【SS】ことり「凛ちゃんと遊園地」

ことり SS


1: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:24:30.44 ID:iHEjBH22.net
クリスマスちょっと前の設定です



うーん。いい天気
ぴゅうっとふく風はとっても冷たいですが、今日はとっても――――お出かけ日和

ことりは今日、凛ちゃんとふたりでお出かけをします
お母さんが皆と一緒に行ってきなさい。って遊園地のチケットをくれたんです

本当はμ'sの皆と一緒がよかったのですが、凛ちゃん以外は皆忙しいみたいで
でも――――今日しかイベントがないから
だからもう、凛ちゃんと楽しもうかなって
 

4: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:37:04.31 ID:iHEjBH22.net
イベントというのはですね、花火のイベントなんです
冬に花火って珍しいですよね
ことりはまだ体験したことがないからとってもドキドキです
きっと冬の空に舞う花火は夏と違った一面を見せてくれると思います

というわけで、駅の前の広場で凛ちゃんと待ち合わせ
なんだかとっても楽しみで―――――実は30分前から待っていたりしています

もふもふがとっても可愛いファーコート
今日の為に新しく用意したおニューです♪
とっても温かくて気持ちいいのですが、手が少し冷えています
 
6: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:44:38.33 ID:iHEjBH22.net
「手袋、してくるんだったなぁ…」
ポツリ呟いてしまいました
少しの後悔
ううん―――――せっかくのお出かけなんですから
楽しくしなくちゃ♪

ほんのり赤くなった手にハァーっと息を吐いて少しだけ、気を紛らわせてみる
うん――――少しだけだけど、暖かくなったかな?
そう思って手を口元から離した時、ぴゅうって風がふいて
 
8: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 21:55:01.11 ID:iHEjBH22.net
ひゃあああああっ
風が余計に冷たく感じちゃいました
どうしよう―――――耐えれないかも。一度取りに帰ろうかな?

そう思った時に
「ことりちゃーん!」
少しだけ顔をあげると、少し遠くに見えた凛ちゃん
「凛ちゃーん。こっちだよー」
手を振って、ことりも気づきました。ってアピール
 
9: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:05:30.51 ID:iHEjBH22.net
ニコニコ笑顔の凛ちゃんがたたたーって走ってきました
思っていたよりその走ってくるスピードは速くて、あっという間にことりの目の前に

「ごめんねー。待った?」
「ううん。大丈夫だよー」

と、待ち合わせの決まり文句を交わして―――――

「それじゃあ―――いこっか?」
「うんっ。今日はとーっても楽しみにしてたニャー」
「ことりもだよー」
 
10: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:14:03.02 ID:iHEjBH22.net
行くとはいいましたが、遊園地の前に軽く駅前のお店を物色
夜まで時間はいっぱいあるのですから、凛ちゃんと一緒にうんと楽しんじゃいます
可愛いお洋服のお店をみつけると、ことりは凛ちゃんを引っ張って中へ――――

凛ちゃん、こういうお店はあんまり来たことないのかな?
辺りを恥ずかしそうに、でも興味津々に見渡して―――――

「凛ちゃん凛ちゃん。これ試着してみて。絶対似合うから」

真っ白のワンピースを手に持ち、凛ちゃんに見せてみる
 
13: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:22:25.73 ID:iHEjBH22.net
>>11
(どう違うかわかりませんが使ってみます)
 
12: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:21:46.40 ID:iHEjBH22.net
一瞬──── わぁ。とっても可愛い
そういう表情を見せた凛ちゃんなんですが

「そ、そういうの凛には似合わないニャ」

そういって手をブンブンと振っちゃうんです
だからことりは────

「着てみないとわからないよ?それにこのお洋服、凛ちゃんにとーっても似合ってると思うんだけどなぁ」

少しだけ目を潤ませて、上目づかいで凛ちゃんを見つめる
 
14: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:27:46.87 ID:iHEjBH22.net
そうです。海未ちゃんや穂乃果ちゃんを落とす──── ことりの必〇技
ことりの必〇技に凛ちゃんは────

「う………うぅ………じゃあ……ちょっとだけ…だよ?」

ふふ、凛ちゃんにも効いちゃいました♪
 
15: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 22:44:45.21 ID:iHEjBH22.net
わぁーそれ可愛い♪
凛ちゃんそれ似合うよー♪
こっちも着てみて────
うんうん。やっぱり──── とっても可愛いよ♪

普段は海未ちゃんを着せ替え人形みたいにしていますが
今日は凛ちゃんが着せ替え人形
時より見せる恥じらいがとても可愛くて────
 
17: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:03:03.74 ID:iHEjBH22.net
──── ああっ。カメラ持ってくればよかったなぁ

ちょっとだけ後悔

──── なんだか今日は後悔が多め
でも後悔するってことは
その分幸せに感じる出来事がたくさんあるって事だから──── ことりはこれで満足です♪

「凛ちゃん気にいったのあった?」

「え?な、ないよ…?」

どうやらあるみたいです
 
18: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:15:50.72 ID:iHEjBH22.net
凛ちゃんが今まで試着した洋服で一番反応のよかったのは────

「ことりは──── これが一番可愛いし似合ってたと思ったなー」

少し大人びたワインレッドのカーディガン
純白のシャツに甘ーいキャラメル色のロングスカート

もう一度着てみて。ってお願いをして着てもらい確信します
 
19: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:22:41.43 ID:iHEjBH22.net
凛ちゃんには少し大人びた雰囲気の洋服が似合う

「うん。これいいよ!凛ちゃんこれ絶対似合うよ!μ'sの衣装担当が言うんだから間違いなしだよ!」

ことりが褒める度に、だんだんと紅くなっていく凛ちゃんの顔
鏡に写った自分の顔を見て、更に紅くなっちゃう凛ちゃんをなんだかちょっと──── イジワルしちゃいそうです

「んと………これにするね?」

とても恥ずかしそうにお洋服を持った凛ちゃんはさささっと小走りでレジの方まで────
なんだかこう言っちゃうのも変な気がするけど──── ごちそうさまでした♪
 
20: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:23:43.00 ID:iHEjBH22.net
用事が済んだのでペースあげあす
 
21: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:27:54.19 ID:iHEjBH22.net
凛ちゃんとのお買い物は思ったより時間を使っちゃってたみたい
日もだいぶ昇っちゃってます。でも──── とっても充実していて
今日はもうこれでいいかも──── なんて思っちゃったり

「うひゃあ──── さむいっ!」

お店を出ると冷たい風がぴゅうぴゅうって
お店の室温に慣れていた体にはとても厳しくて少しだけ涙目になっちゃいました
 
22: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:32:05.69 ID:iHEjBH22.net
「あれ?ことりちゃん手袋してないの?」

「え?あ、うん。家に忘れちゃって……」

お店でいいのがあったら買おうかなって思っていたけど
凛ちゃんのお洋服選びに夢中で──── 忘れちゃっていました

凛ちゃんはなーんだ!って言いながら自分のつけている手袋を片方外して

「はい、ことりちゃんつけて」

ってことりに差し出して────
 
23: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:37:20.20 ID:iHEjBH22.net
「え?――――えっ?」
凛ちゃんの行動は――――突拍子のなくて少し混乱しちゃって

「ほーら。凛とことりちゃんが片手につけて―――――」

「こう。手袋のない方の手を握りあえば、ふたりとも両手が温かだニャ」

そっか。ぎゅって握った凛ちゃんの手がとても温かい♪

うん――――――これなら大丈夫かも
 
24: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:43:00.70 ID:iHEjBH22.net
コトンコトン────
お買い物袋を駅のコインロッカーに預けて、電車に揺られて30分
途中バスに乗り換えてお昼過ぎになりましたが無事、目的の遊園地に到着しました

冬休みに入ったからなのか、それとももうすぐクリスマスだからなのか
あまり大きくない遊園地にはたくさんの人がいて────
なんだか楽しい雰囲気がたくさん伝わってきます

「わぁー!人がたーっくさん!」

凛ちゃんが歓喜の声を漏らしてます
 
25: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:48:13.50 ID:iHEjBH22.net
ことりもとても楽しみなのですが、ふいに
あれ――――――もしかしたらアトラクションの待ち時間結構あるかも
そんな不安をしり目に

「ことりちゃん早く入ろうよー。入っていろんなアトラクションで遊びたいニャ!」

ぐい―――――突然走り出す凛ちゃん
電車に乗る前から繋いだままの右手は小さな凛ちゃんに引っ張られるように――――
きゃあああ
そんなに引っ張ったら転んじゃうよー
 
26: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:52:38.10 ID:iHEjBH22.net
――――☆――――

「あー楽しかったねー」

メリーゴーランドにジェットコースター。お化け屋敷にコーヒーカップに観覧車に――――
一通り廻ったことりたちはベンチに座って休憩中
ほぼ止まることなく、連続で様々なアトラクションに乗ったので
ことりはもうヘトヘトです

「それにしても運がよかったね。凛たちが行く所、ちょうど列がなくなってて」

ホント――――不思議な事もあるもんですね
そうだね。と笑顔でお返事して、ふっと深呼吸
 
27: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/22(水) 23:58:12.94 ID:iHEjBH22.net
「あ、ごめんね。もしかして疲れちゃった?凛何か飲み物買ってくるね?」

ことりを気遣ってくれて、たたたっと売店に駆け出した凛ちゃん
ダメな子だなぁ――――凛ちゃんに心配かけちゃった
でも凛ちゃんのその優しがとっても嬉しかったりします

「ふふ、今日はなんだかとっても幸せだなぁ」

ぼそっと呟いてしまいました。幸せが口から零れ落ちてます♪
 
28: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:03:02.09 ID:8hiPbaUV.net
びゅううっ!
突然にふいた突風に肩をすくめて──── 忘れていました。今は真冬だってこと
凛ちゃんとふたりでアトラクションを巡っているときは寒さなんて感じなかったのに
凛ちゃんがいなくなった途端──── 冬を思い出して
なんだか凛ちゃんは冬を忘れさせてくれる妖精さんみたい

あ、妖精さんが戻ってきました

「おまたせ。あったかなココアでよかったかな?」

お礼を言って、ココアを一口
 
29: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:08:10.79 ID:8hiPbaUV.net
うん──── やっぱり凛ちゃんってば、冷たくて寒い冬を忘れさせて、温かな春を呼んでくれるそんな妖精さんみたい
妖精さんもココアを飲みながら

「花火、そろそろかなー?」

ことりにもたれかかりました。あったかい♪
そんな感想しか出ませんでしたが

「きっともうすぐだよ?もう少し、ここにいよっか?」

寄りそう妖精さんの温もりがとても好きになっちゃいました
結局、そこでお喋りをしていると花火のイベントが始まってしまいました────
 
30: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:14:10.14 ID:8hiPbaUV.net
――――☆――――


「あれー?帰りのバスもうないよー?」

不覚でした
イルミネーションを楽しんで凛ちゃんとちょこっとお話しに花を咲かせていたら最終バスが行ってしまうなんて────
何度も何度も凛ちゃんに謝りますが、凛ちゃんは笑顔で

「ううん。大丈夫だニャ!凛、こういう経験したことないけど、きっと大丈夫!」

「だってことりちゃんとふたりなんだもん!怖くもなんともないニャ」
 
31: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:19:54.21 ID:8hiPbaUV.net
それに―――もっとことりちゃんとお話しがしたいし
なんて、くすくすと笑いながら言っちゃう凛ちゃんにことりは救われました
不思議な事に、ことりも凛ちゃんとなら怖いとか不安だとか、そういう感情湧いてこないんです

不思議って言ったら失礼かな?
とにかくっ、この絶体絶命のピンチな状況もなんとかなりそうです

さぁ、朝までお喋り大会の開催ですっ―――――という訳にもいかないようで
お母さんから電話がかかってきました
 
32: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:24:34.34 ID:8hiPbaUV.net
お仕事の関係で近くまで来ていたみたいで、ことりと凛ちゃんはお母さんの乗ってきた車で帰宅する事になりました
ちょっと残念な気もしますが、お母さんありがと♪

ゴト──── ゴト────

昼間あんなにはしゃいでいたからかな?
時より揺れる車内がまるでゆりかごのような気持ちよさで眠ってしまっていたみたいです

気がづいたら家の近くまできていました
 
33: ◆UFNnDwMYPk (湖北省)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 00:28:47.64 ID:8hiPbaUV.net
うーん……帰りの車内もたくさんお話しをしたかったので、眠ってしまった事に少し後悔です
あぁ……もっとお話ししたかったなぁ
凛ちゃんの家の前で凛ちゃんとお別れの挨拶をして、お母さんと一緒に家に帰りました


──── お母さんがすごく上機嫌なのが少し気になっちゃいました
何度も何度もお母さんに上機嫌な訳を聞いてもはぐらかされてばかり
なんだか気になっちゃう


結局、お母さんの上機嫌な理由なんですが
お母さん、ことりと凛ちゃんの写真撮ってたみたい

ふたり仲良くもたれ合いって、気持ちよさそうに、幸せそうに眠っている写真がお母さんの書斎で見つかったのは
年が明けてからのことでした



おしまい
 

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1441186928/

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