【SS】歩夢｢好きって言って｣ かすみ｢す……は、恥ずかしいですぅ！！///｣【ラブライブ！虹ヶ咲】

歩夢｢はあ？｣

かすみ｢恥ずかしいので無理ですぅ！！｣

歩夢｢何が恥ずかしいの？！かすみちゃんいつもは好きって言ってくれるよね！｣

─────

かすみ｢歩夢先輩～好きですぅ～♡｣

かすみ｢あーん！歩夢先輩すきすき～♡｣

かすみ｢歩夢先輩への愛ならかすみんも負けませんよ！｣

─────

かすみ｢そ、それはそうですけど！！む、ムードが！！///｣

歩夢｢ムード？！今日一緒にお買い物して、一緒にご飯食べて、一緒にお風呂入って、今はわたしの部屋でベッドに座って抱きしめ合ってるんだよ？！これ以上ないムードじゃん！｣

かすみ｢だ、だからこそ恥ずかしいんですよぉ～！！///｣

歩夢｢かすみちゃんの根性なし！！｣


なぜなのか

かすみ｢こ、根性なし？！｣

歩夢｢かすみちゃんのバカ！鈍感！にぶちん！！｣

かすみ｢そ、そこまで？！｣

歩夢｢これは大問題なの！！｣ﾊﾞﾝｯ

かすみ｢ひいっ？！｣

歩夢｢わたし、ずっと待ってるんだよ？！｣

かすみ｢な、何をですか？！｣

歩夢｢かすみちゃんが好きって言ってくれて、その後優しくキスされて……え、え　ちなこととか…出来るかなって…｣

かすみ｢え、ええええ、え　ち？！////｣

歩夢｢そうだよ！わたしたちもう付き合って3ヶ月だよ？！…わたしってその…ちょっと欲張りなところがあるから…それじゃダメだって、かすみちゃんのペースに合わせてたのに…｣

歩夢｢かすみちゃん一向にそんな雰囲気出してくれないじゃん！！キスすらしてくれないじゃん！！！｣

かすみ｢だ、だって！！き、キスって……////｣

歩夢｢かすみちゃんのバカ～！！！！｣

かすみ｢ば、バカじゃないです！｣

歩夢｢バカだよ！かすみちゃんはバカなの！！｣

かすみ｢ちょ、ひどいですよぉ！｣

歩夢｢かすみちゃんはわたしとキスしたくないの？！｣

かすみ｢へっ？！｣

歩夢｢わたしとその…え　ちなこととかしたくないの！？｣

かすみ｢な、何を言ってるんですか歩夢先輩！///｣

歩夢｢かすみちゃんはわたしのこと好きじゃないの？！｣

かすみ｢好きに決まってるじゃないですか！！！｣

歩夢｢もう1回言って！！｣

かすみ｢え？！何をですか！？｣

歩夢｢好きってもう1回言って！！｣

かすみ｢ふぇっ！？///｣

歩夢｢かすみちゃん！｣

かすみ｢…は、恥ずかしい～！！！/////｣

歩夢｢バカ～！！！！！！｣

歩夢｢なんでなの？！｣

かすみ｢な、何がですか？！｣

歩夢｢今好きって言ってくれたじゃん！もう1回言うだけじゃん！なんでそれが出来ないの！！｣

かすみ｢だ、だって！意識すると急に…｣

歩夢｢じゃあ普段わたしに好きって言ってるのは適当だったってこと？！｣

かすみ｢違いますよ！心の底から言ってます！！｣

歩夢｢ありがとう！…それを今やるだけじゃん！｣

かすみ｢ムードが違うんですって！｣

歩夢｢もう！意味がわからないよ！！｣

かすみ｢だ、だって！こんないい感じのムードじゃプレッシャーがかかるんですぅ！！｣

歩夢｢根性なし！！｣

歩夢｢わたしはどんな時でもかすみちゃんに好きって言えるもん！！｣

かすみ｢ほ、ほんとですか？｣

歩夢｢言えるよ！｣

かすみ｢じゃ、じゃあ今好きって言ってほしいなぁ…/// 最近歩夢先輩の方から好きって言われた記憶がないので///｣

歩夢｢わかったよ｣

かすみ｢…｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

歩夢｢かすみちゃん！｣

かすみ｢は、はい！｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

歩夢｢す…す……すす…………恥ずかしい～/////｣

かすみ｢は？｣

かすみ｢恥ずかしい？｣

歩夢｢恥ずかしいよぉ…////｣

かすみ｢な、何を言ってるんですか…？？？！｣

歩夢｢だ、だって…かすみちゃんが好きって言ってほしいって…そ、そんなの////｣

かすみ｢歩夢先輩？！さっきまでかすみんに根性なしとか言ってませんでしたか！？｣

歩夢｢だってかすみちゃんは根性なしじゃん！｣

かすみ｢歩夢先輩も同じじゃないですか！！｣

歩夢｢同じじゃないもん！！｣

かすみ｢じゃあかすみんに好きって言ってくださいよ！｣

歩夢｢言うよ！｣

かすみ｢言ってください！｣

歩夢｢………………｣

かすみ｢歩夢先輩！｣

歩夢｢…やっぱ恥ずかしい///｣

かすみ｢歩夢先輩のバカ！！｣

歩夢｢バカじゃないもん！｣

かすみ｢バカですよ！大バカです！！｣

歩夢｢そこまで言わなくてもいいよね？！｣

かすみ｢かすみんはさっき歩夢先輩にそう言われたんですよ～！！｣ﾕﾗﾕﾗ

歩夢｢揺らさないで～！！｣

かすみ｢ていうか！最近歩夢先輩に好きって言われた記憶がないのは、歩夢先輩が根性なしだからじゃないですか！？｣

歩夢｢！？｣

かすみ｢そうですよ！かすみんは普段歩夢先輩に好きって言ってるじゃないですか！でも歩夢先輩は言ってくれてませんよね！｣

歩夢｢！｣

かすみ｢歩夢先輩こそ！かすみんのこと、好きじゃないんですか…？｣

歩夢｢好きだよ！｣

かすみ｢ほんとですか…？｣

歩夢｢当たり前だよ！｣

かすみ｢じゃあもう1回好きって言ってほしいなぁ～///｣

歩夢｢……………｣

かすみ｢やっぱ根性なしじゃないですか！｣

かすみ｢もういいですもん！歩夢先輩なんて知りません！｣ﾌﾟｲｯ

歩夢｢なっ！わ、わたしこそかすみちゃんのことなんて知らない！｣

かすみ｢へっ！｣

歩夢｢もう今日は口きいてあげないから！｣

かすみ｢あと10分くらいで日付け変わりますけどね！！｣

歩夢｢…じゃあ明日も口きかないよ？！｣

かすみ｢そ、それはだめです…｣

歩夢｢もう、仕方ないなぁかすみちゃんは｣

歩夢｢ていうかもうそんな時間なんだねぇ｣

かすみ｢楽しい時間はあっという間ですね｣

歩夢｢わたしも今日は楽しかったよ｣

かすみ｢えへへっ｣

歩夢｢もう それじゃそろそろ寝よっか｣

かすみ｢そうですね｣

歩夢｢…電気消すよ｣

かすみ｢はい｣

ﾋﾟｯ

歩夢｢じゃあ、おやすみ かすみちゃん｣

かすみ｢おやすみなさい｣

………………

歩夢｢かすみちゃん｣
かすみ｢歩夢先輩｣

歩夢｢えっ？！どうしたの？｣

かすみ｢いえいえ！歩夢先輩の方こそどうかしたんですか？！｣

歩夢｢いやいや、かすみちゃんの方から言ってよ！｣

かすみ｢あ、ああ…！か、かすみん別に何も言おうとしてなかったんだった！てへっ｣

歩夢｢おバカさんなの？｣

かすみ｢違いますぅ～！歩夢先輩こそ何言おうとしてたんですか！｣

歩夢｢わ、わたし？！…よく考えたらわたしも別に何も言おうとしてなかったんだった！｣

かすみ｢おバカさんじゃないですか！｣

歩夢｢違いますけど～｣

かすみ｢きっ！｣

歩夢｢…ほら、早く寝るよ？｣

かすみ｢わかってますよ…｣

………………

歩夢｢好き！｣ﾊﾞｯ
かすみ｢好きです！｣ﾊﾞｯ

歩夢｢…｣

かすみ｢…｣

歩夢｢ふふっ…あははっ！｣

かすみ｢丸かぶりじゃないですか！｣ｸｽｯ

歩夢｢わたしたちって結構似た者同士なんだねぇ｣

かすみ｢根性なしなところとかですかね？｣

歩夢｢も～かすみちゃん～？｣

かすみ｢冗談ですよぉ～…｣

歩夢｢…｣

かすみ｢…｣

歩夢｢かすみちゃん…｣ｷﾞｭｯ

かすみ｢歩夢先輩…｣ｷﾞｭ

エンダアアアアアアアアアアアアアアア

終わり