愛「おいっすー」歩夢「あ、愛ちゃん」ﾋﾟｺﾋﾟｺ【ラブライブ！SS】

愛「あれ、歩夢だけ？」

歩夢「うん」ﾋﾟｺﾋﾟｺ　

愛「ふーん……」

愛「………」

愛「なにやってんの？」

歩夢「ゲーム」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「いや見ればわかるけどさ……」

愛「………」

愛「あれ、話しかけない方がよかった？」

歩夢「んーん、別にいいよ」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「ボタン押してるだけだし」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「そっかー…」

愛「………」

愛「忙しそうだね」

歩夢「ちょっとねー…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「イベントが色々重なっちゃって」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「そっかー…」

愛「………」

愛「歩夢ってさあ…」

愛「意外とゲーム好きだよね」

歩夢「うん」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「じゃあさー…せっつーとかと話合うんじゃない？」

歩夢「うーん……」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「せつ菜ちゃんのやるゲームとは若干違うんだよねー…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「せつ菜ちゃんって、有名どころしかやんないじゃん？」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「いや、わかんないけど…」

歩夢「私はさ」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「なんていうか…人気が無くて今にも終わりそうなゲームが好きなんだよね」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「えー…」

愛「よくわかんない…」

愛「いや、あー」

愛「りなりーならわかってくれるかも」

歩夢「あ、そうなんだよねー…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「この前りなちゃんもおんなじゲームやってて」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「やってる人…まさか身近にいると思わなかったから…びっくりした」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「そっかー…」

愛「………」

愛「歩夢ってさあ…」

愛「りなりーと仲良いよね」

歩夢「あー、そうなんだよねー」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「いつだっけ、一緒に焼き菓子同好会行ってたときなかった？」

歩夢「そうそう…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「その時に初めてりなちゃんとしっかり話したんだけど」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「意外と話合うなー、って」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「ゲームとか？」

歩夢「ゲームとか」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「あとさ」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「……りなちゃん、可愛いよね」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「………おお」

歩夢「？」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「なに？」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「いや、なんというか」

愛「歩夢の口からそんなセリフが出てくるようになったことにびっくりしてる」

歩夢「んー…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「ほらさ…歩夢って前までさ」

愛「ゆうゆ一筋！みたいな感じだったじゃん」

歩夢「えー、そうかなー…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「うん…」

愛「……」

愛「正直さ、側から見てたらバレバレだったよ」

歩夢「……」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「ゆうゆが他の子と話してるとき、歩夢すごい目してたからね」

愛「顔は笑ってても心が笑ってなかった」

歩夢「……えー、そうかな」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「それはもうすごかったよ」

愛「鈍いかすみんとかはともかく」

愛「しずくとかさ、そういうの敏感だから」

愛「『歩夢さんの前で侑先輩とあまり喋らない方がいいですよね』」

愛「とか言ってたからね」

歩夢「……」

歩夢「………はずかしい」ﾋﾟｺ

歩夢「てか愛ちゃん、それ本人に言う？」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「あー…」

愛「まあ、今ならいいかなって…」

愛「何があったかは知らないけどさ」

愛「なんか…吹っ切れた感じあるよね、歩夢」

歩夢「うん…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「………」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

歩夢「侑ちゃんって」ﾋﾟｺ…

歩夢「昔っからかっこよかったんだよね」

愛「あー、だろうなあ」

歩夢「幼稚園のときからさ」

歩夢「泣いてる私を助けてくれて」

歩夢「私をからかってた子を追い払って」

歩夢「大丈夫？って言ってくれて」

歩夢「私の……ヒーローだったの」

愛「……うん」

歩夢「でもいつの間にかさ」

歩夢「…私の方が、背が高くなったんだよね」

愛「うん……うん？」

歩夢「もちろん侑ちゃんの中身はずーっと変わってないよ」

歩夢「私のヒーロー…」

歩夢「でも…いつだったかな」

歩夢「私よりちっちゃくなっちゃったの」

愛「………」

歩夢「…なんかさ」

歩夢「侑ちゃんに助けてもらって」

歩夢「かっこいいなあ、って思うのと同時に」

歩夢「私が守ってあげなきゃ、みたいな気持ちが生まれちゃって」

歩夢「そうするとさ」

歩夢「侑ちゃんのちょっとガサツなとことか、おしゃれに疎いとことか」

歩夢「全部愛おしくなってきちゃって」

愛「………」

歩夢「私…侑ちゃん大好きなんだ…」

歩夢「………」

歩夢「でも今は」

歩夢「スクールアイドル始めて、侑ちゃん以外に大切なものがたくさんできて…」

歩夢「もちろん今でも侑ちゃんは大好き」

歩夢「それでも…唯一の好きじゃなくなった」

歩夢「侑ちゃんだけじゃなくて…同好会のみんなや、ファンのみんなも大好き」

歩夢「…」

愛「………」

歩夢「……ごめんね、変な話して」

愛「いや…」

愛「愛さん、嬉しいよ」

歩夢「？」

愛「いやさ…今まで歩夢って自分のことあんま話さなかったじゃん」

愛「そもそも愛さん、歩夢とこんなに喋ったの初めてかもだし」

愛「だから…なんだろ、嬉しいし…」

愛「…歩夢ともっと色々話したいな」

歩夢「……うん、私も」

愛「……」

愛「愛さんさ、寂しかったんだよ」

愛「歩夢はゆうゆとずーっといるし」

愛「せっつーもスクフェスやらなんやらでゆうゆと一緒にいること多かったから…」

愛「2年で愛さんだけハブられてた感すごかった…」

歩夢「……」

歩夢「1年生とか3年生とか…すごい仲良いもんね…」

愛「そーだよ……」

愛「………」

歩夢「……」

歩夢「今度さ」

歩夢「2年生のみんなでどっか行こっか」

愛「お」

愛「いいじゃん」

愛「今更初めて2年で遊ぶんかいって感じだけど」

歩夢「……」

歩夢「まあ…私と侑ちゃんとせつ菜ちゃんは…」

歩夢「よく一緒に遊びに行ったりするんだけど……」

愛「え、やっぱ愛さんハブられてんじゃん」

歩夢「いや、そんなつもりはないんだよ？」

歩夢「その……そう、流れで」

歩夢「なんか…流れで3人で出かけること多くて…」

愛「いやいや」

愛「……」

愛「えー、ショックだなー」

愛「愛さんハブられてたのかー」

歩夢「いや違うんだよ？ほんとに…違くて…」

愛「えー……」

愛「………」

愛「…まあ……今日は歩夢とたくさん話せて」

愛「愛さん機嫌いいから…許す」

歩夢「……うん」

……ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

せつ菜「こんにちは！！！！」ｶﾞﾁｬ

侑「お、歩夢に愛ちゃん」

愛「おっすー」

歩夢「あれ、なんで2人一緒にいるの？」

せつ菜「ああ！先程トイレで偶然侑さんに会いまして！！」

侑「せつ菜ちゃん、生徒会の仕事で忙しかったみたいで」

侑「ちょっと手伝ってから来たんだー」

歩夢「ふーん、そうなんだ……」

愛「(あ、嫉妬してる)」

侑「2人で何の話してたの？」

愛「いやね」

愛「2年の4人でどっか遊びに行きたいなーって」

侑「おお」

せつ菜「いいですね！！！」

せつ菜「愛さんの提案ですか！？」

愛「いや、歩夢だよ」

侑「へえ…！」

歩夢「……えへへ」

侑「……そうとなれば…」ｶﾁｬ

侑「……」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

ﾋﾟﾛﾝ

高咲侑があなたを「同好会2年！！」に招待しました。

侑「これで色々連絡とろっか」

歩夢「うん」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

愛「逆に今まで2年のグループ無かったことに愛さんびっくり…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

侑「1年とか3年はあるっぽいもんねー」

せつ菜「……」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

せつ菜「まあこの機会に！」

せつ菜「親睦を深めていこうではありませんか！！！」

せつ菜「歩夢さんは行きたいところありますか！？」

歩夢「うーん…」

歩夢「……」

歩夢「私はこの4人で行くなら、どこでもいいな…」

歩夢「きっと…いや絶対、楽しいと思う…」

歩夢「だから…いろんなとこ行きたいな…」

せつ菜「歩夢さん…！！」ﾍﾟｶ-!!

侑「だね！」

愛「……」

愛「………」

愛「へへっ、愛さんもそう思う！」

愛「今から期待だね！！」

愛「行「きたい」だけに！！ってね！ははっ！！」

おわり

SS初投稿です
お粗末様でした

乙
面白かった

おつ！良かった
2年生もっと増え　

乙　この歩夢ちゃん好き

ホンマに初なのか

あなたにはSSを書く適性があります

虹2年はもっとイチャイチャすべきなんだよ

乙です

若干ドライな歩夢ちゃんすき

こういう雰囲気もいいよね

ア二年組いいぞ

いい雰囲気だった

こういう雰囲気大好物です
昔見たにことりとかしおかすとか思い出す

?cﾒ*˶ˆ ᴗ ˆ˵ﾘ/⁄*ｲ`＾ᗜ＾ﾘ素晴らしいです！！！！

おつ
こういうのもっと増えてほしい

最初から最後まで素晴らしかった
乙

もっと2年生SS増えて