小原鞠莉ーSS

鞠莉「クリスマス・アフター・クリスマス」

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ラブライブ!サンシャイン!!ーSS
地の文
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渡辺曜ーSS
■約6500文字■ 同棲してる大学生ようまりです。鞠莉「ん…」 冴えた空気と陽の光。さっき寝たばかりのような気がするけど、冬の朝の気配に目が覚めてしまったみたい。 鞠莉「うぅー」 私は寒さから逃げるように、布団を体にかけなおす。もぞもぞと隣を向くと、横で寝ている曜と目があった。 鞠莉「曜…」 曜「あ、起きた?」 鞠莉「んー…いま何時?」 曜「8時。もっと寝ててもよかったのに」 鞠莉「そのつもりだったんだけど…ふぁぁ…」 あくびする私の頭を撫でながら、曜はクスッと笑って。 曜「やっと仕事納めしたんだから、ゆっくりしてていいんだよ?」 そう、昨日は私の仕事納めの日だったのだ。
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曜「お料理がしたい?」鞠莉『イエース!』

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■約5000文字■ 鞠莉『というわけで、これから曜のお宅にお邪魔してもいい?』 曜「えっ、ウチで?急にどうしたの」 鞠莉『言ったでしょ、お料理がしたくなったの』 曜「それは聞いたけど、なんで私の家なのかってこと」 鞠莉『海の家では、私たち同じお料理チームだったじゃない』 曜「いまいち理由になってないような…なら、善子ちゃんは?声かけなかったの?」 鞠莉『誘ったんだけど、遠慮しておくって断られちゃって』 曜「むぅ。善子ちゃん、うまくやったね…」
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鞠莉「半分の優しさと」

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■約4500文字■ 曜「よし、お湯は沸いたね。鞠莉ちゃーん、おやつの時間だよー」 「今行くわー」 ガチャ 鞠莉「お待たせ。はぁ…」 曜「お仕事お疲れさまー。コーヒーでいい?」 鞠莉「ん、お砂糖多めで」 曜「ブラック派なのに珍しいね。お疲れモード?」
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鞠莉「背中に気持ちをなぞらせて」

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■約7500文字■ 鞠莉「曜、ちょっと背中貸して」 曜「いいよー。って、背中?」 鞠莉「安心して、変なことはしないから」 曜「自分からそう言うあたりが既に怪しい…」 鞠莉「こーら、じっとして」 曜「う、うん…ひゃあっ!?」
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曜「日付が変わったその後に」

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地の文
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■約8000文字■『久しぶり。こんな時間に突然ごめん。急だけど、もしよかったら今からご飯食べに行かない?』 ある夏の土曜日の夜。 今日が終わりを迎えるその間際になって、私は鞠莉ちゃんに宛てたメッセージをようやく送信することができた。 メッセージ横にある送信時刻は11:59を示していて、直後にスマホの時計は0:00を表示する。 曜「よかった、間に合った…」 私は大きく息を吐き、ようやく胸をなでおろした。小一時間ほど悩んでいたこともあり、安堵感が半端じゃない。 あと数十秒決心が遅れて、日を跨いでしまったら、きっと連絡するタイミングと勇気を完全に無くして諦めていたことだろう。 まさにギリギリ、間一髪。何はともあれ、送れたことに一安心だ。
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鞠莉「からさいっぱい、元気いっぱい」

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■約8000文字■ 鞠莉「辛いカレーが食べたい」 曜「ん?」 鞠莉「とびっきり、から~いカレーが食べたいの」 曜「そうなんだ」 鞠莉「ええ」 曜「…」 鞠莉「…」 曜「…作ろっか?」 鞠莉「そう言ってくれると思ったわ♪」
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鞠莉「夏の日は白く流れるように」

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■約8000文字■ ホテルスタッフ「お嬢様、昼食はいかがいたしますか?」 鞠莉「そうねぇ。最近暑くて食欲が落ちてきたから、冷たくてさっぱりしたものが食べたいなぁ」 ホテルスタッフ「それでしたら、冷たい麺類などはいかがでしょう」 鞠莉「冷たい麺、いいわね!」 ホテルスタッフ「冷製パスタをはじめとして、中華フェアでは冷たい担々麺や冷やし中華も人気です。夏の定番としては、ざる蕎麦などもなかなか――」 鞠莉「そうめん!」 ホテルスタッフ「なるほど、そうめん…えっ」 鞠莉「そうめんが食べたいの。お願いできる?」 ホテルスタッフ「え、ええっと」
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