【SS】穂乃果「百味ビーンズ食べるよ」

穂乃果「食べるよ！！」

ことり「・・・えっ？」

海未「用事があるって言うから集まったんですけど」

凛「まさか用事ってそれ？」

穂乃果「そうだよ」

にこ「帰っていいかしら」

穂乃果「駄目許さない　今帰ったらこれから毎日にこちゃんのドリンクに七味唐辛子入れまくるからね」

にこ「普通に脅迫なんだけど」

凛「百味ビーンズってあれだよね？某ハリーでポッターな映画に出てくるお菓子」

穂乃果「そう、いろんな味があるの　本当にいろんな」

海未「たしか腐った食べ物とか、嘔吐物とかありましたよね・・・」

にこ「何故そんなものをわざわざ食べなければならないの？」

穂乃果「そんなの決まってるじゃん」

穂乃果「面白そうだからだよおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！」

にこ「助けて・・・意志の疎通が出来ない・・・」

海未「諦めてください・・・こういう時の穂乃果は止められません・・・」

ことり「穂乃果ちゃんも食べるの？」

穂乃果「もちろんっ！人にだけやらせるなんてしないよ、リーダーはメンバーに思いやりを持って接しなきゃ」

凛「本当に思いやりを持ってたらそもそも食べさせないんだよなぁ」

穂乃果「でね？今回手に入れたのがこちらでございますっ！」箱どーん！

ことり「わぁカラフルぅ」

穂乃果「実は正確に言うとこれ、百味ビーンズじゃなくてビーンブーズルっていう別物なんだよね」

にこ「何だっていいわよどうせ同じようなものなんだから」

穂乃果「これねぇ、箱にルーレットが付いててこれを回すと、この色を食べてねっていう指示が書いてあるの」

海未「同じ色でも2種類の味があるということですね？」

ことり「当たりかはずれか、食べてみないと分からない、みたいな？」

穂乃果「そゆことー♪」

凛「どうして海未ちゃんとことりちゃんはもうちょっとやる気なの？」

穂乃果「じゃあ、3周くらいしよっか　百味ビーンズルーレット、スタートぉー！！」

穂乃果「まず凛ちゃん行ってよ」

凛「ハハハ、じゃあ凛から逝ってくるよ　えいっ」くるくるっ

凛「・・・なんだこれ、めっちゃサイケデリックなやつ」

穂乃果「えっとこの柄は、砂糖漬けの果物か、臭い靴下だね」

凛「えぇ～～野原ひろし味ぃ～～？」

にこ「靴下の味ってどういうことなのよ・・・制作者は食べたことあるの？？？」

凛「じゃ、いただきます・・・」ぱくっ

凛「・・・んっ！甘ぁーい♥」

穂乃果「え？靴下が？」

凛「違うよっ！！当たりだよこれ、フルーツ味！」

ことり「おぉ～凛ちゃん、幸先良いねぇ」

海未「次は私ですか・・・ブルーベリーとか食べてみたいですね」くるくるっ

穂乃果「んっと茶色いやつはぁ、チョコレートプディングか、ドッグフードだね」

海未「え、ドッグフードってどんな味なんでしょう・・・未知数ですね」ぱくっ

海未「・・・！！　ちょこぷりーん♥」

穂乃果（かわいい）

ことり（かわいい）

凛「あれ、ここまで当たり続きだね　この箱はずれ少ないんじゃない？」

にこ「勝手にフラグ建てるのやめてくれる？」

穂乃果「そうだね、そろそろ来そう」

にこ「嫌な予感すんのよね・・・」くるくるっ

穂乃果「はい、白いのはココナッツか、腐った牛乳です！」

にこ「ぐっ・・・や、大丈夫よ　ココナッツ味だからこれ」ぱくっ

にこ「う"え"え"え"え"えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！！！」

穂乃果「わぁー！！言ってるそばからはずれ引いたぁー！！」

にこ「待って待ってやばいやばいやばい！！！まっず！！！！」

ことり「にこちゃん、スポドリどうぞっ！！」

にこ「んぐんぐ・・・ぷはぁっ！あ"ぁ・・・あ"ぁ・・・」

海未「そんなにきつかったんですか・・・」

にこ「牛乳を拭いた雑巾がどんだけ臭いか知ってる？それが口の中にあんのよ？」

凛「はずれ引いちゃったね　やっぱりにこちゃんは笑いの神様に愛されてるよ」

にこ「やだぁー！！別れたいぃー！！！」

穂乃果「さて、じゃあ私が回しますかね！そりゃっ！」くるくるっ

ことり「えっとこれは、キャラメルポップコーンか、カビたチーズだって」

海未「また腐敗系じゃないですか」

にこ「だからぁ、乳製品を腐らせちゃ駄目なんだって！」

穂乃果「・・・あーキャラメルポップコーン楽しみだなぁー！いただきまぁーすっ！！」ぱくっ

穂乃果「・・・・・・ア"ァーーーーーッッッッ！！！！！まっずい！！！！！！」

凛「にゃはははは！言い出しっぺの法則～♪」

穂乃果「かはぁっ！！やばこれ！！！あああぁぁーーーっはっはっはっはっはぁーーーーっ！！！」

海未「穂乃果っ！お水ですっ！」

穂乃果「んぐぐぐぐぐぅ・・・はぁーーーっ！！飲み込んだぞみんなぁー！！」

穂乃果「・・・え待ってこれこんなやばいんだね・・・」

にこ「食べようって言い出したのあんただからね？？？」

海未「まずいことが分かったんだからもう止めましょうよ」

穂乃果「いいや！！やり遂げるよ、最後までっ！！」

にこ「こんなことやり遂げんでいい！！！」

穂乃果「ほら、行くんだことりちゃん」

ことり「うぅぅ・・・」くるくるっ

穂乃果「・・・うわっ！桃かゲロ味！！」

ことり「ひいいいぃぃぃぃーーーっ！！！」

海未「ことりにそんなものを味わってほしくないですねぇ・・・」

凛「大丈夫、確率は2分の1だから」

ことり「ふぇぇ～怖いよぉ・・・あむっ！」

ことり「・・・・・・・・・！！！」

ことり「ピーチですっ！！！」

にこ「おぉぉ～！良かったわねー」

穂乃果「ことりちゃん、ゲロ味は免れましたっ！」

ことり「はぁ～怖い・・・すごく怖いよこれ・・・」

凛「はい、2周目いきまーす」くるくるっ

穂乃果「青いのは？ブルーベリーか歯磨き粉だね」

凛「えぇーブルーベリーがいいなぁ・・・でも歯磨き粉ならそんなに酷い味はしないんじゃない？」ぱくっ

凛「・・・んぐっ　あぁ、歯磨き粉だこれ」

ことり「どういう感じの味なの？」

凛「なんかねぇ、スースーする・・・お薬っぽい味」

凛「美味しくはない・・・けど、まずくもない、かな」

にこ「一番リアクションに困るやつじゃない」

穂乃果「まぁ元々口に入れるものの味だからね　じゃあ次、海未ちゃん」

海未「果たして何が出るのか・・・とう！」くるくるっ

穂乃果「えーと、バターポップコーン、あるいは腐った卵」

にこ「腐った卵!? それはやばいわよ!?」

海未「ぐぅぅ・・・鬼が出るか蛇が出るか・・・はむっ！」

海未「・・・・・・・・・！！！」

海未「ごふっっっ！！！え"っほ！！あ"あ"あ"あ"あああぁぁぁぁーーーーーーーーっっっ！！！！！」

ことり「海未ちゃあーーんっ！！」

海未「あぁぁーーっ！！呼吸がっ！！息が吸えないっ！！」

ことり「海未ちゃん、飲み物で流し込んでー！」

海未「んぐぅ・・・っはぁあ"ぁぁ・・・何の修行でしょうかこれは？」

穂乃果「やばかった？」

海未「いやもう、口の中が硫黄島です」

にこ「当たりの味食べたいわねぇ・・・」くるくるっ

にこ「んっと？このカラフルなのは何味かしら？」

穂乃果「それはストロベリーバナナスムージー、オア腐った魚だね」

にこ「なんでまた腐ってるのよもぉーっ！！」

凛「魚ってことはさぁ、くさやみたいな感じってこと？」

にこ「えぇいっ！ままよっ！」ぱくっ

ことり「・・・どう？美味しい？」

にこ「え"え"えええええぇぇぇぇーーーーーおっっっ！！！」

穂乃果「どしたの？フレディの真似？」

にこ「マーキュリーじゃないわっ！！」

海未「にこ、またはずれですか？ついてないですねぇ」

にこ「げほっげほっ！やだもぉー！！私も美味しいの食べたいーっ！！」

穂乃果「いやーにこちゃん持ってるねぇ！バラエティ番組だったら大当たりだよ！」

にこ「私はアイドルだって言っとろーが！！！」

穂乃果「おっし！次は私だ、それっ！」くるくるっ

ことり「はい出ました！緑色のは、ライムか刈り取った草です」

穂乃果「はてさて、どちらでしょう？」ぱくっ

穂乃果「・・・んっ！ライムだぁ♪フルーティーで美味しい！」

にこ「なんかムカつくわね、あんたが当たり引くと」

海未「そうですねぇ、こんなことになったのは穂乃果のせいなんですから、痛い目に遭ってもらわないと」

穂乃果「えぇぇ～～そんな〇生なぁ～～」

ことり「ことり、いきまーす！えいっ」くるくるっ

ことり「ん、緑色？穂乃果ちゃんのと同じかな？」

凛「ううん、違うみたい　これは洋梨と・・・鼻くそ！？」

ことり「やだああぁぁぁーーー！！！」

穂乃果「ことりちゃん何気にさっきからやばいの引いてるね」

海未「ことり！別のに取り替えても良いんですよ！」

ことり「いいえっ！ルーレットで出たんだからこれを食べなきゃいけないのっ！」

にこ「ことりって時々謎に頑固なことあるわよね」

ことり「これは洋梨、これは洋梨、これは洋梨・・・はむっ！」

ことり「・・・・・・んん・・・・・・？」

穂乃果「ことりちゃんが険しい顔してる！結構レアな表情だよこれ！」

海未「ことり？まさかはずれですか・・・？」

ことり「・・・ううん・・・多分これ、梨だと思う・・・」

ことり「けど、なんか・・・全然美味しくない・・・」

凛「ええっ!? 当たりの味もまずいって何の希望も無いじゃん！」

穂乃果「まぁでも、当たりで良かったね　じゃ、最後の一周だよ」

凛「いきまーす」くるくるっ

穂乃果「げぇっ！さっきことりちゃんが引いたやつ！桃かゲロだぁ！」

凛「ねぇぇー最悪、ほんとに最悪」

穂乃果「さぁ、吉と出るか凶と出るか・・・？」

凛「むぐぐぐ・・・女、星空凛！！根性見せますっ！あむっ！！」

凛「・・・・・・・・・・・・！！！！！」ガタッ

海未「り、凛！大丈夫ですか!?」

凛「・・・ッ！！・・・ッッッ！！！！」ずだだだだ

穂乃果「やばい！！凛ちゃんがトイレに向かって走り出した！！はずれだったっぽい！！！」

にこ「りいいぃぃぃーーーん！！！」

～しばらくお待ちください～

凛「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

海未「凛！よくぞご無事で・・・！」

凛「・・・戻りし者」

穂乃果「そんなにやばかったんだ・・・」

凛「やばい、本当にやばい　昨日のラーメン出そうになった」

ことり「ことりもそれ食べてたかもしれないんだよね・・・」

凛「ライブ本番前に緊張しすぎて吐いたことあるんだけど、マジでその時と同じ感じだった・・・」

穂乃果「ちょっと待って、さらっと心配になること言ったね？」

ことり「凛ちゃんそんなことあったの!? 今初めて聞いたよ!?」

凛「最初の頃ね？今はもうそんなことないよ」

穂乃果「ならいいんだけどさ」

海未「あぁ、私の番・・・どうか変な味が当たりませんように・・・」くるくるっ

穂乃果「お、さっき私が引いたのと同じだ　ライムか草だね」

凛「草」

にこ「草」

穂乃果「マジ草」

海未「お黙りなさいっ！！私は美味しいライムを味わうんですっ！！」ぱくっ

海未「・・・・・・んっふwww」

凛「なにさ」

海未「小さい頃、穂乃果の真似をして雑草を食べたことあるんですけど、それを思い出しました」

にこ「あぁ、はずれだったのね」

海未「うぇぇぇ・・・にがぁい・・・」

ことり「やん、海未ちゃんったらえ　ち♥」

凛「えっ　なんで？」

ことり「・・・何でもないですっ！///」

にこ「いい加減私も美味しいの食べたい」くるくるっ

穂乃果「おっとぉ！スムージーか魚だぁ！」

にこ「やってやるわよぉぉぉぉーーー！！！」ぱくっ

にこ「・・・・・・んはぁっ！美味しいぃーっ♪」

穂乃果「おぉぉぉ！にこちゃん、最後に当たりを引いたねぇー！」

にこ「あぁ、スムージー美味しい・・・美味しいにこぉ(泣)」

ことり「良かったね、報われたねにこちゃん・・・！」

穂乃果「おっしゃぁ！この流れで私も有終の美を飾るのだぁ！」くるくるっ

海未「・・・あ、私が最初に引いたのと同じですね　チョコかドッグフード」

穂乃果「いやこれはチョコでしょ！あーん♪」ぱくっ

穂乃果「・・・・・・！？★＊○＠□％＃△！！！」

凛「え？スキャットマン？」

穂乃果「びーばっぱっぱらっぽっ♪ぱっぱっぱらっぽっ♪」

穂乃果「じゃないよ！！！ドッグフードだったよぉ！！！」

にこ「わはははは！良い気味ね～♪」

穂乃果「えぇ～ワンちゃんっていつもこんなの食べてるのー？もっと美味しいもの食べさせてあげたい・・・」

海未「人間と犬では味覚が違うから大丈夫ですよ」

ことり「ことりで最後だね　えいっ！」くるくるっ

ことり「・・・何だっけこれ、果物か靴下？」

凛「ことりちゃん、ここまで連続で当たり引いてるよね」

穂乃果「ことりちゃんはこういうのではずれを引くキャラじゃないって、神様が言ってるのかな」

にこ「私もそういうキャラじゃないんだけど」

穂乃果「ハッハッハッハ・・・ご冗談を」

にこ「おい」

ことり「いただきまーす」ぱくっ

ことり「・・・・・・ああああぁぁぁぁ～～～ん！(泣)」

穂乃果「あれぇ！？神様裏切ったぁ！？」

ことり「うえぇぇ～～生乾きみたいな臭いがするよぅ～～」

凛「ドンマイ、ことりちゃん」

にこ「終わりぃぃ～～！はいおしまいぃぃ～～～！！」

凛「悪夢は終わったんだぁ・・・！」

穂乃果「本当、大変だったねぇ・・・うーん大変だった！」

コンッ（海未の目の前に一粒置く）

海未「・・・・・・・・・は？」

穂乃果「いやぁみんな頑張ったねぇ・・・うんうん、頑張った頑張ったぁ」

穂乃果「ということで海未ちゃん、最後にもう一頑張りしようか」

にこ「え、鬼かこいつ」

ことり「ちなみにこれは何味なの？」

穂乃果「うーんとねぇ、何だっけなぁ？忘れちゃったなぁ」

海未「嫌ですよもう！私は食べませんからね！！」

穂乃果「ヘイ園田さんよぉ・・・怖いからって逃げるのかい？そんな臆病な海未ちゃん見たくなかったなぁ～～？？」

海未「うぐ・・・ぐぎぃぃぃぃ・・・！分かりましたよぉ！！食べればいいんでしょう食べればあ！！！」

にこ「その煽りで揺れる海未も海未よね」

海未「はむっ！・・・・・・んっ!? お、美味しい・・・！餡子の味がします・・・！」

ことり「当たりだったってこと？」

穂乃果「アハハハ！実はこれ、穂むらの新作なんだ！餡子のグミ！まだお店には並んでないんだけどね　ほら、みんなの分もあるよ！」

ことり「なーんだ、そういうことだったんだね　ん、甘くて美味しい～♪」

凛「全然和菓子じゃないけどこういうのも作るんだね」

にこ「まぁまぁ、美味しいから良いじゃない　あんたも新作を食べてほしいなら普通にそう言えばいいのに」

穂乃果「いやぁ、なんか面白いことしたいなぁって思ってさ」

5人「おいしー♪」

最後に美味しいものを食べてみんな笑顔になりました
めでたしめでたし

おわりです。見てくれた人ありがとう。
くだらんことでワイワイやってる様子が書きたかったのさ。
おやすみ。

面白かった
百味ビーンズ食べたことないけどそんなに味酷いのか…食べきれる気がしない