいしい」
おしまい
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10: ◆8Oz3M9OO★ 2024/08/15(木) 23:34:21.00
台風なのにコロッケを買い忘れてしまった
コロッケそばは好きじゃないけどラー油はマジで合うから試してくれ
元ネタは柳家喬太郎の「時そば」の枕
コロッケそばは好きじゃないけどラー油はマジで合うから試してくれ
元ネタは柳家喬太郎の「時そば」の枕
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13: ◆R6pqgjTX★ 2024/08/16(金) 00:24:26.00
うまそう
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14: ◆qMvpu2I6★ 2024/08/16(金) 00:27:51.00
長野県民だから蕎麦に煩い花帆ちゃん概念
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15: ◆4uSZ8upS★ 2024/08/16(金) 00:59:42.00
腹減ってきた
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16: ◆2XwsUOGn★ 2024/08/16(金) 04:17:31.00
讃岐うどん店とかはコロッケだけでなく普通に他の惣菜も乗せたり付けたりで食べられてるよな、天かすも乗せる用に置いてるし
オレはあんまやらんけど
オレはあんまやらんけど
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17: ◆1t8ugtVJ★ 2024/08/16(金) 04:22:58.00
腹減ってきた…
引用元: undefined