【SS】善子「Aqoursの誰が一番エ●いと思う?」 花丸「知らないずら」【ラブライブ!サンシャイン!!】

善子ーよしこー画像 SS


1: 2019/01/22(火) 19:34:50.40 ID:fznRyZ1T
善子「なによ、ノリ悪くない?」

花丸「神妙な顔つきで相談があると言われてきてみれば」

花丸「部活の仲間の中で誰が一番え ちか聞かれたマルの心境を考えて欲しいずら」

善子「……自分だと言われてれると思った?」

花丸「善子ちゃん。広辞苑と大辞林好きな方を選んで」トンットンッ

善子「図書室の精霊様……私はどちらも落としてないのでお返しします」

花丸「……はぁ」

花丸「とにかく、そんなくだらない話に付き合うつもりはないずら」

花丸「そもそも、そういうのは曜ちゃんとかに話すべきだと思う」

善子「曜さんじゃ話相手になってもいい話が聞けなさそうだし」

花丸「マルよりは話が聞けるずら」

善子「でも、花丸って本好きでしょ?」

善子「本が好きってことは、Aqoursのメンバー+適当なシチュで全員のエ イ妄想書き立てられるはず……!」

花丸「文学少女=え ちではないずらよ。破廉恥ヨハネ」

善子「破廉恥言うな!」

善子「良いから、花丸ならできるでしょ! 気になってるのよ! この通り!」

3: 2019/01/22(火) 20:07:05.03 ID:fznRyZ1T
花丸「お願いされても無理なものは無理」

花丸「読むのと書くのでは話が違うずら」

善子「物語だけに?」

花丸「はぁ」パタン

花丸「善子ちゃんが自分で考えたらいいんじゃないかな?」

善子「出来ないからこうして相談してるんだってば」

花丸「……じゃぁ、ダイヤさん。この話は終わり」

善子「違う、そうじゃない」

善子「例えばダイヤさんはこういうシチェーションでこうするからエ い! とか」バッ

花丸「ダイヤさんならこういうシチュエーションでは怒りそうずらね」

善子「はーなーまーるーっ!」

善子「もっとまじめに考えなさいよっ!」

6: 2019/01/22(火) 20:29:09.11 ID:fznRyZ1T
花丸「なら善子ちゃんがシチュエーションを考えるずら」

花丸「マルにはこれが限界」

花丸「それが嫌なら考えて」

善子「私だって考えたし、考えても思い浮かばなかったから頑張ったわよ……」

花丸「頑張った結果は?」

善子「落ちた」ボソッ

花丸「?」キョロキョロ

花丸「何も落ちてないずらよ?」

善子「床じゃなくて、ネットよ。ネット」

善子「Aqursで一番エ いのだれってスレ立てたのよ」

善子「でも……2レスで落ちた」

花丸「マル達の任期は内浦にしかない……?」

善子「止めて! 考えないようにしてたんだから止めて!」

10: 2019/01/22(火) 21:09:30.84 ID:fznRyZ1T
善子「ということで万策尽きたのよ」

善子「だから……おねがぁいっ」チュンチュン

花丸「……気持ち悪い」

善子「まじトーンで言うのやめて。傷つく」

善子「冗談なのに傷つく」

花丸「マルは本気だから」

善子「じゃぁどうしたら考えてくれるのよ」

花丸「シチュエーションを提供するずら」

花丸「そうしたら一つくらいなら付き合ってあげてもいいずら」

花丸「……埒が明かなそうだし」ボソッ

善子「七人それぞれ一つずつ?」

花丸「一人と一つで終わりずら」

11: 2019/01/22(火) 21:15:39.42 ID:fznRyZ1T
善子「サービスは?」

花丸「ない」

善子「はぁ……それだと困るのよ」

善子「そもそも誰がエ いか分かってないのに」

善子「その中の誰か一人とか」

善子「…………」チラッ

花丸「もちろん、マルは対象外ずらよ?」

花丸「自分で自分の官能的な想像なんて死んでもお断りずら」

善子「そりゃそうでしょうね」

善子「私でも嫌だし」

善子「ってことは、3年2年withルビィか……」

花丸「セイントスノーは良いずら?」

善子「今回はAqurs限定」

花丸「今回……?」

15: 2019/01/22(火) 21:58:04.42 ID:fznRyZ1T
善子「エ いといえば?」

花丸「官能的。という意味で言うなら性的な感情を高ぶらせるような人が当てはまると思うずら」

花丸「でも、善子ちゃんはシチュエーションを踏まえたうえでの〇靡さを要求してる」

花丸「艶めかしさの演出は決して一概に決められるものではないと思う」

花丸「小説では、ただ夕日を浴びている女性の姿に心を揺らされた。という描写もあるずら」

花丸「正直、面倒くさいずら」

善子「……急に語ったと思えばなんでそうなるのよ」

善子「良いじゃない、ちょっとよちょっと!」

善子「いうなれば先っぽだけだからってやつ」

花丸「まるで言いが分からないずら」

花丸「描写を読むのと演出するのでは話が違うってさっきも言ったずらよ」

花丸「歌を歌ったからって作詞できる? 出来ないずら」

善子「それを言われるとぐうの音も出ないけど……」

20: 2019/01/22(火) 22:34:31.96 ID:fznRyZ1T
花丸「シチュエーションを兼ねてとなると、本来官能的じゃない子もそういう考え方の対象になるずら」

花丸「例えば……う~ん……」

善子「例えば?」キラキラ

花丸「……例えば、そうずらね」

花丸「元気いっぱいの曜ちゃんとか」

善子「えっ?」

花丸「?」

善子「結構スケベでしょ。あの体」

善子「というか、最初にこの話は曜さんにふるべきとか言ってなかった?」

善子「それって頭も――」

花丸「雰囲気を考えれば、こういう選択も出てくるという一例ずら」

21: 2019/01/22(火) 22:48:11.55 ID:fznRyZ1T
花丸「制服を着た曜ちゃんが教室で」

花丸「よーそろー!」

花丸「って言ってる姿を見て性的欲求を刺激されるずらか?」

花丸「中にはそれで感じる人もいると思う。でも、それでは官能的とは言えないずら」

花丸「同じ制服を着ていたとしても」

花丸「明るいけど、元気だけど、活発な力強さを抑えたおはよう。っていう一言に」

花丸「センチメンタルな曇天を晴らしてくれそうな満面の笑み」

花丸「生徒玄関なんていう味気ない場所でのそんな一幕の方が心が揺れると思うずら」ギュッ

善子「…………」

善子「……あのさ」

善子「それ、別にエ くなくない?」

花丸「冷静に言われると反応に困るずら」フイッ

23: 2019/01/22(火) 22:58:30.11 ID:fznRyZ1T
善子「じゃぁ、シチュエーションを兼ねると曜さんはエ くないってことで」

花丸「水着とか、プールとか」

花丸「要素を変えれば十分官能的になると思う」

花丸「でも、さすがに水着は反則ずらね」

善子「肌の露出多いし……ま、妥当なところだわ」

花丸「もちろん、制服でも机に座ってて見えそうで見えないスカートの中とか」

花丸「あるけど」

善子「なんでそっちで考えないのよ!」ガタンッ

花丸「破廉恥ずら」

善子「そういう話をしてる最中なんだけど!」

花丸「マルは本を読むけど官能小説は読まないから分からないずら」

善子「むしろ良く分かってそうな感じしかしないんだけど……?」

25: 2019/01/22(火) 23:08:56.83 ID:fznRyZ1T
善子「じゃぁダイヤさんはどうなのよ」

善子「あんた。さっきダイヤさんの名前出したってことは」

善子「ダイヤさんなら多少そういうこと考えられるってことでしょ?」

花丸「………」

花丸「特に考えて言ったわけではないずら」

花丸「官能と言えば生徒会長的なイメージがあっただけだし」

善子「一般小説で身につく考え方じゃないような気がするんだけど……あんた本当に官能小説読んでないのよね?」

花丸「……」

花丸「ないずら」

善子「ん?」

花丸「何はともあれ、ダイヤさんは家柄もあって仕草に妖艶さが感じられるというのが名前を出した理由ずらよ」

善子「家柄で言えばマリーだってそういう感じない?」

花丸「鞠莉ちゃんは家柄は良くても仕草に感じるのは子供っぽさずら」

花丸「それはもちろん、シチュエーションで化ける素質があるという意味でもあるけど」

26: 2019/01/22(火) 23:15:51.53 ID:fznRyZ1T
花丸「ダイヤさんの場合、制服を着てても艶めかしいと感じる所作は多いずら」

花丸「例えばあの長い黒髪」

花丸「今日は暑いですわね。と」

花丸「ヘアゴムを咥えながら両手で髪をかきあげ束ねて……ポニーテール」

花丸「じっと見られていることに気付いた途端」

花丸「な、なにをじろじろと……!」

花丸「なんて、体を庇うようにして目を逸らすずら」

花丸「なんていう風に――」

善子「待って、ちょっと待って」

花丸「?」

善子「曜さんの時と色々違くない!? 曜さんのこと嫌いなの!?」

花丸「善子ちゃんがもうちょっと真面目に考えてっていうからそうしただけずら」

花丸「曜ちゃんでもう一度って言うなら考えてあげても良い曜」

善子「馬鹿にしてない!?」

27: 2019/01/22(火) 23:29:19.51 ID:fznRyZ1T
花丸「Aqursのみんなでえ ちいのは誰とか考えてる人よりはマシずら」

花丸「ヨハネ(17)とかでどこぞのお店のカタログにいないこと願うばかりずらよ……ハァ」

善子「そっ、そんなことするわけないでしょ!」

善子「人聞きの悪いこと言うなっ」

花丸「天界から落ちてもいいから人生は転げ落ちたらダメずらよ?」ポンポン

善子「やーめーろっ!」

善子「そういう話してないってば!」

花丸「本音を言えば曜ちゃんで性的なこととか考えるのが難しいずら」

花丸「禁具、水着を持ち出す以外にないずら」

善子「……それはそれで酷い気がするけど」

善子「ダイヤさんが元からアダルトって言うなら話は別」

善子「装備を整えるのはRPGの鉄則、曜さんに水着を装備させるわ!」バンッ

花丸「はぁ……」

花丸「仕方がないから考えてあげるずら」

善子「だからその嫌そうな反応止めてあげて」

29: 2019/01/22(火) 23:56:15.14 ID:fznRyZ1T
窓から見える世界は大ぶりの雨で完全にシャットダウンされ、
まるで自分がいるのは沖に流された漁船のように思えてくる
轟きと言えるほどの豪雨と暴風
窓に打ち付ける自然の挑発は教室の中の音を完全に奪い去っていく
それでも、ぽたぽたと……彼女の髪から滴る音は気を引いた

「急に降るんだもん。困ったもんだよー」

変わらない彼女の明るい声は鮮明だった
水泳部に所属している彼女の体は華奢ではないけれど
でも、確かな女の子の矮躯にべっとりと張り付いた制服は薄いインナーを露わにしながら
豊満と言っていい乳房の形を浮き彫りにし、
良く目を凝らせば、薄い青色のブラジャーまで見えるほど。

あの……。と、絞りだした声に彼女の澄んだ瞳が向けられる
濡れた体を温めるための発熱か
ほんのりと上気した彼女の頬は紅く、濡れた柔肌は艶やかで。
言葉を紡ぐたびに……肉質のよさそうな唇が震えていた


花丸「……曜ちゃんでいけるのはこの程度ずら」

花丸「やっぱりダイ――」

善子「は!?」

善子「えっ!?」

善子「ごめん、意味わからない」

花丸「キスをしたり、抱きしめたり」

花丸「小説は直接的に描写しないで想像に任せるという手法があるずらよ」

善子「そういうこと言ってるんじゃないわよ」

36: 2019/01/23(水) 06:23:22.16 ID:oxR9TjQz
善子「何急にガチになってんの!?」

善子「さっきまでと違いすぎるでしょ!」

善子「読むけど書けないって言わなかった!?」

花丸「そんな大声出さなくても聞こえてるずらよ」

花丸「確かに、マルは読むけど書けない。と言った」

花丸「でも、絵を描けない人でも、理想のイラストを想像することは出来る」

花丸「偏見良くない」

善子「ごめん……」

善子「って、私が謝ることじゃないしっ」バンッ

花丸「そもそも、善子ちゃんが曜ちゃんのエ チな姿が想像したい!って祈るから頑張ってあげただけずら」

花丸「感謝されても怒られる理由はないはずずらよ?」

善子「いや、別に怒ってるわけじゃないけど」

善子「でも、そういうことされると……ダイヤさんのマジなやつも聞きたくなるし」

善子「ちょっと、ハードル上げたくなるっていうか……」チラッ

37: 2019/01/23(水) 06:33:49.15 ID:oxR9TjQz
花丸「ダイヤさんはもう頑張ったずら」

善子「いやいやいや」

善子「さっきのポニテと今の曜さんにやつ本気度違いすぎるでしょ」

花丸「はぁ……それなら……」

花丸「それっぽくない子も押し倒せば大抵エ い説。を提唱するずら」

善子「果南さんも?」

花丸「果南ちゃんこそ、そうすることで輝くと思うよ?」

花丸「押し倒されたばっかりの頃は、危ないな~。とか笑うんだけど」

花丸「真剣な目で見てると、急に黙って」

花丸「ほ、ほらっ! はやく退いてくれないと立てないよ! 」

花丸「なんて、紅くなって慌てだす」

花丸「そこで、果南ちゃん。と、囁くように名前を呼ぶ」

花丸「二人きりの教室、重なる体温」

花丸「そして……」

善子「……ゴクリ」

花丸「廊下から鞠莉ちゃんの駆け出す音が聞こえてくる」

善子「まさかの寝取り!?」ガタッ

善子「そういう系の話は好きくないッ!」

38: 2019/01/23(水) 06:40:23.55 ID:oxR9TjQz
花丸「寝取りかどうかは早計ずら」

花丸「鞠莉ちゃんの片思いかもしれないずらよ?」

善子「それは……まぁ……」

花丸「school daysにはスレ違いがつきものずら」

善子「ん?」

花丸「?」

善子「あんた、あれ知ってるの?」

花丸「何のことかわからないずら」

花丸「ということで、押し倒せばエ いずらよ」

善子「ルビィは?」

花丸「同級生に手を出すのはちょっと」ビクッ

善子「今更それ言う!?」

善子「というか引くのやめて!」

善子「五十歩百歩だから!」

43: 2019/01/23(水) 12:57:22.67 ID:H3fOk+l3
花丸「五十歩百歩…?」

善子「他のみんなで考えるのとルビィで考えるのは」

善子「似たようなことって話よ」

花丸「それはつまり」

花丸「嫁を性的に好きになったんだから」

花丸「娘を性的に好きになるのも似たようなことって話ずらか……!?」ビクッ

善子「はぁッ!?」ガタンッ

花丸「ひぃっ」

花丸「やめて善子犯さないで赤子産まれる」ビクビク

善子「こんの……煩悩丸!」

善子「あんたのほうがよっっぽどぶっ飛んでるわよ!」

44: 2019/01/23(水) 13:05:47.69 ID:jzoqjGnd
花丸「煩悩は酷いずら」

花丸「見聞が広いって言って欲しい」

善子「どの口が言うか!」

花丸「それに、聞いてきたのは善子ちゃんずら」

花丸「マルはただ持てる知識をフル活用して」

花丸「善子ちゃんを喜ばせようとしただけずらよ」

善子「余計なこと言い過ぎだって言ってんのよ」

善子「嫁と娘を同等に見るとかあり得ないし」

花丸「でも世間には母子丼というユーモアに富んだジャンルがあるずら」

善子「飛んでんのは頭の方でしょ、それ」

善子「意味わかんない」

45: 2019/01/23(水) 13:16:05.22 ID:jzoqjGnd
花丸「じゃぁもう終わりでいいずらか?」

花丸「最エ はルビィちゃんで」

善子「なんでそこでルビィが出てくんのよ!」

善子「さっきから意見変えすぎよ花丸」

花丸「語れないということは無限の可能性を秘めているずら」

花丸「パンドラの箱のように」

善子「語ってないって言うなら他にもいるでしょ」

善子「リリーとか」

花丸「梨子ちゃんは名前を言ってはいけないあの人的な存在ずら……」フルフル

善子「普通に言ってるじゃない」

花丸「何が国木田だよクンニしろオラァ!って言われてから」

花丸「オラという言葉がトラウマずらよ」

善子「トラウマになるのそっち!?」

善子「絶対嘘でしょそれ!」

47: 2019/01/23(水) 21:19:37.20 ID:oxR9TjQz
善子「結局、花丸は誰が一番エ いって思ってんのよ」

善子「今のところ、唯一ガチに語った曜さんだったりする?」

花丸「マルはいつもそんなこと考えてないから分からないずら」

花丸「でも、言われてみれば……」

花丸「やっぱり、三年生が頭一つ抜けてると思うずらよ」

花丸「エ さ……妖艶さは大人になりにつれて増していくと思うし」

花丸「その点で言えば、大和撫子のような佇まいを感じさせるダイヤさんを個人的に推したいと思うずらね」

花丸「でも」

花丸「水着の曜ちゃんやダイビングの時の果南ちゃん、ギルティキスとして時折見せる艶っぽい笑みの鞠莉ちゃん」

花丸「他だって別に劣っているとは思わない」

花丸「ルビィちゃんは……あまり、そういう雰囲気を感じないからわからないというのは冗談じゃなく本心」

花丸「後は……」

善子「千歌さんは?」

花丸「曜ちゃんとは別のベクトルの無邪気さと、それに似付かわしくない容姿は絶妙だと思うずら」

花丸「曜ちゃんもだけど、ちょっとしたことで浮かべる恥ずかし気な表情は十分え ちなんじゃないかな」

50: 2019/01/23(水) 22:59:30.76 ID:oxR9TjQz
善子「なるほどねぇ……」

花丸「それで? 善子ちゃんの望み通り語ってあげた意味はあったずらか?」

善子「ん?」

善子「んー……」

善子「まぁ、なんというか。誰が一番とかじゃないんだろうなぁって思ったわね」

花丸「優柔不断ずら」

善子「しょうがないでしょ」

善子「結局、曜さん以外であの語りをする気はなさそうだし」

善子「甲乙つけがたいのよ」

善子「花丸が言うように、何か一つ付け加えただけでエ く見えるし感じることもある」

善子「それを前知識とするなら、誰が一番だなんて言えなくなるでしょ」

善子「もちろん、個人の好意を加味するなら話は別だけど」

花丸「……」ニヤニヤ

善子「なによ」

花丸「Aqursの中にその加味すべき誰かがいるように聞こえたずらよ?」

善子「馬鹿言ってんじゃないわよ」

善子「そんなのが居たら、もっといい感じに花丸に語らせてるっての」

善子「攻略の糸口とか、結構ためになる部分有りそうでしょ。この話」

51: 2019/01/23(水) 23:10:44.66 ID:oxR9TjQz
花丸「そうずらか?」

善子「そうそう」

善子「果南さんが押し倒せば行けそうと思わせてくれたところとかね」

花丸「……なるほど、果南ちゃん狙いずらね?」

善子「そうだったらこんなあからさまに言わないわよっ、馬鹿丸」

花丸「逆転の発想というのもあるずら。善子ちゃんがあえて公に語ることでそれはないだろうと思わせるような……」

善子「なーいーわーよーっ!」ペシッ

花丸「っ」

善子「良いから今日は帰りましょ」

花丸「17時……善子ちゃんのせいでこんな時間になったずらよ?」

善子「はいはい。付き合ってくれたお礼はまた今度するから」

花丸「聞いたずら。そんなこと言ってないとは言わせないよ?」ニコッ

善子「はぁ……」

善子「誰がエ いかなんて話に付き合わせたわけだし、言質なくてもちゃんとするわよ」

花丸「来週、限定ののっぽパンが――」

善子「分かった、付き合えばいいんでしょ。付き合えば」

善子「早くしないとバスに乗り遅れるわよ」

花丸「分かってるずらっ」

52: 2019/01/23(水) 23:38:09.58 ID:oxR9TjQz
踊りの練習で縦横無尽に乱れて、
疲れて倒れても、挫けてはいない心の芯が通ったように膨らんだバスト
スクールアイドルとしての努力という化粧
それは過去の怠慢を払拭し、程よい肉付きの肢体を形作った

柔肌に浮かぶ玉の汗
タオルで拭った後の小さなため息
そこから派生する無邪気さの感じられる笑み

ほんの些細なしぐさに交じる〇靡な香り
健全な運動の産物に掻き立てられた情欲
それは紛れもなく、官能的だった

善子「…………」

花丸「……善子ちゃん、どうかしたずら?」

善子「いや……エ いっていうのは定義が難しいんじゃないかってふと思った」

花丸「またその話ずらか?」

善子「ほら。大人っぽいとエ さが増すとは言うけど」

善子「可愛い。つまり子供っぽさがあってもエ さが皆無とは言えないわけで」

善子「そう考えると、エ イエ イ言える男の子の頭って実は凄いんじゃないかって」

花丸「そういうのはただの無差別エ ずら。真剣に定義して考えてないずらよ」

花丸「考えるだけ無駄ずら」

善子「…………」

善子「ま、それもそうよね。考えるの止め止め!」

53: 2019/01/23(水) 23:43:40.24 ID:oxR9TjQz
オ  ワ  リ
小原鞠莉。

55: 2019/01/24(木) 07:58:23.72 ID:YnBel6zV
何ィッここで終わりだとッッ

乙でした
このよしまるの距離感良かった

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1548153290/

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